JP2013130921A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】選出利用関連情報作成部は、利用主体識別子と、アイテム識別子と、利用時期情報とが関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い利用時期情報を含む利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する。関連度算出部は、一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、一のアイテム識別子と他のアイテム識別子との関連度を算出する。
【選択図】図2
Description
また、アイテム推薦に必要な処理時間を短縮するための技術の開発も行われている。
例えば、アイテム推薦処理に使用する利用履歴データの量を制限することにより、処理時間を短縮する装置が、特許文献1と特許文献2に開示されている。
特許文献1の装置は、まず、指定された利用履歴の最小数と推薦対象ユーザ数に基づいて、推薦処理に要する時間の推定値を算出する。そして、処理時間の推定値が目標時間内に収まるように決定した最小数まで利用履歴を抽出し、抽出した利用履歴のみを用いて推薦処理を行っている。
また、特許文献2の方法によれば、ユーザごとに閲覧/購入した日時の新しい順に上位Ng1個の利用履歴を選択することで、計算量を削減しつつ最近の利用履歴を用いて推薦処理を行うことができるが、Ng1を適切に設定することが難しいという問題がある。すなわち、Ng1を大きくすると、多くの利用履歴が抽出されるため、計算量の削減効果をほとんど得ることができない。また、Ng1を小さくすると、利用履歴が元々少ないユーザでは、比較的影響が少ないが、利用履歴の数が多いユーザでは、その一部の利用履歴しか推薦処理に利用されないため、推薦の精度が低くなってしまうことがあった。このように、利用数や利用形態の異なる様々なユーザが存在する状況で、適切なNg1を設定することが難しい。このため、計算量の削減効果をほとんど得られなかったり、推薦の精度が低くなってしまうことがあった。また、特許文献2の方法とは別の方法として、アイテムごとに閲覧/購入された日時の新しい順に所定数の利用履歴を選択する方法も考えられるが、このような方法を用いたとしても、その所定数を適切に設定することが難しいため、計算量の削減効果をほとんど得られなかったり、推薦の精度が低くなってしまう場合がある。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、選出利用関連情報作成部が、アイテムを利用したユーザを一意に識別するためのユーザ識別子又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方である利用主体識別子と、利用の対象となったアイテムを識別するためのアイテム識別子と、アイテムの利用時期に関する利用時期情報と、が関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い前記利用時期情報を含む前記利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、前記アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の前記利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する選出利用関連情報選出ステップと、関連度算出部が、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した前記一のアイテム識別子以外の他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、前記一のアイテム識別子と前記他のアイテム識別子との関連度を算出する関連度算出ステップとを有することを特徴とする情報処理方法を提供する。
また、本発明は上述した従来の技術の課題を解決するため、コンピュータに、アイテムを利用したユーザを一意に識別するためのユーザ識別子又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方である利用主体識別子と、利用の対象となったアイテムを識別するためのアイテム識別子と、アイテムの利用時期に関する利用時期情報と、が関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い前記利用時期情報を含む前記利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、前記アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の前記利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する選出利用関連情報選出ステップと、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した前記一のアイテム識別子以外の他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、前記一のアイテム識別子と前記他のアイテム識別子との関連度を算出する関連度算出ステップとを実行させることを特徴とする情報処理プログラムを提供する。
