JP2013162291A - カメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によりリフォーカス機能を実現可能とするカメラモジュールを提供すること。
【解決手段】実施形態によれば、カメラモジュールは、視差量算出部44、被写体距離算出部50、リフォーカスフィルタ生成部51及びリフォーカス画像生成部49を有する。視差量算出部44は、第1画像及び第2画像の視差量を算出する。被写体距離算出部50は、視差量を基に、被写体までの被写体距離を算出する。リフォーカスフィルタ生成部51は、フィルタ強度が調整されたリフォーカスフィルタを生成する。リフォーカスフィルタ生成部51は、第1画像及び第2画像に映し出された複数の被写体のうちフォーカスを合わせる照準とされる被写体についての被写体距離に応じて、フィルタ強度を調整する。リフォーカス画像生成部49は、リフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を第1画像に施すことにより、リフォーカス画像を生成する。
【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、カメラモジュールに関する。
カメラモジュールは、高性能化の一つとして、任意の位置にフォーカスを再調整するリフォーカス機能を備えるものが知られている。リフォーカス機能を備えるカメラモジュールとしては、例えば、イメージセンサと、被写体からの光をイメージセンサへ取り込むメインレンズ系との間に、サブレンズアレイを設けるものが知られている。
カメラモジュールは、被写体の正確な奥行き情報を得る上で、サブレンズアレイの設置の際は、イメージセンサからの距離を正確に確保することが求められる。サブレンズアレイの位置決め精度が低い場合、画像処理により高品質な画像を得ることが困難となる。カメラモジュールは、簡易な構成により、リフォーカス機能を実現することが望まれている。
特開2011−99779号公報
本発明の一つの実施形態は、簡易な構成によりリフォーカス機能を実現可能とするカメラモジュールを提供することを目的とする。
本発明の一つの実施形態によれば、カメラモジュールは、第1及び第2撮像レンズ、第1及び第2イメージセンサ、及び画像処理装置を有する。第1及び第2撮像レンズは、被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる。第1イメージセンサは、第1撮像レンズによって結像した被写体像の撮像により第1画像を取得する。第1イメージセンサは、第1画像信号を出力する。第2イメージセンサは、第2撮像レンズによって結像した被写体像の撮像により第2画像を取得する。第2イメージセンサは、第2画像信号を出力する。画像処理装置は、視差量算出部、被写体距離算出部、リフォーカスフィルタ生成部及びリフォーカス画像生成部を有する。視差量算出部は、第1画像及び第2画像の視差量を、第1画像信号及び第2画像信号を基に算出する。被写体距離算出部は、視差量を基に、被写体までの被写体距離を算出する。リフォーカスフィルタ生成部は、フィルタ強度が調整されたリフォーカスフィルタを生成する。リフォーカスフィルタ生成部は、第1画像及び第2画像に映し出された複数の被写体のうちフォーカスを合わせる照準とされる被写体についての被写体距離に応じて、フィルタ強度を調整する。リフォーカス画像生成部は、リフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を第1画像に施すことにより、リフォーカス画像を生成する。
第1の実施形態にかかるカメラモジュールの一部構成を模式的に表した斜視図。 カメラモジュールの概略構成を示すブロック図。 レンズモジュール、固体撮像装置及びISPの詳細を示すブロック図。 タイミング生成器によるフレームタイミングの調整について説明するブロック図。 フレームメモリを使用するフレームタイミングの調整について説明するブロック図。 ISPの信号処理回路による信号処理の手順を説明するフローチャート。 撮像処理回路の詳細を示すブロック図。 輝度情報生成部における第1輝度情報の生成について説明する図。 輝度情報生成部における第1輝度情報の生成について説明する図。 カメラモジュールを用いてリフォーカス画像を生成するための手順を示すフローチャート。 G成分の輝度画像とモノクロ画像とからの視差量の算出について説明する図。 被写体距離算出部における被写体距離の算出について説明する図。 第1輝度情報及び第2輝度情報の合成による合成輝度情報の取得に関する変形例を説明する図表。 タイプ3にて使用するカラーイメージセンサにおける画素の配列を説明する図。 タイプ4にて使用する第1イメージセンサにおける画素の配列を説明する図。 Y画素についてのC成分の輝度値の算出について説明する図。 C画素についてのY成分の輝度値の算出について説明する図。 第2の実施形態にかかるカメラモジュールに適用される撮像処理回路の構成を示すブロック図。 第3の実施形態にかかるカメラモジュールに適用される撮像処理回路の構成を示すブロック図。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかるカメラモジュールを詳細に説明する。なお、これらの実施形態により本発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態にかかるカメラモジュールの一部構成を模式的に表した斜視図である。図2は、カメラモジュールの概略構成を示すブロック図である。カメラモジュール10は、レンズモジュール11、固体撮像装置12、イメージシグナルプロセッサ(image signal processor;ISP)13、記憶部14及び表示部15を有する。
