JP2013164468A - 音声解析装置、音声解析システムおよびプログラム - Google Patents

音声解析装置、音声解析システムおよびプログラム Download PDF

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Yasushi Iida
靖 飯田
Haruo Harada
陽雄 原田
Hiroto Yoneyama
博人 米山
Hiroshi Shitaya
啓 下谷
Yohei Nishino
洋平 西野
Takao Naito
孝雄 内藤
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Abstract

【課題】複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者相互の音声の同調性を把握することができる音声解析装置等を提供する。
【解決手段】装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数のマイクロフォン11、12により取得された音声の音声信号に関する情報を受信するデータ受信部21と、各装着者についての複数のマイクロフォン11、12により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、マイクロフォン11、12により取得された音声がマイクロフォン11、12を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部と、を備えることを特徴とするホスト装置20。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声解析装置、音声解析システム、プログラムに関する。
特許文献1には、部屋の中の被験者AおよびBが対話するとき、被験者Aの発話音声および被験者Bの発話音声は、2つのマイクによってそれぞれ取り込まれ、CPUは、取り込まれた発話音声の速度の差分を閾値と比較し、部屋の外のランプを比較結果に応じて点灯/消灯させる同調度検出装置であって、差分が閾値以上であれば、対話が同調していないと判断し、ランプを消灯させ、一方、差分が閾値未満であれば、対話が同調していると判断し、ランプを点灯させるものが開示されている。
特開2005−265982号公報
本発明は、複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者相互の音声の同調性を把握することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を受信する音声情報受信部と、各装着者についての複数の前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部と、を備えることを特徴とする音声解析装置である。
請求項2に記載の発明は、前記音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果を求める自他識別部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声解析装置である。
請求項3に記載の発明は、前記同調性判別部により判別された音声の同調性から装着者の組分けを行なう組分け部をさらに備えることを特徴する請求項1または2に記載の音声解析装置である。
請求項4に記載の発明は、前記組分け部は、前記音声取得手段により取得された音が、いずれの装着者の発話音声でもないとされた場合に、当該音を装着者の組分けを行なうのに利用しないことを特徴する請求項3に記載の音声解析装置である。
請求項5に記載の発明は、装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段と、前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かを識別する自他識別部と、前記自他識別部により識別された識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部と、を備えたことを特徴とする音声解析システムである。
請求項6に記載の発明は、前記音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を送信する音声情報送信部と、当該音声情報送信部により送信された音声の音声信号に関する情報を受信する音声情報受信部と、をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の音声解析システムである。
請求項7に記載の発明は、コンピュータに、装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を受信する機能と、各装着者についての複数の前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する機能と、を実現させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者相互の音声の同調性を把握することができる音声解析装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、音声情報受信部で受信する情報に発話音声の主体に関する情報が含まれていない場合にも適用できる。
