JP2013141200A - 画像処理装置、プログラム、画像処理方法及び撮像装置 - Google Patents

画像処理装置、プログラム、画像処理方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】適度なフォントカラーでテキストを画像中に合成する。
【解決手段】画像処理装置は、画像データを入力する画像入力部と、テキストのデータを設定するテキスト設定部と、テキスト合成領域を設定するテキスト合成領域設定部と、画像データおよびテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定するフォントカラー設定部を含み、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するフォント設定部と、画像データにおいて設定されたテキスト合成領域に設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いてテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成する合成画像生成部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、プログラム、画像処理方法及び撮像装置に関する。
画像データに所定の色変換を施す技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載された技術では、プリンタに所定の色変換を施した画像データを送出するに際して、画像データをイメージ画像データ、文字画像データ及び文字以外の非イメージ画像データに仕分け、イメージ画像データには第1の色変換を施し、文字画像データには第1の色変換又は第2の色変換を施し、文字以外の非イメージ画像データには第1の色変換又は第2の色変換を施す。
特開2008−293082号公報
しかしながら、従来では、画像に関連したテキストを当該画像に重畳させる場合に、当該テキストのフォントカラーを制御することについては、十分な考慮が為されていなかった。
例えば、フォントカラーを固定している場合には、与えられる画像の内容によっては、テキストのフォントカラーと当該テキストが描画される画像領域の色とのコントラストがほとんど無くなり、テキストの可読性が著しく低下する。
また、フォントカラーを固定し、あるいは、フォントカラーとして画像情報から算出されるような補色を用いた場合には、その画像の印象を大きく変えてしまうことがある。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的は、適度なフォントカラーでテキストを画像中に合成することができる画像処理装置、プログラム、画像処理方法及び撮像装置を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、画像データを入力する画像入力部と、テキストのデータを設定するテキスト設定部と、前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト設定部により設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するテキスト合成領域設定部と、前記画像入力部により入力された画像データおよび前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定するフォントカラー設定部を含み、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するフォント設定部と、前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域に前記フォント設定部により設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記テキスト設定部により設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成する合成画像生成部と、を備えることを特徴とする画像処理装置である。
また、本発明の一態様は、画像データを入力するステップと、テキストのデータを設定するステップと、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するステップと、前記入力された画像データおよび前記設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定し、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するステップと、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキスト合成領域に前記設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成するステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、本発明の一態様は、画像処理装置が、画像データを入力するステップと、前記画像処理装置が、テキストのデータを設定するステップと、前記画像処理装置が、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するステップと、前記画像処理装置が、前記入力された画像データおよび前記設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定し、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するステップと、前記画像処理装置が、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキスト合成領域に前記設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成するステップと、を有することを特徴とする画像処理方法である。
また、本発明の一態様は、上述した画像処理装置を備える、ことを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の一態様は、画像データ、及び、テキストデータを取得する取得部と、前記画像データにおける前記テキストデータが配置されるテキスト配置領域を決定する領域決定部と、テキストデータに所定の色を設定する色設定部と、前記テキスト配置領域に前記所定の色の前記テキストデータを配置した画像を生成する画像生成部とを含み、前記画像データの前記テキスト配置領域の色相値と、の前記テキストデータの色相値との比は、前記画像データの前記テキスト配置領域のトーン値と、の前記テキストデータのトーン値との比よりも1に近いことを特徴とする画像処理装置である。
また、本発明の一態様の画像処理装置は、画像データにおける文字が配置される配置領域を決定する決定部と、文字に所定色を設定する色設定部と、前記配置領域に前記文字を配置した画像を生成する画像生成部とを含み、前記色設定部は、前記配置領域の色相値と前記文字の色相値との比が、前記配置領域のトーン値と前記文字のトーン値との比よりも1に近くなるように前記所定色を設定することを特徴とする。
本発明によれば、適度なフォントカラーでテキストを画像中に合成することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理部の機能構成を示すブロック図である。 PCCS表色系におけるトーンによる対照の調和の関係を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像処理部において行われる処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るフォント設定部において行われる処理の手順を示すフローチャートである。 画像データの一例をイメージで示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る合成画像のデータの一例をイメージで示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る合成画像のデータの一例をイメージで示す図である。 PCCS表色系の色相環の一例をグレースケールで示す図である。 PCCS表色系のトーンの一例をグレースケールで示す図である。 12種類の有彩色のトーンを示す図である。 5種類の無彩色のトーンを示す図である。 撮像画像の特徴量を抽出するプロセスの一例を模式的に示す図である。 撮像画像の特徴量を抽出するプロセスの別の一例を模式的に示す図である。 笑顔レベルの判定方法を模式的に示すフローチャートである。 画像処理装置からの出力画像の一例を示す図である。 画像処理装置からの出力画像の別の例を示す図である。 撮像装置の画像処理部の内部構成を表す概略ブロック図である。 代表色の決定の流れを示すフローチャートである。 画像処理部における処理の一例を示す概念図である。 画像処理部における処理の一例を示す概念図である。 図20に示す主要領域に対して実施されたクラスタリングの結果を示す概念図である。 文章付加部によって文章を付加された画像の一例である。 文章付加部によって文章を付加された画像の別の一例である。 色と単語との対応テーブルの一例を示す図である。 遠景画像(第2シーン画像)用の対応テーブルの一例を示す図である。 その他の画像(第3シーン画像)用の対応テーブルの一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る撮像装置100の機能ブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る撮像装置100は、撮像部110と、バッファメモリ部130と、画像処理部(画像処理装置)140と、表示部150と、記憶部160と、通信部170と、操作部180と、CPU(Central Processing Unit)190と、バス300と、を備える。
撮像部110は、光学系111と、撮像素子119と、A/D(Analog to Digital)変換部120と、を備える。
光学系111は、1又は2以上のレンズを備える。
なお、光学系111は、撮像装置100に取り付けられて一体とされてもよく、あるいは、撮像装置100に着脱可能に取り付けられてもよい。
撮像素子119は、例えば、受光面に結像した光学像を電気信号へ変換して、A/D変換部120に出力する。
