JP2013125036A - 波長選択スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】分散素子と偏向器との間の光路に集光ミラーを配置した小型の構成でありながら、クロストークの発生を抑制することができる波長選択スイッチを提供する。
【解決手段】波長選択スイッチ1は、入出射面が第1の方向に配列された複数の入出力ポート10a〜10eを有する入出力部と、入出力部からの信号光の光路上に配置された集光ミラー14と、集光ミラー14により反射された信号光を分散する分散素子13と、分散素子による分散方向に配列された複数の偏向素子16とを備える。分散素子13により分散された複数の光がそれぞれ集光される偏向素子16条の集光点を含み第1の方向と直交する仮想的な平面を第1の平面uとした場合、分散素子13は、第1の平面uにより分離された2つの空間のうち一方の空間Sにのみ配置される。
【選択図】図3

Description

本発明は、波長選択スイッチに関するものである。
従来、波長多重通信に使用される図7の上面図に示すような波長選択スイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。この波長選択スイッチは、複数の入出力ポート110、マイクロレンズアレイ111、集光レンズ112、分散素子113、集光素子(集光ミラー)114、偏向プリズム115および偏向器116を含んで構成されている。図8は、この波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す側面図である。また、図8は、図7の波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す側面図である。図8では、実際には反射型の分散素子113を透過型の分散素子の態様で、また、反射型の集光素子114をレンズの態様で示している。入出力ポート110のいずれかから入射した信号光束は、集光レンズ112を通り一次集光点Pに集光した後発散しながら進み、集光素子114により平行光束となり分散素子113でx方向(図8においては、紙面に垂直な方向)に分散される。分散された信号光の所定の波長の光は、集光素子114により偏向器116の当該所定の波長に対応する偏向素子117に集光される。偏向素子117は、入射した所定の波長の光を入出力ポート110の配列方向(y方向)に偏向させる。これによって、信号光の所定の波長の光は、入射時と逆順に各光学素子を経て、所定の入出力ポート110から出射される。
米国特許第7630599号明細書
ここで、特許文献1に記載の波長選択スイッチにおいて、偏向プリズム115は、分散された各波長の光の集光位置を補正し、y方向から見て偏向器116の偏向素子117に分散された信号光を垂直に入射させるために設けられている。この偏向プリズム115により、集光素子114に反射され分散素子113に入射する信号光、および、分散素子113で分散され集光素子114に向かう各波長の光を妨げないようにするためには、出来るだけ偏向器116の近傍に偏向プリズム115を配置しなければならない。
さらに、図7では入出力ポートから出射された中心光線のみを示したが、図9に示すように信号光の光束の広がりを考慮すると、偏向プリズム115が配置できる位置は、極力偏向器116に近づける必要がある。
しかしながら、このような配置にすると、図10に示すように、偏向プリズム115と偏向素子117との間で多重反射が発生し、破線で示すようなノイズ光が出力用の入出力ポート110に出力されてしまうことが懸念される。このノイズ光が、同じ波長を有する正規光と同じ入出力ポート110に出力された場合、互いに光路差を持っているため干渉を起こし、強度変調が生じるか、もしくは、波長に対して強度振幅を生じる。図8には、実線で示す正規光と破線で示すノイズ光が同じ入出力ポート110に出力される例を示している。また、ノイズ光が正規光と異なる入出力ポート110に出射された場合は、クロストークが発生する。
したがって、これらの点に着目してなされた本発明の目的は、分散素子と偏向器との間の光路に集光ミラーを配置した小型の構成でありながら、クロストークの発生を抑制することができる波長選択スイッチを提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る波長選択スイッチの発明は、
波長多重された信号光を入出力する、入出射面が第1の方向に配列された複数の入出力ポートを有する入出力部と、
