JP2013130514A - 品質検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、銀行券用紙を含む有価証券等のシート類に光を照射し、透過光による光学画像を撮影し、当該シートの品質検査を行う検査装置に関するものである。
【解決手段】 シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部にLED照明装置が設けられたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】 シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部にLED照明装置が設けられたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、銀行券用紙を含む有価証券等のシート類に光を照射し、透過光による光学画像を撮影し、当該シートの品質検査を行う検査装置に関するものである。
従来、有価証券等のシートの品質検査装置は、用紙に施されたすき入れ画像又は印刷機により印刷された印刷面を検査するため、照明光を検査胴上の当該シートに照射して検出カメラ等を用いて検出した透過画像又は反射画像を、あらかじめ記録した基準データと比較することにより、品質の良否を判定している。
その一例としては、第一検査胴にシートの前端部を把持するためのグリッパを設け、また、第一検査胴上には、透明部材から成る箇所を設け、把持されたシートの表面を第一検査胴の内部から透過によって検査することができるカメラを設け、第一検査胴の外部には、カメラと対面し、かつ、シートに対してカメラの反対側においてシートを照らす照明機器が設けられたことを特徴とする品質検査装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の一例としては、センサ装置と照明装置を有し、かつ、印刷画像を有するシートを検査する装置であって、当該シートは、透明な胴上で案内され、照明装置とセンサ装置は、胴の内側と外側で対向するようにそれぞれ配置されており、照明装置が、胴の円周の内部に付属のセンサ装置が胴の円周の外部に配置されていることを特徴とする品質検査装置が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
なお、透明な検査胴内に光源を設け、散光から遮断されたハウジングに収納されたカメラを検査胴に対向して設け、光源により照明されるシートの領域を走査し、制御ユニットにより、カメラによる撮影画像を所望の画像と比較するための透過光検査を行うことを特徴とする品質検査装置が開示されている(例えば、特許文献3参照)。
さらに、検査胴に開口部を設け、検査胴の開口部の内部より透過光照明を照射し、検査胴外部に設けられた撮影装置により、シートの透過画像の検査を行う品質検査装置が開示されている(例えば、特許文献4参照)
しかしながら、特表2003−532563号公報は、画像撮影を安定させるため、検査対象シートの吸着手段を用いる必要がある。また、カメラ及び照明等の画像入力機器を検査胴内に設置しているため、メンテナンス性に悪影響を及ぼす問題があった。
また、特表2005−513436号公報及び特表2007−507023号公報は、検査胴全体が透明な材料で形成されているため、シートを搬送する検査胴の剛性等、機械的な強度に欠けるだけでなく、透明な材料はホコリ、汚れ、キズ等に脆弱であり、安定した画像撮影ができないという問題があった。
さらに、特開2010−249571号公報は、検査胴に開口部を設けているため、検査胴が回転すると、検査胴内外の圧力差による異音(風切り音)が発生するだけでなく、検査胴にシートを密着させると、開口部の影響により、開口部に合わせてシートが凹む現象が発生し、安定した検査画像を撮影することが困難であるという問題があった。
本発明は、シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部にLED照明装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明のLED照明は、検査胴の表面に凹部が形成され、凹部内にLED照明装置が埋設されていることを特徴とする。
また、本発明は、凹部とLED照明装置の隙間を充填剤で充填されていることを特徴とする。
また、本発明は、LED照明装置の上部、かつ、検査胴の少なくとも一部に拡散板が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、
検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部に導光板を有し、導光板にLED照明装置が設けられたことを特徴とする。
検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部に導光板を有し、導光板にLED照明装置が設けられたことを特徴とする。