レンズモジュール11は、被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる。固体撮像装置12は、被写体像を撮像する。ISP13は、固体撮像装置12での撮像により得られた画像信号の信号処理を実施する。記憶部14は、ISP13での信号処理を経た画像を格納する。記憶部14は、ユーザの操作等に応じて、表示部15へ画像信号を出力する。表示部15は、ISP13あるいは記憶部14から入力される画像信号に応じて、画像を表示する。表示部15は、例えば、液晶ディスプレイである。
図3は、レンズモジュール、固体撮像装置及びISPの詳細を示すブロック図である。レンズモジュール11は、第1撮像レンズ21、第2撮像レンズ22及びレンズ駆動部27を有する。第1撮像レンズ21は、被写体からの光を取り込み、第1イメージセンサ23へ入射させる。第2撮像レンズ22は、被写体からの光を取り込み、第2イメージセンサ24へ入射させる。
図1に示すように、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22は、共通のレンズホルダー16に取り付けられている。第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22は、例えば、それぞれレンズバレルに保持された状態で、レンズホルダー16に取り付けられる。第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22は、図中一点鎖線で示す第1撮像レンズ21の光軸及び第2撮像レンズ22の光軸に対して垂直な方向へ並べられている。
固体撮像装置12は、撮像処理回路20、第1イメージセンサ23、第2イメージセンサ24、タイミング生成器25、フレームメモリ26及びオートフォーカス(AF)駆動ドライバ35を有する。
第1イメージセンサ23は、例えば、複数の色光を検出するカラーイメージセンサである。第1イメージセンサ23は、例えばベイヤー配列をなして配置されたR画素、G画素及びB画素を有する。R画素は、R光を検出する。G画素は、G光を検出する。B画素は、B光を検出する。第1イメージセンサ23は、RAW画像データを出力する。RAW画像データは、被写体から入射する各色光の強度分布に応じた第1画像信号とする。
第2イメージセンサ24は、例えば、白色光を検出するモノクロイメージセンサである。第2イメージセンサ24は、アレイ状に配置されたW画素を有する。W画素は、W光を検出する。第2イメージセンサ24は、モノクロ画像データを出力する。モノクロ画像データは、被写体から入射する光の輝度分布に応じた第2画像信号とする。第1イメージセンサ23及び第2イメージセンサ24は、例えば、LVDS(low voltage differential signaling)による伝送方式を採用する。
撮像処理回路20は、第1イメージセンサ23からのRAW画像データと、第2イメージセンサ24からのモノクロ画像データとの信号処理を実施する。撮像処理回路20は、RAW画像データ及びモノクロ画像データを合成して得られた合成画像データを出力する。
フレームメモリ26は、撮像処理回路20に取り込まれたRAW画像データ及びモノクロ画像データの少なくともいずれかを格納する。フレームメモリ26は、後述する視差補正のために使用される他、例えば、高ダイナミックレンジ(high dynamic range;HDR)処理や手振れ補正等のために使用されるものとしても良い。
図1に示すように、第1イメージセンサ23、第2イメージセンサ24及びフレームメモリ26は、共通のプリント基板17上に配置されている。第1撮像レンズ21は、第1イメージセンサ23に対向させて配置されている。第2撮像レンズ22は、第2イメージセンサ24に対向させて配置されている。
カメラモジュール10は、第1イメージセンサ23、第2イメージセンサ24及びフレームメモリ26を共通のプリント基板17上に集約することで、小型化に適した構成としている。タイミング生成器25は、RAW画像データとモノクロ画像データとに適用するフレームタイミングを生成する。
AF駆動ドライバ35は、撮像処理回路20からの指示に応じて、レンズ駆動部27を制御する。AF駆動ドライバ35は、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22のフォーカス駆動を制御するフォーカス駆動制御部として機能する。
図4は、タイミング生成器によるフレームタイミングの調整について説明するブロック図である。タイミング生成器25は、水平同期信号H及び垂直同期信号Vを生成する。第1イメージセンサ23は、フレームタイミングを水平同期信号H及び垂直同期信号Vに一致させてから、RAW画像データを出力する。第2イメージセンサ24は、フレームタイミングを水平同期信号H及び垂直同期信号Vに一致させてから、モノクロ画像データを出力する。
