JP2013162555A - 車両充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の電力供給部を用いて複数の車両の充電を同時に行う場合において、効率良く充電を行うこと。
【解決手段】充電スタンドX,Y,Zの優先順位を設定する。この優先順位は、優先順位の高い充電スタンドほど、当該充電スタンドから供給される電力量が大きくなることを示す。この優先順位は、充電スタンドX,Y,Zが車両A〜Cに供給した電力量と、車両A〜Cに搭載された蓄電池13の電池容量をもとに設定する。具体的に言えば、電池容量に対する充電量の割合から優先順位を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される蓄電池を充電するための車両充電システムに関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載された蓄電池を充電するための車両充電システムとして、例えば特許文献1の充電装置が知られている。特許文献1の充電装置は、1台の充電装置に複数台の車両を接続し、同時に複数台の車両の充電を行うものである。
特開2011−130593号公報
特許文献1の充電装置では、複数台の車両を同時に充電する場合、充電の優先順位にしたがって各車両に分配する電力量を決定している。そして、複数台の車両を同時に充電する場合の優先順位の設定は、充電効率に影響を与えるので適切に設定することが好ましい。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、複数の電力供給部を用いて複数の車両の充電を同時に行う場合において、効率良く充電を行うことができる車両充電システムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両に搭載される蓄電池の充電を行う車両充電システムであって、前記車両に充電用の電力を供給するとともに、システム全体で複数有する電力供給部と、各電力供給部が前記車両に供給した電力量を計測する電力計測部と、車両に搭載された蓄電池の電池容量を判別する電池容量判別部と、各電力供給部から供給する電力量の大小を規定する優先順位を設定する優先度設定部と、を備え、前記優先度設定部は、前記電力計測部の計測結果と前記電池容量判別部の判別結果をもとに、前記電池容量に対する前記蓄電池が前記電力供給部から供給された電力で充電された充電量の割合から前記優先順位を設定することを要旨とする。
これによれば、電池容量に対する充電量の割合から優先順位を設定する。このため、満充電の状態になるまでに必要な充電量が多い車両ほど、供給する電力量が多くなる。例えば、現在の充電量のみに基づき優先順位を設定した場合は、各車両の充電量が同じであると、優先順位が同じとなってしまう。つまり、この場合は、電池容量に対して充電量の割合が高い車両と低い車両が同じ優先順位のもとで充電が行われることになる。しかし、本発明によれば、電池容量に対して充電量の割合が低い車両の優先順位を高めて充電することにより、複数の電力供給部を用いて複数の車両の充電を同時に行う場合であっても、効率良く充電を行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両充電システムにおいて、車種を判別する車種判別部を備え、前記電池容量判別部は、前記車種判別部が判別した車種をもとに電池容量を判別することを要旨とする。これによれば、車種判別を行って優先順位の設定に必要な情報を得ることから、車両毎に電池容量などが異なる場合であっても、正確に優先順位を設定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両充電システムにおいて、前記優先順位にしたがって各電力供給部が供給する電力量を決定する電力量決定部を備え、前記優先度設定部は、前記割合が小さい順に高い優先順位を設定し、前記電力量決定部は、優先順位の高い順に電力量を大きくすることを要旨とする。これによれば、優先順位の高い電力供給部ほど大きな電力量を割り当てることができる。したがって、効率良く充電を行うことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両充電システムにおいて、前記電力量決定部は、各電力供給部が供給する電力量の合計が予め設定される最大供給電力量以下となるように各電力供給部の電力量を決定することを要旨とする。
これによれば、電力量決定部は、各電力供給部が供給する電力量が最大供給電力量を超えないように電力量を割り当てることができる。すなわち、電力供給部から供給される電力量が極端に大きくなるようなことがなく、システム全体として電力の供給対象に対して確実に電力を分配して供給することができる。
本発明によれば、複数の電力供給部を用いて複数の車両の充電を同時に行う場合において、効率良く充電を行うことができる。
