JP2013164011A - 電動圧縮機及び収納部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付けが容易であり、絶縁性能を向上させることが可能な電動圧縮機及び収納部材を提供することを目的とする。
【解決手段】電動圧縮機は、圧縮機と、圧縮機を駆動する電動機3とを収容する金属製の容器2と、電気的絶縁性の碍子7と、碍子7を介して容器2の開口部に設けられ、電動機3と外部のインバータとを接続する略直線上に配置された3本の丸ピン6及び旗型端子9とを有する端子部と、容器2内に設けられた3本の丸ピン6及び旗型端子9を一体的に収納する電気的絶縁性の収納部材10とを備え、収納部材10は、一端側が端子部の碍子7を被覆し、収納部材10の他端側に、旗型端子9に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられ、収納部材10は、丸ピン6及び旗型端子9間に配置された電気的絶縁性の中間部材を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮部と圧縮部を駆動する電動機を備える電動圧縮機、及び電動圧縮機に用いられ端子を収納する収納部材に関するものである。
電動圧縮機は、金属製の容器内に圧縮機と、圧縮機を駆動する電動機とを収容している。圧縮機が運転することによって、内部の冷媒ガスが圧縮されて排出される。金属製の容器は、密閉性を有しており、電動機への電力は、容器の開口部に設けられた端子部を介して、外部の電源供給部から電動機に供給される。
特許文献1〜5には、電動圧縮機の発明であって、電動機へ電力を供給するための端子が容器の開口部に設けられることが開示されている。
特開2009−293589号公報 特開2010−65625号公報 特開平6−235388号公報 特開平7−59257号公報 特許第3511775号公報
電動圧縮機を冷媒回路に用いた場合、運転停止時に、圧縮機内部の冷媒ガスが冷却して液化し、液冷媒が容器内部に溜まる場合がある。このとき、上記端子部が液冷媒に接触すると、金属製の容器と端子部とが短絡する。そのため、電動圧縮機の運転を開始したときに、端子部に供給した電流が液冷媒を介して容器に漏洩するおそれがある。
特に、冷媒と共に用いる潤滑油として、POE(ポリオールエステル油)ではなく、体積抵抗率が低いPAG(ポリアルキレングリコール油)などを採用する場合、漏電が生じやすくなるため、端子部の絶縁性を確保する必要がある。
そこで、端子部を液状樹脂で固めることによって、漏電を防止する方法がある。しかし、液状材料を用いるため、製造時に扱いづらく、硬化に時間がかかるという難点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、取付けが容易であり、絶縁性能を向上させることが可能な電動圧縮機及び収納部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動圧縮機及び収納部材は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係る電動圧縮機は、圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動機とを収容する金属製の容器と、電気的絶縁性の絶縁部と、前記絶縁部を介して前記容器の開口部に設けられ、前記電動機と外部の電源供給部とを接続する略直線上に配置された3本の導体部とを有する端子部と、前記容器内に設けられた前記3本の導体部を一体的に収納する電気的絶縁性の収納部材とを備え、前記収納部材は、一端側が前記端子部の前記絶縁部を被覆し、前記収納部材の他端側に、前記導体部に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられ、前記収納部材は、前記導体部間に配置された電気的絶縁性の中間部材を有する。
この発明によれば、圧縮部と電動機とが金属製の容器に収容され、圧縮部は電動機によって駆動されて、圧縮した冷媒ガスを外部へ吐出する。電動機への電力は、容器の開口部に設けられた端子部を介して外部の電源供給部から供給される。端子部は、端子部の絶縁部によって金属製の容器と絶縁されている。また、端子部は3本の導体部を有し、3本の導体部は略直線上に配置される。そして、収納部材は、容器内に位置する3本の導体部を一体的に収納する。
収納部材は、電気的絶縁性を有し、一端側が端子部の絶縁部を被覆し、他端側に導体部に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられている。収納部材の一端側が絶縁部を被覆しつつ、収納部材が導体部を収納していることから、端子部が液冷媒に浸って接触しているとき、金属製の容器から導体部へと漏洩電流が流れる経路が、収納部材が設けられない場合に比べて長くなる。したがって、容器と導体部との間の絶縁抵抗を高めることができる。
