JP2013159096A - パーティクルボードの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸放湿による寸法変動を小さくでき、かつ吸水した際の局部的な膨れの発生を抑制できる、表面平滑性を有するパーティクルボードの製造方法を提供する。
【解決手段】パーティクルとこのパーティクルの平均長さに対して0.3倍以上3.0倍以下の平均繊維長を有する植物系繊維4と接着剤との混合物を、パーティクルの平均長さに対して0.75倍以上2.0倍以下の目開きを有したメッシュに通過させた後、熱圧成形してパーティクルボード1を製造する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パーティクルボードの製造方法に関する。
木材を含む植物系材料を粉砕したパーティクル(小片)に合成樹脂等の接着剤を塗布することにより、パーティクルと接着剤との混合物を形成し、この混合物を熱圧成形してパーティクルボードを製造することが知られている。このようなパーティクルボードは合板の代替材料として注目されており、ドアパネル、引戸、間仕切り等の内装建材として使用され、近年では床材としても使用されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、合板と比べると、吸放湿による寸法の伸び縮みが大きいため、接着施工等において施工が制限されたり、湿気を遮断する材料を要したりする場合がある。このため、吸放湿に対する寸法安定性の向上が望まれている。
一方、長繊維に接着剤が均一に散布された樹脂複合長繊維マットを熱圧成形して製造される繊維ボードも内装建材として使用されている(例えば、特許文献2参照)。繊維ボードは、パーティクルボードと比較して、一般的に吸放湿に対する寸法安定性が良好である。しかしながら、繊維ボードは、パーティクルボードと比べて一般的に表面平滑性が劣る。このため、内装建材等において合板の代替材料としてパーティクルボードが適用できても、繊維ボードが適用できない場合がある。
特開2010−150912号公報 特開2009−172929号公報
本出願人の検討によれば、パーティクルと繊維とを複合させることで、表面平滑性を維持し、吸放湿に対する寸法安定性を向上させることができる。しかしながら、このようなパーティクルと繊維との複合体の製造において、パーティクルと繊維を均一に分散させることが難しい。また、繊維の解繊不足、繊維長のバラツキ、複合時のムラ等に起因して繊維同士が絡まり、複合体に局所的に微細な凝集体が発生する場合がある。微細な凝集体は複合体内部において接着の弱体部となり得、吸水した際に局部的な膨れを発生させる要因となる。
本発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、吸放湿による寸法変動を小さくでき、かつ吸水した際の局部的な膨れの発生を抑制できる、表面平滑性を有するパーティクルボードの製造方法を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために、本発明のパーティクルボードの製造方法は、植物系のパーティクルとこのパーティクルの平均長さに対して0.3倍以上3.0倍以下の平均繊維長を有する植物系繊維と接着剤との混合物を、前記パーティクルの平均長さに対して0.75倍以上2.0倍以下の目開きを有したメッシュに通過させた後、熱圧成形してパーティクルボードを製造することを特徴とする。
このパーティクルボードの製造方法においては、前記混合物には、前記パーティクルに対して10重量%以上30重量%以下の範囲内で前記植物系繊維が混合されていることが好ましい。
このパーティクルボードの製造方法においては、前記植物系繊維は、一対の切断刃に挟んで切断されていることが好ましい。
このパーティクルボードの製造方法においては、前記接着剤は、イソシアネート樹脂接着剤又はフェノール樹脂接着剤であることが好ましい。
このパーティクルボードの製造方法においては、前記接着剤は、さらにメラミン樹脂接着剤が併用されていることが好ましい。
このパーティクルボードの製造方法においては、前記植物系繊維は、非木材繊維であることが好ましい。