ネットワーク2は、例えばインターネット等のネットワークであり、情報処理サーバ装置1と端末装置3との間の情報のやり取りを仲介する。
利用履歴とは、ユーザによるアイテムの利用に関する情報であり、少なくとも、利用の対象となったアイテムを一意に識別するアイテム識別子を含む。また、利用履歴とは、端末装置3を利用中のユーザ(利用ユーザ)を一意に識別するユーザ識別子、又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置3を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方と、利用時期情報とを含む。本実施形態では、ユーザ識別子を用いる場合を例にして説明するが、端末識別子を用いる場合も同様である。利用履歴には、ユーザのアイテムに対する評価(評価値)や、アイテムに対して支払った金額(支払い額)などの情報を含んでもよい。関連アイテム詳細情報とは、ユーザが閲覧や購入を行ったアイテム(基準アイテム)に関連するアイテム(関連アイテム)に関する情報であり、情報処理サーバ装置1に基準アイテムのアイテム識別子を少なくとも含む情報を送信することで得ることのできる情報である。
図2は、本実施形態における情報処理サーバ装置1の構成図である。本実施形態における情報処理サーバ装置1は、情報処理サーバ制御部11と、情報処理サーバ通信部12と、各種の情報を格納する格納部である情報処理サーバ格納部13とを有して構成される。
ユーザ情報格納部131は、ユーザ情報を複数記憶する。図3は、ユーザ情報格納部131の格納状態を示す図である。ユーザ情報とは、ユーザ識別子(user_id)とユーザ属性情報(user_info)とを関連付けたものであり、図3のようなテーブル形式で記憶する。ユーザ属性情報とは、ユーザの名前、年齢、性別、住所(地域)、趣味、会員になった時期(年月、日付、日時など)、メールアドレス、電話番号などの情報である。
上記2つの選出条件以外にも、第1の条件の取得期間の取得終了時期や、適用順「1」の第2の条件の取得期間の取得終了時期となる特定の時点に近い時点の利用履歴の多いアイテムほど、多くの利用履歴を選出することができる条件であれば、その条件を選出条件としてもよい。
選出利用履歴作成部112は、所定のタイミングごとに、選出利用履歴選出処理を行う。所定のタイミングとしては、所定の時間間隔(例えば24時間ごと)を用いてもよいし、利用履歴を一定回数受信するごととしてもよい。また、月曜日〜金曜日までは3時間ごと、土曜日は6時間ごと、日曜日は12時間ごと、というように時間間隔が変動してもよい。また、夏は時間間隔を短くして、冬は時間間隔を長くするなど、季節に応じて時間間隔を変えてもよい。選出利用履歴選出処理は、選出条件の格納形式によって手順が異なる。
まず、選出利用履歴作成部112が、選出利用履歴格納部135にて、前回の選出利用履歴選出処理にて格納した選出利用履歴を全て削除する(ステップS101)。
次に、選出利用履歴作成部112が、選出条件格納部134より、第1の条件を全て取得する(ステップS102)。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS102にて取得した第1の条件のうち、取得期間が最大となる第1の条件(最長期間条件)を選択し、利用履歴格納部133より、最長期間条件に対応する特定利用履歴に含まれるitem_idを重複なしで全て抽出する(ステップS104)。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS102にて取得した第1の条件より、ステップS105にて選択したitem_idを含む特定利用履歴の取得可能数が最大となるような第1の条件を1つ選択する(ステップS106)。取得可能数とは、ステップS105にて選択したitem_idを含む特定利用履歴の数と、第1の条件に対応する取得制限数のうち、低い方の数となる。なお、取得可能数が最大となる第1の条件が複数存在する場合は、取得可能数が最大となる第1の条件のうち、取得期間の最も短い第1の条件を選択すればよい。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS107にて抽出した選出候補利用履歴より、ステップS106にて選択した第1の条件の取得制限数まで、選出利用履歴として選出する(ステップS108)。このとき、例えば、利用時期情報の新しいものから順に選出すればよい。