車両充電システムの構成を示すブロック図。 車種別の最大充電電流値と電池容量を説明する説明図。 優先係数を算出するとともに充電を行わせる処理を示すフローチャート。 優先係数を算出する場合の具体例を示す模式図。 優先係数の計算例を説明する説明図。 別例を説明する説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、車両充電システムKは、電力系統から送電される電力を受電する受電設備10と、受電設備10に接続されるとともに、車両の充電時に充電ケーブルを介して車両に接続される複数の充電スタンドX,Y,Zから構成されている。充電スタンドX,Y,Zは、受電設備10から供給される電力を、充電用の電力として充電対象の車両に供給する電力供給部となる。なお、本実施形態の車両充電システムKは3台の充電スタンドX,Y,Zを有し、同時に3台の車両A,B,Cを充電可能とされている。なお、1台の充電スタンドX,Y,Zには、1台の車両が接続される。また、各充電スタンドX,Y,Zは同一構成とされており、図1ではその詳細な構成を充電スタンドXのみで図示している。また、受電設備10には、その受電設備10から電力が供給される充電スタンドX,Y,Z以外の他の負荷設備も接続されている。負荷設備とは、車両充電システムKの設置箇所に配設されている照明器具などである。
各充電スタンドX,Y,Zには、過電流が流れた場合に電流の流れを遮断する電力遮断部11と、車両に受電を行う際の充電電流指令値を指示する電力制御部12と、が設けられている。EVやPHVなどの車両Aには、当該車両の原動機となる図示しない電動機(モータ)への供給電力を蓄える蓄電池13と、蓄電池13への充電を制御する充電制御部14と、が搭載されている。各充電スタンドX,Y,Zの電力制御部12は、車両の充電制御部14に充電電流指令値を指示する。一方、充電電流指令値を入力した充電制御部14は、その充電電流指令値にしたがって充電制御を実行する。なお、図1に図示する車両B,Cについても、車両Aと同様に、蓄電池13と充電制御部14が搭載されている。
また、車両充電システムKには、システム全体の使用電力量を計測する電力計測部15と、電力計測部15の計測結果及び設置者による各種の設定値をもとに各充電スタンドX,Y,Zに指示する充電電流指令値を決定する設定部16と、が接続されている。電力計測部15は、充電スタンドX,Y,Z毎に供給される電力量も計測する。また、電力計測部15は、充電スタンドX,Y,Z毎に流れる電流値も計測する。設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zの電力制御部12に接続されているとともに、各充電スタンドX,Y,Zの電力制御部12に決定した充電電流指令値を指示する。
設定部16には、設置者の入力操作により、ピーク電力量PP1と、制御単位時間Txと、スタンド数Nと、が設定可能とされている。ピーク電力量PP1は、各充電スタンドX,Y,Zが供給する電力量の合計となる最大供給電力量である。制御単位時間Txは、設定部16が各充電スタンドX,Y,Zに指示する充電電流指令値を決定するための時間、すなわち充電電流指令値を指示する時間である。スタンド数Nは、受電設備10に接続されている充電スタンドの数である。
また、設定部16には、設置者の入力操作により、車種毎の最大充電電流値と、電池容量と、が設定可能とされている。これらの車両判別情報は、車種毎に最大充電電流値と電池容量が対応付けられて設定部16に記憶される。最大充電電流値とは、車両の充電制御部14が蓄電池13を充電させる際に扱うことが可能な最大電流値であり、この値は充電制御部14を構成する電力変換器の変換能力によって決定される。つまり、車両毎に充電制御部14の構成(電力変換器の構成など)が異なることにより、充電時の電流特性から車種を特定することができる。図2は、車種毎に対応付けられた最大充電電流値と電池容量の一例を示す。
本実施形態の設定部16は、充電を行う際、各充電スタンドX,Y,Zが供給する電力量の合計がピーク電力量PP1(最大供給電力量)を超えないように、各充電スタンドX,Y,Zに指示する充電電流指令値を決定する。また、設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zに指示する充電電流指令値を決定するに際して、各充電スタンドX,Y,Xの電力量の大小を規定する優先順位を決定する。そして、設定部16は、優先順位の高い充電スタンドほど、供給する電力量が多くなるように充電電流指令値を決定する。
本実施形態において設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zが充電対象とする車両の現在の充電量と、車両に搭載されている蓄電池13の電池容量をもとに優先順位を決定するとともに、その優先順位に対応する優先係数を決定する。優先係数には、優先度の高い充電スタンドほど高い値が設定される。また、優先係数は、設定部16に設定された制御単位時間Tx毎に再設定される。このため、例えば、現在の制御単位において充電スタンドXに最も高い優先係数が設定されている場合であっても、次の制御単位では、最も高い優先係数が設定される充電スタンドが変更されるときもあれば、維持されるときもある。また、現在の充電量とは、充電を開始してから車両の蓄電池13に実際に充電された量であり、充電開始時における充電状態(SOC)は考慮しない量である。また、電池容量とは、蓄電池13における満充電の量である。そして、本実施形態の設定部16は、前述のように優先係数を決定するために充電対象とする車両を判別する処理を行う。
