JP2013128537A - 洗濯乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【課題】除湿水を確実に排水し、乾燥不良を未然に防止して乾燥性能を維持することができるドラム式洗濯乾燥機を提供すること。
【解決手段】外槽3内の洗濯液を機外へ排出するための洗濯液排出経路20と、洗濯液排出経路20に設けられた排水トラップ22と、回転ドラム2内に供給する空気を除湿する除湿手段5と、除湿手段5で除湿した空気を加熱する加熱手段6と、外槽3と除湿手段5および加熱手段6とを循環するように設けた循環風路7と、外槽3からの空気を循環させる送風手段4と、除湿手段5で結露した除湿水を排水する除湿水排出経路23とを備え、送風手段4により循環される空気は、外槽3、除湿手段5、加熱手段6、送風手段4の順に通過して外槽3に戻される構成であって、除湿水排出経路23は、排水トラップ22へと接続されるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】外槽3内の洗濯液を機外へ排出するための洗濯液排出経路20と、洗濯液排出経路20に設けられた排水トラップ22と、回転ドラム2内に供給する空気を除湿する除湿手段5と、除湿手段5で除湿した空気を加熱する加熱手段6と、外槽3と除湿手段5および加熱手段6とを循環するように設けた循環風路7と、外槽3からの空気を循環させる送風手段4と、除湿手段5で結露した除湿水を排水する除湿水排出経路23とを備え、送風手段4により循環される空気は、外槽3、除湿手段5、加熱手段6、送風手段4の順に通過して外槽3に戻される構成であって、除湿水排出経路23は、排水トラップ22へと接続されるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、除湿手段を有し、乾燥を行う洗濯乾燥機に関する。
従来の洗濯乾燥機は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程が行われた後、乾燥工程が行われている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、従来のドラム式洗濯機の断面を一部摸式化した図である。図6において、筺体51内に揺動自在に支持された外槽52を前上がりに配置し、外槽52内に、ドラム53を回転自在に配置している。ドラム53はモータ54によって回転駆動される。筺体51と外槽52の間の上部空間にヒートポンプ装置55を配置している。
ヒートポンプ装置55は、ヒートポンプ装置外郭56と、圧縮手段57と、除湿手段58と、減圧手段59と、加熱手段60で構成されている。ヒートポンプ装置外郭56の底面は外槽52に沿って前上がり傾斜となっており、ヒートポンプ装置外郭56の底面傾斜部に除湿水排出口61を設けてあり、除湿水排出口61と外槽52を除湿水排出通路62で連結させている。外槽52とヒートポンプ装置55はダクト63で連結され循環風路64を構成してあり、循環風路64に加熱手段60と除湿手段58を配置している。また、ヒートポンプ装置55の後方に送風手段65を設けている。除湿手段58の上流近傍に乾燥フィルタ66を配置している。
上記従来の構成において、送風手段65の動作により循環風路64にて外槽52、除湿手段58、加熱手段60、外槽52の順に空気が循環している。
圧縮手段57の動作により、加熱手段60にて空気を加熱し、この加熱された空気は外槽52からドラム53に供給される。ドラム53内の衣類から水分を奪って多湿となった空気はドラム53から外槽52に出て、除湿手段58に供給される。ここで空気は冷却されて除湿され、除湿水が発生する。発生した除湿水は、排水ポンプを用いず、除湿水排出通路62を通じて外槽52に自然排水され、排水経路67を通じて機外に排出される。
しかしながら、前記従来の構成では、送風手段65の吐出側に近い外槽52は、送風手段65の吸込側に近い除湿水排出口61よりも圧力が高くなり、空気が除湿水排出通路62から、圧力の低い除湿水排出口61に入り、ヒートポンプ装置55内に噴出すので、除湿水排出口61から除湿水が流れず、ヒートポンプ装置55内に滞留して、乾燥不良を起こすという課題があった。