また、本発明のLED照明装置は、導光板の検査胴の回転方向に沿って配列又は検査胴の回転方向に対して垂直方向に沿って配列されたことを特徴とする。
また、本発明は、導光板上の少なくとも一部に拡散板が設けられたことを特徴とする。
また、本発明は、シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部に導光板を有し、導光板の両側面に照明装置が設置されていることを特徴とする。
また、本発明は、シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、検査胴の周面に対向し、かつ、検査胴の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシートの透過画像を撮影する画像入力部と、画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録したシートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、検査胴の表面の少なくとも一部にエレクトロ・ルミネッセンス照明シートが形成されたことを特徴とする。
また、本発明は、エレクトロ・ルミネッセンス照明シート上の少なくとも一部に拡散板が設けられたことを特徴とする。
本発明の品質検査装置は、検査胴表面に設けられた面発光照明装置によりシートに光を照射し、検査胴外部に設けられた検出装置により透過画像を検出するため、安定した透過画像データを検出することができるとともに、機械の保守、点検等のメンテナンス性が良好である。
また、本発明の品質検査装置は、検査胴の大部分を金属により形成しているため、優れたローラ表面の強度を得られ、ローラの劣化等の問題を解決することができる。
本発明の品質検査装置は、開口部がないため、開口検査胴の回転における検査胴内外の圧力差による異音の発生がない。
また、本発明の品質検査装置は、開口部がないため、開口検査胴における用紙搬送において、開口部への用紙の凹みが発生することなく、安定した画像を撮影することができる。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
図1に本発明の品質検査装置の概略図を示す。図1に示すように本発明の品質検査装置1は、シート2を保持部3で保持し、円筒板4の検査胴5の周面へ巻き付けながら搬送する。画像入力部6は、検査胴5の周面に対向し、かつ、検査胴5の外周上に近接して配置され、検査胴により搬送されるシート2の透過画像データ7を取得する。判定部8は、画像入力部6により入力された透過画像データ7と、あらかじめ記録したシートの基準画像データ9とを比較し、良否判断を行う。
図2に示すように、シート2は、効率的な製造を行うため、一般的な銀行券及び有価証券類のように、大判1面に対し、同様な図柄が表裏多面に印刷されている。図2(a)は、有価証券類が多面印刷(5列×8行)された様子を示す。図2(a)は、5列×8行と記載されているが、特に限定されるものではない。図2(b)は、図2(a)の任意の表1面を図示したものである。図2(c)は、図2(a)の任意の裏1面を図示したものである。
検査胴5は、検査対象シートを検査胴上に巻き付けながら搬送を行うための咥え爪等の保持部3によりシートを保持し、各検査胴上にシートを密着させる。なお、シートの保持手段は、咥え爪に限定されるものではなく、エアーの吹き付けによる密着手段、検査胴上に形成したエアーによる吸引穴等を設けて吸引を行うことにより、シートを検査胴に密着させて保持する手段、ブラシ等の器具によりシートを検査胴上に密着させて保持することもできる。
検査胴5の円筒板4は、強固でありその形状を保持できる材質であれば特に指定されるものではないが、金属製の胴がより好ましい。なお、検査胴の回転速度は、検査対象シートの材質、撮影装置のシャッタースピード、照明装置の光量等によって変動するが、生産性を考慮すると毎時3,000枚から毎時10,000枚の回転数が好ましい。
画像入力部6は、シートの透過画像を検出することができれば特に限定されず、エリアセンサ、ラインセンサ、CCDエリアセンサカメラ、CCDラインセンサカメラ、CMOSカメラ等の検出機器類を使用することができる。本発明の検査胴のように、シート搬送によって画像を撮影する場合は、CCDラインカメラがより好ましい。また、画像入力部6は、検査する波長領域に応じて、特定波長を抽出するカットフィルタやバンドパスフィルタを装着することでより良好な撮影が可能となる。また、本発明の図面では画像撮影に関するカメラが1台となっているが、検出したい欠陥情報の大きさにより、画像解像度が変化する場合があるため、そのときは、複数台のカメラを使用することも可能である。
