JP2013125443A - 評価表示システム、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】目標の達成のために目指すべき区間を客観的に示す技術の提供。
【解決手段】表示部に自車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、前記自車両の今回の走行の低燃費度の評価である今回評価を単位区間毎に取得し、前記今回の走行よりも過去の走行の前記低燃費度の評価である過去評価を前記単位区間毎に取得し、複数の車両が前記単位区間を走行した場合の前記低燃費度の実績に基づいて設定された前記低燃費度の目標値の達成難易度を前記単位区間毎に取得し、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回評価と前記過去評価とを併せて表示するとともに各単位区間毎の前記達成難易度を表示する。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の低燃費度の評価を表示する評価表示システム、方法およびプログラムに関する。
従来、車両の燃費を改善させるための表示を行う各種の技術が開発されている。例えば、特許文献1においては、リンク毎の燃費の目標値をリンクの形状から算出し、現在位置が属するリンクの目標値と現在時点における燃費とを比較し、目標達成度を示す走行実績ランクを算定する技術が開示されている。また、当該走行実績ランクは色によってランクが把握できるように表示される。
特開2009−2847号公報
上述した従来技術においては、目標の達成のために目指すべき区間を客観的に示すことができなかった。すなわち、上述の従来技術においては、自車両の燃費の実績を目標値と比較することによって目標達成度を示す走行実績ランクを算定している。従って、自車両を運転する運転者自身によって実現された燃費を基準にして運転操作の改善を試みる区間を決定することは可能である。当該運転者による燃費の実績は当該運転者自身の運転操作の傾向を反映する一方、運転者自身の運転操作の傾向と無関係な偶発的事象(渋滞や天候等)にも大きく影響を受ける。従って、自車両の燃費の実績のみに基づいて運転操作を改善すべき区間が示されても、実際の運転に際して適切な指針になるとは限らない。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、目標の達成のために目指すべき区間を客観的に示すことを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明においては、今回の走行の低燃費度の評価である今回評価と過去の走行の低燃費度の評価である過去評価とを取得し、表示部の地図上に今回評価と過去評価とを併せて表示する構成とする。さらに、複数の車両が単位区間を走行した場合の低燃費度の実績に基づいて設定された低燃費度の目標値の達成難易度を単位区間毎に取得し、地図上に今回評価と過去評価とが表示された単位区間のそれぞれについての達成難易度も表示する。
すなわち、複数の車両が単位区間を走行した場合の低燃費度の実績を取得すれば、当該単位区間において低燃費度の目標値を達成した車両の数や低燃費度の実績と目標値の乖離などにより、低燃費度が目標値に達しやすいか否かを客観的に特定することができる。従って、複数の車両における低燃費度の実績が良い傾向であるほど達成難易度が低く、複数の車両における低燃費度の実績が悪い傾向であるほど達成難易度が高いと客観的に結論づけることができる。また、運転者が運転操作を改善することによって走行時の燃費を良くするためには、過去評価が悪い単位区間での運転操作を改善することが重要であるが、過去評価が悪い単位区間の中には運転操作の改善が容易な区間と改善が困難な区間とが混在する。
そして、運転操作の改善が困難な区間で運転者が運転操作の改善を試みたとしても、改善が困難であるために一向に低燃費度が改善しないという状況に陥ることが多い。この場合、運転者が次第に向上心を失ってしまうことが想定される。しかし、運転操作の改善が容易な区間で運転者が運転操作の改善を試みれば、改善が容易であるために次々に改善が実現され、運転者がより熱心に燃費の改善を試みるように促すことができる。そこで、本発明においては過去評価が表示された単位区間の達成難易度が地図上で表示される構成としており、この構成によれば、運転操作の改善が客観的に容易な単位区間を運転者が容易に選択することができる。また、単位区間毎に今回評価が表示されることにより、運転者が運転操作の改善を目指した単位区間において実際に低燃費度が改善されたか否かを容易に確認することが可能である。
ここで、案内制御手段は、表示部に車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、また、地図上に単位区間毎の今回評価と過去評価とを併せて表示するとともにに各単位区間毎の達成難易度を表示することができればよい。すなわち、表示部に、車両の現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図と、車両の現在位置を示す情報と、今回評価および過去評価と、今回評価および過去評価を表示した単位区間の達成難易度とを表示することができればよい。なお、本発明においては地図上の単位区間毎に今回評価と過去評価と達成難易度とが表示されるように構成される。ここで、今回評価と過去評価と達成難易度とは単位区間毎に定義され、今回においても過去においても通常は、複数の単位区間を走行するため、地図上においては複数の連続する単位区間における今回評価と過去評価と達成難易度とが表示されることになる。
また、単位区間は、低燃費度に関する評価の結論を導くための区間であればよく、一定距離の区間を単位区間としても良いし、所定の規則によって決められた区間を単位区間としても良い。後者としては、例えば、地図情報が示す最も近いノード同士を端点とする一つのリンクを一つの単位区間とする構成等を採用可能である。さらに、今回評価を表示する対象となる単位区間と過去評価を表示する対象となる単位区間とは、一致していても良いし異なっていても良い。すなわち、単位区間が共通の規則で決められていればよく、表示対象の単位区間は適宜選択されて良い。
さらに、単位区間毎の今回評価と過去評価とを併せて表示し、各単位区間の達成難易度をするための態様としては、種々の態様を想定可能である。すなわち、今回評価と過去評価とについては、これらの評価が地図上で同時に運転者に認識されるような態様で各評価が表示されればよい。従って、今回評価と過去評価とを直接的に示す情報を表示する態様であっても良いし、今回評価と過去評価との一方を直接的に示す情報と他方を間接的に示す情報とを表示する態様であってもよい。後者としては、例えば、今回評価と過去評価との一方を表示するとともに、他方と一方との相対的な関係を示す情報(他方が一方よりも良い評価である、悪い評価である、同等の評価であることを示す情報等)を表示する構成等が挙げられる。
また、達成難易度は、単位区間毎に難易度が比較可能な状態で表示されれば良く、評価(今回評価あるいは過去評価)と達成難易度とが関連することを示すため、同一の単位区間についての評価と達成難易度とを同時に示すアイコンを地図上に表示する構成としても良い。すなわち、今回評価および過去評価を評価に応じた態様であるとともに達成難易度に応じた態様であるアイコンによって表示する構成としてもよい。この構成によれば、一つのアイコンによって、単位区間毎の評価および達成難易度を把握することが可能になる。
今回評価取得手段は、車両の今回の走行の低燃費度の評価である今回評価を取得することができればよい。すなわち、現在位置を終点とする今回の走行区間のうち、少なくとも地図に表示されている区間についての単位区間毎の今回評価を取得すればよい。ここで、今回の走行区間は現在位置が終点となる区間であり、車両の進行とともに区間の総距離が大きくなる。また、今回の走行区間の始点は特に限定されず、現在位置まで連続的に走行した場合において当該連続的な走行の開始地点を今回の走行区間の始点としても良いし、走行日が異なるなど非連続な走行が行われた場合において現在位置に到達する前に車両が存在した地点を区間の始点としても良い。すなわち、今回の走行と今回の走行よりも過去の走行とが区別されて対比できるように今回の走行区間が定義されていればよい。
また、低燃費度は単位区間毎に定義され、参照できるように所定の記録媒体に記録される。例えば、車両が低燃費度の評価対象となる区間を走行するたびに当該低燃費度が定義され、走行履歴中のいずれの履歴に関する情報であるのかを特定するための情報(例えば、走行日時)が低燃費度と単位区間とに対応付けられて記録媒体に記録される構成等を採用可能である。むろん、低燃費度に基づいて特定された今回評価と過去評価とが所定の記録媒体に記録される構成であっても良い。
さらに、低燃費度は、車両が単位距離を走行するために必要とされる燃料が少ないほど良い評価になるように構成されていればよく、燃費の値を示す情報(例えば、単位区間内の平均値を示す情報)であっても良いし、燃費を改善させるための運転操作の有無を評価する情報(例えば、燃費改善に寄与する運転操作の頻度を示す情報)であっても良い。
低燃費度の評価は、今回評価、過去評価の双方において、車両の低燃費度と目標値とを比較した結果であって、運転技術の向上に寄与する指標であればよい。例えば、燃費が目標値に達していることあるいは達していないことを示す評価であっても良いし、燃費と閾値との乖離を示す情報であっても良い。さらに、目標値は、達成すべき低燃費度を示していれば良く、低燃費度と比較されるべき閾値である。当該目標値は固定であっても良いし、可変であっても良い。
過去評価取得手段は、今回の走行よりも過去の走行の低燃費度の評価である過去評価を取得することができればよい。すなわち、地図上での過去評価の表示対象区間について過去評価を取得することができればよい。具体的には、地図に表示されている今回よりも過去の走行区間のうち、今回評価と対比すべき区間を過去評価の表示対象区間とし、当該表示対象区間についての低燃費度と目標値とを比較した結果を単位区間毎に取得すればよい。ここで、過去評価の表示対象区間は、過去評価の情報が存在する区間の全てであっても良いし、一部であっても良い。すなわち、過去の低燃費度を定常的に特定して記録媒体に記録する構成とし、地図に含まれる道路上の単位区間であって、過去の低燃費度が記録媒体に記録されている全ての単位区間については過去評価を特定して表示する構成としても良いし、過去の低燃費度が記録媒体に記録されている単位区間から表示対象区間を選択して過去評価を特定し、表示しても良い。