次に、選出利用履歴作成部112が、選出利用履歴格納部135に、ステップS108にて選出した選出利用履歴を登録する(ステップS109)。
そして、選出利用履歴作成部112は、計数した利用関連情報の数(取得可能数)が最も多い取得期間に含まれる利用関連情報を選出対象のアイテム識別子における選出利用関連情報として選出する。アイテムAにおいては、取得可能数が最大となる第1の条件c2を選択し、第1の条件c2の取得期間90日に該当するアイテムAの特定利用履歴「18」個より、第1の条件c2の取得制限数「10」個を上限に、選出利用関連情報として選出することとなる。
以上が、第1の条件を用いた場合の選出利用履歴選出処理の説明である。このように、選出対象の利用主体識別子における利用時期情報を参照して、取得制限数を上限に取得期間それぞれに含まれる利用関連情報の数を計数し、計数した利用関連情報の数(取得可能数)が最も多い取得期間に含まれる利用関連情報を選出対象の利用主体識別子における選出利用関連情報として選出している。
まず、選出利用履歴作成部112が、選出利用履歴格納部135にて、前回の選出利用履歴選出処理にて格納した選出利用履歴を全て削除する(ステップS201)。
次に、選出利用履歴作成部112が、選出条件格納部134より、第2の条件を全て取得する(ステップS202)。
次に、選出利用履歴作成部112が、取得終了時期の初期設定をする(ステップS203)。取得終了時期の初期設定は、サービス提供側が予め定めた取得終了時期初期設定ルールにより行えばよい。取得終了時期初期設定ルールは、例えば、選出利用履歴選出処理を行う時点の時間をそのまま取得終了時期として設定するとしてもよいし、選出利用履歴選出処理を行う前日までの利用履歴が選出対象となるように取得終了時期として設定するとしてもよい。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS204にて選択した第2の条件に応じて、取得開始時期を設定する(ステップS205)。取得開始時期は、取得開始時期から取得終了時期までの期間が、第2の条件の差分取得期間に一致するように取得開始時期を設定する。取得開始時期から取得終了時期までの期間に該当する利用時期情報を有する利用履歴を特定利用履歴とする。
次に、選出利用履歴作成部112が、利用履歴格納部133より、ステップS204にて選択した第2の条件に対応する特定利用履歴に含まれるitem_idを重複なしで全て抽出する(ステップS206)。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS206にて抽出したitem_idのうち、例えば抽出した順に、1つ選択する(ステップS207)。
次に、選出利用履歴作成部112が、ステップS204にて選択した第2の条件の取得制限数が、ステップS208にて算出した登録数より大きいか否かを判定する(ステップS209)。登録数より大きい場合は、ステップS210へ進み、登録数以下の場合は、ステップS213へ進む。
ステップS210では、選出利用履歴作成部112が、利用履歴格納部133より、ステップS204にて選択した第2の条件に対応する特定利用履歴のうち、ステップS207にて選択したitem_idを含むものを全て抽出する。ここで抽出した特定利用履歴を選出候補利用履歴とする。
次に、選出利用履歴作成部112が、選出利用履歴格納部135に、ステップS211にて選出した選出利用履歴を登録する(ステップS212)。次に、ステップS213へ進む。
ステップS213では、選出利用履歴作成部112が、ステップS207にて、ステップS206にて抽出したitem_idを全て選択したか否かを判定する。全て選択した場合は、ステップS214へ進み、まだ未選択のものが残っている場合はステップS207へ進む。
ステップS215では、選出利用履歴作成部112が、取得終了時期を、ステップS205にて設定した取得開始時期と一致するように更新する。次に、ステップS204へ進む。
そして、適用順「3」の第2の条件c3の取得制限数が「5」個、登録数である選出した選出利用履歴の総数が「10」個となっているため、選出利用履歴の選出を行わない。
第1の条件を用いた場合においても、第2の条件を用いた場合においても、同一ユーザの同一アイテムに対する利用が複数回ある、つまり、(item_id,user_id)の組合せが一致する利用履歴が複数存在する場合は、選出利用履歴選出処理の各ステップにおいて、同一の(item_id,user_id)を有する利用履歴のうち、利用時期情報が最新のものだけを用いて、それ以外のものは利用しないとしてもよい。利用時期情報が最新の利用履歴だけを用いることで、推薦処理に用いるユーザ数を十分に確保することができる。