前記入出力部からの前記信号光の光路上に配置された反射型の第1の集光素子と、
前記第1の集光素子により反射された前記信号光を異なった波長の複数の光に分散する分散素子と、
前記分散素子に対して前記第1の集光素子が配列された側とは異なる側に、前記分散素子による前記信号光の分散方向に配列された複数の偏向素子とを備え、
前記第1の集光素子は、前記分散素子により分散された前記複数の光を反射して、それぞれ、前記偏向素子に集光させ、
前記偏向素子は、該偏向素子に集光された前記複数の光の少なくとも一つを、前記複数の入出力ポートの所定の入出力ポートから出射されるように偏向し、
前記複数の光がそれぞれ集光される前記偏向素子上の集光点を含み前記第1の方向と直交する仮想的な平面を第1の平面とした場合、前記分散素子は、前記第1の平面により分離された2つの空間の一方にのみ配置されることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の光がそれぞれ集光される偏向素子上の集光点を含み第1の方向と直交する仮想的な平面を第1の平面とした場合、分散素子が、第1の平面により分離された2つの空間のうち一方の空間にのみ配置されるので、集光位置補正用のプリズムを必要としないので、分散素子と偏向器との間の光路に集光ミラーを配置した小型の構成でありながら、クロストークの発生を抑制することができる波長選択スイッチを提供することができる。
分散素子、集光ミラーおよび集光面の基本的配置を説明するための図である。 第1実施の形態に係る波長選択スイッチの構成を示す上面図である。 図2の波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す側面図である。 図2の波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す上面図である。 第2実施の形態に係る波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す側面図である。 第3実施の形態に係る波長選択スイッチの構成を示す上面図である。 従来例に係る波長選択スイッチの構成を示す上面図である。 図7の波長選択スイッチを光路に沿って展開して示す側面図である。 図7の波長選択スイッチを通る光束の広がり、および、偏向素子と偏向プリズムとの配置を示す図である。 偏向素子と偏向プリズムとの間の多重反射を説明する図である。
各実施の形態の説明に先立ち、光学素子の基本的な配置について説明する。図1は、信号光を各波長の光に分散する分散素子2、反射型の集光素子3および集光素子2で反射された各波長の光が集光する集光面4の基本的配置を説明するための図である。集光面4は、波長選択スイッチの偏向器の偏向素子が配置される面である。図1において、xは分散素子2による光の分散方向である。分散素子2の分散点Dは集光素子3から略焦点距離に配置され、この分散点Dで分散された各波長の光が、集光素子3の反射面に略垂直に入射するように進む光を含むように構成される。こうすることによって、集光素子3で反射された光は集光面4のx方向に対して略垂直に入射する。図1のような配置は、球面ミラーの曲率半径の中心位置Cと分散点Dとを結んだ延長線上に、球面ミラーの反射面が位置していれば可能となる。通常、このような配置では、分散素子2が、集光素子3から集光面4に向かう各波長の光の光路の妨げとなり得るが、以下の各実施形態では偏向素子の上の複数の光がそれぞれ集光される偏向素子上の集光点を含み、入出力ポートの配列方向と直交する面を第1の平面としたとき、分散素子2を第1の平面により分離された2つ空間のうち一方の空間にのみ配置し、集光素子3で反射された各波長の光が、集光面4上に位置する偏向器の偏向素子に到達するように構成している。詳細を以下の実施の形態により説明する。
以下、本発明のある態様に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図2〜4を参照して第1実施の形態に係る波長選択スイッチについて説明する。図2は、第1実施の形態に係る波長選択スイッチの構成を示す上面図である。また、図3は、図1の波長選択スイッチ1を光路に沿って展開して示す側面図であり、図4は、図2の波長選択スイッチ1を光路に沿って展開して示す上面図である。波長選択スイッチ1は、入出力部10、マイクロレンズアレイ11、集光レンズ(第2の集光素子)12、分散素子13、集光ミラー(第1の集光素子)14、偏向器15を含んで構成されている。
