JP2013150959A - 浄水器 - Google Patents

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JP2013150959A JP2012013550A JP2012013550A JP2013150959A JP 2013150959 A JP2013150959 A JP 2013150959A JP 2012013550 A JP2012013550 A JP 2012013550A JP 2012013550 A JP2012013550 A JP 2012013550A JP 2013150959 A JP2013150959 A JP 2013150959A
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隆久 石川
Kimiya Toyama
公也 外山
Kazuhiro Sato
一博 佐藤
Yasuhito Nakajima
泰仁 中島
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Abstract

【課題】濾過の際に十分な通水流量を確保しつつ中空糸膜フィルタの支持部が水圧の作用で破損するのを防ぐことのできる浄水器を提供する。
【解決手段】浄水器内部に第1の中空糸膜フィルタ80と第2の中空糸膜フィルタ82を、中空糸膜フィルタ80を通過した原水だけが中空糸膜フィルタ82を通過する状態に原水の流れに沿って直列に接続して配置しておくとともに、流れの下流側に位置する中空糸膜フィルタ82の支持部92における流路横断面の面積Sを、流れの上流側に位置する中空糸膜フィルタ80の支持部85における流路横断面の面積Sよりも大きくしておく。
【選択図】 図1

Description

この発明は原水(水道水)を浄化し、浄水として流出させる浄水器に関し、特に中空糸膜フィルタを用いて原水を浄化する浄水器に関する。
水道水中には赤錆等各種の粒子状の夾雑物その他の濁りのもととなる成分や残留塩素,農薬,鉛その他有害成分が含まれていることがある。
また水道水中の塩素と有機物質との反応によって生成するトリハロメタンが含まれていることもある。
そこで従来、水道水から成る原水を浄水器に通して浄化した上で使用することが広く一般に行われている。
従来において、かかる浄水器には濾過材として中空糸膜フィルタを用いたものが多く、通常は活性炭と併用して用いられている。
中空糸膜には微細な孔が無数に形成されており、原水はこれら孔を透過して膜の外から内側へと通過して流れ、その際に原水中に含まれる濁り成分が濾過されて原水から除去される。
中空糸膜フィルタを用いた浄水器において、かかる中空糸膜フィルタを浄水器の内部で原水の流れに沿って上流側と下流側とに2段に直列配置したものが従来公知である。
例えば下記特許文献1にこの種の浄水器が開示されている。
この特許文献1に開示の浄水器では、第1の中空糸膜フィルタと第2の中空糸膜フィルタとを、間に活性炭の層を挟んで直列に配置し、原水入口から流入した原水を先ず第1の中空糸膜フィルタに通し、そしてこの第1の中空糸膜フィルタを通過した原水だけを、中間の活性炭の層を経て第2の中空糸膜フィルタに通し、浄化するようにしている。
ところで、本発明者が中空糸膜フィルタを用いた浄水器について研究を進める中で、中空糸膜フィルタにおける中空糸支持部(以下単に支持部とすることがある)が水圧の作用で破損する問題を有することが判明した。
中空糸膜フィルタは、内側が空洞のストロー状の多数の中空糸膜の端部を束ねた状態に固結材で固結して中空糸支持部となしており、通常その支持部の固結材としてポリウレタンなどの樹脂が用いられている。
このような中空糸膜フィルタにて原水を濾過作用する際、その支持部には水圧が作用する。
その際に、水圧が大きかったり或いは支持部の流路横断面の面積、つまり水圧を受ける面積が大きかったりすると、支持部に強い力(水圧×面積で表される強い力)が働いて支持部が破損(固結材が破損)する場合があることが判明した。
この点、特許文献1に開示の浄水器の場合、上流側の第1の中空糸膜フィルタの支持部に対して、下流側の第2の中空糸膜フィルタの支持部よりも大きな水圧が作用し、しかも第1の中空糸膜フィルタの支持部は第2の中空糸膜フィルタの支持部よりも流路横断面の面積が大きいため、第1の中空糸膜フィルタの支持部が水圧の作用で破損する恐れがある。
特に上流側の第1の中空糸膜フィルタとして目の細かい中空糸膜を用いたときにこうしたことが起り易い。
目の細かい中空糸膜、つまり膜の孔径が小さい中空糸膜では通水抵抗が大きくなり、その分、より大きな水圧が中空糸膜フィルタ、具体的には支持部に加わることになるからである。
