JP2013159622A - 2液型ウレタン塗料組成物及び金属塗装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】プライマーがなくても密着性が高く、雨だれに対する耐汚染性、防錆性及び耐候性に優れた塗膜を形成する2液型ウレタン塗料組成物を提供すること。
【解決手段】(A)水酸基含有樹脂、
(B)一般式Si(OR(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基)に示されるオルガノシリケート化合物及び式(1)又は(2)で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質、
(C)金属錯体、及び
(D)イソシアネート基を含有する化合物
を含有する2液型ウレタン塗料組成物であって、
該水酸基含有樹脂(固形分)100質量部に対して、上記(B)成分を0.1〜30質量部含有し、かつ、上記(B)成分100質量部に対して、該金属錯体(固形分)を1〜30質量部含有することを特徴とする2液型ウレタン塗料組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、プライマー(下塗り層)がなくても、金属への密着性が高く、高い防錆性を有し、更には、雨だれに対する耐汚染性及び耐候性にも優れた塗膜を形成できる2液型ウレタン塗料組成物及び金属塗装体に関する。
大型特殊機械、配電盤、カーテンウォール、工作機械、産業機械、建設機械、重電機器、及び化学機械等に使用される塗料には、雨だれに対する耐汚染性、耐候性及び防錆性に優れる塗膜を形成することが求められる。一般には、エポキシ樹脂系のプライマー(下塗り層)を塗布した後(例えば、特許文献1)、アクリルシリコン系塗料等の耐汚染性及び耐候性を有する塗料が上塗りとして塗装される(例えば、特許文献2)。しかし、プライマーを塗装する工程が必要となるため、塗装時間が長くなる等の課題があった。
また、特許文献3及び4には、水酸基含有樹脂にポリイソシアネート架橋剤を含有させた有機溶剤系塗料組成物にオルガノシリケート又はその縮合物、酸性を示す界面活性剤あるいはホウ酸系化合物を配合した塗料組成物が開示されており、下地面との層間付着性にも優れた低汚染性塗膜を形成することが記載されている。特許文献5には、水酸基を含有するフッ素樹脂に、有機ポリイソシアネート、シリケート化合物、及びカルボン酸化合物を配合した塗料組成物が開示されている。酸性を示す界面活性剤あるいはホウ酸系化合物又はカルボン酸化合物は、シリケート化合物の加水分解及び縮合反応を促進させるために配合されているが、これらの酸性物質は、塗膜の耐湿性を低下させ、特に高湿度下で長期間暴露した場合に基材との密着性を低下させる懸念がある。
特開平8−132752号公報 特開平11−124501号公報 特開2000−309749号公報 特開2002−12828号公報 特開2002−38085号公報
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、プライマーがなくても密着性が高く、雨だれに対する耐汚染性、防錆性及び耐候性に優れた塗膜を形成する2液型ウレタン塗料組成物及び該塗料組成物を塗布した金属塗装体を提供することである。
本発明に従って、
(A)水酸基含有樹脂、
(B)一般式Si(OR(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基である。)に示されるオルガノシリケート化合物、及び下記式(1):
Figure 2013159622
(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。nは、2〜100の整数を示す。)
又は下記式(2):
Figure 2013159622
(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。Rは、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、イソシアネート基、ビニル基、メタクリル基、アクリル基又はスチリル基を示す。nは、2〜100の整数を示す。)
で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質、
(C)金属錯体、及び
(D)イソシアネート基を含有する化合物
を含有する2液型ウレタン塗料組成物であって、
該水酸基含有樹脂(固形分)100質量部に対して、該オルガノシリケート化合物及び該シリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質を0.1〜30質量部含有し、かつ、該オルガノシリケート化合物及び該シリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質100質量部に対して、該金属錯体(固形分)を1〜30質量部含有することを特徴とする2液型ウレタン塗料組成物が提供される。
