JP2013124158A - 後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】用紙の撓み形状をコントロールして安定した用紙搬送を確保し、用紙詰まりや画像削れを防ぐことができる後処理装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置本体の定着部150から出力された記録媒体が搬送される後処理装置本体を備え、定着部150と、後処理装置本体の記録媒体入口との間の排紙経路160に、記録媒体の厚み方向に進退可能な撓み形成部材301を設けた。
【選択図】図5

Description

本発明は、後処理装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置には、画像形成が行われた記録媒体を仕分け、スタック、スティプル等の処理を施し、排出する後処理装置を備えたものがある(特許文献1)。特許文献1記載のパンチ機構付複写機は、複写された用紙の排出路中にパンチ機が設けられている。また、パンチ機の上流側に、紙送りローラが設けられており、さらにその上流側に紙送りローラが設けられている。紙送りローラに対応する部位には夫々、ガイド板からなる紙押さえが設けられており、紙押さえは、搬送方向に沿って間隔を空けて2箇所設けられている。
用紙がパンチ機に向かって送り込まれると、パンチ機の近傍に設けられたストッパが作用して、下流側の紙送りローラの回転が停止し、用紙の搬送が停止するとともに、両方の紙押さえにて用紙の上流側と下流側とを押さえる。この場合、下流側の紙送りローラの回転は停止するが、上流側の紙送りローラの回転は維持されているため、2つの紙押さえの間から用紙の中間部が逃げて、この部位で用紙が撓む。これにより、用紙のストッパへの加圧力を強め、パンチ抜き時に用紙が前後することを防止できる。
また、搬送途中に用紙を撓ませるものとして、特許文献2のようなものも提案されている。特許文献2のものは、給紙部と一対のレジストローラとの間に、凸状をなすガイド板を配置している。給紙部から給紙された用紙をレジストローラに案内する際、用紙がガイド板にガイドされて凸状に撓む。この場合、ガイド板は凸状をなしているため、より用紙が撓みやすいものとなる。
特許文献1及び特許文献2のものは、ガイド板形状のもので用紙をガイドして紙の撓みを形成するものであるため、同じ銘柄の用紙であってもロット差や温湿度によって用紙の剛性が変化して撓みのでき方にばらつきが生じる。撓みのでき方が安定しないと、用紙搬送がスムーズに行なわれず、用紙に折れ癖が付いたり、用紙詰まりが生じたりする原因となる。
本発明は、斯かる事情に鑑み、用紙の撓み形状をコントロールして安定した用紙搬送を確保し、用紙詰まりや画像削れを防ぐことができる後処理装置及び画像形成装置を提供する。
本発明の後処理装置は、画像形成装置本体の定着部から出力された記録媒体が搬送される後処理装置本体を備え、前記定着部と、前記後処理装置本体の記録媒体入口との間の排紙経路に、記録媒体の厚み方向に進退可能な撓み形成部材を設けたものである。
本発明の後処理装置及び画像形成装置は、用紙の撓み形状をコントロールして安定した用紙搬送を確保し、用紙詰まりや画像削れを防ぐことができる。
本発明の画像形成装置の全体構成図である。 前記図1の後処理装置のA−A断面図である。 前記図1の後処理装置の平面図である。 本発明の画像形成装置を構成する画像形成装置本体及び後処理装置本体の簡略平面図である。 排紙経路及びその近傍の簡略正面図であり、(a)は撓み形成部材が排紙経路から退避し、(b)は撓み形成部材が排紙経路へ前進した図である。 撓み形成部材と用紙との長さ寸法を比較した図である。 本発明の第2実施例を示す排紙経路及びその近傍の簡略正面図である。 撓み形成部材の排紙経路中への進出量が可変であることを示す排紙経路及びその近傍の簡略正面図である。 本発明の第3実施例を示す排紙経路及びその近傍の簡略正面図である。 本発明の第4実施例を示す排紙経路及びその近傍の簡略正面図である。 撓み形成部材及び検出手段を示す斜視図である。 検出手段により出力されたパルス信号を示すグラフ図である。