図5は、フレームメモリを使用するフレームタイミングの調整について説明するブロック図である。第1フレームメモリ28は、第1イメージセンサ23からのRAW画像データを一時的に格納する。第2フレームメモリ29は、第2イメージセンサ24からのモノクロ画像データを一時的に格納する。第1フレームメモリ28及び第2フレームメモリ29は、例えば、フレームメモリ26(図3参照)に包含されているものとする。
第1フレームメモリ28は、格納しているRAW画像データのフレームタイミングを水平同期信号H及び垂直同期信号Vに一致させてから、RAW画像データを出力する。第2フレームメモリ29は、格納しているモノクロ画像データのフレームタイミングを水平同期信号H及び垂直同期信号Vに一致させてから、モノクロ画像データを出力する。固体撮像装置12は、図4及び図5のいずれの構成によってフレームタイミングを調整しても良いものとする。
図3に示すように、ISP13は、カメラインタフェース(I/F)31、画像取り込み部32、信号処理回路33及びドライバインタフェース(I/F)34を有する。カメラI/F31は、固体撮像装置12からの画像データの入力を受け付ける。画像取り込み部32は、カメラI/F31へ入力された画像データを取り込む。
信号処理回路33は、画像取り込み部32へ取り込まれた画像について、信号処理を実施する。ドライバI/F34は、信号処理回路33での信号処理を経た画像データを、記憶部14及び表示部15(図1参照)へ出力する。
図6は、ISPの信号処理回路による信号処理の手順を説明するフローチャートである。信号処理回路33は、画像取り込み部32へ取り込まれた画像について、シェーディング補正を実施する(ステップS1)。信号処理回路33は、シェーディング補正により、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22について、中央部と周辺部との光量差による輝度ムラを補正する。
信号処理回路33は、固定パターンノイズ、暗電流ノイズ、ショットノイズなどのノイズを除去するノイズリダクション(ステップS2)及び解像度復元処理(ステップS3)を実施する。次に、信号処理回路33は、ベイヤー配列の順序で伝達されてくるデジタル画像信号に対して、画素補間処理(デモザイキング)を施す(ステップS4)。デモザイキングでは、撮像により得られた画像信号の補間処理により、不足色成分の感度レベル値を生成する。信号処理回路33は、デモザイキングによりカラーのビットマップ画像を合成する。
信号処理回路33は、カラー画像に対して、ホワイトバランスの自動調整(automatic white balance control;AWB)を実施する(ステップS5)。さらに、信号処理回路33は、色再現性を得るためのリニアカラーマトリクス処理(ステップS6)、ディスプレイ等に表示される画像の彩度や明るさを補正するためのガンマ補正(ステップS7)を実施する。なお、本実施形態で説明する信号処理回路33における信号処理の手順は一例であって、他の処理の追加、省略可能な処理の省略、順序の変更などを適宜しても良い。
カメラモジュール10における信号処理のための構成は、前段の撮像処理回路20と、後段のISP13とに大別される。カメラモジュール10において、撮像処理回路20及びISP13は、第1イメージセンサ23及び第2イメージセンサ24により取り込まれた画像信号の信号処理を実施する画像処理装置として機能する。
レンズ駆動部27は、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22のフォーカス調整のために、光軸の方向について第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22を駆動する。レンズ駆動部27は、レンズホルダー16を移動させることで、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22を一括して駆動する。カメラモジュール10は、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22を一括して駆動可能とすることで、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22を個別に駆動する場合に比べてレンズモジュール11を簡易な構成にできる。
図7は、撮像処理回路の詳細を示すブロック図である。撮像処理回路20は、カラー信号分離部41、ローパスフィルタ(LPF)42、輝度情報生成部43、視差量算出部44、視差補正部45、輝度情報合成部46、解像度復元部47、画像合成部48、リフォーカス画像生成部49、被写体距離算出部50及びリフォーカスフィルタ生成部51を有する。撮像処理回路20には、第1イメージセンサ23からのRAW画像データ61と、第2イメージセンサ24からのモノクロ画像データ62とが入力される。
カラー信号分離部41は、第1イメージセンサ23から入力されたRAW画像データ61を、色情報63及び輝度情報64へと分離する。色情報63は、例えば、YUV色空間の色差成分に相当する情報とする。輝度情報64は、例えば、YUV色空間の輝度成分に相当する情報とする。
輝度情報生成部43は、カラー信号分離部41においてRAW画像データ61から抽出された輝度情報64から、特定の色成分であるG成分についての第1輝度情報65を生成する。