具体的には、撮像素子119は、操作部180を介して静止画撮像指示を受け付けた際に得られる画像の電気信号を、撮像された静止画の電気信号として、A/D変換部120に出力する。
また、撮像素子119は、操作部180を介して動画撮像指示を受け付けた際に得られる、所定の間隔で連続的に撮像した動画の電気信号を、撮像された動画の電気信号として、A/D変換部120に出力する。
また、撮像素子119は、操作部180を介して撮像指示を受け付けていない状態において、連続的に得られる画像の電気信号を、スルー画の電気信号として、A/D変換部120に出力する。
A/D変換部120は、撮像素子119によって変換された画像の電気信号(アナログ信号)をアナログ/デジタル変換し、これにより得られたデジタル信号である画像データ(撮像画像データ)を出力する。
ここで、撮像部110は、操作部180によりユーザから受け付けた指示内容や、設定された撮像条件に基づいてCPU190により制御され、光学系111を介した光学像を撮像素子119に結像させ、A/D変換部120によりデジタル信号に変換された当該光学像に基づく画像データ(撮像画像データ)を生成する。
なお、撮像条件は、例えば、絞り値や露出値などのように、撮像時の条件を規定する。
撮像条件は、例えば、記憶部160に記憶して、CPU190により参照することができる。
A/D変換部120から出力される画像データは、設定された画像処理フロー条件に基づいて、例えば、画像処理部140、表示部150、バッファメモリ部130、(通信部170を介して)記憶媒体200のうちの1つ以上に入力される。
なお、画像処理フロー条件は、例えば、A/D変換部120から出力される画像データを画像処理部140を介して記憶媒体200に出力するなどのように、画像データを処理するフロー(流れ)の条件を規定する。画像処理フロー条件は、例えば、記憶部160に記憶して、CPU190により参照することができる。
具体的には、撮像素子119が、操作部180を介して静止画撮像指示を受け付けた際に得られる画像の電気信号を、撮像された静止画の電気信号として、A/D変換部120に出力する場合には、A/D変換部120から出力される静止画の画像データを画像処理部140を経由させて、記憶媒体200に記憶させる、ことなどを行う。
また、撮像素子119が、操作部180を介して動画撮像指示を受け付けた際に得られる、所定の間隔で連続的に撮像した動画の電気信号を、撮像された動画の電気信号として、A/D変換部120に出力する場合には、A/D変換部120から出力される動画の画像データを画像処理部140を経由させて、記憶媒体200に記憶させる、ことなどを行う。
また、撮像素子119が、操作部180を介して撮像指示を受け付けていない状態において、連続的に得られる画像の電気信号を、スルー画の電気信号として、A/D変換部120に出力する場合には、A/D変換部120から出力されるスルー画の画像データを画像処理部140を経由させて、表示部150に連続的に出力する、ことなどを行う。
なお、A/D変換部120から出力される画像データを画像処理部140を経由させる構成としては、例えば、A/D変換部120から出力される画像データを直接に画像処理部140に入力する構成が用いられてもよく、あるいは、A/D変換部120から出力される画像データをバッファメモリ部130に記憶して、バッファメモリ部130に記憶された当該画像データを画像処理部140に入力する構成が用いられてもよい。
画像処理部140は、入力した画像データに対して所定の画像処理を実行する。
ここで、画像処理部140に入力する画像データとしては、一例として、A/D変換部120から出力される画像データがあり、他の例として、バッファメモリ部130に記憶された画像データを読み出して入力することもでき、また、他の例として、記憶媒体200に記憶された画像データを通信部170を介して読み出して入力することもできる。
操作部180は、例えば、電源スイッチ、シャッターボタン、十字キー、確定ボタン、および、その他の操作キーを含み、ユーザによって操作されることでユーザの操作入力を受け付け、CPU190に出力する。
表示部150は、液晶ディスプレイなどであって、画像データ、操作画面などを表示する。
例えば、表示部150は、画像処理部140によって所定の画像処理が実行された画像データを入力して表示することができ、また、A/D変換部120から出力される画像データ、バッファメモリ部130から読み出される画像データ、あるいは記憶媒体200から読み出される画像データを入力して表示することもできる。
記憶部160は、種々の情報を記憶する。
バッファメモリ部130は、撮像部110によって撮像された画像データを、一時的に記憶する。また、バッファメモリ部130は、記憶媒体200から読み出された画像データを、一時的に記憶する。
通信部170は、カードメモリ等の取り外しが可能な記憶媒体200と接続され、この記憶媒体200への画像データの書き込み(記憶させる処理)、この記憶媒体200からの画像データの読み出し、またはこの記憶媒体200に記憶された画像データの消去を行う。
記憶媒体200は、撮像装置100に対して着脱可能に接続される記憶部であり、例えば、撮像部110によって生成された画像データ(撮像画像データ)を記憶する。
CPU190は、撮像装置100が備える各構成部を制御する。
バス300は、撮像部110と、CPU190と、操作部180と、画像処理部140と、表示部150と、記憶部160と、バッファメモリ部130と、通信部170と、に接続され、各部から出力された画像データや制御信号等を転送する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る画像処理部(画像処理装置)140の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像処理部140は、画像入力部11と、テキスト設定部12と、テキスト合成領域設定部13と、フォント設定部14と、合成画像生成部15と、記憶部16と、を含んで構成される。
フォント設定部14は、フォントカラー設定部21を含んで構成される。
画像入力部11は、静止画や動画やスルー画の画像データを入力する。画像入力部11は、入力した画像データをテキスト設定部12に出力する。
ここで、画像入力部11は、例えば、A/D変換部120から出力される画像データや、バッファメモリ部130に記憶された画像データや、記憶媒体200に記憶された画像データを入力する。
なお、他の例として、画像入力部11が、ネットワーク(図示せず)を介して画像データを入力する構成が用いられてもよい。
テキスト設定部12は、画像入力部11から画像データを入力し、当該画像データに重畳(合成)するテキストのデータを設定する。テキスト設定部12は、この画像データと、設定したテキストのデータをテキスト合成領域設定部13に出力する。
なお、このテキストのデータには、例えば、テキストを構成する文字のサイズの情報などが含まれてもよい。
ここで、画像データに対して、当該画像データに重畳するテキストのデータを設定する手法としては、任意の手法が用いられてもよい。
一例として、予め固定的に定められたテキストのデータを記憶部16に記憶しておき、テキスト設定部12がそのテキストのデータを記憶部16から読み出して設定してもよい。
他の例として、ユーザが操作部180を操作して指定したテキストのデータをテキスト設定部12が検出して設定してもよい。
また、他の例として、画像データに基づいてテキストのデータを決定する規則を記憶部16に記憶しておき、テキスト設定部12がその規則を記憶部16から読み出して、その規則に従って、画像データからテキストのデータを決定して設定してもよい。この規則としては、例えば、画像データが有する所定の特徴あるいは所定の特徴量などとテキストのデータとの対応関係を定める規則を用いることができ、この場合、テキスト設定部12は、画像データについて所定の特徴あるいは所定の特徴量などを検出し、前記した規則(前記した対応関係)に従って、当該検出結果に対応するテキストのデータを決定する。
テキスト合成領域設定部13は、テキスト設定部12から画像データと、設定されたテキストのデータを入力し、当該画像データに当該テキストのデータを合成する領域(テキスト合成領域)を設定する。テキスト合成領域設定部13は、この画像データと、設定されたテキストのデータと、設定したテキスト合成領域を特定する情報をフォント設定部14に出力する。
ここで、画像データに対して、テキストのデータを合成する領域(テキスト合成領域)を設定する手法としては、任意の手法が用いられてもよい。
一例として、予め固定的に定められたテキスト合成領域を記憶部16に記憶しておき、テキスト合成領域設定部13がそのテキスト合成領域を記憶部16から読み出して設定してもよい。
他の例として、ユーザが操作部180を操作して指定したテキスト合成領域をテキスト合成領域設定部13が検出して設定してもよい。
また、他の例として、画像データに基づいてテキスト合成領域を決定する規則を記憶部16に記憶しておき、テキスト合成領域設定部13がその規則を記憶部16から読み出して、その規則に従って、画像データからテキスト合成領域を決定して設定してもよい。この規則としては、例えば、画像中で相対的に重要な被写体が写っている重要領域以外の非重要領域にテキストを重畳させるようにテキスト合成領域を決定する規則を用いることができ、具体例として、人物が写っている領域を重要領域に分類し、画像の中央を含まない非重要領域中にテキストを重畳させるような構成を用いることができる。また、他の様々な規則が用いられてもよい。
また、本実施形態では、テキスト合成領域設定部13は、例えば、設定されたテキストの全体がテキスト合成領域に収まらないほどに、予め設定されたテキストの文字のサイズが大きいときには、設定されたテキストの全体がテキスト合成領域に収まるように、テキストの文字のサイズを小さくする変更を行う。
ここで、テキスト合成領域としては、様々な形状の領域が用いられてもよく、例えば、長方形や正方形といった矩形の枠で囲われた内部の領域を用いることができる。他の例として、テキスト合成領域として、一部または全部が曲線から構成される枠で囲われた内部の領域が用いられてもよい。
フォント設定部14は、テキスト合成領域設定部13から画像データと、設定されたテキストのデータと、設定されたテキスト合成領域を特定する情報を入力し、これらの1つ以上に基づいて、当該テキストのデータのフォント(少なくともフォントカラーを含む)を設定する。フォント設定部14は、この画像データと、設定されたテキストのデータと、設定されたテキスト合成領域を特定する情報と、設定したフォントを特定する情報を合成画像生成部15に出力する。
