JP2013134515A - 複製不可能な識別マークと情報コードによる物品の真贋判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複製不可能な識別マークによる真贋判定方法において、物品の仕様を印刷した部分を偽造して、贋物の物品を本物と判定させる。
【解決手段】印字の特定部分のミクロ的な輪郭線の形状を複製不可能な識別マークとし、物品識別符号および物品仕様と共に記憶させ、当該識別マーク、物品識別符号、物品仕様をエンコードした情報コードの3者を物品に印刷し、或いは保証書に印刷しそれを物品に付して市場に出荷し、物品の真贋を判定したい一般人は、これらを顕微鏡とデジタルカメラ付き携帯電話で読み取り、真贋判定者に送信し、真贋判定者は受信したそれらと記憶しているそれらを照合して合致不合致により真贋を判定し、その判定結果は送信元に返信し、当該一般人は真贋の判定結果を得る。
【選択図】図1

Description

複製不可能な識別マークと情報コードによる個別物品の真贋判定方法或いは個別物品の認識方法に関する。
物品或いはその保証書に識別マークを記し、それに物品識別符号(製造番号、シリアル番号等)を対応させ、それらを記憶装置に記憶させた後に、識別マークと共に物品を出荷し、その出荷された物品の保持者がその真贋を判定したい時に、物品識別符号と識別マークを読取って、それをインターネットで真贋判定者に送信し、真贋判定者は受信した識別マークを記憶してある識別マークと照合して、その合致不合致によって物品の真贋を判定し、結果を返信する、ことから構成される真贋判定システムが実用化されている。
特願2010−283691 上記の特許出願は、特許第4775727号として登録されている。該出願は、本願と発明者及び特許出願人が同一であり本願の基礎となっている。 PCT/JP2011/065915上記の特許出願は、本願と発明者および特許出願人が同一であり本願の基礎となっている。上記特許出願は、国際予備審査機関から「新規性と進歩性を有する」との報告を受けている。また該出願は日本国内移行し、日本国内審査請求を行っている。日本国内出願番号は、特願2011−548713である。
識別マークの種類は多数あるが、その中で、人が制御できない特定の物理量を識別マークとして利用している識別マークは、人が再生或いは複製することが出来ないので絶対に複製も偽造もできず、絶対唯一性を持っている。上記の特許文献1および特許文献2の発明がそうである。特許文献1および特許文献2の発明の識別マークは、印字のミクロ的輪郭線の形状という物理量であるので、その形状は人が制御できないので複製・偽造が出来ない。しかも、該識別マークは、印字媒体の歪み、読取装置(低性能の顕微鏡やデジタルカメ付携帯電話)の性能や個性の差、読取方法の差、読取環境の差によって、読取った物理量に変化があっても、読取った輪郭の疑似相似形を崩すまでは変形しないので、輪郭が疑似相似形であれば同一の識別マークとしてよい。したがって該識別マークは、これらの歪みや差があっても真贋判定能力は失わない。外乱に非常にタフな真贋判定方法である。疑似相似形とは、二つの輪郭線を照合して辿ると両者が左右上下に凡そ同じ方向で、且つ凡そ同じ程度の行程距離の変位が保たれている形状である。また、輪郭線に濃淡の差があっても同一線とし、区別する必要はない。また、識別マークの一部に毀損、汚れ、欠落があっても、輪郭線の一部が残っていればその部分を照合し判定することが出来る。また、輪郭線の識別マークは、測定する物理量が、測定方法や測定装置の差に極めて敏感で安定値を得るのが難しい光の成分や強さとは一切関係ないので、関係する全ての光に関係なく安定している。以上の優れた特徴を持つ輪郭線のミクロ的形状の識別マークは、極めて安定した物理量であり、真贋判定用として非常に優れている。
しかし、次のような場合には、真贋判定能力が非常に優れた該識別マークによってしても、贋物を本物と判定してしまう。