また、本発明に従って、上記記載の2液型ウレタン塗料組成物を金属基材に塗布し、硬化させて得られることを特徴とする金属塗装体が提供される。
本発明によって、プライマー(下塗り層)がなくても、金属への密着性が高く、優れた防錆性を有し、更には、雨だれに対する耐汚染性及び耐候性にも優れた塗膜を形成できる2液型ウレタン塗料組成物及び該塗料組成物を塗布した金属塗装体を提供することが可能となった。
以下に、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
本発明の2液型ウレタン塗料組成物は、主剤と硬化剤からなり、主剤には水酸基含有樹脂(A)を配合し、硬化剤にイソシアネート基を有する化合物(D)を配合する。ウレタン成分以外の必須成分である一般式Si(ORで示されるオルガノシリケート化合物及び上記式(1)又は(2)で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質(B)、並びに金属錯体(C)については、主剤、硬化剤のどちらに配合してもよい。
本発明にて用いる水酸基含有樹脂(A)の組成は、アクリル、ポリエステル、アルキッド、及びポリカーボネート等の各種のものが、1種ないし複数を混合したものが使用できる。これらのものは、既知のものを使用することができ、重量平均分子量は、1000〜100000の範囲が好ましく、特に2000〜60000の範囲であることが好ましい。水酸基含有樹脂の水酸基価は、1〜200mgKOH/gまでの範囲のものが使用できるが、10〜150mgKOH/gの範囲のものがより好ましい。水酸基価が1mgKOH/gより少ない場合には、硬度低下及び耐湿性低下が生じ易くなる。一方、水酸基価が200mgKOH/gより多い場合には、付着性低下が生じる傾向がある。
本発明にて用いる(B)成分の一般式Si(ORで示されるオルガノシリケート化合物及び上記式(1)又は(2)で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質は、水酸基含有樹脂の固形分100質量部に対して、0.1〜30質量部含有し、好ましくは1〜20質量部含有することが好ましい。該オルガノシリケート化合物及び該シリケート縮合物から選択される少なくとも1種が0.1質量部より少ない場合は、塗膜の親水性低下が生じ、一方、30質量部より多くなる場合は、耐湿性低下が生じる。
本発明の(B)成分で用いられるオルガノシリケート化合物は、一般式Si(ORで示される。ただし、式中のRは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基である。このオルガノシリケート化合物は、塗膜表面に親水性を付与させるために用いられるものであるが、金属基材表面への付着性を高める作用も示す。Rがアルキル基の場合、直鎖状又は分岐状のいずれのタイプであってもよく、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、i−ペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、及びi−ヘキシル基等が挙げられ、中でも炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。また、Rがアリール基の場合、単環及び多環のいずれのタイプのものであってもよく、例えば、フェニル、トルイル及びキシリル基等が挙げられ、中でもフェニル基が好ましい。
上記オルガノシリケート化合物の具体例としては、例えば、テトラヒドロキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノキシシラン、及びジメトキシジエトキシシラン等が挙げられる。これらは、1種ないし2種以上を組み合わせてもよい。
また、上記オルガノシリケート化合物の代わりに、分子末端をアルコキシシリル基で封鎖したシリコーンアルコキシオリゴマーを用いることもできる。もちろん、オルガノシリケート化合物とシリコーンアルコキシオリゴマーを併用して用いることも可能である。
本発明の(B)成分で用いられるオルガノシリケート縮合物は、前記一般式Si(ORで表されるオルガノシリケート同士の分岐状もしくは直鎖状の縮合物であり、下記式(1)又は(2)で示されるものである。縮合度nとしては、2〜100のものが好ましく、より好ましくは2〜15のものである。
Figure 2013159622
式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。前記Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。nは2〜100の整数を示す。アルキル基とアリール基は前記と同様の意味を示す。
また、下記式(2)
Figure 2013159622