本発明のパーティクルボードの製造方法においては、パーティクルと所定の平均繊維長を有する植物系繊維と接着剤との混合物を、所定の目開きを有したメッシュに通過させている。これにより、吸放湿による寸法変動を小さくでき、かつ吸水した際の局部的な膨れの発生を抑制できる、表面平滑性を有するパーティクルボードを製造することができる。
本実施形態のパーティクルボードの製造方法によって製造されたパーティクルボードの一例を示す断面図である。 切断機による繊維束の切断の説明図である。 パーティクルボードの製造に用いられるメッシュの要部の模式図である。(a)は円孔を有するメッシュであり、(b)は角孔を有するメッシュである。
本発明の実施形態について詳細に説明する。
本実施形態では、植物系のパーティクルと植物系繊維と接着剤との混合物をメッシュに通過させた後、熱圧成形してパーティクルボードを製造する。製造されたパーティクルボードは、ドアパネル、引戸、間仕切り等の内装建材や床材として利用することができる。
図1は、本実施形態のパーティクルボードの製造方法によって製造されたパーティクルボードの一例を示す断面図である。図1のパーティクルボード1は3層構造である。この構造において表層2は、パーティクルボード1の表面側の層と裏面側の層である。中央の層は芯層3である。この例では、表層2には植物系繊維4が含まれており、芯層3には植物系繊維4が含まれていない。
以下に、図1のパーティクルボードの製造方法の一実施形態について説明する。
図1のパーティクルボード1は、例えば、植物系材料の小片化及び長繊維の植物系繊維の切断、小片及び植物系繊維の乾燥、接着剤の添加、メッシュ通過工程、マット成形(フォーミング)、熱圧成形、仕上げ工程を順次経て製造される。このようなパーティクルボードの製造においては、繊維ボードの製造において用いられる長繊維を解繊しながらマット化するカード機や長繊維をエアー分散させる装置など特別な装置を用いなくてもよい。
植物系材料の小片化は、パーティクルボード1を構成するパーティクルを得る工程である。パーティクルの原料となる植物系材料は、例えば、マツ、スギ、ヒノキ等の針葉樹、ラワン、カポール、ポプラ等の広葉樹、ケナフの芯部等であり、木材を含むものである。この植物系材料をハンマーミル、ドラムフレーカー、リングフレーカー等の破砕機や切削機によって破砕や切削して小片化してチップとしたものをパーティクルとすることができる。木粉状に粉砕したチップ(微小片)や木片状のチップ(粗大片)もパーティクルとすることができる。
パーティクルの大きさについても、従来のものと同様である。例えば、長さ1〜50mm、厚み0.1〜5mm、幅0.5〜10mmの範囲内のものとすることができる。平均長さ3〜15mmの範囲内のパーティクルを用いることで、高強度かつ高剛性のパーティクルボード1を得ることができる。表層2を構成するパーティクルとしては、平均長さ3〜8mm、特に3〜4mmの範囲内であることが望ましい。パーティクルボード1の製造過程において接着剤散布後のパーティクル同士をすり合わせるように攪拌、混合する際、平均長さ3〜8mmの範囲内のパーティクルを用いることで、植物系繊維4をより均一に分散させることができる。
パーティクルの長さを揃えたい場合には、例えば、振動形スクリーン等の公知の分級機によって分級することにより一定の範囲内の長さのパーティクルを得ることができる。
長繊維の植物系繊維の切断は、従来公知の解繊方法を長繊維に対して長時間実施して、所定の繊維長の植物系繊維4を得ることができる。この方法では、解繊機を用いるなどして長繊維の植物系繊維からなる繊維束を引きちぎるようにして所定の長さとしている。この場合、繊維束において強度の弱い部分が引きちぎられ、その引きちぎられた部分が植物系繊維4の端部となる。
