JP2013146695A - 医療廃棄物処理装置、及び医療廃棄物処理方法 - Google Patents

医療廃棄物処理装置、及び医療廃棄物処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】確実な滅菌減容化処理はもとより労働安全の確保、大気及び水質汚染防止、自然環境の保全、エネルギーリサイクル等すべてを満足できる高度な医療廃棄物処理方法及び医療廃棄物処理装置を提供すること。
【解決手段】筒状筐体に医療廃棄物の入ったポリ袋を供給し圧縮手段でピストンを下降させて医療廃棄物を圧縮する際に、ピストンの下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入ったポリ袋が筒状筐体の内壁とピストンとの隙間への噛み込みやポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止し、かつ、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際にゲートを全開しピストンの加熱手段下面をゲートの加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させピストンに緊結してある加熱手段に固着しているケーキをゲートを閉じることによって強制的に掻き落とすことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院などの医療機関で発生する感染性医療廃棄物の滅菌減容無害化処理用の医療廃棄物処理装置、及び医療廃棄物処理方法に関する。
感染性医療廃棄物の処理方法については、これまでにも焼却処理、破砕薬液滅菌処理、オートクレーブによる加熱滅菌処理、マイクロウェーブによる灰化処理、高温プラズマ処理等いくつかの方法が提案されてきたが、それらの提案には下記のような問題があり十分なものとはいえなかった。
感染性医療廃棄物の代表的な処理方法である焼却処理については、医療廃棄物を焼却すると灰しか残らず減容化率が極めて高いことを特徴としているが、ダイオキシン発生を防止するために二次燃焼炉、廃ガス急冷装置、電気集塵装置、バグフィルター並びに排気ガス分析監視装置等が必須工程となり、これを備えていない場合には医療廃棄物に含まれる塩ビから発生する大量の塩化水素ガスにより著しく大気汚染する恐れがあるばかりか、エネルギーリサイクル的価値のある医療廃棄物を無為に焼却してしまうという意味においても環境保全並びにエネルギー活用の観点から大いに問題が残る。
また、破砕薬液滅菌処理については、医療廃棄物を破砕する際に医療廃棄物に含まれる病原菌が大気中に飛散する恐れがあり、医療廃棄物を破砕し薬液で滅菌処理しようとしても輸液チューブ等の微細孔に内在する病原菌を確実に滅菌できる保証はなく、かつ埋立処分場においては細かく破砕した医療廃棄物が風で山林や農耕地に飛散する恐れがあり滅菌の確実性と環境保全の観点から大いに問題が残る。
更に、オートクレーブによる加熱滅菌処理においては、パスカルの法則からいえばオートクレーブ内のあらゆる箇所において均一圧力と均一温度が実現でき確実に医療廃棄物の滅菌ができるものと考えていたが、現場の声によると完全に滅菌できておらず、かつ、滅菌処理後にグロテスクな医療廃棄物を原形のまま取り扱うことになり、滅菌の確実性と労働環境の観点からも大いに問題が残る。
また、マイクロウェーブによる灰化処理については家庭用の電子レンジの原理を応用したものであるが、処理能力が低いばかりか医療廃棄物に含まれる塩ビ系廃棄物を灰化処理すると塩化水素ガスが大量発生するため装置の耐食性確保はもとより前述の焼却処理のように廃ガス処理装置が必須工程となるため設備費が嵩み現実的な処理方法とはいえない。
更に、高温プラズマ処理については、3000℃にも及ぶ高温で装置を運転するため高度な運転技術を求められるばかりか、医療廃棄物に含まれる塩ビ系廃棄物をプラズマ処理すると塩化水素ガスが大量発生するため装置の耐食性確保はもとより前述の焼却処理のように廃ガス処理装置が必須工程となるため設備費が嵩み現実的な処理方法とはいえない。
更に、特許文献1においては、加熱溶融方式或いは破砕薬液滅菌方式の感染性医療廃棄物の処理方法の問題を解決すべく、医療廃棄物をコンパクトなケーキの形で送り出す基板と、この基板上に架設されてケーキの排出路を具えたハウジングと、ハウジング上に配設されて医療廃棄物の投入口と揺動可能な押圧蓋を具えた直立状のシリンダと、シリンダ上に架設されて医療廃棄物を圧縮してケーキにするピストンを具えた第1のピストンユニットと、基板上に架設されてシリンダの落下口を開閉する可動板を具えた第2のピストンユニットと、ハウジングの下方において基板中に配設された蒸発ユニットとを含んでなる医療廃棄物の無害化処理装置等が開示されている。
また、特許文献2においては、コンベアを改良したバケットコンベアとして基枠の一端には、両端に夫々駆動車を軸着させた駆動軸を軸承し、また基枠の他端には両端に夫々従動車を軸着させた従動軸を軸承し、駆動軸の一端は減速装置を介してモ−タに連結すると共に、駆動車と従動車との間には無端帯を歩進回転可能に環回させた無端帯の上面に、L形の仕切板を夫々向かい合わせると共に互い背中合わせに取付け、基枠の両側上部には仕切板の両端にほぼ接するように夫々側面板を取付け、両側面板の一端には、一対の仕切板で形成したバケット部の断面形状と合致する形状の切欠部を設けることを特徴とするバケットコンベアが開示されている。
更に、特許文献3においては、加熱溶融方式の感染性医療廃棄物の処理方法の問題を解決すべく、医療廃棄物(M)を収容した袋体(P)を収容する複数のバケット(2)を所定方向に歩進回転しながら移送するバケットコンベア部(3)と、バケットに収容した医療廃棄物を加熱滅菌する加熱滅菌部(4、4a)と、加熱滅菌部の後位置で、加熱滅菌された医療廃棄物を圧縮してケーキ状物(C)にする圧縮処理部(5)と、圧縮処理部からケーキ状物を排出させる排出部(7)とからなる無害化処理装置において、バケットコンベア部(3)の走行方向に沿って配した側板(9)の内部に位置するバケット(2)内に医療廃棄物を収容した袋体を収容し、バケットコンベア部の走行路上に配して下部周面に複数の小孔を有した複数の加熱給気管(23)と排気管(25)とを設けると共に、加熱給気管に熱風吹込装置(24)を設けてなり、加熱給気管および排気管を油圧シリンダにより押し下げて袋体内に刺し込んだ加熱給気管から熱風を吹き込んで加熱滅菌させることを特徴とする医療廃棄物の無害化処理装置が開示されている。
また、特許文献4においては、医療機関から発生する医療廃棄物を、加熱・圧縮手段により滅菌・減容化しようとすると、圧力によって加熱手段である発熱体に廃棄物が付着してしまい、排出困難となることを解決すべく、処理シリンダー(4)と、処理シリンダー(4)内部を上下動する手段を備えた電熱ヒーター(14)付ピストン(13)と、処理シリンダー(4)下端開口部を開閉する手段を備えた電熱ヒーター(17)付ゲート(16)で構成する医療廃棄物処理装置において、医療廃棄物を加熱・圧縮により滅菌・減容化した後、ゲート(16)を全開してピストン(13)の電熱ヒーター(14)下端面を、ゲート(16)の電熱ヒーター(17)上端面まで下降させてゲート(16)を全閉し、ピストン(13)の電熱ヒーター(14)に付着している処理物を機械的に掻き落とすことを特徴とする医療廃棄物処理装置の処理物排出機構が開示されている。
特開平7−88140号公報 実開平6−42819号公報 特開2001−252345号公報 実用新案登録第3126377号明細書
本発明は、上述の医療廃棄物処理装置、及び医療廃棄物処方法に内在する様々な問題を解決すると共に、従来の医療廃棄物処理装置、及び医療廃棄物処理方法を更に改良して、確実な滅菌減容化処理はもとより労働安全の確保、大気及び水質汚染防止、自然環境の保全、エネルギーリサイクル等すべてを満足できる高度な医療廃棄物処理方法、及び医療廃棄物処理装置を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医療廃棄物処理装置において、上下両端が開口している縦型筒状筐体の筐体下部に加熱手段と開閉手段とを具えたゲートと、筐体上部に加熱手段と昇降による圧縮手段とを具えたピストンと、筐体側部に設けられた側部開口部を開閉するための開閉手段とを具えたハッチで構成する医療廃棄物処理装置において、筒状筐体に医療廃棄物の入ったポリ袋を供給し圧縮手段でピストンを下降させて医療廃棄物を圧縮する際に、ピストンの下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入ったポリ袋が筒状筐体内壁とピストンとの隙間への噛み込みやポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止し、かつ、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際にゲートを全開しピストンの加熱手段下面をゲートの加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させピストンに緊結してある加熱手段に固着しているケーキをゲートを閉じることによって強制的に掻き落とすことができるであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医療廃棄物処理装置において、縦型筒状筐体の筐体上部に筐体内部を換気可能なノズルを更に設け、かつ、筐体下部を開閉するゲート開閉手段の外側上部にゲート上部を換気可能なノズルを更に設け、ノズルと配管接続した送風機により医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引し、かつ、送風機の吐出口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを更に具えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の医療廃棄物処理装置において、コンベア走行方向に走行可能な走行手段を具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板と、コンベア走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板とによってバケットを形成するバケットコンベアに、バケットコンベアと直交し、かつ、バケットコンベア走行方向末端のサイドガイド板開口部から医療廃棄物処理装置の筐体側部開口部へ移載するためのプッシャー機構を具えた自動供給装置を更に具え、バケットコンベアのバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載し、医療廃棄物処理装置で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベアが1バケット分ずつ前進かつ停止し、バケットに積載している医療廃棄物をプッシャー機構によって医療廃棄物処理装置に自動供給し、バケットコンベアが異常ある時にはバケットコンベアを連続的に前進させ、又は、後退させてバケットコンベアのバケットに積載してある医療廃棄物を取り出すことができることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズルを緊結し、かつ、突き刺しノズルと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段を具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置を更に具え、バケットコンベアのバケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに突き刺しノズルを突き刺して、熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮し、かつ、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の周囲を排気ノズル付きのカバーで被い、かつ、カバーの排気ノズルと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを具えた送風機の吸入口とを配管接続し、可動板に緊結している排気用突き刺しノズルから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の医療廃棄物処理装置において、医療廃棄物予熱装置で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理し、医療廃棄物処理装置を経由せずバケットコンベアから医療廃棄物を排出し、医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズルに電気的に開閉可能な電磁弁を具えた窒素ガス供給用配管を更に配管接続し、かつ、排気用突き刺しノズルに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計を更に具え、ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、温度計で排気ガスの異常温度上昇を検知し、窒素ガス供給用配管の電磁弁が電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、バケットコンベアのサイドガイド板両側の同一軸線上に光電スイッチ用孔を更に設け、かつ、サイドガイド板の孔に光が透過可能な位置に一対の光電スイッチを更に配し、光電スイッチでバケットコンベアのバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出し、所定サイクル数の処理完了時に医療廃棄物予熱装置、バケットコンベア並びに医療廃棄物処理装置を自動的に順次停止できることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、縦型筒状筐体下部に側部孔を更に設け、孔に抜き差し可能な抜き差し手段を具えたフォーク機構を更に具え、縦型筒状筐体側部の側部開口部から医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、フォーク機構のフォークを筐体内部に前進させてポリペール又は缶類をフォーク上に受け、側部開口部のハッチが閉じてからフォークを後退させ、筐体下部にあるゲート上にポリペール又は缶類が転倒することなく積載できることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項4〜8のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、医療廃棄物予熱装置の熱風発生装置に摩擦式送風機を更に設けることによって、摩擦式送風機の摩擦熱で空気を予熱し、熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項4〜9のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、医療廃棄物予熱装置の上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズルを、ポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、可動板が常時昇降してポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、縦型筒状筐体下部のゲート下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるためのスノコを更に配し、ゲートにスノコと一定間隔を保持できる押し板を更に緊結し、ゲートが開いて落下したケーキをゲートが閉じる時にゲートに緊結した押し板でケーキを自動的に外部に排出できることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項4〜11のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物を、医療廃棄物の排出元である診療科ごとにバーコード又はクイックレスポンスコードを更に貼り付け、医療廃棄物をバケットコンベアのバケットに積載する時にバーコード又はクイックレスポンスコードを読み取り、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに排出元情報並びに医療廃棄物予熱装置及び医療廃棄物処理装置の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、電子タグをケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理したことを証明できることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項4〜12のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置において、バケットコンベア、医療廃棄物予熱装置並びに医療廃棄物処理装置を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及びプログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、医療廃棄物処理方法において、上下両端が開口している縦型筒状筐体に医療廃棄物の入ったポリ袋を供給する段階と、筐体上部に加熱手段と昇降による圧縮手段とを具えたピストンの圧縮手段でピストンを下降させて医療廃棄物を圧縮する際に、ピストンの下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入ったポリ袋が筒状筐体内壁とピストンとの隙間への噛み込みやポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止する段階と、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際に筐体の筐体下部の加熱手段と開閉手段とを具えたゲートを全開する段階と、ピストンの加熱手段下面をゲートの加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させピストンに緊結してある加熱手段に固着しているケーキをゲートを閉じることによって強制的に掻き落とす段階とを有することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項14に記載の医療廃棄物処理方法において、縦型筒状筐体の筐体上部に設けられた筐体内部を換気可能なノズル、及び筐体下部を開閉するゲート開閉手段の外側上部にゲート上部を換気可能なノズルと配管接続した送風機により医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引する段階と、送風機の吐出口の脱臭手段によりガスを脱臭する段階と、送風機の吐出口の濾過手段により病原菌を濾過す段階とを更に有することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は請求項15に記載の医療廃棄物処理方法において、コンベア走行方向に走行可能な走行手段を具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板と、コンベア走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板とによってバケットを形成するバケットコンベアのバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載する段階と、医療廃棄物処理装置で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベアが1バケット分ずつ前進かつ停止する段階と、バケットに積載している医療廃棄物をバケットコンベア走行方向末端のサイドガイド板開口部から医療廃棄物処理装置の筐体側部開口部へ移載するためのプッシャー機構を具えた自動供給装置のプッシャー機構によって医療廃棄物処理装置に自動供給する段階と、バケットコンベアが異常ある時にはバケットコンベアを連続的に前進させ、又は、後退させてバケットコンベアのバケットに積載してある医療廃棄物を取り出すことができる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項14〜16のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、バケットコンベアのバケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズルを緊