JP2013124720A - 仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット、並びに管ユニットを用いた分岐管路の設置方法 - Google Patents

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直樹 金田
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Abstract

【課題】不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくできるようにした、新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路などに用いられる仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット、並びに管ユニットを用いた分岐管路の設置方法を提供すること。
【解決手段】流体管1,2に接続され、流体管1,2に連通する流体路4及び流体管1,2に接続される接続部8a,8bを備えた不断流状態での施工に適した管ユニット3であって、流体路4には、少なくとも2つの分岐路が設けられ、2つの分岐路のうち、第一の分岐路5には、仕切弁60を装着するためのフランジ9及び第一の分岐路5を開閉する簡易開閉弁10が設けられ、第二の分岐路6には、分岐管80を接続するためのフランジ11及び第二の分岐路6を閉止する閉止弁12が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路などに用いられる仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた不断流状態での施工に適した管ユニット、並びに管ユニットを用いた分岐管路の設置方法に関する。
従来、不断流の状態で流路を変更する場合には、上下に分割された管継手本体の管端部間に、流体管の管軸に上下に貫通して閉止弁を嵌挿するための上部が開放された有底円筒状の弁筐と、一方の管端部の側面に流体管の管軸に直交して短筒状の分岐管路受部を形成するとともに各管端部の端部内面に切削により拡径可能な内鍔と、該内鍔の外側にパッキンを収嵌するためのパッキン取付用溝を設けた流路変更用の分岐管継手を用いるものがある。
そして、流路を変更する箇所の流体管の周囲に、上下に分割された管継手本体を上下より接合して内鍔の内面を流体管の外面に沿わし、この状態で上下の管継手本体の接合面を溶接等により流体管に固定し、パッキン取付用溝にパッキンを収嵌し、弁筐内の流体管を縦断するように切断し、この切断部分に閉止弁を嵌挿し、分岐管路受部を通して流体管に分流孔を穿設し、分岐管路受部に分岐管路を接続し、管継手本体の下流側の管端部の付近の流体管を切断し閉塞蓋を取り付けるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、浅い埋設深さに対応し易い仕切弁装置として、流体が流れると共に周方向に分割されていない本管部と該本管部から上方に分岐するようにして突出する分岐管部とを備えたT型管、前記分岐管部に設けられ前記分岐管部を開閉する開閉弁、前記分岐管部の上端に接合される弁蓋、ならびに、該弁蓋および前記分岐管部における開閉弁よりも弁蓋側に収容されると共に前記本管部内を横断して前記本管部に流れる流体を閉塞する仕切弁体を備え、流路の遮断が必要な場合にのみ弁蓋を接合することにより、浅い埋設深さに対応し易くしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
実公昭60−3430号公報(第2頁、第4図) 特開2001−27349号公報(第3頁、第2図)
しかしながら、特許文献1にあっては、流路を変更する箇所に、その都度、上下に分割された管継手本体を取り付け、流体管を縦断するように切断し、切断部分に閉止弁を嵌挿し、分岐管路受部を通して流体管に分流孔を穿設しなければならないため、作業量が多く、緊急の場合などには突貫工事を強いられるという問題がある。
また、特許文献2にあっては、流体管に、予め、本管部と該本管部から上方に分岐するようにして突出する分岐管部、分岐管部を開閉する開閉弁、及び、分岐管部の上端に接合される弁蓋を備えたT字管を接続しておき、流路の遮断が必要な場合にのみ、本管部に流れる流体を閉塞する仕切弁体を装着するようにしたものであるが、流体管に設けられている仕切弁装置を浅い埋設深さに対応し易いものとするにとどまり、不断流の状態で流路を変更するための技術思想を開示するものではない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくできるようにした、新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路などに用いられる仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット、並びに管ユニットを用いた分岐管路の設置方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