過去の低燃費度が記録媒体に記録されている単位区間から表示対象区間を選択する構成の例として、今回の走行よりも過去に現在位置を含む区間を走行した場合の車両の低燃費度の評価を単位区間毎に示す過去評価を取得する構成としても良い。すなわち、現在位置を含む区間を過去評価の表示対象区間として過去評価を取得する。この構成によれば、現在位置以前の今回評価が地図上に表示されている状態において、現在位置を含む区間の過去評価が地図上に併せて表示される。現在位置を含む区間は、現在位置の直後に走行する道路を含むため、運転者は現在位置以後の過去評価を認識し、さらに、現在位置以前の今回評価を対比させながら運転を行うことが可能になる。
達成難易度取得手段は、複数の車両が単位区間を走行した場合の低燃費度の実績に基づいて設定された低燃費度の目標値の達成難易度を単位区間毎に取得することができればよい。すなわち、複数の車両による単位区間毎の低燃費度の実績を統計することによって、複数の車両の集合による振る舞いを単位区間毎に比較可能な指標を特定し、当該指標が低燃費度の目標値を達成することの難易を表すと見なし、当該統計に応じた達成難易度となるように達成難易度が定義されればよい。
複数の車両による低燃費度の実績を取得するための構成は、種々の構成を採用可能であり、例えば、達成難易度の管理装置に対して複数の車両のそれぞれから低燃費度を示す情報を送信する構成とし、当該達成難易度の管理装置において、当該情報に基づいて単位区間毎に達成難易度を決定するように構成すればよい。このようにして決定された達成難易度は種々の構成によって取得される。例えば、ナビゲーション処理等に利用される地図情報に単位区間毎の達成難易度を示す情報を対応付けておいても良いし、達成難易度の管理装置から通信によって取得されるように構成してもよい。なお、低燃費度を解析する対象となる複数の車両には自車両が含まれても良いし、含まれていなくても良い。ただし、自車両以外の車両が含まれていることが必要であり、統計精度が確保される程度の数の車両が複数の車両となっていることが好ましい。
さらに、複数の車両による低燃費度の実績に基づいて達成難易度を特定するための構成例として、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の数が多いほど難しくなるように達成難易度を設定する構成としても良い。この構成によれば、低燃費度が目標値に達している車両の数が多いほど達成難易度が易しく、低燃費度が目標値に達している車両の数が少ないほど達成難易度が難しくなるように定義することができる。むろん、達成難易度は車両の数に応じて連続的に変化しても良いし、段階的に変化しても良い。なお、低燃費度が目標値に達していない車両の数の多寡は、当該車両の数自体で判断されても良いし、低燃費度が目標値に達していない車両の数と車両の全数との比で判断されても良い。
さらに、複数の車両による低燃費度の実績に基づいて達成難易度を特定するための構成例として、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の運転者の運転技術が高いほど難しくなるように設定された達成難易度を取得する構成としても良い。この構成によれば、高い運転技術の運転者をもってしても単位区間において低燃費度が目標値を上回らせることが困難である場合に、当該単位区間の達成難易度を高くすることができる。なお、運転者の技術は各種の手法によって定義可能であり、例えば、同一の車両から取得された低燃費度に基づいて、当該車両において低燃費度が目標値を超えた単位区間の数と当該車両が走行した単位区間の全数とを特定し、前者を後者で除した値が多いほど運転者の運転技術が高いと見なす構成等を採用可能である。むろん、運転技術は連続的に変化しても良いし、段階的に変化しても良い。
さらに、達成難易度によって運転操作の改善を試みる単位区間の指針を提供するのみならず、改善を試みる単位区間を推奨単位区間として指定して案内する構成としても良い。例えば、過去評価が示す自車両の運転者の運転技術に応じて当該自車両の運転者が目標値の達成を目指すべき単位区間を特定し、推奨単位区間として案内する構成としても良い。すなわち、過去評価を参照すれば、過去において自車両の運転者の単位区間毎の低燃費度が目標値に達している確率を評価し、あるいは、低燃費度と目標値との乖離を評価することが可能である。これらの評価は、運転者の運転技術に相当する。そして、運転技術が低い運転者であるほど達成難易度が低い単位区間でなければ運転操作を改善することが困難である。そこで、運転技術に応じて目標値の達成を目指すべき単位区間を特定し、推奨単位区間とすれば、運転者毎に適切な推奨単位区間を設定し、案内することができる。
なお、推奨単位区間の案内は、音声で行っても良いし表示部における表示で行っても良い。推奨単位区間を表示部に表示する場合、推奨単位区間を強調する表示を行う構成でも良い。推奨単位区間を強調する表示を行う構成としては、例えば、今回評価や過去評価、達成難易度を単位区間毎に示すアイコンの中で、推奨単位区間についてのアイコンを他のアイコンと区別するための強調表示を行う構成等を採用可能である。
さらに、推奨単位区間を特定するための構成例として、過去評価に基づいて、達成難易度が同一の単位区間の中で自車両の運転者の低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を特定し、当該割合が所定の値以上である達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間を推奨単位区間とする構成としても良い。すなわち、自車両についての過去評価が定義された単位区間のそれぞれについて達成難易度を特定し、達成難易度毎に単位区間を分類する。この結果、各分類に分類された単位区間の達成難易度は同一となる。そして、同一の分類に属する単位区間の過去評価に基づいて低燃費度が目標値に達しなかった単位区間を特定し、同一の分類に属する単位区間の数に対する割合を特定する。
この割合は、同一の達成難易度の単位区間内で低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合である。また、ある達成難易度における当該割合が所定の値以上である場合、当該達成難易度の単位区間においては所定の値以上の割合で低燃費度が目標値に達しないと見なすことができる。低燃費度が目標値に達するか否かは、交通状態等の影響も受けるため、達成難易度が低い単位区間であっても全ての単位区間において低燃費度が目標値に達することは困難である。そこで、ある難易度の単位区間において所定の値以上の割合で低燃費度が目標値を達している場合、当該難易度については運転操作の改善を目指すことが効率的な燃費の改善に結びつかないと見なすことができる。そして、複数の達成難易度において低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である場合、効率的かつ容易に燃費を改善するためには当該複数の達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間で運転操作を改善すればよい。そこで、低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間を推奨単位区間とすれば、運転者にとって比較的容易に燃費を改善することが可能な単位区間を推奨単位区間として設定することが可能である。なお、複数の達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間よりも低い難易度の単位区間を推奨単位区間に含まれる構成としても良い。
さらに、本発明のように複数の車両による低燃費度の実績に基づいて達成難易度を取得する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合、車両に備えられる各部と共有の部品を利用して実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような装置を備えたナビゲーションシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
評価表示システムを含むナビゲーション端末を示すブロック図である。 低燃費度情報取得処理を示すフローチャートである。 評価表示処理を示すフローチャートである。 評価表示処理を示すフローチャートである。 達成難易度決定処理を示すフローチャートである。 (6A)(6D)は表示される地図の例を示す図、(6B)(6C)は達成難易度の設定を説明するための図である。 評価表示システムを含むナビゲーション端末を示すブロック図である。 (8A)は推奨単位区間取得処理を示すフローチャート、(8B)(8C)(8D)は推奨単位区間の設定を説明するための図である。 評価表示処理を示すフローチャートである。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)ナビゲーション端末の構成:
(2)低燃費度情報取得処理:
(3)評価表示処理:
(4)達成難易度決定処理:
(5)他の実施形態:
(1)ナビゲーション端末の構成:
図1は、自車両に搭載された評価表示システムの構成を示すブロック図である。本実施形態において評価表示システムは、ナビゲーション端末10によって実現される。ナビゲーション端末10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、ROMに記憶されたプログラムを制御部20で実行することができる。本実施形態においては、このプログラムの一つとしてナビゲーションプログラムを実行可能である。当該ナビゲーションプログラムは、ナビゲーション端末の表示部に自車両の現在位置が含まれる地図を表示して運転者を目的地まで案内する機能を制御部20に実現させるプログラムであり、表示部に単位区間毎の今回評価と過去評価とを併せて表示するとともに各単位区間毎の達成難易度を表示する評価表示プログラム21が含まれている。