また、衣類から発生するリント(糸くず)が除湿水排出口61からヒートポンプ装置55に流れ込み、加熱手段60や除湿手段58の目詰まりや、圧縮手段57のリード線コネクタ(図示せず)間の短絡を発生させ、ヒートポンプ装置55の機能不全を起こす可能性があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、排水ポンプなど複雑な構造を用いず、ヒートポンプ装置で発生する除湿水を確実に排水し、乾燥不良を未然に防止して乾燥性能を維持することができるドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、外槽と、前記外槽内に配設され洗濯物を収容する回転自在な回転ドラムと、前記外槽内の洗濯液を機外へ排出するための洗濯液排出経路と、前記洗濯液排出経路に設けられた排水トラップと、前記回転ドラム内に供給する空気を除湿する除湿手段と、前記除湿手段で除湿した空気を加熱する加熱手段と、前記外槽と除湿手段および前記加熱手段とを循環するように設けた循環風路と、前記外槽からの空気を循環させる送風手段と、前記除湿手段で結露した除湿水を排水する除湿水排出経路とを備え、前記送風手段により循環される空気は、前記外槽、前記除湿手段、前記加熱手段、前記送風手段の順に通過して前記外槽に戻される構成であって、前記除湿水排出経路は、前記排水トラップへと接続されたものである。
これにより、乾燥工程において乾燥気流が除湿水排出経路を逆流することを防ぐことができるため、除湿水を確実に排水し、乾燥不良を防ぐため、乾燥性能を維持することができる。また、排水ポンプや逆支弁などを用いないため、除湿水排出経路にリントが詰まり乾燥不良となることを防ぐことができる。
本発明の洗濯機は、乾燥工程において乾燥気流が除湿水排出経路を逆流することを防いで除湿水を確実に排水し、乾燥不良となることを防ぐことができる。
第1の発明の洗濯乾燥機は、外槽と、前記外槽内に配設され洗濯物を収容する回転自在な回転ドラムと、前記外槽内の洗濯液を機外へ排出するための洗濯液排出経路と、前記洗濯液排出経路に設けられた排水トラップと、前記回転ドラム内に供給する空気を除湿する除湿手段と、前記除湿手段で除湿した空気を加熱する加熱手段と、前記外槽と除湿手段および前記加熱手段とを循環するように設けた循環風路と、前記外槽からの空気を循環させる送風手段と、前記除湿手段で結露した除湿水を排水する除湿水排出経路とを備え、前記送風手段により循環される空気は、前記外槽、前記除湿手段、前記加熱手段、前記送風手段の順に通過して前記外槽に戻される構成であって、前記除湿水排出経路は、前記排水トラップへと接続されたものである。これにより、乾燥工程において乾燥気流が除湿水排出経路を逆流することを防ぐことができるため、除湿水を確実に排水し、乾燥不良を防ぐため、乾燥性能を維持することができる。また、排水ポンプや逆支弁などを用いないため、除湿水排出経路にリントが詰まり乾燥不良となることを防ぐことができる。
第2の発明は、第1の発明の洗濯乾燥機の前記除湿水排出経路の径が、前記排水トラッ
プの管路の径よりも小さいものである。これにより、トラップ切れの生じる可能性を低減することができる。
プの管路の径よりも小さいものである。これにより、トラップ切れの生じる可能性を低減することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明の洗濯乾燥機の前記除湿水排出経路と前記排水トラップの接続部の高さは、前記排水トラップの前記管路の中心の高さ以下であるものである。これにより、ドラム内圧が高まり気泡が排水トラップへ流入した際にも、気泡が除湿水排出経路を逆流し、除湿水の排出を妨げることを防ぐことができるため、より乾燥不良が生じる可能性を減らすことができるとともに、洗濯液の排水時に除湿水排出経路23に洗剤の泡が進入することを防ぐことができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれか1つの発明の洗濯乾燥機の前記除湿水排出経路は、前記排水トラップの前記管路に対し、洗濯液排水時の上流側へと傾けて接続しているものである。