透過画像データ7の一例を図3に示す。図3(a)は、基準画像データ9を示す。図3(b)及び図3(c)は、透過画像データ7を示す。図3(b)は、印刷等により汚れが付着した様子を示す。また、図3(c)は、有価証券に施された「透かし」の位置が基準画像データ9と比較し、ずれている様子を示す。いずれも製品品質上、排除すべき欠陥である。なお、図示した欠陥以外に、本発明の品質検査装置により撮影可能な欠陥であれば、排除することができる。また、透過画像データの形式は、BMP、TIFF等特に限定されるものではない。
判定部8は、透過画像データ7の基準画像データ9を記録し、
入力された透過画像データ7と基準画像データ9との比較処理を行い、あらかじめ設定した基準値以内であるか否かの良否を判定する。透過画像データ7は、画像処理部を別途設けることによって、検査対象であるシートの透過画像データ7について、検査に適した画像データとするために必要な画像処理を行うことができる。判定結果については、判定結果外部出力部へ送信される。一例として、判定部8は、基準シートの透過画像を基準画像データ9として記録し、画像処理部で処理された透過画像データ7について、あらかじめ記録した基準画像データ9とそれぞれ比較する。画像入力部により検出された透過画像データ7が、あらかじめ設定した基準値の範囲内に含まれるか否かを判定し、いずれか一つの画像が基準値に満たない場合は、欠陥シートとして判定結果外部出力部へ判定結果の出力を行う。なお、判定結果外部出力部に接続される機能の一例としては、検査装置や各種印刷機であれば、不良紙排出部へ接続し、当該不良紙を不良紙排出部へ排出する。また、不良紙の欠陥情報をIJP(インクジェットプリンタ)やレーザーマーカーにより、当該欠陥シートの少なくとも一部に描画することもできる。
入力された透過画像データ7と基準画像データ9との比較処理を行い、あらかじめ設定した基準値以内であるか否かの良否を判定する。透過画像データ7は、画像処理部を別途設けることによって、検査対象であるシートの透過画像データ7について、検査に適した画像データとするために必要な画像処理を行うことができる。判定結果については、判定結果外部出力部へ送信される。一例として、判定部8は、基準シートの透過画像を基準画像データ9として記録し、画像処理部で処理された透過画像データ7について、あらかじめ記録した基準画像データ9とそれぞれ比較する。画像入力部により検出された透過画像データ7が、あらかじめ設定した基準値の範囲内に含まれるか否かを判定し、いずれか一つの画像が基準値に満たない場合は、欠陥シートとして判定結果外部出力部へ判定結果の出力を行う。なお、判定結果外部出力部に接続される機能の一例としては、検査装置や各種印刷機であれば、不良紙排出部へ接続し、当該不良紙を不良紙排出部へ排出する。また、不良紙の欠陥情報をIJP(インクジェットプリンタ)やレーザーマーカーにより、当該欠陥シートの少なくとも一部に描画することもできる。
基準画像データ9は、基準シートの透過画像から得られたデータであり、複数枚の基準の平均値をデータとしてもよい。
下記に本発明の検査胴5について、実施の形態1乃至4で詳細に説明する。
(実施の形態1)
図4は、本発明の検査胴の一例を示す全体図である。検査胴の表面上にLED照明装置10を設けたものである。検査胴5の円筒板4の外周表面は、所定の間隔でLED照明装置10が複数配列されている。なお、LED照明については、検査胴表面に強固に取り付けられていれば、固定方法が限定されるわけではない。
(実施の形態1)
図4は、本発明の検査胴の一例を示す全体図である。検査胴の表面上にLED照明装置10を設けたものである。検査胴5の円筒板4の外周表面は、所定の間隔でLED照明装置10が複数配列されている。なお、LED照明については、検査胴表面に強固に取り付けられていれば、固定方法が限定されるわけではない。
また、図4のLED照明装置10については、検査胴表面に均一に配置されているが、透過画像を得たい任意の場所にLED照明装置10を設けることも可能である。
図5は、図4のA−A’断面図である。図5(a)は、検査胴表面にLED照明を設けたものである。検査胴表面よりLED照明が***していることを示す。図5(b)は、検査胴表面に凹みを設け、そこにLED照明を埋設したものである。図5(c)は、図5(b)の検査胴表面の凹みとLED照明の間隙に充填剤15により充填したものである。鮮明なシート画像を撮影するには、シートの表面に凹凸がなく均一なものが好ましい。図5(a)のように、LED照明の凹凸がある場合、薄いシート(約0.01mm〜約0.5mm)の撮影において、シートに凹凸が発生し、鮮明な撮影画像を得られないことがあるため、薄いシートの場合は、図5(b)又は図5(c)の形態がより好ましい。
図6は、図4において、LED照明の上部に拡散板11を設けたものである。LED照明の特性として光の直進性がよいことから、LED照明が設けられているところと設けられていないところに光量の明暗差が出現することがあるため、全体に均一な光量が必要な場合、拡散板11を設けることがより好ましい。