請求項3の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者の組み分けを行うことができる。
請求項4の発明によれば、本構成を採用しない場合に比較して、装着者の組み分けの精度がさらに向上する。
請求項5の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者相互の音声の同調性を把握することができる音声解析システムを構築できる。
請求項6の発明によれば、音声取得手段を装着者により容易に装着することができるとともに、音声を解析する処理を一元的に行なうことができる。
請求項7の発明によれば、本構成を採用しない場合に比べて、複数の装着者の音声取得手段で取得される音声の音圧の情報から、環境音の影響を抑えて、装着者相互の音声の同調性を把握することができる機能をコンピュータにより実現できる。
本実施形態による音声解析システムの構成例を示す図である。 本実施形態における端末装置の構成例を示す図である。 装着者および他者の口(発声部位)と、マイクロフォンとの位置の関係を示す図である。 マイクロフォンと音源との間の距離と音圧(入力音量)との関係を示す図である。 本実施形態における端末装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態におけるデータ解析部のブロック図である。 本実施形態におけるホスト装置の動作を示すフローチャートである。 本実施形態の端末装置をそれぞれ装着した複数の装着者が会話している状況を示す図である。 図8の会話状況における各端末装置の発話情報の例を示す図である。 パラメータA1、A2、B1、B2と装着者A、装着者Bの距離関係について説明した表である。 (a)〜(b)は、実際に使用される端末装置の具体例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<システム構成例>
図1は、本実施形態による音声解析システムの構成例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の音声解析システム1は、端末装置10と、音声解析装置の一例であるホスト装置20とを備えて構成される。端末装置10とホスト装置20とは、無線通信回線を介して接続されている。無線通信回線の種類としては、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee、UWB(Ultra Wideband)等の既存の方式による回線を用いて良い。また、図示の例では、端末装置10が1台のみ記載されているが、詳しくは後述するように、端末装置10は、使用者各人が装着して使用するものであり、実際には使用者数分の端末装置10が用意される。以下、端末装置10を装着した使用者を装着者と呼ぶ。
端末装置10は、音声を取得するための音声取得手段として、複数のマイクロフォン(第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12)と、増幅器(第1増幅器13および第2増幅器14)とを備える。また、端末装置10は、取得した音声を解析する音声解析部15と、解析結果をホスト装置20に送信するためのデータ送信部16とを備え、さらに電源部17とを備える。
第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12は、装着者の口(発声部位)からの距離が異なる位置に配される。ここでは、第1マイクロフォン11は装着者の口(発声部位)から遠い位置(例えば、35cm程度)に配置され、第2マイクロフォン12は装着者の口(発声部位)に近い位置(例えば、10cm程度)に配置されるものとする。本実施形態の第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12として用いられるマイクロフォンの種類としては、ダイナミック型、コンデンサ型等、既存の種々のものを用いて良い。とくに無指向性のMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)型マイクロフォンが好ましい。
第1増幅器13および第2増幅器14は、それぞれ第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12が取得した音声に応じて出力する電気信号(音声信号)を増幅する。本実施形態の第1増幅器13および第2増幅器14として用いられる増幅器としては、既存のオペアンプ等を用いて良い。
音声解析部15は、第1増幅器13および第2増幅器14から出力された音声信号を解析する。詳しくは後述するが、音声解析部15は、第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき、第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12により取得された音声が第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かを識別する自他識別部として機能する。