繊維束を切断機によって所定の長さに切断することもできる。切断機としては、繊維束を切断線に沿って直線的に切断する装置を用いることができる。図2は、切断機による繊維束の切断の説明図である。図2の切断機5は、切断線に沿って直線的に移動する平刃状の切断刃6(ギロチン刃)を備えている。切断刃6は上下に昇降可能である。切断刃6の先端部は、先端ほど厚みが薄くなっており、刃先が断面視でV字状に形成されている。切断機5は、繊維束7を支持する繊維束載置台8と切断刃9を備えてもいる。切断刃9は固定刃として繊維束載置台8に固定されている。繊維束載置台8と切断刃9で繊維束7を支え、繊維束7の上から切断刃6を下降させることで、一対の切断刃6,9に挟んで繊維束7を切断することができる。
長繊維の植物系繊維14からなる繊維束7が一対の切断刃6,9で切断される際、繊維先端がややお辞儀する形となる。このため、切断された各植物系繊維4の切断断面を微視的に見ると、切断断面の上側の部位は切断刃6で切られ、下側の部位は引き剥がされた状態となる。このようにして切断された植物系繊維4の端部は、上記した従来公知の解繊方法にて得られた植物系繊維4の端部とは異なり、ちぎれ難い部分(繊維束において強度の強い部分)で形成され得る。ちぎれ難い部分は剛直に形成されている。また、植物系繊維4の切断断面において引き剥がされた部位は、切断刃6で切られた部位と比較して接着剤が繊維内部に浸透しやすい。このため、上記のように切断された植物系繊維4を用いることで、植物系繊維4の剛直な部分をパーティクルに接着させやすくなる。結果として、植物系繊維4の剛直な部分とパーティクルとの接着性が強化され、パーティクルボード1の強度や吸放湿による寸法変動の抑制効果をさらに高めることができる。
本実施形態においては、植物系繊維4は、その平均繊維長がパーティクルボード1の表層2を構成するパーティクルの平均長さに対して0.3倍以上3.0倍以下とされている。このような平均繊維長を有する植物系繊維4は、表層2を構成するパーティクルに対してより均一に分散した状態になりやすい。このため、パーティクルボード1は、パーティクルボードが本来有する表面平滑性に加え、吸放湿による寸法の伸び縮み(寸法の変動)が小さいものとすることができる。吸放湿による寸法の伸び縮みをより小さくするという観点から、植物系繊維4の平均繊維長は、表層2を構成するパーティクルの平均長さに対して1.0倍以上2.6倍以下であることが好ましい。繊維長が長いと、繊維の分散性が悪くなり吸放湿による寸法変動の抑制効果が低下するため、特に1.0倍以上2.0倍以下であることが望ましい。植物系繊維4の平均繊維長が表層2を構成するパーティクルの平均長さに対して0.3倍未満の場合には、吸放湿による寸法変動の抑制効果が十分でない。また、3.0倍を超える場合には、パーティクルボード1の製造過程において接着剤散布後のパーティクル同士をすり合わせるように混合する際、植物系繊維4同士が絡み合い凝集した状態(ダマ状態)となって植物系繊維4を均一に分散させることができない。その結果、均一な品質のパーティクルボード1を製造することが困難となる。パーティクルボード1を製造することができたとしても、表面平滑性が劣り、吸放湿による寸法変動の抑制効果も不十分となる。
植物系繊維4の原料としては、木材繊維を用いることもできるが、加工の容易性、接着剤の浸透性、吸放湿によるパーティクルボード1の寸法変動の抑制効果等を考慮すると、非木材繊維が望ましい。このような非木材繊維においては、靭皮繊維、茎繊維、葉繊維等を用いることができる。靭皮繊維の具体例としては、ジュート、ケナフ、亜麻、***等を挙げることができる。茎繊維の具体例としては、竹、稲わら、麦わら、サトウキビバガス、葦等を挙げることができる。葉繊維の具体例としては、マニラ麻、サイザル麻等を挙げることができる。これらは2種以上を併用することができる。
小片及び植物系繊維4の乾燥は、熱圧成形時におけるパンクを抑制するために有効な工程である。
接着剤の添加は、パーティクルと植物系繊維4を攪拌した状態で行うことができる。例えば、ドラムブレンダーの中でパーティクルと植物系繊維4とを攪拌しながら接着剤を散布する。そして、接着剤散布後もパーティクル同士をすり合わせるようにして攪拌する。植物系繊維4は、パーティクルに対して所定の長さを有しているので、ダマ状態となることが抑えられる。
