JP2013146942A - スクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ正確に、しかもスクリーン印刷作業を中断することなく任意のときに位置ずれ校正値を求めることができるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【解決手段】校正用マークQがマスク13の下面の高さである第1の高さH1より低い第2の高さH2に位置するようにした状態で校正用マークQを下方撮像カメラ14aにより上方から撮像して校正用マークQの第2の高さH2での位置の座標(X2,Y2)を算出し、校正用マークQが第1の高さH1に位置するようにした状態で校正用マークQを上方撮像カメラ14bにより下方から撮像して校正用マークQの第1の高さH1での位置の座標(X1,Y1)を算出する。そして、算出した校正用マークQの第2の高さH2での位置の座標と校正用マークQの第1の高さH1での位置の座標との間の差分(X2−X1,Y2−Y1)を位置ずれ校正値(δx,δy)として算出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板と接触させたマスク上でスキージを摺動させて基板に半田等のペーストを印刷するスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法に関するものである。
スクリーン印刷機は、基板保持部により保持した基板上の電極に半田等のペーストを印刷する装置であり、基板の電極に対応するパターン孔が形成されたマスクを電極とパターン孔が上下に合致するように位置合わせをしたうえで基板保持部を上昇させて基板をマスクの下面に接触させ、ペーストが供給されたマスク上でスキージを摺動させることによってマスクのパターン孔を介して基板の電極にペーストを転写させるようになっている。
このようなスクリーン印刷機において、マスクに基板を接触させる前のマスクと基板との上下の位置合わせを行うときには、撮像視野を下方に向けた下方撮像部と撮像視野を上方に向けた上方撮像部を備えたカメラユニットが用いられ、カメラユニットの下方撮像部によって基板に設けられた基板側マークを撮像して算出される基板側マークの位置とカメラユニットの上方撮像部によってマスクに設けられたマスク側マークを撮像して算出されるマスク側マークの位置とに基づいて、基板側マークとマスク側マークが上下に合致するようにマスクに対する基板の位置合わせを行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、下方撮像部の光軸と上方撮像部の光軸がそれぞれ対応する設計データ上の光軸からずれたり傾いたりしていない場合には、下方撮像部を通して見る基板側マークと上方撮像部を通して見るマスク側マークとの位置関係は実際の位置関係に等しく、これら両マークが上下に合致した状態になるように基板を位置合わせしたうえで基板を上昇させてマスクに接触させれば、基板の電極とマスクのパターン孔とは位置ずれなく一致することになるが、下方撮像部の光軸と上方撮像部の光軸の少なくとも一方が設計データ上の光軸からずれたり傾いたりしていた場合には、下方撮像部を通して見る基板側マークと上方撮像部を通して見るマスク側マークとの位置関係は実際の位置関係とは等しくなく、これら両マークが上下に合致した状態になるように基板を位置合わせしたうえで基板を上昇させてマスクに接触させても基板の電極とマスクのパターン孔とは一致せず、位置ずれが生じてしまうことになる。また、位置合わせした基板をマスクに対して上昇させる際の基板の移動方向が垂直方向から傾いているときにも、同様の位置ずれは生じ得る。
このため従来、スクリーン印刷を実行する前には、下方撮像部を通して見る基板側マークと上方撮像部を通して見るマスク側マークとが上下に合致した状態になるように基板を位置合わせしたうえで基板の上昇及びマスクへの接触を行って実際にスクリーン印刷の試し刷りを行い、その結果生じる基板の電極とマスクのパターン孔との間に位置ずれが生じた場合には、その位置ずれ量を位置ずれ校正値として求め、この位置ずれ校正値を用いてマスクと基板の上下方向の位置合わせをするようにしていた。
特開2008−36918号公報
しかしながら、上記従来の位置ずれ校正値を求める手法では、試し刷りを実際に行わなければならないために作業の手間がかかるうえ、試し刷りされるペーストが基板上でにじんで広がっていたりすると正確な位置ずれ校正値を算出しにくくいという問題点があった。また、スクリーン印刷作業そのものを一旦中断する必要があるために基板生産性が低下してしまうという問題点もあった。
そこで本発明は、簡単かつ正確に、しかもスクリーン印刷作業を中断することなく任意のときに位置ずれ校正値を求めることができるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載のスクリーン印刷機は、上面に電極を有した基板を保持する基板保持部と、基板の電極に対応するパターン孔が設けられたマスクと、撮像視野を下方に向けた下方撮像部と、撮像視野を上方に向けた上方撮像部と、下方撮像部により基板に設けられた基板側マークを撮像して算出される基板側マークの位置と上方撮像部によりマスクに設けられたマスク側マークを撮像して算出されるマスク側マークの位置とに基づいてマスクと基板との上下の位置合わせを行ったうえで基板保持部を上昇させて基板をマスクの下面に接触させる基板保持部移動制御部と、基板と接触されたマスク上を摺動し、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷するスキージとを備えたスクリーン印刷機であって、基板保持部に取り付けられ、基板保持部により保持された基板の上面の高さに下方撮像部による上方からの撮像及び上方撮像部による下方からの撮像が可能な校正用マークを位置させた治具部材と、前記校正用マークがマスクの下面の高さである第1の高さより低い第2の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節が行われた状態で前記校正用マークが下方撮像部により上方から撮像されて算出される前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標と前記校正用マークが第1の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節が行われた状態で前記校正用マークが上方撮像部により下方から撮像されて算出される前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値として算出する位置ずれ校正値算出部とを備え、基板保持部移動制御部は、位置ずれ校正値算出部により算出された位置ずれ校正値を用いてマスクと基板との上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持部をマスクに対して上昇させてマスクの下面に基板を接触させる。
請求項2に記載のスクリーン印刷方法は、上面に電極を有した基板を保持する基板保持部と、基板の電極に対応するパターン孔が設けられたマスクと、撮像視野を下方に向けた下方撮像部と、撮像視野を上方に向けた上方撮像部と、下方撮像部により基板に設けられた基板側マークを撮像して算出される基板側マークの位置と上方撮像部によりマスクに設けられたマスク側マークを撮像して算出されるマスク側マークの位置とに基づいてマスクと基板との上下の位置合わせを行ったうえで基板保持部を上昇させて基板をマスクの下面に接触させる基板保持部移動制御部と、基板と接触されたマスク上を摺動し、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷するスキージと、基板保持部に取り付けられ、基板保持部により保持された基板の上面の高さに下方撮像部による上方からの撮像及び上方撮像部による下方からの撮像が可能な校正用マークを位置させた治具部材とを備えたスクリーン印刷機によるスクリーン印刷方法であって、前記校正用マークがマスクの下面の高さである第1の高さより低い第2の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節を行った状態で前記校正用マークを下方撮像部により上方から撮像して前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標を算出する工程と、前記校正用マークが第1の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節を行った状態で前記校正用マークを上方撮像部により下方から撮像して前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標を算出する工程と、算出した前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標と前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値として算出する工程と、算出した位置ずれ校正値を用いてマスクと基板との上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持部をマスクに対して上昇させてマスクの下面に基板を接触させる工程と、基板と接触させたマスク上でスキージを摺動させ、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷する工程とを含む。
本発明では、基板保持部により基板を保持したときの基板の上面の高さに位置して下方撮像部による上方からの撮像と上方撮像部による下方からの撮像が可能な校正用マークが基板保持部とともに昇降する構成とし、マスクの下面の高さである第1の高さより低い第2の高さに位置した校正用マークを下方撮像部により上方から撮像して算出される校正用マークの第2の高さでの位置の座標と、マスクの下面の高さである第1の高さに位置した校正用マークを上方撮像部により下方から撮像して算出される校正用マークの第1の高さでの位置の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値として算出するようになっているので、簡単かつ正確に、しかもスクリーン印刷作業を中断することなく任意のときに位置ずれ校正値を求めることができる。
本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の側面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の部分平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機による位置ずれ校正値の算出作業の実行手順を示すフローチャート 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の要部の斜視図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の要部の斜視図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の位置ずれ校正値を求める手順を説明する図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の位置ずれ校正値を求める手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機の位置ずれ校正値を求める手順を説明する図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によるスクリーン印刷作業の実行手順を示すフローチャート (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機によりスクリーン印刷を行う手順を説明する図 (a)(b)本発明の一実施の形態におけるスクリーン印刷機が備える治具部材の他の形態を示す一部断面側面図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2において、スクリーン印刷機1は、上面に多数の電極2aを有した基板2を搬入及び位置決めし、その基板2の電極2aのそれぞれに半田等のペーストPtをスクリーン印刷するスクリーン印刷作業を実行する装置であり、基台10に設けられた基板保持ユニット移動機構11、基板保持ユニット移動機構11によって移動される基板保持ユニット12、基板保持ユニット12の上方に設けられたマスク13、マスク13の下方を移動自在に設けられたカメラユニット14、マスク13の上方を移動自在に設けられたスキージユニット15及びスクリーン印刷機1の各部の作動制御を行う制御装置16を備えている。
このスクリーン印刷機1において、マスク13は矩形のマスク枠13wによって四辺が支持された金属板から成り、その中央部には基板2の電極2aに対応する多数のパターン孔13hが設けられている。マスク13は基板保持ユニット12の上方に設置された図示しないマスクホルダによってマスク枠13wが下方から支持されて水平姿勢に保持されており、その下面は基台10からの高さが第1の高さH1の水平面W1(図1)内に位置している。
図1において、基板保持ユニット12は、基板2を保持する基板保持部として機能するものであり、基台10に対して昇降自在に設けられたベース部12a、ベース部12aに取り付けられて水平面内の一の方向であるX軸方向(図1では紙面に垂直な方向、図2では紙面の左右方向)に基板2を搬送するコンベア12b、コンベア12bによって所定の作業位置に搬送された基板2の下面を下方から支持する下受け部材12c、下受け部材12cを昇降させる基板昇降シリンダ12d及び基板昇降シリンダ12dによって押し上げられた基板2を基板2の搬送方向(X軸方向)と直交する水平面内方向(Y軸方向とする)からクランプして保持する一対のクランプ部材12eを有して成る。コンベア12bによる基板2の搬送動作、基板昇降シリンダ12dによる基板2の昇降動作及び一対のクランプ部材12eによる基板2のクランプ動作は制御装置16によって制御される。なお、クランプ部材12eによってクランプされた状態の基板2はコンベア12bの上面から離間し、上面はクランプ部材12eの上面と同じ高さとなる(図1参照)。
基板保持ユニット移動機構11はXYZロボットから成り、制御装置16によって作動制御されて基板保持ユニット12を水平面内で移動(回転も含む)させるとともに、基板保持ユニット12を、クランプ部材12eの上面が高さH1(マスク13の下面の高さ)の水平面W1内に位置する「上方位置」と、高さH1よりも低い第2の高さH2の水平面W2(図1)内に位置する「下方位置」との間で上下方向(Z軸方向)に移動させる。
図1及び図2において、カメラユニット14は撮像視野を下方に向けた下方撮像部としての下方撮像カメラ14aと、撮像視野を上方に向けた上方撮像部としての上方撮像カメラ14bを備えて成る。基台10には、図2に示すように、Y軸方向に延びて設けられたY軸ビーム21a、X軸方向に延びてY軸ビーム21a上をY軸方向に移動自在に設けられたX軸ビーム21b、X軸ビーム21b上をX軸方向に移動自在に設けられた移動ステージ21cから成るカメラユニット移動テーブル21が設けられており、カメラユニット14はカメラユニット移動テーブル21の移動ステージ21cに取り付けられている。
制御装置16によって作動制御がなされるカメラユニット移動機構22(図1)は、Y軸ビーム21aに対するX軸ビーム21bのY軸方向への移動とX軸ビーム21bに対する移動ステージ21cのX軸方向への移動とを組み合わせることによって、第1の高さH1と第2の高さH2の間の第3の高さH3の水平面W3(図1)内でカメラユニット14を移動させる。
下方撮像カメラ14aの撮像動作及び上方撮像カメラ14bの撮像動作は制御装置16によって制御され、下方撮像カメラ14aの撮像動作によって得られた画像データ及び上方撮像カメラ14bの撮像動作によって得られた画像データは制御装置16に送られて制御装置16の画像認識部16a(図1)において画像認識される。
図1において、スキージユニット15は、図示しない直交テーブル機構及びそのアクチュエータから成るスキージユニット移動機構15Mの作動によってマスク13の上方を水平面内方向(図1の紙面の左右方向)に移動自在なベース部15aの下方に、ベース部15aの移動方向に対向して設けられた2つのスキージ15bを備えた構成を有しており、各スキージ15bは、ベース部15aに取り付けられた空圧シリンダ15cによってそれぞれ独立してベース部15aの下方を昇降されるようになっている。スキージユニット移動機構15Mの作動制御及び各空圧シリンダ15cの作動によるスキージ15bの昇降制御は制御装置16によってなされる。
