JP2013161719A - 電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】リベットがかしめられることで取り付けられる電極端子を備える電池であって、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失が抑制された電池を提供する。
【解決手段】発電要素と、発電要素を収容する電池容器、発電要素に接続される集電体130と、集電体130に接続される電極端子200とを備える電池10であって、電極端子200には、電池容器と集電体130に設けられた貫通孔136とを貫通するリベット210が備えられ、集電体130には厚肉部135が設けられ、厚肉部135を貫通するように貫通孔136が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、発電要素を収容する電池容器と、発電要素に接続される集電体と、集電体に接続される電極端子とを備える電池に関する。
近年、世界的な環境問題への取り組みとして、従来のガソリン自動車に代えてハイブリッド自動車および電気自動車等の、動力源としてモータを備える自動車が普及し始めている。
また、これらハイブリッド自動車等に備えられたモータに電力を供給する電源として、リチウムイオン二次電池などの各種電池が広く活用されている。
このような電池は、例えば、発電要素が収容された電池容器と、発電要素と接続された電極端子とを備えている。また、電極端子は、一般に、電池容器の蓋体を貫通した状態で電池容器に取り付けられており、発電要素からの電流を、電池容器の外方に導出する役割を担っている。
このような構造の電池を使用する場合、例えば、電極端子に大きな外力が作用することが考えられるため、電極端子を電池容器に強固に固定するための工夫が必要となる。
そこで、従来、かしめ部材によって電極端子が取り付けられた電池が提案されている(例えば特許文献1参照)。この電池によれば、電極端子が、電池容器の内方に延びる複数のかしめ部材によって電池容器内の電極板と接続される。これにより、電極端子の回転および破損等が防止される。
特開2009−231140号公報
ここで、電極端子に設けられたかしめ部材(例えばリベット)は、例えば、集電体を介して発電要素と電気的に接続される。具体的には、集電体に設けられた貫通孔にリベットが差し込まれた状態で、リベットの頭部がかしめ機を用いてかしめられる。
このような構造を有する電池においては、昨今の蓄電素子の大容量化および大電流化に伴い、発電要素と電極端子との電気的な接続部分の接触面積を広くし、これにより、当該接続部分におけるエネルギーの損失を可及的に抑制したいとの課題がある。
そのため、例えば、電極端子のリベットをより強力にかしめることで、リベットと集電体との密着性を向上させ、これにより、リベットと集電体との間における接触抵抗を低減させることが考えられる。
しかしながら、リベットをかしめる際の押圧力を増加させた場合、当該押圧力への対応策を施さなければ、例えば、集電体またはパッキン等の部材の、リベットの近傍部分における歪みの発生という別の問題を引き起こす可能性も存在する。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、リベットがかしめられることで取り付けられる電極端子を備える電池であって、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失が抑制された電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る電池は、発電要素と、前記発電要素を収容する電池容器と、前記発電要素に接続される集電体と、前記集電体に接続される電極端子とを備える電池であって、前記電極端子には、前記電池容器と前記集電体に設けられた貫通孔とを貫通するリベットが備えられ、前記集電体には厚肉部が設けられ、前記厚肉部を貫通するように前記貫通孔が設けられている。
この構成によれば、電極端子に備えられたリベットは、集電体の厚肉部を貫通した状態でかしめられる。従って、リベットと集電体との間の接触面積は、厚肉部がない場合よりも増加する。その結果、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失は抑制される。
また、厚肉部を設けることで、集電体におけるリベット近傍の部分の強度が向上する。従って、例えば、比較的大きな押圧力でリベットをかしめた場合であっても、リベット近傍における歪みの発生は抑制される。つまり、かしめ時の押圧力に起因する歪み等の悪影響を排除しつつ、リベットを集電体に対してより均一に密着させることが可能となる。
また、厚肉部は、集電体の貫通孔の部分にのみ設ければよい。そのため、厚肉部を設けることによる集電体の重量の増加を、電池全体の重量に対して実質的に問題にならない範囲に抑えながら、上記効果を得ることができる。
