JP2013128385A - 非接触電力伝送システム - Google Patents

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直樹 若生
Kazumasa Makita
和政 牧田
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Abstract

【課題】電力伝送および通信が同一の周波数で行われる非接触電力伝送システムであっても、電力伝送時に生じる誘起電圧から通信回路を保護し、かつ電力伝送効率の優れた非接触電力伝送システムを提供する。
【解決手段】非接触で電力伝送および通信を行い、電力伝送と通信は同一の周波数とする非接触電力伝送システムであり、送電装置21は第1のコイル7と、第2のコイル8と、電力伝送部23と、通信処理部である信号送受信部11と、制御部9と、送電側電源24と、半導体スイッチ12と、通信用保護コンデンサ6とを備え、受電装置22は第3のコイル13と、通信部26と、充電部25と、二次電池20とを備えている。半導体スイッチ12の切り換えによって、電力伝送時に第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6による共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に第2のコイル8の周波数を通信が可能な周波数に戻す。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末などの携帯電子機器への電力伝送とデータ通信を行う、非接触電力電送システムに関する。
近年、電子部品の小型化に伴い、携帯電話や携帯型音楽プレーヤ等に代表される携帯電子機器は、小型化や軽量化が図られ、広く普及している。更に近年、携帯電子機器は多機能化および高速処理化が図られ、それに伴い携帯電子機器が必要とする電力量が増加傾向にある。しかし、一般的な携帯電子機器は内蔵した二次電池に充電した電力により駆動しており、二次電池の電力が不足する度に二次電池を充電する構成のものが多い。
最近では、電磁誘導や磁気共鳴の原理を利用し、金属接点がなくても電力電送を可能にする非接触電力伝送技術を用いた非接触電力伝送装置の需要が高まっている。非接触電力伝送技術は、電気的接点を必要としないため、感電や短絡の危険性がないことに加えて、接点不良がないことや耐久性に優れるといった特徴を有している。
非接触電力伝送装置は誤動作の防止や優れた電力伝送効率を得るために、認証情報や受電情報等の情報を送電側と受電側間で通信する必要がある。そのため、一般的には、電力を伝送する電力用コイルとは別に、通信を行う通信用コイルを用いて、送電側と受電側間での通信処理を行い、送電側で受電側が適合機器であるか等の確認を行った後に、電力伝送を行っている。
このように、電力用コイルと通信用コイルとを併設する構成として、例えば特許文献1に開示された構成がある。
特開2011−182012号公報
しかしながら、従来技術のように電力用コイルと通信用コイルを併設する場合、電力用コイルと通信用コイルの間は電磁的に結合するため、電力伝送と通信のキャリア周波数が近ければ近いほど相互的な干渉を受けやすくなる。
そのため、同じ周波数を用いて非接触による電力伝送および通信処理を行う非接触電力伝送装置の場合、電力伝送時に電力用コイルに大きな磁界が発生し、通信用コイルの両端に電磁誘導による誘起電圧が生じる。この誘起電圧が大きい場合は、通信回路の半導体に過電圧が加わる可能性がある。
また、通信用コイルには誘起電圧に伴う電流が流れるため、この電流による通信コイルの発熱や通信回路の抵抗成分による損失電力が生じ、電力伝送効率が低下するという課題もある。
そこで本発明は電力伝送および通信が同一の周波数で行われる非接触電力伝送システムであっても、電力伝送時に生じる誘起電圧から通信回路を保護し、かつ電力伝送効率の優れた非接触電力伝送システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の非接触電力伝送システムは、電力伝送を行う第1のコイルと、通信の送受信を行う第2のコイルを有する送電装置と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルと受電および通信が可能な第3のコイルを有する受電装置を備え、前記電力伝送と前記通信が同一の周波数で行われ、前記送電装置はさらに前記第2のコイルの共振周波数を切り換える半導体スイッチと、通信用保護コンデンサと、前記受電装置と前記通信を行う通信処理部と、前記受電装置に前記電力伝送を行う電力伝送部と、前記通信処理部および前記電力伝送部を制御する制御部を備え、前記第1のコイルは前記電力伝送部を介して制御部に接続され、前記第2のコイルは前記通信処理部を介して制御部に接続され、前記半導体スイッチの一端は前記第2のコイルの一端と前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチの他端は前記通信用保護コンデンサの一端に接続され、前記通信用保護コンデンサの他端は前記第2のコイルの他端と前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記送電装置は、さらに前記第1のコイルの共振周波数を切り換える電力伝送用半導体スイッチと、電力伝送用コンデンサを有し、前記電力伝送用半導体スイッチの一端は前記第1のコイルの一端と前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチの他端は前記電力伝送用コンデンサの一端と接続され、前記電力伝送用コンデンサの他端は前記第1のコイルの他端と前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることを特徴とする。