図1及び図2に示すように、基板保持ユニット12を構成する一方のクランプ部材12eには、そのクランプ部材12eの外側(基板2をクランプする側とは反対の側)に水平方向に延び、下面に校正用マークQを備えた透明材料(例えばガラス材料)から成る治具部材30が取り付けられている。治具部材30の下面はクランプ部材12eの上面と同じ高さであるため、クランプ部材12eによって基板2が保持された状態では、クランプ部材12eの上面、基板2の上面及び校正用マークQは同じ高さに位置しており、基板保持ユニット移動機構11によって基板保持ユニット12がカメラユニット14の移動高さである第3の高さH3の水平面W3を超えて昇降されると、これに伴って校正用マークQも第3の高さH3を超えて昇降することになる。したがって校正用マークQは、治具部材30が透明材料からなることも相俟って、下方撮像カメラ14aによる上方からの撮像及び上方撮像カメラ14bによる下方からの撮像が可能である。
すなわち本実施の形態において、治具部材30は、基板保持ユニット12に取り付けられ、基板保持ユニット12により保持された基板2の上面の高さに下方撮像カメラ14aによる上方からの撮像及び上方撮像カメラ14bによる下方からの撮像が可能な校正用マークQを位置させたものとなっている。
このような構成のスクリーン印刷機1では、基板2にペーストPtをスクリーン印刷するスクリーン印刷作業を行う前に、図3のフローチャートに示す手順により位置ずれ校正値の算出を行う。ここで算出する位置ずれ校正値は、後述するスクリーン印刷作業において、マスク13に対して基板2を上下に位置合わせする際に用いるものであり、下方撮像カメラ14aの光軸J1と上方撮像カメラ14bの光軸J2の少なくとも一方が設計データ上の光軸J1,J2からずれたり傾いたりしている場合や、基板保持ユニット12の昇降時の移動軌道が垂直方向から傾いているとき(すなわち、基板2をマスク13に対して上昇させる際の基板2の移動軌道が垂直方向から傾いているとき)であっても、基板2の電極2aとマスク13のパターン孔13hとを位置ずれなく一致させることができるようにするものである。
制御装置16は、図4に示す、第3の高さH3の水平面W3内に定めた校正値算出時カメラ位置Csの座標(Xcs,Ycs,H3)と、この校正値算出時カメラ位置Csの直下の高さH2の水平面W2内に位置する下方基準位置SLの座標(Xcs,Ycs,H2)を記憶部16b(図1)に記憶している。また、制御装置16は、図5に示す、第1のマスク側マークMaの直下の高さH3の水平面W3内に位置する第1の位置合わせ時カメラ位置Caの座標(Xca,Yca,H3)及び第2のマスク側マークMbの直下の高さH3の水平面W3内に位置する第2の位置合わせ時カメラ位置Cbの座標(Xcb,Ycb,H3)を記憶部16bに記憶している。
制御装置16は、位置ずれ校正値を求めるときには、先ず、図6(a)に示すように、基板保持ユニット移動機構11の作動制御を行って、治具部材30に設けられた校正用マークQが上記下方基準位置SLに位置するように基板保持ユニット12の位置調整を行う(図3に示すステップST1の基板保持ユニット位置調整工程)。次いで、カメラユニット移動機構22の作動制御を行って、下方撮像カメラ14aを下方基準位置SLの上方位置である校正値算出時カメラ位置Csに進出させたうえで(図3に示すステップST2の下方撮像カメラ進出工程)、下方撮像カメラ14aにより下方基準位置SLに位置した校正用マークQを上方から撮像して画像認識を行い(図3に示すステップST3の上方からの撮像・画像認識工程)、校正用マークQの第2の高さH2(下方位置)での位置PQ2のXY座標を「校正用マーク下方位置座標(X2,Y2)」として算出する(図7参照。図3に示すステップST4の校正用マーク下方位置座標算出工程)。
なお、下方撮像カメラ14aによる校正用マークQの撮像時及び上方撮像カメラ14bによる校正用マークQの撮像時には、その焦点は常に治具部材30の下面の高さ(すなわち校正用マークQが設けられている高さ)に合うようにする。
制御装置16は、校正用マーク下方位置座標(X2,Y2)を算出したら、図6(b)に示すように、カメラユニット移動機構22の作動制御を行って、下方撮像カメラ14aを校正値算出時カメラ位置Csから退避させたうえで(図3に示すステップST5の下方撮像カメラ退避工程)、基板保持ユニット移動機構11の作動制御を行って基板保持ユニット12を上昇させ、校正用マークQが高さH1の水平面W1内に位置するように基板保持ユニット12の上下方向の位置調整を行う(図3に示すステップST6の基板保持ユニット上昇工程)。ここで、仮に、基板保持ユニット12の昇降時の移動軌道が垂直方向から傾いていないときには、高さH2の水平面W2内に位置していた校正用マークQは、下方基準位置SL(Xcs,Ycs,H2)の直上の位置SH(Xcs,Ycs,H1)に位置することとなる(図4及び図6(a),(b),(c)参照)
制御装置16は、基板保持ユニット12を上昇させて、校正用マークQが高さH1の水平面W1内に位置するようにしたら、上方撮像カメラ14bを校正値算出時カメラ位置Cs(Xcs,Ycs,H3)に進出させる(図3に示すステップST7の上方撮像カメラ進出工程)。そして、上方撮像カメラ14bにより高さH1の水平面W1内に位置した校正用マークQを下方から撮像して画像認識を行い(図3に示すステップST8の下方からの撮像・画像認識工程)、校正用マークQの第1の高さH1(上方位置)での位置PQ1のXY座標を「校正用マーク上方位置座標(X1,Y1)」として算出する(図6(c)及び図7参照。図3に示すステップST9の校正用マーク上方位置座標算出工程)。
校正用マーク下方位置座標(X2,Y2)は下方撮像カメラ14aを通した画像に基づいて算出されたものであり、校正用マーク上方位置座標(X1,Y1)は上方撮像カメラ14bを通した画像に基づいて算出されるものであるから、下方撮像カメラ14aの光軸J1が設計データ上の光軸J1からずれたり傾いたりしている場合、上方撮像カメラ14bの光軸J2が設計データ上の光軸J2からずれたり傾いたりしている場合、或いは基板保持ユニット12の昇降時の移動軌道が垂直方向から傾いている場合には、両座標(X2,Y2),(X1,Y1)は図7に示すように一致しないことになる。