また、本発明の一態様に係る電池において、前記厚肉部に設けられた前記貫通孔の形状および大きさは、全周において、前記リベットの外周面に接触する形状および大きさであるとしてもよい。
この構成によれば、リベットの外周面と貫通孔の内周面との接触面積は最大化され、これにより、リベットと集電体との間における接触抵抗はより低減される。その結果、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失はより抑制される。
また、本発明の一態様に係る電池において、前記厚肉部は、前記貫通孔の一部を形成する孔を有する集電補助部材が、前記集電体に取り付けられることで形成されているとしてもよい。
この構成によれば、集電補助部材を前記集電体に取り付けることで厚肉部を実現することができる。そのため、例えば、従来の集電体を用いて、厚肉部が集電体に設けられた電池を生産することが可能となる。
また、例えば、円盤形状の金属板に孔を開けることで集電補助部材を作製することができる。そのため、厚肉部が設けられた集電体の作製を容易に行うことができる。
また、本発明の一態様に係る電池において、前記集電補助部材は、前記集電体側の面に突起を有し、前記突起は、前記リベットがかしめられることで、前記集電体に食い込むとしてもよい。
この構成によれば、例えば、集電補助部材と集電体の表面との間の接触面積を増加させることができ、その結果、集電補助部材と集電体との間の接触抵抗が低減される。
また、本発明の一態様に係る電池において、前記厚肉部は、前記貫通孔の周囲の部分を厚く形成することで、前記集電体に一体形成されているとしてもよい。
この構成によれば、集電体と一体の要素として厚肉部が設けられる。そのため、例えば、リベットと集電体との導通状態の高い安定性が確保される。また、例えば、電池の組み立て手順の簡素化が図られる。
本発明によれば、リベットがかしめられることで取り付けられる電極端子を備える電池であって、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失が抑制された電池を提供することができる。
本発明の実施の形態における電池の内部構造の概要を示す斜視図である。 実施の形態の電池における電極端子の取付け構造の一例を示す部分断面図である。 実施の形態における厚肉部の構成の一例を示す断面図である。 実施の形態における厚肉部の構成の一例を示す下面図である。 実施の形態における電極端子の取付け工程の一例を示す断面図である。 突起を有する集電補助部材の断面の一例を示す図である。 集電補助部材を打ち抜くことで形成された突起の形状例を示す斜視図である。 実施の形態における厚肉部の第一の変形例を示す図である。 実施の形態における厚肉部の第二の変形例を示す図である。 実施の形態における厚肉部の第三の変形例を示す図である。 実施の形態における厚肉部の第四の変形例を示す図である。 基体に一体に形成されたリベットを備える電極端子の取付け構造の一例を示す部分断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態における電池について説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態では、本発明の好ましい一具体例が示されている。実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置および接続形態などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって限定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素は、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成する要素として説明される。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態における電池10の全般的な説明を行う。
図1は、本発明の実施の形態における電池10の内部構造の概要を示す斜視図である。つまり、図1は、電池10の内部構造を図示するために、後述する電池容器100の一部の図示が省略された図である。
電池10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池であり、例えば、非水電解質二次電池である。非水電解質二次電池としては、例えば、正極活物質がコバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属酸化物であり、負極活物質が炭素材料であるリチウムイオン二次電池を挙げることができる。
