JP2013168703A - 携帯端末、及び画面制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画面表示の消費電力を適切に抑制すること。
【解決手段】画像データを表示する画像表示部と、画像データの平均輝度を算出する平均輝度算出部と、平均輝度が所定の値より大きい場合に画像データの輝度成分を反転した画像データを画像表示部に表示させる画像表示変更部と、を備える。上記の構成により、色相を変えずに、輝度成分のみを反転することで、消費電力を適切に抑制するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末、及び画面制御方法に関する。特に、本発明は、画面表示の消費電力を抑制する技術に関する。
近年、携帯端末では、充電することなく連続して使用できる時間が長いことが望まれており、画像表示部における消費電力の抑制が要求されている。携帯端末のディスプレイとして、液晶表示方式、EL(Electro Luminescence)表示方式などが、知られている。このうち、最も使用されている液晶表示方式において、消費電力の要因として、バックライトによる消費電力と液晶駆動による消費電力が考えられ、それぞれの消費電力を抑制する方式が考案されている。
例えば、ユーザが所定の時間以上携帯端末を操作しない場合に、バックライトの光量を落とすように制御し、バックライトによる消費電力を抑制する方法が知られている。
また、特許文献1には、EL表示方式において、画面表示する画像の配色を測定し、該測定の結果、該画像に所定の色相が所定の比率以上含まれている場合に、該画像の色相反転を行う画面制御方法が開示されている。例えば、所定の色相として「白」を設定し、白が50%以上含まれている場合に、色相反転を行って「黒」で表示させることにより、ELデバイスの消費電力を大幅に抑制することができる。
特開2007−60666号公報
以下の分析は、本発明により与えられる。
特許文献1に開示された画面制御方法では、元の画像データが白を多く含んでいる場合には反転することにより黒になるため、消費電力を抑制することが可能である。しかしながら、一般的な画像データでは、必ずしも白などの特定色を多く含んでいるとは限らないため、任意の画像に対して適用することができないという問題がある。
また、輝度が大きい様々な画像に対して、色相反転の適用を検討してみると、元の画像の輝度が大きい場合であっても、色相反転することにより、逆に消費電力が大きくなってしまうケースがあることが分かった。
従って、色相反転を適用した場合、液晶方式の場合には、液晶駆動による消費電力を適切に抑制することができないという問題がある。また、EL方式の場合においてもELデバイスの消費電力を適切に抑制することができないという問題がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、消費電力の抑制が適切に行われるように、画像の反転表示を行うことを課題とする。
本発明の第1の視点による携帯端末は、以下の構成要素を含む。すなわち、画像データを表示する画像表示部を含む。また、前記画像データの平均輝度を算出する平均輝度算出部を含む。さらに、前記平均輝度が所定の値より大きい場合に前記画像データの輝度成分を反転した画像データを前記画像表示部に表示させる画像表示変更部を含む。
本発明の第2の視点による画面制御方法は、以下のステップを含む。すなわち、画像データの平均輝度を算出する平均輝度算出ステップを含む。また、前記平均輝度が所定の値よりも大きいか否かを判定する平均輝度判定ステップを含む。また、前記平均輝度が前記所定の値よりも大きいと判定された場合に、前記画像データの輝度成分を反転する輝度反転ステップを含む。さらに、前記画像データを表示する画像表示ステップを含む。
本発明の携帯端末によれば、高輝度の画像に対して輝度成分のみを反転するようにしたから、消費電力の抑制を適切に行うことができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の画像信号変換部を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の画面制御の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る携帯端末の画面表示を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯端末の画像信号変換部を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る携帯端末の画面制御の動作を示すフローチャートである。 本発明に関連した比較例の画像信号変換部を示すブロック図である。 本発明に関連した比較例の画像信号変換部を説明するための図である。