現に本発明者らが従来の浄水器では用いられていないような目の細かい中空糸膜フィルタを1段の単独で浄水器に組み込んで試験をしたところ、支持部で割れを生じた。
より詳しくは、従来の浄水器では膜の孔径が原水から0.1μmまでの粒子(0.1μm以上の大きさの粒子)を除去可能な中空糸膜が用いられているが、これに代えて1桁小さい0.01μmまでの粒子(0.01μm以上の粒子)を除去可能な中空糸膜を用いたところ、支持部での割れを生じてしまった。
この場合、その対策として支持部の厚みを厚くし、耐圧強度を大きくすることが考えられる。
しかしながら支持部の厚みを厚くすると、その分、中空糸膜の露出面積即ち濾過面積が小さくなって、濾過能力が低下してしまう。このようなことは望ましくない。
尚、本発明に対する他の先行技術として下記特許文献2,特許文献3に開示されたものがある。
これら特許文献2及び3には、中空糸膜フィルタを中空糸膜の長手方向に複数段に物理的に接続した点が開示されているが、これら特許文献2,特許文献3に開示のものにおいて、複数段に接続された中空糸膜フィルタは、浄水器内部の原水の流れに対して互いに並列の関係にあり、本発明とは別異のものである。
実開平5−76593号公報 特開昭60−206405号公報 特開平9−889号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、濾過の際に十分な通水流量を確保しつつ中空糸膜フィルタの支持部が水圧の作用で破損するのを防ぐことのできる浄水器を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、原水入口と浄水出口とを備えた容器内に、中空糸膜の端部を束ねた状態に固結材で固結して中空糸支持部となした中空糸膜フィルタを収容し、該原水入口から流入した原水を該中空糸膜フィルタに通して浄化し、浄水を前記浄水出口から流出させる浄水器において、前記中空糸膜フィルタを原水の流れの上流側と下流側とに配置して、上流側の中空糸膜フィルタを通過した原水だけが下流側の中空糸膜フィルタを通過する状態に、それら中空糸膜フィルタを直列に接続するとともに、前記上流側と下流側とに、前記中空糸支持部における流路横断面の面積の異なった中空糸膜フィルタを、該面積の大きい中空糸膜フィルタが、該面積の小さい中空糸膜フィルタの下流側に位置するように配置してあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記面積の大きい下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜よりも、前記面積の小さな上流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の長さが長くしてあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記面積の大きな下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の孔径が、前記面積の小さな上流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の孔径よりも小さいことを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、原水の流れの下流側に中空糸支持部における流路横断面の面積の大きい中空糸膜フィルタを、流れの上流側に中空糸支持部における流路横断面の面積の小さい中空糸膜フィルタを配置してそれらを直列に接続状態としたものである。
ここで流路横断面の面積とは、流路を直交する方向に横切る面への投影面積を意味する。
以上のようにして原水の流れの上流側と下流側とに中空糸膜フィルタを直列に接続状態で配置した場合、上流側の中空糸膜フィルタの支持部により大きな水圧が加わり、そして上流側の中空糸膜フィルタを通過することで圧損により圧力減少した水圧が下流側の中空糸膜フィルタの支持部に加わる。
この場合、上流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sが、下流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sに対して同等以上の大きな面積であると、上流側の中空糸膜フィルタの支持部が拡い面積に亘って大きな水圧を受けることとなり、上流側の中空糸膜フィルタの支持部全体に加わる力が強くなって、同支持部が破損する恐れが生ずる。