以下、図に示す実施例による本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成の概略を示す図である。図1の画像形成装置は、間接転写方式のタンデム型カラー画像形成装置を示し、画像形成装置本体100、後処理装置本体200とから構成されている。
画像形成装置本体100は、画像情報を読み取る画像読取部112と、記録媒体(用紙)の給紙を行う給紙部120と、用紙に画像形成処理を行う画像形成部113とからなる。
画像形成部113は、図1においてほぼ中央部に4色の作像ステーション111が配置された作像部110、この作像部110の下方に隣接して設けられた光書き込み部(図示省略)、給紙部120でピックアップされた用紙を2次転写部140及び定着部150に搬送する給紙搬送路(縦搬送路)130、画像が定着された用紙を後処理装置本体200側に搬送する排紙経路160、一面に画像が形成された用紙を反転し、他面に画像形成させるための両面搬送路170を備えている。
作像部110は、前記作像ステーション111のYMCK各色用の感光体ドラムと、この感光体ドラムの外周に沿って配置された帯電ユニット、現像ユニット、1次転写ユニット、クリーニングユニット、及び除電ユニットと、感光体ドラムに形成された画像を1次転写ユニットによって中間転写する中間転写ベルト112と、感光体ドラムに各色毎に画像を書き込む光書き込みユニットとを備えている。光書き込みユニットは、作像ステーション111の下側に配置され、中間転写ベルト112は作像ステーション111の上側に配置されている。
中間転写ベルト112は複数の支持ローラによって回転可能に支持され、そのうちの1つの支持ローラ114は2次転写部140で中間転写ベルト112を介して2次転写ローラ115と対向し、中間転写ベルト112上の画像を用紙に2次転写できるようになっている。
給紙部120は給紙トレイ121、ピックアップローラ122、給紙搬送ローラ123を備え、給紙トレイ121からピックアップした用紙を縦搬送路130に沿って上方に送り出す。送り出された用紙は2次転写部140で画像が転写され、定着部150に送られる。定着部150は定着ローラと加圧ローラを備え、用紙が両者間のニップを通過する過程で、加熱及び加圧が行われ、トナーが用紙に定着される。
定着部150の下流には、排紙搬送路160と両面搬送路170が設けられ、両者は分岐爪161によって2方向に分岐し、後処理装置本体200側に搬送される場合と、両面搬送路170に搬送される場合とで搬送路が選択される。なお、分岐爪161の用紙搬送方向上流側の直近には分岐搬送ローラ162が設けられ、用紙へ搬送力を付与している。
画像読取部112は、コンタクトガラス上にセットされた原稿を光走査して原稿面の画像を読み取るものであり、公知公用の構成を採用できる。
後処理装置本体200は、画像形成装置の内部に配置され、画像形成装置本体100から搬送された画像形成済み用紙に所定の処理(仕分け、スタック、ステープルなどの処理)をを施し、最下流に位置する排紙トレイ210に積載するもので、詳細については後述する。
前記のように構成された画像形成装置では、画像読み取り部112から読み取られた原稿データあるいは外部のパーソナルコンピュータ(PC)などから転送された印刷データに基づいて書き込みに使用する画像データを生成する。その画像データに基づいて光書き込みユニットから各感光体ドラムに対して光書き込みが行われ、各作像ステーションで各色毎に形成された画像が順次中間転写ベルト112に転写され、中間転写ベルト112上に4色の画像が重畳されたカラー画像が形成される。
一方、給紙トレイ121からは前記画像形成に応じて用紙が給送される。用紙は、中間転写部140の直前の図示しないレジストローラ位置で一旦停止し、中間転写ベルト112上の画像先端とタイミングを合わせて送り出され、中間転写部140で2次転写され、定着部150へと送り込まれる。定着部150で画像が定着された用紙は、片面印刷の場合及び両面印刷の両面印刷後の場合には、分岐爪161の切り替え動作により排紙経路160側へ搬送され、両面印刷の場合には両面搬送路170側へ搬送される。
両面搬送路170に搬送された用紙は、反転後、最後中間転写部140に送り込まれて、他側の面に画像が形成された後、排紙経路160側に返送される。排紙経路160側に搬送された用紙は、後処理装置本体200に搬送され、後処理装置本体200で所定の用紙処理を施し、あるいは、処理なしで排紙トレイ210に排紙される。