に示されるように、上記式(1)の一部のRをRとして、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、及びイソシアネート基のような反応性官能基や、ビニル基、メタクリル基、アクリル基、及びスチリル基のような重合性官能基に置換させた変性シリコーンアルコキシオリゴマーを使用してもよい。前記Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。この中でも特に、エポキシ基、メタクリル基、又はメルカプト基を反応させた変性シリコーンアルコキシオリゴマーを使用することがより好ましい。Rは、前記と同様の意味を示す。nは2〜100の整数を示す。
上記の変性シリコーンアルコキシオリゴマーにおいて、エポキシ基を有するものとしては、例えば、信越シリコーン(株)製のX−41−1053、X−41−1059A、及びX−41−1056等が挙げられる。メルカプト基を有するものとしては、例えば、信越シリコーン(株)製のX−41−1805、X−41−1818、及びX−41−1810等が挙げられる。アクリル基を有するものとしては、例えば、信越シリコーン(株)製のKR−513、及びX−40−2672B等が挙げられる。メタクリル基を有するものとしては、例えば、信越シリコーン(株)製のX−40−9272B等が挙げられる。アミノ基を有するものとしては、例えば、信越シリコーン(株)製のX−40−2651等が挙げられる。これらの変性シリコーンアルコキシオリゴマーは、1種のみを用いてもよいし、2種以上用いてもよい。
本発明にて用いる金属錯体(C)は、さまざまな反応の触媒作用として作用し、塗装後にシラノール基と水酸基含有樹脂の架橋反応、水酸基含有樹脂とイソシアネートの反応、更には、オルガノシリケートとイソシアネートの反応を競合させる効果を与え、アクリルウレタン/アクリルシリコン複合塗膜を形成することを可能にする。
本発明にて用いる金属錯体(C)は、ジルコニウム、チタン、クロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、バナジウム、アルミニウム、亜鉛、インジウム、錫及び白金からなる群から選ばれる金属と、アセチルアセトン、ベンゾイルアセトン、及びジベンゾイルメタン等のβ−ジケトン類、アセト酢酸メチル、メチルピバロイルアセテート、エチルベンゾイルアセテート、エチルパラアニソイルアセテート、及びカプロイル酢酸メチル等のβ−ケトエステル類、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、及びトリエチレンテトラミン等のポリアミン類、エチレンジアミンテトラ酢酸等のポリアミノカルボン酸類、クエン酸等のオキシカルボン酸類、ジメチルグリオキシム等のオキシム酸、オキシン及び蓚酸からなる群から選ばれる配位子を含むものを好適に用いることが出来る。金属錯体を構成する金属としては、アルミニウム、ジルコニウム、チタン及び錫からなる群から選ばれる金属がより好ましい。本発明にて用いる金属錯体は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用することもできる。
本発明にて用いる金属錯体(C)は、シラノール基と水酸基含有樹脂の架橋反応、水酸基含有樹脂とイソシアネートの反応、更には、オルガノシリケートとイソシアネートの反応を競合させる点から、上記一般式Si(ORで示されるオルガノシリケート化合物及び上記式(1)又は(2)で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質100質量部に対して、金属錯体の固形分を1〜30質量部含有し、好ましくは5〜20質量部含有である。金属錯体が1質量部より少ない場合は、オルガノシリケートの反応の触媒作用が十分でないため、塗膜の親水性低下が生じ、一方、30質量部より多い場合は、競合する反応のバランスが崩れ、耐湿性低下が生じる。
本発明にて用いることの出来るイソシアネート基を含有する化合物(D)は、水酸基含有樹脂のOH価に対して、NCO/OH=0.5〜2当量であることが好ましく、NCO/OH=0.8〜1.5当量であることがより好ましい。NCO/OHが0.5当量未満であれば、硬度低下及び耐湿性低下が生じ易く、NCO/OHが2当量を超えた場合には、耐湿性低下が生じる傾向がある。
イソシアネート基を含有する化合物は、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート及びトリメチレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート及びビフェニレンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート等の1分子中に遊離のイソシアネート基を2個以上有する化合物が挙げられる。これらのイソシアネート基を含有する化合物は、1種のみを用いてもよいし2種以上用いてもよい。
また、本発明では、金属基材への密着性を更に高め、耐湿性を向上させる目的で、一般式X−Si(OR4−a(式中、aは、1又は2の整数であり、Xは、窒素原子、酸素原子、硫黄原子を含んでいてもよい炭素数1〜10の有機基であり、Rは、炭素数1〜10のアルコキシ基を示す。)で示されるシラン化合物(E)を含有することができる。