しかるに本発明では下流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sが大きく、上流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sが小さくされているため、上流側の中空糸膜フィルタの支持部に対して水圧により加わる力を小さく抑制でき、上流側の中空糸膜フィルタの支持部の破損を有効に防ぐことができる。
一方、下流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sは大きいが、この下流側の中空糸膜フィルタに加わる水圧は、上流側の中空糸膜フィルタに加わる水圧が減圧した後の小さい圧力となるため、下流側の中空糸膜フィルタの支持部が水圧による力で破損するのを防ぐことができる。
そして下流側の中空糸膜フィルタでは、支持部に加わる水圧が小さくなっても、支持部の面積Sが大きくしてあるために、その支持部にて上流側の中空糸膜フィルタよりも多くの本数の中空糸膜を保持することができる。
従って加わる圧力が減圧された小さな圧力であっても、下流側の中空糸膜フィルタを原水が通過する際の通水流量を十分に確保することが可能となる。
尚本発明において、下流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sと上流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sとの比率S/Sは1.1以上としておくことが望ましく、更に好適には1.5以上としておくことが望ましい。
本発明では、支持部の面積の小さい上流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の長さLを、支持部の面積の大きい下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の長さLよりも長くしておくことができる(請求項2)。
このようにしておけば、上流側の中空糸膜フィルタにおける支持部の面積Sが、下流側の中空糸膜フィルタにおける支持部の面積Sに比較して小さくても、上流側の中空糸膜フィルタにおける支持部単位面積当りの膜面積、即ち通水流量(濾過流量)を多くすることができ、上流側の中空糸膜フィルタと下流側の中空糸膜フィルタとで通水流量をバランス(均等化)させ易い。
本発明では、下流側の中空糸膜フィルタにおける中空糸膜を、上流側の中空糸膜フィルタにおける中空糸膜よりも目の細かいもの、即ち中空糸膜の孔径が小さく、より小さな粒子までも濾過により除去できるものとなしておくことができる(請求項3)。
例えば、上流側の中空糸膜フィルタでは0.1μmまでの粒径の粒子を濾過により除去できるものを用い、また下流側の中空糸膜フィルタでは0.01μmまでの微細な粒子までも濾過により除去可能なものを用いるようにすることができる。
0.01μmまでの微細な粒子までも除去できるような目の細かな中空糸膜を用いた中空糸膜フィルタでは、原水に対する浄化能力が高いが、一方でこのような中空糸膜フィルタを浄水器内の上流側の、未だ減圧されていない水圧が直接加わるような用い方をすると、その大きな水圧によって支持部が破損を起してしまい易い。
しかるにこのような目の細かな中空糸膜フィルタを下流側に配置し、またこれよりも目の粗い中空糸膜フィルタを上流側に配置しておき、そして下流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sを大きく、また上流側の中空糸膜フィルタの支持部の面積Sを小さくしておけば、上流側の中空糸膜フィルタ,下流側の中空糸膜フィルタそれぞれにおいて、支持部を破損せしめることなく原水中の粒子を濾過し除去することができる。
また上流側の中空糸膜フィルタと下流側の中空糸膜フィルタとで、原水中の粒子を大きいものから小さいものに順に濾過し除去できるために濾過の効率が高く、また目の細かな中空糸膜フィルタ単独で原水に対する濾過を行う場合と異なって、目の細かな下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜が粗い粒子までも濾過してしまうことによって早期に目詰まりを起してしまうのを防止でき、目詰まり耐久性を高めることができる。
また下流側の目の細かな中空糸膜フィルタでは、原水が中空糸膜を外側から内側に通過する際の通水抵抗が大きくなるが、上記のように下流側の中空糸膜フィルタでは支持部の面積Sが大きく、その支持部に多くの本数の中空糸膜を固定し保持しておくことができるため、下流側の中空糸膜フィルタにおける通水流量を上流側の中空糸膜フィルタにおける通水流量と合せ易い。
