JP2013163659A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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裕子 藤崎
Taiji Nakagawa
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Abstract

【課題】泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡量が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れ、更に経時安定性に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供する。
【解決手段】下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
(A)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤
(B)ポリグルタミン酸
(C)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸
【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚洗浄剤組成物に関し、詳しくは、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡量が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れ、経時安定性にも優れた皮膚洗浄剤組成物に関する。
従来、皮膚洗浄剤組成物においては、水溶性高分子と界面活性剤を組み合わせて配合することにより、泡立ち、泡質(クリーミー性)、洗浄力、使用時の感触等の向上が可能であることが知られている。このような組み合わせとしては、例えば、水溶性高分子である塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体を第4級アンモニウム塩とともに脂肪酸石鹸と組み合わせて配合した皮膚洗浄剤組成物(例えば、特許文献1参照。)がある。しかしながら、このような水溶性高分子を含有させた場合、すすぎ時のぬるつきなどの欠点も生じる。すなわち、泡立ち、泡質(クリーミー性)、起泡性、すすぎ時のぬるつきの無さを同時に満たしてくれる技術はなく、十分に満足がいくものではなかった。
一方、ポリグルタミン酸と界面活性剤を組み合わせて配合することにより、起泡力の向上が可能であることが知られている。このような組み合わせとしては、例えば、ポリグルタミン酸とN−アシルグルタミン酸塩や高級脂肪酸塩などの界面活性剤とセリンやトレオニンなどの中性アミノ酸を組み合わせて配合した洗浄料組成物(例えば、特許文献2参照。)や、肌のきめ改善作用のあるγ−ポリグルタミン酸を配合し、使用感を損ねることなく泡性能を向上させた皮膚洗浄剤組成物(例えば、特許文献3参照。)などがある。しかし、ポリグルタミン酸とヒドロキシプロピルデンプンリン酸を組み合わせることにより、皮膚洗浄剤組成物の起泡力が格段に向上することは知られていない。
特開2005−154360号公報 特許4253687号公報 特開2011−026242号公報
上記従来技術を背景とした本発明の目的は、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡量が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れ、経時安定性にも優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、特定の界面活性剤と、ポリグルタミン酸と、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸を組み合わせることにより、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、起泡量が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れ、経時安定性にも優れた皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(A)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤、(B)ポリグルタミン酸、(C)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸を含有する皮膚洗浄剤組成物である。また本発明の皮膚洗浄剤組成物には、成分(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールを含有することが好
ましい。
本発明によれば、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、泡量が良好であり、すすぎ時にぬるつきが無く、タオルドライ後のしっとり感に優れ、経時安定性にも優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明の皮膚洗浄剤組成物について詳細に説明する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物において、成分(A)の界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤を使用できる。
アニオン性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばN−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグリシンアンモニウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルアラニンナトリウム、N−ステアロイルアラニンナトリウム、N−ミリストイルアスパラギン酸トリエタノールアミン、α−ラウロイルスルホン酸ナトリウム、ミリストイルアリルスルホン酸ナトリウム、ラウリルナフタレンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸アミドエーテル硫酸カリウム、ラウリルリン酸ナトリウム、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、パルミチン酸カリウム、ステアリン酸カリウム、ヤシ脂肪酸カリウム、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナトリウム等が挙げられる。刺激やつっぱり感等の皮膚に対する影響が少ない点で、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウム、N−パーム核油脂肪酸アシルグリシンアンモニウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイルアラニンナトリウム、N−ステアロイルアラニンナトリウム、N−ミリストイルアスパラギン酸トリエタノールアミンが好ましい。
両性界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルアミノジ酢酸ナトリウム、β−アミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオキシエチレンセチルエーテル、モノステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンジオレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N−メチルエタノールアミド、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、ラウリルグルコシド、デシルグルコシド、ヤシ油アルキルグルコシド等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物において、上記界面活性剤から適宜選択し、1種単独又は2種