まず贋物業者は、正規の販売者から販売価格の安い本物を、複製不能の上記識別マークと共に購入する(図2参照)。贋物業者は、該識別マークを残し、その物品の仕様(メーカー名、品名、型番、サイズ、色、重さ、構成部品の種類と数量、等々)を記載した印刷部分を削ったり脱墨などして消し去り(図3参照)、その上に正規の販売価格が高い物品の仕様を印刷する。或いは正規の仕様の印刷部分を切り取って、別の媒体に販売価格が高い物品の仕様を印刷して正規の識別マーク部分とくっつける。或いは正規の仕様の印刷部分に販売価格が高い物品の仕様を印刷した媒体を貼り付ける。
物品識別符号と物品仕様と識別マークを括って保証書と呼ぶ。保証書は物品自身に印刷されていてもよいし、別の媒体に印刷されていてもよい。贋の物品仕様を上記のように偽造すると、正規の識別マークを持ち、それに対応する正規の物品識別符号を持ち、そして販売価格が高い仕様が印刷された贋の保証書が出来上がる。これを販売価格が高い仕様の贋の物品に印刷又は付帯させて高い価格で販売する。この状況で、物品仕様を偽造された保証書の真贋判定を、識別マークと物品識別符号をデジタルカメラで読み取り、携帯電話とインターネットを通じて正規の真贋判定者に送信し、真贋判定させると、保証書の識別マークと物品識別符号は正規のものだから真贋判定は真となる。この方法で安い正規の物品を購入し、高い価格の仕様の贋物に仕様部分を偽造した贋の保証書を付して、贋の物品を高い価格で販売する事が出来る。したがって識別マークと物品識別符号だけの照合は、真贋判定方法としては危険である。これを成りすまし識別マークと呼ぶ。
複製が絶対不可能な識別マークをもってしても前述のように、「成りすまし識別マーク」を防ぐことはできない。それを防ぐためには、まず、物品識別符号や識別マークと共に表示されている物品の仕様と実物の物品の仕様が合致していることの確認、次に、その合致が確認された物品仕様をインターネットで真贋判定者に送信し、受信された物品識別符号、識別マーク、そして物品仕様の3者を記憶されているそれらと照合し、合致していることの確認、によって判断する必要がある。それら3者が全て合致すれば、識別マークが絶対複製不可能であり絶対唯一であるので3者の組み合わせも唯一である。だから3者の組み合わせが合致すれば、物品の仕様は真であることを識別マークの絶対唯一性が保証することになる。真贋判定してほしい人にとって、現物との合致を確認した上で送信した物品仕様が、真贋判定者によって正規であると確認されれば非常に安心感が得られる。
しかし、物品の仕様は詳細な記述が必要な場合もあり、人が物品仕様を一一入力し送信することは面倒で事実上出来ない。実際にこれを実用化するためには、一般人でも簡単に入力送信する手段が必要である。そのためには物品仕様の情報コード化が必須である。
物品に或いはその保証書としての別の媒体に、個別物品識別符号および物品の仕様(メーカー名、品名、型番、サイズ、色、重さ、構成部品の種類と数量、等々)をエンコードした情報コードを印刷する。物品或いは保証書には、識別マークも印刷される。物品の製造業者は物品の出荷前に、これら3つのデータを記憶装置に記憶する。物品の真贋を判定したい一般人である物品の保持者は、まず、情報コードを携帯電話のデジタルカメラで読取り、自ら物品の仕様を観察して認識し、それと物品が合致しているかどうかを確認する。凡そ合致していれば、識別マークをデジタルカメラ付き携帯電話で読み取り、既に読取ってある情報コードと共に真贋判定者に携帯電話でインターネットを通じて送信する。真贋判定者は送信された物品識別符号、識別マーク、物品仕様を、あらかじめ記憶しているそれらのデータと照合し、それらが全て合致しているかどうかで物品の真贋を判定する。もし、物品識別符号、識別マーク、が合致していても、物品仕様が合致していなければ、物品は贋物と判断できる。真贋判定者はその結果を送信者に返信する。これによって「発明が解決しようとする課題」である成りすまし識別マークの問題が解決する。