ここで、本実施形態では、フォント設定部14は、主に、フォントカラー設定部21により、テキストのデータのフォントカラーを設定する。本実施形態では、フォントカラーは、フォントの一つとして、フォントに含まれるものである。
このため、本実施形態では、フォントカラー以外のフォントについては、任意であってもよく、例えば、予め固定的に設定されてもよい。
フォントカラー設定部21は、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力された画像データとテキスト合成領域に基づいて、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力されたテキストのデータのフォントカラーを設定する。
なお、フォントカラー設定部21によりフォントカラーを設定する際に、例えば、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力されたテキストのデータも考慮されてもよい。
合成画像生成部15は、フォント設定部14から画像データと、設定されたテキストのデータと、設定されたテキスト合成領域を特定する情報と、設定されたフォントを特定する情報を入力し、当該画像データの当該テキスト合成領域に当該フォント(少なくともフォントカラーを含む)で当該テキストのデータを合成した画像のデータ(合成画像のデータ)を生成する。
そして、合成画像生成部15は、生成した合成画像のデータを、例えば、表示部150や、バッファメモリ部130や、(通信部170を介して)記憶媒体200の1つ以上に出力する。
なお、他の例として、合成画像生成部15が、生成した合成画像のデータをネットワーク(図示せず)に出力する構成が用いられてもよい。
記憶部16は、各種の情報を記憶する。例えば、本実施形態では、記憶部16は、テキスト設定部12により参照される情報や、テキスト合成領域設定部13により参照される情報や、フォント設定部14(フォントカラー設定部21を含む)により参照される情報を記憶する。
次に、フォント設定部14において行われる処理について詳しく説明する。
本実施形態では、フォントとして、フォントカラーのみを設定し、他のフォントについては任意でよいため、フォントカラー設定部21により行われるフォントカラーの設定処理について説明する。
まず、色の表現方法の一つである日本色研配色体系(PCCS表色系:Practical Color Coordinate System 表色系)について簡単に説明する。
PCCS表色系は、人間の感性に基づいて色相、明度、彩度を定めている表色系である。
また、PCCS表色系では、明度と彩度から決められるトーン(色調)という概念があり、色をトーンと色相の2つのパラメータで表すことができる。
このように、PCCS表色系では、色を色の三属性(色相、明度、彩度)で表すほかに、トーンの概念も定義して色をトーンと色相で表すこともできる。
トーンは、有彩色に対して12種類が定められており、無彩色に対して5種類が定められている。
色相は、トーンによって、24種類あるいは12種類が定められている。
図9は、PCCS表色系の色相環の一例をグレースケールで示す図である。
図10は、PCCS表色系のトーンの一例をグレースケールで示す図である。おおまかであるが、トーンの横軸は彩度に対応しており、トーンの縦軸は明度に対応している。
なお、図9及び図10をカラーで示したものが、例えば、DICカラーデザイン株式会社のウェブページで公開されている。
ここで、図9に示す色相環の例では、暖色系1〜8、中性色系9〜12、寒色系13〜19、中性色系20〜24というように、24種類の色相が定義されている。
また、図10に示すトーン(PCCSトーンマップ)の例では、トーンが、有彩色に対して12種類が定められており、無彩色に対して5種類が定められている。また、この例では、有彩色のトーンごとに、12種類の色相が定義されている。
図11は、12種類の有彩色のトーンを示す図である。
この例では、トーンの名前と、トーンの記号との対応を示す。
具体的には、図11に示すように、12種類の有彩色のトーンとしては、ビビッドトーン(vivid tone:記号v)、ストロングトーン(strong tone:記号s)、ブライトトーン(bright tone:記号b)、ライトトーン(light tone:記号lt)、ペールトーン(pale tone:記号p)、ソフトトーン(soft tone:記号sf)、ライトグレイッシュトーン(light grayish tone:記号ltg)、ダルトーン(dull tone:記号d)、グレイッシュトーン(grayish tone:記号g)、ディープトーン(deep tone:記号dp)、ダークトーン(dark tone:記号dk)、ダークグレイッシュトーン(dark grayish tone:記号dkg)がある。
図12は、5種類の無彩色のトーンを示す図である。
この例では、トーンの名前と、トーンの記号と、PCCSの番号と、R(赤)の値と、G(緑)の値と、B(青)の値との対応を示す。
具体的には、図12に示すように、5種類の無彩色のトーンとして、ホワイトトーン(white tone:記号W)、ライトグレイトーン(light gray tone:記号ltGy)、ミディアムグレイトーン(medium gray tone:記号mGy)、ダークグレイトーン(dark gray tone:記号dkGy)、ブラックトーン(black tone:記号Bk)がある。
なお、無彩色のトーンにおけるPCCS表色系の番号とRGB値との対応は、ウェブページ“http://www.wsj21.net/ghp/ghp0c_03.html”の色表に従ったものである。
続いて、フォントカラー設定部21により行われる処理について説明する。
フォントカラー設定部21は、PCCS表色系に基づいて、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力された画像データとテキスト合成領域に基づいて、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力されたテキストのデータのフォントカラーを設定する。
ここで、本実施形態では、画像中にテキストを表示するときのフォントカラーを設定する際には、テキスト合成領域設定部13により画像中に表示するテキストの位置(テキスト合成領域)の最適化などが行われており、画像中にテキストを表示するときの当該画像中における位置(テキスト合成領域)が定められている。
フォントカラー設定部21は、まず、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力された画像データとテキスト合成領域に基づいて、当該画像データにおける当該テキスト合成領域の平均色(画像中においてテキストを表示する画像領域の平均色)を算出する。
具体的には、フォントカラー設定部21は、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力された画像データとテキスト合成領域に基づいて、当該画像データにおける当該テキスト合成領域の内部の画素(ピクセル)について、Rごとの平均値と、Gごとの平均値と、Bごとの平均値を算出し、これらR、G、Bの平均値の組み合わせをRGBの平均色として求める。そして、フォントカラー設定部21は、記憶部16に記憶されたRGB系からPCCS表色系への変換表の情報31に基づいて、求めたRGBの平均色をPCCS表色系のトーンと色相へ変換し、これにより得られるPCCS表色系のトーンと色相をPCCS表色系の平均色とする。
ここで、画像データにおけるテキスト合成領域の内部の画素の各々にはR、G、Bのそれぞれの値(例えば、0〜255の値)があり、当該テキスト合成領域の内部の画素の全てについて、Rごと、Gごと、Bごとに値を加算して、それぞれの加算結果を全ての画素の数で割った結果がRごと、Gごと、Bごとの平均値となり、これらR、G、Bの平均値の組み合わせをRGBの平均色とする。
また、RGBの平均色をPCCS表色系のトーンと色相へ変換する際に参照される、RGB系からPCCS表色系への変換表の情報31により特定される変換表は、RGBの平均色と、PCCS表色系のトーンと色相との対応を規定する。
このような変換表としては、様々な変換内容のものが用いられてもよく、通常、RGBの取り得る値の方がPCCS表色系の取り得る値よりも多いため、RGBの値とPCCS表色系の値との対応は多対1の対応となる。この場合、幾つかの異なるRGBの値が、その代表となる同一のPCCS表色系の値へ変換される。
なお、本実施形態では、変換表に基づいて、RGBの平均色をPCCS表色系のトーンと色相へ変換するが、他の例として、RGBの平均色をPCCS表色系のトーンと色相へ変換する内容を規定する変換式の情報を記憶部16に記憶しておいて、フォントカラー設定部21が、当該変換式の情報を記憶部16から読み出して、当該変換式の算出を行うことで、RGBの平均色をPCCS表色系のトーンと色相へ変換する構成が用いられてもよい。
フォントカラー設定部21は、次に、求めたPCCS表色系の平均色であるPCCS表色系のトーンと色相に基づいて、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力されたテキストのデータのフォントカラー(色)を設定する。
具体的には、フォントカラー設定部21は、求めたPCCS表色系の平均色であるPCCS表色系のトーンと色相に対して、その色相はそのままとして、記憶部16に記憶されたトーン変換表の情報32に基づいて、そのトーンのみを変えることで、テキスト合成領域設定部13からフォント設定部14に入力されたテキストのデータのフォントカラー(色)を設定する。
このように設定されたフォントカラーを特定する情報は、フォント設定部14により、フォントを特定する情報に含められて、合成画像生成部15に出力される。
ここで、フォントカラー設定部21により求めたPCCS表色系の平均色であるPCCS表色系のトーン(tone)と色相(hue)をそれぞれt、hとおくと、フォントカラー設定部21により設定するフォントカラーのトーンtと色相hは、式(1)により表される。
={tとは異なるトーン}
=h ・・・(1)
本実施形態では、画像入力部11により入力して与えられる画像の色がn階調でn種類であるのに対し、フォントカラーはPCCS表色系で定められたN種類(通常は、N<n)であるため、この時点である程度の色の差が出ていてある程度のフォントのアウトラインが得られていることになる。