ここで表層2の部分は、植物系繊維4をパーティクルに対して30重量%以下となるように混合することが望ましい。植物系繊維4は、パーティクルと比較すると、体積としては嵩密度が低い。このため、パーティクルに対して植物系繊維4の均一な分散を容易に実現するためには、パーティクルと植物系繊維4とを混合する際、パーティクルよりも植物系繊維の方が重量比で少なくなるように混合することが望ましい。また、吸放湿による寸法変動の抑制効果をより向上させる観点から、植物系繊維4を、表層2のパーティクルに対して10重量%以上となるように混合することが望ましい。より好適には15重量%以上25重量%以下となるように混合する。
接着剤としては、従来公知のパーティクルボードに用いられる接着剤を用いることができる。例えば、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)、TDI(トリレンジイソシアネート)、MDIプレポリマー、TDIプレポリマー等のイソシアネート樹脂接着剤を用いることができる。また、ユリア樹脂接着剤、メラミン樹脂接着剤、ユリア・メラミン共縮合樹脂接着剤や、フェノール樹脂接着剤等を用いることもできる。これらは2種以上を併用することができる。なかでもイソシアネート樹脂接着剤やフェノール樹脂接着剤は、植物系繊維4と相性が良く、繊維内部に浸透しやすい。したがって、イソシアネート樹脂接着剤やフェノール樹脂接着剤を用いることで、パーティクルと植物系繊維4との接着性を高めて、パーティクルボード1の強度や吸放湿による寸法変動の抑制効果をより高めることができる。また、メラミン樹脂接着剤はパーティクルや植物系繊維の表面部分に拡がりやすく、パーティクルと植物系繊維とを効果的に接着させることができる。このため、イソシアネート樹脂接着剤又はフェノール樹脂接着剤と、メラミン樹脂接着剤と、を組み合わせて使用することが望ましい。
このような接着剤は、例えば、パーティクルに対して5重量%以上30重量%以下の範囲内で用いることができる。かかる範囲内の割合で接着剤を用いることにより、パーティクル同士、パーティクルと植物系繊維4、植物系繊維4同士を効果的に接着させることができる。
このようにして、パーティクルと植物系繊維4と接着剤とを混合した表層形成用混合物が調製される。この表層形成用混合物はパーティクルボード1の表層2を形成するものである。表層形成用混合物では、植物系繊維4が均一に分散されている。
パーティクルボード1の芯層3を形成する、パーティクルと接着剤とを混合した芯層形成用混合物も、植物系繊維4を混合しないこと以外は表層形成用混合物と同様にして調製される。
表層形成用混合物や芯層形成用混合物には、本発明の効果を損なわない範囲内において、撥水剤や硫化アンモニウムをはじめ他の添加剤を配合することができる。
メッシュ通過工程では、調製された表層形成用混合物を、所定の目開きを有するメッシュに通過させる。この工程は、植物系繊維4の分散状態をより均一化するために有効である。後述するように、最終的に得られるパーティクルボード1が吸水した際の局部的な膨れ発生の抑制効果がある。よって、本実施形態では、必須の工程である。この工程によって、植物系繊維4同士の微細な凝集体を解繊するなどして凝集体を除去したり低減したりすることができる。最終的に得られるパーティクルボード1内部に凝集体が存在すると、凝集体を含む部分は周辺部よりも接着性が弱い弱体部となる。このようなパーティクルボード1が吸水した場合には、その弱体部に起因して局部的な膨れが発生することがある。また、吸放湿に対する寸法安定性に影響を与えることがある。よって、表層形成用混合物中の凝集体をできるだけ低減することによって、パーティクルボード1が吸水した際の局部的な膨れの発生を抑えることができる。また、吸放湿に対する寸法安定性を向上させることができる。
メッシュには、表裏に貫通する多数の開口部が形成されている。開口部の形状として、例えば、円孔(円形目)、角孔(正方目)を挙げることができるが、特に限定されるものではない。一例として、図3にメッシュの要部の模式図を示す。図3(a)が円孔11を有するメッシュ10であり、図3(b)が角孔12を有するメッシュ10である。開口部の内寸が目開きである。図3(a)のメッシュ10では、円孔11の直径Pが目開きであり、図3(b)のメッシュ10では、角孔12の一辺の長さQが目開きである。