本実施形態にかかる自車両は、低燃費度評価ランプECU40とGPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43とユーザI/F部44と通信部45とを備えている。GPS受信部41は、GPS衛星からの電波を受信し、図示しないインタフェースを介して自車両の現在位置を算出するための信号を示す信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して自車両の現在位置を取得する。車速センサ42は、自車両が備える車輪の回転速度に対応した信号を出力する。制御部20は、図示しないインタフェースを介してこの信号を取得し、車速を取得する。ジャイロセンサ43は、自車両の水平面内の旋回についての角加速度を検出し、自車両の向きに対応した信号を出力する。制御部20は、この信号を取得して自車両の進行方向を取得する。車速センサ42およびジャイロセンサ43等は、GPS受信部41の出力信号から特定される自車両の現在位置を補正するなどのために利用される。また、自車両の現在位置は、当該自車両の走行軌跡に基づいて適宜補正される。
低燃費度評価ランプECU40は、自車両の動作に基づいて走行中の自車両の低燃費度を評価するための制御回路を備えており、自車両のインストルメンタルパネルに備えられたランプ40aが接続されている。本実施形態において低燃費度評価ランプECU40は、消費燃料を示す情報(例えば、インジェクタを動作させるための信号から特定される情報や消費燃料センサが示す情報等)と車速センサ42の出力情報とトランスミッションの状態を示す情報との組み合わせが消費燃料を抑制する条件に合致しているか否かを判定する。なお、消費燃料を抑制する条件としては、種々の条件を定義可能であるが、本実施形態においては、消費燃料が所定量以下であり、かつ、車速が所定の閾値以上であり、かつ、トランスミッションの状態が通常の状態(スポーツモードなど高効率に加速するための状態ではないドライブモード等の状態)である場合に消費燃料を抑制する条件に合致しているとする。
そして、低燃費度評価ランプECU40は、各情報の組み合わせが消費燃料を抑制する条件に合致している場合にランプ40aを点灯させる。この結果、運転者はランプ40aが点灯している場合に消費燃料が抑制される運転を行っており、ランプ40aが消灯している場合に消費燃料が過度に消費される運転を行っていると判断することができる。また、低燃費度評価ランプECU40は、ランプ40aを点灯させる場合に制御部20に対してランプ40aが点灯していることを示す情報を出力する。従って、制御部20は、当該情報に基づいてランプ40aが点灯していることおよび消灯していることを特定することができる。
ユーザI/F部44は、運転者の指示を入力し、また運転者に各種の情報を提供するためのインタフェース部であり、図示しないタッチパネルディスプレイからなる表示部やスイッチ等の入力部、スピーカ等の音声出力部を備えている。ユーザI/F部44は制御信号を制御部20から受信し、各種案内を行うための画像をタッチパネルディスプレイに表示する。通信部45は、自車両の外部の達成難易度管理装置100と通信を行う回路を備えており、制御部20は、通信部45を介して達成難易度管理装置100と通信を行うことができる。
記録媒体30には地図情報30aが記録されている。地図情報30aは、自車両が走行する道路の端点に対応するノードの位置等を示すノードデータ、ノード間の道路の形状を特定するための形状補間点の位置等を示す形状補間点データ、ノード同士の連結を示すリンクデータ等を含んでいる。また、本実施形態においては、自車両が走行するたびに自車両の低燃費度を示す低燃費度情報30bが記録される。当該低燃費度情報30bは、単位区間内における低燃費度の評価対象区間内で上述のランプ40aが点灯していた割合を示す情報であるとともに、目的地を設定して走行した状態で低燃費度情報30bが記録される場合には、当該目的地と出発地とを示す情報が低燃費度情報30bに対応付けられて記録される。
制御部20は、ナビゲーションプログラムに含まれる評価表示プログラム21を実行することにより、ユーザI/F部44の表示部に今回評価と過去評価とを含む地図を表示する。この処理を実行するため、評価表示プログラム21は、案内制御部21aと今回評価取得部21bと過去評価取得部21cと達成難易度取得部21dとを備えている。
案内制御部21aは、ユーザI/F部44の表示部に自車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示し、また、地図上に単位区間毎の今回評価と過去評価とを併せて表示するとともに、各単位区間毎の達成難易度を表示する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。すなわち、制御部20は、GPS受信部41,車速センサ42,ジャイロセンサ43の出力信号に基づいて自車両の現在位置を特定し、自車両の現在位置周辺における地図の表示範囲を特定し、当該表示範囲内の道路や施設等の情報を地図情報30aから抽出する。そして、制御部20は、自車両の現在位置と当該現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図を描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、自車両の現在位置の周辺における道路や施設等を示す地図と、自車両の現在位置を表示する。
今回評価取得部21bは、自車両の今回の走行における単位区間(本実施形態においては、一定距離(例えば100m)の区間)毎の低燃費度の評価である今回評価を単位区間毎に取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。なお、制御部20は、自車両が走行する過程において今回評価取得部21bにより後述する低燃費度情報取得処理を実行し、ランプ40aの単位区間毎の点灯割合を低燃費度として取得し、当該単位区間毎の点灯割合を低燃費度情報30bとして記録する。当該低燃費度情報30bからは今回評価と過去評価とが生成される。
本実施形態においては、運転者がナビゲーションプログラムの機能により、ユーザI/F部44を操作して目的地を設定し、当該目的地を設定した時点での自車両の現在位置を出発地とし、当該出発地から目的地までの経路を探索して案内する。そして、現在において当該出発地から当該目的地まで走行している場合に、当該出発地から当該目的地までの走行を今回の走行とみなす。すなわち、今回走行した区間は、出発地が始点、現在位置が終点となる区間であり、自車両の進行とともに自車両が目的地に到達するまで今回走行した区間の総距離が大きくなる。なお、目的地を設定した走行が行われ、自車両が目的地に到達した場合、制御部20は、低燃費度情報30bを記録する際に、出発地から目的地まで走行するまでの各単位区間についてのランプ40aの点灯割合と当該出発地および当該目的地とを対応付けて記録する。
そして、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、低燃費度情報30bが示す今回の走行における低燃費度と目標値としての所定の閾値とを比較し、比較結果を今回評価として取得する。このために、制御部20は、出発地において自車両の走行が開始された後、目的地に到達する以前において自車両が今回走行した区間における単位区間毎の低燃費度情報30bを取得する。そして、制御部20は、低燃費度情報30bが示す単位区間毎のランプ40aの点灯割合(ランプ40aが点灯している状態で走行した距離の割合)を目標値としての所定の閾値と比較する。そして、制御部20は、単位区間毎のランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上である場合に今回評価を「良」、当該点灯割合が所定の閾値よりも小さい場合に今回評価を「悪」とする。
過去評価取得部21cは、今回の走行よりも過去の低燃費度の評価である過去評価を単位区間毎に取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において制御部20は、自車両が今回の走行よりも過去に出発地と同一の地点から出発し、目的地と同一の地点まで走行した場合における一連の走行を過去評価の表示対象となる過去の走行と見なす。そして、制御部20は、低燃費度情報30bが示す過去の走行における低燃費度と目標値としての所定の閾値とを比較し、比較結果を過去評価として取得する。
このために、制御部20は、低燃費度情報30bから上述の今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられたランプ40aの点灯割合を示す情報を取得する。なお、今回の走行と同一の出発地、目的地が対応付けられた情報が複数個記録されている場合、例えば、出発地と目的地とに対応付けられたランプ40aの点灯割合が最も大きいもの(すなわち、過去において最良の低燃費度となったもの)を過去評価として取得する構成とすればよい。そして、制御部20は、ランプ40aの点灯割合と所定の閾値と比較し、所定の閾値以上である場合に、過去評価を「良」、当該点灯割合が所定の閾値よりも小さい場合に過去評価を「悪」とする。なお、今回の走行と過去の走行とで出発地と目的地とが同一か否かを判定するためには、地点からの距離に所定のマージンを設け、例えば、距離が300m以内の2地点は同一と見なすような構成を採用可能である。
達成難易度取得部21dは、複数の車両が単位区間を走行した場合の低燃費度の実績に基づいて設定された低燃費度の目標値の達成難易度を単位区間毎に取得する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態において、制御部20は、達成難易度管理装置100が作成する単位区間毎の達成難易度を取得する。達成難易度管理装置100は、複数の車両が送信する低燃費度の実績を図示しない通信部によって取得し、当該低燃費度の実績に基づいて統計処理を行うことにより、複数の車両の集合による振る舞いを単位区間毎に比較可能な指標を特定し、当該指標が低燃費度の目標値を達成することの難易を表すと見なす。すなわち、達成難易度管理装置100においては、複数の車両における低燃費度の実績が良い傾向であるほど達成難易度が低く、複数の車両における低燃費度の実績が悪い傾向であるほど達成難易度が高くなるように達成難易度を設定する。これにより、達成難易度を客観的に定義することができる。
本実施形態において、複数の車両の集合による振る舞いを単位区間毎に比較可能な指標は、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の数であり、達成難易度管理装置100は、当該車両の数が単位区間を走行した複数の車両の数に占める割合で当該車両の数を評価する。すなわち、達成難易度管理装置100は、当該割合が多いほど段階的に難易度が高くなるように達成難易度を設定する。達成難易度は、各単位区間において低燃費度の目標値を達成することの困難性を示していれば良く、本実施形態においては、低燃費度の目標値を達成することが容易な順に低、中、高の3段階の難易度が設定される。当該達成難易度の設定の詳細は後述する。