これにより、洗濯液の排水時に洗濯液に含まれる糸くずなどの異物が、除湿水排出経路と洗濯液排出経路の接続部に引っかかり、経路が詰まることを防止できる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれか1つの発明の洗濯乾燥機の前記排水トラップは凹状をなした管路であり、前記管路の両端にて前記洗濯液排出経路と接続し、前記管路の凹部にて前記除湿水排出経路と接続し、前記除湿水排出経路の径は、前記管路と前記洗濯液排出経路との接続部の高さ以上の範囲において、前記管路の径よりも小さく、前記管路と前記洗濯液排出経路との接続部の高さ以下の範囲において、前記管路の径と同程度としたものである。これにより、運転終了後に長時間放置されている間に、トラップ部の喫水線において洗剤成分や汚れ成分が経路内面に固着して、経路の詰まりとなる可能性を低減できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の断面図、図2は排水トラップの軸方向断面図、図3は排水トラップの接続部の径方向断面図、図4は排水トラップの接続部の軸方向断面図を示したものである。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯機の断面図、図2は排水トラップの軸方向断面図、図3は排水トラップの接続部の径方向断面図、図4は排水トラップの接続部の軸方向断面図を示したものである。
図1に示すように、筐体10の内部には、ダンパ11によって外槽3が支持されている。外槽3内には、有底円筒形に形成された回転ドラム2がその軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて配設されている。外槽3は、回転ドラム2に沿うように、ほぼ同じ傾斜で配設されている。外槽3の正面側には、回転ドラム2の開口端に通じる衣類投入口12が形成されている。また、筐体10の正面側に形成され、開口部を開閉可能に閉じ、面が上向きとなるように設けられた扉13を開くことにより、前記衣類投入口12を通じて回転ドラム2内に対して洗濯物1を出し入れすることができる。回転ドラム2には、その周面に外槽3内に通じる複数の透孔14が形成されている。さらに、回転ドラム2の内周面の複数位置に撹拌突起15が設けられている。回転ドラム2は外槽3の背面側に取り付けられた駆動装置16によって正転及び逆転方向に回転駆動される。
外槽3には、洗剤ケース17を介して給水経路18が接続され、給水弁19を開くことにより、回転ドラム2内に注水が行われる。また、外槽3の下部には洗濯液排出経路20が接続され、排水弁21を開くことで、外槽3内の水が筐体10外へ排出される。図1に示すように、洗濯液排出経路20には、排水トラップ22が構成されている。排水トラップ22は、凹状をなした管路である。途中で一部経路の高さが低くなることで、排水トラップ22には常に水が溜まった状態となる。これにより乾燥気流が機外へ漏れ出たり、下水管内の悪臭が洗濯液排出経路20を通じて回転ドラム2内に広がることを防いでいる。
以下、洗濯(洗い、すすぎ)時の動作を説明する。なお。ここでの洗濯液とは、洗い工程時の洗剤が投入された洗い液、および、すすぎ工程時の洗剤が投入されないすすぎ液を含むものとする。
使用者が扉13を開いて回転ドラム2内に洗濯物1及び洗剤を投入してドラム式洗濯乾燥機の運転を開始させる。外槽3内には給水経路18から所定量の注水がなされ、モータ16(駆動装置)により回転ドラム2が回転駆動されて洗い工程が開始される。回転ドラム2の回転により、回転ドラム2内に収容された洗濯物は回転ドラム2の内周壁に設けられた撹拌突起15によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する撹拌動作が繰り返される。撹拌動作により、洗濯物1には叩き洗いの作用が及んで洗いがなされる。所定の時間の後、汚れた洗い液は洗濯液排出経路20から排出され、回転ドラム2を高速回転させる脱水動作により洗濯物1に含まれた洗い液を脱水する(中間脱水)。その後、外槽3内に給水経路18から注水してすすぎ工程が実施される。このすすぎ工程においても回転ドラム2内に収容された洗濯物1は回転ドラム2の回転により撹拌突起15により持ち上げられて落下する撹拌動作が繰り返されてすすぎ工程がなされる。複数回のすすぎ工程がなされると、最終脱水工程に入る。最終脱水工程では、中間脱水と同様に回転ドラム2を高速回転させることで洗濯物1に含まれたすすぎ液を脱水する。