なお、電池10の種類は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよく、また、乾電池などの一次電池であってもよい。
図1に示すように、実施の形態における電池10は、電池容器100と、電極端子200と、電極端子300とを備える。本実施の形態では、電極端子200は正極の端子であり、電極端子300は負極の端子である。
本実施の形態では、電極端子200は、基体201と、基体201を貫通するリベット210とを有する。また、電極端子300は、基体301と、基体301を貫通するリベット310とを有する。
基体201および基体301は、中実(solid)の導電体である。また、基体201および基体301の形状は、本実施の形態では円柱であるが、基体201および基体301の形状に特に限定はなく、直方体等の円柱以外の形状であってもよい。
電池容器100は、金属からなる矩形筒状で底を備える本体と、当該本体の開口を閉塞する金属製の蓋板110とで構成されている。また、電池容器100は、発電要素120等を内部に収容後、蓋板110と本体とが溶接等されることにより、内部を密封する構造を有する。
また、電極端子200は、電池容器100の気密性を保つためのパッキン230を介して電池容器100の蓋板110に取り付けられている。電極端子300も同様にパッキン330を介して電池容器100の蓋板110に取り付けられている。
具体的には、図1に示すように、電極端子200の基体201は、電池容器100の外側に配置され、電極端子200のリベット210は、電池容器100と、集電体130とを貫通した状態でかしめられている。
電極端子300も同様に電池容器100に配置されている。つまり、基体301は、電池容器100の外側に配置され、リベット210は、電池容器100と、集電体140とを貫通した状態でかしめられている。
なお、基体201および301それぞれの例えば上面には、図示しないボルト穴等の連結部が形成されており、これら連結部に取り付けられた導電部材を介して、モータ等の装置に電池10からの電力が供給される。
また、図1に示すように、電池容器100の内方には、発電要素120が収容されており、さらに、正極側の集電体130と、負極側の集電体140とが配置されている。なお、電池10の電池容器100の内部には電解液などの液体が封入される場合があるが、当該液体の図示は省略する。
発電要素120は、詳細な図示は省略するが、正極と負極とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる部材である。負極は、銅箔からなる長尺帯状の負極基材の表面に負極活物質層が形成されたものである。正極は、アルミニウム箔からなる長尺帯状の正極基材の表面に正極活物質層が形成されたものである。
セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシートである。そして、発電要素120は、負極と正極との間にセパレータが挟み込まれるように層状に配置されたものが、長さ方向に巻き回されることで全体が長円形状となるように形成されている。
集電体130は、発電要素120の正極と電池容器100の側壁との間に配置され、電極端子200と発電要素120の正極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。つまり、電極端子200は、集電体130を介して発電要素120の正極と接続されている。
また、集電体140は、発電要素120の負極と電池容器100の側壁との間に配置され、電極端子300と発電要素120の負極とに電気的に接続される導電性と剛性とを備えた部材である。つまり、電極端子300は、集電体140を介して発電要素120の負極と接続されている。
具体的には、集電体130および140のそれぞれは、電池容器100の側壁と蓋板110とに沿って屈曲状態で配置される金属製の板状部材である。
また、集電体130には厚肉部135が設けられており、電極端子200のリベット210は、当該厚肉部135に設けられた貫通孔を貫通した状態でかしめられている。また、集電体140には厚肉部145が設けられており、電極端子300のリベット310は、当該厚肉部135に設けられた貫通孔を貫通した状態でかしめられている。
つまり、集電体130は、蓋板110に、リベット210によって固定的に連結されており、集電体140は、蓋板110に、リベット310によって固定的に連結されている。さらに、集電体130および140はそれぞれ、発電要素120の正極および負極に溶接などによって固定的に接続されている。
これにより、発電要素120は、電池容器100の内部において、集電体130および140により、蓋板110から吊り下げられた状態で保持される。
なお、集電体130は、正極と同様、アルミニウムで形成され、集電体140は、負極と同様、銅で形成されている。