まず、本発明の一実施形態の概要について説明する。なお、実施形態の概要の説明において付記した図面参照符号は専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明の一実施形態における携帯端末は、図1または図2のいずれかに示すように、以下の構成要素を含む。すなわち、画像データ26を表示する画像表示部28を含む。また、画像データ26の平均輝度Yavを算出する平均輝度算出部12を含む。さらに、平均輝度Yavが所定の値より大きい場合に画像データの輝度成分Yを反転した画像データ(輝度成分Yinv、色差成分(U,V))を画像表示部28に表示させる画像表示変更部22を含む。
上記の構成により、平均輝度Yavが大きい場合に、色相を変えずに、輝度成分のみを反転するようにしたので、RGB成分で画像データを反転した際に生じる弊害を回避することができる。これにより、任意の画像データに対して、適切に消費電力を抑制することが可能になる。
また、図1または図2のいずれかに示すように、操作入力が所定の時間以上ない場合に、省電力モードに遷移させるモード設定部38をさらに備え、画像表示変更部22は、省電力モード時であり、且つ平均輝度Yavが所定の値より大きい場合に、画像データ26の輝度成分Yを反転した画像データ(輝度成分Yinv、色差成分(U,V))を画像表示部28に表示させることが好ましい。
また、画像表示変更部22は、通話状態で、且つ平均輝度Yavが所定の値より大きい場合に、画像データ26の輝度成分を反転した画像データ(輝度成分Yinv、色差成分(U,V))を画像表示部28に表示させるようにしてもよい。
また、画像表示変更部22は、平均輝度Yavが所定の値より大きい場合に、輝度成分Yと2つの色差成分(U,V)で表された画像データに対して、画像データの輝度成分Yを反転した後(反転後はYinvに相当)、画像データをRGB成分に変換して(YUV−RGB変換部20による)、画像表示部28に供給するようにしてもよい。
また、画像表示部28は、図2に示すように、画素毎に透過率を制御可能な液晶パネル30と、透過率を制御する液晶パネル駆動部32と、を有している構成であってもよい。
本発明の一実施形態における画面制御方法は、図3に示すように、以下のステップを含む。すなわち、画像データ(図2の26)の平均輝度Yavを算出する平均輝度算出ステップS7を含む。また、平均輝度Yavが所定の値よりも大きいか否かを判定する平均輝度判定ステップS8を含む。また、平均輝度Yavが所定の値よりも大きいと判定された場合(ステップS8でYesの場合)に、画像データ(図2の26)の輝度成分Yを反転する輝度反転ステップS9を含む。さらに、画像データ(図2の26)を表示する画像表示ステップ(S6、S11)を含む。
また、上記画面制御方法において、図3に示すように、操作入力が所定の時間以上ない場合(ステップS2による)に、省電力モードに遷移させるモード設定ステップS3をさらに含み、輝度反転ステップS9は、省電力モード時であり、且つ平均輝度Yavが所定の値よりも大きいと判定された場合(ステップS8でYesの場合)に、画像データ(図2の26)の輝度成分Yを反転する(ステップS9)ことが好ましい。
また、上記画面制御方法において、図1、図3に示すように、輝度反転ステップS9は、平均輝度Yavが所定の値より大きいと判定された場合(ステップS8でYesの場合)に、輝度成分Yと2つの色差成分(U,V)で表された画像データ26に対して、画像データの輝度成分Yを反転した後(ステップS9)、画像データをRGB成分に変換する(ステップS10)ようにしてもよい。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して詳しく説明する。
[第1の実施形態]
(第1の実施形態の構成)
図2は、第1の実施形態に係る携帯端末において、本発明に関連する箇所を示すブロック図である。図2において、携帯端末1は、画像表示部28と、記憶部24と、制御部36と、操作部42と、送受信部40と、アンテナ44を備えている。
画像表示部28は、画素毎に透過率を制御可能な液晶パネル30と、バックライト34と、液晶パネル駆動部32とを有している。本実施形態の液晶パネル30は、動画表示特性に優れたTFT−LCD(Thin Transistor Liquid Crystal Display)を用いている。但し、本発明は、TFT−LCDに限定されず、STN−LCD(Super Twisted Nematic Liquid Crystal Display)に対しても適用可能である。
