JP2013167468A - 圧力センサとその製造方法 - Google Patents

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▲靖▼之 服部
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Abstract

【課題】本発明は、接着剤が圧力導入孔を塞ぐことを防止する圧力センサとその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】圧力に感応するダイヤフラム2aと、ダイヤフラム2aに対向する接着部3と、接着部3を貫通する圧力導入孔3aとを有し、接着部3のダイヤフラム2aと反対側に位置する底面が、圧力導入孔3aが配置される第1面3cと、第1面3cを囲んで設けられる第2面3dと、からなると共に、第1面3cが第2面3dから凸設されてなり、第1面3cの外周3f及び第2面3dの内周3gが、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線である圧力センサ1。
【選択図】図2

Description

本発明は、接着剤を用いて半導体チップを基板に接合する技術に係わり、特に圧力導入孔を有する圧力センサを基板部材に接合する技術に関する。
特許文献1に開示される発明では、図17に示すように、中央に薄肉状のダイヤフラム303aが形成されるセンサチップ303が、ダイボンド材305によって厚膜基板301に接合される。この時、センサチップ303は、厚膜基板301上に設けられる凸部材301c上に載置されて接合される。
図18に、凸部材301cの矩形状の内周面301dを、平面視で、センサチップ303の内端部303bより0.1mm以上外側に設けた場合の平面図を示す。このように、内端部303bより内周面301dを外側に設けることで、センサチップ303の内端部303b側に庇303cを形成し、ダイボンド材305がダイヤフラム303aの近傍に這い上がるのを防止している。
また、図19には、庇303cに加えて、凸部材301cに、その内周面301dを囲むように溝部301eを凹設した場合の平面図を示す。図19に示すように、溝部301eの外周面及び内周面は平面視で矩形状に形成されている。このように、溝部301eを設けることで、ダイボンド材305がダイヤフラム303aの近傍に這い上がるのを防止している。
特許文献2に開示される発明では、図20に示すように、半導体チップ403が、能動面403aを上に向けた状態で、接着剤405を用いて実装基板401に接着される。このとき、半導体チップ403を搭載するときの加重や熱処理により、接着剤405が半導体チップ403の下面420からはみ出して半導体チップ403の側面430を這い上がり、能動面403aが接着剤405によって汚染される可能性がある。
そのため、半導体ウェハから複数の半導体チップ403をダイシングにより個片化する際に、半導体チップ403の側面430に段差部440を形成している。そして、この段差部440によって、接着剤405が半導体チップ403の側面430を這い上がることを抑制させている。
特開平8−193897号公報 特開2011−129612号公報
特許文献1に開示される従来技術では、凸部材301cの内周面301dをセンサチップ303の内端部303bより0.1mm以上外側に設けて、センサチップ303の内端部303b側に庇303cを形成することで、ダイボンド材305がダイヤフラム303aの近傍に這い上がるのを防止している。
ところが、内周面301dは平面視で矩形状であるために、内周面301dを構成する各側壁が交わる狭い間隙に生じる毛細管現象等によって4隅の角部にダイボンド材305が集まり易く、この角部を起点にダイヤフラム303a側にダイボンド材305が這い上がることがあった。
また、ダイボンド材305が、平面視で外周面及び内周面が矩形状である溝部301eに流れ込むと、外周面を構成する各側壁が交わる4隅の狭い間隙に生じる毛細管現象等や、内周面の4隅の角部でダイボンド材305の流れが淀むことで、この流れ込んだダイボンド材305は、溝部301eの4隅の角部に集まり易い。そして、このダイボンド材305が集まった角部を起点にして、ダイボンド材305が空洞306に漏れ出し、ダイヤフラム303a側に這い上がることがあった。
このように、凸部材301cの内周面301dや、溝部301eの外周面及び内周面が平面視で矩形状に形成されているために、ダイボンド材305がダイヤフラム303a側に這い上がる課題を解決することは不十分であった。
特許文献2に開示される従来技術では、半導体チップ403の側面430に段差部440を形成することで、接着剤405が半導体チップ403の側面430を這い上がることを抑制している。
ところが、ダイシングにより個片化された半導体チップ403は、平面視で矩形に形成されることが知られている。そのため、半導体チップ403には、各側面430が交わる4隅の角部が形成される。また、段差部440には、ダイシングにより能動面403a側に凹状の庇(図示せず)が形成される。よって、4隅の凹状の庇の内周面には、側面430が削られて交わる面からなる狭い間隙が形成される。