以上のように、第1の条件や第2の条件を用いて選出利用履歴選出処理を行うことで、最近よく利用されている、つまり、直近で多くのユーザに関連アイテムを閲覧される機会の多い基準アイテムの利用履歴を多く取得することになり、推薦の精度を維持することができる。また、最近あまり利用されていない、つまり、直近でほとんどのユーザに関連アイテムを閲覧される機会がないために、推薦の精度に大きな影響を与えることのない基準アイテムの利用履歴数を大きく制限することで、高い計算量の削減効果を得ることができる。また、少数ながらも利用履歴を抽出することができるので、最近あまり利用されていない基準アイテムでも関連アイテムを選出でき、推薦可能な基準アイテム数を確保することができる。
関連アイテム選出処理について、図14のフローチャートを用いて説明する。
まず、関連度算出部115は、関連アイテム情報格納部136に格納されている関連アイテム情報を削除する(ステップS301)。関連アイテム情報を削除する方法は、以下の2種類がある。
関連アイテム情報削除の第1の方法は、関連アイテム情報格納部136に格納されている関連アイテム情報を全て削除する方法である。この方法は、選択を行わずに全ての関連アイテム情報を削除するため、処理量が小さくなる。
次に、関連度算出部115は、ステップS302にて抽出したitem_idのうち、例えば抽出した順に、基準アイテムのitem_idとして1つ選択する(ステップS303)。
次に、関連度算出部115は、選出利用履歴格納部135より、ステップS303にて選択したitem_idを含む選出利用履歴を基準選出利用履歴として、全て取得する(ステップS304)。
次に、関連度算出部115は、基準選出利用履歴と関連候補選出利用履歴とを用いて、関連候補アイテムごとに、基準アイテムとの関連度を算出する(ステップS307)。関連度を算出する方法として例えば、基準選出利用履歴に含まれるユーザの集合と、関連候補アイテムに対応する関連候補選出利用履歴に含まれるユーザの集合とのJaccard(ジャカード)係数を用いればよい。また、基準アイテムに対するユーザの好みの度合いを示す嗜好度を基準選出利用履歴を用いて算出し、関連候補アイテムに対する嗜好度を関連候補選出利用履歴を用いて算出した上で、嗜好度を用いた2アイテム間のコサイン距離を関連度としてもよい。また、基準選出利用履歴に含まれるユーザ集合と関連候補選出利用履歴に含まれるユーザ集合の両方に存在するユーザのアイテムに対する嗜好度を、ユーザがアイテムに対して付与した評価とみたてて、ピアソン積率相関係数を用いてもよい。なお、上記の関連度算出方法の他にも公知の種々の関連度算出方法を用いることができる。
まず、第1の条件による関連度の重み付けについて説明する。
第1の条件による関連度の重み付けを行うには、第1の条件を用いた選出利用履歴選出処理にて、アイテムごとに選択された第1の条件を情報処理サーバ格納部13に格納した上で、まず、2アイテム間における選択された第1の条件の取得期間の差が小さければ小さいほど大きくなるような重み付け係数を算出する。2アイテム(アイテムxとアイテムy)の重み付け係数w(x、y)は、例えば、アイテムxに対して選択された第1の条件の取得期間をp(x)とし、アイテムyに対して選択された第1の条件の取得期間をp(y)とした場合に、定数k(>0)を用いて、式(1)にて算出することができる。
第2の条件による関連度の重み付けを行うには、第2の条件を用いた選出利用履歴選出処理にて、アイテムごとに最後に選出利用履歴を選出した第2の条件を情報処理サーバ格納部13に格納した上で、まず、2アイテムの最後に選択された第2の条件の適用順が近いほど大きくなるような重み付け係数を算出する。2アイテム(アイテムxとアイテムy)の重み付け係数w(x、y)は、例えば、アイテムxの適用順をr(x)とし、アイテムyの適用順をr(y)とし、式(1)や式(2)のp(x)とp(y)を、それぞれr(x)とr(y)に置き換えることで算出することができる。なお、最後に選択された第2の条件とは、取得制限数に達したときの第2の条件である。
次に、関連アイテム選出部113は、関連アイテム情報格納部136に、ステップS308にて選出した関連アイテムごとに、ステップS303にて選択した基準アイテムのitem_id(base_item_id)と、ステップS308にて選出した関連アイテムのitem_id(rel_item_id)と、ステップS307にて算出した関連度(r_value)とを関連付けた関連アイテム情報を格納する(ステップS309)。
なお、上記で説明した関連アイテム選出処理では、基準アイテムに関する処理(ステップS302とステップS304)と、関連候補アイテムに関する処理(ステップS305とステップS306)の両方で、選出利用履歴を用いて処理を行っているが、少なくとも一方の処理で選出利用履歴を用いれば、もう一方の処理で利用履歴を用いても、計算量を削減することができる。