制御装置16は、上記のようにして校正用マーク下方位置座標(X2,Y2)と校正用マーク上方位置座標(X1,Y1)を算出したら、カメラユニット移動機構22の作動制御を行って、上方撮像カメラ14bを校正値算出時カメラ位置Csから退避させる(図3に示すステップST10の上方撮像カメラ退避工程)。そして、位置ずれ校正値算出部16c(図1)において、算出した校正用マーク下方位置座標(X2,Y2)と校正用マーク上方位置座標(X1,Y1)との間の差分(X2−X1,Y2−Y1)を位置ずれ校正値(δx,δy)として算出し(図7参照、その算出した位置ずれ校正値(δx,δy)を記憶部16bに記憶する(図3に示すステップST11の位置ずれ校正値算出・記憶工程)。これにより制御装置16による位置ずれ校正値算出作業は終了する。
次に、上記位置ずれ校正値算出作業が終了したスクリーン印刷機1が基板2にペーストPtをスクリーン印刷するスクリーン印刷作業を行う場合の手順について説明する。
オペレータからの作業開始操作入力を受けた制御装置16は、先ず、スクリーン印刷機1の外部から供給された基板2を基板保持ユニット12のコンベア12bによって搬入し、クランプ部材12eによって基板2をクランプして保持する(図9に示すステップST21の基板搬入保持工程)。
制御装置16は基板2を保持したら、マスク13に対する基板2の位置合わせのためのマスク側マークMa,Mbの位置座標を求める必要があるかどうかの判断を行う(図9に示すステップST22の判断工程。)ここで、制御装置16は、これから行うスクリーン印刷がマスク13の交換後の第1回目のスクリーン印刷である場合、スクリーン印刷機1のオペレータによって設定された条件を満たす場合(例えば、スクリーン印刷を実行した基板2の枚数が所定枚数に達した場合、スクリーン印刷の実働時間が所定の時間に達した場合、1日のスクリーン印刷作業の開始時である場合等)には、マスク側マークMa,Mbの位置座標を求める必要があると判断する。
制御装置16は、上記ステップST22で、マスク側マークMa,Mbの位置座標を求める必要があると判断した場合には、上方撮像カメラ14bを第1の位置合わせ時カメラ位置Caに位置させたうえで、上方撮像カメラ14bにより第1のマスク側マークMaを下方から撮像して画像認識を行うことにより、第1のマスク側マークMaの(高さH1での)位置PMaのXY座標を「第1のマスク側マーク位置座標(XMa,YMa)」(図8(b))として算出するとともに、上方撮像カメラ14bを第2の位置合わせ時カメラ位置Cbに位置させたうえで、上方撮像カメラ14bにより第2のマスク側マークMbを下方から撮像して画像認識を行うことにより、第2のマスク側マークMbの(高さH1での)位置PMbのXY座標を「第2のマスク側マーク位置座標(XMb,YMb)」(図8(b))として算出する(図9に示すステップST23のマスク側マーク位置座標算出工程)。そして、その算出した第1のマスク側マーク位置座標(XMa,YMa)と第2のマスク側マーク位置座標(XMb,YMb)を記憶部16bに記憶する(図9に示すステップST24のマスク側マーク位置座標記憶工程)。
制御装置16は、第1のマスク側マーク位置座標(XMa,YMa)と第2のマスク側マーク位置座標(XMb,YMb)を算出して記憶したら(或いは、ステップST22でマスク側マークMa,Mbの位置座標を求める必要がないと判断したら)、基板保持ユニット移動機構11の作動制御を行って、図5に示すように、基板保持ユニット12により保持した基板2に設けられた第1の基板側マークmaが第1の位置合わせ時カメラ位置Caのほぼ直下の高さH2の水平面W2内に位置し、かつ第2の基板側マークmbが第2の位置合わせ時カメラ位置Cbのほぼ直下の高さH2の水平面W2内に位置するようにする。
制御装置16は、上記のようにして第1の基板側マークmaが第1の位置合わせ時カメラ位置Caのほぼ直下の高さH2の水平面W2内に位置し、第2の基板側マークmbが第2の位置合わせ時カメラ位置Cbのほぼ直下の高さH2の水平面W2内に位置するようにしたら、カメラユニット移動機構22の作動制御を行って第1の位置合わせ時カメラ位置Caに下方撮像カメラ14aを位置させ、下方撮像カメラ14aにより第1の基板側マークmaを上方から撮像して画像認識を行うことにより、第1の基板側マークmaの第2の高さH2での位置PmaのXY座標を「第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)」(図8(a))として算出するとともに、第2の位置合わせ時カメラ位置Cbに下方撮像カメラ14aを位置させ、下方撮像カメラ14aにより第2の基板側マークmbを上方から撮像して画像認識を行うことにより、第2の基板側マークmbの第2の高さH2での位置PmbのXY座標を「第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)」(図8(a))として算出する(図9に示すステップST25の基板側マーク位置座標算出工程)。
制御装置16は、第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)と第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)を算出したら、第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)と第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)を記憶部16bに記憶した位置ずれ校正値(δx,δy)を用いて校正する(図9に示すステップST26の校正工程)。