この狭い間隙に生じる毛細管現象等によって、接着剤405は、半導体チップ403の4隅の角部に集まり易い。そして、この接着剤405が集まった角部を起点にして、接着剤405が半導体チップ403の側面430を這い上がることがあった。
ところで、近年、圧力センサの小型化が進行しているために、圧力センサの接着部をパッケージ等の基板部材に接着剤を用いて接合する際に、接着剤が接着部の中央に向かって侵入し接着部の中央部に配置される圧力導入孔を塞ぐ問題は、より発生し易くなっている。
本発明の目的は、このような課題を顧みてなされたものであり、接着剤が圧力導入孔を塞ぐことを防止する圧力センサとその製造方法を提供することである。
本発明の圧力センサは、圧力に感応するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに対向する接着部と、前記接着部を貫通する圧力導入孔とを有し、前記接着部の前記ダイヤフラムと反対側に位置する底面が、前記圧力導入孔が配置される第1面と、前記第1面を囲んで設けられる第2面と、からなると共に、前記第1面が前記第2面から凸設されてなり、前記第1面の外周及び前記第2面の内周が、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線であることを特徴とする。
前記第1面が前記第2面から凸設されてなるので、前記接着部をパッケージ等の基板部材に接着剤で接合する際に、前記第2面と前記基板部材との間に空間が形成される。この空間に前記接着剤が流れ込むために、前記接着剤が前記圧力導入孔側に漏れ出すことは抑制される。
前記接着部の接着面である前記底面に、前記第1面の外周及び前記第2面の内周が凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線である前記第1面と前記第2面とが形成されてなる。よって、前記第1面の外周及び前記第2面の内周に連接する側面には凹部が形成されていないので、前記空間に流れ込んだ前記接着剤は、毛細管現象等によって局所的に集まることはないと共に、前記外周及び前記内周に連接する側面に沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。従って、前記接着剤が前記圧力導入孔側に漏れ出すことは抑制される。
よって、本発明によれば、接着剤が圧力導入孔を塞ぐことを防止する圧力センサを提供することが可能である。
前記圧力センサが圧力を導入する開口部を備えた基板部材を有し、前記圧力導入孔と前記開口部とを連接させて、前記圧力センサと前記基板部材とを接着剤を用いて接合されてなることが好ましい。
前記第1面が前記第2面から凸設されているので、前記第2面と前記基板部材との間に空間が形成される。よって、前記圧力センサを前記基板部材に接着剤を用いて接合する際に、この空間に前記接着剤が流れ込むために、前記接着剤が前記圧力導入孔側に漏れ出すことは抑制される。
前記接着部の接着面である前記底面は、前記第1面の外周及び前記第2面の内周が凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線である前記第1面と前記第2面とが形成されてなる。よって、前記圧力センサを前記基板部材に接着剤を用いて接合する際に、接着剤が前記圧力導入孔を塞ぐことが防止される。
前記曲線が、円形状、楕円形状、または直線と外方に膨らんだ円弧とからなり前記直線の両端が前記円弧に連設されている形状、であることが好ましい。
このような態様であれば、前記曲線は、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線となる。
前記第1面と前記第2面とに連接する側面が傾斜していることが好ましい。
前記側面が傾斜して設けられると、垂直に設けられるより、その表面積は大きくなる。前記表面積が大きいと、前記側面に吸着される接着剤の分子は多くなる。よって、より多い前記接着剤の分子が、接着剤内の他の分子を前記側面側に分子間力によって引っ張る。そのため、前記接着剤は、より強い力で前記側面側に引っ張られる。
よって、前記接着剤は、前記圧力導入孔側に漏れ出すことが抑制される。また、前記圧力センサの側壁の外周面に漏れ出すことが抑制される。
前記第2面の内周が前記第1面の外周より前記貫通孔側に位置するように、前記側面が傾斜していることが好ましい。
このような態様であれば、前記第2面と前記側面とから狭い間隙が形成される。前記第2面と前記側面とに吸着した前記接着剤の分子が、他の前記接着剤の分子を分子間力で引っ張る、いわゆる毛細管現象が,この狭い間隙に生じる。よって、前記接着剤は、この狭い間隙側に引っ張られ、前記第1面と前記部材との界面に侵入して、前記圧力導入孔側に漏れ出すことが効果的に抑制される。
前記第1面に前記圧力導入孔を囲んで溝部が設けられてなり、前記溝部の内周及び外周が、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線であることが好ましい。