流体管に接続され、該流体管に連通する流体路及び流体管に接続される接続部を備えた不断流状態での施工に適した管ユニットであって、
前記流体路には、少なくとも2つの分岐路が設けられ、該2つの分岐路のうち、第一の分岐路には、仕切弁を装着するためのフランジ及び該第一の分岐路を開閉する簡易開閉弁が設けられ、第二の分岐路には、分岐管を接続するためのフランジ及び該第二の分岐路を閉止する閉止弁が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、予め流体路に少なくとも2つの分岐路が設けられていることにより、不断流の状態で流路を変更する際には、第一の分岐路を仕切弁で遮断するとともに、第二の分岐路で他の流路と連通させることができるため、不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくすることができる。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
前記流体路の、上流側に前記第一の分岐路を設けるとともに、下流側に前記第二の分岐路を設けることを特徴としている。
この特徴によれば、不断流の状態で流路を変更する場合の下流側の管ユニットとして用いることができる。またこの管ユニットと、流体路の、上流側に第二の分岐路を設けるとともに、下流側に第一の分岐路を設けた管ユニットとを組み合わせて使用することにより、不断流の状態で流路を変更することができる。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
前記流体路の、上流側に前記第二の分岐路を設けるとともに、下流側に前記第一の分岐路を設けることを特徴としている。
この特徴によれば、不断流の状態で流路を変更する場合の上流側の管ユニットとして用いることができる。またこの管ユニットと、流体路の、上流側に第一の分岐路を設けるとともに、下流側に第二の分岐路を設けた管ユニットとを組み合わせて使用することにより、不断流の状態で流路を変更することができる。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
前記流体路の、上流側及び下流側に前記第二の分岐路を設けるとともに、該2つの第二の分岐路の間に前記第一の分岐路を設けることを特徴としている。
この特徴によれば、不断流の状態で流路を変更する場合の上流側及び下流側のいずれの管ユニットとしても用いることができる。また、同じ管ユニットを製作するだけで済むので、管ユニットの種類を減らすことができる。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
前記流体路の、上流側及び下流側に前記第一の分岐路を設けるとともに、該2つの第一の分岐路の間に前記第二の分岐路を設けることを特徴としている。
この特徴によれば、不断流の状態で流路を変更する場合の上流側及び下流側のいずれの管ユニットとしても用いることができる。また、1つの管ユニットを製作するだけで済むので、管ユニットの数を減らすことができる。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、
前記第二の分岐路には、該第二の分岐路を閉止する閉止弁の下流側に仕切弁を装着できるようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、分岐管の接続工事において、第二の分岐路を閉止する閉止弁を取り外す作業を容易に行うことができる。
本発明の管ユニットを用いた分岐管路の設置方法は、
流体管に接続され、該流体管に連通する流体路及び流体管に接続される接続部を備えた不断流状態での施工に適した管ユニットを用いた分岐管路の設置方法であって、
前記流体路には、少なくとも2つの分岐路が設けられ、該2つの分岐路のうち、第一の分岐路には、仕切弁を装着するためのフランジ及び該第一の分岐路を開閉する簡易開閉弁が設けられ、第二の分岐路には、分岐管を接続するためのフランジ及び該第二の分岐路を閉止する閉止弁が設けられている仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを予め流体管の所望の場所に設置しておき、分岐管路を設ける際に、前記第一の分岐路に仕切弁を装着し、前記第二の分岐路に分岐管を接続するようにしたことを特徴としている。