なお、一般のデジタル画像で用いられているn=256階調であれば、画像の色は256=16777216種類となる。
また、一例として、1つのトーンにつき多めに見積もって24種類の色相があるとすると、フォントカラーはN=12×24+5=293種類となる。
このように、本実施形態では、画像データにおいてテキストのデータを配置するテキスト合成領域の平均色に対して、PCCS表色系の色相はそのままでトーンを変えたフォントカラーを当該テキストのデータに適用することで、例えば、当該画像データと当該テキストのデータを合成した画像を表示する場合に、画像の印象を変えずにテキストが読み易いような(コントラストのある)フォントカラーを設定することができる。
ここで、フォントカラー設定部21により行われる、PCCS表色系のトーンを変える処理について説明する。
図3は、PCCS表色系におけるトーンによる対照の調和の関係を示す図である。
なお、図3の内容は、例えば、DICカラーデザイン株式会社のウェブページで公開されている。
本実施形態では、変換前のトーンと変換後のトーンとの対応を規定するトーン変換表の情報32が記憶部16に記憶される。
このトーン変換表の内容(変換前のトーンと変換後のトーンとの対応)としては、様々なものが設定されて用いられてもよく、一例として、予め、図3に示されるPCCS表色系におけるトーンによる対照の調和の関係を考慮して設定される。
具体的には、例えば、暗めのトーンに対しては、ホワイトまたはライトグレイのトーンを割り当てる。
また、明るめのトーンに対しては、例えば図3に示される対照の調和の関係がある他のトーンを割り当て、好ましくは、有彩色で、対照の調和の関係があるものを割り当てる。
また、対照の調和の関係に基づいて、変換前のトーンに対応する変換後のトーンの候補が2つ以上ある場合には、これらの候補の中で、例えば、有彩色である方を採用し、さらに、鮮やかな方のトーン(例えば、最も鮮やかなトーン)を採用する。
例えば、図3に示される対照の調和の関係では、左下へ行くほど暗く、右へ行くほど鮮やかである。鮮やかなトーンを採用する具体例としては、dpに近い方(dp自体でもよい)を採用する。
次に、本実施形態における処理の手順を説明する。
図4を参照して、本実施形態に係る画像処理部140において行われる処理の手順を説明する。
図4は、本実施形態に係る画像処理部140において行われる処理の手順を示すフローチャートである。
はじめに、ステップS1において、画像入力部11が、画像データを入力する。
次に、ステップS2において、テキスト設定部12が、テキストのデータを設定する。
次に、ステップS3において、テキスト合成領域設定部13が、前記画像データに前記テキストのデータを合成する場合におけるテキスト合成領域を設定する。
次に、ステップS4において、フォント設定部14が、前記画像データ中に設定された前記テキスト合成領域に前記テキストのデータを合成する場合における、フォントカラーを含むフォントを設定する。
次に、ステップS5において、合成画像生成部15が、設定されたフォントを前記テキストのデータに適用して、前記画像データ中に設定された前記テキスト合成領域に前記テキストのデータを合成し、これにより、合成画像のデータを生成する。
最後に、ステップS6において、合成画像生成部15が、生成した合成画像のデータをバス300を介して例えば他の構成部へ出力する。
図5を参照して、本実施形態に係るフォント設定部14において行われる処理の手順を説明する。
図5は、本実施形態に係るフォント設定部14において行われる処理の手順を示すフローチャートである。
この処理の手順は、図4に示されるステップS4の処理の詳細となる。
はじめに、ステップS11において、フォント設定部14におけるフォントカラー設定部21が、本処理の対象となる画像データ、テキストのデータ及びテキスト合成領域について、当該テキストのデータを表示するために当該画像データ中に設定された当該テキスト合成領域(テキストを表示する画像領域)の平均色をRGBで求める。
次に、ステップS12において、フォント設定部14におけるフォントカラー設定部21が、求めたRGBの平均色から、それに対応するPCCS表色系のトーンと色相を求める。
次に、ステップS13において、フォント設定部14におけるフォントカラー設定部21が、求めたトーンを他のトーンへ変更する。
次に、ステップS14において、フォント設定部14におけるフォントカラー設定部21が、変更後のトーン(前記他のトーン)と求めた色相そのままとの組み合わせで定められるPCCS表色系の色をフォントカラーとして設定する。
最後に、ステップS15において、フォント設定部14が、フォントカラー設定部21により設定されたフォントカラーを含むフォントを前記テキストのデータに対して設定する。
図6および図7を参照して、画像処理の具体例を示す。
図6は、画像データ1001の一例をイメージで示す図である。
図6に示す画像データ1001が、画像処理部140の画像入力部11により入力された場合を示す。
図7は、この場合における、合成画像のデータ1011の一例をイメージで示す図である。
図7に示す合成画像のデータ1011が、合成画像生成部15から出力されることで、画像処理部140から出力される。
ここで、図7に示す合成画像のデータ1011では、図6に示す画像データ1001と同じ画像において、さらに、テキスト合成領域設定部13により設定されたテキスト合成領域1021に、テキスト設定部12により設定されたテキストのデータ1022(図7の例では、「みんなと平日の昼に過ごした思い出 (2010/10/06)」という文字のデータ)を、フォント設定部14により設定されたフォント(少なくともフォントカラーを含む)で表示するように、当該画像データ1001と当該テキストのデータ1022が合成されている。
なお、図7では、テキスト合成領域1021を視覚的に理解し易くするために、合成画像のデータ1011中にテキスト合成領域1021を図示したが、本実施形態では、実際の表示においては、テキスト合成領域1021(図7の例では、矩形の枠)は表示されず、テキストのデータ1022のみが元の画像データ1001に合成されて表示される。
以上のように、本実施形態に係る画像処理部140によれば、画像中にテキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)の色情報を用いて、当該テキストのフォントカラーを設定する。具体的には、本実施形態に係る画像処理部140では、前記テキスト合成領域に基づく色情報に対して、PCCS表色系において色相を変えずにトーンのみを変更したフォントカラーを設定することで、例えば、テキストを表示することによって元の画像の印象を変えないようにすることができる。
したがって、本実施形態に係る画像処理部140によれば、静止画や動画などのテジタル画像中にテキストを表示する際に、閲覧者が読み易いように、画像中にテキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)の色情報を考慮して、最適なフォントカラーを求めることができる。
ここで、本実施形態では、静止画である1枚の画像フレームあるいは動画を構成する1枚の画像フレーム(例えば、複数枚の画像フレームを代表するものとして選択した1枚の画像フレーム)の画像データについて、当該画像データに重畳(合成)するテキストのデータや、当該画像データに当該テキストのデータを合成するテキスト合成領域や、当該画像データに合成する当該テキストのデータのフォントカラーを含むフォントを設定する場合を示したが、他の例として、動画を構成する2枚以上の画像フレームの画像データについて、これらの設定を行うこともできる。この場合、一例として、動画を構成する連続した2枚以上の画像フレームまたは間欠的な2枚以上の画像フレームについて、フレーム内で対応する各画素の値(例えば、RGBの値)を平均し、当該平均結果からなる1枚の画像フレームの画像データ(平均化した画像データ)について、本実施形態と同様な処理を行うことができる。
また、他の構成例として、フォントカラー設定部21は、画像データにおいてテキストを配置する領域(テキスト配置領域)の色相値と前記テキストのデータの色相値との比を、前記画像データの前記テキスト配置領域のトーン値と前記テキストのデータのトーン値との比よりも、1に近い値とする、構成を用いることもできる。
ここで、テキスト配置領域は、テキスト合成領域に対応する。
一態様として、画像データ、及び、テキストデータを取得する取得部(図2の例では、画像入力部11及びテキスト設定部12)と、前記画像データにおける前記テキストデータが配置されるテキスト配置領域を決定する領域決定部(図2の例では、テキスト合成領域設定部13)と、テキストデータに所定の色を設定する色設定部(図2の例では、フォント設定部14のフォントカラー設定部21)と、前記テキスト配置領域に前記所定の色の前記テキストデータを配置した画像を生成する画像生成部(図2の例では、合成画像生成部15)とを含み、前記画像データの前記テキスト配置領域の色相値と、の前記テキストデータの色相値との比は、前記画像データの前記テキスト配置領域のトーン値と、の前記テキストデータのトーン値との比よりも1に近いことを特徴とする画像処理装置(図2の例では、画像処理部140)を構成することができる。
また、一態様として、上記に記載の画像処理装置(図2の例では、画像処理部140)において、前記色設定部(図2の例では、フォント設定部14のフォントカラー設定部21)は、前記テキスト配置領域のRGBの平均色からPCCS表色系のトーン値および色相値を求め、前記PCCS表色系の色相を変化させずに、前記PCCS表色系のトーン値のみを変更することを特徴とする画像処理装置を構成することができる。
なお、画像データにおいてテキストを配置する領域(テキスト配置領域)の色相値と前記テキストのデータの色相値との比を、前記画像データの前記テキスト配置領域のトーン値と前記テキストのデータのトーン値との比よりも、1に近い値とする場合におけるそれぞれの比の値としては、様々な値が用いられてもよい。
このような構成においても、本実施形態と同様な効果を得ることが可能である。
[第2の実施形態]
本実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図は、第1の実施形態に係る図1に示されるものと同様である。
また、本実施形態に係る画像処理部の機能構成を示すブロック図は、第1の実施形態に係る図2に示されるものと同様である。