表層形成用混合物中のパーティクルと植物系繊維4との分級分離を抑制し、微小な凝集体を効果的に除去したり低減したりするという観点から、表層2を構成するパーティクルの平均長さに対して0.75倍以上2.0倍以下の目開きを有したメッシュ10を用いる。なかでも0.8倍以上1.5倍以下、特に0.8倍以上1.2倍以下のものは、吸放湿による寸法変動の抑制効果をより高めることができる。0.75倍未満の場合、パーティクルと植物系繊維4とが分級分離してしまい、均一混合性が損なわれてしまう。2.0倍より大きい場合、微細な凝集体がメッシュ10を通過してしまい、所期の効果を得ることができない。なお、メッシュ10の開口部の形状の相違による本効果への影響は小さい。
メッシュ10の材質としては、ステンレス、亜鉛、銅、真鍮、鉄等の金属素材や、ナイロン等の合成樹脂素材を挙げることができるが、特に限定されるものではない。また、形状としては、網状のもの、パンチングメタル等を挙げることができるが、特に限定されるものではない。
表層形成用混合物をメッシュ10に通過させる方式としては、表層形成用混合物の自重で分級する方式でもよいが、外部からの負荷によって強制的に分級する方式の方が、パーティクルと植物系繊維4の分散状態を保持しやすいために好ましい。強制的に分級する方式の装置の具体例としては、例えば、振動ふるい、面内ふるい、遠心力分散ふるい等のふるい機や、解砕機、粉砕機等が挙げられる。なかでも遠心力分散ふるいは、処理後の混合物の分散状態が良好であり、また、処理速度が速いので好適である。
マット成形では、表層形成用混合物を成形ベルト上に積層し、次に芯層形成用混合物をその上に積層し、その後、別の表層形成用混合物をその上に積層することでマットを得ることができる。
こうして得られたマットは、室温等において予備圧縮することが好ましい。成形台やスチールベルト等への積層前または積層後に目的とするパーティクルボード1の形状を考慮して予備圧縮し、その後に熱圧成形することで、パーティクルボード1の品質を安定させることができる。
このようにしてマットを形成した後、板状に熱圧成形する。このときの熱圧条件(含水率、温度、圧締圧、時間等)はパーティクルボード1の特性、例えば表面状態、曲げ強さ等を決める要因となり得る。
熱圧成形時の熱盤またはスチールベルトの表面温度と圧力は、接着剤の種類等によるが、例えば表面温度180〜220℃、圧力3〜5MPaとすることができる。熱圧成形のプレス方式は、スチールベルトを用いる連続プレスや、バッチ式の多段プレス、一段プレス等の平面プレス等を挙げることができる。なかでも、生産性を考慮すると、連続プレスが好ましい。
その後、トリミング、サンダーによる表面仕上げ等の仕上げ工程を経て、目的のパーティクルボード1を製造することができる。パーティクルボード1は、表層2に細かなパーティクルが用いられており、芯層3により大きなパーティクルが用いられている。このため、全体の密度を低くし、かつ曲げ強さを高めることができる。また、表面平滑性を高めることができる。さらにまた、表層2以外の層(芯層3)に植物系繊維を混合しなくても、吸放湿による寸法変動の抑制効果を有効に得ることができるので、寸法安定性が良好なパーティクルボード1を安価に製造することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において各種の変更が可能である。例えば、上記したパーティクルボードの製造方法においては、芯層形成用混合物に植物系繊維を混合していないが、植物系繊維を混合した芯層形成用混合物を用いることができる。そして、この芯層形成用混合物をメッシュに通過させて芯層を形成することができる。芯層にも植物系繊維が含まれているので、パーティクルボードの強度や吸放湿による寸法変動の抑制効果をさらに高めることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
以下の手順で3層構造のパーティクルボードを製造した。