図2及び図3は後処理装置本体200の概略構成を示す図であり、図2は図1におけるA−Aの断面図を示し、図3は平面図を示す。後処理装置本体200は、用紙搬送方向上流側から入口ローラ201対(図1参照)、排紙搬送路202(図1参照)、図3に示すように搬送ローラ203、叩きコロ204、パンチジョガーフェンス211(整合板)、パンチ放出ガイド205、スティプルトレイ206、後端基準フェンス207、スティプルジョガーフェンス208(整合板)、排紙ローラ209、排紙トレイ210から主に構成されている。
後処理装置本体200の用紙入口には、画像形成装置の排紙経路160から用紙を受け入れる入口ローラ201対、受け入れた用紙をパンチ部まで搬送する排紙搬送路202、搬送ローラ203対が設けられ、入口ローラ201対および搬送ローラ203対が搬送手段として機能して、入口モータにより入口ローラ201対および搬送ローラ203対を回転させることによって排紙経路160に沿って、後処理装置本体200に用紙を搬送する。また、排紙経路160には図示省略の入口センサが配置され、用紙の先端と後端の検知、および検知した用紙の先端と後端の検知タイミングとステッピングモータである入口モータの駆動のステップ数により各用紙処理を行う際のタイミングをとっている。
叩きコロ204は、上下動を行うレバー部分204aとコロ部分204bから成り、不図示のステッピングモータにより上下方向に駆動される。コロ部分204bは、排紙モータ224により後処理装置本体200における用紙搬送方向と逆方向に回転駆動される。
スティプルトレイ206には、スティプルジョガーフェンス208が設けられており、スティプルトレイ206に固定された図示しないガイド軸に挿入されている。更にスティプルジョガーフェンス208は、図示しないタイミングベルトを介してステッピングモータに連結されており、ステッピングモータの正逆回転駆動により直線往復移動を行い、スティプルジョガーフェンス208は各々独立した駆動が可能となっている。
叩きコロ204の下流には排紙ガイド板212と排紙ローラ209が配置されており、排紙ガイド板212は図示しないステッピングモータにより上下動可能であり、排紙ローラ209と排紙ガイド板212に取り付けられた従動コロ213により用紙を挟持して搬送し、用紙を排紙トレイ210へと排紙し、排紙トレイ210上に積載する。
図2に示すように、穿孔手段253(パンチユニット)と綴じ手段(スティプラ)255を上下方向に沿って配置している。これにより、後処理装置本体200を大型化することなく画像形成装置内のスペースに収めることが可能となる。
後処理装置本体200は、排紙経路160に沿った方向に後処理を行う後処理部250と、後処理部250にて後処理された用紙を排紙経路160に沿った方向とは直交する方向に搬送するクロス搬送部251と、クロス搬送部251にて排紙された用紙を積載する積載部252とに大別される。この場合、後処理部250は、穿孔手段253(パンチユニット)と綴じ手段(スティプラ)255とから構成され、クロス搬送部251は、排紙ガイド板212と排紙ローラ209等から構成され、積載部252は排紙トレイ210等から構成される。
後処理部250とクロス搬送部251と積載部252との構成配置は、図3のようになっている。図4矢印Aのように短手端面搬送(SEF: Short Edge Feed)にて用紙の搬送を行うため、後処理装置本体200は、パンチ穴位置C、スティプル綴じ位置D等の後処理を、後処理部250において、図4のように搬送方向(矢印Aの方向)に沿った方向で、用紙の端面に施す。その後、クロス搬送部251において、搬送ローラ対203より下流では、用紙の搬送方向を画像形成装置からの搬送方向に対し直角方向(図4の矢印B)に切り替え、積載部252に積載する。これにより、本発明の画像形成装置は、装置全体としてコンパクトなものとなる。
搬送ローラ対203から排出された用紙は、用紙奥側端面をパンチユニット253、手前側端面をスティプルトレイ206に支えられた状態でパンチステージ254へ侵入し、用紙先端及び後端をパンチジョガーフェンス211にて整合され、叩きコロ204により、パンチ放出ガイド205へ用紙端面を突き当てられ、位置決めされた状態でパンチユニット253より穿孔される。