データ送信部16は、音声解析部15による解析結果を含む取得データと端末のIDを、上記の無線通信回線を介してホスト装置20へ送信する。ホスト装置20へ送信する情報としては、ホスト装置20において行われる処理の内容に応じて、上記の解析結果の他、例えば、第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12による音声の取得時刻、取得音声の音圧等の情報を含めて良い。また端末装置10に音声解析部15による解析結果を蓄積するデータ蓄積部を設け、一定期間の保存データを一括送信しても良い。なお有線回線で送信しても良い。本実施形態ではデータ送信部16は、音声の音声信号に関する情報を送信する音声情報送信部として機能する。
電源部17は、上記の第1マイクロフォン11、第2マイクロフォン12、第1増幅器13、第2増幅器14、音声解析部15およびデータ送信部16に電力を供給する。電源としては、例えば乾電池や充電池等の既存の電源が用いられる。また、電源部17は、必要に応じて、電圧変換回路および充電制御回路等の周知の回路を含む。
ホスト装置20は、端末装置10から送信されたデータを受信するデータ受信部21と、受信したデータを蓄積するデータ蓄積部22と、蓄積したデータを解析するデータ解析部23と、解析結果を出力する出力部24とを備える。このホスト装置20は、例えばパーソナルコンピュータ等の情報処理装置により実現される。また、上記のように本実施形態では複数台の端末装置10が使用され、ホスト装置20は、その複数台の端末装置10の各々からデータを受信する。
データ受信部21は、上記の無線回線に対応しており、各端末装置10からデータを受信してデータ蓄積部22へ送る。本実施形態ではデータ受信部21は、データ送信部16により送信された音声の音声信号に関する情報を受信する音声情報受信部として機能する。データ蓄積部22は、データ受信部21から取得した受信データを発話者別に蓄積する。ここで、発話者の識別は、端末装置10から送信される端末IDと、あらかじめホスト装置20に登録されている発話者名と端末IDの照合により行う。また、端末装置10から端末IDのかわりに装着者状態を送信するようにしてもよい。
データ解析部23は、例えばパーソナルコンピュータのプログラム制御されたCPUにより実現され、データ蓄積部22に蓄積されたデータを解析する。具体的な解析内容および解析手法は、本実施形態のシステムの利用目的や利用態様に応じて種々の内容および手法を取り得る。例えば、端末装置10の装着者どうしの対話頻度や各装着者の対話相手の傾向を分析したり、対話における個々の発話の長さや音圧の情報から対話者の関係を類推したりすることが行われる。
出力部24は、データ解析部23による解析結果を出力したり、解析結果に基づく出力を行ったりする。この解析結果等を出力する手段は、システムの利用目的や利用態様、解析結果の内容や形式等に応じて、ディスプレイ表示、プリンタによる印刷出力、音声出力等、種々の手段を取り得る。
<端末装置の構成例>
図2は、端末装置10の構成例を示す図である。
上記のように、端末装置10は、各使用者に装着されて使用される。使用者が装着可能とするため、本実施形態の端末装置10は、図2に示すように、装置本体30と、装置本体30に接続された提げ紐40とを備えた構成とする。図示の構成において、使用者は、提げ紐40に首を通し、装置本体30を首から提げて装着する。
装置本体30は、金属や樹脂等で形成された薄い直方体のケース31に、少なくとも第1増幅器13、第2増幅器14、音声解析部15、データ送信部16および電源部17を実現する回路と電源部17の電源(電池)とを収納して構成される。ケース31には、装着者の氏名や所属等のID情報を表示したIDカード等を挿入するポケットを設けても良い。また、ケース31自体の表面にそのようなID情報等を印刷したり、ID情報等を記載したシールを貼り付けたりしても良い。
提げ紐40には、第1マイクロフォン11および第2マイクロフォン12が設けられる(以下、第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12とを区別しない場合には、マイクロフォン11、12と記載)。マイクロフォン11、12は、提げ紐40の内部を通るケーブル(電線等)により、装置本体30に収納された第1増幅器13、第2増幅器14に接続される。提げ紐40の材質としては、革、合成皮革、木綿その他の天然繊維や樹脂等による合成繊維、金属等、既存の種々の材質を用いて良い。また、シリコン樹脂やフッ素樹脂等を用いたコーティング処理が施されていても良い。
この提げ紐40は、筒状の構造を有し、提げ紐40の内部にマイクロフォン11、12を収納している。マイクロフォン11、12を挙げ紐40の内部に設けることにより、マイクロフォン11、12の損傷や汚れを防ぎ、対話者がマイクロフォン11、12の存在を意識することが抑制される。なお、装着者の口(発声部位)から遠い位置に配置される第1マイクロフォン11は、装置本体30に設けても良い。本実施形態では、第1マイクロフォン11が提げ紐40に設けられる場合を例として説明する。