また、基準アイテムに関する処理でのみ選出利用履歴を利用する場合でも、直近で多くのユーザに利用されているような基準アイテムは、多くの利用履歴が選出利用履歴として選出されるため、関連アイテムを選出する際に、十分に精度を確保できる。また、直近でほとんど利用されていない基準アイテムは、その関連アイテムが提示される機会がほとんどないため、推薦の精度に与える影響も小さい。また、直近でほとんど利用されていない基準アイテムに関して、少数とはいえ利用履歴数を確保するために、関連アイテムを選出することができるので、推薦可能な基準アイテム数を確保することができる。
選出利用情報作成部は、選出利用情報選出処理を行う。第1の条件を用いた選出利用情報選出処理においても、第2の条件を用いた選出利用情報選出処理においても、最終利用時期情報を用いて所定期間に該当するかを判定すれば、選出利用履歴作成部112による第1の条件を用いた選出利用履歴選出処理や第2の条件を用いた選出利用履歴選出処理と同様に行うことができる。
利用履歴を記憶せずに、利用履歴の集計結果となる利用情報を記憶することになるため、情報処理サーバ格納部13に記憶するデータ量を軽減することができる。また、最終利用時期情報が利用履歴を受信するたびに更新されるので、最新の利用時期情報をすぐに得ることができる。
また、上記のようなサービスで、計算量を削減するために、所定期間の購入履歴のみを抽出する方法を用いた場合、計算量の削減効果を上げるために所定期間を短くすると、関連アイテムが更新される基準アイテム数が十分に確保できず、大多数の基準アイテムに対する関連アイテムは更新されなくなり、ユーザが変化の少ない推薦結果に興味を失い、精度が維持できない可能性がある。また、逆に、基準アイテムを大量に確保するために所定期間を長くすると、計算量の削減効果が薄れてしまう。
2 ネットワーク
3 端末装置
11 情報処理サーバ制御部
111 利用履歴登録部
112 選出利用履歴作成部(選出利用関連情報作成部)
113 関連アイテム選出部
114 関連アイテム提供部
115 関連度算出部
12 情報処理サーバ通信部
13 情報処理サーバ格納部
131 ユーザ情報格納部
132 アイテム情報格納部
133 利用履歴格納部
134 選出条件格納部
135 選出利用履歴格納部
136 関連アイテム情報格納部
Claims (9)
- アイテムを利用したユーザを一意に識別するためのユーザ識別子又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方である利用主体識別子と、利用の対象となったアイテムを識別するためのアイテム識別子と、アイテムの利用時期に関する利用時期情報と、が関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い前記利用時期情報を含む前記利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、前記アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の前記利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する選出利用関連情報作成部と、
前記選出利用関連情報作成部によって選出した一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、前記選出利用関連情報選出部によって選出した前記一のアイテム識別子以外の他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、前記一のアイテム識別子と前記他のアイテム識別子との関連度を算出する関連度算出部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記条件は、前記特定の時点より過去のある時点から前記特定の時点までの期間を示す複数の取得期間と、その前記取得期間それぞれに対応付けられ、前記取得期間が長いほど少ない数に設定されている複数の取得制限数とを用いた条件であり、
前記選出利用関連情報作成部は、前記選出利用関連情報を選出する選出対象のアイテム識別子における前記利用時期情報を参照して、取得制限数を上限に前記取得期間それぞれに含まれる前記利用関連情報の数を計数し、計数した前記利用関連情報の数が最も多い取得期間に含まれる利用関連情報を前記選出対象のアイテム識別子における前記選出利用関連情報として選出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記関連度算出部は、前記一のアイテム識別子における最も多い数の前記利用関連情報を取得できる前記取得期間と、前記他のアイテム識別子における最も多い数の前記利用関連情報を取得できる前記取得期間とに基づいて、前記関連度を算出することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 前記条件は、前記特定の時点より過去の所定の期間を示し各々重複しない複数の期間である複数の差分取得期間と、前記差分取得期間それぞれに対応付けられるとともに、前記特定の時点から遠い差分取得期間であるほど少ない数に設定された取得制限数とを用いた複数の選出条件からなり、