このような態様であれば、前記接着剤は前記溝部に流れ込み、前記溝部は前記接着剤の溜まりとなる。そして、前記溝部に流れ込んだ前記接着剤は平面視で凹状となる部分を含まない滑らかな前記溝部内を一様に流れ拡がる。よって、流れ込んだ前記接着剤が前記溝部内の局所的な箇所に集まることはないので、流れ込んだ前記接着剤が前記圧力導入孔側に漏れ出すことは効果的に抑制される。
前記曲線が、円形状、楕円形状、または直線と外方に膨らんだ円弧とからなり前記直線の両端が前記円弧に連設されている形状、であることが好ましい。
このような態様であれば、前記曲線は、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線となる。
前記圧力導入孔の内周面に段差部を有し、前段差部が前記ダイヤフラムと反対側を向いた面を有していることが好ましい。
このような態様であれば、前記接着剤が前記圧力導入孔に侵入し、前記圧力導入孔の内周面に沿って這い上がったとしても、前記段差部が這い上がりを止めるように作用する。よって、前記接着剤により前記圧力導入孔が塞がれることが抑制される。
前記第1面が平坦であることが好ましい。
このような態様であれば、パッケージ等の平坦な基板部材に密着して固定することができる。
本発明の圧力センサの製造方法は、圧力に感応するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムに対向する接着部と、前記接着部を貫通する圧力導入孔とを有し、前記接着部の前記ダイヤフラムと反対側に位置する底面が、前記圧力導入孔が配置される第1面と、前記第1面を囲んで設けられる第2面と、からなると共に、前記第1面が前記第2面から凸設されてなる圧力センサであって、前記第1面の外周及び前記第2面の内周を、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線状に形成する工程(a)と、圧力を導入する開口部を有する基板部材に接着剤を滴下する工程(b)と、前記開口部に前記圧力導入孔を連接させて、前記基板部材に前記圧力センサを載置する工程(c)と、前記接着剤を硬化させて前記基板部材に前記圧力センサを接合する工程(d)と、を含むことを特徴とする。
このような態様であれば、工程(c)において、前記第1面が前記第2面から凸設されているので、前記第2面と前記基板部材との間に空間が形成される。この空間に前記接着剤が流れ込むために、前記接着剤が前記圧力導入孔側に漏れ出すことは抑制される。
工程(a)において、前記接着部の接着面である前記底面に、前記第1面の外周及び前記第2面の内周が凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線である前記第1面と前記第2面とが形成される。
よって、前記第1面の外周及び前記第2面の内周に連接する側面には凹部が形成されていないので、工程(c)において、前記空間に流れ込んだ前記接着剤は、毛細管現象等によって局所的に集まることはないと共に、前記外周及び前記内周に連接する側面に沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。
従って、工程(c)において、前記接着剤は前記空間に流れ込み前記圧力導入孔側に漏れ出すことが抑制されると共に、前記空間に流れ込んだ接着剤が局所的に集まることがないので、前記圧力導入孔側に漏れ出すことは抑制される。
そして、工程(d)において、前記接着剤を硬化させて前記基板部材に前記圧力センサを強固に接合される。
よって、本発明によれば、接着剤が圧力導入孔を塞ぐことを防止する圧力センサの製造方法を提供することが可能である。
本発明によれば、接着剤が圧力導入孔を塞ぐことを防止する圧力センサとその製造方法を提供することが可能である。
第1の実施形態における圧力センサの平面略図である。 図1に示す圧力センサのA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。 第1の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第1の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図である。 第1の実施形態における第1の変形例の断面略図である。 第1の実施形態における第2の変形例の断面略図である。 第1の実施形態における第3の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第1の実施形態における第4の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第1の実施形態における第5の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第1の実施形態における圧力センサの製造方法の説明図である。 第2の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第2の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図である。 