図8及び図9は、輝度情報生成部における第1輝度情報の生成について説明する図である。輝度情報生成部43は、R画素及びB画素については、周囲のG画素が検出した輝度値の補間処理により、G成分の輝度値を算出する。
輝度情報生成部43は、R画素についてのG成分の輝度値の算出において、例えば、図8に示すように、R画素を中心とする3行3列の画素ブロックに含まれる4個のG画素が検出した輝度値を参照する。輝度情報生成部43は、例えば、次に示す式により、R画素におけるG成分の輝度値を算出する。なお、式中、「G1」、「G2」、「G3」及び「G4」の項は、それぞれ、図8に示すG画素(G1、G2、G3及びG4)が検出したG成分の輝度値とする。
(R画素におけるG成分の輝度値)=(G1+G2+G3+G4)/4
輝度情報生成部43は、B画素についてのG成分の輝度値の算出において、例えば、図9に示すように、B画素を中心とする3行3列の画素ブロックに含まれる4個のG画素が検出した輝度値を参照する。輝度情報生成部43は、例えば、次に示す式により、B画素におけるG成分の輝度値を算出する。
(B画素におけるG成分の輝度値)=(G1+G2+G3+G4)/4
輝度情報生成部43は、G画素が検出した輝度値と、R画素及びB画素について算出されたG成分の輝度値とを、第1輝度情報65として出力する。固体撮像装置12は、R、G、Bの各成分のうち輝度についての情報を最も多く得られるのがG成分であることから、G成分について第1輝度情報65を採用することとしている。なお、輝度情報生成部43による補間処理の手法は、適宜変更可能であるものとする。例えば、輝度情報生成部43は、デモザイク処理の手法により、第1輝度情報65を生成することとしても良い。
撮像処理回路20は、例えば、モノクロ画像データ62及び第1輝度情報65をフレームメモリ26(図3参照)に一時格納する。視差量算出部44は、第1イメージセンサ23により取得したRAW画像(第1画像)と第2イメージセンサ24により取得したモノクロ画像(第2画像)との視差量を算出する。視差量算出部44は、フレームメモリ26から読み出した第1輝度情報65とモノクロ画像データ62とを基に、視差量を算出する。
視差量算出部44は、モノクロ画像データ62を第2輝度情報とみなして、視差量の算出に使用する。第2輝度情報は、第2画像信号であるモノクロ画像データ62に含まれる輝度情報であって、例えば、YUV色空間の輝度成分に相当する情報とする。なお、視差量算出部44は、モノクロ画像データ62をそのまま第2輝度情報として使用する他、モノクロ画像データ62に対する演算処理等により得られた第2輝度情報を使用することとしても良い。なお、視差量の算出、視差量に応じたフォーカス調整については後述する。
視差補正部45は、視差量算出部44で算出された視差量を基に、第1輝度情報65によるG成分の輝度画像と、モノクロ画像データ62によるモノクロ画像との視差を補正する。視差補正部45は、例えば、G成分の輝度画像を基準としてモノクロ画像の視差を補正する。視差補正部45は、モノクロ画像を基準としてG成分の輝度画像の視差を補正することとしても良い。この場合、撮像処理回路20は、G成分の輝度画像と同様の視差補正を、色情報63についても実施する。輝度情報合成部46は、視差補正部45における視差の補正を経た第1輝度情報65及びモノクロ画像データ62を合成し、合成輝度情報66とする。
解像度復元部47は、合成輝度情報66による合成画像について、解像度復元を実施する。解像度復元部47は、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22が備えるボケ量等のレンズ特性を推測し、推測したレンズ特性に基づき解像度復元を実施する。レンズ特性としては、例えば、光学伝達係数(point spread function;PSF)を用いる。PSFの推測には、例えば、最小二乗法による推定方法を使用する。解像度復元の効果は、復元に用いるアルゴリズムに依存する。解像度復元部47は、元の被写体像に近い画像を復元するために、例えば、Richardson−Lucy法を使用する。
カメラモジュール10は、解像度復元の確実な効果を得るために、第1撮像レンズ21、第2撮像レンズ22、第1イメージセンサ23及び第2イメージセンサ24のそれぞれについての個体情報、例えば製造誤差、レンズ特性等を予め保持する。これらの個体情報は、例えば、固体撮像装置12内のOTP(one time programmable memory、図示省略)やISP13に格納される。
LPF42は、カラー信号分離部41からの色情報63について平滑化処理を実施する。LPF42は、色情報63の平滑化処理により、色ノイズを低減させる。なお、撮像処理回路20は、色情報63について、LPF42による平滑化処理に代えて、例えばノイズリダクション処理を実施することとしても良い。
画像合成部48は、解像度復元部47での解像度復元を経た合成輝度情報66と、LPF42での平滑化処理を経た色情報63との合成により、合成画像データを生成する。