パンチ穴穿孔後、パンチ放出ガイド205によりパンチユニット253から押し出されることにより、用紙奥側端面がスティプルトレイ206へ落下する。パンチ穿孔を行わないモードの場合は、上記パンチ穿孔動作の中でパンチユニット253によりパンチ動作を行わず用紙端面をスティプルトレイ206へ落下する。もしくは搬送ローラ対203から排出された用紙に対し、叩きコロ204を逆転させ用紙を手前側に移動させ用紙奥側端面をパンチユニット253から離間させることによりスティプルトレイ206へ落下させる。
用紙端面がパンチステージ254から落下後は、用紙をシフトして排紙するシフトモードと、複数の用紙を綴じて排紙するスティプルモードで異なるので、モード毎に各部構成を加えて説明する。
まず、シフトモードについて説明する。シフトモードとは、用紙に対し綴じ処理を行うことなく、排紙トレイ210上にて画像形成装置正面(図1)から見て左右に所定枚数毎に用紙を仕分けするモードである。用紙がスティプルトレイ206へ落下した後、叩きコロ204により用紙奥側端面を後端基準フェンス207へ突き当てることにより、後処理装置本体200での搬送方向の整合を行う。後処理装置本体200での搬送方向と直角方向の整合は、スティプルジョガーフェンス208により行われる。
叩きコロ204の下流において、排紙ローラ209と排紙ガイド板212に取り付けられた従動コロ213により用紙を挟持して搬送し、用紙を排紙トレイ210へと排紙し、排紙トレイ210上に積載する。所定枚数毎に用紙を仕分けする場合は、前記用紙後処理装置での搬送方向と直角方向の整合位置(スティプルジョガーフェンス208の位置)を移動した分だけずらして排紙トレイ210に排紙する。これにより排紙トレイ210に積載されたとき、前記所定枚数毎に排紙位置が交互にずれ、用紙の仕分けが行われる。
排紙トレイ210の後処理装置本体200への取り付け部には、排紙トレイ210上に積載された用紙を押えるための用紙押え220が配置され、ソレノイド221のON/OFFにより用紙押え解除動作と用紙押え動作が行われる。すなわち、用紙の搬送にあわせてソレノイド221をONして用紙押え220の押圧動作を解除し、用紙が排紙ローラ209を通過すると、ソレノイド221をOFFして用紙押えを行う。
排紙トレイ210は、搬送方向下流側の固定トレイ部222aと上流側の可動トレイ部222bを備え、可動トレイ部222bはトレイDCモータ223aおよびカム・リンク機構223bにより上下動する。可動トレイ部222bは上流側の端部が回動端となって、支軸223cを介して固定トレイ部222aに揺動可能に軸支され、カム・リンク機構223bの作動端がこの可動トレイ部222bに連結されている。これにより、トレイDCモータ223aが回転し、この回転に応じて可動トレイ部222bが前記支軸223cを中心に揺動する。
この可動トレイ部222bは、排紙された用紙枚数が一定枚数に達すると、制御部からの指令によりトレイDCモータ223aが回転し、可動トレイ部222bの自由端を下降させる。また、用紙押え220には不図示のトレイ紙面センサが配置され、用紙押え220が用紙押えを行っている状態で、トレイ紙面センサがOFFであれば、排紙トレイ210をトレイ紙面センサがONするまで上昇させる。一方、トレイ紙面センサがONであれば、一旦トレイ紙面センサがOFFするまで排紙トレイ210を下降し、再度ONするまで上昇させることによって、用紙が積載された排紙トレイの高さを一定に保つ。
このように、排紙トレイ210の用紙積載状態に応じて可動トレイ部222bの自由端を上下させ、排紙ローラ209のニップ部から可動トレイ部222bの用紙積載部までの距離を一定に保つことにより、排紙ローラ209から排紙される用紙と可動トレイ部222bの接触角度を一定にし、排紙トレイ210に積載される用紙の揃え品質を安定させることができ、また多枚数の積載が可能となる。以上の動作を繰り返すことにより、排紙トレイ210上に、仕分けされた用紙が積載されることになる。