さらに、収納部材が3本の導体部を一体的に収納し、導体部間に電気的絶縁性の中間部材を有することから、導体部間の空隙を低減して電流経路の断面積を小さくすることができ、絶縁性を向上させられる。また、隣り合う導体部は、中間部材によって、絶縁性を有する部材を共有する。そして、3本の導体部は略直線上に配置され、収納部材が3本の導体部を一体的に収納していることから、収納部材の取付けが容易であり、導体部それぞれに収納部材を設ける場合に比べて、容器内に占める空間をコンパクトにすることができる。
上記発明において、前記収納部材は、前記導体部を1本ずつ収納する筒部材を組み合わせた形状を有してもよい。
この発明によれば、筒部材が導体部を1本ずつ収納し、筒部材が組み合わせられて収納部材が構成される。その結果、収納部材の形状は、導体部間における幅が、導体部が設置される部分における幅よりも狭くなるため、収納部材の柔軟性が増加する。したがって、収納部材の導体部への取付けが容易になる。
上記発明において、前記収納部材は、前記収納部材の前記一端側に設けられ、前記他端側に溝部を有し、前記端子部の前記絶縁部を被覆する絶縁部被覆部材と、前記収納部材の前記他端側に設けられ、前記絶縁部被覆部材と組み合わせられて前記溝部を閉鎖する蓋部材とを有し、前記溝部が閉鎖されることで前記開口部が形成されてもよい。
この発明によれば、収納部材は、一端側に設けられる絶縁部被覆部材と、他端側に設けられる蓋部材とを有し、絶縁部被覆部材が端子部の絶縁部を覆ったとき、絶縁部被覆部材の他端側には、溝部が形成されている。したがって、この状態で、端子部の導体部にリード線が接続しやすくなる。そして、リード線を接続した後に、絶縁部被覆部材に蓋部材を組み合わせて、溝部を閉鎖することによって、絶縁性を高めることができる。
また、本発明に係る収納部材は、圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動機とを収容する金属製の容器と、電気的絶縁性の絶縁部と、前記絶縁部を介して前記容器の開口部に設けられ、前記電動機と外部の電源供給部とを接続する略直線上に配置された3本の導体部とを有する端子部と、を備える電動圧縮機に用いられる収納部材であって、前記収納部材は、電気的絶縁性を有して、前記容器内に設けられた前記3本の導体部を一体的に収納し、一端側が前記端子部の前記絶縁部を被覆し、前記収納部材の他端側に、前記導体部に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられ、前記収納部材は、前記導体部間に配置された電気的絶縁性の中間部材を有する。
本発明によれば、電動圧縮機において、端子を収納する収納部材の取付けが容易であり、絶縁性能を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係る電動圧縮機を示す縦断面図である。 同実施形態に係る電動圧縮機を示す部分縦断面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す上面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す側面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す底面図である 図5のB−B線で切断した断面図である。 図3のA−A線で切断した断面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す斜視図である。 同実施形態に係る収納部材を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る収納部材を示す上面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す側面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す底面図である。 図10のC−C線で切断した断面図である。 図12のD−D線で切断した断面図である。 同実施形態に係る収納部材を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る収納部材を示す側面図である。 同実施形態に係る収納部材の絶縁部被覆部材を示す上面図である。 同実施形態に係る収納部材の絶縁部被覆部材を示す側面図である。 同実施形態に係る収納部材の絶縁部被覆部材を示す底面図である。 同実施形態に係る収納部材の蓋部材を示す上面図である。 同実施形態に係る収納部材の蓋部材を示す側面図である。 同実施形態に係る収納部材の蓋部材を示す底面図である。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
以下、本発明の第1の実施形態に係る電動圧縮機1について、図1を用いて説明する。
電動圧縮機1は、金属製の容器2内に圧縮機(図示せず。圧縮部の一例である。)と、圧縮機を駆動する電動機3とを収容している。圧縮機が運転することによって、内部の冷媒ガスが圧縮されて排出される。金属製の容器2は、密閉性を有しており、電動機3への電力は、容器2の開口部に設けられた丸ピン6及び碍子7などからなる端子部を介して、容器2の外部のインバータ5から電動機3に供給される。図1では、インバータ5の内部の構成については省略して図示している。また、インバータ5は、電源供給部の一例である。