また、集電体130および140と発電要素120の正極および負極との接合方法は特定の方法に限定されない。例えば、集電体130および140の一部を折り曲げることにより溶接用のフィン(図示せず)を起立させ、当該フィンで発電要素120の正極および負極を挟み込みつつ溶接により接合する方法が採用される。
次に、電極端子200の取付け部分の詳細について図2を用いて説明する。
なお、本実施の形態において、正極側の電極端子200と負極側の電極端子300とは同一の構造であり、同一の技術的特徴を有する。そのため、以下、電極端子200およびその周辺部分についての説明を中心に行い、電極端子300およびその周辺部分についての詳細な説明を省略する。
図2は、実施の形態の電池10における電極端子200の取付け構造の一例を示す部分断面図である。
具体的には、図2に示す断面図は、図1における電池10の奥行き方向(Y軸方向)の中央付近をXZ平面に平行に切断した場合の、電極端子200付近の断面を示している。
図2に示すように、電極端子200は、パッキン230を介して蓋板110に取り付けられている。
パッキン230は、例えば樹脂を成型することで作製されており、電池容器100の、リベット210の取り付け部分における気密性を保持し、電池容器100と集電体130とを絶縁するための部材である。
なお、パッキン230は、例えば、インサート成型による一体物として蓋板110に設けられてもよい。また、パッキン230は、例えば、図2において上下に分けられた2つの部分から構成されてもよい。
また、リベット210は、蓋板110およびパッキン230を貫通し、さらに、集電体130の厚肉部135に設けられた貫通孔136を貫通した状態でかしめられている。
厚肉部135は、集電体130において他の部分よりも厚み(貫通孔136の軸方向の厚み)が大きな部分である。本実施の形態では、厚肉部135は、貫通孔136の一部を形成する孔を有する集電補助部材150が、集電体130に取り付けられることで形成されている。集電補助部材150は、例えばアルミニウムなどの導電性物質を素材とする平板状の部材である。
このように、本実施の形態における集電体130は厚肉部135を備え、厚肉部135に設けられた貫通孔136の内周面を介して、電極端子200に備えられたリベット210と電気的に接続されている。
従って、集電体130に厚肉部135が存在しない場合と比較すると、リベット210と集電体130との間の接触面積は増加する。その結果、リベット210と発電要素120との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失は抑制される。
次に、集電体130に設けられた厚肉部135の構成および各種の変形例について、図3〜図11を用いて説明する。
図3は、実施の形態における厚肉部135の構成の一例を示す断面図である。
図4は、実施の形態における厚肉部135の構成の一例を示す下面図である。
なお、図4では、集電体130および集電補助部材150のそれぞれを容易に識別するために、集電体130に斜線を付し、集電補助部材150には格子線を付している。
本実施の形態では、図3および図4に示すように、厚肉部135に設けられた貫通孔136の形状は、円柱形状の軸部を有するリベット210の、XY平面に平行な切断面と同一(略同一も含む、以下同じ)の円形である。また、貫通孔136の内径は、リベット210の軸部の外径と同一の大きさである。
つまり、本実施の形態では、厚肉部135に設けられた貫通孔136の形状および大きさは、全周において、リベット210の外周面に接触する形状および大きさである。
これにより、リベット210の外周面と貫通孔136の内周面との接触面積は最大化され、その結果、リベット210と集電体130との間における接触抵抗はより低減される。
なお、貫通孔136の内径が、かしめられる前のリベット210の外径よりも大きい場合であっても、リベット210をかしめることでリベット210の外径が拡大し、その結果、貫通孔136の内周面の全周において、リベット210と接触させることが可能である。
図5は、実施の形態における電極端子200の取付け工程の一例を示す断面図である。
図5の(a)に示すように、パッキン230が配置された蓋板110の上方から、リベット210が、パッキン230に設けられた孔に差し込まれる。これにより、リベット210の先端部分が、厚肉部135に設けられた貫通孔136に差し込まれる。
なお、集電補助部材150は、リベット210が貫通孔136に差し込まれる前に、例えば溶接により、集電体130の下面に接合されていてもよい。
次に、図5の(b)に示すように、リベット210がかしめられる。具体的には、例えば、リベット210の先端が上を向くように、電極端子200を含む構造物全体が配置される。この状態で、かしめ機のポンチによってリベット210の先端が上方から押圧されることでリベット210がかしめられる。その結果、図5の(b)に示すように、フランジ状の頭部がリベット210の先端に形成される。