最終脱水工程が終了すると、乾燥工程に入る。乾燥工程に必要な構成を以下に述べる。
回転ドラム2内には収容した洗濯物1を乾燥するために、外槽3内の空気を吸引し、循環風路7を通って再び外槽3内へ戻して循環させるための送風手段4が外槽3の上方に設けられている。送風手段4は循環風路7内に設けられている。循環風路7には、外槽3からの空気を除湿する除湿手段5と、加熱する加熱手段6が設けられている。送風手段4を回転駆動することにより、循環風路7に空気の流れが発生して洗濯物1を収容した回転ドラム2内の空気は外槽3から排気される。外槽からの空気は送風手段4の上流に位置する除湿手段5に水分を結露させて除湿され、さらに加熱手段6との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。
乾燥工程において、循環風路7を循環される循環空気中に主として衣類などの洗濯物1から発生するリントなどの異物が混じって循環することがある。このような異物により、除湿手段5や加熱手段6の目詰まり、送風手段4の回転部への噛み込み、送風手段4の内面への堆積といった乾燥工程を実施するのに支障をきたす恐れがある。このような事態を防ぐために、循環風路内の除湿手段5の上流側には、循環空気中の異物を除去する乾燥フィルタ9が設けられている。乾燥フィルタ9によって、洗濯物1を乾燥させた後の空気に異物が混入して除湿手段5側に導入されてきても、乾燥フィルタ9によって捕集され、送風手段4、加熱手段6、除湿手段5の機能が長期に保全される。
よって、外槽3から吸引された空気は、乾燥フィルタ9、除湿手段5、加熱手段6、送風手段4を通って外槽3に戻される。乾燥した高温の空気は送風手段4から外槽3へ送り出されて外槽3内に送風される。外槽3内に送風された高温の乾燥空気は回転ドラム2内に入って衣類などの洗濯物1に曝されながら外槽3へと抜け、再度、送風手段4の側へと導入され、以上のような循環の繰り返しにより乾燥工程が実施される。
本実施の形態において、乾燥工程において除湿手段5で発生する除湿水は、除湿手段の下方に設けられ、除湿水を排水する除湿水排出口25から排出される。
従来の構成においては、図6に示すように、排出された除湿水は外槽52に接続されて
いる。送風手段65よりも上流、すなわち、送風手段65の吸い込み側近くに除湿手段58および除湿手段58によって除湿された除湿水を排出する除湿水排出口61が配置されている場合、除湿水排出口61は圧力が低くなる。このとき、除湿水排出口61は、循環風路の入り口よりも圧力が低くなるため、循環風路から外槽52内へ送風された空気は、循環風路の入り口からよりも、除湿水排出口61から循環風路内へ導入される。このため、除湿水が排水されずにヒートポンプ装置55内に滞留して、乾燥不良を起こすという課題があった。
いる。送風手段65よりも上流、すなわち、送風手段65の吸い込み側近くに除湿手段58および除湿手段58によって除湿された除湿水を排出する除湿水排出口61が配置されている場合、除湿水排出口61は圧力が低くなる。このとき、除湿水排出口61は、循環風路の入り口よりも圧力が低くなるため、循環風路から外槽52内へ送風された空気は、循環風路の入り口からよりも、除湿水排出口61から循環風路内へ導入される。このため、除湿水が排水されずにヒートポンプ装置55内に滞留して、乾燥不良を起こすという課題があった。