液晶パネル駆動部32は、液晶パネル30の画素毎の透過率を画像信号変換部10が供給する(R0、G0、B0)信号に基づいて、制御する。液晶パネル30に用いられる偏光フィルムの配置は、ノーマリー・ブラック・モード(NBモード)である。NBモードの場合には、液晶パネル駆動部32が液晶パネル30に印加する電圧が、無印加状態の場合で黒表示となる。従って、NBモードの場合には、黒を表示するときには、ほとんど電力を消費せず、白を表示するときには、消費電力が大きくなる。
また、液晶パネル30は、カラー液晶パネルでRGBの画素で構成されており、(R0、G0、B0)信号に基づいて画像表示を行う場合、RGBの各画素を駆動した時の消費電力は、RGBの各信号値に比例する。但し、RGBの各信号値と消費電力は単調に増加する、などの、線形な関係でなくても、一部に逆特性(信号値が増加するときに駆動電流が減少する)が出ない条件であれば、後述する本発明による消費電力の抑制効果は得られる。
バックライト34の光量は、図2に示すように、制御部36により制御可能に構成され、画面内の最大輝度が低い画像を表示するとき、或いは省電力モードで表示するときなどに、バックライト34の光量を落とすことにより、消費電力を削減することが可能である。
画像表示部28で消費される電力は、上述した、液晶パネル30のRGBの各画素を駆動する際に消費される電力とバックライト34で消費される電力の和になる。本発明は、上記2つの要因のうち、液晶パネル30のRGBの各画素を駆動する際に消費される電力(以降、「液晶駆動による消費電力」とも言う)を抑制するための技術を開示するものである。
次に、記憶部24は、制御部36で動作する各種プログラムやデータ、画像表示部28で画面表示する画像データ(26、27など)を格納するメモリである。図2では、YUV型式の画像データ26が、画像表示部28に表示される画像として選択され、制御部36の画像信号変換部10に入力される状態を示している。
次に、制御部36は、携帯端末1の全体を制御する機能を果たすものであり、不図示のCPU(Central Processing Unit)を有している。上記CPUは、記憶部24に格納されたプログラムを動作する。
さらに制御部36は、モード設定部38と画像信号変換部10を有している。モード設定部38は、携帯端末1の動作モードを設定する機能を果たしている。携帯端末1は通常モードと省電力モードの2つの動作モードを有している。携帯端末1には、工場出荷時に、省電力モード可/不可の設定が、予め、書き込まれている。携帯端末1を所有するユーザは、省電力モード可/不可の設定を操作部42により変更することができる。省電力モード可に設定されている場合には、ユーザによる操作入力が所定の時間(N秒)以上ない場合に、モード設定部38は、動作モードを通常モードから省電力モードに遷移させる。一方、省電力モード不可に設定されている場合には、常に通常モードとして動作する。また、上記N秒の設定についても、工場出荷時にディフォルト値が書き込まれているが、ユーザは操作部42により変更することができる。
そして、省電力モードに遷移した場合には、画像信号変換部10において、画像の平均輝度に基づいて、画像データの輝度成分を反転する処理を行う(詳細は後述)。
また、図2において、送受信部40は、アンテナ44を介して通話やメールを送受信する機能を果たしている。
次に、画像信号変換部10について、図1を参照しながら詳細に説明する。図1は画像信号変換部10を示すブロック図である。画像信号変換部10は、図2では、制御部36のCPUで動作するソフトウェアである。但し、画像信号変換部10の一部又は全部を、専用LSIによるハードウェアで構成するようにしてもよい。
画像信号変換部10に入力される画像データ26は、YUVフォーマットである。但し、YUVフォーマットに限定されず、輝度成分と2つの色差成分で表される任意のフォーマットの信号が適用可能である。YUVフォーマットの(Y、U、V)信号とRGBフォーマットの(R、G、B)信号の関係は、式(1)〜(3)によって表される。

Y = 0.299R + 0.587G + 0.114B 式(1)
U = −0.169R − 0.331G + 0.500B 式(2)
V = 0.500R − 0.419G − 0.0081B 式(3)
図1に示すように、画像信号変換部10は、平均輝度算出部12と、平均輝度判定部14と、輝度反転処理部16と、スイッチ18と、AND回路2と、YUV−RGB変換部20とを備えている。まず、平均輝度算出部12は、画像データ26の輝度成分Yの平均輝度Yavを算出する。ここで、全ての画素の平均を行う代わりに、演算量を減らすために、所定の間引き率で間引いた画素に対してのみ、平均を行うようにしてもよい。