第3の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第4の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第5の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。 第6の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図である。 特許文献1に開示される半導体圧力センサの断面略図である。 特許文献1に開示される半導体圧力センサの平面略図である。 特許文献1に開示される半導体圧力センサの平面略図である。 特許文献2に開示される半導体チップの断面略図である。
各図に示す圧力センサに関しては、Y方向が左右方向であり、Y1方向が左方向でY2方向が右方向、X方向が前後方向であり、X1方向が前方向でX2方向が後方向である。また、X方向とY方向の双方に直交する方向が上下方向(Z方向;高さ方向)であり、Z1方向が上方向でZ2方向が下方向である。なお、各図面は、見やすくするために寸法を適宜異ならせて図示されている。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1、図2、図3、及び図4を参照して説明する。図1は、第1の実施形態における圧力センサの平面略図である。図2は、図1に示す圧力センサのA−A線に沿って切断し矢印方向から視る断面略図である。図3は、第1の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図である。図4は、第1の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図である。
第1の実施形態における圧力センサ1は、外部の圧力によってダイヤフラム2aが撓み、この撓みによりダイヤフラム2aに備わるピエゾ抵抗素子の電気抵抗が変化することで、圧力を検知するセンサチップ2と、このセンサチップ2が接合される接着部3と、を有して構成されている。
本実施形態では、圧力センサ1は、例えば血圧計に搭載されてゲージ圧センサとして用いられる。
本実施形態では、血圧計に用いられるとしたが、これに限定されるのではない。例えば、空圧計、差圧計、水圧計、油圧計や、電子制御燃料噴射装置等に搭載されて用いることも可能である。
センサチップ2は、平面視で矩形状であり、その上面の中央に感応部として圧力に応じて撓む平面視で円板状であるダイヤフラム2aを有し、このダイヤフラム2aを、その周囲から支える側壁2bとを有して構成されている。そして、この側壁2bが接着部3の上に接合されている。
センサチップ2、及び接着部3は、共にシリコン(Silicon)基材からなり、シリコン基材を微細加工することで形成されている。そして、センサチップ2と接着部3とは、拡散接合によって接合されている。
センサチップ2と接着部3とに囲まれて、キャビティ4が形成されている。そして、接着部3の中央近傍に、キャビティ4を大気圧に解放する圧力導入孔3aが貫通孔として形成されている。この圧力導入孔3aが配置されると共に、接着部3の接着面である下底面3bに凸設する第1面3cが形成されている。そして、第1面3cを囲んで、接着部3の下底面3bに第2面3dが形成されている。
第1面3cと第2面3dとは、共に略平坦に、互いに略平行に形成されている。そして、第2面3dは第1面3cよりも高い位置(Z2方向)、即ちダイヤフラム2a側に位置しており、第1面3cは第2面3dから凸設されている。
第1面3cの外周3f、及び第2面3dの内周3gは、共に円形に形成されている。そして、第1面3cと第2面3dとに連接する側面3eは、第1面3c及び第2面3dに略垂直に形成されている。
本実施形態では、圧力センサ1のサイズは、例えば平面視で0.5mm×0.5mm程度であり、高さは0.2mm程度である。圧力導入孔3aの内径は0.2mm程度であり、第1面3cの外径は0.4mm程度であり、第1面3cの外周3fと圧力導入孔3aの外周とを隔てる距離は0.1mm程度である。また、側面3eの高さは0.05mm程度である。
本実施形態では、圧力センサ1は、例えば血圧計に搭載されてゲージ圧センサとして用いられるので、キャビティ4が大気圧に解放される。そして、ダイヤフラム2aに加圧される血圧が大気圧を基準にして計測される。
本実施形態では、キャビティ4が大気圧に解放されるが、これに限定されるものではない。他の気圧を基準にして、外部の圧力を検知することも可能である。その際、キャビティ4は前記他の気圧に解放される。
圧力センサ1はパッケージ等に収容されて、例えば血圧計に搭載されるので、図4に示すように、圧力センサ1はパッケージ等の基板部材6に接合される必要がある。その際に、基板部材6の所定の位置に接着剤5が滴下される。次に、圧力導入孔3aが基板部材6を貫通する開口部6aに連接するように、圧力センサ1を基板部材6の上に載置する。そして、例えば加熱することで接着剤5を硬化させて圧力センサ1の接着部3が基板部材6に接合される。