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記半導体スイッチは前記制御部によって制御され、前記半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数から外した後に電力伝送を行い、電力伝送が終了してから前記半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記送電装置は、さらに前記第2のコイルの共振周波数を切り換える第2の半導体スイッチを備え、前記半導体スイッチと、前記第2の半導体スイッチと、前記通信用保護コンデンサは直列に接続され、前記第2の半導体スイッチの一端は前記半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の半導体スイッチの他端は前記第2のコイルと前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記半導体スイッチと前記第2の半導体スイッチに電界効果トランジスタを使用した場合、ソース同士またはドレイン同士を接続することが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記送電装置は、さらに前記第1のコイルの共振周波数を切り換える第2の電力伝送用半導体スイッチを備え、前記電力伝送用半導体スイッチと、前記第2の電力伝送用半導体スイッチと、前記電力伝送用コンデンサは直列に接続され、前記第2の電力伝送用半導体スイッチの一端は前記電力伝送用半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の電力伝送用半導体スイッチの他端は前記第1のコイルと前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチおよび前記第2の電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサの合成容量による共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記電力伝送用半導体スイッチと前記第2の電力伝送用半導体スイッチに電界効果トランジスタを使用した場合、ソース同士またはドレイン同士を接続することが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記送電装置は、さらに第2の通信用保護コンデンサを備え、前記半導体スイッチと、前記第2の半導体スイッチと、前記通信用保護コンデンサと、前記第2の通信用保護コンデンサは直列に接続され、前記第2の通信用保護コンデンサの一端は前記第2の半導体スイッチの一端に接続され、前記第2の通信用保護コンデンサの他端は前記第2のコイルと前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記送電装置は、さらに第2の電力伝送用コンデンサを備え、前記電力伝送用半導体スイッチと、前記第2の電力伝送用半導体スイッチと、前記電力伝送用コンデンサと、前記第2の電力伝送用コンデンサは直列に接続され、前記第2の電力伝送用コンデンサの一端は前記第2の電力伝送用半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の電力伝送用コンデンサの他端は前記第1のコイルと前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチおよび前記第2の電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサと前記第2の電力伝送用コンデンサの合成容量による共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサと、前記第2の電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることが望ましい。
また、本発明による非接触電力伝送システムの前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチは前記制御部によって制御され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外した後に電力伝送を行い、電力伝送が終了してから前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることが望ましい。
本発明によれば、電力伝送および通信が同一の周波数で行われる非接触電力伝送システムであっても、電力伝送時に生じる誘起電圧から通信回路を保護し、かつ電力伝送効率の優れた非接触電力伝送システムが得られる。