固体撮像装置12は、第2イメージセンサ24により、信号対ノイズ比(SNR)及び解像度が高い輪郭成分を持つ第2輝度情報を得ることが可能である。鮮明な輪郭成分を第2輝度情報から得られることから、撮像処理回路20は、第1イメージセンサ23からのRAW画像データ61については、カラー信号分離部41において、輝度情報64よりも色情報63を優先して抽出することとしても良い。これにより、撮像処理回路20は、輪郭成分とともに、色成分についても高い感度を得ることが可能となる。
なお、画像合成部48は、第1輝度情報65及び第2輝度情報の合成により得た合成輝度情報66と色情報63とを含む合成画像データを生成するものに限られない。画像合成部48は、少なくとも、色情報63と第2輝度情報とを含む合成画像データを生成するものであれば良い。撮像処理回路20は、合成画像データに少なくとも色情報63と第2輝度情報とを含めることで、色成分と輪郭成分について高い感度を得ることができる。
被写体距離算出部50は、視差量算出部44において算出された視差量を基に、depth mapを生成する。被写体距離算出部50は、視差量を基に、被写体までの被写体距離を算出する。被写体距離算出部50は、RAW画像(第1画像)及びモノクロ画像(第2画像)に映し出された複数の被写体について、それぞれ被写体距離を算出する。
リフォーカスフィルタ生成部51は、画像のリフォーカス処理のためのリフォーカスフィルタを生成する。リフォーカスフィルタ生成部51には、被写体距離算出部50で算出された被写体距離のデータと、リフォーカス指示52とが入力される。
リフォーカス指示52は、フォーカスを合わせる照準とされる被写体を指定するための信号とする。リフォーカス指示52は、例えば、表示部15(図2参照)に表示された画像に映し出された被写体のうち所望の被写体の位置をタッチすることにより、ISP13(図2参照)から出力される。
リフォーカスフィルタ生成部51は、被写体距離算出部50から入力された複数の被写体についての被写体距離のうち、リフォーカス指示52によって指定された被写体についての被写体距離を選択する。リフォーカスフィルタ生成部51は、選択した被写体距離に応じてフィルタ強度を調整する。
リフォーカス画像生成部49は、画像合成部48から出力された合成画像データに対し、リフォーカスフィルタ生成部51からのリフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を施し、リフォーカス画像データ67を生成する。撮像処理回路20は、リフォーカス画像生成部49で生成したリフォーカス画像データ67を出力する。
図10は、カメラモジュールを用いてリフォーカス画像を生成するための手順を示すフローチャートである。固体撮像装置12は、第1イメージセンサ23での撮像により第1画像であるRAW画像を取得し、第2イメージセンサ24での撮像により第2画像であるモノクロ画像を取得する(ステップS11)。
固体撮像装置12は、輝度情報生成部43においてRAW画像データ61から第1輝度情報65を生成することで、RAW画像をG成分の輝度画像へ変換する(ステップS12)。視差量算出部44は、G成分の輝度画像とモノクロ画像とを基に、視差量を算出する(ステップS13)。
図11は、G成分の輝度画像とモノクロ画像とからの視差量の算出について説明する図である。この例では、視差量算出部44(図7参照)は、G成分の輝度画像71を基準として、モノクロ画像72のずれを画素数に換算し、視差量とする。視差量算出部44は、例えば、ブロックマッチングの手法を採用することで、画像同士のずれを簡易的に計算する。
図示する例では、モノクロ画像72は、G成分の輝度画像71に対して右方向へ2画素分ずれている。この場合、視差量算出部44は、視差量として、画素数「2」を出力する。視差量算出部44は、輝度画像71及びモノクロ画像72に映し出された複数の被写体について、それぞれ視差量を算出する。被写体距離算出部50(図3参照)は、ステップS13において求められた視差量に応じて、被写体ごとの被写体距離を算出する(ステップS14)。
図12は、被写体距離算出部における被写体距離の算出について説明する図である。被写体距離算出部50は、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22の間の距離と視差量とを基に、被写体距離を求める。例えば、第1撮像レンズ21及び第2撮像レンズ22の間の予め定められた距離に対して、図示するグラフのように視差量と被写体距離との関係が表されるとする。被写体距離算出部50は、かかる視差量と被写体距離との関係から、例えば視差量「2(画素)」に対応する被写体距離として「0.7(m)」を出力する。
リフォーカスフィルタ生成部51は、画像のリフォーカス処理において基準とするリフォーカスフィルタを生成する(ステップS15)。リフォーカスフィルタ生成部51は、リフォーカス指示52に応じて、照準とする被写体についての被写体距離を選択する。
リフォーカスフィルタ生成部51は、選択した被写体距離の位置から離れるに従ってボケ量が大きくなるように、リフォーカスフィルタのフィルタ強度を調整する(ステップS16)。リフォーカス画像生成部49は、ステップS16での調整を経てリフォーカスフィルタ生成部51から出力されたリフォーカスフィルタを使用する畳み込み演算により、リフォーカス画像を生成する(ステップS17)。これにより、カメラモジュール10は、リフォーカス画像を生成するための手順を終了する。