結し、かつ、突き刺しノズルと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段を具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置の突き刺しノズルを突き刺して、熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮する段階と、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の周囲を排気ノズル付きのカバーで被い、かつ、カバーの排気ノズルと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを具えた送風機の吸入口とを配管接続することにより、可動板に緊結している排気用突き刺しノズルから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の医療廃棄物処理方法において、医療廃棄物予熱装置で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理する段階と、医療廃棄物処理装置を経由せずバケットコンベアから医療廃棄物を排出する段階とを更に有し、医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項14〜18のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、排気用突き刺しノズルに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計で排気ガスの異常温度上昇を検知する段階と、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズルに電気的に開閉可能な電磁弁を具えた窒素ガス供給用配管の電磁弁が電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項17〜19のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、バケットコンベアのサイドガイド板両側に同一軸線上に設けられた光電スイッチ用孔に光が透過可能な位置に配された一対の光電スイッチでバケットコンベアのバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出する段階と、所定サイクル数の処理完了時に医療廃棄物予熱装置、バケットコンベア並びに医療廃棄物処理装置を自動的に順次停止できる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項14〜20のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、縦型筒状筐体側部の側部開口部から医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、縦型筒状筐体下部に設けられた側部孔に抜き差し可能な抜き差し手段を具えたフォーク機構のフォークを筐体内部に前進させてポリペール又は缶類をフォーク上に受ける段階と、側部開口部のハッチが閉じてからフォークを後退させ、筐体下部にあるゲートの加熱手段上にポリペール又は缶類が転倒することなく積載できる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項17〜21のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、医療廃棄物予熱装置の熱風発生装置に設けられた摩擦式送風機の摩擦熱で空気を予熱し、熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できる段階を更に有することを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項17〜22のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、医療廃棄物予熱装置の上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズルをポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、可動板が常時昇降してポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できる段階を更に有することを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項14〜23のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、ゲートが開いて落下したケーキをゲートが閉じる時にゲートに緊結した、縦型筒状筐体下部のゲート下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるためのスノコと一定間隔を保持できる押し板でケーキを自動的に外部に排出できる段階を更に有することを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項17〜24のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、医療廃棄物をバケットコンベアのバケットに積載する時に、ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物に、医療廃棄物の排出元である診療科ごとに貼り付けられたバーコード又はクイックレスポンスコードを読み取る段階と、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに排出元情報並びに医療廃棄物予熱装置及び医療廃棄物処理装置の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、電子タグをケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理したことを証明できる段階とを更に有することを特徴とする。
請求項26に記載野発明は、請求項17〜25のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法において、バケットコンベア、医療廃棄物予熱装置並びに医療廃棄物処理装置を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及びプログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できる段階を更に有することを特徴とする。
本発明によって、感染性医療廃棄物を加熱圧縮し確実に溶融滅菌減容化処理が可能となる。また、環境汚染などの心配もなく運転操作が簡単なため本装置を病院内に設置して感染性医療廃棄物を院内処理することができるため、病院は素性の知れない廃棄物処理業者に感染性医療廃棄物処理を委託し、処理業者が不法投棄するなどによって病院が排出者責任を問われるリスクが完全に解消でき、病院としての社会的責任を全うすることができる。またさらに、感染性医療廃棄物を処理して得られたケーキは、製鉄所の高炉還元材料やセメント工場の燃料としてエネルギーリサイクルが可能となり、資源エネルギーの観点からも最も優れた医療廃棄物処理装置として大いに社会貢献できるという効果を奏する。
請求項1、及び請求項14に記載の発明においては、医療廃棄物の入ったポリ袋はピストンの下降・上昇の繰り返しにより段階的に加熱圧縮できるため、医療廃棄物の入ったポリ袋は医療廃棄物とともに徐々に軟化しながら加熱圧縮されるので、ポリ袋が圧縮されて内圧が上昇してもピストン上昇時にポリ袋内の空気を適度に排気しながら圧縮できるため、ポリ袋が急激な圧縮によって破裂したり、ポリ袋が筒状筐体内壁とピストンとの間に噛み込んだりするトラブルは完全に解消するという効果を奏する。更に、加熱圧縮工程終了時の排出工程においても、ピストンの加熱手段に固着したケーキをゲートが開いてからピストンの加熱手段下面をゲートの加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させて、ピストンの加熱手段に固着しているケーキを強制的に掻き取るようにできるため、ケーキが排出できないというトラブルは完全に解消しケーキ排出動作の確実性を飛躍的に向上できるという効果を奏する。
請求項2、及び請求項15に記載の発明においては、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容する際に発生する廃ガスは、筒状筐体内部及びゲート上部を強制換気することにより完全に脱臭・除菌できるため、医療廃棄物処理装置を設置している部屋は病院内の病室などよりもクリーンレベルが飛躍的に向上し、安全かつ快適な作業環境を提供できるようになるという効果を奏する。
請求項3、及び請求項16に記載の発明においては、医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール及び缶類を自動供給できるため医療廃棄物処理作業の省力化ができるばかりか、医療廃棄物の医療廃棄物処理装置に異常ある時にもバケットコンベア上の医療廃棄物を速やかに回収できるため、トラブル対策の作業性が飛躍的に向上するという効果を奏する。
請求項4、及び請求項17に記載の発明のおいては、医療廃棄物は予熱手段によりサイクルタイムが短縮できるばかりか、医療廃棄物予熱装置からの廃ガスを強制換気することにより完全に脱臭・除菌できるため、医療廃棄物処理装置の本質的な安全化が可能となり、かつ、医療廃棄物処理装置を設置している部屋は病院内の病室などよりもクリーンレベルが飛躍的に向上し、安全かつ快適な作業環境を提供できるようになるという効果を奏する。
請求項5、及び請求項18に記載の発明においては、滅菌済み医療廃棄物に含まれる厄介者の塩ビ系医療廃棄物を完全に分別できるため、塩ビ系廃棄物が取り除かれた滅菌済み廃棄物は粉砕加工等により即座にエネルギーリサイクルが可能となるという効果を奏する。
請求項6、及び請求項19に記載の発明においては、患者の見舞客が持参する菓子類の脱酸素剤が医療廃棄物に混入し、脱酸素剤が予熱工程で発火し火災が発生しても排気用突き刺しノズルに設けてある温度計により排気ガスの異常温度上昇を即座に検知して火災が発生している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに窒素ガス吹き込みによって火災を消火できるため、本質安全な医療廃棄物処理装置に進化させることができるという効果を奏する。