本発明の第1の実施の形態による非接触電力伝送システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態において半導体スイッチを常に切断状態とした場合の、第1のコイルと第3のコイル間の電力伝送効率と電圧比の一例を示す特性図である。 本発明の第3の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。 本発明の第6の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。 本発明の第6の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態による非接触電力伝送システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態による非接触電力伝送システムは送電装置21と受電装置22から構成され、電力伝送と通信が同一の周波数で行われる。
送電装置21は電力伝送のアンテナである第1のコイル7と、受電装置22に電力を伝送する電力伝送部23と、通信処理のアンテナである第2のコイル8と、通信用保護コンデンサ6と、第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6からなる共振周波数を切り換える半導体スイッチ12と、受電装置22と通信の送受信を行う通信処理部である信号送受信部11と、電力伝送部23と信号送受信部11と半導体スイッチ12の制御を行う制御部9と、送電側電源24を備えている。
第1のコイル7は電力伝送部23を介して制御部9に接続し、第2のコイル8は信号送受信部11を介して制御部9に接続し、制御部9は送電側電源24に接続している。さらに、通信用保護コンデンサ6と半導体スイッチ12は直列に接続し、通信用保護コンデンサ6および半導体スイッチ12は第2のコイル8に並列に接続している。
また、電力伝送部23は、送電側電源1に接続されたインダクタ2と、スイッチング素子5と、並列共振コンデンサ3と、直列共振コンデンサ4と、スイッチング素子5のスイッチング動作により第1のコイル7を駆動する電力スイッチング回路10により構成している。
インダクタ2はスイッチング素子5に直列に接続し、並列共振コンデンサ3はスイッチング素子5に並列に接続し、直列共振コンデンサ4は第1のコイル7に直列に接続している。
受電装置22は、第1のコイル7および第2のコイル8と受電および通信が可能な第3のコイル13と、二次電池20と、第3のコイル13が受けた電力を二次電池20へ充電する充電部25と、送電装置21と通信信号の送受信を行う通信部26により構成する。
さらに充電部25は、整流回路17と、DC/DCコンバータ18と、電池充電制御回路19で構成し、通信部26は、Loadスイッチ14と、信号受信復調回路15と、通信制御回路16から構成する。
図2は本発明の第1の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。図1、図2を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る保護機能の動作を説明する。
制御部9によって、電力スイッチング回路10はスイッチング素子5のゲートにスイッチング信号を入力して導通状態を制御し、直列共振コンデンサ4を経由することで直流電力を交流電力に変換し、第1のコイル7に電力を供給する。
電力スイッチング回路10が駆動中であり、受電装置22に電力伝送を行っている間は、信号送受信部11の駆動は停止中であり、通信は行われない。同時に、半導体スイッチ12は導通状態であり、第2のコイル8は通信用保護コンデンサ6と並列共振回路を構成する。
電力伝送時は半導体スイッチ12が導通状態となり、第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6とで並列共振回路を構成することによって、第2のコイル8の並列容量に通信用保護コンデンサ6による並列容量が加算され、第2のコイル8の共振周波数を電力伝送の共振周波数からずらす事が可能となる。
第2のコイル8の共振周波数と電力伝送を行う第1のコイル7の共振周波数が異なることで、第1のコイル7と第2のコイル8は相互的な干渉を受けにくくなり、第2のコイル8に生じる誘起電圧を抑制できる。
第2のコイル8に生じる誘起電圧を抑制することにより、信号送受信部11の過電圧破壊を防止して、誘起電圧に伴う電流による第2のコイル8の発熱や回路の抵抗成分による損失電力を抑制でき、電力伝送効率の低下を防ぐことができる。
電力スイッチング回路10が停止している間は、スイッチング素子5のゲートにスイッチング信号は入力されず、第1のコイル7に電力が供給されていない状態にある。つまり、電力伝送が行われていない間は、信号送受信部11が駆動中であり、また、半導体スイッチ12は切断状態であり、第2のコイル8の共振周波数は通信が可能な周波数となり、受電装置22と通信処理を行うことができる。
電力伝送を行う場合は、半導体スイッチ12を導通させて、第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6による共振周波数を電力伝送の周波数からずらした後、電力スイッチング回路10を駆動させて電力伝送を行うことが望ましい。