更に請求項3に従って下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の目を、上流側のそれに比べて細かくした場合において、請求項2に従い下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の長さを短くすることで、中空糸膜の内側の空洞部を水が流通して支持部側の開口から出て行くまでの中空糸内部での流れの抵抗を小さくできることによって、目の細かな中空糸膜を用いた下流側の中空糸膜フィルタにおいても通水流量を多く確保し易い。
尚請求項3では、相対的に目の粗い上流側の中空糸膜フィルタにおける中空糸膜の孔径を、少なくとも原水中の粒径0.1μmの粒子を下限としてそれ以上の粒径の粒子を除去可能なものとしておき、また相対的に目の細かい下流側の中空糸膜フィルタにおける中空糸膜の孔径を、少なくとも原水中の粒径0.01μmの粒子を下限としてそれ以上の粒径の粒子を除去可能なものとしておくことが望ましい。
尚本発明では、上記上流側の中空糸膜フィルタ,下流側の中空糸膜フィルタを含んで3つ以上の中空糸膜フィルタを直列に配置し接続しておくことができる。
この場合において、中空糸膜フィルタの支持部の面積を下流側ほど大きくしておくことができる。
また上流側になるほど中空糸膜の長さを長くしておくことができる。
更にまた、下流側ほど中空糸膜の孔径即ち目を細かくしておくことができる。
本発明の一実施形態である浄水器の内部構造を示した断面図である。 同実施形態における第1及び第2の中空糸膜モジュールを示した図である。 本発明の他の実施形態の要部の構成を模式的に示した図である。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は軸方向両端が閉鎖された形の円筒状の容器(ここでは樹脂製)で、この容器10は、軸方向の一端側に底部12を、他端側に開口を有する容器本体14と、開口を閉鎖する状態に容器本体14に軸方向に組み付けられた蓋体16とに軸方向に分割されている。
蓋体16は、円形且つ板状をなす閉鎖部18と、円筒部20とを一体に有しており、その円筒部20の内周面の雌ねじ部22において、容器本体14の外周面の雄ねじ部24にねじ結合されている。
尚容器本体14と蓋体16との間は、環状のシール部材によって水密にシールされている。
この蓋体16の閉鎖部18には、その中心から偏心した位置に円筒状の原水入口26が、また中心部に同じく円筒状の浄水出口28がそれぞれ一体に設けられている。
ここで原水入口26,浄水出口28は、それぞれ閉鎖部18から図中上向きに起立する状態で設けられている。
容器10内の中央部には、後述する第1の中空糸膜フィルタ80を内部に収容する円筒状のフィルタケース(第1のフィルタケース)30と、後述の第2の中空糸膜フィルタ82を収容する円筒状のフィルタケース(第2のフィルタケース)32とが同軸状に配置されており、それらが円筒状をなすジョイント部材34にて連結されている。
ここでフィルタケース30,32及びジョイント部材34は、何れも非透水性の樹脂にて構成されている。
そしてこれらフィルタケース30,32及びジョイント部材34によって、容器10内空間が外周側部分と中央部とに区画されている。
容器10内空間の外周側の筒状の収容空間36には、粒状の活性炭38が容器本体14のほぼ全高に亘って充填されている。
ここで活性炭38の層は、軸方向の一端(図中下端)が仕切板としての非透水性の下プレート(ここでは樹脂製)40にて規定され、また他端(図中上端)が活性炭押えをなす不織布42にて規定されている。
この実施形態では、活性炭として粒子径(平均粒径)が0.1〜1.0mmのものを好適に用いることができる。
粒子径が0.1mm未満の小さなものであると、粒子径が小さ過ぎて活性炭38の充填率が高くなり過ぎてしまい、通水時の圧力抵抗が高くなって水が流れ難くなる。
一方粒子径が1.0mm超であると、粒子径が大き過ぎて活性炭全体の表面積が小となり、吸着の効率が低下してしまう。
容器本体14の底部12には、リブ44が起立状態に設けられており、下プレート40は、このリブ44にて下側から支持されている。
下プレート40はその状態で下側、つまり底部12との間に通水空間46を形成している。
下プレート40は、フィルタケース30の外周側に貫通の開口48を有し、この開口48において、通水空間46と上記の収容空間36とを連通させている。
下プレート40は更に、フィルタケース30の内側且つ中央部に貫通の開口50を有しており、この開口50において、通水空間46とフィルタケース30の内側に形成された第1の濾過室52とを連通させている。
下プレート40の図中上面側には、円形の環状をなす突出部54が設けられており、この突出部54に対して、フィルタケース30の開口形状をなす図中下端が外嵌せしめられている。