図2を参照すると、第1マイクロフォン11は、提げ紐40の装置本体30に接続される端部(例えば、接続部位から10cm以内の位置)に設けられている。これにより、装着者が提げ紐40を首に掛けて装置本体30を下げた状態で、第1マイクロフォン11は、装着者の口(発声部位)から約30cmから40cm程度離れた位置に配置される。なお、第1マイクロフォン11が装置本体30に設けられた場合も、装着者の口(発声部位)から第1マイクロフォン11までの距離は同程度である。
第2マイクロフォン12は、提げ紐40の装置本体30に接続される端部から離れた位置(例えば、接続部位から20cm〜30cm程度の位置)に設けられている。これにより、装着者が提げ紐40を首に掛けて装置本体30を下げた状態で、第2マイクロフォン12は、装着者の首元(例えば鎖骨に当たる位置)に位置し、装着者の口(発声部位)から約10cmから20cm程度離れた位置に配置される。
なお、本実施形態の端末装置10は、図2に示す構成に限定されるものではない。例えば、マイクロフォン11、12は、第1マイクロフォン11から装着者の口(発声部位)までの音波到達経路の距離が第2マイクロフォン12から装着者の口(発声部位)までの音波到達経路の距離の数倍程度となるように、第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12の位置関係が特定されれば良い。したがって、第1マイクロフォンを首の後ろ側の提げ紐40に設けても良い。また、マイクロフォン11、12は、上記のように提げ紐40に設ける構成に限らず、種々の方法で装着者に装着して良い。例えば、第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12の各々を、個別にピン等を用いて衣服に固定するように構成しても良い。また、第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12の位置関係が所望の位置で固定されるようにデザインされた専用の装着具を用意して装着しても良い。
また、装置本体30は、図2に示したように、提げ紐40に接続されて装着者の首から提げられる構成に限らず、携帯することが容易な装置として構成されていれば良い。例えば、本実施形態のような提げ紐ではなく、クリップやベルトにより衣服や体に装着するように構成しても良いし、単にポケット等に納めて携帯するような構成としても良い。また、携帯電話その他の既存の携帯型電子情報端末に、マイクロフォン11、12からの音声信号を受け付けて増幅し、解析する機能を実現させても良い。
さらにまた、マイクロフォン11、12と装置本体30(あるいは音声解析部15)を有線で接続するのではなく、無線通信により接続しても良い。第1増幅器13、第2増幅器14、音声解析部15、データ送信部16および電源部17は、上記の構成例では単一のケース31に収納されることとしたが、複数の個体として構成しても良い。例えば、電源部17をケース31に収納せず、外部電源に接続して使用する構成としても良い。
<取得音声の非言語情報に基づく発話者(自他)の識別>
次に、本実施形態における発話者の識別方法について説明する。
本実施形態のシステムは、端末装置10に設けられた2つのマイクロフォン11、12により取得された音の情報を用いて、端末装置10の装着者自身の発話音声と他者の発話音声とを識別する。言い換えれば、本実施形態は、取得音の発話者に関して自他の別を識別(自他識別)する。また、本実施形態では、取得音の情報のうち、形態素解析や辞書情報を用いて得られる言語情報ではなく、音圧(マイクロフォン11、12への入力音量)等の非言語情報に基づいて発話者を識別する。言い換えれば、言語情報により特定される発話内容ではなく、非言語情報により特定される発話状況から音の発話者を識別する。
図1および図2を参照して説明したように、本実施形態において、端末装置10の第1マイクロフォン11は装着者の口(発声部位)から遠い位置に配置され、第2マイクロフォン12は装着者の口(発声部位)に近い位置に配置される。すなわち、装着者の口(発声部位)を音源とすると、第1マイクロフォン11と音源との間の距離と、第2マイクロフォン12と音源との間の距離が大きく異なる。具体的には、第1マイクロフォン11と音源との間の距離は、第2マイクロフォン12と音源との間の距離の1.5〜4倍程度である。ここで、マイクロフォン11、12における取得音の音圧は、マイクロフォン11、12と音源との間の距離が大きくなるにしたがって減衰(距離減衰)する。したがって、装着者の発話音声に関して、第1マイクロフォン11における取得音の音圧と第2マイクロフォン12における取得音の音圧とは大きく異なる。
一方、装着者以外の者(他者)の口(発声部位)を音源とした場合を考えると、その他者が装着者から離れているため、第1マイクロフォン11と音源との間の距離と、第2マイクロフォン12と音源との間の距離は、大きく変わらない。装着者に対する他者の位置によっては、両距離の差は生じ得るが、装着者の口(発声部位)を音源とした場合のように、第1マイクロフォン11と音源との間の距離が第2マイクロフォン12と音源との間の距離の数倍となることはない。したがって、他者の発話音声に関して、第1マイクロフォン11における取得音声の音圧と第2マイクロフォン12における取得音声の音圧とは、装着者の発話音声の場合のように大きく異なることはない。