また、通信処理を行う場合は、電力スイッチング回路10を停止させて電力伝送が終了した後、半導体スイッチを切断し、第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6による共振周波数を電力伝送の周波数に合わせて、受電装置22と通信を開始することが望ましい。
これにより、電力伝送時には確実に第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6による共振周波数が電力伝送の共振周波数から外れているため、通信回路の半導体の過電圧破壊を防止し、さらに、電力伝送の効率の低下を抑制できる。
半導体スイッチ12は、MOS型電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を用いることが望ましいが、目的に応じて適宜選択すれば良い。
図4は第1の実施の形態において半導体スイッチを常に切断状態とした場合の、第1のコイルと第3のコイル間の電力伝送効率と電圧比の一例を示す特性図である。
第1のコイル7および第3のコイル13として、40mm×30mmのコイルを用い、互いに3mmのギャップを設けた。また、第2のコイル8として、70mm×52mmのコイルを用い、第1のコイル7とのギャップは0.5mmを設けた。さらに、電力伝送と通信のキャリア周波数を同一に設定した。
図4は、上記構成とした場合の通信用保護コンデンサに対する、第1のコイル7と第3のコイル13間の電力伝送効率と電圧比を示す特性図であり、この時、半導体スイッチ12は常に切断状態とした。
上記のコイル構成では、第2のコイル8の並列容量設定値は100pF〜200pFの間に存在している。図4から明らかなように、第1のコイル7と第3のコイル13間の電力伝送効率の悪化はその並列容量値が存在する領域内で生じており、これは、第2のコイル8における消費電力が影響しているためである。
これより、電力伝送時の第2のコイル8の並列容量を100pF〜200pF以外に設定することができれば、電力伝送効率を向上できることがわかる。
本発明は、半導体スイッチ12の導通状態を制御することによって、第2のコイル8の並列容量に通信用保護コンデンサ6による並列容量が加算され、図4の並列容量である100pF〜200pF以外の容量値に設定できる。
第2のコイル8の並列容量を変更し、第2のコイル8と通信用保護コンデンサ6による共振周波数を電力伝送の周波数から外すことによって、電力伝送の効率が向上する。さらに、第2のコイル8の電磁誘導による誘起電圧を低減し、信号送受信部11の保護が可能となる。
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態による送電装置は、電力伝送のアンテナである第1のコイル37と、通信処理のアンテナである第2のコイル38と、受電装置に電力を伝送する電力伝送部31と、電力伝送用コンデンサ33と、第1のコイル37と電力伝送用コンデンサ33からなる共振周波数を切り換える電力伝送用半導体スイッチ34と、受電装置と通信の送受信を行う通信処理部である信号送受信部32と、通信用保護コンデンサ36と、第2のコイル38と通信用保護コンデンサ36からなる共振周波数を切り換える半導体スイッチ35と、電力伝送部31と信号送受信部32と電力伝送用半導体スイッチ34、35の制御を行う制御部39と、送電側電源30を備えている。
制御部39は送電側電源30に接続している。また、第1のコイル37は電力伝送部31を介して制御部39に接続し、第2のコイル38は信号送受信部32を介して制御部39に接続している。電力伝送用コンデンサ33と電力伝送用半導体スイッチ34は直列に接続し、電力伝送用コンデンサ33および電力伝送用半導体スイッチ34は第1のコイル37に並列に接続している。また、通信用保護コンデンサ36と半導体スイッチ35は直列に接続し、通信用保護コンデンサ36および半導体スイッチ35は第2のコイル38に並列に接続している。
電力伝送時は、電力伝送用半導体スイッチ34は切断状態であり、第1のコイル37の共振周波数は電力伝送が可能な周波数となり、受電装置に電力の伝送を行うことができる。この時、半導体スイッチ35は導通状態となり、第2のコイル38と通信用保護コンデンサ36とで並列共振回路を構成することによって、第2のコイル38の共振周波数を電力伝送の共振周波数からずらすことが可能となる。
一方、通信時は、半導体スイッチ35は切断状態であり、第2のコイル38の共振周波数は通信が可能な周波数となり、受電装置と通信を行うことができる。この時、電力伝送用半導体スイッチ34は導通状態となり、第1のコイル37と電力伝送用コンデンサ33とで並列共振回路を構成することによって、第1のコイル37の共振周波数を通信の共振周波数からずらすことが可能となる。
第1のコイル37の共振周波数と第2のコイル38の共振周波数が異なることで、電力伝送時および通信時に、第1のコイル37と第2のコイル38は相互的な干渉を受けにくくなる。
コイル間の相互的な干渉を受けにくくなることによって、電力伝送時は、信号送受信部32の過電圧破壊を防止し、さらに、電力伝送効率の低下を防ぐことができる。また、通信時は、通信効率の低下を防ぐことができる。