そしてそのことによってフィルタケース30が、下プレート40により下側から支持された状態で、その下端が下プレート40に対して、即ち容器10に対して径方向に位置決めされ固定されている。
上記蓋体16側には、押えとしての円形で非透水性の上プレート(ここでは樹脂製)56が配置されている。
この実施形態では、蓋体16を容器本体14に対して下向きにねじ込んで行くと、その力が蓋体16の押圧部58から上プレート56に伝わって、上プレート56により活性炭押えとして働く不織布42が図中下向きに押圧される。
上プレート56には貫通の開口60が設けられている。
原水入口26から流入した原水は、この上プレート56の開口60を通過して活性炭38の層へと流入する。
上プレート56の更に図中下側には、非透水性で樹脂製の上キャップ62が配置されている。
上キャップ62は、閉鎖部70の中心部から起立する円筒状の雄嵌合部64を有しており、この雄嵌合部64が、浄水出口28の下側において蓋体16の閉鎖部18から立ち下る円筒状の雌嵌合部66内に嵌入せしめられている。
上キャップ62は、外周部に円筒状の嵌合部68を有しており、この嵌合部68が、開口形状をなすフィルタケース32の上端部に外嵌状態に嵌合している。
そしてその嵌合によって、フィルタケース32の上端部が、上キャップ62を介し容器10に対し径方向に位置決めされ固定されている。
ここでフィルタケース32は、その内側に第2の濾過室78を形成している。
尚、上キャップ62の嵌合部68とフィルタケース32の上端部との間は環状のシール部材によって水密にシールされている。
また上キャップ62の閉鎖部70の図中下面と、後述の第2の中空糸膜フィルタ82の上端面との間には、浄水出口28に連通した通水空間72が形成されている。
上記の円筒状のジョイント部材34は、上向きに起立する円筒状の雄嵌合部74と、下向きに立ち下る円筒状の雌嵌合部76とを有しており、その雄嵌合部74において、開口形状をなすフィルタケース32の下端部に対して内嵌状態に嵌合し、また雌嵌合部76において、開口形状をなすフィルタケース30の上端部に外嵌状態に嵌合している。
雄嵌合部74とフィルタケース32の下端部との間は環状のシール部材にて水密にシールされ、また雌嵌合部76とフィルタケース30との上端部との間も、環状のシール部材にて水密にシールされている。
これによってフィルタケース30の上端部とフィルタケース32との下端部とが、ジョイント部材34にて水密に連結されている。
尚、下流側のフィルタケース32は、上流側のフィルタケース30に対して内径及び外径ともに大径とされている。
図2にも示しているように、フィルタケース30の内側には第1の中空糸膜フィルタ(上流側の中空糸膜フィルタ)80が収容されており、またフィルタケース32の内側には第2の中空糸膜フィルタ(下流側の中空糸膜フィルタ)82が収容されている。
即ち浄水器の内部において、原水の流れの上流側に第1の中空糸膜フィルタ80が、下流側に第2の中空糸膜フィルタ82が配置されており、第1の中空糸膜フィルタ80を通過した原水だけが第2の中空糸膜フィルタ82を通過する状態に、それら2つの中空糸膜フィルタ80,82が直列に接続されている。
ここで中空糸膜フィルタ80,82では、それぞれ内側が空洞のストロー状をなす多数の中空糸膜84,88をU字状に曲げて、各端部を束ねた状態に固結材86,90にて固結し中空糸支持部85,92となしてあり、それら支持部85,92においてフィルタケース30,32の開口形状をなす上端部の内周面に水密に結合されている。
詳しくは、各支持部85,92における固結材86,90にてフィルタケース30,32の内周面に水密に結合されている。
ここでは固結材86,90としてポリウレタン樹脂が用いられている。
ここで中空糸膜フィルタ80は、フィルタケース30とともに1つの組立体としての中空糸膜モジュールを構成しており、また中空糸膜フィルタ82は、フィルタケース32とともに1つの組立体としての中空糸膜モジュールを構成している。
この実施形態では、下流側の中空糸膜フィルタ82の中空糸膜88として、原水中の最小0.01μmまでの粒子までも濾過により除去できるような目の細かいもの、即ち孔径の小さなものが用いられており、また上流側の中空糸膜フィルタ80における中空糸膜84として、原水中の最小0.1μmまでの粒子を濾過により除去可能な、下流側の中空糸膜82よりも目の大きな、即ち孔径の大きな中空糸膜が用いられている。
この実施形態ではまた、下流側の第2の中空糸膜フィルタ82における支持部92が、流路と直交する方向に横切って延びており、その流路横断面の面積Sが、同じく流路と直交する方向に横切って延びる上流側の中空糸膜フィルタ80における支持部85の流路横断面の面積Sよりも大きくされている。