ここで、集電体130の、上記のフランジ状の頭部を介して押圧力が与えられる部分には厚肉部135が備えられている。そのため、例えば、当該押圧力に起因する集電体130の歪みの発生が抑制される。
また、例えば、厚肉部135がない場合よりも大きな押圧力でリベット210をかしめることが可能である。これにより、例えば、電極端子200が電池容器100により安定的に固定されるとともに、リベット210を集電体130に対してより均一に密着させることが可能となる。
なお、集電補助部材150は、本実施の形態では、図3および図4等に示すように、中央に孔を有する円盤形状である。しかしながら、集電補助部材150は、貫通孔136の一部を形成する孔を有していればよく、集電補助部材150の形状に特に限定はない。
例えば、貫通孔136の一部を形成する孔を有する多角形の金属板が、集電補助部材150として採用されてもよい。
また、集電補助部材150は、例えば、集電体130に食い込む突起を有していてもよい。
図6は、突起151を有する集電補助部材150の断面の一例を示す図である。
例えば、図6の(a)に示すように、集電補助部材150が、集電体130側の面(図6における上側の面)に突起151を有している場合、図6の(b)に示すように、突起151は、リベット210(図6の(b)では図示を省略)がかしめられることで、集電体130に食い込む。
これにより、例えば、集電補助部材150と、集電体130の表面との間の接触面積を増加させることができ、その結果、集電補助部材150と集電体130との間の接触抵抗が低減される。
なお、突起151が集電体130に食い込み易くするように、例えば、集電補助部材150の素材として集電体130よりも硬度の高い金属が採用されてもよい。
また、集電補助部材150の突起151の形成の手法に特に限定はない。例えば、平板状の金属である集電補助部材150を、下面(集電体130とは反対側の面)からポンチ等で打ち抜くことで形成されてもよい。
図7は、集電補助部材150を打ち抜くことで形成された突起151の形状例を示す斜視図である。
例えば、集電補助部材150において、貫通孔136の一部を形成する孔(集電補助部材150の中央の孔)の周囲の部分を、微小な孔があく程度の力でポンチで打ち抜く。これにより、図7に示すような突起151を形成することが可能である。つまり、容易な工程で、集電補助部材150に突起151を設けることができる。
また、上記微小な孔は必須ではなく、平板状の集電補助部材150の下面にポンチ等を押し当てることで、孔を形成させずに突起151が形成されてもよい。
また、図7では、集電補助部材150に4つの突起151が形成されているが、突起151の数に特に限定はない。
また、電池10が備える厚肉部135は、図3等に示す構成に限定されず、当該構成以外の構成が採用されてもよい。そこで、図8〜図11を用いて、実施の形態における厚肉部135の各種の変形例を説明する。
図8は、実施の形態における厚肉部135の第一の変形例を示す図である。
図8に示す厚肉部135は、貫通孔136の周囲の部分を厚く形成することで、集電体130に一体形成されている。
つまり、本実施の形態では、集電補助部材150を集電体130に取り付けることで厚肉部135を集電体130に形成させているが、図8に示すように、集電体130と一体の要素として厚肉部135が設けられてもよい。
こうすることで、例えば、リベット210と集電体130との導通状態の高い安定性が確保される。また、電池10の組み立て手順の簡素化が図られる。
図9は、実施の形態における厚肉部135の第二の変形例を示す図である。
図9に示す厚肉部135の、集電体130の表面から突出した部分の断面形状は、台形である。
つまり、厚肉部135の、集電体130から突出した部分の断面形状は、図3に示すような矩形である必要はなく、図9に示すような台形であってもよい。また、当該突出した部分の断面形状は、一部または全部が曲線で構成される形状であってもよい。
すなわち、厚肉部135は、集電体130の他の部分より厚みが大きければ、その形状に特に限定はない。厚肉部135の形状は、例えば、厚肉部135の形成のし易さ、または、厚肉部135と、電池10の他の構成要素との位置関係等に応じて適宜決定されればよい。
図10は、実施の形態における厚肉部135の第三の変形例を示す図である。
図11は、実施の形態における厚肉部135の第四の変形例を示す図である。
図10に示す厚肉部135は、集電体130から上方に突出した部分が形成されることで、集電体130に設けられている。
また、図11に示す厚肉部135は、集電体130の本体から上下に突出した部分が形成されることで、集電体130に設けられている。