なお、上記の情報コードは、物品の仕様がエンコードされた情報コードであるが、情報コードは、真贋判定者のURL又はURLと物品識別符号だけをエンコードした情報コードとし、それを読取って真贋判定者に送信し、接続された真贋判定者のデータベースから、対象物品の仕様を送信者に返信する方法でもよい。
情報コードの種類は、バーコード、2次元コード、カラーコード、等、携帯電話のカメラで読み取り送信できるものなら何でもよい。必要な情報量と格納容量に合わせて選択すればよい。
またなお、上述の説明は、主としてデジタルカメラ付き携帯電話を前提にしているが、デジタルカメラ、パソコンを使っても同じ機能を得ることが出来る。
印字のミクロ形状の輪郭線を複製するためには、人が制御できないプロセスが入るから不可能である。真贋判定方法の識別マークに、印字のミクロ形状の輪郭線を利用すると、極めて優れた特性が得られるが、前述のように成りすまし識別マークの課題が残る。そこで、該識別マークと物品仕様をエンコードした情報コードを組み合わせると、その課題を解決した上で、従来誰も考えつかなかった優れた大きな効果が得られる。それらの組み合わせの真贋判定システムの特徴は下記の通りである。
(1) 複製が絶対不可能である、
(2) 本物の識別マークに贋物の仕様を付した「成りすまし識別マーク」は不可能である、
(3) 個別物品の識別ができる、
(4) 識別マークを測定するための場所の探索と認知が容易である、観測位置がずれてもよい、
(5) 識別マークとして読取る物理量が、光の濃淡や成分構成と無関係なので、読取装置や読取環境や観測位置のずれに左右されず安定している、
(6) 識別マークが印字されている媒体の歪みは許容できる、
(7) 識別マークの部分毀損、部分欠落、部分汚れは許容できる、
(8) 識別マークと情報コードを物品に直接記さなくて別の媒体に記してもよい、
(9) 識別マークの技術に秘密性がないので誰でも識別マークを製造できる、
(10)識別マークの製造方法は容易である、
(11)識別マークの製造コストは極めて安価である、
(12) 識別マークの読取のために特別な装置は必要がない(千円程度の低性能顕微鏡は要る。もし顕微鏡機能が携帯電話に内蔵できれば理想的。)、
(13)真贋判定のために送信する物品仕様をワンタッチで読み取れる、
(14)真贋判定のために送信する物品仕様が手元の対象物品の仕様と一致していることを観察・確認できる、
(15)一般人が容易に操作できる、
(16)真贋判定所要時間が短い、
(17)真贋判定の精度が極めて高い、
(18)全ての必要な要素技術は既に存在し新技術の開発は必要ない、
(19)設備投資はほとんど要らない、
(20)運営費用は非常に低い
(21)物品表面の平滑度に関係なく、あるゆる物品に共通に適用できる、
(22)記憶している物品識別符号、物品仕様、識別マークがそっくりスキミングされても、識別マークが複製不可能であるから真贋判定機能になんら影響はない、
本願の発明は、印字の形状制御範囲以下のミクロ的形状を識別マークとし、それと情報コードとの組み合わせによる真贋判定方法である。その組み合わせによって、従来誰も考えつかなかった優れた効果が得られた。それに類似・又は同一である文献も事例も従来見出されていない。世に、識別マークと情報コードの組み合わせの文献は、存在するかもしれないが、識別マークの具体的物理量が規定されていなければ、発明が特定できないので先行技術とはならない。もし、識別マークが「人が制御できない特徴である」と規定されていても、その特徴が具体的な物理量として規定されていなければ、同じく、発明が特定できないので先行技術とはならない。