この特徴によれば、予め流体路に少なくとも2つの分岐路が設けられていることにより、不断流の状態で流路を変更する際には、第一の分岐路を仕切弁で遮断するとともに、第二の分岐路で他の流路と連通させることができるため、不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくすることができる。
本発明の管ユニットを用いた分岐管路の設置方法は、
上流側に前記第二の分岐路を設けるとともに下流側に前記第一の分岐路を設けた管ユニットと、上流側に前記第一の分岐路を設けるとともに下流側に前記第二の分岐路を設けた管ユニットとを組み合わせ、前記2つの第二の分岐路に渡り分岐管を接続することを特徴としている。
この特徴によれば、不断流の状態で流路を変更する場合において、種々の管ユニットを適宜組み合わせて用いることができる。
(a)は、実施例1における仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを示す平面図、(b)は、同じく側断面図、(c)は、同じく正面断面図である。 実施例1における管ユニットの変形例を示すとともに、該変形例の管ユニットと図1に示す管ユニットとを流路管に接続した状態を示す平面図である。 実施例2における仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを示す平面図である。 (a)は、実施例3における仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを示す平面図であり、(b)は、X−X断面図である。 実施例1における仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを用いて分岐管路を設置した状態を示す平面図である。 図5のY−Y断面図である。 図5のZ−Z断面図である。 第二の分岐路を閉止する閉止弁の取り外し方法を説明する図であって、閉止弁着脱装置を仕切弁装着用管ユニットに密封状に接続した状態を示す一部断面図である。 第二の分岐路を閉止する閉止弁の取り外し方法を説明する図であって、スピンドルを前後に移動させる移動手段を装着した状態を示す一部断面図である。 第二の分岐路を閉止する閉止弁の取り外し方法を説明する図であって、スピンドルによって閉止弁が分岐路から取り外された状態を示す一部断面図である。
本発明に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット、並びに管ユニットを用いた分岐管路の設置方法を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットにつき、図1及び図2を参照して説明する。以下、図1(a)、(b)及び図2の紙面左側を流体路の上流側、紙面右側を下流側として説明する。
本発明の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットは、例えば、図1(a)に示されるように、地中に略水平方向に埋設される流体管路を構成する挿口管1と受口管2との間に接続される管ユニットであって、例えば新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路などに適用される管ユニットである。この両口管1,2と仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット3(以下、単に「管ユニット3」ということがある。)とは、コンクリート、鉄筋コンクリート、石綿、ダクタイル鋳鉄、その他鋳鉄、鋼、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等からなる上水道等の流体管である。管ユニット3は、金属製の場合、鋳造や圧延等の製造方法によって後述する第一の分岐路5及び第二の分岐路6が形成され、また管ユニット3には、流体からの防錆を行う防錆処理として、モルタルや防錆塗料によって図示しないコーティング層が形成されている。尚、本実施例では流体管内の流体は上水であるが、流体管の内部を流れる流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水や下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1に示されるように、この管ユニット3は、内部に両口管1,2に連通した流体路4及びこの流体路4に連通した第一の分岐路5及び第二の分岐路6が内部に形成された管体7を備えている。流体路4を内部に形成した管体7における挿口管1側の端部には、挿口管1が挿入可能な受口形状の接続部8aが形成されているとともに、受口管2側の端部には、受口管2に挿入可能な挿口形状の接続部8bが形成されている。この接続部8a、8bの継手部において、管体7と両口管1,2とがそれぞれ密封状に接続されるものである。尚、接続部は、受口形状のみまたは挿口形状のみで構成されてもよいし、端部にフランジを設けて接続されてもよく、若しくは、例えば管ユニットの所定箇所を切断し形成した切断面を有する管端部に接続されてもよく、流体管網との接続態様に合わせて適宜設定することができる。更に尚、上記した接続部8a、8bの継手部において、例えば図示しない離脱防止用の押輪及びシール部材等を用い、ボルト・ナットで緊締することによって管体7と両口管1,2とがそれぞれ密封状に接続されても構わない。