カメラモジュール10は、第1及び第2イメージセンサ23及び24を使用することで、互いに視差を持つRAW画像とモノクロ画像とを取得する。カメラモジュール10は、視差量に応じた被写体距離を被写体ごとに算出することで、リフォーカス指示52により適宜指定された被写体にフォーカスを合わせたリフォーカス画像を得ることができる。
第1の実施形態によると、カメラモジュール10は、高い感度での撮影のために適用される第1及び第2イメージセンサ23及び24を、リフォーカス機能に流用することができる。カメラモジュール10は、撮像レンズとイメージセンサとの間に設けられるレンズアレイ等、リフォーカス機能のために専ら使用される光学系に代えて、他の機能にも流用可能な二眼構成を適用可能とする。これにより、カメラモジュール10は、リフォーカス機能のための専用の光学系を適用する場合に対し、簡易な構成によりリフォーカス機能を実現することができる。
本実施形態の固体撮像装置12は、RAW画像から第1輝度情報65及び色情報63を取得し、モノクロ画像から第2輝度情報であるモノクロ画像データ62を取得する。撮像処理回路20は、他の色画素に比べて感度が高いW画素からの第2輝度情報と、G成分について生成した第1輝度情報65とを輝度情報合成部46おいて合成することで、高感度な合成画像を得る。また、固体撮像装置12は、RAW画像から取得した色情報63を撮像処理回路20において合成することで、高い色再現性を確保する。
固体撮像装置12は、各色画素にW画素を混在させたイメージセンサを使用する場合に比べ、クロストークによる色再現性の低下を抑制可能とする。また、固体撮像装置12は、各色画素より先にW画素の出力が飽和することによる各色成分の感度低下も抑制できる。
さらに、カメラモジュール10は、画素の大型化に対応すべく長い焦点距離の確保が不要となるため、薄型化及び小型化が可能となる。以上により、カメラモジュール10は、薄型かつ小型な構成とし、高感度かつ高解像度で、色再現性の優れた画像を撮影することができる。
なお、図7に示す撮像処理回路20が備える各要素の少なくとも一部は、ISP13の信号処理回路33に設けることとしても良い。また、信号処理回路33が実施するものとして図6に示す各処理の少なくとも一部は、撮像処理回路20で実施することとしても良い。固体撮像装置12は、撮像処理回路20及び信号処理回路33の構成次第により、フレームメモリ26を適宜省くこととしても良い。
第1の実施形態の応用として、視差量の算出、被写体距離の算出、リフォーカスフィルタの生成及びリフォーカス画像の生成の各工程の少なくとも一部は、カメラモジュール10に接続されたコンピュータ等において実施されるものとしても良い。
図13は、第1輝度情報及び第2輝度情報の合成による合成輝度情報の取得に関する変形例を説明する図表である。図表中、タイプ1は、本実施形態においてこれまで説明した態様を表している。タイプ1において、固体撮像装置12は、W画素を並列させた第2イメージセンサ24と、RGBの各画素をベイヤー配列とした第1イメージセンサ23とを備える。固体撮像装置12は、W成分の輝度値からなる第2輝度情報と、RAW画像データ61の補間処理を経て取得したG成分の第1輝度情報65とを取得する。
タイプ2では、固体撮像装置12は、G画素を並列させた第2イメージセンサ24と、タイプ1と同様の第1イメージセンサ23とを使用する。固体撮像装置12は、G成分の輝度値からなる第2輝度情報を取得する。固体撮像装置12は、タイプ1と同様に、G成分の第1輝度情報65を取得する。
図14は、タイプ3にて使用するカラーイメージセンサにおける画素の配列を説明する図である。タイプ3では、RBの各画素を交互に並列させた第1イメージセンサ23を使用する。固体撮像装置12は、かかる第1イメージセンサ23と、タイプ2と同様の第2イメージセンサ24とを使用する。固体撮像装置12は、タイプ2と同様に、G成分の輝度値からなる第2輝度情報を取得する。
カラー信号分離部41(図7参照)は、RAW画像データ61から、R成分及びB成分についての輝度情報64を抽出する。輝度情報生成部43は、輝度情報64の補間処理により、各画素についてR成分の輝度値とB成分の輝度値とを取得する。輝度情報生成部43は、R成分の輝度値とB成分の輝度値とを加算し、M(マゼンタ)成分の輝度値とする。タイプ3では、M成分の輝度値からなる第1輝度情報65を取得する。
図15は、タイプ4にて使用する第1イメージセンサにおける画素の配列を説明する図である。タイプ4では、CY(C:シアン、Y:イエロー)の各画素を交互に並列させた第1イメージセンサ23を使用する。固体撮像装置12は、かかる第1イメージセンサ23と、タイプ2と同様の第2イメージセンサ24とを使用する。
固体撮像装置12は、タイプ2と同様に、G成分の輝度値からなる第2輝度情報を取得する。カラー信号分離部41は、RAW画像データ61から、C成分及びY成分についての輝度情報64を抽出する。輝度情報生成部43は、輝度情報64の補間処理により、各画素についてC成分の輝度値とY成分の輝度値とを取得する。
図16は、Y画素についてのC成分の輝度値の算出について説明する図である。輝度情報生成部43は、例えば、Y画素を中心とする3行3列の画素ブロックに含まれる4個のC画素が検出した輝度値を参照する。輝度情報生成部43は、例えば、次に示す式により、Y画素についてのC成分の輝度値を算出する。なお、式中、「C1」、「C2」、「C3」及び「C4」の項は、それぞれ、図16に示すC画素(C1、C2、C3及びC4)が検出したC成分の輝度値とする。