制御部20は、単位区間を指定し、当該単位区間の達成難易度の送信要求を通信部45を介して達成難易度管理装置100に送信する。達成難易度が送信されると、制御部20は、指定した単位区間の達成難易度を通信部45を介して取得する。
本実施形態においては、単位区間毎の評価(今回評価あるいは過去評価)と達成難易度とを一つのアイコンによって表示することとしており、アイコンの表示態様によって評価の良し悪しと、今回および過去と、達成難易度とを区別できるように構成している。そこで、制御部20は、案内制御部21aの処理により、評価と達成難易度とを示すアイコンを地図上の単位区間毎に描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。なお、今回評価と過去評価とを表示するために、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部に現在表示されている地図から、今回の走行によって走行した区間と過去の走行によって走行した区間とを抽出する。そして、制御部20は、各区間における単位区間毎の今回評価あるいは過去評価と達成難易度とを特定し、当該今回評価あるいは当該過去評価と当該達成難易度とを示すアイコンを地図上に描画するための制御信号をユーザI/F部44の表示部に出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、単位区間毎の今回評価と過去評価とを表示する。
図6Aは、表示部に表示される地図の例を示しており、本例においては、実線の曲線によって示された道路R上に自車両の現在位置を示すアイコンCが表示されている。また、図6Aに示す例においては、道路上に葉を模したアイコンによって低燃費度の評価を表示しており、実線のアイコンによって今回評価、破線のアイコンによって過去評価を示すとともに「良」評価を白いアイコン、「悪」評価をハッチが付されたアイコンで示している。さらに、カエデの葉を模した外形(以下、形状1と呼ぶ)のアイコンによって高難易度、先が細い葉を模した外形(以下、形状2と呼ぶ)のアイコンによって中難易度、三つ葉を模した外形(以下、形状3と呼ぶ)のアイコンによって低難易度の達成難易度であることを示している。図6Aにおいては、アイコンの符号においてEの次の文字がtである場合に今回評価、文字がpである場合に過去評価であることを示し、さらに次の文字がgである場合に「良」評価、文字がbである場合に「悪」評価であることを示し、さらに次の数値が1である場合に形状1、数値が2である場合に形状2、数値が3である場合に形状3であるように符号が設定されている。
当該図6Aに示すように、本実施形態によれば、ユーザI/F部44の表示部に表示された地図に、単位区間毎の今回評価と過去評価と各単位区間における達成難易度とが同時に視認できるように表示される。この結果、運転者は今回の走行区間における低燃費度の評価と過去の低燃費度の評価とを運転中に容易に比較しながら運転を行うことができる。なお、図6Aに示す例のように、今回評価と、過去評価とを異なる態様(実線と破線)で地図に表示することにより、運転者は、今回評価と過去評価とを混同することなく明確に区別することが可能になる。ここで、今回評価と過去評価とは単位区間毎に定義され、今回においても過去においても通常は、複数の単位区間を走行するため、地図上においては複数の連続する単位区間における今回評価と過去評価とが表示されることになる。従って、運転者は複数の単位区間に渡る今回評価と過去評価とを運転中に対比しながら運転を行うことができる。
さらに、本実施形態において、達成難易度は複数の車両が単位区間毎を走行した場合の低燃費度の実績に基づいて特定される。従って、各単位区間において低燃費度が目標値に達しやすいか否かを客観的に特定することができる。また、運転者が運転操作を改善することによって走行時の燃費を良くするためには、過去評価が悪い単位区間での運転操作を改善することが重要であるが、過去評価が悪い単位区間の中には運転操作の改善が容易な区間と改善が困難な区間とが混在する。例えば、図6Aに示すアイコンEpb1〜Epb3のいずれもが「悪」評価の過去評価であるが、達成難易度は難易度が高い順にアイコンEpb1の単位区間、アイコンEpb2の単位区間、アイコンEpb3の単位区間である。
そして、運転操作の改善が困難な区間で運転者が運転操作の改善を試みたとしても、改善が困難であるために一向に低燃費度が改善しないという状況に陥ることが多い。この場合、運転者が次第に向上心を失ってしまうことが多い。しかし、運転操作の改善が容易な区間で運転者が運転操作の改善を試みれば、改善が容易であるために次々に改善が実現され、運転者がより熱心に燃費の改善を試みるように促すことができる。そして、図6Aに示すように、過去評価が表示された単位区間の達成難易度が地図上で明示されていると、運転操作の改善が容易な単位区間を運転者が容易に選択することができる。例えば、図6Aにおいて、アイコンEpb1の単位区間では運転操作の改善を試みず、アイコンEpb3の単位区間において運転操作の改善を試みるように運転者が選択することができる。そして、図6Aに示すように、自車両の現在位置Cよりも後方において単位区間毎に今回評価が表示されることにより、運転者が運転操作の改善を目指した単位区間において実際に低燃費度が改善されたか否かを容易に確認することが可能である。
(2)低燃費度情報取得処理:
次に、低燃費度情報取得処理について詳細に説明する。図2は、低燃費度情報取得処理のフローチャートであり、本実施形態において制御部20は、目的地を設定した走行が開始された後に今回評価取得部21bによって低燃費度情報取得処理を実行する。低燃費度情報取得処理が実行される前に制御部20は、自車両が単位区間の長さとして定義された一定距離を走行したか否かを判定するための累計距離と、単位区間内で低燃費度の評価を行うことが可能であった距離を特定するための評価距離と、ランプ40aが点灯した状態で走行した距離を特定するための点灯距離とを示す変数を初期化する。
制御部20は、走行距離を累計距離に加算する(ステップS100)。本実施形態において、ステップS100〜S130はループ処理となっており、ループ処理が繰り返される場合には一定の期間(例えば、100ms)毎にステップS100の処理が行われる。そこで、制御部20は、GPS受信部41と車速センサ42とジャイロセンサ43との出力信号に基づいて、前回ステップS100が実行されてから今回ステップS100が実行されるまでの間に自車両が走行した走行距離ΔLを特定し、累計距離に加算する。すなわち、制御部20は、ステップS100〜S130が繰り返されている間に自車両が走行した総距離を示す値が累計距離となるように加算処理を行う。
次に、制御部20は、車速が所定値以上であるか否かを判定し(ステップS110)、車速が所定値以上であると判定されない場合にはステップS115〜S125をスキップする。一方、ステップS110にて、車速が所定値以上であると判定された場合、制御部20は、走行距離を評価距離に加算する(ステップS115)。すなわち、ステップS100にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを評価距離に加算する。
ここで、ステップS110の判定における判定条件となる所定値は、所定値よりも小さい車速である場合に有意な低燃費度の評価が行えなくなるような車速の値(例えば4km/h)として予め定義されていればよい。すなわち、車速が過度に低速である場合、消費燃料を抑制した運転と過度に燃料を消費した運転とを区別して運転操作をすることが困難であるため、所定値よりも小さい車速である場合には低燃費度の評価を行わないようにする。このために、本実施形態においては、車速が所定値よりも小さい場合、有意な低燃費度の評価を行えないと見なしてステップS115を実行しないが、車速が所定値以上であれば有意な低燃費度の評価を行えると見なしてステップS115にて評価距離をΔLだけ増加させることになる。なお、当該所定値は、低燃費度評価ランプECU40がランプ40aを点灯させる際の条件の一つとして車速について設定されている所定の閾値と同一であっても良い。
さらに、制御部20は、ランプ40aが点灯しているか否かを判定し(ステップS120)、ランプ40aが点灯していると判定されない場合にはステップS125をスキップする。一方、ステップS120にて、ランプ40aが点灯していると判定された場合、制御部20は、走行距離を点灯距離に加算する(ステップS125)。すなわち、有意な低燃費度の評価を行うことが可能な状態であり、かつ、ランプ40aが点灯している場合に、制御部20は、ステップS100にて累計距離に加算された上述の走行距離ΔLを評価距離に加算する。
次に、制御部20は、累計距離が一定距離以上になったか否かを判定し(ステップS130)、ステップS130にて累計距離が一定距離以上になったと判定されるまでステップS100以降の処理を繰り返す。すなわち、制御部20は、累計距離が、単位区間の距離として予め定義された一定距離以上になった場合に、自車両が単位区間を走行したと見なしてステップS100〜S130のループ処理を抜けることになる。
ステップS130にて、累計距離が一定距離以上になったと判定された場合、制御部20は、評価距離が0より大きいか否かを判定する(ステップS135)。すなわち、自車両が単位区間を走行する過程において有意な評価を行える区間が存在したか否かを判定する。ステップS135にて、評価距離が0より大きいと判定された場合、制御部20は、ランプ40aの点灯割合を点灯距離/評価距離に設定する(ステップS140)。一方、ステップS135にて、評価距離が0より大きいと判定されない場合、制御部20は、ランプ40aの点灯割合を0に設定する(ステップS145)。すなわち、点灯割合を評価するための分母が0でない場合には点灯距離と評価距離とに基づいて点灯割合を算出し、点灯割合を評価するための分母が0である場合には点灯割合の定義から点灯割合を算出できないため0とする。むろん、ここでは、評価不能などとすることも可能である。
次に、制御部20は、ステップS140あるいはS145にて設定したランプ40aの点灯割合を累計距離の計測対象となった単位区間に対応付けて低燃費度情報30bとして記録媒体30に記録する(ステップS150)。以上の処理によれば、単位区間毎の低燃費度情報30bを記録媒体30に記録することができる。なお、自車両の目的地が設定された状態で低燃費度情報取得処理が実行された場合、制御部20は、ステップS150において、目的地と出発地とを示す情報を低燃費度情報30bに対応付けて記録する。