式中、Xは、窒素原子、酸素原子、又は硫黄原子を含んでいてもよい炭素数1〜10の有機基であり、中でも、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基及びイソシアネート基のような反応性官能基や、ビニル基、メタクリル基、アクリル基及びスチリル基のような重合性官能基が含まれていることが好ましく、その中でも、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基、メタクリル基及びアクリル基がより好ましい。
アミノ基を有するものとしては、例えば、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−トリエトキシシリル−N−(1,3−ジメチル−ブチルデン)プロピルアミン、及びN−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。エポキシ基を有するものとしては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、及び2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙げられる。メルカプト基を有するものとしては、例えば、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、及び3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。イソシアネート基を有するものとしては、例えば、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。ビニル基を有するものとしては、例えば、ビニルメトキシシラン、及びビニルトリエトキシシラン等が挙げられる。メタクリル基を有するものとしては、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、及び3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。アクリル基を有するものとしては、例えば、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。スチリル基を有するものとしては、例えば、p−スチリルトリメトキシシラン、及びp−スチリルメチルジメトキシシラン等が挙げられる。シラン化合物は、1種のみを用いてもよいし、2種以上用いてもよい。
本発明にて用いるシラン化合物(E)は、水酸基含有樹脂固形分100質量部に対して、0.1〜20質量部含有することが好ましく、より好ましくは1〜15質量部である。シラン化合物が0.1質量部より少ない場合は、付着性低下が生じ易く、一方、20質量部より多い場合は、耐湿性低下が生じる傾向がある。
本発明にて用いられる溶剤には、塗料の希釈溶剤として一般に使用されているものが特に制限無く使用できる。このような有機溶媒としては、例えば、トルエン、キシレン、及びミネラルスピリット等の炭化水素系溶剤、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸イソブチル、メトキシプロピルアセテート、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、及びブチルカルビトールアセテート等のエステル系溶剤、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、及びジエチレングリコール等のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、及びジイソブチルケトン等のケトン系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、及びイソブタノール等のアルコール系溶剤、コスモ石油社製のスワゾール310、スワゾール1000、及びスワゾール1500等の芳香族石油溶剤系等を挙げることができる。これらの有機溶剤は、1種又は2種以上混合して使用することができる。
本発明に係る2液型ウレタン塗料組成物には、必要に応じて、着色顔料、光輝顔料、体質顔料、防錆顔料、その他充填剤、塗膜調整剤、消泡剤、硬化触媒、及び紫外線吸収剤等、通常の塗料に添加するような添加剤類を使用できる。
本発明に係る2液型ウレタン塗料組成物は、鉄素材等の金属基材面に適用するが、その塗装は、スプレー塗装、ローラー塗装、刷毛塗装、及び各種コーター等の一般的な方法により塗装することができる。塗装膜厚は、乾燥膜厚で2〜500μmが好ましく、より好ましくは5〜300μmの範囲である。また、塗装膜は、室温に放置することで乾燥することができる他、熱風乾燥炉等を使用することで強制乾燥を行うことができる。
以下に示す実施例により、本発明を詳しく説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例の記載について「部」及び「%」は質量基準に基づくものである。
実施例及び比較例で使用した諸成分は、以下のとおりである。
<水酸基含有樹脂>