以下では、第1の実施形態とは異なる部分について詳しく説明する。
なお、本実施形態の説明では、図1、図2、図4および図5で使用した各構成部の符号と同一の符号を使用する。
本実施形態では、フォント設定部14は、テキスト合成領域設定部13から画像データと、設定されたテキストのデータと、設定されたテキスト合成領域を特定する情報を入力し、当該テキストのデータのフォントを設定する場合に、フォントカラー設定部21によりフォントカラーを設定するとともに、記憶部16に記憶されたアウトライン情報33に基づいて、当該テキストのデータのフォントの一つとして、所定のアウトラインを設定する。
ここで、所定のアウトラインとしては、例えば、影、あるいは、ふちどり、などを用いることができる。
一例として、所定のアウトラインの種類(例えば、影、ふちどり、など)は、予め固定的に設定される。
他の例として、所定のアウトラインとして2種類以上のものを切り替えて使用することが可能な場合には、例えば、ユーザが操作部180を操作することで当該操作部180が当該ユーザから受け付けた切り替えの指示に従って、フォント設定部14が、使用するアウトラインの種類を切り替える構成を用いることができる。
また、所定のアウトラインの色としては、例えば、黒、または、フォントカラーのトーンよりも暗いトーンの色を用いることができる。
一例として、所定のアウトラインの色は、予め固定的に設定される。
他の例として、所定のアウトラインの色として2種類以上の色を切り替えて使用することが可能な場合には、例えば、ユーザが操作部180を操作することで当該操作部180が当該ユーザから受け付けた切り替えの指示に従って、フォント設定部14が、使用するアウトラインの色を切り替える構成を用いることができる。
なお、記憶部16に記憶されるアウトライン情報33としては、フォント設定部14がテキストに対するアウトラインを設定する際に参照する情報が用いられ、例えば、使用することが可能な1種類以上のアウトラインの種類や色を特定する情報などが用いられる。
図8は、合成画像のデータ1031の一例をイメージで示す図である。
図8に示す合成画像のデータ1031では、テキストのデータ1041以外の部分の画像から構成される元の画像データ(図示せず)と同じ画像において、さらに、テキスト合成領域設定部13により設定されたテキスト合成領域(図示せず)に、テキスト設定部12により設定されたテキストのデータ1041(図8の例では、「いいね!」という文字のデータ)を、フォント設定部14により設定されたフォント(少なくともフォントカラーおよびアウトラインを含む)で表示するように、当該画像データと当該テキストのデータ1041が合成されている。
ここで、図8の例では、アウトラインとして影を用いた場合を示す。
なお、本実施形態では、図4に示されるステップS4の処理における図5に示されるステップS15の処理において、フォント設定部14は、フォントカラー設定部21により設定されたフォントカラーを含むフォントをテキストのデータに対して設定するに際して、所定のアウトラインのフォントを設定する。
以上のように、本実施形態に係る画像処理部140によれば、画像中にテキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)の色情報を用いて、当該テキストのフォントカラーを設定するとともに、フォントとしてアウトラインを設定する。
したがって、本実施形態に係る画像処理部140によれば、第1実施形態と同様な効果を得ることができるとともに、テキストに対して、設定したフォントカラーにさらに、影などのアウトラインを付けてフォントのアウトラインを強調させることにより、色のコントラストを高めることができる。このようなアウトラインの付与は、例えば、テキストに設定されたフォントカラーの色が白色である場合に特に有効である。
[第3の実施形態]
本実施形態に係る撮像装置の機能ブロック図は、第1の実施形態に係る図1に示されるものと同様である。
また、本実施形態に係る画像処理部の機能構成を示すブロック図は、第1の実施形態に係る図2に示されるものと同様である。
以下では、第1の実施形態とは異なる部分について詳しく説明する。
なお、本実施形態の説明では、図1、図2および図5で使用した各構成部の符号と同一の符号を使用する。
本実施形態では、フォント設定部14は、テキスト合成領域設定部13から画像データと、設定されたテキストのデータと、設定されたテキスト合成領域を特定する情報を入力し、フォントカラー設定部21により当該テキストのデータのフォントカラーを設定する場合に、記憶部16に記憶された色変化判定条件の情報34に基づいて、当該テキストを表示する当該テキスト合成領域において色の変化が所定値以上であるか否かを判定し、当該テキスト合成領域において色の変化が所定値以上であると判定したときには、当該テキスト合成領域の中で2種類以上のフォントカラーを設定する。
なお、フォントカラー設定部21は、このテキスト合成領域において色の変化が所定値未満であると判定したときには、第1実施形態と同様に、当該テキスト合成領域の全体に対して1種類のフォントカラーを設定する。
具体的には、フォントカラー設定部21は、テキストを表示するテキスト合成領域を複数の領域(本実施形態で、分割領域と言う)に分割し、各々の分割領域ごとに、RGBの平均色を求める処理(図5に示すステップS11と同様な処理)を実行する。
そして、フォントカラー設定部21は、これら複数の分割領域のRGBの平均色の値について、所定値以上の差があるか否かを判定し、所定値以上の差があると判定したときには、当該テキスト合成領域において色の変化が所定値以上であると判定する。一方、フォントカラー設定部21は、これら複数の分割領域のRGBの平均色の値について、所定値以上の差がないと判定したときには、このテキスト合成領域において色の変化が所定値未満であると判定する。
ここで、複数の分割領域のRGBの平均色の値について所定値以上の差があるか否かを判定する手法としては、様々な手法が用いられてもよい。
一例として、複数の分割領域のうちで任意の2つの分割領域のRGBの平均色の値の差が所定値以上となった場合には複数の分割領域のRGBの平均色の値に所定値以上の差があると判定する手法を用いることができる。
他の例として、複数の分割領域のうちでRGBの平均色の値が最低となる分割領域と最大となる分割領域との2つの分割領域のRGBの平均色の値の差が所定値以上となった場合には複数の分割領域のRGBの平均色の値に所定値以上の差があると判定する手法を用いることができる。
また、他の例として、複数の分割領域の全てに関してRGBの平均色の値の分散の値を求めて、この分散の値が所定値以上となった場合には複数の分割領域のRGBの平均色の値に所定値以上の差があると判定する手法を用いることができる。
これらの場合に、RGBの平均色の値を比較するときには、一例として、R、G、Bのうちのいずれか1つのみについて比較することができる。他の例として、R、G、Bのうちの2つまたは3つを組み合わせて1つの値にしたものについて比較することができる。
また、他の例として、R、G、Bのうちの2つ以上について別個に比較することができる。
ここで、R、G、Bのうちの2つ以上について別個に比較する場合には、例えば、比較したうちのいずれか1つ(R、G、Bのうちのいずれか)について所定値以上の差があるときには全体として所定値以上の差があると判定する手法を用いることができ、あるいは、比較した全てについて所定値以上の差があるときに(だけ)全体として所定値以上の差異があると判定する手法を用いることができる。
また、テキストを表示するテキスト合成領域を複数の領域(分割領域)に分割する手法としては、様々な手法が用いられてもよい。
一例として、テキスト合成領域に表示するテキストに含まれる文字について、一文字ごとの区切りの領域を分割領域とする手法を用いることができる。この場合、一文字ごとに例えばその周囲を含む矩形の領域が予め設定されており、テキストに含まれる全ての文字の領域の組み合わせによってテキスト合成領域の全体が構成される。なお、一文字ごとの矩形の領域は、例えば、文字のサイズごとに異なっていてもよい。
他の例として、予め設定された分割数または予め設定された大きさ(例えば、水平方向の長さ、垂直方向の長さ、あるいは矩形などのブロックの大きさ)でテキスト合成領域を区切った領域を分割領域とする手法を用いることができる。
なお、本実施形態では、複数の分割領域のRGBの平均色の値に基づいて、これら複数の分割領域からなるテキスト合成領域において色の変化が所定値以上であるか否かを判定するが、他の例として、複数の分割領域のPCCS表色系の値(例えば、PCCS表色系のトーンおよび色相を特定する値)に基づいて、テキスト合成領域において色の変化が所定値以上であるか否かを判定する構成が用いられてもよい。
フォントカラー設定部21は、テキストのデータのフォントカラーを設定する場合に、当該テキストを表示するテキスト合成領域において色の変化が所定値以上であると判定したときには、各々の分割領域ごとに、第1実施形態と同様に、RGBの平均色を求める処理(図5に示すステップS11と同様な処理)、PCCS表色系のトーンと色相を求める処理(図5に示すステップS12と同様な処理)、トーンを変更する処理(図5に示すステップS13と同様な処理)、フォントカラーを設定する処理(図5に示すステップS14と同様な処理)を実行して、各々の分割領域ごとにフォントカラーを設定する。
なお、例えば、RGBの平均色を求める処理(図5に示すステップS11と同様な処理)などが既に実行済みであれば、再度実行されなくてもよい。
本実施形態では、このように複数の分割領域の各々に対して設定されたフォントカラーの全体を、テキストのデータに対して設定されたフォントカラーとする。
ここで、複数の分割領域の各々についてフォントカラーを設定する場合に、これら複数の分割領域の中でRGBの平均色の差が所定値未満である2つ以上の分割領域があるときには、例えば、これら2つ以上の分割領域については、いずれか1つの分割領域のみについてフォントカラーを求めて、そのフォントカラーと同じものをこれら2つ以上の分割領域の全てに設定してもよい。
また、さらなる構成例として、フォントカラー設定部21は、複数の分割領域の各々についてフォントカラーを設定した後に、テキスト合成領域の全体のフォントカラーが一定方向のグラデーションになるように、設定内容に関して、PCCS表色系のトーンと色相の調整を実行することもできる。