世界の膨大な贋物を退治するには、一般人が、容易に、普通の機器で、瞬時に、殆ど只で、全ての物品について、真贋判定出来る真贋判定システムが必要である。同時に、その真贋判定システムの使用方法を一般人が常識として知っていることが必要である。なぜなら、贋物の物品に贋物の保証書が付いていても、本物の保証書も真贋判定方法も知らなければ、贋物の保証書を信ずるしか方法がないからである。広く一般人が常識として知っているためには、理想的には1種類の真贋判定方法が良い。方法が多種類あっては覚えられないので困難である。それを標準として普及する必要がある。普及する方法は、物品のコマーシャルのTV、インターネット、などを通じて行えばよい。標準として普及する真贋判定方法としては、上記の(1)〜(22)の条件は必須である。
これらの特徴を持つ真贋判定システムが普及すれば、世界の膨大な贋物は、誰でも容易に瞬時に安価に物品の真贋が判定できるので、存在し得なくなり、劇的に退治される筈である。これらの思いがけない優れた特徴が得られる理由は、発明の構成技術として、複製が不可能な識別マークの製造は普通の技術の印刷を使い、さらに、普通の技術の情報コードを組み合わせたからである。これらの優れた特徴を全て具備する真贋判定システムは、発明の構成技術として普通の技術からなるこの組み合わせ以外には考え難い。

なお、真贋判定方法は、個々の物品の認識方法でもある。その意味で、物品の流通のトレース方法としても適用できることは言うまでもない。
真贋判定システムの概念図 保証書の例(電子部品のボード) 保証書の成りすまし偽造方法 真贋判定システムの保証書とデータベース 識別マークのデータベースへの保存 概念図
物品或いはその保証書に、識別マークおよび、個別物品識別符号と物品の仕様(メーカー名、品名、型番、サイズ、色、重さ、構成部品の種類と数量、等々)をエンコードした情報コードを印刷する。情報コードは、バーコード、2次元コード、カラーコード、等、携帯電話のカメラで読み取り送信できるものなら何でもよい。必要な情報量によって選択すればよい。物品の製造業者は物品の出荷前に、これら3つのデータ(物品識別符号、物品仕様、識別マーク)を記憶装置に記憶する。図4および図5参照。
物品の種類は何でもよい。電子部品、医薬品、包装・梱包箱、液体の容器、証書、紙幣、印紙、文書、衣類、バッグ、時計、宝石、ゴルフ用品、電気機器、食品、等、真贋判定をしたい物品の種類は問わない。但し、ここで言う真贋判定とは、美術品などの鑑定ではないことは言うまでもない。それは、正規の製造者や流通業者によって出荷された物品であることの真贋判定である。美術品についても美術品そのものの真贋判定ではなく、権威者による鑑定書の真贋判定は本願の発明の対象となる。
識別マークは、特定な形を印字し、その印字の全部或いは部分を特定し、特定された部分の人が制御できないミクロ的輪郭線の形状である。その識別マークの位置を探して顕微鏡で拡大しその識別マークを撮影する。識別マークの周辺の領域は当該マークと色差が大きい色とする(印刷空白を含む)、或いは、識別マークに向かって収斂する多数の微小矢印を印刷して顕微鏡視野を識別マークに導く、或いは、特定の文字や形状を印刷しその一部又はそれとの位置関係を特定する、等の方法によって識別マークの位置が容易に探索できるようにする。本願の発明は、情報コードを印刷するので、印刷された情報コード内の特定な部分の印刷インクの網点のランダムなミクロ的形状を識別マークにしてもよい。そうすると、印刷は情報コードのみとなる。
以下の記述は図1を参照されたい。
一般人で物品の真贋を判定したい物品の保持者は、まず、情報コードを携帯電話のデジタルカメラで読取り、エンコードされている物品の仕様を認識し、それと手元の物品が合致しているかどうかを確認する。この際、すべての仕様項目を確認する必要はない。情報コードにエンコードされた物品仕様が多項目の場合は、一般人が全ての項目を正確に現物と照合・確認することは不可能である。照合して確認する項目が多ければ多いほど、それをパスした贋物の物品は本物の物品に近付く。全ての仕様項目がパスした贋物は本物と同じ仕様の物品である。それ程酷似した贋物を作っていては、コストが掛かって贋物業は成り立たない筈で、そのような精巧な贋物は現実的には存在しない筈である。だから事実上確認する物品仕様は数項目で良い。