以上を組み合わせて用いることができる。特にアニオン性界面活性剤とベタイン系両性界面活性剤を併用すると、増粘、増泡効果を示すため好ましい。本発明の皮膚洗浄剤組成物において、成分(A)の界面活性剤の合計配合量は、全組成中3〜50質量%(以下、単に「%」と記す。)が好ましく、より好ましくは6〜30%である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物で使用される成分(B)ポリグルタミン酸は、天然品でも合成品でもよく、化学的に合成されるα又はγ−ポリグルタミン酸、あるいは各種菌株からの発酵生産物として得られる天然のα又はγ−ポリグルタミン酸を使用できる。これらポリグルタミン酸は市販品を用いることが可能であり、例えば、バイオPGA溶液HB、バイオPGA溶液HE等のバイオPGAシリーズ(一丸ファルコス社製)、モイスチャーミックス(香栄興業社製)等を使用することができる。また、本発明において成分(B)ポリグルタミン酸は、ポリグルタミン酸ナトリウム等の塩の形態で皮膚洗浄剤組成物に配合してもよい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物において、成分(B)ポリグルタミン酸の配合量は、全組成中0.001〜5%が好ましく、より好ましくは0.003〜3%である。この範囲内であれば、泡立ち、泡質(クリーミィさ)、泡量の向上と、すすぎ時のぬるつきを生じることなく、タオルドライ後の優れたしっとり感を得ることができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物で使用される成分(C)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸は、ヒドロキシプロピル変性デンプン同士がリン酸により架橋された架橋物であり、泡立ち、泡質(クリーミィさ)、泡量、安定性を向上させることができる。ヒドロキシプロピルデンプンリン酸は、市販品を用いることが可能であり、例えば、STRUCTURE XL(アクゾノーベル社製)が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物において、成分(C)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸の配合量は、全組成中0.1〜10が好ましく、より好ましくは0.5〜6%である。この範囲内であれば、泡立ち、泡質(クリーミィさ)、泡量、安定性の向上させることができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物においては、上記成分(A)〜(C)に加えて、成分(D)として分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールを配合することが好ましい。このようなポリオールを配合することにより、タオルドライ後のしっとり感の向上が更に顕著になる。分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールとしては、例えばグリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ペンタエリスリトール、グルコース、トレハロース、フルクトース等が挙げられる。これら分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールは中から1種単独又は2種以上を適宜選択して用いることができる。本発明の皮膚洗浄剤組成物において、成分(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールを配合する場合の配合量は、全組成中0.1〜30%が好ましく、更に好ましくは1〜20%である。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、上述した成分の他に、本発明の目的を損なわない範囲で他の成分、例えば、水溶性高分子化合物(カチオン性、ノニオン性、アニオン性等を含む)、粉体(顔料、色素、樹脂等)、生理活性成分、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、防腐剤、紫外線吸収剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、パール化剤、中和剤、昆虫忌避剤、酵素等の成分を適宜配合することができる。
上記水溶性高分子としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ポリエチレングリコール、高重合ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキルコポリマー、アクリル酸アルキルコポリマー等が挙げられ、適宜一種又は二種以上選択して用いればよい。
また、上記粉体としては、例えば赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号等の色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、シリコーンパウダー、セルロースパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン等の白色顔料、タルク、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン等のパール顔料、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素等が挙げられる。これらの粉体の形状(球状、棒状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)に特に制限はない。
上記生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分等が挙げられる。上記生理活性成分は、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分や、化合物等が挙げられるが、これらの中でも、特に天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が安全性の点で好ましい。
上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分の例としては、例えばアシタバエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アロエエキス、アンズエキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オトギリソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カキョクエキス、キウイエキス、キューカンバーエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クロレラエキス、クワエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コラーゲン、サルビアエキス、サボンソウエキス、サンザシエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シャクヤクエキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウニンエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、ブクリョウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マドンナリリー花エキス、マロニエエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズマリーエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
また、上記天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分以外の成分としては、例えばデオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミン類(A
、B2、B6、C、D、E)、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体などの血行促進剤、イソプロピルメチルフェノール、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化ベンザルコニウム等の殺菌剤、l−メントール、ハッカ油等の冷感剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤等が挙げられる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗顔、クレンジング、ボディシャンプー、ハンドソープ、シェービング料、マッサージ料等の皮膚用洗浄剤として好適に使用できる。またそれぞれ、液体、粘性液体、クリーム状、ポンプフォーム等の形態として用いることができ、特に洗顔フォーム、液状ボディシャンプーとして好適に用いられる。
次に本発明の皮膚洗浄剤組成物について、実施例をもって詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。まず、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)泡立ち、泡質、すすぎ時の感触及び仕上がり感試験法