基板部材6は、例えばアルミナ(Al)を主成分とするセラミックスを用いている。また、接着剤5には、液状フッ素系エラストマー(信越化学工業株式会社製のSIFEL)を用いている
本実施形態では、基板部材6はアルミナを主成分とするセラミックスとしたが、これに限定されるものではない。例えば、炭化ケイ素(SiC)、窒化ケイ素(Si)、ジルコニア(ZrO)等を主成分とするセラミックスを用いることができる。
本実施形態では、液状フッ素系エラストマーとしたが、これに限定されるものではない。接着部3や基板部材6と親和性を有する材料であれば、接着剤5として用いることが可能である。
一般的に、接着剤と被接着材との間には、物質間の結合する性質、即ち親和性があることが必要である。液状フッ素系エラストマーはシリコン架橋反応基を備えている。よって、液状フッ素系エラストマーからなる接着剤5は、シリコン基材からなる接着部3や、アルミナを主成分とするセラミックスからなる基板部材6と、良好な親和性を有する。
ところが、接着剤と被接着材との間に親和性があると、接着剤は被接着材の表面に拡がり易く、また、複数の被接着材が接した界面に拡がり易い。よって、この界面に拡がって、キャビティ内等に漏れ出すことが好ましくない場合には、この現象を抑制することが必要になる。
圧力センサ1を基板部材6に接合する際に、基板部材6の所定の位置に滴下された接着剤5が、第1面3cと基板部材6とがなす界面に拡がり、圧力導入孔3a側に漏れ出すことが課題であった。
この課題を解決するために、本実施形態では、第1面3cが第2面3dから凸設すると共に、第1面3cの外周3f及び第2面3dの内周3gを円形状に形成する。第1面3cの外周3f及び第2面3dの内周3gが円形状に形成されるので、外周3fと内周3gとの間に形成される側面3eは、平面視で円形状に形成される。
第1面3cが第2面3dから凸設されているので、接着部3をパッケージ等の基板部材6に接着剤5で接着する際に、第2面3dと基板部材6との間に空間8が形成される。この空間8に接着剤5が流れ込むために、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことが抑制される。
空間8の側壁を構成する側面3eは、平面視に円形状に形成されるので、側面3eは、平面視に凹状となる部分を含まない。よって、空間8に流れ込んだ接着剤5は、毛細管現象等によって局所的に集まることはない。
また、空間8の側壁を構成する側面3eは、平面視に凹状となる部分を含まないと共に、滑らかに、即ち角部がなく繋がる。よって、空間8に流れ込んだ接着剤5は、側面3eに沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。
上記をまとめると、接着剤5が空間8に流れ込むことで圧力導入孔3a側に漏れ出すことが抑制される。そして、空間8に流れ込んだ接着剤5が局所的に集まることはないので、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことは抑制される。
ところが、平面視で側面3eに凹状となる部分や角部があると、凹状となる部分の内部や角部の後ろ側に、流れが渦状になる領域が生じる。その結果、この領域に接着剤5が淀むことで、接着剤5がこの領域に局所的に集まってしまう。また、凹状となる部分には、毛細管現象等によって周囲から接着剤5が引き寄せられる。このように局所的に接着剤5が集まると、空間8に流れ込んだ接着剤5は、空間8から第1面3cと基板部材6とがなす界面に侵入し、圧力導入孔3a側に漏れ出し易くなる。
また、本実施形態では、第1面3cと基板部材6とがなす界面に隣接して側面3eが設けられている。接着剤5と側面3eとには親和性があるので、接着剤5の分子と側面3eとの間に引っ張り合う分子間力が働く。この分子間力によって、接着剤5の分子は側面3e側に引っ張られ吸着する。側面3eに吸着した接着剤5の分子は、接着剤5内の分子間に働く引っ張り合う分子間力によって、接着剤5内の他の分子を側面3e側に引っ張る。
また、接着剤5の表面には表面に沿って働く表面張力が生じ、この表面張力が接着剤5を側面3e側に引っ張る。
このように、接着剤5は側面3e側に引っ張られ、空間8に流れ込み易いと共に、空間8に流れ込んだ接着剤5は、空間8から第1面3cと基板部材6とがなす界面に侵入することが抑制される。
よって、本実施形態によれば、接着剤5が圧力導入孔3aを塞ぐことを防止する圧力センサ1を提供することが可能である。
図5に、第1の実施形態における第1の変形例を示す。この変形例では、側面3eが、第1面3c及び第2面3dに対して傾斜して連接されている。傾斜して設けられる側面3eは、第1面3c及び第2面3dに略垂直に設けられる第1の実施形態の側面3eよりも、その表面積を大きく設けることができる。
側面3eの表面積が大きいと、側面3eに吸着される接着剤5の分子は多くなる。よって、より多い接着剤5の分子が、接着剤5内の他の分子を側面3e側に引っ張る。そのため、第1の変形例においては、接着剤5が、第1の実施形態よりも強い力で側面3e側に引っ張られる。