図7は、図6のB−B’断面図である。LED照明の上部に拡散板11を設ける場合、図7(a)のようにLED照明に直接、拡散板11を設けるものと、図7(b)及び図7(c)に示すように検査胴にLED照明を埋設し、その上部に拡散板11を設けることが可能である。拡散板11の設置安定においては、いずれの方法も可能であるが、図7(b)又は図7(c)の形態がより好ましい。また、拡散板の材質及び厚み等については、均一な面発光が得られるものであれば、特に指定されるものではないが、検査胴に安定的に保持されるには、アクリル、塩化ビニール、ポリカーボネートであり、厚さは5mm〜10mmのものがより好ましい。
(実施の形態2)
図8は、検査胴5の円筒板4にEL照明装置12を設けたものである。EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明は、有機物で構成された有機EL照明、また、無機物で構成された無機EL照明があり、シートを均一に照射できれば、いずれのEL照明装置でも構わない。また、検査胴表面を一枚のEL照明装置で設けることはもちろんのこと、いくつかのEL照明装置を分割し設けることも構わない。
図8は、検査胴5の円筒板4にEL照明装置12を設けたものである。EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明は、有機物で構成された有機EL照明、また、無機物で構成された無機EL照明があり、シートを均一に照射できれば、いずれのEL照明装置でも構わない。また、検査胴表面を一枚のEL照明装置で設けることはもちろんのこと、いくつかのEL照明装置を分割し設けることも構わない。
図9は、図8のC−C’断面図である。図9(a)は検査胴5の円筒板4の表面にEL照明装置12を設けたものである。図9(b)は図9(a)のEL照明装置12表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、EL照明装置12を汚れやキズから保護するため、図9(b)の形態がより好ましい。
(実施の形態3)
図10は、検査胴表面に導光板13を設け、導光板13の両側面からLED照明装置10を照射している様子を示す。
図10は、検査胴表面に導光板13を設け、導光板13の両側面からLED照明装置10を照射している様子を示す。
図11は、図10のD−D’断面図である。図11(a)は、検査胴に設けられた導光板13の両側面にLED照明装置10を設けたものである。図11(b)は、図11(a)の導光板13表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、導光板13の汚れやキズから保護するため、図11(b)の形態がより好ましい。また、本発明に使用される導光板13はLED照明装置10や照明装置14から照射された光が均一に照射できるものであれば、厚みなどの大きさは特に指定されるものではない。なお、検査胴に安定的に保持されるには、厚さ5mm〜20mmの導光板がより好ましい。
図12は、検査胴表面に導光板13を設け、導光板13の片側面からLED照明10を照射している様子を示す。
図13は、図12のE−E’断面図である。図13(a)は、検査胴5の円筒板4の表面に設けられた導光板13の片側面にLED照明装置10を設けたものである。図13(b)は、図13(a)の導光板13表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、導光板13の汚れやキ
ズから保護するため、図13(b)の形態がより好ましい。
ズから保護するため、図13(b)の形態がより好ましい。
図10及び図13のいずれの実施形態においても、全面が均一に照射できるのであれば構わない。導光板13の導光距離と検査胴の幅によって、片側面及び両側面の最適な照射方法が選択されればよい。
図14は、検査胴5の円筒板4の表面に導光板13を設け、検査胴の回転方向と垂直となるよう導光板13の両側からLED照明装置10を照射している様子を示す。一般的な検査胴の側面は、機械本体のフレームによって遮蔽されている場合が多いため、図12に示す形態でLED照明装置10を設けた方がよりメンテナンス性が向上する。
図15は、図14のF−F’断面図である。図15(a)は、検査胴の回転方向と垂直となるよう導光板13の両側にLED照明装置10を設けたものである。図15(b)は、図15(a)の導光板13の表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、導光板13の汚れやキズから保護するため、図15(b)の形態がより好ましい。
図16は、検査胴5の円筒板4の表面に導光板13を設け、検査胴の回転方向と垂直となるよう導光板13の片側からLED照明を照射している様子を示す。