平均輝度判定部14は、平均輝度算出部12によって算出された平均輝度Yavに基づいて、画像データ26が高輝度であるか否かを判定している。具体的には、所定の値Y_thを予め設定しておき、平均輝度YavがY_thより大きいか否かを判別する。平均輝度YavがY_thより大きい場合には、判定結果C1を1にし、そうでない場合には判定結果C1を0にする。
輝度判定処理部16は、画像データ26の輝度成分Yを反転し、反転した輝度成分Yinvを出力する。以下の式(4)で表される。

Yinv = 255−Y 式(4)

但し、輝度判定処理部16の変換特性は、式(4)の場合に限定されず、単調減少する特性であればよく、非線形な特性を有していても良い。
AND回路2は、平均輝度判定部による判定結果C1と、モード設定部38が設定した動作モードを入力する。そして、判定結果C1が1(すなわち、平均輝度Yav>Y_thの場合)で、且つ省電力モード時である場合に、AND回路2はHighレベルを出力する。
スイッチ18は、AND回路2の出力がHighレベルのときに、輝度反転処理部16の出力Yinvを出力し、それ以外に場合には、反転していない元の輝度成分Yを出力する。これにより、スイッチ18の出力Y’は、入力した画像データ26が高輝度の場合には、画像データ26の輝度成分Yを反転したYinvになり、それ以外の場合には、画像データ26の輝度成分Yになる。
ここで、例えば、所定の値Y_thを最大輝度の半分である128に設定すると、平均輝度が最大輝度の半分より大きい場合に、輝度を反転することにより、平均輝度を、常に最大輝度の半分より小さくなるようにすることができる。従って、Y_thは最大輝度の半分である128に設定することが好ましい。
一方、画像データ26の(U、V)成分は、反転しない。このように、色差信号は反転せずに保持することで、画像の色相が反転しないようにすることができる。そして、その後、YUV−RGB変換部20によって、YUVフォーマットの信号をRGBフォーマットの(R0、G0、B0)信号に変換する。YUV−RGB変換部20の変換式は、式(1)〜(3)をR、G、Bについて解くことによって得られ、以下の式(5)〜(7)で表される。そして、得られた(R0、G0、B0)信号は、液晶パネル駆動部32へ供給される。

R = 1.000Y + 1.402V 式(5)
G = 1.000Y − 0.344U − 0.714V 式(6)
B = 1.000Y + 1.772U 式(7)
(第1の実施形態の動作)
次に、第1の実施形態の動作について、説明する。図3は、第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。携帯端末1のユーザは、YUVフォーマットの画像データ26を待ち受け画像として使用している場合を想定する。また、ユーザは、携帯端末1の操作部42で、「省電力モード可」の設定と、所定の時間N秒の設定と、を予め行ってあるものとする。
まず、制御部36は、携帯端末1が通話中であるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1でYesと判定された場合、ユーザは通話中であり、表示画面を観察していないため、動作モードに関わらず、ステップS7にジャンプし、以降は、省電力モードと同じ処理を行う。
一方、ステップS1でNoと判定された場合には、次に、操作部42において、ユーザが操作後、N秒間以上経過したか否かを判定する(ステップS2)。ステップS2でNoと判定された場合には、携帯端末1はユーザによって操作中の状態であると見做し、通常モードに設定する(ステップS4)。そして、画像データ26の(Y、U、V)信号に対し、YUV−RGB変換により(R0、G0、B0)信号を生成し(ステップS5)、画像表示部28に表示する(ステップS6)。
一方、ステップS2においてYesと判定された場合には、省電力モードに設定する(ステップS3)。次に、画像データ26の輝度成分Yの平均輝度Yavを算出する(ステップS7)。そして、ステップS7で算出した平均輝度Yavが所定の閾値Y_th(128が設定されているものとする)よりも大きいか否かを判定する(ステップS8)。ステップS8でNoと判定された場合には、無変換とし、ステップS10にジャンプする。一方、ステップS8でYesと判定された場合には、画像データ26の輝度成分Yを反転し、Yinvを生成する(ステップS9)。ステップS8〜S9により生成された輝度信号を、図1のように、Y’とする。
そして、(Y’、U、V)信号をYUV−RGB変換し、(R0、G0、B0)信号を得る(ステップS10)。そして、(R0、G0、B0)信号を画像表示部28に供給し、画像表示を行う(ステップS11)。