管体7の頂部から上方に向けて突設されるフランジ部7aの上端面には、フランジ短管16が接続されており、管体7に設けられた2つの分岐路のうち、流体路4の上流側に位置する第一の分岐路5は、フランジ部7a及びフランジ短管16の内部に形成されている。またフランジ短管16の内部には、第一の分岐路5を開閉するヒンジ式の簡易開閉弁10が設けられ、このフランジ短管16には、後述する仕切弁を装着するためのフランジ9及び管体7と接続される鍔部13を備えており、鍔部13とフランジ部7aとの上端面とがボルトで緊締されて接続されている。尚、簡易開閉弁10は、ヒンジ部に設けられた図示しないバネ部材等の付勢手段により、通常では第一の分岐路5を閉状態とする方向に付勢されてもよい。
より詳しくはフランジ短管16は、鍔部13及びフランジ部7aを緊締するボルトと、閉塞フランジ14及びフランジ9を緊締するボルトとが、互いに位置をずらして配置されており、このようにすることで、これ等ボルトが互いに干渉することを回避できるので、フランジ短管16の延長を短く設定できる。
また、管体7に設けられた2つの分岐路のうち、流体路4の下流側に位置する第二の分岐路6は、管体7の延設方向に対し水平方向に直交する方向に延設される延設部7bの内部に形成されている。延設部7bの管厚は、予め厚肉形状となっており、この延設部7bの開口端部には、内周面が拡径するとともに、外周面が外方に張り出すフランジ11が形成されている。このフランジ11には、延設部7bの径方向に連通するボルトネジ孔11aが周方向に複数箇所に配設されており、各ボルトネジ孔11aには、先端が漸次縮径する先細の固定ボルト11bがそれぞれ螺挿可能となっている。また、このフランジ11に対し、後述する分岐管を接続することが可能になっている。
更に、延設部7bの内部には、フランジ11の内周面より若干小径であり、第二の分岐路6を密封状に閉止する閉止弁12が延設部7bの開口端部から挿入されて配設されており、閉止弁12の挿入方向の前面に設けたシール部12aが延設部7bの内周面に対して高い密閉性で押し付けることができるとともに、各固定ボルト11bがそれぞれ螺挿されることでこの密栓状態を維持することができる。
これ等、第一の分岐路5及び第二の分岐路6には、それぞれ、外方から閉塞する閉塞フランジ14、15が装着されている。尚、第一の分岐路5は、管体7の上方に向けて突設されるフランジ部7aの内部に形成されることに限らず、流体路と連通する方向に形成されるものであればよい。同じく、第二の分岐路6は、管体7の延設方向に対し水平方向に直交する方向に延設される延設部7bの内部に形成されるものに限らず、流体路と連通する方向に形成されるものであればよい。
このように形成された管ユニット3は、不断流の状態で流路を変更する場合の下流側の管ユニット3として用いることができる(図5参照)。また、この管ユニット3と、流体路4の、上流側に第二の分岐路6を設けるとともに、下流側に第一の分岐路5を設けた管ユニット20とを組み合わせて使用することにより、不断流の状態で流路を変更することができる。尚、本実施例1では、図1に示されるように第一の分岐路5は管体7にフランジ13を介して設けられているが、管体7と一体に設けられてもよい。また、第二の分岐路6は管体7に一体に設けられているが、別体として設けられてもよい。
図2は、実施例1における仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットの変形例を示すとともに、該変形例の管ユニットと図1に示す管ユニットとを流路管に接続した状態を示す図である。
図2において、右側に示す管ユニット3は、図1に示したものであり、左側に示す仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット20(以下、単に「管ユニット20」ということがある。)は、その変形例を示している。
すなわち、図2の左側に示された管ユニット20は、管体7に設けられた2つの分岐路のうち、第一の分岐路5及び第二の分岐路6の配置が、右側に示された管ユニット3と逆に設けられており、流体路4の上流側に位置して第二の分岐路6が、下流側に位置して第一の分岐路5が設けられている。更に、この管ユニット20における第二の分岐路6は、管ユニット3の第二の分岐路6と同一方向に開口している。これ以外の第一の分岐路5及び第二の分岐路6の構成は、それぞれ、図1と同じであり、詳しい説明は省略する。