請求項7、及び請求項20に記載の発明においては、これまではバケットコンベア上の医療廃棄物の有無を作業員が目視確認して医療廃棄物処理装置を手動停止していたものが、光電スイッチ及びシーケンサーとの電気的連動により医療廃棄物処理装置を自動停止できるため飛躍的な省力化が可能となるという効果を奏する。
請求項8、及び請求項21に記載の発明においては、缶類のように筒状筐体よりも外形寸法が小さくて缶類に入った廃棄物を医療廃棄物処理装置に供給する時に、筒状筐体内部に突き出したフォークに缶類を載せハッチを閉じてからフォークを後退させるため、缶類の姿勢安定化が可能となり、缶類を缶類の上方から確実に圧縮できるので缶類に入っている医療廃棄物が筒状筐体内部で散乱する問題は解消することができるという効果を奏する。
請求項9、及び請求項22に記載の発明においては、医療廃棄物を予熱するための空気は摩擦式送風機内の空気摩擦により予熱できるため、熱風発生装置で空気を加熱するための電気的エネルギーを大幅に低減することができるという効果を奏する。
請求項10、及び請求項23に記載の発明においては、医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに突き刺しノズルを突き刺して医療廃棄物を予熱中に、突き刺しノズルは常時昇降動作を繰り返しているため、ポリ袋及びポリペールに入っている医療廃棄物は万遍なく加熱できるので、予熱動作の信頼性を飛躍的に向上できるという効果を奏する。
請求項11、及び請求項24に記載の発明においては、加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理済みのケーキは、ゲートに緊結してある押し板により確実に機外に順次排出することができるようになるという効果を奏する。
請求項12、及び請求項25に記載の発明においては、処理されたケーキの排出元、処理条件等が明確化できるため本発明の装置により医療廃棄物を加熱圧縮処理すれば医療廃棄物の不法投棄問題は完全に解消でき、環境維持に大きく貢献できるという効果を奏する。
請求項13、及び請求項26に記載の発明においては、本発明の医療廃棄物処理装置は単に統合的に制御できるばかりでなく、医療廃棄物処理装置を構成する機械部品類の寿命並びにメンテナンス時期も管理することが可能となるという効果を奏する。
は、本発明の医療廃棄物処理装置の正面図である。 は、本発明の医療廃棄物処理装置の側面図である。 は、本発明のバケットコンベア及び医療廃棄物予熱装置の側面図である。 は、本発明のバケットコンベアから医療廃棄物処理装置へ医療廃棄物を供給するための自動供給装置と医療廃棄物処理装置とを接続した際の正面図である。 は、本発明の医療廃棄物予熱装置の正面図である。 は、本発明の医療廃棄物処理装置の脱臭・除菌装置系統図である。 は、本発明の医療廃棄物予熱装置の脱臭・除菌装置系統図である。 は、本発明の医療廃棄物予熱装置の配管系統図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図面において、同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付す。
本発明の実施例について説明する。図1と図2を参照して、上下両端が開口している縦型筒状筐体1aの筐体下部の下部開口部1bに加熱手段2aと開閉手段2bとを具えたゲート2と、筐体1a上部の上部開口部1cに加熱手段であるピストン加熱手段3aと昇降による圧縮手段であるピストン昇降手段3bとを具えたピストン3と、筐体1a側部に設けられた側部開口部1dを開閉するための開閉手段であるハッチ開閉手段4aとを具えたハッチ4で構成する医療廃棄物処理装置1が開示されている。筒状筐体1aに医療廃棄物の入ったポリ袋を供給し圧縮手段であるピストン昇降手段3bでピストン3を下降させて医療廃棄物を圧縮する際に、ピストン3の下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入ったポリ袋が筒状筐体1aの内壁とピストン3との隙間への噛み込みやポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止する。そして、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際にゲート2を全開しピストン3の加熱手段であるピストン加熱手段3aの下面をゲート2の加熱手段2aの上面数ミリメートルの距離まで下降させピストン3に緊結してある加熱手段であるピストン加熱手段3aに固着しているケーキをゲート2を閉じることによって強制的に掻き落とすことができる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、上下両端が開口している縦型筒状筐体1aに医療廃棄物の入ったポリ袋を供給する段階と、筐体1a上部の上部開口部1cに加熱手段であるピストン加熱手段3aと昇降による圧縮手段であるピストン昇降手段3bとを具えたピストン3の圧縮手段であるピストン昇降手段3bでピストン3を下降させて医療廃棄物を圧縮する際に、ピストン3の下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入ったポリ袋が筒状筐体1aの内壁とピストン3との隙間への噛み込みやポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止する段階と、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際に筐体1aの筐体下部の下部開口部1bの加熱手段2aと開閉手段とを具えたゲート2を全開する段階と、ピストン3の加熱手段であるピストン加熱手段3aの下面をゲート2の加熱手段2aの上面数ミリメートルの距離まで下降させピストン3に緊結してある加熱手段であるピストン加熱手段3aに固着しているケーキをゲート2を閉じることによって強制的に掻き落とすことができる段階とを有することになる。
なお、医療廃棄物処理装置1の具体的構成は特許文献1に詳述されているので、これ以上説明しない。
これにより、医療廃棄物の入ったポリ袋はピストン3の下降・上昇の繰り返しにより段階的に加熱圧縮でき、医療廃棄物の入ったポリ袋は医療廃棄物とともに徐々に軟化しながら加熱圧縮され、ポリ袋が圧縮されて内圧が上昇してもピストン上昇時にポリ袋内の空気を適度に排気しながら圧縮できるため、ポリ袋が急激な圧縮によって破裂したり、ポリ袋が筒状筐体1a内壁とピストン3との間に噛み込んだりするトラブルは完全に解消する。更に、加熱圧縮工程終了時の排出工程においても、ピストン3の加熱手段であるピストン加熱手段3aに固着したケーキをゲート2が開いてからピストン3の加熱手段であるピストン加熱手段3a下面をゲート2の加熱手段2a上面数ミリメートルの距離まで下降させて、ピストン3の加熱手段であるピストン加熱手段3aに固着しているケーキを強制的に掻き取るようにできるため、ケーキが排出できないというトラブルは完全に解消しケーキ排出動作の確実性を飛躍的に向上できる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。図1、図2及び図6を参照して、縦型筒状筐体1aの筐体上部の上部開口部1cに筐体1aの内部を換気可能なノズル5aを更に設ける。更に、筐体下部の下部開口部1bを開閉するゲート開閉手段であるゲート駆動手段2bの外側のゲートカバー5上部にゲート2上部を換気可能なノズル5bを更に設ける。そして、ノズル5a、5bと配管接続した送風機5cにより医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引し、かつ、送風機5cの吐出口にガスを脱臭するための脱臭手段5dと病原菌を濾過するための濾過手段5eとを更に具える。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、縦型筒状筐体1aの筐体上部の上部開口部1cに設けられた筐体1aの内部を換気可能なノズル5a、及び筐体下部の下部開口部1bを開閉するゲート開閉手段であるゲート駆動手段2bの外側のゲートカバー5上部にゲート2の上部を換気可能なノズル5bと配管接続した送風機5cにより医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引する段階と、送風機5cの吐出口の脱臭手段5dによりガスを脱臭する段階と、送風機5cの吐出口の濾過手段5eより病原菌を濾過す段階とを有することになる。
これにより、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容する際に発生する廃ガスは、筒状筐体1a内部及びゲート2上部を強制換気することにより完全に脱臭・除菌できるため、医療廃棄物処理装置1を設置している部屋は病院内の病室などよりもクリーンレベルが飛躍的に向上し、安全かつ快適な作業環境を提供できる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図3及び図4を参照して、コンベア6走行方向に走行可能な走行手段であるコンベア駆動手段6cを具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板6aと、コンベア6走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板6bとによってバケットを形成するバケットコンベア6に、バケットコンベア6と直交し、かつ、バケットコンベア6走行方向末端のサイドガイド板開口部6dから医療廃棄物処理装置1の筐体側部開口部1dへ移載するためのプッシャー機構である、押し板7a、スライドガイド7b、シュート7c、駆動モーター7d、タイミングベルト7e、及び連結金具7fとを具えた自動供給装置7を更に具えている。