次に、図4に第1の実施形態の画像信号変換部10で得られた輝度成分の一例を示す。画像データ26は画面全体が緑色相の画像であり、図4(A)は、その輝度成分Yを示している。この画像の平均輝度Yavは137であり、Y_th=128より大きいので、高輝度の画像であると判定され、図4(B)に示すように輝度成分は反転処理され、Yinvが生成される。この輝度反転処理により、Yinvの画面平均は119に低下する。一方、色差成分(U、V)は変換しないので、YUV−RGB変換部20により(R0、G0、B0)に変換した画像信号は、色相は変えずに、輝度成分のみを137から119に低下させた画像信号になる。
また、画像データ26は、待ち受け画像として使用されており、日付、時刻を示す文字「2/6 MON 16:45」が重ねて表示されている。ユーザは、輝度成分が反転した場合、黒文字から白抜け文字に変化するが、文字と背景のコントラストは維持されているため、図4(B)の画面からも、文字情報を認識することができる。従って、省電力モード時であっても、図4(B)の画像から、日付や時刻などの情報を得ることができる。また、ユーザは元の図4(A)の画像に表示を戻したい場合には、操作部42で何らかの操作を行うことにより、容易に図4(A)の画面に戻すことができる。
(比較例)
次に、本発明に関連する比較例について説明する。特許文献1に記載された方法は、白などの特定色を多く含んでいる場合に適用することが可能であるが、一般的な画像データでは、設定したある特定の色が多く含まれているとは限らないため、任意の画像に対して適用することができない。そこで、例えば、画像の平均輝度が高輝度であるか否かを判別条件とし、高輝度であると判別した場合に画像データの反転を行うことにより、反転後の画像を低輝度にして、消費電力を抑制する方法が考えられる。本比較例は、色相反転を、画像の平均輝度による判別条件に基づいて行うようにしたものである。
以下に、比較例では、画像によっては液晶駆動による消費電力が却って増加してしまう問題が生じること、について詳細に説明する。
図7は、本発明に関連した比較例の画像信号変換部60を示すブロック図である。画像信号変換部60の画像信号変換部10(図1)に対する差異は、画像データの反転処理をRGB成分に対して行っている点である。具体的には、図7に示すように、まず、YUVフォーマットの画像データ26をYUV−RGB変換部64で(R、G、B)信号に変換する。平均輝度算出部12と平均輝度判定部14によって判定結果C1を出力する部分は、第1の実施形態と同じである。YUV−RGB変換部64の出力(R、G、B)信号は、RGB反転処理部61によって、各々が反転されて、(Rinv、Ginv、Binv)信号が生成される。そして、判定結果C1が1の場合(すなわち、平均輝度YavがY_thより大きい場合)には、スイッチ63は、(Rinv、Ginv、Binv)信号を出力し、それ以外の場合には、(R、G、B)信号をそのまま出力する。
上述した比較例の画像信号変換部60では、平均輝度YavがY_thより大きい場合には、RGB成分がそれぞれ反転されるので、色相も反転される。例えば、白は黒に、黒は白に、赤はシアンに、緑はマゼンタに、青は黄色に、シアンは赤に、マゼンタは緑に、黄色は青に変換される。
ここで、比較例において、液晶駆動による消費電力が却って増加してしまう具体例を示す。例えば、元の画像データが(0、255、0)の緑の場合を想定する。この場合、高輝度であると判別され、RGBの各色を反転させると(255、0、255)のマゼンタになる。このように、元の画像では、Gチャネルのみが最大発光であるのに対して、反転後の画像では、Rチャネル及びBチャネルが共に最大発光することになり、反転後の画像のほうが、却って消費電力が増加してしまうという弊害が生ずる。
次に、このような極端な例ではなく、一般的な画像の場合においても同様の問題が生じることを示す。図8は、図4の画像と同じであり、画像全体が緑色相からなる自然風景を撮像した画像である。図8(a)〜(b)は、そのR成分、G成分、B成分をそれぞれ示している。また、図8(d)〜(f)は、図8(a)〜(b)の各成分を反転した画像を示している。
図8の画像は、前述したように平均輝度Yavは137であり、Y_th=128よりも大きいため、高輝度画像と見做されて、反転処理される。
図8(a)〜(c)のRGB成分の画面平均値は(118、164、47)である。一方、図8(d)〜(f)の(Rinv、Ginv、Binv)の画面平均値は(137、91、208)である。反転前後のRGBの平均値が、液晶駆動による消費電流に比例するとすれば、反転前は(R+G+B)/3=110であるのに対し、反転後は(Rinv+Ginv+Binv)/3=145である。従って、反転することにより、RGBの平均値は110から145に増加し、液晶駆動による消費電流が増加する弊害が生じていることが分かる。