このように形成された管ユニット20は、不断流の状態で流路を変更する場合の上流側の管ユニット20として用いることができる(図5参照)。またこの管ユニット20と、流体路4の、上流側に第一の分岐路5を設けるとともに、下流側に第二の分岐路6を設けた管ユニット3とを組み合わせて使用することにより、不断流の状態で流路を変更することができる。
図2において、左側に示された管ユニット20の上流側に挿口管17が接続され、管ユニット20と右側に示された管ユニット3とが挿口管1を介して接続され、管ユニット3の下流側に受口管2が接続された状態にあり、管ユニット20及び管ユニット3の第一の分岐路5には、後述する仕切弁がフランジ9を介して装着可能な状態にあり、また、第二の分岐路6には、後述する分岐管がフランジ11を介して接続可能な状態にある。このように、不断流の状態で流路を変更する場合、種々の管ユニット3,20を適宜組み合わせて用いることができる。
ここで、不断流の状態で流路を変更する場合には、管ユニット20及び管ユニット3のそれぞれの第二の分岐路6の閉塞フランジ15及び閉止弁12を取り外すとともに図示しない分岐管を接続し、管ユニット20及び管ユニット3のそれぞれの第一の分岐路5に図示しない仕切弁を装着して該仕切弁を閉鎖すればよい。したがって、従来のように、流路を変更する箇所に、その都度、上下に分割された管継手本体を取り付け、流路管を縦断するように切断し、切断部分に仕切弁を嵌挿し、分岐管路受部を通して流路管に分流孔を穿設する作業をする必要がないので、不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくすることができる。
次に、実施例2に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットにつき、図3を参照して説明する。尚、前記実施例1と同一構成であって重複する構成については説明を省略する。
実施例2に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット30(以下、単に「管ユニット30」ということがある。)は、流体路の、上流側及び下流側に第二の分岐路6、6を、前記2つの第二の分岐路6、6の間に第一の分岐路5を設ける構成としている。第一の分岐路5及び第二の分岐路6の構成は、それぞれ、図1に示す実施例1と同じである。
この構成によれば、管ユニット30を不断流の状態で流路を変更する場合の上流側及び下流側のいずれの管ユニットとしても用いることができる。すなわち、流体路の上流側に配置される方の管ユニット30には、管ユニット30の上流側の第二の分岐路6に分岐管を接続し、流体路の下流側に配置される方の管ユニット30には、管ユニット30の下流側の第二の分岐路6に分岐管を接続すればよい。
このため、同じ管ユニット30を製作し、準備するだけで済むので、管ユニットの種類を減らすことができる。
次に、実施例3に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットにつき、図4を参照して説明する。尚、前記実施例1と同一構成であって重複する構成については説明を省略する。
実施例3に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット40(以下、単に「管ユニット40」ということがある。)は、流体路の、上流側及び下流側に第一の分岐路5、5を、前記2つの第一の分岐路5、5の間に第二の分岐路6を設ける構成としている。第一の分岐路5及び第二の分岐路6の構成は、それぞれ、図1に示す実施例1と同じである。
この構成によれば、管ユニット40を不断流の状態で流路を変更する場合の上流側及び下流側のいずれの管ユニットとしても用いることができる。すなわち、流体路の上流側に配置される方の管ユニット40にあっては、管ユニット40の下流側の第一の分岐路5を活用して仕切弁を装着し、流体路の下流側に配置される方の管ユニット40にあっては、管ユニット40の上流側の第一の分岐路5を活用して仕切弁を装着すればよい。このため、同じ仕様の管ユニット40のみを製作し、準備するだけで済むので、管ユニットの種類を減らすことができる。
図4において、仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット40は、第二の分岐路6に、第二の分岐路6を閉止する閉止弁12の下流側に後述する仕切弁を装着するための仕切弁装着用管ユニット50を接続している。
この構成によれば、分岐管の接続工事において、第二の分岐路6を閉止している閉止弁12の取り外し作業を容易に行うことができる。尚、図4に示す実施例3の管ユニット40の場合に限らず、実施例1及び実施例2の管ユニットにおいても、第二の分岐路6に仕切弁装着用管ユニット50を接続しておくことができることはいうまでもない。