つまり、厚肉部135の突出方向は、電池容器100の内方である必要はなく、図10に示すように電池容器100の外方であってもよい。また、図11に示すように、厚肉部135は、集電体130から上下に突出する形状であってもよい。
すなわち、厚肉部135は、集電体130の他の部分よりも厚み(貫通孔136の軸方向の厚み)が大きければよい。厚肉部135の突出方向は、例えば、電池10の組み立ての容易さ、または、厚肉部135と、電池10の他の構成要素との位置関係等に応じて適宜決定されればよい。
以上、本発明の一態様に係る電池について、実施の形態およびその変形例に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、これらの実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態またはその変形例に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、図9〜図11に示す、厚肉部135の断面形状は、図2に示す、集電補助部材150が集電体130に取り付けられることで形成される厚肉部135に適用されてもよい。
つまり、集電補助部材150の断面形状として、台形等の矩形以外の形状が採用されてもよい。また、集電補助部材150の取り付け位置は、集電体130の上面であってもよく、集電体130の上面と下面のそれぞれに集電補助部材150が取り付けられてもよい。
また、例えば、上記の実施の形態では、電池容器100の同一面(蓋板110)に、正極端子(電極端子200)と負極端子(電極端子300)が、それぞれ一つずつ設けられていた。しかしながら正極端子および負極端子のそれぞれは、電池10の上面(蓋板110)および下面(底板)等、異なる面に、それぞれ一つまたは二つ以上設けられてもよい。
なお、電極端子(正極端子または負極端子)が電池容器100の上面(蓋板110)以外の側面または下面に配設される場合には、電極端子のリベットが、電池容器100の側壁部または底板を貫通して取り付けられる。
また、上記の実施の形態における電極端子200は、1本のリベット210により、電池10に取り付けられるとした。しかし、電極端子200は2本以上のリベット210によって、電池10に取り付けられてもよい。
また、上記の実施の形態における電極端子200は、基体201と、基体とは別体のリベット210とで構成されているとした。しかしながら、リベット210は基体201と一体に形成されることで、電極端子200に備えられていてもよい。
図12は、基体201aに一体に形成されたリベット210aを備える電極端子200aの取付け構造の一例を示す部分断面図である。
図12に示すように、電池10が、基体201aに一体に形成されたリベット210aを備える電極端子200aを採用した場合であっても、厚肉部135による、エネルギー損失の抑制等の各種の効果は発揮される。
本発明は、リベットがかしめられることで取り付けられる電極端子を備える電池であって、リベットと発電要素との電気的な接続部分におけるエネルギーの損失が抑制された電池を提供することができる。従って、本発明に係る電池は、大電流を長時間必要とする自動車等に搭載される電池として有用である。
10 電池
100 電池容器
110 蓋板
120 発電要素
130、140 集電体
150 集電補助部材
135、145 厚肉部
136 貫通孔
200、200a、300 電極端子
201、201a、301 基体
210、210a、310 リベット
230、330 パッキン

Claims (5)

  1. 発電要素と、前記発電要素を収容する電池容器と、前記発電要素に接続される集電体と、前記集電体に接続される電極端子とを備える電池であって、
    前記電極端子には、前記電池容器と前記集電体に設けられた貫通孔とを貫通するリベットが備えられ、
    前記集電体には厚肉部が設けられ、前記厚肉部を貫通するように前記貫通孔が設けられている
    電池。
  2. 前記厚肉部に設けられた前記貫通孔の形状および大きさは、全周において、前記リベットの外周面に接触する形状および大きさである
    請求項1に記載の電池。
  3. 前記厚肉部は、前記貫通孔の一部を形成する孔を有する集電補助部材が、前記集電体に取り付けられることで形成されている
    請求項1または2に記載の電池。
  4. 前記集電補助部材は、前記集電体側の面に突起を有し、前記突起は、前記リベットがかしめられることで、前記集電体に食い込む
    請求項3に記載の電池。
  5. 前記厚肉部は、前記貫通孔の周囲の部分を厚く形成することで、前記集電体に一体形成されている
    請求項1に記載の電池。
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