上記校正は、具体的には、第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)のX座標から位置ずれ校正値のδxを差し引くとともに、第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)のY座標から位置ずれ校正値のδyを差し引くことによって第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)を(Xma−δx,Yma−δy)と校正し、第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)のX座標から位置ずれ校正値のδxを差し引くとともに、第1の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)のY座標から位置ずれ校正値のδyを差し引くことによって第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb)を(Xmb−δx,Ymb−δy)と校正する(図8(a))。
制御装置16は、校正後の第1の基板側マーク位置座標(Xma−δx,Yma−δy)と校正後の第2の基板側マーク位置座標(Xmb−δx,Ymb−δy)を求めたら、これら校正後の第1の基板側マーク位置座標(Xma−δx,Yma−δy)及び校正後の第2の基板側マーク位置座標(Xmb−δx,Ymb−δy)と、ステップST23で求めた(或いは記憶部16bに記憶させた)第1のマスク側マーク位置座標(XMa,YMa)及び第2のマスク側マーク位置座標(XMb,YMb)から、第1の基板側マークmaが第1のマスク側マークMaの直下に位置し、かつ第2の基板側マークmbが第2のマスク側マークMbの直下に位置するようにするために必要な基板保持ユニット移動機構11の移動量(X軸方向への移動量、Y軸方向への移動量及びZ軸回りの回転量)を算出する。そして、その算出した移動量で基板保持ユニット12が移動するように基板保持ユニット移動機構11を作動させて、マスク13と基板2の上下の位置合わせを行う(図9に示すステップST27の位置合わせ工程)。
制御装置16は、上記のようにしてマスク13に対する基板2の位置合わせを行ったら、基板保持ユニット移動機構11の作動制御を行い、基板2を保持した状態の基板保持ユニット12をマスク13に対して上昇させることによって、マスク13の下面に基板2を接触させる(図9に示すステップST28の接触工程)。これにより基板2の電極2aとマスク13のパターン孔13hとは一致した状態となる。
このように本実施の形態において、制御装置16は、下方撮像カメラ14aにより基板2に設けられた両基板側マークma,mbを撮像して算出される両基板側マークma,mbの位置(第1の基板側マーク位置座標(Xma,Yma)及び第2の基板側マーク位置座標(Xmb,Ymb))と、上方撮像カメラ14bによりマスク13に設けられた両マスク側マークMa,Mbを撮像して算出される両マスク側マークMa,Mbの位置(第1のマスク側マーク位置座標(XMa,YMa)及び第2のマスク側マーク位置座標(XMb,YMb))に基づいて(詳細には、位置ずれ校正値(δx、δy)による校正を加えて)マスク13と基板2とを上下に位置合わせさせたうえで基板保持ユニット12を上昇させて基板2をマスク13の下面に接触させる基板保持部移動制御部として機能する。
制御装置16は、基板2をマスク13に接触させたら、スキージ15bによるスキージングを行って、予めマスク13上に供給されたペーストPtを基板2の電極2aに転写させる(図9に示すステップST29のスキージング工程。図10(a))。
このスキージングは、具体的には、スキージユニット15が備える2つのスキージ15bのうちの一方を下降させ、マスク13の上面に当接させた状態を維持したままベース部15aを水平方向(図10(a)中に示す矢印A)に移動させることによって行う。これによりマスク13上でスキージ15bが摺動し、マスク13上のペーストPtはスキージ15bによって掻き寄せられてマスク13のパターン孔13h内に押し込まれ、各基板2の電極2a上に転写される。
このように、本実施の形態において、スキージ15bは、基板2と接触されたマスク13上を摺動し、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷するものとなっている。
制御装置16は、スキージングを行って基板2の電極2aにペーストPtを転写させたら、基板保持ユニット移動機構11を作動させて基板保持ユニット12を下降させ、マスク13から基板2を離間させて(図10(b)中に示す矢印B)、版離れを行う(図9に示すステップST30の版離れ工程)。これにより基板2の電極2a上にペーストPtが残留し、基板2にペーストPtが印刷された状態となる(図10(b))。
制御装置16は版離れを行ったら、一対のクランプ部材12eによる基板2の保持を解除したうえで(図9に示すステップST31の基板保持解除工程)、基板昇降シリンダ12dにより基板2を下降させてコンベア12b上に下ろし、コンベア12bによって基板2をスクリーン印刷機1の外部に搬出して基板2の1枚当たりのスクリーン印刷作業を終了する(図9に示すステップST32の基板搬出工程)。