図2に示すように、y方向から見た場合、入出力部10、マイクロレンズアレイ11、集光レンズ12は、光路に沿って直列的に配置され、その集光レンズ12側の延長線に、集光ミラー14のミラー面の一部が交わっている。また、偏向器15は、集光レンズ12の集光ミラー14側に、集光レンズ12を通った信号光と干渉しないようにずらした位置に、集光ミラー14に対向して配置されている。さらに、偏向器15の集光ミラー14側には、分散素子13が配置されている。分散素子13の一部は、y方向に見たとき、集光レンズ12と集光ミラー14との間の信号光の光路と重なっているが、x方向に見たとき図3のようにy方向にずれている。ここで、分散素子13と集光ミラー14との間は、集光ミラー14の焦点距離fだけ離れている。ただし、波長選択スイッチ1に求められる精度に応じて、分散素子13と集光ミラー14との間は、集光ミラー14の焦点距離fより大きく、または、小さく離れていても良い。
図3に示すように、入出力部10は、その入出射面が、鉛直方向(y方向)に直列に配置された光ファイバにより構成される入出力ポート10a〜10eを備える。この入出力ポート10a〜10eは、平面u(第1の平面)により分離された2つの空間のうち一方の空間(以下、「第1の空間S」と呼ぶ)に、平面uから、例えば、入出力ポートのポート間隔と同程度の距離だけ離して、配列されている。ここで、平面uとは、後述する偏向器15の複数の偏向素子16上の集光点を通り、入出力ポート10a〜10eの配列方向(y方向)に直交する仮想的な平面である。この入出力ポート10a〜10eは、波長選択スイッチ1の外部からの波長多重された信号光を入力させ、または、外部へ信号光を出力させるものである。図3においては、入出力ポート10aを入力用のポートとして用い、入出力ポート10eから分散された特定の波長の光が出射される例を示している。図3において、入出力ポート10aから入射して偏向素子16で反射されるまでの信号光を実線で示し、偏向素子16で反射され入出力ポート10eに出射される光を破線で示している。何れの入出力ポート10a〜10eを入力用または出力用として用いるかは、適宜設計することが可能である。必ずしも、全ての入出力ポート10a〜10eを、入力ポートまたは出力ポートとして使用する必要はなく、入力ポートまたは出力ポートとして機能していない入出力ポートが存在してもよい。各光ファイバの一端は波長選択スイッチ1内にあり、他端は波長選択スイッチ1の外部と接続されている。入出力ポートの数は、種々の数、例えば10以上とすることが可能だが、簡単のため5つの入出力ポートの例を示している。
また、各入出力ポート10a〜10eとマイクロレンズアレイ11内の各マイクロレンズは対になっている。この各マイクロレンズは、各入出力ポート10a〜10eから入力される光を平行光束(コリメート光)に変換し、また、各入出力ポート10a〜10eに向けて出力される平行光束を光ファイバに結合させる。各マイクロレンズは、球面に限らず、非球面であってもよい。また、各入出力ポート10a〜10eと各マイクロレンズアレイ11のマイクロレンズを通って波長選択スイッチ1内に入力された光、および、各入出力ポート10a〜10eを通って波長選択スイッチ1から出力される光は、それぞれ互いに平行な光束となる。
以下において、入出力ポート10a〜10eおよびマイクロレンズアレイ11を透過した平行光の進行方向を光軸方向(z方向)とする。この光軸方向は、集光レンズ12の光軸方向でもある。また、入出力ポート10a〜10eの入出射面およびマイクロレンズアレイ11の配列された方向を第1の方向(y方向)とする。光軸方向と第1の方向とは、互いに直交する。さらに、光軸方向および第1の方向(y方向)のそれぞれに直交する方向を第2の方向(x方向)と呼ぶ。第2の方向(x方向)は、分散素子13による信号光の分散方向である。なお、現実の波長選択スイッチ1の光路中に、図示しないミラー、プリズム等の偏向部材が光路を折り曲げるために配置されている場合には、x方向及びy方向との説明は、このような偏向部材が無いものとした仮想的な光学系を前提として用いられることとする。
集光レンズ12は、入出力部10の入出力ポート10a〜10eから入射した信号光の光路上に配置され、これらの平行光束を一次集光点(ビームウェスト位置)Q1に集光させる。図3に示すように、平面uの一方の側に配置された入出力部10から出射した信号光は、一次集光点Q1で平面uを横切って、他方の側である第2の側(図3において上側)を通る。