本実施の形態においては、図1に示すように、除湿水排出口25からの除湿水は、除湿手段5より低い位置に接続された除湿水排出経路23を通じて、排水トラップ22へと排出される。これにより、排水トラップ22には常に水が溜まっていて気流を遮るため、乾燥気流が除湿水排出経路23を下方から上方へと逆流することがない。また、排水トラップ22は、除湿手段5より低い位置に接続されているために、排水ポンプを用いることがない。さらに、逆止弁などの開閉機構を用いることもなく、従来の構成で安価に除湿水を筐体10の外へと排出することができる。また、排水ポンプや逆止弁などの開閉機構を用いた場合のように、排出経路を閉じる必要がないため、リントが経路へ詰まりにくくなり、乾燥不良の発生を防ぐことができる。
このとき、図2(a)に示したように、除湿水排出経路23の直径dは、洗濯液排出経路20の直径Dより小さくするとよい。仮に、図2(b)に示したようにd=Dであると、乾燥工程において外槽3の内圧が上がり、排水トラップ22の外槽3側の水位がH下がったとき、除湿水排出経路23の水位は最大でもHしか上昇することができない。つまり、外槽3内と除湿手段5周辺部との間にトラップ高さの2倍以上の圧力水頭差がかかるとトラップ切れが生じてしまう。そのため、トラップ切れを防ぐためにトラップ高さをより高くする必要がある。これに対し、図2(a)に示したように、例えばd=D/3とすると、排水トラップ22の水位がH下がったとき、除湿水排出経路23の水位は最大9H上昇することができる。つまりこの排水トラップはトラップ高さの約10倍の圧力水頭差に耐えられることになる。このように、除湿水排出経路23を洗濯液排出経路20より細くすることで、トラップ切れの生じる可能性を低減することができる。
また、図3(a)に示したように、除湿水排出経路23と排水トラップ22の接続部の高さを、排水トラップ22の管路の中心の高さ以下とするとよい。ドラム内圧が高まると、気泡が外槽3側から排水トラップ22へ流入することがある。このとき図3(b)のように、除湿水排出経路23を洗濯液排出経路20の上部へ接続していると、気泡が除湿水排出経路23へと流入し、経路内の水を除湿手段5へと押し戻してしまい、乾燥不良となる可能性がある。そこで図3(a)のように、除湿水排出経路23を排水トラップ22の管路の上部を避けた位置に接続することで、気泡の流入を防ぐことができ、より乾燥不良が生じる可能性を減らすことができるとともに、洗濯液の排水時に除湿水排出経路に洗剤の泡が進入することを防ぐことができる。
さらに、図4(a)に示したように、除湿水排出経路23を排水トラップ22に対し、洗濯液排水時の上流側へと傾けて接続するとよい。反対側へ傾ける、あるいは直交するように接続すると、洗濯液の排出時に排水は外槽3側から機外側へと流れるため、図4(b)のように、洗濯液に含まれている糸くずなどの異物が接続部の角に引っかかり、経路の詰まりの原因となるおそれがある。除湿水排出経路23を外槽3側へ傾けて接続することで、異物が接続部に引っかかり、経路が詰まることを防止できる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2における排水トラップの軸方向断面図である。本実施の形態において、実施の形態1とは、除湿水排出経路23の構成が異なる。その他の構成は、
実施の形態1を援用する。
図5は本発明の実施の形態2における排水トラップの軸方向断面図である。本実施の形態において、実施の形態1とは、除湿水排出経路23の構成が異なる。その他の構成は、
実施の形態1を援用する。
図5において、除湿水排出経路23の径は、排水トラップ22の接続部から、排水トラップ22と洗濯液排出経路20の接続部の高さまでは排水トラップ22の管路の径と同程度である。より詳しくは、除湿水排出経路23の径は、排水トラップ22の喫水線程度の高さまでは排水トラップ22の管路の径および洗濯液排出経路20の径と同程度となっている。また、排水トラップ22の喫水線より高い部分では細くなっている。
排水トラップ22の水には、洗濯時の洗剤成分や汚れ成分が含まれており、運転後に長時間放置されている間に、喫水線においてそれらの成分が経路内面に付着し、経路の詰まりへ発展するおそれがある。そこで本実施の形態のように、除湿水排出経路23の径を、喫水線付近までは洗濯液排出経路20と同程度とすることで、洗濯液排出経路20と同程度に詰まりにくくなるため、排水不良などを防ぐことができる。