端子部は、図1及び図2に示すように、丸ピン6と、碍子7と、ガラス端子板8と、旗型端子9などからなる。端子部において、丸ピン6は3本からなり、3本の丸ピン6は略直線上に配置される。
丸ピン6は、導体部の一例であり、電動圧縮機1の容器2の外部と内部を貫通して設けられる。丸ピン6の容器2外部側の端部は、インバータ5に接続され、丸ピン6の容器2内部側の端部は、図2に示すように旗型端子9が設置される。旗型端子9は、導体部の一例であり、丸ピン6に固定される平板状の部材である。旗型端子9の端部には、リード線(図示せず。)が接続され、リード線は、他端部で電動機3と接続される。これにより、丸ピン6及び旗型端子9を介して、インバータ5と電動機3が電気的に接続される。
碍子7は、絶縁部の一例であり、底を有する円筒形状の部材であって、丸ピン6を囲むように設けられる。碍子7は、1本の丸ピン6につき容器2の外部側と内部側に一つずつ設けられる。このとき、碍子7の底は互いに対向して設けられる。
ガラス端子板8は、ガラス製の板状部材であって、容器2の外部側の碍子7と内部側の碍子7に挟まれる位置であって、容器2の外面に設けられる。碍子7とガラス端子板8によって、丸ピン6と金属製の容器2との短絡が防止される。
端子部のうち容器2の内部側に位置する丸ピン6、旗型端子9及び碍子7は、図1及び図2に示すように、収納部材10によって収納される。
収納部材10は、電気的絶縁性の部材、例えばゴム製であって、容器2内に設けられた3本の丸ピン6と丸ピン6に固定された旗型端子9を一体的に収納する。収納部材10は、HNBR(水素化ニトリルゴム)で作成されることによって、高い体積抵抗率を有し、絶縁性を向上させることができる。
また、収納部材10は、一端側が碍子7の外周面を被覆する。収納部材10の一端側が碍子7を被覆しつつ、収納部材10が丸ピン6と旗型端子9を収納していることから、端子部が液冷媒に浸って接触しているとき、金属製の容器2から丸ピン6及び旗型端子9へと漏洩電流が流れる経路が、収納部材10が設けられない場合に比べて長くなる。したがって、容器2と丸ピン6及び旗型端子9との間の絶縁抵抗を高めることができる。
以下、図3〜図9を参照して、収納部材10について更に説明する。
収納部材10は、碍子被覆部12と、旗型端子被覆部13と、リード線取り出し部14からなる。
碍子被覆部12は、略直方体形状であって、図5〜図7及び図9に示すように、内部に三つの開口部16を有する。開口部16は、碍子7の外周面に合わせて例えば円形状であり、収納部材10が端子部に取り付けられるとき、碍子7の外周面と開口部16の内周面には隙間がないことが望ましい。なお、開口部16の内周面に複数の凸部及び凹部を設けて、ラビリンス効果によってシール性を向上させてもよい。また、開口部16の外側の内径が小さく、内側の内径を大きくして、縦断面をテーパ状にすることによって、収納部材10が碍子7から抜けにくいようにしてもよい。
旗型端子被覆部13は、端子部の3本の丸ピン6及び旗型端子9の位置に合わせて、内部に収納部17が形成される。収納部17の一側は碍子被覆部12の開口部16に連通し、他側はリード線取り出し部14の貫通路18に連通している。
リード線取り出し部14には、収納部17に収納される丸ピン6の軸方向に対して垂直方向に開口した貫通路18が形成される。貫通路18は、リード線が貫通して配置される。
旗型端子被覆部13及びリード線取り出し部14は、一つの台座形状の碍子被覆部12上に端子部の丸ピン6及び旗型端子9に合わせて三つ設けられる。そして、旗型端子被覆部13及びリード線取り出し部14は、略直線上に配置される。
また、収納部材10は、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間に電気的絶縁性の中間部材19が設けられる。すなわち、3本の丸ピン6及び旗型端子9は、一つの空間に収納されるのではなく、中間部材19によって互いに仕切られて各々個別の空間に収納される。これにより、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間の空隙を低減して電流経路の断面積を小さくし、絶縁性を向上させられる。
更に、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間は、中間部材19によって、絶縁性を有する部材を共有する。そして、3本の丸ピン6及び旗型端子9は略直線上に配置され、収納部材10が3本の丸ピン6及び旗型端子9を一体的に収納していることから、収納部材10の取付けが容易であり、丸ピン6及び旗型端子9それぞれに合成樹脂製の収納部材を設ける場合に比べて、容器2内に占める空間をコンパクトにすることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る電動圧縮機について、図10〜図15を用いて説明する。
本実施形態に係る電動圧縮機は、端子部に設けられる収納部材20が上述の第1の実施形態に係る収納部材10と異なり、その他の構成は同一であるため、収納部材20についてのみ説明し、他の構成部材の説明は省略する。
収納部材20は、碍子・端子被覆部22と、リード線取り出し部23からなる。