(Y画素におけるC成分の輝度値)=(C1+C2+C3+C4)/4
図17は、C画素についてのY成分の輝度値の算出について説明する図である。輝度情報生成部43は、例えば、C画素を中心とする3行3列の画素ブロックに含まれる4個のY画素が検出した輝度値を参照する。輝度情報生成部43は、例えば、次に示す式により、C画素についてのY成分の輝度値を算出する。なお、式中、「Y1」、「Y2」、「Y3」及び「Y4」の項は、それぞれ、図17に示すY画素(Y1、Y2、Y3及びY4)が検出したY成分の輝度値とする。
(C画素におけるY成分の輝度値)=(Y1+Y2+Y3+Y4)/4
輝度情報生成部43は、C成分の輝度値とY成分の輝度値とを加算し、G成分の輝度値とする。タイプ4では、G成分の輝度値からなる第1輝度情報65を取得する。タイプ1〜4のいずれを採用する場合も、固体撮像装置12は、高感度、高解像度で、色再現性の優れた画像を取り込むことができる。なお、タイプ3及び4は、タイプ1と同様に、W成分の輝度値からなる第2輝度情報を取得するものとしても良い。
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態にかかるカメラモジュールに適用される撮像処理回路の構成を示すブロック図である。本実施形態にかかるカメラモジュールは、第2イメージセンサ24(図3参照)として、複数の色光を検出するカラーイメージセンサを用いる。第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第2イメージセンサ24は、例えばベイヤー配列をなして配置されたR画素、G画素及びB画素を有する。第2イメージセンサ24は、RAW画像データ85を出力する。RAW画像データ85は、被写体から入射する各色光の強度分布に応じた第2画像信号とする。
撮像処理回路80は、視差量算出部81、視差補正部82、画像合成部83、解像度復元部84、被写体距離算出部50、リフォーカスフィルタ生成部51及びリフォーカス画像生成部49を有する。
視差量算出部81は、第1イメージセンサ23から入力されたRAW画像データ61と、第2イメージセンサ24から入力されたRAW画像データ85とを使用して、第1イメージセンサ23により取得した第1RAW画像、及び第2イメージセンサ24により取得した第2RAW画像の視差量を算出する。視差量算出部81は、例えば、第1RAW画像を基準として、第2RAW画像のずれを画素数に換算し、視差量とする。
視差補正部82は、第1RAW画像及び第2RAW画像の視差を補正する。画像合成部83は、視差補正部82における視差の補正を経たRAW画像データ61及び85を合成する。解像度復元部84は、画像合成部83による合成画像について、解像度復元を実施する。
被写体距離算出部50は、視差量算出部81において算出された視差量を基に、被写体までの被写体距離を算出する。被写体距離算出部50は、第1RAW画像(第1画像)及び第2RAW画像(第2画像)に映し出された複数の被写体について、それぞれ被写体距離を算出する。
リフォーカス画像生成部49は、解像度復元部84から出力された合成画像データに対し、リフォーカスフィルタ生成部51からのリフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を施し、リフォーカス画像データ67を生成する。撮像処理回路80は、リフォーカス画像生成部49で生成したリフォーカス画像データ67を出力する。
第2の実施形態においても、カメラモジュール10は、簡易な構成によりリフォーカス機能を実現することができる。また、カメラモジュール10は、高感度かつ色再現性の優れた画像の撮影を可能とする。
(第3の実施形態)
図19は、第3の実施形態にかかるカメラモジュールに適用される撮像処理回路の構成を示すブロック図である。第1及び第2の実施形態と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
第2イメージセンサ24(図3参照)は、第2の実施形態と同様、複数の色光を検出するカラーイメージセンサとする。第2イメージセンサ24は、第1イメージセンサ23に対し少ない画素数として構成されている。本実施の形態では、第1イメージセンサ23は、主に画像データを取得するために使用されるイメージセンサとする。第2イメージセンサ24は、第1イメージセンサ23とともに被写体距離を算出するため、いわば副次的に使用されるイメージセンサとしている。
撮像処理回路90は、視差量算出部81、被写体距離算出部50、リフォーカスフィルタ生成部51及びリフォーカス画像生成部49を有する。
リフォーカス画像生成部49は、第1イメージセンサ23から入力されたRAW画像データ61に対し、リフォーカスフィルタ生成部51からのリフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を施し、リフォーカス画像データ67を生成する。リフォーカス画像生成部49は、第1イメージセンサ23で取得された第1RAW画像(第1画像)に、リフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を施すことにより、リフォーカス画像を生成する。