アクリルポリオールA(商品名:ヒタロイド3546−3、日立化成工業(株)社製、樹脂固形分50%、分子量:15000、水酸基価:30mgKOH/g)
アクリルポリオールB(商品名:アクリディックA−859−B、DIC(株)社製、樹脂固形分75%、分子量:4100、水酸基価:137mgKOH/g)
ポリエステルポリオール(商品名:ユピカコートES6551、日本ユピカ(株)社製、樹脂固形分51%、分子量:55000、水酸基価:36mgKOH/g)
フッ素樹脂ポリオール(商品名:ルミフロンLF−200、旭硝子社製、樹脂固形分50%、分子量:40000、水酸基価:52mgKOH/g)
<顔料>
酸化チタン(商品名:タイペークCR−90、石原産業社製)
<オルガノシリケート化合物、その縮合物>
メチルシリケート低縮合物A(商品名:MKCシリケート MS51、三菱化学社製)
メチルシリケート低縮合物B(商品名:MKCシリケート MS56、三菱化学社製)
エポキシ変性エチル/メチルシリケートの低縮合物(商品名:X41−1053、信越化学社製)
メルカプト変性エチル/メチルシリケートの低縮合物(商品名:X41−1805、信越化学社製)
<金属錯体>
アルミニウムトリスアセチルアセトネート(商品名:アルミキレートA(W)(川研ファインケミカル社製、固形分100%)
アルミニウムトリスエチルアセトアセテート(商品名:アルミキレートALCH−TR−20(川研ファインケミカル社製、固形分20%)
アルミニウムビスエチルアセトアセテート・モノアセチルアセトネート(商品名:アルミキレートD(川研ファインケミカル社製、固形分76%)
チタンジイソプロプキシビス(エチルアセトアセテート)(商品名:オルガチックスTC−750(マツモトファインケミカル社製、固形分95%)
ジルコニウムジブトキシビス(エチルアセトアセテート)(商品名:オルガチックスZC−580(マツモトファインケミカル社製、固形分70%)
<イソシアネート基を含有する化合物>
ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)系イソシアヌレート型ポリイソシアネート(商品名:スミジュールN3300、住化バイエルウレタン社製、樹脂固形分100%)
トリレンジイソシアネート(TDI)系イソシアヌレート型ポリイソシアネート(商品名:デスモジュールIL BA、住化バイエルウレタン社製、樹脂固形分51%)
イソホロンジイソシアネート(IPDI)系イソシアヌレート型ポリイソシアネート(商品名:デスモジュールZ4470 BA、住化バイエルウレタン社製、樹脂固形分70%)
<シラン化合物>
3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン(商品名:KBM−503、信越化学社製)
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(商品名:KBM−803、信越化学社製)
(実施例1)
1.主剤1及び硬化剤1の調製
表1の配合に従い、アクリルポリオールA 100部、酸化チタン40部、キシレン25部をディスパーで十分撹拌し、主剤を調製した。また、主剤とは別に、ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート5.2部、酢酸ブチル5.2部、メチルシリケート低縮合物A 0.05部、アルミニウムトリスアセチルアセトネート0.005部をディスパーで十分撹拌し、硬化剤を調製した。
2.塗料作製及び試験板作製
調製した主剤と硬化剤を混合し、十分撹拌して得られた塗料を、脱脂したダル鋼板(SPCC−SD)150×70×0.8mmに乾燥膜厚が120μmになるようにスプレー塗装し、熱風乾燥機を用いて80℃で30分強制乾燥を行い、試験板を作製した。
(実施例2〜22)
表1及び表2の配合に従い、実施例1の方法を用いて、実施例2〜22に使用する主剤及び硬化剤を調製した。そして、主剤と硬化剤を混合し、撹拌した後、実施例1と同様の方法にて試験板を作製した。
(実施例23)
アクリルポリオールA 100部、酸化チタン40部、メチルシリケート低縮合物A 0.05部、アルミニウムトリスアセチルアセトネート0.005部、酢酸ブチル0.4部、キシレン25部をディスパーで十分撹拌し、主剤を調製した。また、主剤とは別に、ヘキサメチレンジイソシアネート系イソシアヌレート型ポリイソシアネート5.2部、酢酸ブチル5.2部をディスパーで十分撹拌し、硬化剤を調製した。そして、主剤と硬化剤を混合し撹拌して得られた塗料を用いて、実施例1と同様の方法で試験板を作製した。
(実施例24及び25)
表3の配合に従い、実施例23と同様の方法で主剤及び硬化剤をそれぞれ調製した。そして、主剤と硬化剤を混合し撹拌して得られた塗料を用いて、実施例23と同様の方法で試験板を作製した。
(比較例1〜6)
表4の配合に従い、実施例1と同様の方法を用いて、主剤及び硬化剤をそれぞれ調製した。そして、主剤と硬化剤を混合し撹拌して得られた塗料を用いて、実施例1と同様の方法で試験板を作製した。
<評価方法>
<金属基材に対する付着性評価>