以上説明したように、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1は、基板保持ユニット12に取り付けられ、基板保持ユニット12により保持された基板2の上面の高さに下方撮像カメラ14aによる上方からの撮像及び上方撮像カメラ14bによる下方からの撮像が可能な校正用マークQを位置させた治具部材30と、校正用マークQがマスク13の下面の高さである第1の高さH1より低い第2の高さH2に位置するように基板保持ユニット12の上下方向の位置調節が行われた状態で校正用マークQが下方撮像カメラ14aにより上方から撮像されて算出される校正用マークQの第2の高さH2での位置PQ2の座標(X2,Y2)と校正用マークQが第1の高さH1に位置するように基板保持ユニット12の上下方向の位置調節が行われた状態で校正用マークQが上方撮像カメラ14bにより下方から撮像されて算出される校正用マークの第1の高さH1での位置PQ1の座標(X1,Y1)との間の差分(水平面内方向の差分)を位置ずれ校正値(δx,δy)として算出する制御装置16の位置ずれ校正値算出部16cを備えており、基板保持部移動制御部としての制御装置16は、位置ずれ校正値算出部16cにより算出された位置ずれ校正値(δx,δy)を用いてマスク13と基板2との上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持ユニット12をマスク13に対して上昇させてマスク13の下面に基板2を接触させるようになっている。
また、本実施の形態におけるスクリーン印刷機1によるスクリーン印刷方法は、上記スクリーン印刷機1によるスクリーン印刷方法であって、校正用マークQがマスク13の下面の高さである第1の高さH1より低い第2の高さH2に位置するように基板保持ユニット12の上下方向の位置調節を行った状態で校正用マークQを下方撮像カメラ14aにより上方から撮像して校正用マークQの第2の高さH2での位置PQ2の座標(X2,Y2)を算出する工程(ステップST4の校正用マーク下方位置座標算出工程)、校正用マークQが第1の高さH1に位置するように基板保持ユニット12の上下方向の位置調節を行った状態で校正用マークQを上方撮像カメラ14bにより下方から撮像して校正用マークQの第1の高さH1での位置PQ1の座標(X1,Y1)を算出する工程(ステップST9の校正用マーク上方位置座標算出工程)、算出した校正用マークQの第2の高さH2での位置PQ2の座標と校正用マークQの第1の高さH1での位置PQ1の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値(δx,δy)として算出する工程(ステップST11の位置ずれ校正値算出・記憶工程)、算出した位置ずれ校正値(δx,δy)を用いてマスク13と基板2の上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持ユニット12をマスク13に対して上昇させてマスク13の下面に基板2を接触させる工程(ステップST28の接触工程)及び基板2と接触させたマスク13上でスキージ15bを摺動させ、マスク13のパターン孔13hを介して基板2の電極2a上にペーストPtを印刷する工程(スキージング工程)を含むものとなっている。
本実施の形態におけるスクリーン印刷機1及びスクリーン印刷方法では、基板保持ユニット12により基板2を保持したときの基板2の上面の高さに位置して下方撮像カメラ14aによる上方からの撮像と上方撮像カメラ14bによる下方からの撮像が可能な校正用マークQが基板保持ユニット12とともに昇降する構成とし、マスク13の下面の高さである第1の高さH1より低い第2の高さH2に位置した校正用マークQを下方撮像カメラ14aにより上方から撮像して算出される校正用マークQの第2の高さH2での位置PQ2の座標(X2,Y2)と、マスク13の下面の高さである第1の高さH1に位置した校正用マークQを上方撮像カメラ14bにより下方から撮像して算出される校正用マークQの第1の高さH1での位置PQ1の座標(X1,Y1)との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値(δx,δy)として算出するようになっているので、簡単かつ正確に、しかもスクリーン印刷作業を中断することなく任意のときに位置ずれ校正値を求めることができる。
なお、上述の実施の形態では、治具部材30はクランプ部材12eの上面に取り付けられて下面に校正用マークQを備えた透明材料から成るものであったが、治具部材30は、基板保持ユニット12により基板2を保持したときの基板2の上面の高さに位置して下方撮像カメラ14aによる上方からの撮像及び上方撮像カメラ14bによる下方からの撮像が可能な校正用マークを備えていればよい。このため治具部材30は、透明材料からなることを前提に、上面がクランプ部材12eの上面と同じ高さとなるようにクランプ部材12eに取り付けられてその上面に校正用マークQを備えた構成のものであってもよい。
或いは、図11(a),(b)に示すように、治具部材30を厚さ方向に貫通したテーパ穴40を有したもの(材料は透明でない方が好ましい)とし、そのテーパ穴40の上下の開口縁(治具部材30の上面と下面のそれぞれに形成される開口縁。円形が好ましいが円形に限られない)のうち相対的に寸法が小さい側の開口縁40aが形成されている面が基板保持ユニット12により基板2を保持したときの基板2の上面の高さ(クランプ部材12eの上面)に位置するようにクランプ部材12eに取り付けられているのであってもよい。この場合、寸法の小さい側の開口縁40aが校正用マークQに相当し、下方撮像カメラ14aによる校正用マークQの撮像時及び上方撮像カメラ14bによる校正用マークQの撮像時には、その焦点が寸法の小さい側の開口縁40aが形成された治具部材30面の高さ(図11(a)では治具部材30の下面30a、図11(b)では治具部材30の上面30b)に合うようにする。