この原因は、主に、図8(f)に示すように、反転後のB成分(Binv)が大きくなったことによる。この画像のように、元の画像データ26のB成分が低く、且つ輝度が高い場合に、画像データを反転すると、反転後の画像は、輝度が低くなるものの、B成分が大きくなってしまい、反転前後のRGB3チャネルの信号を平均して比較した場合に、消費電力が増加してしまうという現象が生じる。
このように、比較例の方法は、任意の画像に適用した場合、液晶駆動の消費電力を抑制することができない場合がある。
一方、第1の実施形態では、色差成分(U、V)を変更せずに、輝度成分のみを反転するようにしたから、色相は反転されずに、輝度成分のみを低下させることができる。従って、比較例のように、色相が反転されたことにより、画像データによっては消費電力が増加してしまう弊害が生じる問題を回避することができるという効果が得られる。これにより、任意の画像に対して液晶駆動による消費電力を抑制することが可能な携帯端末を提供することが可能になる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る携帯端末は、図2の画像信号変換部10を、図5に示す画像信号変換部50に置き換えた構成になり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。また、図5に示す画像信号変換部50は、RGBフォーマットの画像データ27を処理するように構成されている。
図5を図1と比較すると分かるように、図5では、RGBフォーマットをYUVフォーマットに変換するために、初段にRGB−YUV変換部23を新たに設けている点が異なっている。また、YUV−RGB変換21が、(Yinv、U、V)を(R’、G’、B’)信号に変換している点と、スイッチ19が、画像データ27の(R、G、B)と(R’、G’、B’)を選択するように構成した点が異なっている。
図5に示す構成により、入力された画像がRGBフォーマットの場合に処理可能なことが分かる。
図6は、第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。図6を図3と比較すると分かるように、図6では、入力画像がRGBフォーマットであるため、図3のステップS5は不要になり、削除している。また、図6は、図3に対してステップS12を追加している。入力画像がRGBフォーマットであるため、平均輝度Yavの算出や輝度成分の反転処理に先立って、YUVフォーマットに変換しておく必要があるためである。その他のステップについては、図3と同じであるため、説明は省略する。
尚、図5において、RGB−YUV変換部23により、RGBフォーマットをYUVフォーマットに変換しているが、変換先の信号フォーマットはYUVに限定されず、輝度成分と2つの色差信号からなる任意の信号を使用することが可能である。例えば、公知のYCbCr信号や、L*a*b*信号などを使用してもよい。
さらには、式(8)〜(10)に示すような(Y1、C1、C2)信号を使用してもよい。

Y1=k1・R + k2・G + k3・B 式(8)
C1=k4(B−Y1) 式(9)
C2=k5(R−Y1) 式(10)

ここで、k1〜k5は、係数である。式(8)〜(10)は、YUV信号をより一般化したものであり、係数k1〜k5をある値におくとYUVの定義と等しくなる。係数k1〜k5の値は、YUVで定義された値に限定する必要はない。特に、液晶駆動による消費電力を最小化するという観点で、係数k1〜k5最適化して設定すれば、より適切に液晶駆動による消費電力を抑制することができる可能性がある。また、RGB−YUV変換部23を式(8)〜(10)に示す式で変換した場合には、YUV−RGB変換部21は、式(8)〜(10)を逆変換した式(すなわち、式(8)〜(10)をR、G、Bについて解いた式)で変換すればよい。
以上説明したように、第1及び第2の実施形態によれば、携帯端末で画像表示を行う際に、液晶駆動による消費電力を適切に抑制することができる。具体的には、第1及び第2の実施形態によれば、比較例の構成で色相が反転されることにより、液晶駆動による消費電力が増加してしまう弊害を回避することができる。
また、第1及び第2の実施形態では、携帯端末の場合について例示したが、液晶パネルを駆動する方式の画像表示部を備えた様々な電子機器に適用することも可能である。