10名の専門パネルにより、実施例及び比較例の洗顔フォームを使用し、使用時の泡立ち、使用時の泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感の各項目について官能評価により評価を行った。尚、評価基準は以下の通りである。[使用時の泡立ち]
◎:極めて良好 泡立ちが良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡立ちが良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い 泡立ちが良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い 泡立ちが良いと答えた被験者の数が4人未満
[使用時の泡質(クリーミィ性)]
◎:極めて良好 泡質(クリーミィ性)が良いと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 泡質(クリーミィ性)が良いと答えた被験者の数が6人以上、8人未満△:やや悪い 泡質(クリーミィ性)が良いと答えた被験者の数が4人以上、6人未満×:悪い 泡質(クリーミィ性)が良いと答えた被験者の数が4人未満
[すすぎ時のぬるつきの無さ]
◎:極めて良好 すすぎ時にぬるつきがないと答えた被験者の数が8人以上
○:良好 すすぎ時にぬるつきがないと答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い すすぎ時にぬるつきがないと答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い すすぎ時にぬるつきがないと答えた被験者の数が4人未満
[タオルドライ後のしっとり感]
◎:極めて良好 しっとりすると答えた被験者の数が8人以上
○:良好 しっとりすると答えた被験者の数が6人以上、8人未満
△:やや悪い しっとりすると答えた被験者の数が4人以上、6人未満
×:悪い しっとりすると答えた被験者の数が4人未満
(2)起泡力試験(泡量評価)
1,000mL容器の攪拌機つき円筒形シリンダーに、実施例及び比較例の洗顔フォームの10%水溶液を80mL入れ、5,000rpmで30秒間攪拌した後の泡容積を測定した。また、評価の基準を次のように設定した。
◎:泡量が極めて良好 泡容積500mL以上
○:泡量が良好 泡容積400mL以上,500mL未満
△:泡量が普通 泡容積300mL以上,400mL未満
×:泡量が不良 泡容積300mL未満
(3)経時安定性試験(外観評価)
実施例及び比較例の洗顔フォームをガラス瓶に充填し、40℃で静置したときの経時安定性について、下記に示す判断基準により評価を行った。判断基準は以下の通りである。
◎:3ヶ月分離なし
○:2ヶ月分離なし(3ヶ月後分離有り)
△:1ヶ月分離なし(2ヶ月後分離有り)
×:1週間分離なし(1ヶ月後分離有り)
実施例1〜10及び比較例1〜4
表1に示す組成の洗顔フォームを常法により調製し、これら使用時の泡立ち、使用時の泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感、泡量、経時安定性について評価し、その結果を表1に併せて示した。なお、以下の全ての実施例及び比較例における配合量は質量%である。
Figure 2013163659
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜10の洗顔フォームは比較例1〜4の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の皮膚洗浄剤組成物のその他の処方例を実施例11,12として挙げる。なお、これらの実施例の洗顔フォームについても、上記の使用時泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきの無さ、タオルドライ後のしっとり感、泡量、経時安定性の各項目を評価した。
実施例11 洗顔フォーム
(1)N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム 8.0
(2)2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン 3.0
(3)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 1.5
(4)ポリグルタミン酸 0.5
(5)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 5.0
(6)グリセリン 10.0
(7)シア脂 3.0
(8)アストロカリウムムルムル脂 2.0
(9)マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 3.0
(10)塩化O−[2−ヒドロキシ−3−
(トリメチルアンモニオ)プロピル]グアーガム 0.3
(12)アクリル酸アルキルコポリマー 0.5
(14)ダイズエキス 0.1
(15)ローヤルゼリーエキス 0.1
(16)バラエキス 0.1
(17)グリコシルトレハロース 0.5
(18)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(19)マドンナリリー花エキス 0.1
(20)モモ葉エキス 0.1
(21)アロエベラ葉エキス 0.1
(22)N−アセチルグルコサミン 0.1
(23)カニナバラ果実エキス 0.1
(24)エデト酸二ナトリウム 0.1
(25)フェノキシエタノール 0.2
(26)香料 0.2
(27)精製水 残 余
常法により上記組成の洗顔フォームを調製し、泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のしっとり感、泡量、経時安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。
実施例12 ボディシャンプー
(1)ラウリン酸 6.0
(2)ミリスチン酸 5.5
(3)パルミチン酸 4.0
(4)ステアリン酸 1.0
(5)水酸化カリウム 4.0
(6)2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン 0.5
(7)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 2.0
(8)ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウム(2E.O.) 1.0
(8)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 3.0
(9)ポリグルタミン酸 0.3
(10)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸 1.0
(11)グリセリン 5.0
(12)ジステアリン酸エチレングリコール 1.0
(13)ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1
(14)塩化O−[2−ヒドロキシ−
3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]グァーガム 0.1
(15)桃葉エキス 0.1
(16)アロエベラ葉エキス 0.1
(17)グリコシルトレハロース 0.5
(18)カモミラエキス 0.1
(19)加水分解コラーゲン液 0.1
(20)ノバラエキス 0.1
(21)シルクエキス 0.1
(22)N−アセチルグルコサミン 0.1
(23)リンゴエキス 0.1
(24)アンズ果実エキス 0.1
(25)ユーカリエキス 0.1
(26)オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンエステルアルミニウム 0.1
(27)塩化ナトリウム 0.2
(28)エデト酸二ナトリウム 0.1
(29)香料 0.5
(30)精製水 残 余
常法により上記組成のボディシャンプーを調製し、使用時の泡立ち、泡質(クリーミィ性)、すすぎ時のぬるつきのなさ、タオルドライ後のしっとり感、泡量、経時安定性を評価したところ、いずれの特性も優れており良好な結果を得た。

Claims (2)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有することを特徴とする皮膚洗浄剤組成物。
    (A)アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオン性界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤
    (B)ポリグルタミン酸
    (C)ヒドロキシプロピルデンプンリン酸
  2. 更に、成分(D)分子内に3個以上の水酸基を有するポリオールを含有する請求項1記載の皮膚洗浄剤組成物。
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