集光ミラー14は、一次集光点Q1を通過して拡散する信号光を平面uにより分離された2つの空間のうち第1の空間Sと異なる第2の空間Sにおいて反射して、略平行光束として分散素子13に入射させる。集光ミラー14の反射面は、球面の一部の形状を有する凹面である。このように、集光ミラー14を用いることによって、光路を折り返すことができ、部品点数を減らすと共に、狭い領域にコンパクトに配置することが可能となる。
分散素子13は、図3に示すように、平面uから、例えば、入出力部10のポート間隔程度だけ離して、平面uにより分離された空間のうち第2の空間Sにのみに配置されている。また、図2に示すように、分散素子13は、分散面の法線が、集光ミラーにより反射された信号光の光路に対して、xz平面内で傾いて配置される。
一方、集光ミラー14で反射された信号光は、図3に示すように分散素子13に入射する。これは、入出力部10において、入出力ポート10a〜10eが、平面uからポート間隔程度離間しており、入出力ポート10a〜10eからの信号光は、一次集光点Q1で第1の空間Sから光軸を斜めに横切って第2の空間Sに入射した後、平面uから所定の距離離れた位置で集光ミラー14により平面uに対して平行な光となり、分散素子13に入射するためである。分散素子13は、入出力ポート10a〜10eからの信号光が、集光ミラー14で反射された後、分散素子13に入射するように、平面uとの距離を設定して配置される。
信号光が、分散素子13で波長の異なる複数の光に分散されると、各波長の光は集光ミラー14で再び反射され、分散素子13と平面uとの間の間隙を通過して、偏向器15の複数の偏向素子のうち対応する偏向素子16に入射する。なお、平面uと分散素子13との距離を入出力部10のポート間隔程度としたのは、例示に過ぎない。平面uと分散素子13との距離は、入出力ポート10a〜10e、集光レンズ12、分散素子13、集光ミラー14および偏向器15等の配置を考慮して設計される。
偏向器15は、分散方向である第2の方向(x方向)に配列された複数の偏向素子16を有している。偏向器15は、例えば、MEMSミラーアレイであり、偏向素子16は、MEMSミラーアレイを構成するマイクロミラーである。この偏向素子16は、それぞれのミラーを独立に制御して傾きを変えることができる。特に、図3におけるyz平面内での傾きを変えることにより、入射した各波長の光を平面uにより分離された2つの空間のうち第2の空間Sに向けて入射方向とは異なる高さ方向へ反射する。なお、図4に示すように、第1の方向(y方向)から見たとき、分散された各波長の光は偏向素子16に垂直に入射し、入出力部10に信号光を限りなく少ない損失で出力した場合、垂直に反射される。なお、偏向素子16の数は、特に限定されない。また、各偏向素子16の間隔や、形状や、面積は、同じでも異なっていてもよい。
分散素子13で分散された各波長の光は、集光ミラー14で反射され、それぞれ対応する偏向素子16に集光される。前述のように、平面uは、このそれぞれの偏向素子16上の集光点を通り、入出力ポート10a〜10eの配列方向(y方向)に直交する仮想的な平面である。
次に、分散素子13、集光ミラー14および偏向器15の配置の詳細について説明する。
前述のように、分散素子13と集光ミラー14との間は、集光ミラー14の焦点距離fだけ離れている。このため、分散素子13で分散された各波長の光は、集光ミラー14により反射されると、それぞれ、分散素子13の近傍に集光する。ここで、偏向器15は分散素子13と同じ位置に配置できないので、図3のように偏向器15は集光ミラー14の焦点位置(すなわち集光ミラー14からf離れた位置)からさらにLだけ離れた位置に配置されている。この場合、各波長の光を偏向器15に集光する際、ビームが最も絞れた位置である集光位置(ビームウェスト位置)Q11を偏向器15の偏向素子16の位置にする必要があるため、偏向素子16と共役点である一次集光点Q1の位置を、集光ミラー14の焦点位置からLだけ集光ミラー14側の位置となるように、集光ミラー14を設置している。
このように集光ミラー14と偏向器15との間に分散素子13を配置することで、分散素子13により分散された各波長の光のうち、分散される波長の範囲の中心波長の近傍の光を集光ミラー14に第2の方向(x方向)におよそ垂直に入射させることができる。