図3は、装着者および他者の口(発声部位)と、マイクロフォン11、12との位置の関係を示す図である。
図3に示す関係において、装着者の口(発声部位)である音源aと第1マイクロフォン11との間の距離をLa1、音源aと第2マイクロフォン12との間の距離をLa2とする。また、他者の口(発声部位)である音源bと第1マイクロフォン11との間の距離をLb1、音源bと第2マイクロフォン12との間の距離をLb2とする。この場合、次の関係が成り立つ。
La1>La2(La1≒1.5×La2〜4×La2)
Lb1≒Lb2
図4は、マイクロフォン11、12と音源との間の距離と音圧(入力音量)との関係を示す図である。
上述したように、音圧は、マイクロフォン11、12と音源との間の距離に応じて距離減衰する。図4において、距離La1の場合の音圧βと距離La2の場合の音圧αとを比較すると、音圧αは、音圧βの4倍程度となっている。一方、距離Lb1と距離Lb2とが近似するため、距離Lb1の場合の音圧βと距離Lb2の場合の音圧αとは、ほぼ等しい。そこで、本実施形態では、この音圧差を用いて、取得音声における装着者自身の発話音声と他者の発話音声とを識別する。なお、図4に示した例では、距離Lb1、Lb2を60cmとしたが、ここでは音圧αと音圧βとがほぼ等しくなることに意味があり、距離Lb1、Lb2は図示の値に限定されない。
図4を参照して説明したように、装着者自身の発話音声に関して、第2マイクロフォン12の音圧αは、第1マイクロフォン11の音圧βの数倍(例えば4倍程度)である。また、他者の発話音声に関して、第2マイクロフォン12の音圧αは、第1マイクロフォン11の音圧βとほぼ等しい(1倍程度)。そこで、本実施形態では、第2マイクロフォン12の音圧αと第1マイクロフォン11の音圧βとの差(音圧差α−β)に閾値を設定する。そして、音圧差が閾値よりも大きい音声は装着者自身の発話音声と判断し、音圧差が閾値よりも小さい音声は他者の発話音声と判断する。
ところで、マイクロフォン11、12により取得される音声には、発話音声の他に、環境音等のいわゆる雑音(ノイズ)が含まれる。この雑音の音源とマイクロフォン11、12との間の距離の関係は、他者の発話音声の場合と類似する。すなわち、図4に示した例によれば、雑音の音源cと第1マイクロフォン11との間の距離をLc1とし、雑音の音源cと第2マイクロフォン12との間の距離をLc2とすると、距離Lc1と距離Lc2とは近似する。そして、マイクロフォン11、12の取得音声における音圧差α−βは、閾値よりも小さくなる。しかし、このような雑音は、バンドパスフィルタやゲインフィルタ等を用いた既存の技術によるフィルタリング処理を行うことにより発話音声から分離され、除去される。
<端末装置の動作例>
図5は、本実施形態における端末装置10の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、端末装置10のマイクロフォン11、12が音声を取得すると、各マイクロフォン11、12から取得音声に応じた電気信号(音声信号)が第1増幅器13および第2増幅器14へ送られる(ステップ101)。第1増幅器13および第2増幅器14は、マイクロフォン11、12からの音声信号を取得すると、信号を増幅して音声解析部15へ送る(ステップ102)。
音声解析部15は、第1増幅器13および第2増幅器14で増幅された信号に対してフィルタリング処理を行い、信号から環境音等の雑音(ノイズ)の成分を除去する(ステップ103)。次に、音声解析部15は、雑音成分が除かれた信号に対し、一定の時間単位(例えば、数十分の一秒〜数百分の一秒)毎に、各マイクロフォン11、12の取得音声における平均音圧を求める(ステップ104)。
次に、音声解析部15は、ステップ104で求めた各マイクロフォン11、12における平均音圧の利得が有る場合(ステップ105でYes)、発話音声が有る(発話が行われた)と判断する。一方、ステップ104で求めた各マイクロフォン11、12における平均音圧の利得が無い場合(ステップ105でNo)、音声解析部15は、発話音声が無い(発話が行われていない)と判断する(ステップ110)。
そして、発話音声が有ると判断したときは、音声解析部15は、第1マイクロフォン11における平均音圧と第2マイクロフォン12における平均音圧の差(音圧差)α−βを求める(ステップ106)。
そして、ステップ106で求めた音圧差α−βが閾値よりも大きい場合(ステップ107でYes)、発話音声は装着者自身の発話による音声であると判断する。そして音声解析部15は、その旨のパラメータを設定する。ここでは、便宜上これを「状態1」とする(ステップ108)。一方、ステップ106で求めた音圧差が閾値よりも小さい場合(ステップ107でNo)、音声解析部15は、発話音声は他者の発話による音声であると判断する。そして音声解析部15は、その旨のパラメータを設定する。ここでは、便宜上これを「状態2」とする(ステップ109)。