よって、第1の変形例によれば、第1の実施形態よりも、接着剤5が空間8に流れ込み易くなると共に、空間8に流れ込んだ接着剤5が、空間8から第1面3cと基板部材6とがなす界面に侵入することが抑制される。また、接着剤5が、側壁の外周面2cに漏れ出すことが抑制されて、側壁の外周面2cを這い上がることが防止される。
図6に、第1の実施形態における第2の変形例を示す。この変形例では、第2面3dの内周3gが第1面3cの外周3fより圧力導入孔3a側に位置するように、側面3eが、第1面3c及び第2面3dに対して傾斜して連接されている。
接着剤5は、重力に抗して傾斜する側面3eに沿って上がる。側面3eが傾斜していると、接着剤5を下方向に引っ張る側面3eに沿った重力成分は小さくなる。ところが、側面3eに吸着される接着剤5の分子が、接着剤5内の他の分子を側面3e側に引っ張る分子間力は側面3eの傾斜によっては変化しない。よって、側面3eを傾斜させることで、接着剤5は側面3e側に強い力で引っ張られる。
内周3gが外周3fより中央側に位置するように側面3eを傾斜させると、側面3eと第2面3dとで挟まれた狭い間隙が生じる。この間隙内に存在する接着剤5の分子は、側面3eと第2面3dとに吸着された接着剤5の分子によって、この狭い隙間の中へと分子間力によって引っ張られる。これは、いわゆる毛細菅現象である。
このようにして、第2の変形例によれば、第1の実施形態及び第1の変形例よりも、接着剤5が空間8に流れ込み易くなると共に、空間8に流れ込んだ接着剤5が、空間8から第1面3cと基板部材6とがなす界面に侵入することが抑制される。また、接着剤5が、第1の実施形態及び第1の変形例よりも、側壁の外周面2cに漏れ出すことが抑制されるので、側壁の外周面2cを這い上がることが防止される。
図7に、第1の実施形態における第3の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図を示す。本変形例では、側面3eが、平面視で楕円形状に形成されている。即ち、側面3eは、平面視に凹状となる部分を含まないと共に、滑らかに、即ち角部がない形状に形成される。また、図示していないが、第1面3cが第2面3dから凸設されている。
よって、圧力センサ1を基板部材6に接合する際に、接着剤5が第2面3dと基板部材6との間に形成される空間8に流れ込み、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことが抑制される。
空間8に流れ込んだ接着剤5は、凹状となる部分を含まない滑らかな側面3eに沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。また、凹状となる部分がないので、毛細管現象等によって周囲から接着剤5が局所的に集まることはない。
図8に、第1の実施形態における第4の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図を示す。本変形例では、側面3eが、平面視で2つの直線と2つの外方に膨らんだ円弧からなる曲線状に形成されている。また、各直線の両端が円弧に連設されている。このような態様であることから、本変形例の側面3eは、平面視で凹状となる部分を含まないと共に、滑らかに、即ち角部がない形状に形成される。また、図示していないが、第1面3cが第2面3dから凸設されている。
よって、圧力センサ1を基板部材6に接合する際に、接着剤5が第2面3dと基板部材6との間に形成される空間8に流れ込み、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことが抑制される。
空間8に流れ込んだ接着剤5は、凹状となる部分を含まない滑らかな側面3eに沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。また、凹状となる部分がないので、毛細管現象等によって周囲から接着剤5が局所的に集まることはない。
図9に、第1の実施形態における第5の変形例の圧力センサを下方向から視る平面略図を示す。本変形例では、側面3eが、平面視で4つの直線と4つの外方に膨らんだ円弧からなる曲線状に形成されている。また、各直線の両端が円弧に連設されている。また、図示していないが、第1面3cが第2面3dから凸設されている。
よって、圧力センサ1を基板部材6に接合する際に、接着剤5が第2面3dと部材6との間に形成される空間8に流れ込み、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことが抑制される。
空間8に流れ込んだ接着剤5は、凹状となる部分を含まない滑らかな側面3eに沿って一様に流れ拡がり、淀んで局所的に集まることはない。また、凹状となる部分がないので、毛細管現象等によって周囲から接着剤5が局所的に集まることはない。
このようにして、第3の変形例、第4の変形例、及び第5の変形例において、接着剤5が第2面3dと基板部材6との間に形成される空間8に流れ込み、空間8に流れ込んだ接着剤5が局所的に集まることがないので、接着剤5が空間8から第1面3cと基板部材6とがなす界面に侵入することは抑制される。