碍子・端子被覆部22は、三つの円筒形状の部材が組み合わさった形状を有する。碍子・端子被覆部22は、図12〜図15に示すように、内部に三つの開口部26を有する。開口部26は、碍子7の外周面に合わせて例えば円形状であり、収納部材20が端子部に取り付けられるとき、碍子7の外周面と開口部26の内周面には隙間がないことが望ましい。例えば、図13〜図15に示すように、開口部26の内周面に複数の凸部及び凹部を設けて、ラビリンス効果によってシール性を向上させてもよい。また、開口部26の外側の内径が小さく、内側の内径を大きくして、縦断面をテーパ状にすることによって、収納部材20が碍子7から抜けにくいようにしてもよい。
碍子・端子被覆部22は、端子部の3本の丸ピン6及び旗型端子9の位置に合わせて、内部に収納部27が形成される。収納部27の一側は碍子・端子被覆部22の開口部26に連通し、他側はリード線取り出し部23の貫通路28に連通している。収納部27は、端子部の丸ピン6及び旗型端子9に合わせて三つ設けられる。そして、収納部27は、略直線上に配置される。
リード線取り出し部23には、収納部27に収納される丸ピン6の軸方向に対して垂直方向に開口した貫通路28が形成される。貫通路28は、リード線が貫通して配置される。
また、収納部材20は、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間に電気的絶縁性の中間部材29が設けられる。すなわち、3本の丸ピン6及び旗型端子9は、一つの空間に収納されるのではなく、中間部材29によって互いに仕切られて各々個別の空間に収納される。これにより、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間の空隙を低減して電流経路の断面積を小さくし、絶縁性を向上させられる。
更に、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間は、中間部材29によって、絶縁性を有する部材を共有する。そして、3本の丸ピン6及び旗型端子9は略直線上に配置され、収納部材20が3本の丸ピン6及び旗型端子9を一体的に収納していることから、収納部材20の取付けが容易であり、丸ピン6及び旗型端子9それぞれに合成樹脂製の収納部材を設ける場合に比べて、容器2内に占める空間をコンパクトにすることができる。
また更に、碍子・端子被覆部22の筒部材が丸ピン6及び旗型端子9を1本ずつ収納し、筒部材が組み合わせられて収納部材20が構成される。その結果、収納部材20の形状は、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士間における幅、すなわち中間部材29における幅が丸ピン6及び旗型端子9が設置される部分における幅、すなわち碍子・端子被覆部22における幅よりも狭くなる。そのため、幅が狭い部分によって、収納部材20の柔軟性が増加する。したがって、3本の丸ピン6及び旗型端子9が正確な直線上になく、多少ずれた位置にある場合でも、収納部材20の丸ピン6及び旗型端子9への取付けが容易になる。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態に係る電動圧縮機について、図16〜図22を用いて説明する。
本実施形態に係る電動圧縮機は、端子部に設けられる収納部材30が上述の第1の実施形態に係る収納部材10と異なり、その他の構成は同一であるため、収納部材30についてのみ説明し、他の構成部材の説明は省略する。
収納部材30は、碍子・端子被覆部材31(絶縁部被覆部材)と、蓋部材41からなる。碍子・端子被覆部材31と、蓋部材41は互いに組み合わせられて、収納部材30が形成される。
碍子・端子被覆部材31は、収納部材30の一端側に設けられる部材であり、端子部の丸ピン6、旗型端子9及び碍子7を被覆する。そして、碍子・端子被覆部材31は、他端側に溝部38を有する。
碍子・端子被覆部材31は、図16〜図19に示すように、内部に三つの開口部36を有する。開口部36は、碍子7の外周面に合わせて例えば円形状であり、収納部材30が端子部に取り付けられるとき、碍子7の外周面と開口部36の内周面には隙間がないことが望ましい。例えば、図16及び図18に示すように、開口部36の内周面に複数の凸部及び凹部を設けて、ラビリンス効果によってシール性を向上させてもよい。また、開口部36の外側の内径が小さく、内側の内径を大きくして、縦断面をテーパ状にすることによって、収納部材30が碍子7から抜けにくいようにしてもよい。
碍子・端子被覆部材31は、端子部の3本の丸ピン6及び旗型端子9の位置に合わせて、内部に収納部37が形成される。収納部37の一側は碍子・端子被覆部材31の開口部36に連通し、他側はリード線取り出し部33の溝部38に連通している。収納部37は、端子部の丸ピン6及び旗型端子9に合わせて三つ設けられる。そして、収納部37は、略直線上に配置される。
リード線取り出し部33には、収納部37に収納される丸ピン6の軸方向に対して垂直方向に開口した溝部38が形成される。また、リード線取り出し部33には、蓋部材41を安定して固定するための突起部39が形成される。