なお、ステップ105の判断は、ステップ103のフィルタリング処理で除去しきれなかった雑音が信号に残っている場合を考慮し、平均音圧の利得の値が一定値以上の場合に、利得があると判断しても良い。
この後、音声解析部15は、データ送信部16を介して、ステップ104〜ステップ110の処理で得られた情報(発話の有無、発話者の情報、自他識別の識別結果(「状態1」か「状態2」かの情報))を解析結果としてホスト装置20のデータ受信部21へ送信させる(ステップ111)。このとき、発話者毎(装着者自身または他者)の発話時間の長さや平均音圧の利得の値、その他の付加情報を解析結果と共にホスト装置20のデータ受信部21へ送信させても良い。
そしてホスト装置20では、この音声の自他識別の識別結果を含む音声の情報を基にして、音声の同調性を判別する。本実施形態において、複数の装着者の距離関係を導出する機能は、ホスト装置20のデータ解析部23が行なう。
<データ解析部23の説明>
図6は、本実施形態におけるデータ解析部23のブロック図である。
図6に示すようにデータ解析部23は、データ受信部21により複数の装着者から取得した音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部231と、同調性判別部231により判別された音声の同調性から装着者の組分けを行なう組分け部232とを備える。
<ホスト装置の動作例>
また図7は、本実施形態におけるホスト装置20の動作を示すフローチャートである。
以下、図1、図6、図7を使用して本実施形態のホスト装置20の動作を説明する。
まずデータ受信部21が、複数の端末装置10から音声の情報や自他識別の識別結果の情報を含む種々の情報を受信する(ステップ201)。そしてこれらの情報は、いったんデータ蓄積部22に蓄積される(ステップ202)。
次にこの情報は、データ解析部23に送られ、データ解析部23において複数の端末装置10から送られた音声の同調性が判別される(ステップ203)。
以下、音声の情報の同調性を判別する方法について説明する。
図8は、本実施形態の端末装置10をそれぞれ装着した複数の装着者が会話している状況を示す図である。図9は、図8の会話状況における各端末装置10A、10Bの発話情報の例を示す図である。
図8に示すように、端末装置10をそれぞれ装着した二人の装着者A、装着者Bが会話している場合を考える。このとき、装着者Aの端末装置10Aにおいて装着者の発話として認識される音声は、装着者Bの端末装置10Bでは他者の発話として認識される。反対に、端末装置10Bにおいて装着者の発話として認識される音声は、端末装置10Aでは他者の発話として認識される。
端末装置10Aおよび端末装置10Bからは、それぞれ独立に、発話情報がホスト装置20に送られる。このとき、端末装置10Aから取得した発話情報と、端末装置10Bから取得した発話情報とは、図9に示すように、発話者(装着者と他者)の識別結果は反対になるが、発話時間の長さや発話者が切り替わったタイミング等の発話状況を示す情報は近似する。そこで、本適用例のホスト装置20は、端末装置10Aから取得した情報と端末装置10Bから取得した情報とを比較することにより、これらの情報が同じ発話状況を示していると判断し、装着者Aと装着者Bとが会話していることを認識する。このように装着者Aの音声と装着者Bの音声の同調性を判別することで、装着者Aと装着者Bとが会話していることを判断できる。ここで、発話状況を示す情報としては、少なくとも、上述した発話者ごとの個々の発話における発話時間の長さ、個々の発話の開始時刻と終了時刻、発話者が切り替わった時刻(タイミング)等のように、発話に関する時間情報が用いられる。なお、特定の会話に係る発話状況を判断するために、これらの発話に関する時間情報の一部のみを用いても良いし、他の情報を付加的に用いても良い。
本実施形態では、いずれかの端末装置10がこの端末装置10を装着する者(装着者)の音声であると識別した場合に、他の端末装置10に取得された音声の中で他人のものであると識別した音声との同調性を判別する。これは、同調性判別部231は、各装着者についてのマイクロフォン11、12により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、マイクロフォン11、12により取得された音声がマイクロフォン11、12を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音について、音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別すると言い換えても良い。
以下、さらに詳しくこの事項の説明を行なう。
ここでは、上述した「状態1」(自己の発話の場合)と「状態2」(他人の発話の場合)を使用する。この場合、装着者Aおよび装着者Bについて、以下の4つのパラメータが設定できる。
装着者Aについて
α−β>(予め定められた閾値)(「状態1」)のとき、パラメータA1を設定
α−β<(予め定められた閾値)(「状態2」)のとき、パラメータA2を設定
装着者Bについて
α−β>(予め定められた閾値)(「状態1」)のとき、パラメータB1を設定
α−β<(予め定められた閾値)(「状態2」)のとき、パラメータB2を設定