本発明による非接触電力伝送システムにおいては、電力伝送を行う場合、第2のコイルの共振周波数を切り換える半導体スイッチを導通させ、第2のコイルと通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数からずらした後に、電力伝送を行うことが望ましい。
また、電力伝送を終了する場合は、電力伝送が終了した後に、第2のコイルの共振周波数を切り換える半導体スイッチを切断状態とし、第2のコイルの共振周波数を通信が可能な周波数とすることが望ましい。
電力伝送が行われている間は、第2のコイルの共振周波数を電力伝送の周波数からずらしていることによって、信号送受信部の過電圧破壊を防止し、電力伝送効率の低下を抑制することができる。
また、通信を行う場合は、通信効率の低下を抑制するため、第1のコイルの共振周波数を切り換える電力伝送用半導体スイッチを導通させ、第1のコイルと電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数からずらした後に、通信を行うことが望ましい。
(第3の実施の形態)
図5は本発明の第3の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態による送電装置は、第1の実施の形態の送電装置にさらに、第2のコイル48と通信用保護コンデンサ43からなる共振周波数を切り換える第2の半導体スイッチである半導体スイッチ45を備えている。また、制御部49は電力伝送部41と、信号送受信部42と、半導体スイッチ44、45の制御を行う。
通信用保護コンデンサ43と半導体スイッチ44、45は直列に接続しており、通信用保護コンデンサ43と半導体スイッチ44、45は第2のコイル48に並列に接続している。
電力伝送を行う場合は、半導体スイッチ44、45を導通させて、第2のコイル48と通信用保護コンデンサ43による共振周波数を電力伝送の周波数からずらす事が可能となる。半導体スイッチ44、45を導通させて周波数をずらした後、電力伝送を行うことが望ましい。
また、通信を行う場合は、半導体スイッチ44、45を切断状態とし、第2のコイル48の周波数を通信が可能な周波数に切り換えることが可能となる。この場合、電力伝送が終了した後、半導体スイッチ44、45を切断し、第2のコイル48の共振周波数を通信の周波数に合わせて、図示しない受電装置と通信を開始することが望ましい。
本発明により、第1のコイルと第2のコイルの相互的な干渉を受けにくくしているが、電力伝送時は第2のコイルに幾らかの誘起電圧が生じてしまう。例えば半導体スイッチに電界効果トランジスタを使用し、半導体スイッチが1つの構成とした場合、ドレインとソースの間に電位差が生じ、半導体スイッチに不具合を生じさせる恐れがある。そこで、本実施の形態のように、半導体スイッチを2つの構成とすることにより、極性を有しない双方向スイッチの構成とすることによって、半導体スイッチの不具合を防止できるため、半導体スイッチを2つ直列に接続することが望ましい。つまり、半導体スイッチを2つ用いて、直列で対称に設置する構成とすることにより、第2のコイル間に生じる電位差を防止することができる。 ここで、対称とは、例えば、ゲートとソース間の電位差によりスイッチ動作を行わせる2つの半導体スイッチであれば、ソース同士またはドレイン同士を接続する構成の事である。
また、半導体スイッチのドレインとソース間電位差の正負に対して耐電圧に差がある場合でも、ソース同士またはドレイン同士を接続することによって、2つの半導体スイッチ全体としての正負の耐電圧差を一致させ、特定の極性に対する耐圧が低くなることを防止できる。
(第4の実施の形態)
図6は本発明の第4の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態による送電装置は、第3の実施の形態の送電装置にさらに、第1のコイル57と電力伝送用コンデンサ63からなる共振周波数を切り換える第2の電力伝送用半導体スイッチである電力伝送用半導体スイッチ64を備えている。また、制御部59は電力伝送部51と、信号送受信部52と、半導体スイッチ54、55と、電力伝送用半導体スイッチ64、65の制御を行う。
電力伝送用コンデンサ63と電力伝送用半導体スイッチ64、65は直列に接続しており、電力伝送用コンデンサ63と電力伝送用半導体スイッチ64、65は第1のコイル57に並列に接続している。
電力伝送時は、電力伝送用半導体スイッチ64、65は切断状態であり、第1のコイル57の共振周波数は電力伝送が可能な周波数となる。この時、半導体スイッチ54、55は導通状態となり、第2のコイル58と通信用保護コンデンサ53とで並列共振回路を構成することによって、第2のコイル58の共振周波数を電力伝送の共振周波数からずらすことが可能となる。
一方、通信時は、半導体スイッチ54、55は切断状態であり、第2のコイル58の共振周波数は通信が可能な周波数となる。この時、電力伝送用半導体スイッチ64、65は導通状態となり、第1のコイル57と電力伝送用コンデンサ63とで並列共振回路を構成することによって、第1のコイル57の共振周波数を通信の共振周波数からずらすことが可能となる。
(第5の実施の形態)