木材(建築用廃材の解体材)を平均長さ3.5mmに加工したパーティクルと、ジュートを表1−3に示す切断方式で表1−3に示す長さに切断した植物系繊維とをブレンダーにて攪拌しながら接着剤を散布した。接着剤散布後もパーティクル同士をすり合わせるようにして攪拌して、表層形成用混合物を調製した。次いで、調製した表層形成用混合物を、表1−3に示す目開きを有したメッシュに表1−3に示す方式で通過させた。
植物系繊維は、表層のパーティクルに対して表1−3に示す割合で使用した。接着剤は、表1−3に示すものを表層のパーティクルに対して表1−3に示す割合で使用した。なお、フェノール樹脂接着剤は分子量500以下の含浸性が良いタイプを用いた。
表1−3に示される植物繊維の切断方式としての「一対の切断刃」を用いる方式とは、図2に示されるような切断機5の一対の切断刃6,9に繊維束を挟んで所定の長さに切断する方式を指す。「解繊機」を用いる方式とは、繊維束を引きちぎるようにして所定の長さとする方式を指す。
また、木材(建築用廃材の解体材)を平均長さ12mmに加工したパーティクルをブレンダーにて攪拌しながら接着剤を散布し、接着剤散布後もパーティクル同士をすり合わせるようにして攪拌して、芯層形成用混合物を調製した。接着剤は、対応する表層形成用混合物に用いたものと同じものを同じ割合で芯層のパーティクルに対して使用した。
パーティクルボードが表層:芯層:表層=25:50:25の重量比からなる3層構造となるように、表層形成用混合物の半分量をベルトに積層し、その上に芯層形成用混合物を積層し、さらにその上に表層形成用混合物の残りの半分量を積層して3層構成物を得た。この3層構成物を、200℃、3MPa、5分間の条件で熱圧成形して、縦横300×300mm、厚み12mmのパーティクルボードを得た。
メッシュ通過後の表層形成用混合物について、均一混合性を評価した。判定基準は以下の通りである。なお、ダマの発生の有無は目視で確認した。
パーティクルボードの製造が不可となるダマの発生無し:○(合格)
パーティクルボードの製造が不可となるダマの発生有り:×(不合格)
パーティクルボードの製造が不可となるパーティクルと植物系繊維との分離発生有り:××(不合格)
得られたパーティクルボードについて、寸法変化率を測定し、吸放湿による寸法変動性を評価した。寸法変化率は、40℃、90% RH環境で恒量になった後、40℃、30% RH環境で恒量になるまでに変動した寸法の変化率である。同条件による合板の寸法変化率は0.2%である。また、同条件による従来のパーティクルボード(植物系繊維を使用しないパーティクルボード:比較例5)の寸法変化率は0.40%である。これら合板及び従来のパーティクルボードの寸法変化率に基づいて、パーティクルボードの寸法変化率が0.25%以下であれば、吸放湿による寸法変動性が合板と同程度であると評価して「◎」とした。寸法変化率が0.25%より大きく0.35%以下であれば、合板よりやや劣るものの従来のパーティクルボードよりは良好であると評価して「○」とした。寸法変化率が0.35%より大きい場合には、従来のパーティクルボードと同程度であると評価して「×」とした。
また、得られたパーティクルボードについて、JAS合板・フローリングに規定される2類浸漬はくり試験(75mm×75mmのサンプルを70℃温水浸漬2時間、60℃乾燥3時間)を3回繰返し行い局部的な膨れがなければ「○」(合格)とした。局部的な膨れがあった場合には「×」(不合格)とした。
以上の結果を表1−3に示す。
Figure 2013159096
Figure 2013159096
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実施例1−11の製造条件で製造したパーティクルボードは、いずれも吸放湿による寸法変動性が合板よりも良好であり、吸放湿による寸法の伸び縮みが小さいことが確認できた。また、吸水した際の局部的な膨れの発生が抑制されていることも確認できた。さらにまた、パーティクルボードの表面を目視で観察すると、いずれも表面平滑性が良好であることが確認できた。
表層のパーティクルの平均長さに対して1.0倍以上3.0倍以下の植物系繊維を使用することで、得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性がより良好となることが確認できた(実施例1−3の対比)。