次に、実施例1に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット3及び20を用いた場合を例にして、不断流の状態で流路を変更する際の分岐管を設置する方法につき、図5ないし図7を参照して説明する。尚、図5の紙面左側を流体路の上流側、紙面右側を下流側として説明する。
本発明に係る新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路には、予め、図5に示すように、流体路の上流側には、上流側に分岐管接続用の第二の分岐路6、下流側に仕切弁装着用の第一の分岐路5を備えた管ユニット20が配置され、流体路の下流側には、上流側に仕切弁装着用の第一の分岐路5、下流側に分岐管接続用の第二の分岐路6を備えた管ユニット3が配置されている。
図5において、不断流の状態で流路を変更する際、分岐管を設置するには、流体路の上流側の管ユニット20及び下流側の管ユニット3の、それぞれの第一の分岐路5、5に仕切弁60を装着し、それぞれの第二の分岐路6、6に分岐管80を接続するものである。
第一の分岐路5に仕切弁60を装着するには、フランジ9に固定されている閉塞フランジ14を取り外し、図6に示すように、フランジ9に仕切弁60のフランジ61をボルト62で固定し、仕切弁60を装着する。
また、第二の分岐路6に分岐管80を接続するには、まず、フランジ11に固定されている閉塞フランジ15を取り外し、図7に示すように、フランジ11に仕切弁装着用管ユニット50のフランジ51を固定し、仕切弁装着用管ユニット50を接続する。尚、予め、仕切弁装着用管ユニット50が接続されている場合はこの作業は不要となる。
次に、仕切弁装着用管ユニット50のフランジ53に仕切弁70を装着する。その後、後述するようにして閉止弁12を取り外し、仕切弁装着用管ユニット50のフランジ52に分岐管80を接続する。このように、第二の分岐路6には、第二の分岐路6を閉止する閉止弁12の下流側に仕切弁60を装着できるようになっていることで、分岐管80の接続工事において、第二の分岐路6を閉止する閉止弁12を取り外す作業を容易に行うことができる。
分岐管80の設置が終了したら、管ユニット20及び管ユニット3の第一の分岐路5、5に装着された仕切弁60、60を閉状態とし、第二の分岐路6、6に接続された仕切弁装着用管ユニット50、50の仕切弁70、70を開状態とすれば、不断流の状態で流路を変更することができる。このように、本発明によれば、従来のように、流路を変更する箇所に、その都度、上下に分割された管継手本体を取り付け、流路管を縦断するように切断し、切断部分に仕切弁を嵌挿し、分岐管路受部を通して流路管に分流孔を穿設する作業をする必要がないので、不断流の状態で流路を変更する場合の作業量を少なくすることができる。
次に、第二の分岐路6を閉止する閉止弁12の取り外し方法について、図8ないし図10を参照して説明する。
図8では、閉止弁着脱装置90を仕切弁装着用管ユニット50に密封状に接続された状態が示されている。具体的には、閉止弁着脱装置90のフランジ91が仕切弁装着用管ユニット50のフランジ52に密封状にボルトなどで固定され、閉止弁着脱装置90が仕切弁装着用管ユニット50に接続される。
図9は、閉止弁着脱装置90においてスピンドル92を前後に移動させる移動手段93が装着された状態を示しており、移動手段93は、シリンダ94内に外部から流体を供給あるいは排出することにより、スピンドル92を前後に移動させるようになっている。図9では、シリンダ94内に外部から流体を供給され、スピンドル92が前進され、スピンドル92の先端部が閉止弁12に螺合により結合された状態にある。
図10は、スピンドル92によって閉止弁12が第二の分岐口6から取り外された状態を示している。図9の状態において、シリンダ94内から外部に流体を排出すると、スピンドル92及び閉止弁12は、図10の状態に示すように、第二の分岐口6から取り外され、仕切弁装着用管ユニット50内を後退し、仕切弁70の弁体71の位置よりも分岐管80が接続されるフランジ52の近くまで後退する。その状態で、仕切弁70の弁体71を閉止すると、第二の分岐口6は閉止されるので、閉止弁着脱装置90を仕切弁装着用管ユニット50から取り外せば、閉止弁12も取り外される。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、実施例1に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット3及び20を用いた場合について分岐管を設置する方法を説明したが、これに限定されることなく、実施例2に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット30を2つ用いてもよく、また、同様に、実施例3に係る仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット40を2つ用いてもよい。さらに、実施例1ないし3の管ユニットを適宜組み合わせて使用してもよい。