第4の変形例や第5の変形例に限定さるものではなく、3つの直線と3つの円弧からなる曲線や、4つ以上の直線と4つ以上の円弧の組み合わせからなる曲線も可能である。
図10に、第1の実施形態における圧力センサの製造方法を図示している。図10(a)に示されるセンサチップ2と接着部3とが、シリコン基材を用いて半導体微細加工技術によって、各々に形成される。そして、センサチップ2が形成されたシリコン基材と接着部3が形成されたシリコン基材とは、真空中及び室温の条件で圧着され、前記シリコン基材間でシリコン原子を相互に拡散させることで接合される。次に、接合されたシリコン基材をダイシング等により切断し、複数の圧力センサ1に個片化する。
その際、シリコン基材の第1面3cが形成される領域をホトレジスト層で覆い、第2面3dが形成される領域をディープRIE(Deep Reactive Ion Etching)等でエッチングすることで、第1面3cが第2面3dから凸設するように形成される。
但し、図5、図6に示すように、側面3eが傾斜している形状は、シリコン基材をディープRIE等でエッチングして得ることが難しい。よって、その際には、アルミナ等を主成分とするセラミックス部材を切削加工することで、傾斜する側面3eを有する接着部3を形成する。そして、センサチップ2と接着部3との接合面に、互いにAu等をスパッタ法等で成膜し、ホトレジスト膜でパターンニングし、RIE等でエッチングすることで電極層を形成し、互いの電極層を重ねてセンサチップ2と接着部3とを圧着しながら加熱することで接合する。
図10(b)に示すように、接着剤5が、塗布装置のディスペンサ10により、基板部材6の所定の位置に滴下される。後の工程で、図10(d)に示すように、ボンディングワイヤ11が、センサチップ2の表面のパッド電極(図示していない)に超音波ボンディングされる。このパッド電極の真下に、接着剤5は滴下されることが好ましい。
パッド電極の真下に滴下された接着剤5は、滴下点を中心に周囲に拡がる。よって、パッド電極の真下では接着剤5が多目になるので、他の箇所より接着部3と基板部材6とが強固に接着され易い。よって、ボンディングワイヤ11が接合される箇所の真下に接着剤5を滴下すると、超音波ボンディングの際に、その超音波振動がボンディングワイヤ11とパッド電極との界面に効果的に作用する。その結果、ボンディングワイヤ11とパッド電極との接合が強固になると共に、その接触抵抗も小さくすることができる。
次に、図10(c)に示すように、圧力導入孔3aが開口部6aに連接するように、圧力センサ1を基板部材6の上に載置する。そして、100℃〜250℃の温度で30分〜2時間程度の加熱を行なう。その結果、接着剤5が接着部3と基板部材6とが形成する間隙に拡がり硬化することで、圧力センサ1が基板部材6に強固に接合される。
次に、図10(d)に示すように、センサチップ2の表面のパッド電極(図示していない)と基板部材6に搭載される図示していないIC(Integrated Circuit)等の電極とが、ボンディングワイヤ11によって電気的に接続される。その結果、圧力センサ1が検知した圧力データは、ボンディングワイヤ11を介して、IC等に出力される。
圧力センサ1は、複数のピエゾ抵抗素子によってブリッジ回路を構成して圧力を検知する。その際に、2つの出力端子、電力供給端子、接地端子に対応して、センサチップ2の表面には4つのパッド電極が形成されてなる。
本実施形態では、ピエゾ抵抗素子からなる圧力センサとしたが、これに限定されるものではない。ひずみ抵抗素子も可能である。また、ピエゾ抵抗素子や、ひずみ抵抗素子からなる電気抵抗式圧力センサのほかに、静電容量式圧力センサも可能である。
図11に、第2の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図を示す。図12に、第2の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図を示す。第2の実施形態について、図11、及び図12を用いて説明する。
第2の実施形態においては、圧力導入孔3aを囲んで溝部7が第1面3cに凹設されている。そして、この溝部7の内周及び外周は、平面視で円形状である。
このような態様であれば、接着剤5は溝部7に流れ込み、溝部7は接着剤5の溜まりとなる。そして、溝部7の内周及び外周が、平面視で円形状に形成されているので、溝部7に侵入した接着剤5は、平面視で角部のない溝部7内を一様に流れ拡がる。よって、接着剤5が溝部7内の局所的な箇所に集まることはないので、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことは効果的に抑制される。
図13、図14、及び図15に、各々、第3の実施形態、第4の実施形態、及び第5の実施形態における圧力センサを下方向から視る平面略図を示す。第3の実施形態、第4の実施形態、及び第5の実施形態ともに、圧力導入孔3aを囲んで溝部7が第1面3cに凹設されている。
そして、溝部7の内周及び外周は、各々、平面視で楕円形状、2つの直線と2つの外方に膨らんだ円弧からなる曲線、及び4つの直線と4つの外方に膨らんだ円弧からなる曲線に形成されている。