具体的にはここではSが42cm,Sが20cmとされている。但しこの数値はあくまで一例である。
またこれに応じてフィルタケース32の直径が、フィルタケース30の直径よりも大径とされている。
但し中空糸膜84,88の長さについては、上流側の中空糸膜84の長さLが、下流側の中空糸膜88の長さLよりも長くされている。
具体的にはここでは長さLが85mm,Lが55mmとされている。但しこれらの数値もまたあくまで一例示である。
この実施形態の浄水器では、原水入口26から流入した原水は先ず活性炭38の層を軸方向に通過して流れ、このとき原水中に溶存している残留塩素やトリハロメタン,農薬その他の有害成分が活性炭38の吸着作用によって除去される。
活性炭38の層を通過した原水の流れは、続いて下プレート40の開口48を通過して、下プレート40の下側の通水空間46へと流出する。
その通水空間46に流れ込んだ原水は、下プレート40の中央部の開口50を通じて、フィルタケース30の内側の第1の濾過室52内に流入する。
濾過室52内に流入した原水は、その後中空糸膜84を外側から内側へと通過し、その際に原水中に含まれている固形の粒子、詳しくはここでは粒径が0.1μm以上の固形の粒子が濾過により除去される。
中空糸膜84の内側の空洞部に流れ込んだ原水は、その後中空糸膜84の図中上端の開口からフィルタケース32の内側の第2の濾過室78へと流れ込む。
濾過室78内に流れ込んだ原水は、その後第2の中空糸膜フィルタ82の中空糸膜88を外側から内側へと通過し、その際に原水中に残っていた微細な固形の粒子、詳しくはここでは0.1μmよりも小さく且つ0.01μm以上の微細な固形粒子が原水から濾過により取り除かれる。
そしてそのような微細な固形粒子が取り除かれ浄化された浄水が中空糸膜88の開口から、上キャップ62の下側に形成されている通水空間72へと流れ込み、更に通水空間72から浄水出口28を通じて外部へと流出する。
本実施形態では、面積Sが大きく目の細かい中空糸膜88を用いた第2の中空糸膜フィルタ82を、面積Sが小さく、また相対的に目の粗い中空糸膜84を用いた第1の中空糸膜フィルタ80の下流側に配置している。
仮にこの第2の中空糸膜フィルタ82を単独で浄水器に組み込んだ場合、中空糸膜フィルタ82に加わる圧力が大きく、また面積Sが大きいために面積×圧力にて定まる、支持部92に加わる力が大となり、支持部92が割れを生じてしまう恐れが生ずる。
しかるに本実施形態では中空糸膜フィルタ82を下流側に配置し、上流側に中空糸膜フィルタ80を配置して、それらを直列に接続しているため、給水圧を第1の中空糸膜フィルタ80と第2の中空糸膜フィルタ82とに分散して作用させることができ、これにより中空糸膜フィルタ82が支持部92で割れるのを有効に防止することができる。
また上流側の第1の中空糸膜フィルタ80は面積Sが小さいために、かかる第1の中空糸膜フィルタ80の支持部85の割れもまた有効に防止できる。
そしてこの実施形態では、第2の中空糸膜フィルタ82と第1の中空糸膜フィルタ80とを直列に組み合せることで、0.01μmまでの微細な粒子までも原水から良好に除去することが可能となる。
また原水の流れに沿って大きな粒子から小さな粒子の順に原水中から除去するようにしているため、第2の中空糸膜フィルタ82における目詰まりを有効に抑制でき、その目詰まり寿命を効果的に高めることができる。
また目が細かくて孔径が小さく、原水が孔を通過する際の抵抗が大きい中空糸膜88を用いた中空糸膜フィルタ82については、面積Sを大きくすることで支持部92に多くの本数の中空糸膜88を保持可能とし、また併せて中空糸膜88の長さLを短くして中空糸膜88の内側の空洞部を水が流れる際の抵抗を小さくしていることにより、中空糸膜フィルタ82における通水流量を効果的に多く確保することができる。
一方上流側の中空糸膜フィルタ80については、中空糸膜84の長さLを長くすることにより、面積Sが小さいにも拘らず通水流量を多くすることができ、それらによって上流側の第1の中空糸膜フィルタ80及び下流側の第2の中空糸膜フィルタ82のそれぞれの通水流量を良好にバランスさせ得て、それら2つの中空糸膜フィルタ80,82を合せた全体の通水流量を多く確保し易くなる。
因みに表1は、Sを20cm,Sを42cm,Lを85mm,Lを55mmとした中空糸膜フィルタ80,82を浄水器に活性炭38とともに組み込んで、給水圧力0.1MPa,及び0.5MPaの下で濾過試験を行ったときの結果を比較例1,比較例2とともに示している。
尚、試験は粒径が150〜300μmの活性炭38を160gの量で浄水器に組み込んだ状態で行った。
ここで比較例1は、SをSと同じ20cmに半減させた例であり、また比較例2は、第1の中空糸膜フィルタ80を用いないで、第2の中空糸膜フィルタ82を単独で用いた例である。