また例えば、前記実施例では、各管ユニットのそれぞれの第二の分岐路同士に分岐管を接続しているが、これに限らず、第二の分岐路から別体の分岐路若しくは流体路に分岐管を接続させてもよい。
また例えば、前記実施例では、略水平方向に配設された管ユニットの第一の分岐路が上方向に形成されるとともに、第二の分岐路が水平方向に直交する方向に形成されているが、第一若しくは第二の分岐路が形成される方向は、前記実施例に限らず、上下または斜め方向など適宜設定されるものである。
更に例えば、前記実施例では、管ユニットにおける流体管に接続される接続部が、受口形状の接続部8a及び挿口形状の接続部8bであるが、接続部は、例えばフランジ部であっても構わない。
また例えば、前記実施例では、管ユニットが、新設耐震管路、既設管の耐震化敷設替え管路に用いられているが、本発明に係る管ユニットは、前記した耐震管路以外の管路に適用することも可能である。
1 挿口管(流体管)
2 受口管(流体管)
3 管ユニット
4 流体路
5 第一の分岐路
6 第二の分岐路
7 管体
8a,8b 接続部
9 フランジ
10 簡易開閉弁
11 フランジ
12 閉止弁
13 鍔部
20 管ユニット
30,40,50 管ユニット
51,52,53 フランジ
60 仕切弁
70 仕切弁
71 弁体
80 分岐管
90 閉止弁着脱装置

Claims (8)

  1. 流体管に接続され、該流体管に連通する流体路及び流体管に接続される接続部を備えた不断流状態での施工に適した管ユニットであって、
    前記流体路には、少なくとも2つの分岐路が設けられ、該2つの分岐路のうち、第一の分岐路には、仕切弁を装着するためのフランジ及び該第一の分岐路を開閉する簡易開閉弁が設けられ、第二の分岐路には、分岐管を接続するためのフランジ及び該第二の分岐路を閉止する閉止弁が設けられていることを特徴とする仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  2. 前記流体路の、上流側に前記第一の分岐路を設けるとともに、下流側に前記第二の分岐路を設けることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  3. 前記流体路の、上流側に前記第二の分岐路を設けるとともに、下流側に前記第一の分岐路を設けることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  4. 前記流体路の、上流側及び下流側に前記第二の分岐路を設けるとともに、該2つの第二の分岐路の間に前記第一の分岐路を設けることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  5. 前記流体路の、上流側及び下流側に前記第一の分岐路を設けるとともに、該2つの第一の分岐路の間に前記第二の分岐路を設けることを特徴とする請求項1に記載の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  6. 前記第二の分岐路には、該第二の分岐路を閉止する閉止弁の下流側に仕切弁を装着できるようにしたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニット。
  7. 流体管に接続され、該流体管に連通する流体路及び流体管に接続される接続部を備えた不断流状態での施工に適した管ユニットを用いた分岐管路の設置方法であって、
    前記流体路には、少なくとも2つの分岐路が設けられ、該2つの分岐路のうち、第一の分岐路には、仕切弁を装着するためのフランジ及び該第一の分岐路を開閉する簡易開閉弁が設けられ、第二の分岐路には、分岐管を接続するためのフランジ及び該第二の分岐路を閉止する閉止弁が設けられている仕切弁装着部及び分岐管接続部を備えた管ユニットを予め流体管の所望の場所に設置しておき、分岐管路を設ける際に、前記第一の分岐路に仕切弁を装着し、前記第二の分岐路に分岐管を接続するようにしたことを特徴とする管ユニットを用いた分岐管路の設置方法。
  8. 上流側に前記第二の分岐路を設けるとともに下流側に前記第一の分岐路を設けた管ユニットと、上流側に前記第一の分岐路を設けるとともに下流側に前記第二の分岐路を設けた管ユニットとを組み合わせ、前記2つの第二の分岐路に渡り分岐管を接続することを特徴とする請求項7に記載の管ユニットを用いた分岐管路の設置方法。
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