図17は、図16のG−G’断面図である。図17(a)は、検査胴の回転方向と垂直となるよう導光板13の片側にLED照明装置10を設けたものである。図17(b)は、図17(a)の導光板13表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、導光版の汚れやキズから保護するため、図17(b)の形態がより好ましい。
図14及び図16のいずれの実施形態においても、全面が均一に照射できるのであれば構わない。導光板13の導光距離と検査胴の円周によって、片側及び両側の最適な照射方法が選択されればよい。
(実施の形態4)
図18は、検査胴5の円筒板4の表面に導光板13を設け、導光板13の側面から照明装置14にて照射している様子を示す。照明装置14は、検査胴に接触しておらず、図4、図6、図8、図10、図12、図14及び図16のように検査胴に照明装置14を設けているものと構成は異なっているが、撮影装置によって得られる透過画像は同様である。
図18は、検査胴5の円筒板4の表面に導光板13を設け、導光板13の側面から照明装置14にて照射している様子を示す。照明装置14は、検査胴に接触しておらず、図4、図6、図8、図10、図12、図14及び図16のように検査胴に照明装置14を設けているものと構成は異なっているが、撮影装置によって得られる透過画像は同様である。
図19は、図18のH−H’断面図である。図19(a)は、検査胴の側面から照明装置14にて照射している様子を示す。図19(a)では、導光板13両側面から照明を照射しているが、均一な面発光が得られれば、導光板13片側一方から照明を照射することも可能である。導光板13の導光距離と検査胴の幅によって、最適な照射方法が選択されればよい。
また、図19(b)は、図19(a)の導光板13表面に拡散板11を設けたものである。より均一な面発光を得るとともに、導光板13の汚れやキズから保護するため、図19(b)の形態がより好ましい。
LED照明装置10、EL照明装置12、及び各照明装置14の波長については、可視領域(約380nm〜約700nm)、赤外領域(約700nm以上)、紫外領域(約380nm以下)を検査の目的に応じて使用することが可能である。また、LED照明装置10、EL照明装置12、及び照明装置14の光源は、LED及びELに係らず、メタルハライドランプ、キセノンランプ、蛍光灯、白熱灯等の種々の光源を使用することができる。また、照明装置の照度は、シートの透過画像が撮影できればよく、透過画像撮影における周辺環境にもよるが、200ルーメン〜1000ルーメンであればよい。
LED照明装置10、EL照明装置12、及び照明装置14は検査胴の全面に設けることはもちろんのこと、シートの検査対象領域に限定して、照明装置を設けることも可能である。
なお、本実施形態においては、独立の品質検査装置として説明したが、本発明の品質検査装置は、凹版印刷機、オフセット印刷機、スクリーン印刷機等の公知の輪転印刷機に組み付けて適用することによって、印刷機上においてシートの品質検査を行い、シートごとに良否判定に応じた区分することもできる。
図20は、本発明によりシートを撮影した様子である。図20(a)は、可視領域(約380nm〜約700nm)でシートを撮影した様子である。シートの表裏面にそれぞれ異なる画像が施され、透過画像によって、一つの画像として認識できる表裏合成模様の検査、有価証券等の偽造防止技術の一つとして採用されている「透かし」の位置、「透かし」図柄の品質に関する検査等を行うことができる。
図20(b)は、赤外領域(約700nm以上)でシートを撮影した様子である。赤外領域で認識できる模様の検査を行うことができる。
図20(c)は、紫外領域(約380nm以下)でシートを撮影した様子である。紫外領域で認識できる模様の検査を行うことができる。
1 品質検査装置
2 シート
3 保持部
4 円筒板
5 検査胴
6 画像入力部
7 透過画像データ
8 判定部
9 基準画像データ
10 LED照明装置
11 拡散板
12 EL照明装置
13 導光板
14 照明装置
15 充填剤
2 シート
3 保持部
4 円筒板
5 検査胴
6 画像入力部
7 透過画像データ
8 判定部
9 基準画像データ
10 LED照明装置
11 拡散板
12 EL照明装置
13 導光板
14 照明装置
15 充填剤
Claims (10)
- シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、前記検査胴の周面に対向し、かつ、前記検査胴の外周上に近接して配置され、前記検査胴により搬送される前記シートの透過画像を撮影する画像入力部と、前記画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録した前記シートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、
前記検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部にLED照明装置が設けられたことを特徴とする品質検査装置。 - 前記LED照明は、前記検査胴の表面に凹部が形成され、前記凹部内に前記LED照明装置が埋設されていることを特徴とする請求項1記載の品質検査装置。