以下、設定部16が、各充電スタンドX,Y,Zの電力量を決定する方法について、図3にしたがって説明する。なお、以下の説明では、設置者が、設定部16にピーク電力量PP1、制御単位時間Tx、スタンド数N、最大充電電流値、及び電池容量をそれぞれ設定しているものとする。また、以下の説明は、各充電スタンドX,Y,Zが同時に充電を行うものとする。また、本実施形態では、設定部16が以下に説明する処理を行うことにより、優先度設定部、電池容量判別部、車種判別部、及び電力量決定部として機能する。
設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zが充電対象とする車両の電流特性から車種を判定する(ステップS30)。この判定において設定部16は、充電対象とする車両に流れる電流値と事前に設定してある最大充電電流値とを比較し、一致する車種を特定する。例えば、設定部16は、車両に流れる電流値が最大充電電流値D1と一致する場合に車種G1を特定するとともに、車両に流れる電流値が最大充電電流値D2と一致する場合に車種G2を特定する。また、設定部16は、車両に流れる電流値が最大充電電流値D3と一致する場合に車種G3を特定する。
次に、設定部16は、ステップS30で特定した車種をもとに、事前に設定してある当該車種の電池容量を算出する(ステップS31)。例えば、設定部16は、車種G1の場合に電池容量E1を算出するとともに、車種G2の場合に電池容量E2を算出し、車種G3の場合に電池容量E3を算出する。
次に、設定部16は、電力計測部15の計測結果をもとに各充電スタンドX,Y,Zへの供給電力量を算出し、その算出結果から各充電スタンドX,Y,Zが充電対象とする車両の現在の充電量を取得する(ステップS32)。次に、設定部16は、ステップS31で算出した電池容量とステップS32で取得した現在の充電量をもとに、優先係数を算出し、決定する(ステップS33)。
次に、設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zの設定電力値を算出する(ステップS34)。ステップS34において設定部16は、最初に、各充電スタンドX,Y,Zの優先係数の合算値から各充電スタンドX,Y,Zに設定された優先係数の比率を算出する。そして、設定部16は、その算出値とシステム全体において充電に使用可能な電力量(最大:ピーク電力量PP1)を乗算することで、各充電スタンドX,Y,Zの設定電力値を算出する。充電に使用可能な電力量は、電力計測部15の計測結果をもとに決定される。そして、設定部16は、ピーク電力量PP1の電力を使用できる場合、充電に使用可能な電力量をピーク電力量PP1として各充電スタンドX,Y,Zの設定電力値を決定する。
次に、設定部16は、ステップS34で算出した設定電力値に応じた電力を各充電スタンドX,Y,Zから供給させるためのそれぞれの充電電流指令値を算出する(ステップS35)。ステップS35において設定部16は、設定電力値と基準電圧値(例えば、200V)を用いて充電電流指令値を算出する。次に、設定部16は、ステップS35で算出した各充電スタンドX,Y,Zの充電電流指令値を、各充電スタンドX,Y,Zに送信する。充電電流指令値は、各充電スタンドX,Y,Zの充電対象となる車両A〜Cの充電制御部14に指示される。そして、車両充電システムKでは、各充電スタンドX,Y,Zから設定電力値に対応する電力量が各車両に供給されることにより、充電が実施される(ステップS37)。ステップS37の充電は、制御単位時間Txの間、継続して行われる。すなわち、設定部16は、制御単位時間Txが到来すると、再び、ステップS30からの処理を行い、設定電力値を再演算する。
以下、本実施形態の車両充電システムKの作用を、図4及び図5に示す具体例にしたがって説明する。
図4及び図5は、車種G1の車両Aと、車種G2の車両Bと、車種G3の車両Cの3台の車両A〜Cが、それぞれ充電スタンドX,Y,Zで充電される場合を例にしている。
設定部16は、充電スタンドXで充電する車両Aの電池容量E1を「15kWh」とし、現在の充電量W1を「5kWh」とした時、図5に示す演算式から優先係数Kaを「3」と決定する。また、設定部16は、充電スタンドYで充電する車両Bの電池容量E2を「10kWh」とし、現在の充電量W2を「5kWh」とした時、図5に示す演算式から優先係数Kbを「2」と決定する。また、設定部16は、充電スタンドZで充電する車両Cの電池容量E3を「25kWh」とし、現在の充電量W3を「5kWh」とした時、図5に示す演算式から優先係数Kcを「5」とする。このように各充電スタンドX,Y,Zの優先係数を算出した場合、充電スタンドY<充電スタンドX<充電スタンドZの順に優先順位が高いことになる。そして、設定部16は、優先係数にしたがって、各充電スタンドの設定電力値を決定する。なお、図5に示す例では、ピーク電力量PP1を「6kW」としている。