よって、第2の実施形態と同様に、接着剤5は溝部7に流れ込み、溝部7は接着剤5の溜まりとなる。そして、溝部7に侵入した接着剤5は、平面視で角部のない溝部7内を一様に流れ拡がる。よって、接着剤5が溝部7内の局所的な箇所に集まることはないので、接着剤5が圧力導入孔3a側に漏れ出すことは効果的に抑制される。
図16に、第6の実施形態の圧力センサがパッケージ等の基板部材に接合された状態を示す断面略図を示す。本実施形態では、圧力導入孔3aの内周面に段差部12が形成されており、段差部12が下方向(Z1方向)を向いた面9を有している。
このような態様であれば、接着剤5が圧力導入孔3aに侵入し、圧力導入孔3aの内周面に沿って這い上がったとしても、段差部12が這い上がりを止めるように作用する。よって、接着剤5により圧力導入孔3aが塞がれることが抑制される。
その際に、面9の下側に位置する圧力導入孔3aの内周面は、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線であることが好ましい。
1 圧力センサ
2 センサチップ
2a ダイヤフラム
2b 側壁
2c 側壁の外周面
3 接着部
3a 圧力導入孔
3b 下底面
3c 第1面
3d 第2面
3e 側面
3f 外周
3g 内周
4 キャビティ
5 接着剤
6 基板部材
6a 開口部
7 溝部
8 空間
9 面
10 ディスペンサ
11 ボンディングワイヤ
12 段差部

Claims (10)

  1. 圧力に感応するダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムに対向する接着部と、
    前記接着部を貫通する圧力導入孔と、を有し、
    前記接着部の前記ダイヤフラムと反対側に位置する底面が、前記圧力導入孔が配置される第1面と、前記第1面を囲んで設けられる第2面と、からなると共に、前記第1面が前記第2面から凸設されてなり、
    前記第1面の外周及び前記第2面の内周が、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線であることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記圧力センサが圧力を導入する開口部を備えた基板部材を有し、前記圧力導入孔と前記開口部とを連接させて、前記圧力センサと前記基板部材とを接着剤を用いて接合されてなることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記曲線が、円形状、楕円形状、または直線と外方に膨らんだ円弧とからなり前記直線の両端が前記円弧に連設されている形状、であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の圧力センサ。
  4. 前記第1面と前記第2面とに連接する側面が傾斜していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  5. 前記第2面の内周が前記第1面の外周より前記貫通孔側に位置するように、前記側面が傾斜していることを特徴とする請求項4に記載の圧力センサ。
  6. 前記第1面に前記圧力導入孔を囲んで溝部が設けられてなり、前記溝部の内周及び外周が、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  7. 前記曲線が、円形状、楕円形状、または直線と外方に膨らんだ円弧とからなり前記直線の両端が前記円弧に連設されている形状、であることを特徴とする請求項6に記載の圧力センサ。
  8. 前記圧力導入孔の内周面に段差部を有し、前段差部が前記ダイヤフラムと反対側を向いた面を有していることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  9. 前記第1面が平坦であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の圧力センサ。
  10. 圧力に感応するダイヤフラムと、
    前記ダイヤフラムに対向する接着部と、
    前記接着部を貫通する圧力導入孔と、を有し、
    前記接着部の前記ダイヤフラムと反対側に位置する底面が、前記圧力導入孔が配置される第1面と、前記第1面を囲んで設けられる第2面と、からなると共に、前記第1面が前記第2面から凸設されてなる圧力センサであって、
    前記第1面の外周及び前記第2面の内周を、平面視で、凹状となる部分を含まない滑らかに繋がる曲線状に形成する工程(a)と、
    圧力を導入する開口部を有する基板部材に接着剤を塗布する工程(b)と、
    前記開口部に前記圧力導入孔を連接させて、前記基板部材に前記圧力センサを載置する工程(c)と、
    前記接着剤を硬化させて前記基板部材に前記圧力センサを接合する工程(d)と、
    を含むことを特徴とする圧力センサの製造方法。
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