なお、記憶部16に記憶される色変化判定条件の情報34としては、フォントカラー設定部21がテキストを表示するテキスト合成領域において色の変化が所定値以上であるか否かを判定する際に参照する情報が用いられ、例えば、テキスト合成領域を複数の分割領域に分割する手法を特定する情報や、複数の分割領域の平均色の値に所定値以上の差があるか否かを判定する手法を特定する情報や、各種の判定に使用される所定値(閾値)を特定する情報などが用いられる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理部140によれば、テキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)で色の大きな変化がある場合には、それに応じて、当該画像領域において2種類以上のフォントカラーを設定する。
また、本実施形態に係る画像処理部140によれば、好ましい構成例として、テキスト全体のフォントカラーが一定方向のグラデーションになるように、PCCS表色系のトーンや色相を調整する。
したがって、本実施形態に係る画像処理部140によれば、テキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)で色の大きな変化がある場合においても、テキストの可読性を向上させることができる。例えば、テキストを表示する画像領域(テキスト合成領域)で色の大きな変化がある場合に、その画像領域の単一な平均色からフォントカラーを求めると、テキストの一部分のコントラストが得られず、テキストの可読性が低下することがあるが、本実施形態に係る画像処理部140によれば、このような課題を解消することができる。
なお、本実施形態においても、さらに、第2の実施形態と同様に、フォント設定部14により所定のアウトラインのフォントを設定する構成とすることもできる。
[以上の実施形態について]
ここで、図4および図5に示す各ステップなどのように、以上の実施形態で行われる処理の手順(処理のステップ)を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。なお、「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD(Compact Disc)−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記録装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、撮像装置100が画像処理部(画像処理装置)140を備えているが、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレットPC(Personal Computer)、デジタルカメラや携帯電話機等の端末装置が、画像処理装置である画像処理部140を備えてもよい。
図13は、画像上に配置される文章を決定するために用いられる撮像画像の特徴量を抽出するプロセスの一例を模式的に示す図である。図13の例において、画像処理装置の判定部は、撮像画像のシーンを人物画像又は風景画像に分類する。次に、画像処理装置は、そのシーンに応じて、撮像画像の特徴量を抽出する。特徴量は、人物画像の場合には、顔の数(被写体の人数)及び平均色(配色パターン)とすることができ、風景画像の場合には、平均色(配色パターン)とすることができる。これらの特徴量を基に、人物画像用テンプレート又は風景画像用テンプレートに挿入される単語(形容詞等)が決定される。
ここで、図13の例では、配色パターンは、撮像画像を構成する代表的な複数の色の組み合わせで構成されている。したがって、配色パターンは、撮像画像の平均的な色(平均色)を表すことができる。一例において、配色パターンとして、「第1色」、「第2色」、「第3色」を規定し、これら3種類の色の組み合わせ、すなわち3種類の平均的な色に基づいて、人物画像用、又は風景画像用の文章テンプレートに挿入される単語(形容詞)を決定することができる。
図13の例において、撮像画像のシーンは2種類(人物画像及び風景画像)に分類される。他の例において、撮像画像のシーンは、3種類以上(3、4、5、6、7、8、9、又は10種類以上)に分類することができる。
図14は、画像上に配置される文章を決定するために用いられる撮像画像の特徴量を抽出するプロセスの別の一例を模式的に示す図である。図14の例において、撮像画像のシーンを3種類以上に分類することができる。
図14の例において、画像処理装置の判定部は、撮像画像が人物画像(第1モード画像)、遠景画像(第2モード画像)、又はその他の画像(第3モード画像)いずれであるかを判定する。まず、判定部は、図13の例と同様に、撮像画像が人物画像であるか、人物画像とは異なる画像であるかを判定する。
次に、撮像画像が人物画像とは異なる画像である場合、判定部は、撮像画像が遠景画像(第2モード画像)又はその他の画像(第3モード画像)のうちいずれであるか、を判定する。この判定は、例えば、撮像画像に付与された画像識別情報の一部を用いて行うことができる。
具体的には、撮像画像が遠景画像かどうかを判定するために、画像識別情報の一部である焦点距離を用いることができる。判定部は、焦点距離が、あらかじめ設定された基準距離以上である場合、撮像画像を遠景画像と判定し、焦点距離が基準距離未満である場合、撮像画像をその他の画像と判定する。以上により、撮像画像が、人物画像(第1モード画像)、遠景画像(第2モード画像)、又はその他の画像(第3モード画像)の3種類にシーン分類される。なお、遠景画像(第2モード画像)の例は、海や山などの風景画像等を含み、その他の画像(第3モード画像)の例は、花及びペット等を含む。
図14の例においても、撮像画像のシーンが分類された後、画像処理装置は、そのシーンに応じて、撮像画像の特徴量を抽出する。
図14の例において、撮像画像が人物画像(第1シーン画像)の場合、画像上に配置される文章を決定するために用いられる撮像画像の特徴量として、顔の数(被写体の人数)及び/又は笑顔レベルを用いることができる。すなわち、撮像画像が人物画像の場合、顔の数(被写体の人数)の判定結果に加え、又は代えて笑顔レベルの判定結果に基づいて、人物画像用テンプレートに挿入される単語を決定することができる。以下、笑顔レベルの判定方法の一例について、図15を用いて説明する。
図15の例において、画像処理装置の判定部は、人物画像に対して、顔認識などの方法により顔領域を検出する(ステップS5001)。一例において、口角部分の上り具合を数値化することにより、人物画像の笑顔度が算出される。なお、笑顔度の算出には例えば、顔認識にかかる公知の様々な技術を用いることができる。
次に、判定部は、あらかじめ設定された第1の笑顔閾値αと、笑顔度を比較する(ステップS5002)。笑顔度がα以上と判定された場合、判定部は、この人物画像の笑顔レベルは、「笑顔:大」であると判定する。
一方、笑顔度がα未満と判定された場合、判定部は、あらかじめ設定された第2の笑顔閾値βと笑顔度を比較する(ステップS5003)。笑顔度がβ以上と判定された場合、判定部は、この人物画像の笑顔レベルは、「笑顔:中」であると判定する。さらに、笑顔度がβ未満と判定された場合、判定部は、この人物画像の笑顔レベルは、「笑顔:小」であると判定する。
人物画像の笑顔レベルの判定結果に基づき、人物画像用テンプレートに挿入される単語が決定される。ここで、「笑顔:大」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「喜びいっぱいの」、「とてもいい」等が挙げられる。「笑顔:中」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「嬉しそうな」、「いい穏やかな」等が挙げられる。「笑顔:小」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「真剣そうな」、「クールな」等が挙げられる。
なお、上記では、人物画像用テンプレートに挿入される単語が、連体形である場合について説明したが、これに限ることはなく、例えば終止形であってもよい。この場合、「笑顔:大」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「笑顔が素敵」、「すごくいい笑顔だね」等が挙げられる。「笑顔:中」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「にこやかだね」、「いい表情」等が挙げられる。「笑顔:小」の笑顔レベルに対応する単語の例としては、「真剣そうです」、「真面目そうです」等が挙げられる。
図16Aは、画像処理装置の動作結果を示す出力画像の一例であり、この出力画像は、図13の例に基づいて決定された文章を有する。図16Aの例において、撮像画像は人物画像であると判定され、特徴量としては被写体の人数、及び配色パターン(平均色)が抽出されている。また、配色パターンに応じて、人物画像用テンプレートに挿入される単語が、「重厚な」と決定されている。その結果、図16Aに示す出力結果が得られている。すなわち、図16Aの例では、撮像画像の平均色に基づいて、「重厚な」の単語(形容詞、連体形)が決定されている。
図16Bは、画像処理装置の動作結果を示す出力画像の別一例であり、この出力画像は、図14の例に基づいて決定された文章を有する。図16Bの例において、撮像画像は人物画像であると判定され、特徴量としては被写体の人数、及び笑顔レベルが抽出されている。また、笑顔レベルに応じて、人物画像用テンプレートに挿入される単語が、「いい表情」と決定されている。その結果、図16Bに示す出力結果が得られている。すなわち、図16Bの例では、撮像画像における人物の笑顔レベルに基づいて、「いい表情」の単語(終止形)が決定されている。図16Bの出力結果のように、人物画像に対して笑顔レベルを用いた単語出力を用いることで、画像から受ける印象に比較的近い文字情報を添付することができる。
図14に戻り、撮像画像が風景画像(第2シーン画像)又はその他の画像(第3シーン画像)の場合、画像上に配置される文章を決定するために用いられる撮像画像の特徴量として、平均色に代えて、代表色を用いることができる。代表色としては、配色パターンにおける「第1色」、すなわち撮像画像において最も頻度の多い色を用いることができる。あるいは、代表色は、以下に説明するように、クラスタリングを用いて決定することができる。
図17は、撮像装置に含まれる画像処理部の内部構成を表す概略ブロック図である。図17の例において、画像処理装置の画像処理部5040は、画像データ入力部5042と、解析部5044と、文章作成部5052と、文章付加部5054とを有する。画像処理部5040は、撮像部等で生成された画像データについて、各種の解析処理を行うことにより、画像データの内容に関する各種の情報を取得し、画像データの内容と整合性の高いテキストを作成し、画像データにテキストを付加することができる。