また、収納部材30は、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間に電気的絶縁性の中間部材34が設けられる。すなわち、3本の丸ピン6及び旗型端子9は、一つの空間に収納されるのではなく、中間部材34によって互いに仕切られて各々個別の空間に収納される。これにより、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間の空隙を低減して電流経路の断面積を小さくし、絶縁性を向上させられる。
更に、隣り合う丸ピン6及び旗型端子9同士の間は、中間部材34によって、絶縁性を有する部材を共有する。そして、3本の丸ピン6及び旗型端子9は略直線上に配置され、収納部材30が3本の丸ピン6及び旗型端子9を一体的に収納していることから、収納部材30の取付けが容易であり、丸ピン6及び旗型端子9それぞれに合成樹脂製の収納部材を設ける場合に比べて、容器2内に占める空間をコンパクトにすることができる。
蓋部材41は、収納部材30の他端側に設けられる部材であり、碍子・端子被覆部材31と組み合わせられて溝部38を閉鎖する。碍子・端子被覆部材31の溝部38に対応して蓋部41に溝部42が形成されてもよい。そして、溝部38と溝部42が組み合わされることによって、リード線が貫通する貫通路が形成される。
また、蓋部材41には、碍子・端子被覆部材31の突起部39に対応して凹部43が形成される。突起部39と凹部43が係合することによって、碍子・端子被覆部材31と蓋部材41とが安定して固定される。
次に、本実施形態に係る収納部材30の取付け方法について説明する。
収納部材30は、まず、碍子・端子被覆部材31が端子部の碍子7、丸ピン6及び旗型端子9を覆うように取り付けられる。そして、旗型端子9にリード線を接続し、リード線を碍子・端子被覆部材31に形成された溝部38に配置する。収納部37が貫通し、かつ溝部38が形成されているため、碍子・端子被覆部材31が碍子7に取り付けられた状態で、旗型端子9にリード線が接続しやすくなる。そして、リード線を接続した後に、碍子・端子被覆部材31に蓋部材41を組み合わせて、溝部38を閉鎖することによって、絶縁性を高めることができる。
1 電動圧縮機
2 容器
3 電動機
5 インバータ(電源供給部)
6 丸ピン(導体部)
7 碍子(絶縁部)
8 ガラス端子板
9 旗型端子(導体部)
10,20 収納部材
12 碍子被覆部
13 旗型端子被覆部
14,23,33 リード線取り出し部
16,26,36 開口部
17,27,37 収納部
18,28 貫通路
19,29,34 中間部材
22 碍子・端子被覆部
31 碍子・端子被覆部材(絶縁部被覆部材)
38,42 溝部
39 突起部
41 蓋部材
43 凹部

Claims (4)

  1. 圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動機とを収容する金属製の容器と、
    電気的絶縁性の絶縁部と、前記絶縁部を介して前記容器の開口部に設けられ、前記電動機と外部の電源供給部とを接続する略直線上に配置された3本の導体部とを有する端子部と、
    前記容器内に設けられた前記3本の導体部を一体的に収納する電気的絶縁性の収納部材と、
    を備え、
    前記収納部材は、一端側が前記端子部の前記絶縁部を被覆し、前記収納部材の他端側に、前記導体部に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられ、
    前記収納部材は、前記導体部間に配置された電気的絶縁性の中間部材を有する電動圧縮機。
  2. 前記収納部材は、前記導体部を1本ずつ収納する筒部材を組み合わせた形状を有する請求項1に記載の電動圧縮機。
  3. 前記収納部材は、
    前記収納部材の前記一端側に設けられ、前記他端側に溝部を有し、前記端子部の前記絶縁部を被覆する絶縁部被覆部材と、
    前記収納部材の前記他端側に設けられ、前記絶縁部被覆部材と組み合わせられて前記溝部を閉鎖する蓋部材と、
    を有し、
    前記溝部が閉鎖されることで前記開口部が形成される請求項1又は2に記載の電動圧縮機。
  4. 圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動機とを収容する金属製の容器と、
    電気的絶縁性の絶縁部と、前記絶縁部を介して前記容器の開口部に設けられ、前記電動機と外部の電源供給部とを接続する略直線上に配置された3本の導体部とを有する端子部と、を備える電動圧縮機に用いられる収納部材であって、
    前記収納部材は、電気的絶縁性を有して、前記容器内に設けられた前記3本の導体部を一体的に収納し、一端側が前記端子部の前記絶縁部を被覆し、前記収納部材の他端側に、前記導体部に接続されたリード線が貫通する貫通路が設けられ、
    前記収納部材は、前記導体部間に配置された電気的絶縁性の中間部材を有する収納部材。
JP2012027414A 2012-02-10 2012-02-10 電動圧縮機及び収納部材 Active JP5687226B2 (ja)

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