図7は本発明の第5の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態による送電装置は、第3の実施の形態の送電装置にさらに、第2の通信用保護コンデンサである通信用保護コンデンサ76を備えている。通信用保護コンデンサ73、76と半導体スイッチ74、75は直列に接続しており、通信用保護コンデンサ73、76と半導体スイッチ74、75は第2のコイル78に並列に接続している。
図8は本発明の第5の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。図7、図8を用いて、本発明の第5の実施の形態に係る保護機能の動作を説明する。
最初に本実施の形態による送電装置は、図示しない受電装置と通信を行い、送電対象である受電装置か否かの確認を行う。この時、半導体スイッチ74、75は切断状態であり、第2のコイル78の共振周波数は通信が可能な周波数となっている。通信成立後、信号送受信部72は図示しない受電装置との通信を停止する。
送電装置が図示しない受電装置を送電対象であると認識した場合、制御部79は半導体スイッチ74、75を導通状態とした後、電力伝送部71を駆動させて受電装置に電力伝送を行う。
半導体スイッチ74、75が導通状態となることによって通信用保護コンデンサ73、76が直列に接続され、第2のコイル78と並列共振回路が構成される。並列共振回路を構成することによって、第2のコイル78の共振周波数を電力伝送の共振周波数からずらす事が可能となる。第2のコイル78の共振周波数と電力伝送を行う第1のコイル77の共振周波数が異なることで、第1のコイル77と第2のコイル78は相互的な干渉を受けにくくなる。これにより、電力伝送時は信号送受信部72の過電圧破壊を防止し、さらに、送電装置は受電装置に効率よく電力伝送を行うことができる。
電力伝送終了後に、制御部79は半導体スイッチ74、75を切断状態とし、第2のコイル78の共振周波数を通信が可能な周波数に切り換える。
本発明により、第1のコイルと第2のコイルの相互的な干渉を受けにくくしているが、電力伝送時は第2のコイルに幾らかの誘起電圧が生じてしまう。そのため、送電電力が大きい場合や大きい誘起電圧が生じた場合には、コンデンサが接続されていない半導体スイッチが過電流により不具合を生じる恐れがある。また、第3の実施の形態により半導体スイッチを2つ直列に接続することにより、第2コイル間の電位差を抑制する構成としているが、一方の半導体スイッチ側にのみコンデンサが接続されることによって、第2コイル間に幾らかの電位差が生じる場合がある。そのため、2つの半導体スイッチは対称となるようにそれぞれコンデンサが接続されていることが望ましい。ここで、対称とは、例えば、ゲートとソース間の電位差によりスイッチ動作を行わせる2つの半導体スイッチを用いている場合であれば、2つの半導体スイッチはソース同士またはドレイン同士を接続し、他方のソースまたはドレイン側にそれぞれコンデンサを接続する構成の事である。本実施の形態による構成とすることにより、半導体スイッチの不具合を防止できるため、それぞれの半導体スイッチに通信用保護コンデンサを接続することが望ましい。
(第6の実施の形態)
図9は本発明の第6の実施の形態による非接触電力伝送システムの送電装置の一例を示すブロック図である。
本実施の形態による送電装置は、第5の実施の形態の送電装置にさらに、電力伝送用コンデンサ93と、第2の電力伝送用コンデンサである電力伝送用コンデンサ96と、第1のコイル87と電力伝送用コンデンサ93、96からなる共振周波数を切り換える電力伝送用半導体スイッチ94および第2の電力伝送用半導体スイッチである電力伝送用半導体スイッチ95を備えている。また、制御部89は、電力伝送部81と、信号送受信部82と、半導体スイッチ84、85と、電力伝送用半導体スイッチ94、95の制御を行う。
電力伝送用コンデンサ93、96および電力伝送用半導体スイッチ94、95は直列に接続しており、電力伝送用コンデンサ93、96および電力伝送用半導体スイッチ94、95は第1のコイル87に並列に接続している。
図10は本発明の第6の実施の形態による非接触電力伝送システムの保護機能動作を示す波形およびタイムチャートである。図9、図10を用いて、本発明の第6の実施の形態に係る保護機能の動作を説明する。
最初に本実施の形態による送電装置は、図示しない受電装置と通信を行い、送電対象である受電装置か否かの確認を行う。この時、半導体スイッチ84、85は切断状態であり、第2のコイル88の共振周波数は通信が可能な周波数となっている。また、電力伝送用半導体スイッチ94、95は導通状態であり、電力伝送用コンデンサ93、96は直列に接続され、第1のコイル87と並列共振回路を構成している。この構成とすることによって、第1のコイル87の共振周波数を通信の共振周波数からずらす事が可能となり、第1のコイル87と第2のコイル88は相互的な干渉を受けにくくなる。そのため、通信効率の低下を防ぐことができる。通信成立後、信号送受信部82は図示しない受電装置との通信を停止する。
送電装置が図示しない受電装置を送電対象であると認識した場合、制御部89は半導体スイッチ84、85を導通状態とし、さらに、電力伝送用半導体スイッチ94、95を切断状態とする。その後、送電装置は図示しない受電装置に電力伝送を行う。