バケットコンベア6のバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載し、医療廃棄物処理装置1で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベア6が1バケット分ずつ前進かつ停止し、バケットに積載している医療廃棄物をプッシャー機構によって医療廃棄物処理装置1に自動供給し、バケットコンベア6が異常ある時にはバケットコンベア6を連続的に前進させ、又は、後退させてバケットコンベア6のバケットに積載してある医療廃棄物を取り出すことができる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、コンベア6走行方向に走行可能な走行手段であるコンベア駆動手段6cを具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板6aと、コンベア6走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板6bとによってバケットを形成するバケットコンベア6のバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載する段階と、医療廃棄物処理装置1で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベア6が1バケット分ずつ前進かつ停止する段階と、バケットに積載している医療廃棄物をバケットコンベア6走行方向末端のサイドガイド板開口部6dから医療廃棄物処理装置1の筐体側部開口部1dへ移載するためのプッシャー機構である、押し板7a、スライドガイド7b、シュート7c、駆動モーター7d、タイミングベルト7e、及び連結金具7fとを具えた自動供給装置7のプッシャー機構によって医療廃棄物処理装置1に自動供給する段階と、バケットコンベア6が異常ある時にはバケットコンベア6を連続的に前進させ、又は、後退させてバケットコンベア6のバケットに積載してある医療廃棄物を取り出すことができる段階とを有することになる。
なお、バケットコンベア6の具体的構成は特許文献2に詳述されているので、これ以上説明しない。
これにより、医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール及び缶類を自動供給できるため医療廃棄物処理作業の省力化ができるばかりか、医療廃棄物の医療廃棄物処理装置1に異常ある時にもバケットコンベア6上の医療廃棄物を速やかに回収できるため、トラブル対策の作業性が飛躍的に向上する。
また、本発明の他の実施例について説明する。図5及び図8を参照して、上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板8aの下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズル8c、8dを緊結し、かつ、突き刺しノズル8c、8dと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段である空気加熱器8hを具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置8を更に具えている。バケットコンベア6のバケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに突き刺しノズル8c、8dを突き刺して、熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮し、かつ、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板8aの周囲を排気ノズル9a付きのカバー9で被い、かつ、カバー9の排気ノズル9aと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段である脱臭フィルター9cと病原菌を濾過するための濾過手段である除菌フィルター9dとを具えた送風機9bの吸入口とを配管接続し、可動板8aに緊結している排気用突き刺しノズル8c、8dから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、バケットコンベア6のバケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに、上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板8aの下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズル8c、8dを緊結し、かつ、突き刺しノズル8c、8dと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段である空気加熱器8hを具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置8の突き刺しノズル8c、8dを突き刺して、熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮する段階と、上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板8aの周囲を排気ノズル9a付きのカバー9で被い、かつ、カバー9の排気ノズル9aと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段である脱臭フィルター9cと病原菌を濾過するための濾過手段である除菌フィルター9dとを具えた送風機9bの吸入口とを配管接続することにより、可動板8aに緊結している排気用突き刺しノズル8c、8dから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できる段階とを有することになる。
なお、医療廃棄物予熱装置8の具体的構成は特許文献3に詳述されているのでこれ以上説明しない。
これにより、医療廃棄物は予熱手段によりサイクルタイムが短縮できるばかりか、医療廃棄物予熱装置からの廃ガスを強制換気することにより完全に脱臭・除菌できるため、医療廃棄物処理装置1の本質的な安全化が可能となり、かつ、医療廃棄物処理装置1を設置している部屋は病院内の病室などよりもクリーンレベルが飛躍的に向上し、安全かつ快適な作業環境を提供できる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図3を参照して、医療廃棄物予熱装置8で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理し、医療廃棄物処理装置1を経由せずバケットコンベア6から医療廃棄物を排出し、医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、医療廃棄物予熱装置8で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理する段階と、医療廃棄物処理装置1を経由せずバケットコンベア6から医療廃棄物を排出する段階とを更に有し、医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できることになる。
これにより、滅菌済み医療廃棄物に含まれる厄介者の塩ビ系医療廃棄物を完全に分別できるため、塩ビ系廃棄物が取り除かれた滅菌済み廃棄物は粉砕加工等により即座にエネルギーリサイクルが可能となる。
また、本発明の他の実施例について説明する。図5及び図8を参照して、上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板8aに緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズル8c、8dに電気的に開閉可能な電磁弁10bを具えた窒素ガス供給用配管を更に配管接続する。また、排気用突き刺しノズル8dに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計である温度検知器10aを更に具え、ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、温度計である温度検知器10aで排気ガスの異常温度上昇を検知し、窒素ガス供給用配管の電磁弁10bが電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ボンベ10の窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、排気用突き刺しノズル8dに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計である温度検知器10aで排気ガスの異常温度上昇を検知する段階と、上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板8aに緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズル8c、8dに電気的に開閉可能な電磁弁10bを具えた窒素ガス供給用配管の電磁弁10bが電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ボンベ10の窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できる段階とを有することである。
これにより、患者の見舞客が持参する菓子類の脱酸素剤が医療廃棄物に混入し、脱酸素剤が予熱工程で発火し火災が発生しても排気用突き刺しノズル8dに設けてある温度計1である温度検知器10aにより排気ガスの異常温度上昇を即座に検知して火災が発生している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに窒素ガス吹き込みによって火災を消火できるため、本質的に安全な医療廃棄物処理装置1とすることができる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図3を参照して、バケットコンベア6のサイドガイド板6b両側の同一軸線上に光電スイッチ用孔11を更に設ける。更に、サイドガイド板6bの光電スイッチ用孔11に光が透過可能な位置に一対の光電スイッチ11aを更に配し、光電スイッチ11aでバケットコンベア6のバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出し、所定サイクル数の処理完了時に医療廃棄物予熱装置8、バケットコンベア6並びに医療廃棄物処理装置1を自動的に順次停止できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、バケットコンベア6のサイドガイド板6b両側に同一軸線上に設けられた光電スイッチ用孔11に光が透過可能な位置に配された一対の光電スイッチ11aでバケットコンベア6のバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出する段階と、所定サイクル数の処理完了時に医療廃棄物予熱装置8、バケットコンベア6並びに医療廃棄物処理装置1を自動的に順次停止できる段階とを有することになる。