Figure 2013150959
表1の結果に示しているように、中空糸膜フィルタ82を単独で用いた比較例2では、給水圧0.5MPaの下で支持部92に破損が生じ、また支持部92の面積Sを実施形態のものの半分とした比較例1では、支持部の破損は認められなかったものの通水流量が不十分であった。
これに対して本実施形態のものは、支持部92の破損も生じず、更に濾過の際の通水流量も十分な流量であった。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態では2つの中空糸膜フィルタを直列に接続しているが、これよりも多い数で中空糸膜フィルタを直列に接続することも可能である。
図3(A),(B)は、第1の中空糸膜フィルタ80と第2の中空糸膜フィルタ82に加えて、第3の中空糸膜フィルタ94を、第1の中空糸膜フィルタ80の更に上流側に直列で接続した例である。
この場合において、図3(A)で示すように、第3の中空糸膜フィルタ94の支持部96の面積Sを第1の中空糸膜フィルタ80の支持部85の面積Sよりも更に小さくしておいても良いし、或いは図3(B)で示すように追加した第3の中空糸膜フィルタ94の支持部96の面積Sを、その下流側の第1の中空糸膜フィルタ80の支持部85の面積Sと等しくしておいても良い。
また図3(A)に示す例においては、上流側ほど中空糸膜の長さを長くすること、更には下流側ほど膜の孔径を小さくするといったことも可能である。
更に図3(B)に示す例においては、第3の中空糸膜フィルタ94の中空糸膜の孔径を第1の中空糸膜フィルタ80の中空糸膜の孔径と等しくしておいても良いし、またこれよりも孔径を大きくしておいても良い。
更に第3の中空糸膜フィルタ94の中空糸膜の長さを、第1の中空糸膜フィルタ80の中空糸膜と同じ長さとしておいても良いし、或いはこれよりも更に中空糸膜長さを長くしておいても良い。
その他に、図3(C)に示しているように支持部96の面積Sが第2の中空糸膜フィルタ82の支持部92の面積Sと同じ第3の中空糸膜フィルタ94を、第2の中空糸膜フィルタ82の更に下流側に直列接続状態で付加することも可能である。
この場合において、第3の中空糸膜フィルタ94の中空糸膜は、第2の中空糸膜フィルタ82の中空糸膜と孔径が同じであっても良いし或いは異なっていても良く、また中空糸膜の長さも、第2の中空糸膜フィルタ82における中空糸膜と同じであっても良いし異なっていても良い。
その他本発明では、浄水器内に中空糸膜フィルタ,活性炭に加え、イオン交換材を組み込むことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
10 容器
26 原水入口
28 浄水出口
30,32 フィルタケース
80 第1の中空糸膜フィルタ(上流側の中空糸膜フィルタ)
82 第2の中空糸膜フィルタ(下流側の中空糸膜フィルタ)
84,88 中空糸膜
85,92 中空糸支持部
86,90 固結材

Claims (3)

  1. 原水入口と浄水出口とを備えた容器内に、中空糸膜の端部を束ねた状態に固結材で固結して中空糸支持部となした中空糸膜フィルタを収容し、該原水入口から流入した原水を該中空糸膜フィルタに通して浄化し、浄水を前記浄水出口から流出させる浄水器において、
    前記中空糸膜フィルタを原水の流れの上流側と下流側とに配置して、上流側の中空糸膜フィルタを通過した原水だけが下流側の中空糸膜フィルタを通過する状態に、それら中空糸膜フィルタを直列に接続するとともに、
    前記上流側と下流側とに、前記中空糸支持部における流路横断面の面積の異なった中空糸膜フィルタを、該面積の大きい中空糸膜フィルタが、該面積の小さい中空糸膜フィルタの下流側に位置するように配置してあることを特徴とする浄水器。
  2. 請求項1において、前記面積の大きい下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜よりも、前記面積の小さな上流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の長さが長くしてあることを特徴とする浄水器。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記面積の大きな下流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の孔径が、前記面積の小さな上流側の中空糸膜フィルタの中空糸膜の孔径よりも小さいことを特徴とする浄水器。
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