電力伝送用半導体スイッチ94、95を切断状態とすることによって、第1のコイル87の共振周波数は電力伝送が可能な周波数に切り替わり、通信用保護コンデンサ83、86が直列に接続され、第2のコイル88と並列共振回路を構成することによって、第2のコイル88の共振周波数を電力伝送の共振周波数からずらすことが可能となる。
電力伝送を行う第1のコイル87と第2のコイル88の共振周波数が異なる事で、通信時と同様に第1のコイル87と第2のコイル88は相互的な干渉を受けにくくなり、信号送受信部82の過電圧破壊を防止し、さらに、送電装置は受電装置に効率よく電力伝送を行うことができる。
電力伝送終了後に、制御部89は半導体スイッチ84、85を切断状態とし、電力伝送用半導体スイッチ94、95を導通状態とするとすることによって、第2のコイル88の共振周波数は通信が可能な周波数に切り替わり、第1のコイル87の共振周波数を通信の共振周波数からずらした状態とする。
本発明により、第1のコイルと第2のコイルの相互的な干渉を受けにくくしているが、通信時は第1のコイルに幾らかの誘起電圧が生じてしまう。そのため、コンデンサが接続されていない電力伝送用半導体スイッチが構成されている場合に、第1のコイルに大きい誘起電圧が生じると、コンデンサが接続されていない電力伝送用半導体スイッチが過電流により不具合を生じる恐れがある。また、電力伝送用半導体スイッチを2つ直列に接続することにより、第1のコイル間の電位差を抑制する構成としているが、一方の半導体スイッチ側にのみ電力伝送用コンデンサが接続されることによって、第1のコイル間に幾らかの電位差が生じる場合がある。そのため、2つの電力伝送用半導体スイッチは対称となるようにそれぞれコンデンサが接続されていることが望ましい。本実施の形態による構成とすることにより、電力伝送用半導体スイッチの不具合を防止できるため、それぞれの電力伝送用半導体スイッチに通信用保護コンデンサを接続することが望ましい。
以上より、電力伝送および通信が同一の周波数で行われる非接触電力伝送システムであっても、電力伝送時に生じる誘起電圧から通信回路を保護し、かつ電力伝送効率の優れた非接触電力伝送システムが得られる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の変更や修正が可能である。例えば、送電装置の回路設計は、充電電力および通信信号の周波数に応じて、適宜決定すれば良い。すなわち、当業者であれば成し得るであろう各種変形、修正もまた本発明に含まれることは勿論である。
1、24、30 送電側電源
2 インダクタ
3 並列共振コンデンサ
4 直列共振コンデンサ
5 スイッチング素子
6、36、43、53、73、76、83、86 通信用保護コンデンサ
7、37、57、77、87 第1のコイル
8、38、48、58、78、88 第2のコイル
9、39、49、59、79、89 制御部
10 電力スイッチング回路
11、32、42、52、72、82 信号送受信部
12、35、44、45、54、55、74、75、84、85 半導体スイッチ
13 第3のコイル
14 Loadスイッチ
15 信号受信復調回路
16 通信制御回路
17 整流回路
18 DC/DCコンバータ
19 電池充電制御回路
20 二次電池
21 送電装置
22 受電装置
23、31、41、51、71、81 電力伝送部
25 充電部
26 通信部
33、63、93、96 電力伝送用コンデンサ
34、64、65、94、95 電力伝送用半導体スイッチ

Claims (10)

  1. 電力伝送を行う第1のコイルと、通信の送受信を行う第2のコイルを有する送電装置と、前記第1のコイルおよび前記第2のコイルと受電および通信が可能な第3のコイルを有する受電装置を備え、前記電力伝送と前記通信が同一の周波数で行われ、前記送電装置はさらに前記第2のコイルの共振周波数を切り換える半導体スイッチと、通信用保護コンデンサと、前記受電装置と前記通信を行う通信処理部と、前記受電装置に前記電力伝送を行う電力伝送部と、前記通信処理部および前記電力伝送部を制御する制御部を備え、前記第1のコイルは前記電力伝送部を介して制御部に接続され、前記第2のコイルは前記通信処理部を介して制御部に接続され、前記半導体スイッチの一端は前記第2のコイルの一端と前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチの他端は前記通信用保護コンデンサの一端に接続され、前記通信用保護コンデンサの他端は前記第2のコイルの他端と前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする非接触電力伝送システム。
  2. 前記送電装置は、さらに前記第1のコイルの共振周波数を切り換える電力伝送用半導体スイッチと、電力伝送用コンデンサを有し、前記電力伝送用半導体スイッチの一端は前記第1のコイルの一端と前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチの他端は前記電力伝送用コンデンサの一端と接続され、前記電力伝送用コンデンサの他端は前記第1のコイルの他端と前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることを特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送システム。