図10は、パラメータA1、A2、B1、B2と装着者A、装着者Bの距離関係について説明した表である。
ここで図8、図9で説明した例に当てはめると、
(1)ある時間帯において、装着者Aおよび装着者BについてパラメータA1およびパラメータB2が設定されているときは、装着者Aの音声と装着者Bの音声は同調性があると判別され、装着者Aと装着者Bとは会話関係にあると判断できる。なおこの場合、装着者Aの発話が聞こえる距離に装着者Bがいると言い換えることもできる。
(2)またある時間帯において、パラメータA2およびパラメータB1が設定されているときは、やはり装着者Aの音声と装着者Bの音声は同調性があると判別され、装着者Aと装着者Bとは会話関係にあると判断できる。なおこの場合は、装着者Bの発話が聞こえる距離に装着者Aがいると言い換えることもできる。
(3)さらにある時間帯において、パラメータA1およびパラメータB1が設定される場合がある。この場合は、装着者Aと装着者Bとは、非常に近接する位置にいるときである。なおこの場合についても装着者Aの音声と装着者Bの音声は同調性があると判別して、装着者Aと装着者Bとは会話関係にあると判断してもよい。
(4)またある時間帯において、パラメータA2およびパラメータB2が設定される場合がある。この場合は、同じ音が聞こえる空間に装着者Aと装着者Bがいるが、装着者Aと装着者Bとの距離は比較的離れていると判断できる。そしてこの音は、装着者Aおよび装着者Bの発話した音声ではないと判断できる。より具体的には、この音は、装着者Aおよび装着者B以外の装着者の音声である場合や、エアコンの音や工事の音などの環境音であると判断できる。
上述した事項をまとめると、装着者Aと装着者Bとの距離としては、(3)が最も近い。そして次に(1)および(2)の場合が近く、最も遠いのは、(4)の場合となる((3)<((1)および(2))<(4))。
このようにして自他識別の識別結果を基にして、複数の装着者の近接判断をすることができる。
複数の装着者の何れについても同調性がないと判断した場合(ステップ203でNo)、ステップ201に戻る。一方、複数の装着者の何れかについて同調性があると判断された場合(ステップ203でYes)、次に組分け部232にて装着者の組分け(グルーピング)を行なう(ステップ204)。
これは、複数の装着者のそれぞれの間における音声の同調性から、会話をしている装着者を選択することで行なわれる。例えば、装着者Aと装着者Bの2人のみについて音声の同調性があると判別された場合は、この2人を選択して1つの組(グループ)とする。また装着者Aと装着者Bの他に、他の装着者である装着者Cが装着者Aおよび装着者Bの少なくとも一方と音声の同調性があると判別された場合は、この3人を選択して1つの組(グループ)とする。なお音声に同調性のある装着者が4人以上であっても同様の方法で組(グループ)を構成することができる。そして全ての装着者について音声の同調性を判別することで、装着者の組分け(グルーピング)を行なうことができる。
なおこのとき組分け部232は、マイクロフォン11、12により取得された音が、自他識別の識別結果によりいずれの装着者の発話音声でもないとされる上記(4)の場合には、この音を装着者の組分けを行なうのに利用しない。
以上のようにして端末装置10を装着する装着者の組分け(グルーピング)を行なうことで、それぞれの装着者におけるコミュニケーションの傾向を分析することができる。
さらに特定の装着者が予め定められた空間内に存在するか否かを判定することができる。この空間が例えば、予め定められた室内とすれば、この特定の装着者が、この室内にいるかいないかの判定を行なうことができる。即ち、本実施形態の音声解析システム1は、装着者についての入退室判定システムとして利用することも可能である。
また上述した例では、音圧差α−βにより音声の自他識別を行なったが、これに限られるものではない。例えば、音圧比α/βを考え、この値が予め定められた閾値より大きい場合を「状態1」、予め定められた閾値より小さい場合を「状態2」と設定してもよい。
さらに上述した例では、音声の自他識別を行なうのを端末装置10の側で行なっていたが、これに限られるものではなく、ホスト装置20の側で行なってもよい。この形態における音声解析システム1としては、図1のものに対し、音声解析部15で行なっていた音声の自他識別を、例えば、ホスト装置20のデータ解析部23で行なう。そしてこの場合データ解析部23は、上述した自他識別部として機能する。
<端末装置の具体例>
図11(a)〜(b)は、実際に使用される端末装置10の具体例を示した図である。
このうち図11(a)は、図2に示した端末装置10とほぼ同様の構成をとり、第1マイクロフォン11、第2マイクロフォン12の2つのマイクロフォンを配したものである。ただし、第1マイクロフォン11は、装置本体30に配置されている。そして第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12との距離を35cmとしている。