第2の実施形態においても、カメラモジュール10は、簡易な構成によりリフォーカス機能を実現することができる。カメラモジュール10は、第1イメージセンサ23に対し少ない画素数の第2イメージセンサ24を使用することで、第1イメージセンサ23と同じ画素数の第2イメージセンサ24を使用する場合よりも製造コストを低減させる。
本実施形態において、第2イメージセンサ24は、第1イメージセンサ23と同じ画素数のものとしても良い。第2イメージセンサ24は、モノクロイメージセンサとしても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 カメラモジュール、20、80、90 撮像処理回路、21 第1撮像レンズ、22 第2撮像レンズ、23 第1イメージセンサ、24 第2イメージセンサ、26 フレームメモリ、33 信号処理回路、44、81 視差量算出部、45、82 視差補正部、48、83 画像合成部、49 リフォーカス画像生成部、50 被写体距離算出部、51 リフォーカスフィルタ生成部。

Claims (5)

  1. 被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる第1撮像レンズ及び第2撮像レンズと、
    前記第1撮像レンズによって結像した前記被写体像の撮像により第1画像を取得し、第1画像信号を出力する第1イメージセンサと、
    前記第2撮像レンズによって結像した前記被写体像の撮像により第2画像を取得し、第2画像信号を出力する第2イメージセンサと、
    前記第1イメージセンサからの前記第1画像信号及び前記第2イメージセンサからの前記第2画像信号の信号処理を実施する画像処理装置と、を有し、
    前記画像処理装置は、
    前記第1画像及び前記第2画像の視差量を、前記第1画像信号及び前記第2画像信号を基に算出する視差量算出部と、
    前記視差量に応じて、前記第1画像及び前記第2画像の視差を補正する視差補正部と、
    前記視差補正部での補正を経た前記第1画像及び前記第2画像の合成により、合成画像を生成する画像合成部と、
    前記視差量を基に、前記被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出部と、
    前記第1画像及び前記第2画像に映し出された複数の前記被写体のうち、フォーカスを合わせる照準とされる被写体についての前記被写体距離に応じてフィルタ強度が調整されたリフォーカスフィルタを生成するリフォーカスフィルタ生成部と、
    前記リフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を前記合成画像に施すことにより、リフォーカス画像を生成するリフォーカス画像生成部と、を有することを特徴とするカメラモジュール。
  2. 被写体からの光を取り込み、被写体像を結像させる第1撮像レンズ及び第2撮像レンズと、
    前記第1撮像レンズによって結像した前記被写体像の撮像により第1画像を取得し、第1画像信号を出力する第1イメージセンサと、
    前記第2撮像レンズによって結像した前記被写体像の撮像により第2画像を取得し、第2画像信号を出力する第2イメージセンサと、
    前記第1イメージセンサからの前記第1画像信号及び前記第2イメージセンサからの前記第2画像信号の信号処理を実施する画像処理装置と、を有し、
    前記画像処理装置は、
    前記第1画像及び前記第2画像の視差量を、前記第1画像信号及び前記第2画像信号を基に算出する視差量算出部と、
    前記視差量を基に、前記被写体までの被写体距離を算出する被写体距離算出部と、
    前記第1画像及び前記第2画像に映し出された複数の前記被写体のうち、フォーカスを合わせる照準とされる被写体についての前記被写体距離に応じてフィルタ強度が調整されたリフォーカスフィルタを生成するリフォーカスフィルタ生成部と、
    前記リフォーカスフィルタを使用するフィルタ処理を前記第1画像に施すことにより、リフォーカス画像を生成するリフォーカス画像生成部と、を有することを特徴とするカメラモジュール。
  3. 前記画像処理装置は、
    前記第1画像及び前記第2画像の合成により、合成画像を生成する画像合成部をさらに有し、
    前記リフォーカス画像生成部は、前記合成画像のリフォーカス画像を生成することを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
  4. 前記第1イメージセンサは、複数の色光を検出するカラーイメージセンサであって、
    前記第2イメージセンサは、単一の色光を検出するモノクロイメージセンサであって、
    前記視差量算出部は、前記第1画像信号に含まれる第1輝度情報と、前記第2画像信号に含まれる第2輝度情報とを基に、前記視差量を算出することを特徴とする請求項2又は3に記載のカメラモジュール。
  5. 前記第2イメージセンサは、前記第1イメージセンサに対し少ない画素数として構成されていることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のカメラモジュール。
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