(3)評価表示処理:
次に、評価表示処理について詳細に説明する。図3および図4は、評価表示処理のフローチャートであり、本実施形態においては、運転者によって目的地が設定され、今回の走行の出発地および目的地と同一の出発地および目的地であった過去の走行についての低燃費度情報30bが存在する場合に当該評価表示処理が実行される。また、制御部20は、ユーザI/F部44の表示部において所定の期間毎に地図表示を更新しており、当該更新のたびに当該評価表示処理が実行される。
ステップS200〜S230は過去評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、案内制御部21aおよび過去評価取得部21cの処理により、まず、過去評価の表示対象から処理対象の単位区間を選択する(ステップS200)。すなわち、制御部20は、案内制御部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、今回の走行における出発地および目的地と同一の出発地および目的地が対応付けられた低燃費度情報30bから、出発地と目的地とに対応付けられた低燃費度が最も良いもの(ランプ40aの点灯割合が最も大きいもの)を抽出する。さらに、制御部20は、案内制御部21aの処理により、抽出された低燃費度情報30bに対応付けられた単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の単位区間の中から過去評価を表示する処理を行っていない単位区間を処理対象の単位区間として選択する。
次に、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去の低燃費度を取得する(ステップS205)。すなわち、処理対象の単位区間の過去の走行におけるランプ40aの点灯割合を低燃費度として取得する。次に、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、低燃費度が目標値に達しているか否かを判定する。すなわち、制御部20は、処理対象の単位区間の過去の走行におけるランプ40aの点灯割合が目標値として予め設定された所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS210)。ステップS210でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去評価を「良」に設定し、アイコンの模様を白に設定する(ステップS215)。すなわち、アイコンの模様が「良」評価を示す白抜きとなるように設定する。また、ステップS210でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、過去評価取得部21cの処理により、処理対象の単位区間の過去評価を「悪」に設定し、アイコンの模様をハッチに設定する(ステップS220)。すなわち、アイコンの模様が「悪」評価を示すハッチ模様となるように設定する。
次に、制御部20は、達成難易度取得部21dの処理により、達成難易度管理装置100から処理対象の単位区間の達成難易度を取得する(ステップS221)。すなわち、制御部20は、通信部45を介して、処理対象の単位区間の位置を示す情報とともに当該単位区間の達成難易度を送信させるための送信要求を達成難易度管理装置100に対して出力する。達成難易度管理装置100が当該送信要求を取得すると、後述する達成難易度決定処理(図5)を実行して処理対象の単位区間の達成難易度を決定し、当該達成難易度を示す情報を送信する。制御部20は、通信部45を介して当該達成難易度を示す情報を取得し、処理対象の単位区間の達成難易度を取得する。
処理対象の単位区間の達成難易度が取得されると、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の達成難易度が高であるか否かを判定する(ステップS222)。ステップS222において達成難易度が高であると判定されると、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンの形状を破線の形状1に設定する(ステップS223)。すなわち、過去評価を示す破線によって高難易度を示す形状1のアイコンを描画するようにアイコンの形状を設定する。
一方、ステップS222において達成難易度が高であると判定されない場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の達成難易度が中であるか否かを判定する(ステップS224)。ステップS224において達成難易度が中であると判定されると、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンの形状を破線の形状2に設定する(ステップS225)。すなわち、過去評価を示す破線によって中難易度を示す形状2のアイコンを描画するようにアイコンの形状を設定する。
さらに、ステップS224において、達成難易度が中であると判定されない場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンの形状を破線の形状3に設定する。すなわち、過去評価を示す破線によって低難易度を示す形状3のアイコンを描画するようにアイコンの形状を設定する(ステップS226)。
次に、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の過去評価を設定されたアイコンの模様および形状で表示する(ステップS228)。すなわち、制御部20は、処理対象の単位区間の位置に、ステップ223,S225,S226のいずれかで設定された形状のアイコンを破線で描画するとともに、ステップS215,S225のいずれかで設定された模様を付して描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の単位区間の位置に、過去評価に対応したアイコンであって処理対象の単位区間の達成難易度も同時に示すアイコンを表示する。
次に、制御部20は、案内制御部21aの処理により、表示対象の単位区間の過去評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS230)。すなわち、制御部20は、ステップS200にて特定された表示対象の単位区間の全てについて過去評価を表示したか否かを判定する。ステップS230にて、表示対象の単位区間の過去評価を表示済であると判定されない場合、ステップS200以降の処理を繰り返す。一方、ステップS230にて表示対象の単位区間の過去評価を表示済であると判定された場合、ステップS235以降で今回評価を表示するための処理を行う。表示対象の単位区間の過去評価を表示した時点では、図6Aに示す実線のアイコンEtg1〜Etg3,Etb1〜Etb3(今回評価を示すアイコン)は表示されておらず、破線で示すアイコンEpg1〜Epg3,Epb1〜Epb3(過去評価を示すアイコン)が表示された状態となる。なお、今回の走行と過去の走行とで経路が同一である場合、自車両の現在位置よりも後方の単位区間においても過去評価が表示されるが、ステップS235以降の処理によって同一の単位区間上に今回評価が表示される場合には、今回評価が優先的に表示される。
ステップS235〜S265は今回評価を地図上に表示するためのループ処理であり、制御部20は、案内制御部21aおよび今回評価取得部21bの処理により、まず、今回評価の表示対象から処理対象の単位区間を選択する(ステップS235)。すなわち、制御部20は、案内制御部21aの処理により、ユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲を特定する。さらに、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、今回の走行の過程で記録媒体に記録された低燃費度情報30bに対応付けられた単位区間からユーザI/F部44の表示部に表示されている地図の範囲に含まれる単位区間を表示対象として特定する。そして、表示対象の単位区間の中から今回評価を表示する処理を行っていない単位区間を処理対象の単位区間として選択する。
次に、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回の低燃費度を取得する(ステップS240)。すなわち、処理対象の単位区間の今回の走行におけるランプ40aの点灯割合を取得する。次に、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回の走行におけるランプ40aの点灯割合が目標値としての所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS245)。ステップS245でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定された場合、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回評価を「良」に設定し、アイコンの模様を白に設定する(ステップS250)。また、ステップS245でランプ40aの点灯割合が所定の閾値以上であると判定されない場合、制御部20は、今回評価取得部21bの処理により、処理対象の単位区間の今回評価を「悪」に設定し、アイコンの模様をハッチに設定する(ステップS255)。
次に、制御部20は、達成難易度取得部21dの処理により、達成難易度管理装置100から処理対象の単位区間の達成難易度を取得する(ステップS256)。処理対象の単位区間の達成難易度が取得されると、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の達成難易度が高であるか否かを判定し(ステップS257)、達成難易度が高であると判定されるとアイコンの形状を実線の形状1に設定する(ステップS258)。
一方、ステップS257において達成難易度が高であると判定されない場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の達成難易度が中であるか否かを判定する(ステップS259)。ステップS259において達成難易度が中であると判定されると、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンの形状を実線の形状2に設定する(ステップS260)。ステップS259において、達成難易度が中であると判定されない場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンの形状を実線の形状3に設定する(ステップS261)。