  3. 前記半導体スイッチは前記制御部によって制御され、前記半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数から外した後に電力伝送を行い、電力伝送が終了してから前記半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする請求項1または2に記載の非接触電力伝送システム。
  4. 前記送電装置は、さらに前記第2のコイルの共振周波数を切り換える第2の半導体スイッチを備え、前記半導体スイッチと、前記第2の半導体スイッチと、前記通信用保護コンデンサは直列に接続され、前記第2の半導体スイッチの一端は前記半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の半導体スイッチの他端は前記第2のコイルと前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の非接触電力伝送システム。
  5. 前記半導体スイッチと前記第2の半導体スイッチに電界効果トランジスタを使用した場合、ソース同士またはドレイン同士を接続することを特徴とする請求項4に記載の非接触電力伝送システム。
  6. 前記送電装置は、さらに前記第1のコイルの共振周波数を切り換える第2の電力伝送用半導体スイッチを備え、前記電力伝送用半導体スイッチと、前記第2の電力伝送用半導体スイッチと、前記電力伝送用コンデンサは直列に接続され、前記第2の電力伝送用半導体スイッチの一端は前記電力伝送用半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の電力伝送用半導体スイッチの他端は前記第1のコイルと前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチおよび前記第2の電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサの合成容量による共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の非接触電力伝送システム。
  7. 前記電力伝送用半導体スイッチと前記第2の電力伝送用半導体スイッチに電界効果トランジスタを使用した場合、ソース同士またはドレイン同士を接続することを特徴とする請求項6に記載の非接触電力伝送システム。
  8. 前記送電装置は、さらに第2の通信用保護コンデンサを備え、前記半導体スイッチと、前記第2の半導体スイッチと、前記通信用保護コンデンサと、前記第2の通信用保護コンデンサは直列に接続され、前記第2の通信用保護コンデンサの一端は前記第2の半導体スイッチの一端に接続され、前記第2の通信用保護コンデンサの他端は前記第2のコイルと前記通信処理部との間に接続され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチの切り換えによって、電力伝送時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外し、通信時に前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサによる共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする請求項4から7のいずれかに記載の非接触電力伝送システム。
  9. 前記送電装置は、さらに第2の電力伝送用コンデンサを備え、前記電力伝送用半導体スイッチと、前記第2の電力伝送用半導体スイッチと、前記電力伝送用コンデンサと、前記第2の電力伝送用コンデンサは直列に接続され、前記第2の電力伝送用コンデンサの一端は前記第2の電力伝送用半導体スイッチの一端と接続され、前記第2の電力伝送用コンデンサの他端は前記第1のコイルと前記電力伝送部の間に接続され、前記電力伝送用半導体スイッチおよび前記第2の電力伝送用半導体スイッチの切り換えによって、通信時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサと前記第2の電力伝送用コンデンサの合成容量による共振周波数を通信の周波数から外し、電力伝送時に前記第1のコイルと前記電力伝送用コンデンサと、前記第2の電力伝送用コンデンサによる共振周波数を通信の周波数に合わせることを特徴とする請求項6から9のいずれかに記載の非接触電力伝送システム。
  10. 前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチは前記制御部によって制御され、前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数から外した後に電力伝送を行い、電力伝送が終了してから前記半導体スイッチおよび前記第2の半導体スイッチを切り換えて、前記第2のコイルと前記通信用保護コンデンサと前記第2の通信用保護コンデンサの合成容量による共振周波数を電力伝送の周波数に合わせることを特徴とする請求項8または9に記載の非接触電力伝送システム。
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