- 前記凹部と前記LED照明装置の隙間を充填剤で充填されていることを特徴とする請求項1又は2記載の品質検査装置。
- 前記LED照明装置の上部、かつ、前記検査胴の少なくとも一部に拡散板が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の品質検査装置。
- シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、前記検査胴の周面に対向し、かつ、前記検査胴の外周上に近接して配置され、前記検査胴により搬送される前記シートの透過画像を撮影する画像入力部と、前記画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録した前記シートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、
前記検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部に導光板を有し、前記導光板にLED照明装置が設けられたことを特徴とする品質検査装置。 - 前記LED照明装置は、前記導光板の前記検査胴の回転方向に沿って配列又は前記検査胴の回転方向に対して垂直方向に沿って配列されたことを特徴とする請求項5記載の品質検査装置。
- 前記導光板上の少なくとも一部に拡散板が設けられたことを特徴とする請求項6又は7記載の品質検査装置。
- シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、前記検査胴の周面に対向し、かつ、前記検査胴の外周上に近接して配置され、前記検査胴により搬送される前記シートの透過画像を撮影する画像入力部と、前記画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録した前記シートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、
前記検査胴の円筒板の表面の少なくとも一部に導光板を有し、前記導光板の両側面に照明装置が設置されていることを特徴とする品質検査装置。 - シートを保持し、周面へ巻き付けながら搬送する円筒状の検査胴と、前記検査胴の周面に対向し、かつ、前記検査胴の外周上に近接して配置され、前記検査胴により搬送される前記シートの透過画像を撮影する画像入力部と、前記画像入力部により入力された透過画像データと、あらかじめ記録した前記シートの基準画像データとを比較し、良否判断を行う判定部を少なくとも有する品質検査装置において、
前記検査胴の表面の少なくとも一部にエレクトロ・ルミネッセンス照明シートが形成されたことを特徴とする品質検査装置。 - 前記エレクトロ・ルミネッセンス照明シート上の少なくとも一部に拡散板が設けられたことを特徴とする請求項9記載の品質検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011281348A JP2013130514A (ja) | 2011-12-22 | 2011-12-22 | 品質検査装置 |
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JP (1) | JP2013130514A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103955988A (zh) * | 2014-05-06 | 2014-07-30 | 上海古鳌电子科技股份有限公司 | 一种纸币交易装置 |
JP2015098085A (ja) * | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 信越ポリマー株式会社 | オフセット印刷用ブランケット、オフセット印刷装置、及びオフセット印刷方法 |
WO2019193669A1 (ja) * | 2018-04-04 | 2019-10-10 | グローリー株式会社 | シート検査システム、撮像装置、及びシート検査方法 |
WO2023240761A1 (zh) * | 2022-06-17 | 2023-12-21 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 卷针、卷绕装置及电极组件的制造设备 |
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2011
- 2011-12-22 JP JP2011281348A patent/JP2013130514A/ja active Pending
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