具体的に言えば、設定部16は、充電スタンドXの設定電力値P1として、図5に示す演算式にしたがって「1.8kW」を決定する。また、設定部16は、充電スタンドYの設定電力値P2として、図5に示す演算式にしたがって「1.2kW」を決定する。また、設定部16は、充電スタンドZの設定電力値P3として、図5に示す演算式にしたがって「3kW」を決定する。
そして、設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zの設定電力値P1〜P3をもとに、各充電スタンドX,Y,Zに指示する充電電流指令値を算出するとともに、各電力制御部12に送信する。充電電流指令値を受信した各電力制御部12は、車両A〜Cの充電制御部14に充電電流指令値を送信する。そして、各充電制御部14は、充電電流指令値にしたがって蓄電池13の充電制御を行う。
なお、図4及び図5は、全ての充電スタンドX,Y,Zを使用して充電を行う場合を説明したが、1台の充電スタンドを使用して充電を行う場合や2台の充電スタンドを使用して充電を行う場合は、以下に説明するように充電が行われる。具体的に言えば、1台の充電システムを使用して充電を行う場合は、ピーク電力量PP1を越えない設定電力値を用いて充電が行われる。また、2台の充電スタンドを使用して充電を行う場合は、優先係数にしたがって、図4及び図5を用いて説明した演算方法で充電スタンドの設定電力値がそれぞれ決定される。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)電池容量と現在の充電量の比で優先係数を決定する。このため、満充電の状態になるまでに必要な充電量が多い車両ほど、充電スタンドの設定電力値を高い値に設定し、供給する電力量を多くすることができる。現在の充電量のみに基づき優先係数を決定した場合は、例えば図4に例示するように各車両A〜Cの充電量が同じであると、その優先係数は同じとなってしまう。つまり、この場合は、電池容量に対して充電量の割合が高い車両と低い車両が同じ優先係数のもとで充電が行われることになる。しかし、本実施形態の優先係数の決定方法によれば、電池容量に対して充電量の割合が低い車両の優先順位を高めて充電することにより、複数の充電スタンドX,Y,Zを用いて複数の車両の充電を同時に行う場合であっても、効率良く充電を行うことができる。
(2)車種判別を行って優先係数の算出に必要な情報を得ることから、車両毎に電池容量などが異なる場合であっても、正確な優先係数を算出することができる。そして、車種判別を行うための情報を予め設定しておき、これらの情報をもとに設定部16が自動判別することで、利用者に車種などを入力させるなどの工程を省くことができる。
(3)設定部16が、充電時の電流特性から車種判別を行うので、簡単な構成で車種判別を行うことができる。
(4)設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zが供給する電力量がピーク電力量PP1を超えないように電力量を割り当てる。すなわち、充電スタンドX,Y,Zから供給される電力量が極端に大きくなるようなことがなく、システム全体として電力の供給対象に対して確実に電力を分配して供給することができる。
(5)そして、ピーク電力量PP1を需給契約上の電力量とする場合、設定部16は、需給契約上の電力量を超えないように各充電スタンドX,Y,Zに割り当てることができる。
(6)制御単位時間Tx毎に優先係数を設定し、各充電スタンドX,Y,Zの電力量を演算することにより、各充電スタンドに接続された車両を効率良く又は平均的に充電することができる。すなわち、何れかの充電スタンドの充電時間が極端に短縮されるなどの事態が発生せず、利用者に不公平感を抱かせることを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 設定部16は、受電設備10内に設けても良いし、充電スタンドX,Y,Zに設けても良い。
○ 受電設備10には、2台、又は3台以上の充電スタンドX,Y,Zを接続しても良い。この場合も、実施形態と同様の演算方法を用いて各充電スタンドの設定電力値を決定する。
○ 各充電スタンドX,Y,Zが車両に対して供給した供給電力量を計測する電力計測部15を、各充電スタンドX,Y,Zに設けても良い。そして、設定部16は、各充電スタンドX,Y,Zから供給電力量の計測結果を受信するようにしても良い。
○ 車両充電システムKにおいて電圧値が一定となる場合や電圧値を一定とみなす場合には、電力計測部15を電流計測部に変更しても良い。この場合は、電流を計測することにより、その計測結果から供給される電力量を算出することができる。そして、設定部16は、電流計測部の計測結果をもとに、各充電スタンドX,Y,Zから供給される電力量の合計がピーク電力量PP1を越えないように充電電流指令値を決定する。