各偏向素子16により反射された各波長の光は、光路を折り返して、それぞれ第2の空間Sの分散素子13と平面uとの間、集光ミラー14、分散素子13、集光ミラー14を順次通り、一次集光点Q1で第2の空間Sから第1の空間Sに入射し、分散素子13の下方を通り集光レンズ12を経由して、入出力部10の所定の入出力ポート10a〜10eに出力される。
本実施の形態によれば、分散素子13が、偏向素子16の複数の集光点を含み第1の方向(y方向)と直交する平面uにより分離された2つの空間の一方の空間(第2の空間S)にのみ配置されるので、分散素子13は、入出力部10と集光ミラー14との間および集光ミラー14と偏向器15との間を通る信号光または各波長に分散された光の光路を妨げない。したがって、本実施の形態に係る波長選択スイッチ1は、集光素子として集光ミラー14を用いながら、光路を展開した場合に図1のような構成を可能にしている。これによって、分散素子13に対して集光ミラー14を、偏心させて配置する必要がない。仮に、集光ミラー14を偏心させて配置する場合には、偏向素子16に入射する光をポートの配列方向(y方向)から見たとき、およそ垂直に入射させるために、集光位置補正用のプリズムを配置する必要が生じる。本実施の形態は、上記構成のため、集光位置補正用のプリズムを用いることなく、図1のように偏向素子16へ入射させる光を第1方向(y方向)から見ておよそ垂直に入射させることが可能である。したがって、偏向プリズムを配置することによるノイズ光の発生を避けることができる。
また、分散素子13は、偏向器15の偏向素子16の反射面に対して、第2の方向(x方向)に傾いて配置され、さらに、第1方向においては、ずらして配置されているので、偏向素子16と分散素子13との間で多重反射によるノイズが発生することを抑制することができる。
(第2実施の形態)
図5は、第2実施の形態に係る波長選択スイッチ1を光路に沿って展開して示す側面図である。本実施の形態に係る波長選択スイッチ1は、第1実施の形態において、集光レンズ12および集光ミラー14が、平面uにより分離された2つの空間のうちの一方の空間のみしか光が通らないことから、集光レンズ12および集光ミラー14を平面uから見て一方の空間のみの形状の集光レンズ22および集光ミラー24としたものである。集光レンズ22は、入出力ポート10a〜10eと同じ第1の空間S側のみのレンズであり、集光ミラー24は、分散素子13と同じ第2の空間S側のみのミラーとなる。その他の構成は第1実施の形態と同様なので、同一構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
図5と第1実施の形態の図3との対比から明らかなように、波長選択スイッチ1をこのように構成しても、入出力ポートから入射した信号光は、第1実施の形態と同様の光路を通って、分散素子13により分散され、分散された各波長の光は、偏向素子16により反射され、第1実施の形態と同様の光路を通って入出力部10から出射される。したがって、本実施の形態では、第1実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、波長選択スイッチ1内で比較的大きな部材である集光ミラー14の半分を無くすことができるので、より小型の装置として構成することができる。
(第3実施の形態)
図6は、第3実施の形態に係る波長選択スイッチ1の構成を示す上面図である。この波長選択スイッチは、第1実施の形態に係る波長選択スイッチにおいて、分散素子13に代えて、透過型の分散素子33とミラー34とを配置したものである。分散素子33の全体的形状、大きさおよび配置は第1実施の形態の分散素子13と同様である。また、ミラー34は信号光の分散素子33による回折光を再び分散素子33に反射させるように、且つ、偏向器15の偏向素子16に入射され反射される各波長の光を遮らない位置に配置される。分散素子33とミラー34とは、所謂、リットマン−メトカルフ型の分散素子を構成している。分散素子33で回折された光は、ミラー34で反射され、再び分散素子33で回折されるので、2度分散素子33を透過して回折されることによって、分散角を大きくすることができる。その他の構成、作用は、第1実施の形態と同様であるので、同一構成要素には同一参照符号を付して説明を省略する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の効果を得ることができ、さらに、分散素子33とミラー34とを組み合わせたリットマン−メトカルフ型の分散素子を用いたので、この分散素子における分散をより大きくすることができる。