次に、制御部20は、案内制御部21aの処理により、処理対象の単位区間の今回評価を設定されたアイコンの模様および形状で表示する(ステップS262)。すなわち、制御部20は、処理対象の単位区間の位置に、ステップ258,S260,S261のいずれかで設定された形状のアイコンを実線で描画するとともに、ステップS250,S255のいずれかで設定された模様を付して描画するための信号をユーザI/F部44の表示部に対して出力する。この結果、ユーザI/F部44の表示部は、処理対象の単位区間の位置に、今回評価に対応したアイコンであって処理対象の単位区間の達成難易度も同時に示すアイコンを表示する。
次に、制御部20は、案内制御部21aの処理により、表示対象の単位区間の今回評価を表示済であるか否かを判定する(ステップS265)。すなわち、制御部20は、ステップS235にて特定された表示対象の単位区間の全てについて今回評価を表示したか否かを判定する。ステップS265にて、表示対象の単位区間の今回評価を表示済であると判定されない場合、ステップS235以降の処理を繰り返す。一方、ステップS265にて表示対象の単位区間の今回評価を表示済であると判定されると、制御部20は、評価表示処理を終了する。本実施形態において、同一の単位区間上に今回評価が表示される場合には、今回評価が優先的に表示されるため、表示対象の単位区間の今回評価が表示されると、図6Aに示す例のように、自車両の現在位置以前に自車両が走行した区間には実線で今回評価のアイコンEtg1〜Etg3,Etb1〜Etb3が表示される。また、ステップS235〜S265の処理においては自車両の現在位置よりも前方の区間に今回評価は表示されないため、当該自車両の現在位置よりも前方の区間においては破線で過去評価のアイコンEpg1〜Epg3,Epb1〜Epb3が表示される。
(4)達成難易度決定処理:
次に、達成難易度管理装置100が実行する達成難易度決定処理を詳細に説明する。図5は、達成難易度決定処理のフローチャートであり、本実施形態において達成難易度管理装置100は、車両から達成難易度の送信要求を受信した場合に図5に示す達成難易度決定処理を実行する。当該達成難易度決定処理を実行する前提として、達成難易度管理装置100は、任意の車両から任意のタイミングで送信される低燃費度の情報を受信し、図示しない記録媒体に蓄積している。なお、車両から送信される低燃費度の情報には、車両が単位区間を走行した時刻と当該単位区間の位置を示す情報とが対応付けられている。
達成難易度決定処理が開始されると、達成難易度管理装置100は、まず、処理対象の単位区間についての直近の所定期間内の低燃費度の情報を取得する(ステップS300)。すなわち、達成難易度管理装置100は、記録媒体を参照し、現在時刻以前の所定期間内の時刻と車両からの送信要求によって指定された単位区間の位置とが対応付けられている低燃費度の情報を取得する。
次に、達成難易度管理装置100は、ステップS300において、所定量以上の情報を取得できたか否かを判定する(ステップS305)。すなわち、達成難易度管理装置100は、所定の統計精度が確保できる程度の情報が取得されたか否かを判定する。ステップS305において、所定量以上の情報を取得できたと判定されない場合、達成難易度を中に設定する(ステップS340)。すなわち、本例においては統計的に達成難易度が取得できない場合のデフォルトの難易度が中難易度に設定されていることになる。
ステップS305において、所定量以上の情報を取得できたと判定された場合、達成難易度管理装置100は、低燃費度が目標値に達している車両の割合を取得する(ステップS310)。すなわち、達成難易度管理装置100は、ステップS300において取得した低燃費度のそれぞれを目標値と比較し、低燃費度が目標値に達している数を特定して全体の数で除することにより、低燃費度が目標値に達している車両の割合を特定する。
次に、達成難易度管理装置100は、当該割合が第1閾値(例えば、70%)以上であるか否かを判定し(ステップS320)、割合が第1閾値以上であると判定される場合、達成難易度を低に設定する(ステップS325)。一方、ステップS320において、割合が第1閾値以上であると判定されない場合、達成難易度管理装置100は、割合が第2閾値(第1閾値>第2閾値(例えば、30%))以上であるか否かを判定する(ステップS330)。そして、達成難易度管理装置100は、ステップS330において割合が第2閾値以上であると判定された場合、達成難易度を中に設定設定し(ステップS340)、ステップS330において割合が第2閾値以上であると判定されない場合、達成難易度を高に設定する(ステップS335)。以上の処理によれば、低燃費度が目標値に達していない車両の割合が多いほど達成難易度が高くなるように設定される。
図6Bは、単位区間Z1〜Z4のそれぞれにおいて低燃費度が目標値に達している車両の割合を示す棒グラフである。図6Bにおいて、棒グラフの長さが短いほど低燃費度が目標値に達している車両の割合が少なくなり、低燃費度が目標値に達していない車両の割合が多くなる。同図6Bにおいては、縦軸に達成割合に対する第1閾値Th1および第2閾値Th2を示し、グラフの右側に難易度を示している。すなわち、同図6Bに示すように、単位区間Z3においては割合が第1閾値Th1を越えているため、達成難易度は低に設定される。また、単位区間Z2,Z4においては割合が第1閾値Th1を越えておらず、第2閾値Th2を越えているため、達成難易度は中に設定される。単位区間Z1においては割合が第2閾値Th2よりも小さいので達成難易度は高に設定される。
(5)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、複数の車両による低燃費度の実績に基づいて達成難易度を取得する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、今回評価や過去評価は、自車両に搭載されていない装置、例えば、情報管理センターから取得しても良い。また、単位区間毎の達成難易度は、ナビゲーション端末10が備える記録媒体30に地図情報30a等として予め記録されていても良い。むろん、ナビゲーション端末10は、自車両に固定的に搭載されていても良いし、持ち運び可能なナビゲーション端末10が自車両内に持ち込まれて利用される態様であっても良い。
さらに、上述の自車両は内燃機関によって駆動される自車両であるが、適用対象の自車両はこのような自車両に限定されず、ハイブリッド車や電気自動車にて今回評価と過去評価とを地図に表示する構成であっても良い。
さらに、低燃費度の評価は、複数の要素の組み合わせに対する条件によって評価されても良いし、単一の要素(例えば、燃費の値)に対する条件によって評価されても良い。また、液体燃料とバッテリーとを使用して駆動されるハイブリッド車においては、同一距離を走行するための単価が安い動力源のみで走行している場合に低燃費度が良いと判断されても良い。
さらに、単位区間は、低燃費度に関する評価の結論を導くための区間であればよく、一定距離の区間を単位区間とする構成の他、所定の規則によって決められた区間を単位区間としても良い。例えば、地図情報が示す最も近いノード同士を端点とする一つのリンクを一つの単位区間とする構成等を採用可能である。
さらに、達成難易度は、低燃費度が目標値に達するように運転する際の難易度であれば良く、複数の車両における低燃費度の実績と目標値の乖離の累計等によって定義しても良い。また、達成難易度を特定するために低燃費度を解析する対象となる複数の車両には自車両が含まれても良いし、含まれていなくても良い。ただし、客観的に達成難易度を特定するためには自車両以外の車両が含まれていることが好ましい。
さらに、低燃費度が目標値に達していない車両の数に応じて達成難易度を定義する構成において、達成難易度は車両の数に応じて連続的に変化しても良い。なお、低燃費度が目標値に達していない車両の数の多寡は上述のような割合で評価されても良いし、当該車両の数自体で判断されても良い。
さらに、複数の車両において単位区間の長さは決められているが単位区間の始点や終点が一義的に決められていないような構成においては、達成難易度を要求した車両において処理対象の単位区間とされた単位区間の位置と、達成難易度管理装置100に記録されている低燃費度に対応付けられた単位区間の位置とが一致しない場合があり得る。このような場合には、例えば、達成難易度管理装置100において単位区間毎の達成難易度を決定しておき、達成難易度管理装置100で達成難易度が決定された単位区間のうち、処理対象の単位区間と最も重複距離が長い単位区間についての達成難易度を処理対象の単位区間の達成難易度と見なす構成を採用可能である。そのほかにも、達成難易度管理装置100で達成難易度が決定された単位区間が処理対象の単位区間と重複する距離の比率で決定済の達成難易度を重み付けして加えることで処理対象の単位区間の達成難易度を特定する構成を採用可能である。また、処理対象の単位区間に燃費に大きな影響を与える要素(例えば、交差点)が含まれる場合、達成難易度管理装置100で達成難易度が決定された単位区間のうち当該要素を含む単位区間の達成難易度を処理対象の単位区間の達成難易度とする構成を採用可能である。この構成において、処理対象の単位区間に当該要素が含まれない場合、達成難易度管理装置100で達成難易度が決定された単位区間のうち当該要素を含まない直近の単位区間の達成難易度を処理対象の単位区間の達成難易度とする構成を採用可能である。
さらに、達成難易度は複数の車両による低燃費度の実績に基づいて客観的に特定されれば良く、上述の構成以外にも種々の構成を採用可能である。例えば、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の運転者の運転技術が高いほど難しくなるように設定された達成難易度を取得する構成としても良い。この構成によれば、高い運転技術の運転者をもってしても単位区間において低燃費度が目標値を上回るように運転することが困難である場合に、当該単位区間の達成難易度を高くすることができる。なお、運転者の技術は各種の手法によって定義可能であり、例えば、同一の車両から取得された低燃費度に基づいて、当該車両において低燃費度が目標値に達した単位区間の数と当該車両が走行した単位区間の全数とを特定し、前者を後者で除した値が多いほど運転者の運転技術が高いと見なす構成等を採用可能である。むろん、運転技術は連続的に変化しても良いし、段階的に変化しても良い。また、運転者の運転技術に加えて低燃費度が目標値に達していない車両の数を考慮して達成難易度を定義する構成としても良い。