解析部5044は、色情報抽出部5046、領域抽出部5048、クラスタリング部5050を有しており、画像データに対して解析処理を行う。色情報抽出部5046は、画像データから、画像データに含まれる各画素の色情報に関する第1情報を抽出する。典型的には、第1情報は、画像データに含まれる全ての画素のHSV値を、集計したものである。ただし、第1情報は、類似性が関連づけられた(例えば所定の色空間に関連付けされた)所定の色について、この所定の色が画像中に表れる頻度(画素単位での頻度、面積割合等)を示す情報であればよく、色の解像度や、色空間の種類は限定されない。
例えば、第1情報は、HSV空間ベクトル(HSV値)やRGB値で表されるそれぞれの色について、それぞれの色の画素が、画像データに幾つずつ含まれるか、を表す情報であっても良い。ただし、第1情報における色解像度は、演算処理の負担等を考慮して適宜変更すれば良く、また、色空間の種類もHSVやRGBに限られず、CMY、CMYK等であっても良い。
図18は、解析部5044において行われる代表色の決定の流れを表すフローチャートである。図18のステップS5101では、画像処理装置が、具体的な画像データ5060(撮像画像、図19参照)の代表色の算出を開始する。
ステップS5102では、画像処理装置の画像データ入力部5042が、画像データを解析部5044に出力する。次に、解析部5044の色情報抽出部5046は、画像データに含まれる各画素の色情報に関する第1情報5062を算出する(図19参照)。
図19は、ステップS5102において色情報抽出部5046が実施する第1情報5062の算出処理を表す概念図である。色情報抽出部5046は、画像データ5060に含まれる色情報を、各色毎(例えば256階調の各階調毎)に集計し、第1情報5062を得る。図19の下図に示すヒストグラムは、色情報抽出部5046によって算出された第1情報5062のイメージを表している。図19のヒストグラムの横軸は色であり、縦軸は、画像データ5060中に、所定の色の画素がいくつ含まれるかを表している。
図18のステップS5103では、解析部5044の領域抽出部5048が、画像データ5060における主要領域を抽出する。例えば、領域抽出部5048は、図19に示す画像データ5060の中からピントが合っている領域を抽出し、画像データ5060の中央部分を主要領域であると認定する(図20における主要領域5064参照)。
図18のステップS5104では、解析部5044の領域抽出部5048が、ステップS5105で実施されるクラスタリングの対象領域を決定する。例えば、領域抽出部5048は、図20の上部に示すように、ステップS5103において画像データ5060の一部を主要領域5064であると認識し、主要領域5064を抽出した場合、クラスタリングの対象を、主要領域5064に対応する第1情報5062(主要第1情報5066)とする。図20の下図に示すヒストグラムは、主要第1情報5066のイメージを表している。
一方、領域抽出部5048が、ステップS5103において画像データ5060における主要領域5064を抽出しなかった場合、領域抽出部5048は、図19に示すように、画像データ5060の全領域に対応する第1情報5062を、クラスタリングの対象に決定する。なお、クラスタリングの対象領域が異なることを除き、主要領域5064が抽出された場合と抽出されなかった場合とで、その後の処理に違いはないため、以下では、主要領域が抽出された場合を例に説明を行う。
図18のステップS5105では、解析部5044のクラスタリング部5050が、ステップS5104で決定された領域の第1情報5062である主要第1情報5066に対して、クラスタリングを実施する。図21は、図20に示す主要領域5064の主要第1情報5066について、クラスタリング部5050が実施したクラスタリングの結果を表す概念図である。
クラスタリング部5050は、例えば、256階調の主要第1情報5066(図20参照)を、k−means法によって複数のクラスタに分類する。なお、クラスタリングは、k−means法(k平均法)に限定されない。他の例において、最短距離法等の他の方法を用いることができる。
図21の上部は、各画素がどのクラスタに分類されたかを表しており、図21の下部に示すヒストグラムは、各クラスタに属する画素の数を示したものである。クラスタリング部5050によるクラスタリングによって、256階調の主要第1情報5066(図20)は、256より少ない(図21に示す例では3つの)クラスタに分類されている。クラスタリングの結果は、各クラスタの大きさに関する情報と、各クラスタの色(クラスタの色空間上の位置)に関する情報とを含むことができる。
ステップS5106は、解析部5044のクラスタリング部5050が、クラスタリングの結果に基づき、画像データ5060の代表色を決定する。一例において、クラスタリング部5050は、図21に示すようなクラスタリング結果を得た場合、算出された複数のクラスタのうち最も多くの画素を含む最大クラスタ5074に属する色を、画像データ5060の代表色とする。
代表色の算出が終了すると、文章作成部5052は、代表色に関する情報を用いてテキストを作成し、画像データ5060に付与する。
文章作成部5052は、例えば風景画像用の文章テンプレートを読み出し、文章テンプレートの{日時}に、画像データ5060の生成日時に対応する単語(例えば「2012/03/10」)を適用する。この場合、解析部5044は、画像データ5060の生成日時に関する情報を記憶媒体等から検索し、文章作成部5052に出力することができる。
また、文章作成部5052は、文章テンプレートの{形容詞}に、画像データ5060の代表色に対応する単語を適用する。文章作成部5052は、記憶部5028から対応情報を読み出して、文章テンプレートに適用する。一例において、記憶部5028には、シーン毎に色と単語とが関連付けられたテーブルが保存されている。文章作成部5052は、そのテーブルから読み出した単語を用いて文章(例えば「とてもきれいなものを見つけた」)を作成することができる。
図22は、上述した一連の処理によってテキストを付与された画像データ5080を表示したものである。
図23は、シーンが遠景画像の場合に、上述と同様の一連の処理によってテキストを付与された画像データの例を示したものである。この場合、シーンが遠景画像に分類され、かつ代表色は青と判定されている。例えば、シーン毎に色と単語とが関連付けられたテーブルにおいて、代表色の「青」に対して単語「爽やかな」等が対応付けられている。
図24は、色と単語との対応情報を有するテーブルの一例を示す図である。図24のテーブルにおいて、人物画像(第1シーン画像)、遠景画像(第2シーン画像)、及びその他の画像(第3シーン画像)、のシーンごとに、色と単語とが関連付けられている。一例において、画像データの代表色が「青」であり、シーンがその他の画像(第3シーン画像)であるとき、文章作成部5052は、テーブルの対応情報から、代表色に対応する単語(例えば「上品な」)を選択し、文章テンプレートの{形容詞}に適用する。
色と単語との対応テーブルは、例えば、PCCS表色系、CICC表色系、又はNCS表色系などのカラーチャートに基づき設定することができる。
図25は、CCIC表示系のカラーチャートを用いた、遠景画像(第2シーン画像)用の対応テーブルの一例を示す。図26は、CCIC表示系のカラーチャートを用いた、その他の画像(第3シーン画像)用の対応テーブルの一例を示す。
図25において、横軸は、代表色の色相に、縦軸は代表色のトーンに対応している。単語の決定に図25のテーブルを用いることにより、代表色の色相の情報だけでなく、代表色のトーンの情報も併せて単語を決定し、人間が生じる感性に比較的近いテキストを付与することが可能となる。以下、図25のテーブルを用いた、遠景画像(第2シーン画像)の場合の具体的なテキストの設定例を説明する。なお、その他の画像(第3シーン画像)の場合、図26のテーブルを用いて同様に設定することができる。
図25において、代表色が領域A5001と判定された場合、その代表色の呼称(赤、橙、黄、青など)がそのままテキスト中の単語に適用される。例えば、代表色の色相が「赤(R)」、トーンが「ビビッド・トーン(V)」の場合、その色を表す形容詞「真っ赤な」等が選択される。
また、代表色が領域A5002、A5003、A5004又はA5005の色と判定された場合、その色から連想する形容詞が、テキスト中の単語に適用される。例えば、代表色が領域A5003の色(緑)と判定された場合、緑から連想する形容詞である「心地良い」、「さわやかな」等が適用される。
なお、代表色が領域A5001〜A5005の色と判定され、且つそのトーンがビビッド・トーン(V)、ストロング・トーン(S)、ブライト・トーン(B)、又はペール・トーン(LT)の場合には、形容詞の前に程度を表す副詞(例:とても、かなり等)が適用される。
代表色が領域A5006、すなわち「ホワイト・トーン(白)」と判定された場合、白から連想される単語である「清らかな」、「澄んだ」等が選択される。また、代表色が領域A5007、すなわちグレー系の色(ライト・グレイ・トーン:ltGY、ミディアム・グレイ・トーン:mGY、又はダーク・グレイ・トーン:dkGY)と判定された場合、無難な形容詞である「きれいな」、「すてきな」等が選択される。白、又はグレー系の色、すなわち無彩色が代表色となる画像においては、さまざまな色が画像全体に含まれる場合が多い。したがって、色とは関連性の少ない単語を用いることで、的外れな意味のテキストが付与されるのを防止し、画像から受けるイメージに比較的近いテキストを付与することができる。
また、代表色が領域A5001〜A5007のいずれの領域にも属さない場合、すなわち代表色が低トーン(ダーク・グレイッシュ・トーン)、又は黒(ブラック・トーン)である場合、所定の意味を有する文字(単語、又は文章)をテキストとして選択することができる。所定の意味を有する文字は、例えば、「ここはどこ」、「あっ」等を含む。これらの単語や文章は、「つぶやき辞書」として画像処理装置の記憶部に保存しておくことができる。
すなわち、代表色が低トーン、又は黒と判定されたとき、画像全体の色相の判定が困難なことがあるが、このような場合においても上記のように色とは関連性の少ない文字を用いることで、的外れな意味のテキストが付与されるのを防止し、画像から受けるイメージに近いテキストを付与することができる。