表層のパーティクルに対して10重量%以上30重量%以下となるように植物系繊維を用いることで、得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性がより良好となることが確認できた(実施例2,4−6の対比)。
表層のパーティクルの平均長さに対して0.8倍以上1.5倍以下の目開きを有したメッシュを用いることで、得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性がより良好となることが確認できた(実施例2,7−8の対比)。
接着剤としてイソシアネート樹脂接着剤又はフェノール樹脂接着剤を用いることで、得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性がより良好となることが確認できた(実施例4,9,10の対比)。また、メラミン樹脂接着剤を併用することで、吸放湿による寸法変動性がさらに良好となることが確認できた。
植物系繊維の切断方式として一対の切断刃を用いる方式を採用してこの方式で切断された植物系繊維を用いることで、得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性がより良好となることが確認できた(実施例4,11の対比)。
比較例1−2は、メッシュを使用していない。得られたパーティクルボードに対して2類浸漬はくり試験を実施したところ、局部的な膨れが発生することが確認できた。
比較例3は、表層のパーティクルの平均長さに対して0.4倍未満の植物系繊維を使用している。得られたパーティクルボードの吸放湿による寸法変動性が従来のパーティクルボード(比較例5)と同程度であった。
比較例4は、表層のパーティクルの平均長さに対して3.0倍を超える植物系繊維を使用している。この製造条件では、表層形成用混合物にダマが発生してパーティクルボードを製造することができなかった。
比較例6は、表層のパーティクルの平均長さに対して0.8倍未満の目開きを有したメッシュを使用している。この製造条件では、表層形成用混合物がパーティクルと植物系繊維とに分離してしまい、パーティクルボードを製造することができなかった。
比較例7は、表層のパーティクルの平均長さに対して1.5倍を超える目開きを有したメッシュを使用している。得られたパーティクルボードに対して2類浸漬はくり試験を実施したところ、局部的な膨れが発生することが確認できた。
1 パーティクルボード
4 植物系繊維
10 メッシュ
6,9 切断刃

Claims (6)

  1. 植物系のパーティクルとこのパーティクルの平均長さに対して0.3倍以上3.0倍以下の平均繊維長を有する植物系繊維と接着剤との混合物を、前記パーティクルの平均長さに対して0.75倍以上2.0倍以下の目開きを有したメッシュに通過させた後、熱圧成形してパーティクルボードを製造することを特徴とするパーティクルボードの製造方法。
  2. 前記混合物には、前記パーティクルに対して10重量%以上30重量%以下の範囲内で前記植物系繊維が混合されていることを特徴とする請求項1に記載のパーティクルボードの製造方法。
  3. 前記植物系繊維は、一対の切断刃に挟んで切断されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパーティクルボードの製造方法。
  4. 前記接着剤は、イソシアネート樹脂接着剤又はフェノール樹脂接着剤であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のパーティクルボードの製造方法。
  5. 前記接着剤は、さらにメラミン樹脂接着剤が併用されていることを特徴とする請求項4に記載のパーティクルボードの製造方法。
  6. 前記植物系繊維は、非木材繊維であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のパーティクルボードの製造方法。
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