これによって、分散素子33と集光ミラー14とをより近づけることが可能となり、装置全体をより小型化することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。たとえば、入出力ポート10a〜10eから出力された入力光の光軸方向(z方向)に直交する鉛直方向を第1の方向(y方向)、水平方向を第2の方向(x方向)方向としたが、第1の方向(y方向)は鉛直方向に限られず、第2の方向(x方向)は水平方向に限られない。第1の方向(y方向)および第2の方向(x方向)は、入力光の進行方向に直交し且つ互いに直交する2方向であれば良い。すなわち、入出力ポートの入出射面が水平方向に配列され、鉛直方向に分散されるような構成も可能である。
また、入出力ポート10a〜10fから入射した光をコリメートするためにマイクロレンズアレイ11を配置したが、マイクロレンズアレイ11を設けない構成も可能である。さらに、一次集光点に集光させるための光学素子として集光レンズ12を用いたが、これに変えて集光ミラーや円柱レンズなどを組み合わせて用いることもできる。
1 波長選択スイッチ
2 分散素子
3 集光素子
4 集光面
10 入出力部
10a〜10e 入出力ポート
11 マイクロレンズアレイ
12,22 集光レンズ
13,33 分散素子
14,24 集光ミラー
15 偏向器
16 偏向素子
34 ミラー
110 入出力ポート
111 マイクロレンズアレイ
112 集光レンズ
113 分散素子
114 集光素子(集光ミラー)
115 偏向プリズム
116 偏向器
120 集光面
D 分散点
Q1 一次集光点
Q11 集光点

Claims (6)

  1. 波長多重された信号光を入出力する、入出射面が第1の方向に配列された複数の入出力ポートを有する入出力部と、
    前記入出力部からの前記信号光の光路上に配置された反射型の第1の集光素子と、
    前記第1の集光素子により反射された前記信号光を異なった波長の複数の光に分散する分散素子と、
    前記分散素子に対して前記第1の集光素子が配置された側とは異なる側に、前記分散素子による前記信号光の分散方向に配列された複数の偏向素子とを備え、
    前記第1の集光素子は、前記分散素子により分散された前記複数の光を反射して、それぞれ、前記偏向素子に集光させ、
    前記偏向素子は、該偏向素子に集光された前記複数の光の少なくとも一つを、前記複数の入出力ポートの所定の入出力ポートから出射されるように偏向し、
    前記複数の光がそれぞれ集光される前記偏向素子上の集光点を含み前記第1の方向と直交する仮想的な平面を第1の平面とした場合、前記分散素子は、前記第1の平面により分離された2つの空間のうち一方の空間にのみ配置されることを特徴とする波長選択スイッチ。
  2. 前記入出力部と前記第1の集光素子との間の一次集光点に、前記入出力部からの前記信号光を集光させる第2の集光素子を備え、前記入出力ポートは前記第1の平面により分離された前記2つの空間のうち前記一方の空間とは異なる空間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の波長選択スイッチ。
  3. 前記入出力部と前記第1の集光素子との間の一次集光点に、前記入出力部からの前記信号光を集光させる第2の集光素子を備え、前記分散素子により分散された前記複数の光の前記第1の集光素子における反射位置と前記入出力ポートとは、前記第1の平面により分離された互いに異なる空間に位置することを特徴とする請求項1に記載の波長選択スイッチ。
  4. 前記分散素子と前記第1の集光素子とは、前記第1の集光素子の焦点距離だけ離れて配置されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の波長選択スイッチ。
  5. 前記偏向素子、前記第1の集光素子、および前記分散素子は、前記信号光が進行する方向について、前記偏向素子および前記第1の集光素子の間の距離が、前記分散素子および前記第1の集光素子の間の距離より長くなるように配置される請求項1〜3の何れか一項に記載の波長選択スイッチ。
  6. 前記一次集光点は前記第1の集光素子と前記分散素子の間に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の波長選択スイッチ。
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