また、上記の例では、シーンと代表色に応じて文章と単語が一義的に決定される場合について説明したが、これに限らず、文章と単語の選択において、時々、例外処理を行うこともできる。例えば、複数回に1回(例えば10回に1回)は、上記の「つぶやき辞書」からテキストを抽出してもよい。これにより、テキストの表示内容が必ずしもパターン化されることがないので、ユーザが表示内容に飽きるのを防止することができる。
なお、上記の例において、文章付加部は、文章作成部によって生成されたテキストを画像の上部、又は下部に配置する場合について説明したが、これに限らず、例えばテキストを画像の外(枠外)に配置することもできる。
また、上記の例において、テキストの位置が画像内で固定されている場合について説明したが、これに限らず、例えば画像処理装置の表示部において、テキストを流れるように表示させることができる。これにより、入力画像がテキストにより影響を受けにくい、又はテキストの視認性が向上される。
なお、上記の例において、テキストが画像に必ず貼り付けられる場合について説明したが、これに限らず、例えば人物画像の場合には、テキストは貼り付けず、遠景画像又はその他の画像の場合にはテキストを貼り付けるようにしてもよい。
また、上記の例において、文章付加部は、文章作成部によって生成されたテキストの表示方法(フォント、色、表示位置など)を所定の方法で決定する場合について説明したが、これに限らず、テキストの表示方法は、多種多様に決定することができる。以下、これらの方法について、いくつかの例を示す。
一例においては、ユーザが画像処理装置の操作部を介して、テキストの表示方法(フォント、色、表示位置)を修正することができる。或いは、ユーザは、テキストの内容(単語)を変更、又は削除することができる。また、ユーザは、テキスト全体を表示させないように設定する、すなわちテキストの表示/非表示を選択することができる。
また、一例においては、入力画像のシーンに応じてテキストの大きさを変更することができる。例えば、入力画像のシーンが人物画像の場合、テキストを小さくし、入力画像のシーンが遠景画像又はその他の画像の場合、テキストを大きくすることができる。
また、一例においては、テキストを強調表示して画像データに合成することもできる。例えば、入力画像が人物画像の場合、人物に吹き出しを付与し、その吹き出し中にテキストを配置することができる。
また、一例においては、テキストの表示色は、入力画像の代表色を基準として設定することできる。具体的には、入力画像の代表色と色相は同じであり、且つトーンが異なる色を、テキストの表示色として用いることができる。これにより、テキストが過度に主張されることなく、入力画像とほどよく調和したテキストを付与することができる。
また、特に、入力画像の代表色が白の場合、テキストの表示色の決定において、例外処理を行ってもよい。ここで、例外処理では例えば、テキストの色を白とし、そのテキストの周辺部を黒に設定することができる。
11…画像入力部 12…テキスト設定部 13…テキスト合成領域設定部 14…フォント設定部 15…合成画像生成部 16…記憶部 21…フォントカラー設定部 31…RGB系からPCCS表色系への変換表の情報 32…トーン変換表の情報 33…アウトライン情報 34…色変化判定条件の情報 100…撮像装置 110…撮像部 140…画像処理部

Claims (13)

  1. 画像データを入力する画像入力部と、
    テキストのデータを設定するテキスト設定部と、
    前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト設定部により設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するテキスト合成領域設定部と、
    前記画像入力部により入力された画像データおよび前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定するフォントカラー設定部を含み、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するフォント設定部と、
    前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域に前記フォント設定部により設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記テキスト設定部により設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成する合成画像生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記フォントカラー設定部は、前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域のRGBの平均色を求め、求めたRGBの平均色からPCCS表色系のトーンおよび色相を求め、求めたPCCS表色系のトーンおよび色相のうちのトーンのみを変更したフォントカラーを設定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記フォントカラー設定部は、PCCS表色系において、暗めのトーンについてはホワイトトーンまたはライトグレイトーンへ変更する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記フォントカラー設定部は、PCCS表色系において、明るめのトーンについては有彩色で対照の調和の関係がある他のトーンへ変更する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置において、
    前記フォントカラー設定部は、PCCS表色系において、明るめのトーンであって有彩色で対照の調和の関係がある他のトーンが複数あるものについては、これら複数の他のトーンの中で最も鮮やかなトーンへ変更する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記フォント設定部は、前記フォントカラー設定部によりフォントカラーを設定するとともに、アウトラインのフォントを設定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記フォントカラー設定部は、前記画像入力部により入力された画像データにおいて前記テキスト合成領域設定部により設定されたテキスト合成領域における色の変化が所定値以上であるか否かを判定し、当該テキスト合成領域における色の変化が所定値以上であると判定したときには、当該テキスト合成領域の中で2種類以上のフォントカラーを設定する、
    ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像データを入力するステップと、
    テキストのデータを設定するステップと、
    前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するステップと、
    前記入力された画像データおよび前記設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定し、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するステップと、
    前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキスト合成領域に前記設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成するステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 画像処理装置が、画像データを入力するステップと、
    前記画像処理装置が、テキストのデータを設定するステップと、
    前記画像処理装置が、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキストのデータを合成する領域であるテキスト合成領域を設定するステップと、
    前記画像処理装置が、前記入力された画像データおよび前記設定されたテキスト合成領域に基づくPCCS表色系のトーンおよび色相に対して、色相はそのままにしてトーンを変更したフォントカラーを設定し、少なくともフォントカラーを含むフォントを設定するステップと、
    前記画像処理装置が、前記入力された画像データにおいて前記設定されたテキスト合成領域に前記設定された少なくともフォントカラーを含むフォントを用いて前記設定されたテキストのデータを合成した画像のデータである合成画像のデータを生成するステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  10. 請求項1から請求項7のうちのいずれか1項に記載の画像処理装置を備える、
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 画像データ、及び、テキストデータを取得する取得部と、
    前記画像データにおける前記テキストデータが配置されるテキスト配置領域を決定する領域決定部と、
    テキストデータに所定の色を設定する色設定部と、
    前記テキスト配置領域に前記所定の色の前記テキストデータを配置した画像を生成する画像生成部とを含み、
    前記画像データの前記テキスト配置領域の色相値と、の前記テキストデータの色相値との比は、前記画像データの前記テキスト配置領域のトーン値と、の前記テキストデータのトーン値との比よりも1に近いことを特徴とする画像処理装置。
  12. 請求項11に記載の画像処理装置において、
    前記色設定部は、前記テキスト配置領域のRGBの平均色からPCCS表色系のトーン値および色相値を求め、前記PCCS表色系の色相を変化させずに、前記PCCS表色系のトーン値のみを変更することを特徴とする画像処理装置。
  13. 画像データにおける文字が配置される配置領域を決定する決定部と、
    文字に所定色を設定する色設定部と、
    前記配置領域に前記文字を配置した画像を生成する画像生成部とを含み、
    前記色設定部は、前記配置領域の色相値と前記文字の色相値との比が、前記配置領域のトーン値と前記文字のトーン値との比よりも1に近くなるように前記所定色を設定することを特徴とする画像処理装置。
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