これにより、これまではバケットコンベア6上の医療廃棄物の有無を作業員が目視確認して医療廃棄物処理装置1を手動停止していたものが、光電スイッチ11a及びシーケンサーとの電気的連動により医療廃棄物処理装置1を自動停止できるため飛躍的な省力化が可能となる。
また、本発明の他の実施例について説明する。図4を参照して、縦型筒状筐体下部に側部孔1eを更に設け、側部孔1eに抜き差し可能な抜き差し手段である駆動手段12bを具えたフォーク機構12を更に具え、縦型筒状筐体1a側部の側部開口部1dから医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、フォーク機構12のフォークである歯付けラック12aを駆動手段12aとガイドローラー12を使用して筐体1aの内部に前進させてポリペール又は缶類をフォークである歯付けラック12a上に受け、側部開口部1dのハッチ4が閉じてからフォークである歯付けラック12aを後退させ、筐体下部の下部開口部1bにあるゲート2のゲート加熱手段2a上にポリペール又は缶類が転倒することなく積載できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、縦型筒状筐体1a側部の側部開口部1dから医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、縦型筒状筐体下部に設けられた側部孔1eに抜き差し可能な抜き差し手段である駆動手段12bを具えたフォーク機構12のフォークである歯付けラック12aを駆動手段12aとガイドローラー12を使用して筐体1aの内部に前進させてポリペール又は缶類をフォーク上に受ける段階と、側部開口部1dのハッチ4が閉じてからフォークである歯付けラック12aを後退させ、筐体下部の下部開口部1bにあるゲート2のゲート加熱手段2a上にポリペール又は缶類が転倒することなく積載できる段階とを有することになる。
なお、フォーク機構12の具体的構成は特許文献4に詳述されているので、これ以上説明しない。
これにより、缶類のように筒状筐体1aよりも外形寸法が小さくて缶類に入った廃棄物を医療廃棄物処理装置1に供給する時に、筒状筐体1a内部に突き出したフォークである歯付けラック12aに缶類を載せハッチを閉じてからフォークである歯付けラック12aを後退させるため、缶類の姿勢安定化が可能となり、缶類を缶類の上方から確実に圧縮できるので缶類に入っている医療廃棄物が筒状筐体1a内部で散乱する問題は解消することができる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図8を参照して、医療廃棄物予熱装置8の熱風発生装置に摩擦式送風機8gを更に設ける。これにより摩擦式送風機8gの摩擦熱で空気を予熱し、熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、医療廃棄物予熱装置8の熱風発生装置に設けられた摩擦式送風機8gの摩擦熱で空気を予熱し、熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できる段階を有することになる。
これにより、医療廃棄物を予熱するための空気は摩擦式送風機8g内の空気摩擦により予熱できるため、熱風発生装置で空気を加熱するための電気的エネルギーを大幅に低減することができる。実際に、摩擦式送風機8gとして(株)日立産機システム製のボルテックスブロワVB−060を使用すると、入り口空気と出口空気との温度差は約60℃であった。これは空気の加熱温度180℃の三分の一にあたる。
また、本発明の他の実施例について説明する。図5を参照して、医療廃棄物予熱装置8の上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板に緊結した熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズル8c、8dをポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、可動板が常時昇降してポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、医療廃棄物予熱装置8の上下方向に昇降可能な昇降手段である駆動手段8eを具えた可動板に緊結した熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズル8c、8dをポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、可動板が常時昇降してポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できる段階を有することになる。
これにより、医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに突き刺しノズル8c、8dを突き刺して医療廃棄物を予熱中に、突き刺しノズル8c、8dは常時昇降動作を繰り返しているため、ポリ袋及びポリペールに入っている医療廃棄物は万遍なく加熱できるので、予熱動作の信頼性を飛躍的に向上できる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図1、及び図2を参照して、縦型筒状筐体下部の下部開口部1bのゲート2下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるためのスノコ2dを更に配している。そして、ゲート2にスノコ2dと一定間隔を保持できる押し板2cを更に緊結している。ゲート2が開いて落下したケーキをゲート2が閉じる時にゲート2に緊結した押し板2cでケーキを自動的に外部に排出できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、ゲートが開いて落下したケーキをゲート2が閉じる時にゲート2に緊結した、縦型筒状筐体下部の下部開口部1bのゲート2下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるためのスノコ2dと一定間隔を保持できる押し板2cでケーキを自動的に外部に排出できる段階を更に有することになる。
これにより、加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理済みのケーキは、ゲート2に緊結してある押し板2cにより確実に機外に順次排出することができるようになる。
また、本発明の他の実施例について説明する。図1を参照して、ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物を、医療廃棄物の排出元である診療科ごとにバーコード又はクイックレスポンスコードを更に貼り付けている。医療廃棄物をバケットコンベア6のバケットに積載する時にバーコード又はクイックレスポンスコードを読み取り、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに排出元情報並びに医療廃棄物予熱装置8及び医療廃棄物処理装置1の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、電子タグをケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理されたことを証明できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、医療廃棄物をバケットコンベア6のバケットに積載する時に、ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物に、医療廃棄物の排出元である診療科ごとに貼り付けられたバーコード又はクイックレスポンスコードを読み取る段階と、医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに排出元情報並びに医療廃棄物予熱装置及び医療廃棄物処理装置1の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、電子タグをケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理されたことを証明できる段階とを有することになる。
なお、バーコード、クイックレスポンスコード、及びICタグ貼付装置は一般的なものを使用するので、これ以上説明しない。
これにより、処理されたケーキの排出元、処理条件等が明確化できるため本発明の装置により医療廃棄物を加熱圧縮処理すれば医療廃棄物の不法投棄問題は完全に解消でき、環境維持に大きく貢献できる。
更に、本発明の他の実施例について説明する。図3、及び図4を参照して、バケットコンベア6、医療廃棄物予熱装置8並びに医療廃棄物処理装置1を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及びプログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できる。
これを、医療廃棄物処理方法の観点から見てみると、バケットコンベア6、医療廃棄物予熱装置8並びに医療廃棄物処理装置1を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及びプログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できる段階を有することになる。
なお、プログラマブルシーケンサー、及びタッチパネルディスプレーは一般的な物を使用するので、これ以上説明しない。
これにより、本発明の医療廃棄物処理装置1は単に統合的に制御できるばかりでなく、医療廃棄物処理装置1を構成する機械部品類の寿命並びにメンテナンス時期も管理することが可能となる。
本発明により、上述既存の医療廃棄物処理方法に内在する様々な問題は、確実な滅菌減容化処理はもとより労働安全の確保、大気及び水質汚染防止、自然環境の保全、エネルギーリサイクル等すべてを満足できる高度な医療廃棄物処理方法及び医療廃棄物処理装置を医療機関並びに医療廃棄物処理業者に提供することが可能となる。