また図11(b)は、第1マイクロフォン11、第2マイクロフォン12の他に、第3マイクロフォン18の3つのマイクロフォンを配したものである。そして第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12との距離、第3マイクロフォン18と第1マイクロフォン11の距離を共に35cmとしている。そして第2マイクロフォン12と第3マイクロフォン18の距離は、10cmとしている。
図11(b)のようにマイクロフォンが3箇所以上に配された端末装置10を使用することで、別々のマイクロフォンの組を使用して、上述した距離関係や対話関係の判断を行なうことができる。図11(b)で示した端末装置10では、第1マイクロフォン11と第2マイクロフォン12の組、および第3マイクロフォン18と第1マイクロフォン11の組が選択できる。このように複数の組のマイクロフォンを使用することで、データ解析部23での複数の装着者の距離関係や対話関係の判断をより精度良く行なうことができる。
<プログラムの説明>
なお図7で説明を行った本実施形態におけるホスト装置20が行なう処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、ホスト装置20に設けられた制御用コンピュータ内部の図示しないCPUが、ホスト装置20の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
よって図7で説明を行ったホスト装置20が行なう処理は、コンピュータに、装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数のマイクロフォン11、12により取得された音声の情報を受信する機能と、各装着者についての複数のマイクロフォン11、12により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、マイクロフォン11、12により取得された音声がマイクロフォン11、12を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する機能と、を実現させるプログラムとして捉えることもできる。
1…音声解析システム、10…端末装置、11…第1マイクロフォン、12…第2マイクロフォン、15…音声解析部、16…データ送信部、18…第3マイクロフォン、20…ホスト装置、21…データ受信部、23…データ解析部、30…装置本体、40…提げ紐、231…同調性判別部、232…組分け部

Claims (7)

  1. 装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を受信する音声情報受信部と、
    各装着者についての複数の前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部と、
    を備えることを特徴とする音声解析装置。
  2. 前記音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果を求める自他識別部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の音声解析装置。
  3. 前記同調性判別部により判別された音声の同調性から装着者の組分けを行なう組分け部をさらに備えることを特徴する請求項1または2に記載の音声解析装置。
  4. 前記組分け部は、前記音声取得手段により取得された音が、いずれの装着者の発話音声でもないとされた場合に、当該音を装着者の組分けを行なうのに利用しないことを特徴する請求項3に記載の音声解析装置。
  5. 装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段と、
    前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かを識別する自他識別部と、
    前記自他識別部により識別された識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する同調性判別部と、
    を備えたことを特徴とする音声解析システム。
  6. 前記音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を送信する音声情報送信部と、当該音声情報送信部により送信された音声の音声信号に関する情報を受信する音声情報受信部と、をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の音声解析システム。
  7. コンピュータに、
    装着者の口からの距離が異なる位置に配され音声を取得するための複数の音声取得手段により取得された音声の音声信号に関する情報を受信する機能と、
    各装着者についての複数の前記音声取得手段により取得された音声の音声信号の比較結果に基づき識別される、当該音声取得手段により取得された音声が当該音声取得手段を備えた装着者の発話音声か装着者以外の他者の発話音声かの識別結果から、いずれかの装着者の発話音声であると識別された音声について、当該音声の音声信号に関する情報から音声の同調性を判別する機能と、
    を実現させるプログラム。
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