本発明によれば、ユーザが操作していない場合やユーザが画面を観察していない場合に、表示画像が高輝度のときに輝度成分を反転させることにより、液晶駆動による消費電力を抑制することができる。従って、本発明は、携帯電話機、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Data Assistants:携帯情報端末)、ゲーム機、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC等、液晶パネルを画面表示に使用する装置において、消費電力を抑制するのに、適用することができる。
なお、本発明の全開示(請求の範囲及び図面を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲及び図面を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1:携帯端末
2:AND回路
10、50、60:画像信号変換部
12:平均輝度算出部
14:平均輝度判定部
16:輝度反転処理部
18、19、63:スイッチ
20、21、64:YUV−RGB変換部
22、25、62:画像表示変更部
23:RGB−YUV変換部
24:記憶部
26、27:画像データ
28:画像表示部
30:液晶パネル
32:液晶パネル駆動部
34:バックライト
36:制御部
38:モード設定部
40:送受信部
42:操作部
44:アンテナ
61:RGB反転処理部

Claims (8)

  1. 画像データを表示する画像表示部と、
    前記画像データの平均輝度を算出する平均輝度算出部と、
    前記平均輝度が所定の値より大きい場合に前記画像データの輝度成分を反転した画像データを前記画像表示部に表示させる画像表示変更部と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 操作入力が所定の時間以上ない場合に、省電力モードに遷移させるモード設定部をさらに備え、
    前記画像表示変更部は、前記省電力モード時であり、且つ前記平均輝度が前記所定の値より大きい場合に、前記画像データの輝度成分を反転した画像データを前記画像表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記画像表示変更部は、通話状態で、且つ前記平均輝度が前記所定の値より大きい場合に、前記画像データの輝度成分を反転した画像データを前記画像表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  4. 前記画像表示変更部は、前記平均輝度が前記所定の値より大きい場合に、輝度成分と2つの色差成分で表された前記画像データに対して、前記画像データの輝度成分を反転した後、前記画像データをRGB成分に変換して、前記画像表示部に供給することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  5. 前記画像表示部は、画素毎に透過率を制御可能な液晶パネルと、
    前記透過率を制御する液晶パネル駆動部と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の携帯端末。
  6. 画像データの平均輝度を算出する平均輝度算出ステップと、
    前記平均輝度が所定の値よりも大きいか否かを判定する平均輝度判定ステップと、
    前記平均輝度が前記所定の値よりも大きいと判定された場合に、前記画像データの輝度成分を反転する輝度反転ステップと、
    前記画像データを表示する画像表示ステップと、
    を含むことを特徴とする画面制御方法。
  7. 操作入力が所定の時間以上ない場合に、省電力モードに遷移させるモード設定ステップをさらに含み、
    前記輝度反転ステップは、前記省電力モード時であり、且つ前記平均輝度が前記所定の値よりも大きいと判定された場合に、前記画像データの輝度成分を反転することを特徴とする請求項6に記載の画面制御方法。
  8. 前記輝度反転ステップは、前記平均輝度が前記所定の値より大きいと判定された場合に、輝度成分と2つの色差成分で表された前記画像データに対して、前記画像データの輝度成分を反転した後、前記画像データをRGB成分に変換することを特徴とする請求項6に記載の画面制御方法。
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US9711040B2 (en) 2014-03-14 2017-07-18 Omron Corporation Wireless control terminal, wireless control apparatus for controlling control target, and emergency stop control program

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