物品の保持者が、情報コードの仕様と物品の仕様の不合致が一つでも発見されれば、直ちに該物品は贋物であると自ら判断する。
物品仕様が凡そ合致していれば、情報コードに格納されている真贋判定者のURLを呼び出す。情報コードに格納されている物品の仕様も同時に送信されている。この時、保証書が贋物であれば贋物業者のURLにコネクトされてしまう。これを避けたい場合は、物品の保持者は、物品の正規の製造業者や流通業者のホームページを呼び出し、そこに記載されている真贋判定者のURLを確認し、或いは正規のメーカーや流通業者に電話して真贋判定者のURLを確認し、確認された真贋判定用URLを携帯電話で呼び出し、上記と同様に、物品の仕様と物品識別符号が格納されている保証書の情報コードを携帯電話カメラで読み取りそこに送信する。この正しいURL確認の操作は、真贋判定システムがインターネットを使用する交信型である限り、真贋判定方法の種類を問わず必要である。この点は一般人が常識として認識していなければならない。そのためのPRは製造業者はTVコマーシャルなどを通じて丁寧に広く一般人に知らせる必要はある。
真贋判定者は、保証書の情報コードに格納されている物品の仕様と物品識別符号を受信し、記憶されているそれらと照合し、両者が合致しなければ、「物品は物品識別符号と物品仕様が合致しません」とのメッセージを返信する。両者が合致していれば、物品識別符号に対応する物品の識別マークを返信する。識別マークが、印字の形状制御範囲以下のミクロ的形状である場合は、そのミクロ的画像を返信する。
物品の保持者は、物品の識別マークを携帯電話の画面に受信し、自ら物品の真贋を判断したい時は、物品に付された識別マークの顕微鏡拡大画像と真贋判定者から送信されてきた携帯電話画面の識別マークを照合・比較し、それらの合致不合致で真贋を判定する。
物品の保持者が真贋判定者に物品の真贋を判定してもらいたい時は、識別マークをカメラ付き携帯電話で撮像し、その画像を真贋判定者に送信する。識別マークが複製不可能な印字のミクロ的形状であるので、識別マークを顕微鏡で拡大し、それをカメラ付き携帯電話で撮像し、その画像を真贋判定者に送信する。或いはUSB顕微鏡とパソコンで同じ機能が得られる。
一般人である物品の保持者は顕微鏡など普通は持っていない。識別マークが複製不可能な印字のミクロ的形状(輪郭)の場合は、識別マークの大きさが0.数mmであり、必要な顕微鏡の拡大倍率は、10倍〜20倍程度でよく、その拡大機能と携帯電話の画像拡大機能(ズーム等)を合わせて、識別マークが携帯電話の画面で20mm程度に拡大すれば十分識別マークの特徴が読み取れる。この種の顕微鏡は、100円ライター程度の大きさで、機能は低性能でおもちゃレベルでよく、価格は大量生産によって1,000円程度で出来ると考えられる。それなら、保証書の付属品とすることも出来よう。それによって一般人にとって日常の装置となる。もし将来、携帯電話に顕微鏡が内蔵されれば理想的である。
このように真贋判定者に送信された識別マークと、記憶されている識別マークとを照合し、それらの識別マークの合致不合致によって真贋を判定する。これによって物品識別符号、物品の仕様、識別マークの3者が完全に一致することを確認できる。識別マークが複製不可能である場合は、下記「段落番号0022」の通り、3者が完全に一致している場合には、物品は本物であると判定できる。その結果を送信元の物品の保持者に返信する。
識別マークが複製不可能であり絶対唯一性を持っている限り、識別マークが合致し、且つそれと対応する物品仕様の情報コード内容と記憶している物品仕様とが合致すれば、対象物品は本物である理由について述べる。