塗膜にカッターナイフにて2mm幅のマスを100個作製し、その後、商標名:セロハンテープ(ニチバン社製)を貼り付け、指で圧着した後、セロハンテープを一気に引き剥がし、残存する塗膜のマス目を数えた。結果を表1〜4に示す。
<耐湿性評価>
槽内温度50℃、槽内湿度98%以上の耐湿試験機に試験板を240時間入れ、その後の付着性を評価した。試験方法は、上記の付着性評価と同じである。結果を表1〜4に示す。
<耐塩水噴霧性試験(防錆性及び耐候性評価)>
試験板に予めカッターナイフにて素地に達する、30°の角度で交わるよう長さ10cmの2本のキズを付ける。その試験板を槽内温度35℃、5%塩化ナトリウム水を連続で噴霧する塩水噴霧試験機にて240時間及び400時間試験を行った。取出した後、1時間の乾燥後にキズの部分に商標名:セロハンテープ(ニチバン社製)を貼り付け、指で圧着した後、一気に引き剥がし、キズからの剥離幅を観察した。剥離幅が小さいほど、良好である。結果を表1〜4に示す。
<カーボン汚染性評価>
カーボンブラック5%水溶液を試験板全面にスプレー塗装し、熱風乾燥機にて60℃で1時間乾燥させる。乾燥後、塗布されているカーボンブラックを流水下、ガーゼで拭き取る。試験前と試験後のカーボンブラックによる汚れの程度を目視観察した。結果を表1〜4に示す。
○:汚れがない。
△:汚れがあるものの目立たない。
×:汚れが目立つ。
Figure 2013159622
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表1〜4から明らかなように、本発明の2液型ウレタン塗料組成物を金属鋼板に塗装することにより、プライマーがなくても金属への密着性が高く、高い防錆性を有し、更には雨だれに対する耐汚染性、耐候性及び耐湿性にも優れた塗膜が得られた。

Claims (5)

  1. (A)水酸基含有樹脂、
    (B)一般式Si(OR(式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。)に示されるオルガノシリケート化合物、及び下記式(1):
    Figure 2013159622
    (式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。nは、2〜100の整数を示す。)
    又は下記式(2):
    Figure 2013159622
    (式中、Rは、炭素数1〜10のアルキル基又はアリール基を示す。Rは、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、イソシアネート基、ビニル基、メタクリル基、アクリル基又はスチリル基を示す。nは、2〜100の整数を示す。)
    で示されるシリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質、
    (C)金属錯体、及び
    (D)イソシアネート基を含有する化合物
    を含有する2液型ウレタン塗料組成物であって、
    該水酸基含有樹脂(固形分)100質量部に対して、該オルガノシリケート化合物及び該シリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質を0.1〜30質量部含有し、かつ、該オルガノシリケート化合物及び該シリケート縮合物から選択される少なくとも1種の物質100質量部に対して、該金属錯体(固形分)を1〜30質量部含有することを特徴とする2液型ウレタン塗料組成物。
  2. 上記(C)金属錯体が、アルミニウム、ジルコニウム、チタン及び錫からなる群から選ばれる金属と、β−ジケトン類、β−ケトエステル類、ポリアミン類、ポリアミノカルボン酸類、オキシカルボン酸類、オキシム酸、オキシン及び蓚酸からなる群から選ばれる配位子とを含むことを特徴とする請求項1に記載の2液型ウレタン塗料組成物。
  3. 更に、(E)一般式X−Si(OR4−a
    (式中、aは、1又は2の整数であり、Xは、窒素原子、酸素原子、又は硫黄原子を含んでいてもよい炭素数1〜10の有機基であり、Rは炭素数1〜10のアルコキシ基又はアリール基を示す。)
    で示されるシラン化合物を含有し、上記(A)水酸基含有樹脂(固形分)100質量部に対して、該シラン化合物を0.1〜20質量部含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の2液型ウレタン塗料組成物。
  4. 上記一般式X−Si(OR4−aで示されるシラン化合物が、アミノ基、エポキシ基、メルカプト基、ビニル基、メタクリル基、及びアクリル基のいずれか1種類以上を含んでいることを特徴とする請求項3に記載の2液型ウレタン塗料組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の2液型ウレタン塗料組成物を金属基材に塗布し、硬化させて得られることを特徴とする金属塗装体。
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