更に本発明により、これまで不法投棄されがちだった感染性医療廃棄物が排出者である病院内で確実に滅菌減容無害化でき、環境汚染問題等を引き起こさぬよう社会的責任を全うできる。
1 医療廃棄物処理装置
1a 縦型筒状筐体
1b 下部開口部
1c 上部開口部
1d 側部開口部
1e 側部孔
2 ゲート
2a ゲート加熱手段
2b ゲート駆動手段
2c 押し板
2d スノコ
3 ピストン
3a ピストン加熱手段
3b ピストン昇降手段
4 ハッチ
4a ハッチ開閉手段
5 ゲートカバー
5a ノズル
5b ノズル
5c 送風機
5d 脱臭フィルター
5e 除菌フィルター
5f 風量調節弁
5g 風量調節弁
6 バケットコンベア
6a 底付き仕切り板
6b サイドガイド板
6c コンベア駆動手段
6d サイドガイド板開口部
7 自動供給装置
7a 押し板
7b スライドガイド
7c シュート
7d 駆動モーター
7e タイミングベルト
7f 連結金具
8 医療廃棄物予熱装置
8a 可動板
8b 押し板
8c 突き刺しノズル
8d 突き刺しノズル
8e 駆動手段
8f スライドガイド
8g 摩擦式送風機
8h 空気加熱器
8i 電動弁
8j 風量調節弁
9 カバー
9a ノズル
9b 送風機
9c 脱臭フィルター
9d 除菌フィルター
10 窒素ボンベ
10a 温度検知器
10b 電磁弁
11 光電スイッチ用孔
11a 光電スイッチ
12 フォーク機構
12a 歯付けラック
12b 駆動手段
12c ガイドローラー

Claims (26)

  1. 上下両端が開口している縦型筒状筐体の該筐体下部に加熱手段と開閉手段とを具えたゲートと、該筐体上部に加熱手段と昇降による圧縮手段とを具えたピストンと、該筐体側部に設けられた側部開口部を開閉するための開閉手段とを具えたハッチで構成する医療廃棄物処理装置において、前記筒状筐体に医療廃棄物の入ったポリ袋を供給し前記圧縮手段で前記ピストンを下降させて前記医療廃棄物を圧縮する際に、前記ピストンの下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入った前記ポリ袋が前記筒状筐体内壁と前記ピストンとの隙間への噛み込みや前記ポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止し、かつ、加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際に前記ゲートを全開し前記ピストンの前記加熱手段下面を前記ゲートの前記加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させ前記ピストンに緊結してある前記加熱手段に固着しているケーキを前記ゲートを閉じることによって強制的に掻き落とすことができることを特徴とする医療廃棄物処理装置。
  2. 前記縦型筒状筐体の前記筐体上部に前記筐体内部を換気可能なノズルを更に設け、かつ、前記筐体下部を開閉するゲート開閉手段の外側上部に前記ゲート上部を換気可能なノズルを更に設け、前記ノズルと配管接続した送風機により医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引し、かつ、前記送風機の吐出口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを更に具えることを特徴とする請求項1に記載の医療廃棄物処理装置。
  3. コンベア走行方向に走行可能な走行手段を具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板と、前記コンベア走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板とによってバケットを形成するバケットコンベアに、前記バケットコンベアと直交し、かつ、前記バケットコンベア走行方向末端のサイドガイド板開口部から前記医療廃棄物処理装置の前記筐体側部開口部へ移載するためのプッシャー機構を具えた自動供給装置を更に具え、前記バケットコンベアのバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載し、前記医療廃棄物処理装置で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベアが1バケット分ずつ前進かつ停止し、前記バケットに積載している前記医療廃棄物を前記プッシャー機構によって前記医療廃棄物処理装置に自動供給し、前記バケットコンベアが異常ある時には前記バケットコンベアを連続的に前進させ、又は、後退させて前記バケットコンベアの前記バケットに積載してある前記医療廃棄物を取り出すことができることを特徴とする請求項1又は2に記載の医療廃棄物処理装置。
  4. 上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズルを緊結し、かつ、前記突き刺しノズルと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段を具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置を更に具え、前記バケットコンベアの前記バケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに前記突き刺しノズルを突き刺して、前記熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮し、かつ、前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の周囲を排気ノズル付きのカバーで被い、かつ、前記カバーの前記排気ノズルと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを具えた送風機の吸入口とを配管接続し、前記可動板に緊結している前記排気用突き刺しノズルから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  5. 前記医療廃棄物予熱装置で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理し、前記医療廃棄物処理装置を経由せず前記バケットコンベアから前記医療廃棄物を排出し、前記医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できることを特徴とする請求項4に記載の医療廃棄物処理装置。
  6. 前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズルに電気的に開閉可能な電磁弁を具えた窒素ガス供給用配管を更に配管接続し、かつ、排気用突き刺しノズルに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計を更に具え、ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、前記温度計で排気ガスの異常温度上昇を検知し、前記窒素ガス供給用配管の前記電磁弁が電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  7. 前記バケットコンベアの前記サイドガイド板両側の同一軸線上に光電スイッチ用孔を更に設け、かつ、前記サイドガイド板の前記孔に光が透過可能な位置に一対の光電スイッチを更に配し、前記光電スイッチで前記バケットコンベアのバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出し、所定サイクル数の処理完了時に前記医療廃棄物予熱装置、前記バケットコンベア並びに前記医療廃棄物処理装置を自動的に順次停止できることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  8. 前記縦型筒状筐体下部に側部孔を更に設け、前記孔に抜き差し可能な抜き差し手段を具えたフォーク機構を更に具え、前記縦型筒状筐体側部の側部開口部から医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、前記フォーク機構のフォークを前記筐体内部に前進させて前記ポリペール又は缶類を前記フォーク上に受け、前記側部開口部のハッチが閉じてから前記フォークを後退させ、前記筐体下部にある前記ゲート上に前記ポリペール又は缶類が転倒することなく積載できることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載医療廃棄物処理装置。
  9. 前記医療廃棄物予熱装置の前記熱風発生装置に摩擦式送風機を更に設けることによって、前記摩擦式送風機の摩擦熱で空気を予熱し、前記熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できることを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  10. 前記医療廃棄物予熱装置の前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた前記可動板に緊結した前記熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズルを、ポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、前記可動板が常時昇降して前記ポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できることを特徴とする請求項4〜9のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  11. 前記縦型筒状筐体下部の前記ゲート下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるためのスノコを更に配し、前記ゲートに前記スノコと一定間隔を保持できる押し板を更に緊結し、前記ゲートが開いて落下した前記ケーキを前記ゲートが閉じる時に前記ゲートに緊結した前記押し板で前記ケーキを自動的に外部に排出できることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  12. ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物に、前記医療廃棄物の排出元である診療科ごとにバーコード又はクイックレスポンスコードを更に貼り付け、前記医療廃棄物を前記バケットコンベアの前記バケットに積載する時に前記バーコード又は前記クイックレスポンスコードを読み取り、前記医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに前記排出元情報並びに前記医療廃棄物予熱装置及び前記医療廃棄物処理装置の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、前記電子タグを前記ケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理したことを証明できることを特徴とする請求項4〜11のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  13. 前記バケットコンベア、前記医療廃棄物予熱装置並びに前記医療廃棄物処理装置を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及び前記プログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できることを特徴とする請求項4〜12のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  14. 上下両端が開口している縦型筒状筐体に医療廃棄物の入ったポリ袋を供給する段階と、
    前記筐体上部に加熱手段と昇降による圧縮手段とを具えたピストンの前記圧縮手段で前記ピストンを下降させて前記医療廃棄物を圧縮する際に、前記ピストンの下降と上昇を繰り返し段階的に圧縮することによって医療廃棄物の入った前記ポリ袋が前記筒状筐体内壁と前記ピストンとの隙間への噛み込みや前記ポリ袋が急激な圧縮により破裂することを防止する段階と、
    加熱圧縮により溶融滅菌減容化して得たケーキを排出する際に前記筐体の筐体下部の加熱手段と開閉手段とを具えたゲートを全開する段階と、
    前記ピストンの前記加熱手段下面を前記ゲートの前記加熱手段上面数ミリメートルの距離まで下降させ前記ピストンに緊結してある前記加熱手段に固着しているケーキを前記ゲートを閉じることによって強制的に掻き落とす段階とを有することを特徴とする医療廃棄物処理方法。
  15. 前記縦型筒状筐体の前記筐体上部に設けられた前記筐体内部を換気可能なノズル、及び前記筐体下部を開閉するゲート開閉手段の外側上部に前記ゲート上部を換気可能なノズルと配管接続した送風機により医療廃棄物を加熱圧縮する過程で発生するガスを吸引する段階と、
    前記送風機の吐出口の脱臭手段によりガスを脱臭する段階と、
    前記送風機の吐出口の濾過手段により病原菌を濾過する段階とを更に有することを特徴とする請求項14に記載の医療廃棄物処理方法。
  16. コンベア走行方向に走行可能な走行手段を具えた一定間隔一定高さの底付き仕切板と、前記コンベア走行方向両側のコンベアフレーム上に配した一定高さのサイドガイド板とによってバケットを形成するバケットコンベアのバケットに医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類を積載する段階と、
    前記医療廃棄物処理装置で医療廃棄物の処理サイクルが完了する度にバケットコンベアが1バケット分ずつ前進かつ停止する段階と、
    前記バケットに積載している前記医療廃棄物を前記バケットコンベア走行方向末端のサイドガイド板開口部から前記医療廃棄物処理装置の前記筐体側部開口部へ移載するためのプッシャー機構を具えた自動供給装置の前記プッシャー機構によって前記医療廃棄物処理装置に自動供給する段階と、
    前記バケットコンベアが異常ある時には前記バケットコンベアを連続的に前進させ、又は、後退させて前記バケットコンベアの前記バケットに積載してある前記医療廃棄物を取り出すことができる段階とを更に有することを特徴とする請求項14又は15に記載の医療廃棄物処理方法。
  17. 前記バケットコンベアの前記バケット内に積載している医療廃棄物の入ったポリ袋及びポリペールに、上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の下部に熱風吹込及び排気用突き刺しノズルを緊結し、かつ、前記突き刺しノズルと熱風温度を調節可能な熱風温度調節手段を具えた熱風発生装置とを配管接続することによって構成する医療廃棄物予熱装置の前記突き刺しノズルを突き刺して、前記熱風発生装置の熱風吹き込みによる医療廃棄物の予熱によってサイクルタイムを短縮する段階と、
    前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板の周囲を排気ノズル付きのカバーで被い、かつ、前記カバーの前記排気ノズルと排気口にガスを脱臭するための脱臭手段と病原菌を濾過するための濾過手段とを具えた送風機の吸入口とを配管接続することにより、
    前記可動板に緊結している前記排気用突き刺しノズルから発生する排気ガスを脱臭及び濾過できる段階とを更に有することを特徴とする請求項14〜16のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  18. 前記医療廃棄物予熱装置で医療廃棄物を熱風のみで加熱滅菌処理する段階と、
    前記医療廃棄物処理装置を経由せず前記バケットコンベアから前記医療廃棄物を排出する段階とを更に有し、前記医療廃棄物の内容物を塩ビ系及び非塩ビ系に手動により分別できることを特徴とする請求項17に記載の医療廃棄物処理方法。
  19. ポリ袋及びポリペール内に熱風を吹き込むことによって医療廃棄物に混入している脱酸素剤が発火し火災が発生した場合に、排気用突き刺しノズルに排気ガスの異常温度上昇を検知するための温度計で排気ガスの異常温度上昇を検知する段階と、
    前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた可動板に緊結した熱風吹き込み用突き刺しノズルに電気的に開閉可能な電磁弁を具えた前記窒素ガス供給用配管の前記電磁弁が電気的に連動して開き、ポリ袋及びポリペール内に窒素ガスを吹き込むことによってポリ袋及びポリペール内で発生した火災を自動的に消化できる段階とを更に有することを特徴とする請求項14〜18のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  20. 前記バケットコンベアの前記サイドガイド板両側に同一軸線上に設けられた光電スイッチ用孔に光が透過可能な位置に配された一対の光電スイッチで前記バケットコンベアのバケット内に医療廃棄物の入ったポリ袋、ポリペール或いは缶類の有無を検出する段階と、所定サイクル数の処理完了時に前記医療廃棄物予熱装置、前記バケットコンベア並びに前記医療廃棄物処理装置を自動的に順次停止できる段階とを更に有することを特徴とする請求項17〜19のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  21. 前記縦型筒状筐体側部の側部開口部から医療廃棄物の入ったポリペール又は缶類を供給する時に、前記縦型筒状筐体下部に設けられた側部孔に抜き差し可能な抜き差し手段を具えたフォーク機構のフォークを前記筐体内部に前進させて前記ポリペール又は缶類を前記フォーク上に受ける段階と、
    前記側部開口部のハッチが閉じてから前記フォークを後退させ、前記筐体下部にある前記ゲート上に前記ポリペール又は缶類が転倒することなく積載できる段階とを更に有することを特徴とする請求項14〜20のいずれか一項に記載医療廃棄物処理方法。
  22. 前記医療廃棄物予熱装置の前記熱風発生装置に設けられた摩擦式送風機の摩擦熱で空気を予熱し、前記熱風発生装置の空気加熱のための電気エネルギーを低減できる段階を更に有することを特徴とする請求項17〜21のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  23. 前記医療廃棄物予熱装置の前記上下方向に昇降可能な昇降手段を具えた前記可動板に緊結した前記熱風吹き込み及び排気用突き刺しノズルを、ポリ袋又はポリペールに突き刺して予熱している工程において、前記可動板が常時昇降して前記ポリ袋又はポリペール内の医療廃棄物を万遍なく加熱できる段階を更に有することを特徴とする請求項17〜22のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理装置。
  24. 前記ゲートが開いて落下した前記ケーキを前記ゲートが閉じる時に前記ゲートに緊結した、前記縦型筒状筐体下部の前記ゲート下方に医療廃棄物の加熱圧縮により溶融滅菌減容して得たケーキを受けるための前記スノコと一定間隔を保持できる前記押し板で前記ケーキを自動的に外部に排出できる段階を更に有することを特徴とする請求項14〜23のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  25. 前記医療廃棄物を前記バケットコンベアの前記バケットに積載する時に、ポリ袋、ポリペール或いは缶類に入った医療廃棄物に、前記医療廃棄物の排出元である診療科ごとに貼り付けられたバーコード又はクイックレスポンスコードを読み取る段階と、
    前記医療廃棄物を加熱圧縮により溶融滅菌減容化処理した後、処理して得られたケーキに前記排出元情報並びに前記医療廃棄物予熱装置及び前記医療廃棄物処理装置の処理条件等を電子タグに自動的に書き込み、前記電子タグを前記ケーキにICタグ貼付装置により自動的に貼り付けて医療廃棄物が適正処理したことを証明できる段階とを更に有することを特徴とする請求項17〜24のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
  26. 前記バケットコンベア、前記医療廃棄物予熱装置並びに前記医療廃棄物処理装置を電気的に連動させ、プログラマブルシーケンサー及び前記プログラマブルシーケンサーと電気的に連動するタッチパネルディスプレーで統合的に制御できる段階を更に有することを特徴とする請求項17〜25のいずれか一項に記載の医療廃棄物処理方法。
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