図6Cは、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の運転者の運転技術が高いほど達成難易度が難しくなり、かつ、単位区間を走行した複数の車両の中で低燃費度が目標値に達していない車両の数が多くなるほど達成難易度が難しくなるように設定する構成を説明するための図である。同図においては、達成難易度管理装置100において、単位区間Z1〜Z4のそれぞれを走行した複数の車両から取得した低燃費度を解析する様子を示している。
本例において、達成難易度管理装置100は、車両毎の運転者の運転技術を、それぞれの車両において低燃費度が目標値に達している割合で評価する。すなわち、達成難易度管理装置100は、同一の車両から取得された単位区間毎の低燃費度を抽出し、当該車両の走行において低燃費度が目標値に達した回数と当該車両による単位区間の走行回数とを特定する。そして、達成難易度管理装置100は、当該車両の走行において低燃費度が目標値に達した回数を当該車両による単位区間の走行回数で除することにより、当該車両において低燃費度が目標値に達している割合を特定する。
さらに、達成難易度管理装置100は、当該割合を各車両について特定する。当該割合は、各車両の運転者の運転技術が高いほど大きくなるため、ここでは、当該割合によって運転技術を3グループに分類する。すなわち、割合が0%より大きく10%以下である運転技術が低レベルのグループと、割合が10%より大きく90%以下である運転技術が中レベルのグループと、割合が90%より大きく100%以下である運転技術が高レベルのグループとに分類する。
そして、達成難易度管理装置100は、運転技術が高いほど高い配点となるように得点を設定するとともに、当該得点に低燃費度が目標値に達していない車両の割合を乗じた点数の合計点を特定する。すなわち、各単位区間において、低燃費度の目標値を達成していない場合に、その車両の運転者の運転技術が高いほど合計点が高く、また、低燃費度の目標値を達成していない車両の数が多いほど合計点が高くなるように合計点を計算する。
例えば、運転技術が低レベルのグループに10点、運転技術が低レベルのグループに40点、運転技術が低レベルのグループに50点を配点する構成とする。そして、達成難易度管理装置100が、各グループの運転者について低燃費度が目標値に達していない車両の割合を、運転技術が低レベルのグループについて90%、運転技術が中レベルのグループについて50%、運転技術が高レベルのグループについて10%と特定した場合を想定する。この場合、合計点は34(=10×90%+40×50%+50×10%)となる。
さらに、当該合計点には予め閾値が対応付けられており、達成難易度管理装置100は、合計点が第3閾値Th3以上である場合に処理対象の単位区間の達成難易度を高、合計点が第3閾値Th3より小さく第4閾値Th4以上である場合に処理対象の単位区間の達成難易度を中、合計点が第4閾値Th4より小さい場合に処理対象の単位区間の達成難易度を低とする。図6Cは、このような例を示しており、単位区間Z1〜Z4について得られた合計点を棒グラフで示しており、当該棒グラフの長さが長いほど段階的に達成難易度が難しくなる。なお、図6Cにおいて白抜きで示した棒グラフの部分は運転技術が低レベルのグループの合計点、ハッチで示した部分は運転技術が中レベルのグループの合計点、クロスハッチで示した部分は運転技術が高レベルのグループの合計点である。以上の構成によれば、車両毎の運転者の運転技術に応じて客観的に達成難易度を決定することができる。
さらに、達成難易度によって運転操作の改善を試みる単位区間の指針を提供するのみならず、改善を試みる単位区間を推奨単位区間として指定して案内する構成としても良い。例えば、過去評価が示す自車両の運転者の運転技術に応じて当該自車両の運転者が目標値の達成を目指すべき単位区間を特定し、推奨単位区間として案内する構成としても良い。すなわち、過去評価を参照すれば、過去において自車両の運転者の単位区間毎の低燃費度が目標値に達している確率を評価し、あるいは、低燃費度と目標値との乖離を評価することが可能である。これらの評価は、運転者の運転技術に相当する。そして、運転技術が低い運転者であるほど達成難易度が低い単位区間でなければ運転操作を改善することが困難である。そこで、運転技術に応じて目標値の達成を目指すべき単位区間を特定し、推奨単位区間とすれば、運転者毎に適切な推奨単位区間を設定し、案内することができる。
なお、推奨単位区間の案内は、音声で行っても良いし表示部における表示で行っても良い。推奨単位区間を表示部に表示する場合、推奨単位区間を強調する表示を行う構成でも良い。推奨単位区間を強調する表示を行う構成としては、例えば、今回評価や過去評価、達成難易度を単位区間毎に示すアイコンの中で、推奨単位区間についてのアイコンを他のアイコンと区別するための強調表示を行う構成等を採用可能である。
さらに、推奨単位区間を特定するための構成例として、過去評価に基づいて、達成難易度が同一の単位区間の中で自車両の運転者の低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を特定し、当該割合が所定の値以上である達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間を推奨単位区間とする構成としても良い。図7は、当該構成を実現するナビゲーション端末の構成例であり、図8Aは推奨単位区間を設定するための推奨単位区間取得処理を示すフローチャートである。
図7に示すナビゲーション端末および達成難易度管理装置100の構成は図1に示す構成とほぼ同様であり、評価表示プログラム21に推奨単位区間取得部21eを備える点と記録媒体30に推奨単位区間情報30cが記録される点で異なる。また、図7に示す表かプログラム21が実行する処理も図2〜図5に示す処理とほぼ同様であるが、図7に示す構成においては、図3に示す評価表示処理におけるアイコンの設定において図1に示す構成と差異がある。
推奨単位区間取得部21eは、過去評価が示す自車両の運転者の運転技術に応じて当該自車両の運転者が目標値の達成を目指すべき単位区間を特定し、推奨単位区間として取得する機能をし制御部20に実現させるプログラムモジュールであり、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、所定期間毎に図8Aに示す推奨単位区間取得処理を実行し、記録媒体30に推奨単位区間情報30cを記録する。
推奨単位区間取得処理において、制御部20は、自車両の過去評価を取得し、達成難易度毎に分類する(ステップS400)。すなわち、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、低燃費度情報30aを参照し、自車両が走行済の全ての単位区間についての低燃費度であるランプ40aの点灯割合を取得し、当該点灯割合が目標値としての閾値以上である場合に「良」評価、点灯割合が閾値よりも小さい場合に「悪」評価として過去評価とする。また、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、通信部45を介して各単位区間を指定して達成難易度の送信要求を出力する。この結果、達成難易度管理装置100から指定した単位区間の達成難易度が送信され、制御部20は送信された達成難易度を送信要求を行った単位区間の達成難易度とする。この結果、単位区間毎に過去評価と達成難易度とが特定された状態となるため、制御部20は、各単位区間を達成難易度が低難易度、中難易度、高難易度のグループに分類する。
次に、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を達成難易度の分類毎に取得する(ステップS405)。すなわち、制御部20は、達成難易度が同一のグループ内で過去評価が「悪」評価である数を全数(「良」評価である数と「悪」評価である数との和)で除す処理を各グループについて実行することにより、達成難易度毎の分類毎に低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を取得する。
次に、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、低難易度のグループについての割合が所定の値以上であるか否かを判定し(ステップS410)、所定の値以上であると判定された場合、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、低難易度の単位区間を推奨単位区間に設定する(ステップS415)。一方、ステップS410にて、低難易度のグループについての割合が所定の値以上であると判定されない場合、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、中難易度のグループについての割合が所定の値以上であるか否かを判定し(ステップS420)、所定の値以上であると判定された場合、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、中難易度の単位区間を推奨単位区間に設定する(ステップS425)。ステップS420にて、中難易度のグループについての割合が所定の値以上であると判定されない場合、制御部20は、推奨単位区間取得部21eの処理により、高難易度の単位区間を推奨単位区間に設定する(ステップS430)。設定された推奨単位区間を示す情報は、推奨単位区間情報30cとして記録媒体30に記録される。
すなわち、ステップS410,S420においては、低難易度についての判定を先に行い、次に中難易度についての判定を行っており、低い難易度から順に判定を行っていることになる。従って、以上の処理によれば、低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である難易度の中で、最も低い難易度が推奨単位区間に設定されることになる。ある難易度の単位区間において所定の値以上の割合で低燃費度が目標値を達している場合、当該難易度については運転操作の改善を目指すことが効率的な燃費の改善に結びつかないと見なすことができる。そして、複数の達成難易度において低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である場合、効率的かつ容易に燃費を改善するためには当該複数の達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間で運転操作を改善すればよい。そこで、低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間を推奨単位区間とすれば、運転者にとって比較的容易に燃費を改善することが可能な単位区間を推奨単位区間として設定することが可能である。