贋物業者は識別マークが絶対偽造できないものであれば、本物の識別マークおよびその物品仕様の情報コードを得るためには、本物の物品を正規の価格で購入しなければならない。購入した本物の識別マークと物品仕様情報コードを贋物に付けてしまったら、それらの保証書を持っていない本物の物品が手元に残るだけである。本物の保証書を持っていない本物の物品は正規の価格では売れない。これでは贋物業は成り立たない。結果として、物品識別符号、物品仕様、識別マークが全て合致するような贋物は、事実上存在しないと考える。3者の合致が確認されてもなお物品は贋物ではないかと心配する必要はないのである。複製不可能な識別マークと情報コードが一体となって、完全な真贋判定システムができるのである。
現在、世界的に贋物による産業の損害は膨大且つ深刻である。世界の偽造製品による被害額は全体で60兆円、その内医薬品が20兆円という情報もある程膨大で計り知れない。一般人の誰でも簡単に精度高く真贋判定が出来る本願の発明は、社会のニーズに直ちに応える事ができる。この発明が普及すれば贋物が存在し得なくなる。膨大な贋物退治のコストが必要なくなる。この発明をもって巨大なセキュリティ産業が急速に生まれ世界的に成長するであろう。あらゆる物品についてのみならず紙幣等の大量公共印刷物についても、本発明によって一般人でも容易に真贋判定ができるので、紙幣の偽造防止にも大きな効果が期待できる。但し贋物を贋物と承知して売買する分野は、もともと贋であることは売り手も買い手も分っているので本発明の対象分野ではない。
本発明の特徴は真贋判定の識別マークが絶対に再現・複製できないことと、一般人が容易に判定できるところにある。例えば医薬品において、包装は全く本物と同じで、また薬品の形も化学成分も全く同じなら、正規の製造業者でも本物と贋物の区別はつかない。その場合でも包装材に本願発明の識別マークと情報コードを印刷しておけば、真贋はたちどころに判別できる。結果、偽造品が存在できなくなるし、その莫大な退治コストが不要となる。
また本発明の特徴は、一般人が日常使っている器具または極めて安価に入手できる器具だけで実行できること、そして真贋判定側の事業者としても新しい技術開発も不要だし、設備投資もほとんど不要であし、運営コストがほとんど掛からず、直ちに実行できることである。
従来このようなシステムは社会的ニーズは非常に強かったが実現していなかった。
11:カメラ付き携帯電話
12:顕微鏡
13:保証書
14:保証書の識別マーク
15:真贋判定者のサーバー
16:真贋判定者のサーバーの記憶装置
17:情報コード
21:保証書の例(電子部品のボード)
22:識別マークの目印となる無印刷地帯と外枠
23:識別マークの例
51:デジタルカメラ
52:顕微鏡
53:保証書
54:保証書の識別マーク
55:真贋判定者のサーバー
56:真贋判定者のサーバーの記憶装置
57:情報コード

Claims (1)

  1. 個別物品の真贋判定方法または認識方法(以下両方法を総称して真贋判定方法という)であって、少なくとも下記、
    特定な形を印字し、その印字の全部或いは部分を特定し、その部分の人が制御できないミクロ的輪郭線の形状を識別マークとするステップ、
    物品の仕様を情報コードにエンコードして印刷するステップ、
    該情報コードと該識別マークを対象物品に対応させるステップ、
    該物品仕様と該識別マークを対応させて記憶するステップ、
    対象物品に対応した情報コードを読取るステップ、
    対象物品の仕様とデコードした情報コードの物品仕様の合致を確認するステップ、
    対象物品に対応した識別マークを読取るステップ、
    読取った識別マークと情報コードの物品仕様の夫々について、記憶してる識別マークと物品仕様と照合するステップ、
    照合した識別マークと物品仕様の夫々が同時に合致するかしないかによって物品の真贋を判定するステップ、
    の諸ステップから構成される物品の真贋判定方法において、これらステップの1つ以上のステップを具備する、ことを特徴とする物品の真贋判定方法。

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