○ 設定部16が指示する指令値は、実施形態のように充電電流指令値でも良いし、充電電流指令値に代えて電力指令値や電圧指令値でも良い。
○ 電力計測部15で計測した電圧値と、設定部16が算出した設定電力値を用いて充電電流指令値を算出しても良い。
○ 車両A〜Cと充電スタンドX,Y,Zとの情報の送受信を無線通信によって行っても良い。
○ 電流特性として、最大充電電流値に代えて又は加えて、電流立ち上がり特性を設定部16に設定し、電流立ち上がり特性から車種を判別しても良い。電流立ち上がり特性とは、電流値が零の時から充電電流指令値に相当する電流値に到達するまでの特性である。
○ 実施形態は、充電プラグを車両に機械的に接続して充電を行う車両充電システムに具体化したが、充電プラグを使用せずに、車両と充電装置(地上側設備)を電気的に接続して充電を行う非接触式の車両充電システムに具体化しても良い。図6に示すように、非接触式の車両充電システムでは、車両20側に取り付けられた受電側コイル21と、充電ステーションの床に埋設された地上側設備22の送電側コイル23と、を整合させるようにして車両20を停車させる。このとき、受電側コイル21と送電側コイル23は、離間して非接触の状態とされる。そして、非接触式の車両充電システムでは、送電側コイル23からの電力を受電側コイル21で受電することにより、車両20の蓄電池に充電が行われる。このような非接触式の車両充電システムの方式には、共鳴方式や電磁誘導方式がある。また、非接触式の車両充電システムでは、車両20に搭載される車両側コントローラ24と、地上側設備22に設置される電源側コントローラ25とが、無線にて通信できるようになっている。すなわち、充電開始/停止信号など、充電に必要な信号の送受信が、車両側コントローラ24と電源側コントローラ25との間で無線通信で行われる。なお、非接触式の車両充電システムにおいては、地上側設備22が実施形態において電力供給部となる充電スタンドX,Y,Zに相当し、受電設備10、電力計測部15及び設定部16は充電ステーション内に設けられている。
○ 上記別例で記載した非接触式の充電システムにおいて、車両側コントローラ24と電源側コントローラ25の間の信号の送受信を、電力伝送に重畳させて行わせても良い。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)車両に搭載される蓄電池の充電を行う車両充電システムであって、前記車両に充電用の電力を供給するとともに、システム全体で複数有する電力供給部と、各電力供給部から電力が供給されることによって前記車両側に流れる電流量を計測する電流計測部と、車両に搭載された蓄電池の電池容量を判別する電池容量判別部と、各電力供給部から供給する電力量の大小を規定する優先順位を設定する優先度設定部と、を備え、前記優先度設定部は、前記電流計測部の計測結果と前記電池容量判別部の判別結果をもとに、前記電池容量に対する前記蓄電池が前記電力供給部から供給された電力で充電された充電量の割合から前記優先順位を設定することを特徴とする車両充電システム。
13…蓄電池、15…電力計測部、16…設定部、A〜C…車両、K…車両充電システム、X〜Z…充電スタンド、E1〜E3…電池容量、G1〜G3…車種、W1〜W3…充電量。

Claims (4)

  1. 車両に搭載される蓄電池の充電を行う車両充電システムであって、
    前記車両に充電用の電力を供給するとともに、システム全体で複数有する電力供給部と、
    各電力供給部が前記車両に供給した電力量を計測する電力計測部と、
    車両に搭載された蓄電池の電池容量を判別する電池容量判別部と、
    各電力供給部から供給する電力量の大小を規定する優先順位を設定する優先度設定部と、を備え、
    前記優先度設定部は、前記電力計測部の計測結果と前記電池容量判別部の判別結果をもとに、前記電池容量に対する前記蓄電池が前記電力供給部から供給された電力で充電された充電量の割合から前記優先順位を設定することを特徴とする車両充電システム。
  2. 車種を判別する車種判別部を備え、
    前記電池容量判別部は、前記車種判別部が判別した車種をもとに電池容量を判別することを特徴とする請求項1に記載の車両充電システム。
  3. 前記優先順位にしたがって各電力供給部が供給する電力量を決定する電力量決定部を備え、
    前記優先度設定部は、前記割合が小さい順に高い優先順位を設定し、
    前記電力量決定部は、優先順位の高い順に電力量を大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両充電システム。
  4. 前記電力量決定部は、各電力供給部が供給する電力量の合計が予め設定される最大供給電力量以下となるように各電力供給部の電力量を決定することを特徴とする請求項3に記載の車両充電システム。
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