簡単かつ正確に、しかもスクリーン印刷作業を中断することなく任意のときに位置ずれ校正値を求めることができるスクリーン印刷機及びスクリーン印刷方法を提供する。
1 スクリーン印刷機
2 基板
2a 電極
12 基板保持ユニット(基板保持部)
13 マスク
13h パターン孔
14a 下方撮像カメラ(下方撮像部)
14b 上方撮像カメラ(上方撮像部)
15b スキージ
16 制御装置(基板保持部移動制御部)
16c 位置ずれ校正値算出部
30 治具部材
Q 校正用マーク
Ma 第1のマスク側マーク(マスク側マーク)
Mb 第2のマスク側マーク(マスク側マーク)
H1 第1の高さ
H2 第2の高さ
δx,δy 位置ずれ校正値
ma 第1の基板側マーク(基板側マーク)
mb 第2の基板側マーク(基板側マーク)
Pt ペースト

Claims (2)

  1. 上面に電極を有した基板を保持する基板保持部と、基板の電極に対応するパターン孔が設けられたマスクと、撮像視野を下方に向けた下方撮像部と、撮像視野を上方に向けた上方撮像部と、下方撮像部により基板に設けられた基板側マークを撮像して算出される基板側マークの位置と上方撮像部によりマスクに設けられたマスク側マークを撮像して算出されるマスク側マークの位置とに基づいてマスクと基板との上下の位置合わせを行ったうえで基板保持部を上昇させて基板をマスクの下面に接触させる基板保持部移動制御部と、基板と接触されたマスク上を摺動し、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷するスキージとを備えたスクリーン印刷機であって、
    基板保持部に取り付けられ、基板保持部により保持された基板の上面の高さに下方撮像部による上方からの撮像及び上方撮像部による下方からの撮像が可能な校正用マークを位置させた治具部材と、
    前記校正用マークがマスクの下面の高さである第1の高さより低い第2の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節が行われた状態で前記校正用マークが下方撮像部により上方から撮像されて算出される前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標と前記校正用マークが第1の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節が行われた状態で前記校正用マークが上方撮像部により下方から撮像されて算出される前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値として算出する位置ずれ校正値算出部とを備え、
    基板保持部移動制御部は、位置ずれ校正値算出部により算出された位置ずれ校正値を用いてマスクと基板との上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持部をマスクに対して上昇させてマスクの下面に基板を接触させることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 上面に電極を有した基板を保持する基板保持部と、基板の電極に対応するパターン孔が設けられたマスクと、撮像視野を下方に向けた下方撮像部と、撮像視野を上方に向けた上方撮像部と、下方撮像部により基板に設けられた基板側マークを撮像して算出される基板側マークの位置と上方撮像部によりマスクに設けられたマスク側マークを撮像して算出されるマスク側マークの位置とに基づいてマスクと基板との上下の位置合わせを行ったうえで基板保持部を上昇させて基板をマスクの下面に接触させる基板保持部移動制御部と、基板と接触されたマスク上を摺動し、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷するスキージと、基板保持部に取り付けられ、基板保持部により保持された基板の上面の高さに下方撮像部による上方からの撮像及び上方撮像部による下方からの撮像が可能な校正用マークを位置させた治具部材とを備えたスクリーン印刷機によるスクリーン印刷方法であって、
    前記校正用マークがマスクの下面の高さである第1の高さより低い第2の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節を行った状態で前記校正用マークを下方撮像部により上方から撮像して前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標を算出する工程と、
    前記校正用マークが第1の高さに位置するように基板保持部の上下方向の位置調節を行った状態で前記校正用マークを上方撮像部により下方から撮像して前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標を算出する工程と、
    算出した前記校正用マークの第2の高さでの位置の座標と前記校正用マークの第1の高さでの位置の座標との間の水平面内方向の差分を位置ずれ校正値として算出する工程と、
    算出した位置ずれ校正値を用いてマスクと基板との上下の位置合わせを行い、そのうえで基板保持部をマスクに対して上昇させてマスクの下面に基板を接触させる工程と、
    基板と接触させたマスク上でスキージを摺動させ、マスクのパターン孔を介して基板の電極上にペーストを印刷する工程とを含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
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