以上のように、本発明に関わる洗濯乾燥機は、乾燥工程において乾燥気流が除湿水排出経路を逆流することを防ぐとともに、逆止弁を用いないため、除湿水排出経路にリントが詰まり乾燥不良となることを防ぐことができ、洗濯乾燥機の品質向上を図ることができる。
2 回転ドラム
3 外槽
4 送風手段
5 除湿手段
6 加熱手段
7 循環風路
9 乾燥フィルタ
10 筐体
11 ダンパ
14 透孔
16 モータ(駆動装置)
20 洗濯液排出経路
21 排水弁
22 排水トラップ
23 除湿水排出経路
25 除湿水排出口
3 外槽
4 送風手段
5 除湿手段
6 加熱手段
7 循環風路
9 乾燥フィルタ
10 筐体
11 ダンパ
14 透孔
16 モータ(駆動装置)
20 洗濯液排出経路
21 排水弁
22 排水トラップ
23 除湿水排出経路
25 除湿水排出口
Claims (5)
- 外槽と、
前記外槽内に配設され洗濯物を収容する回転自在な回転ドラムと、
前記外槽内の洗濯液を機外へ排出するための洗濯液排出経路と、
前記洗濯液排出経路に設けられた排水トラップと、
前記回転ドラム内に供給する空気を除湿する除湿手段と、
前記除湿手段で除湿した空気を加熱する加熱手段と、
前記外槽と除湿手段および前記加熱手段とを循環するように設けた循環風路と、
前記外槽からの空気を循環させる送風手段と、
前記除湿手段で結露した除湿水を排水する除湿水排出経路とを備え、
前記送風手段により循環される空気は、前記外槽、前記除湿手段、前記加熱手段、前記送風手段の順に通過して前記外槽に戻される構成であって、
前記除湿水排出経路は、前記排水トラップへと接続された洗濯乾燥機。 - 前記除湿水排出経路の径が、前記排水トラップの管路の径よりも小さい請求項1に記載の洗濯乾燥機。
- 前記除湿水排出経路と前記排水トラップの接続部の高さは、前記排水トラップの前記管路の中心の高さ以下である請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
- 前記除湿水排出経路は、前記排水トラップの前記管路に対し、洗濯液排水時の上流側へと傾けて接続している請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
- 前記排水トラップは凹状をなした管路であり、
前記管路の両端にて前記洗濯液排出経路と接続し、前記管路の凹部にて前記除湿水排出経路と接続し、
前記除湿水排出経路の径は、前記管路と前記洗濯液排出経路との接続部の高さ以上の範囲において、前記管路の径よりも小さく、前記管路と前記洗濯液排出経路との接続部の高さ以下の範囲において、前記管路の径と同程度とした請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011278092A JP2013128537A (ja) | 2011-12-20 | 2011-12-20 | 洗濯乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015126842A (ja) * | 2013-12-28 | 2015-07-09 | シャープ株式会社 | 乾燥機 |
CN106939487A (zh) * | 2016-01-05 | 2017-07-11 | Lg电子株式会社 | 衣物处理装置 |
-
2011
- 2011-12-20 JP JP2011278092A patent/JP2013128537A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015126842A (ja) * | 2013-12-28 | 2015-07-09 | シャープ株式会社 | 乾燥機 |
CN106939487A (zh) * | 2016-01-05 | 2017-07-11 | Lg电子株式会社 | 衣物处理装置 |
CN106939487B (zh) * | 2016-01-05 | 2019-11-08 | Lg电子株式会社 | 衣物处理装置 |
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