前記選出利用関連情報選出部は、前記選出利用関連情報を選出する選出対象のアイテム識別子における前記利用時期情報を参照して、前記特定の時点に近い前記差分取得期間に対応する選出条件から順に、その選出条件における取得制限数を上限に、前記利用関連情報を選出し、現在選出に用いている選出条件における取得制限数が、前記選出対象のアイテム識別子における選出済みの利用関連情報の総数より多い場合に、現在選出に用いている選出条件における取得制限数から前記総数を差し引いた数を上限に利用関連情報を選出することで、前記アイテム識別子における前記選出利用関連情報を選出することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。 - 前記関連度算出部は、前記一のアイテム識別子における、最後に選出に用いた前記選出条件と、前記他のアイテム識別子における、最後に選出に用いた前記選出条件とに基づいて、前記関連度を算出することを特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
- 前記選出利用関連情報選出部は、新しい利用時期情報の前記利用関連情報から順に前記選出利用関連情報を選出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記関連度に応じて、関連アイテムを選出する関連アイテム選出部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 選出利用関連情報作成部が、アイテムを利用したユーザを一意に識別するためのユーザ識別子又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方である利用主体識別子と、利用の対象となったアイテムを識別するためのアイテム識別子と、アイテムの利用時期に関する利用時期情報と、が関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い前記利用時期情報を含む前記利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、前記アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の前記利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する選出利用関連情報選出ステップと、
関連度算出部が、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した前記一のアイテム識別子以外の他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、前記一のアイテム識別子と前記他のアイテム識別子との関連度を算出する関連度算出ステップと
を有することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータに、
アイテムを利用したユーザを一意に識別するためのユーザ識別子又はそのユーザがアイテムの利用に用いた端末装置を一意に識別するための端末識別子の少なくともいずれか一方である利用主体識別子と、利用の対象となったアイテムを識別するためのアイテム識別子と、アイテムの利用時期に関する利用時期情報と、が関連付けられた利用関連情報を格納する格納部を参照し、特定の時点に近い前記利用時期情報を含む前記利用関連情報が多いほど多く選出されるような条件に基づいて、前記アイテム識別子ごとに、そのアイテム識別子における複数の前記利用関連情報のうちの少なくとも一部である選出利用関連情報を選出する選出利用関連情報選出ステップと、
前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した一のアイテム識別子における選出利用関連情報と、前記選出利用関連情報選出ステップによって選出した前記一のアイテム識別子以外の他のアイテム識別子における選出利用関連情報とに基づいて、前記一のアイテム識別子と前記他のアイテム識別子との関連度を算出する関連度算出ステップと
を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
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