例えば、図8B,8C,8Dは、低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を難易度のグループ毎に棒グラフで示した例であり、これらのグラフにおいて所定の値はThである。図8Bにおいては、高、中、低の全ての難易度で低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である。従って、低難易度の単位区間が推奨単位区間として設定される。図8Cにおいては、高、中の難易度で低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上であり、低難易度で低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合は所定の値より少ない。従って、中難易度の単位区間が推奨単位区間として設定される。図8Dにおいては、高の難易度のみで低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合が所定の値以上である。従って、高難易度の単位区間が推奨単位区間として設定される。
本実施形態においては、以上のようにして推奨単位区間が設定された状態で、図3に示す評価表示処理に推奨単位区間を強調して表示する処理を追加した処理を行うことで推奨単位区間を案内する。図9は、図3に示す評価表示処理に追加された部分を示すフローチャートであり、追加された処理はステップS223−1,S223−2,S225−1,S225−2,S226−1,S226−2およびS228の一部である。また、ステップS223,S225,S226およびこれら以前の処理とステップS228よりも後の処理は図3と同様である。
すなわち、制御部20が図3に示す処理を実行し、その過程でステップS223を実行した場合、さらに、制御部20は、案内制御部21aの処理により、推奨単位区間情報30cを参照し、推奨単位区間は高難易度の単位区間であるか否かを判定する(ステップS223−1)。ステップS223−1において、推奨単位区間が高難易度の単位区間であると判定された場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンを強調表示するように設定する(ステップS223−2)。ステップS223−1において、推奨単位区間が高難易度の単位区間であると判定されない場合、ステップS223−2はスキップされる。
中難易度、低難易度についても同様であり、図3に示す処理の過程でステップS225が実行された場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、推奨単位区間情報30cを参照し、推奨単位区間は中難易度の単位区間であるか否かを判定する(ステップS225−1)。ステップS225−1において、推奨単位区間が中難易度の単位区間であると判定された場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンを強調表示するように設定する(ステップS225−2)。ステップS225−1において、推奨単位区間が中難易度の単位区間であると判定されない場合、ステップS225−2はスキップされる。
図3に示す処理の過程でステップS226が実行された場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、推奨単位区間情報30cを参照し、推奨単位区間は低難易度の単位区間であるか否かを判定する(ステップS226−1)。ステップS226−1において、推奨単位区間が低難易度の単位区間であると判定された場合、制御部20は、案内制御部21aの処理により、アイコンを強調表示するように設定する(ステップS226−2)。ステップS226−1において、推奨単位区間が低難易度の単位区間であると判定されない場合、ステップS226−2はスキップされる。
ステップS223−2,S225−2,S226−2のいずれかにおいて強調表示するように設定されていた場合、ステップS228において処理対象の単位区間の過去評価を示すアイコンを表示する際に、制御部20は、案内制御部21aの処理により、当該アイコンを強調して表示する。図6Dは、図6Aと同様のアイコンにおいて、低難易度の単位区間についてのアイコンEpb3,Epg3が黒く着色されることによって強調されている状態を示している。このような表示に基づいて自車両の運転者が強調されたアイコンの表示された単位区間で運転操作の改善を試みれば、比較的容易に燃費を改善することが可能である。
なお、推奨単位区間の選択法としては、他にも種々の手法を採用可能である。例えば、自車両の運転者の低燃費度が目標値に達しなかった単位区間の割合を特定し、当該割合が所定の値以上である達成難易度の中で最も難易度が低い単位区間と、当該最も難易度が低い単位区間よりも低い難易度の単位区間とを推奨単位区間とする構成としても良い。また、強調対象となるアイコンを、過去評価が悪い単位区間についてのアイコンに限定しても良い。
10…ナビゲーション端末、20…制御部、21…評価表示プログラム、21a…案内制御部、21b…今回評価取得部、21c…過去評価取得部、21d…達成難易度取得部、21e…推奨単位区間取得部、30…記録媒体、30a…地図情報、30a…低燃費度情報、30b…低燃費度情報、30c…推奨単位区間情報、40a…低燃費度評価ランプ、41…GPS受信部、42…車速センサ、43…ジャイロセンサ、44…ユーザI/F部、45…通信部、100…達成難易度管理装置

Claims (9)

  1. 表示部に自車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する案内制御手段と、
    前記自車両の今回の走行の低燃費度の評価である今回評価を単位区間毎に取得する今回評価取得手段と、
    前記今回の走行よりも過去の走行の前記低燃費度の評価である過去評価を前記単位区間毎に取得する過去評価取得手段と、
    複数の車両が前記単位区間を走行した場合の前記低燃費度の実績に基づいて設定された前記低燃費度の目標値の達成難易度を前記単位区間毎に取得する達成難易度取得手段とを備え、
    前記案内制御手段は、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回評価と前記過去評価とを併せて表示するとともに各単位区間毎の前記達成難易度を表示することを特徴とする評価表示システム。
  2. 前記達成難易度取得手段は、前記単位区間を走行した前記複数の車両の中で前記低燃費度が前記目標値に達していない車両の数が多いほど難しくなるように設定された前記達成難易度を取得する、
    請求項1に記載の評価表示システム。
  3. 前記達成難易度取得手段は、前記単位区間を走行した前記複数の車両の中で前記低燃費度が前記前記目標値に達していない車両の運転者の運転技術が高いほど難しくなるように設定された前記達成難易度を取得する、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の評価表示システム。
  4. 前記案内制御手段は、前記今回評価および前記過去評価を評価に応じた態様であるとともに前記達成難易度に応じた態様であるアイコンによって表示する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の評価表示システム。
  5. 前記過去評価が示す前記自車両の運転者の運転技術に応じて当該自車両の運転者が前記目標値の達成を目指すべき前記単位区間を特定し、推奨単位区間として取得する推奨単位区間取得手段を備え、
    前記案内制御手段は、前記推奨単位区間を案内する、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の評価表示システム。
  6. 前記案内制御手段は、前記地図上の前記推奨単位区間を強調する表示を行う、
    請求項5に記載の評価表示システム。
  7. 前記案内制御手段は、前記過去評価に基づいて、前記達成難易度が同一の前記単位区間の中で前記自車両の運転者の前記低燃費度が前記目標値に達しなかった前記単位区間の割合を特定し、当該割合が所定の値以上である前記達成難易度の中で最も難易度が低い前記単位区間を前記推奨単位区間とする、
    請求項5または請求項6のいずれかに記載の評価表示システム。
  8. 表示部に自車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する案内制御工程と、
    前記自車両の今回の走行の低燃費度の評価である今回評価を単位区間毎に取得する今回評価取得工程と、
    前記今回の走行よりも過去の走行の前記低燃費度の評価である過去評価を前記単位区間毎に取得する過去評価取得工程と、
    複数の車両が前記単位区間を走行した場合の前記低燃費度の実績に基づいて設定された前記低燃費度の目標値の達成難易度を前記単位区間毎に取得する達成難易度取得工程と、を含み、
    前記案内制御工程では、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回評価と前記過去評価とを併せて表示するとともに各単位区間毎の前記達成難易度を表示することを特徴とする評価表示方法。
  9. 表示部に自車両の現在位置とともに当該現在位置の周辺の地図を表示する案内制御機能と、
    前記自車両の今回の走行の低燃費度の評価である今回評価を単位区間毎に取得する今回評価取得機能と、
    前記今回の走行よりも過去の走行の前記低燃費度の評価である過去評価を前記単位区間毎に取得する過去評価取得機能と、
    複数の車両が前記単位区間を走行した場合の前記低燃費度の実績に基づいて設定された前記低燃費度の目標値の達成難易度を前記単位区間毎に取得する達成難易度取得機能と、をコンピュータに実現させるとともに、
    前記案内制御機能は、前記地図上に前記単位区間毎の前記今回評価と前記過去評価とを併せて表示するとともに各単位区間毎の前記達成難易度を表示する機能を前記コンピュータに実現させることを特徴とする評価表示プログラム。
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