次に、スティプルモードについて説明する。スティプルモードは、用紙を排紙する際に所定枚数毎にスティプラ255によって綴じて排紙するモードである。スティプルモードでは、用紙奥側端面がパンチ放出ガイド205によりパンチユニットから押し出されたタイミングで叩きコロ204を下降させ、コロ部分204bで用紙をスティプルトレイ206に押し付け、さらにコロ部分204bを回転させて用紙後端が後端基準フェンス207に突き当たるまでスイッチバックさせ、後処理装置本体200での搬送方向の整合を行う。この整合は、後端基準フェンス207に突き当てることにより、後端基準フェンス207を基準に行われる。
用紙のスイッチバックが完了すると、シフトモードの説明にて前述したように、スティプルジョガーフェンス208にて、後処理装置本体200での用紙搬送方向と垂直な方向の用紙整合を行う。
前記スティプルトレイ206には前記スティプルジョガーフェンス208(整合板)の待機位置を検出するホームセンサが設けられている。また、前記スティプルトレイ206には図示しないガイド軸にスライダを介して基準フェンスが設けられており、スティプルジョガーフェンス208(整合板)と同方向に移動可能になっている。スライダには図示省略のラックが保持されており、スティプルトレイ略中央に配置されたギヤと連結されているため、後端基準フェンス207はギヤに対して対称移動することになる。
後端基準フェンス207の端部には図示省略のガイド部が設けられており、スティプラ255の図示省略のベースが、スティプラ255が移動することでガイド部の内側を引っ掛けていくことにより、後端基準フェンス207が追従することになる。スティプラ255がスティプルトレイ206の端部側に移動した場合は、後端基準フェンス207の間隔は広がり、スティプラ255がスティプルトレイ206の中央川に移動した場合は、後端基準フェンス207の間隔は狭まることになる。
綴じ処理後、排紙ガイド板212を下降させ、従動コロ213により用紙束を挟持し、用紙束を排紙トレイ210に排紙する。用紙束の排紙中にソレノイド221をONして用紙押え220を解除し、さらに排紙トレイ210を一定量下降させる。次いで、用紙束後端が排紙モータ224を通過したタイミングで排紙ガイド板212を上昇させ、次用紙の受入れに備える。また、同じタイミングでソレノイド221をOFFして用紙押えを行う。
定着部150で画像が定着された用紙は、排紙経路160を経て後処理装置本体200の用紙入口(入口ローラ201)に受入れられて、後処理装置本体200で前記したような後処理が行われる。入口ローラ201対と、定着部150との間の排紙経路160に、図5(a)、図5(b)に示すように、撓み形成部材301を設けている。この撓み形成部材301は、駆動モータ302と駆動機構310とにより、用紙の厚み方向に進退可能なロール体である。駆動機構310は、駆動モータ302の駆動により回動する回動体311と、この回動体311と撓み形成部材301とを連結する連結部材312(例えばタイミングベルト)とを有し、駆動モータ302が駆動すると、駆動機構310を介して撓み形成部材301が、図5(a)の矢印A、矢印Bのように進退する。
図5(a)に示すように、撓み形成部材301は、排紙経路160外に待機している。後処理装置本体200に受入れられた用紙は、パンチ部に搬送され、穿孔位置に到達した時点で入口ローラ201による用紙の搬送を一時停止し、用紙に穿孔処理を行なう。なお、定着部150は用紙が噛んだ状態で用紙の搬送を停止すると、用紙が過剰加熱されてしまうため、定着部150での用紙搬送を継続する必要がある。従って、用紙の下流側は穿孔処理のために入口ローラ201によって搬送が一時停止され、上流側は定着部150によって搬送が継続された状態となる。そして、入口ローラ201による用紙搬送が停止されたタイミングに合わせて、撓み形成部材301は、図5(b)に示すように駆動モータ302によって移動し、用紙を押して撓みを形成させる。
このように、撓み形成部材301が用紙の厚み方向に進退可能であり、排紙経路160において用紙に撓みを形成することで、用紙の撓み形状をコントロールすることができる。これにより、用紙搬送をスムーズに行ない、用紙詰まりや画像削れを防ぐことができる。特に、入口ローラ201が停止した状態で定着部150で用紙を搬送し続けても排紙経路160内で用紙が蛇腹上に座屈してダメージを受けるのを防ぐことができる。
撓み形成部材301は、図6に示すように、矢印の用紙搬送方向と直交する方向の長さ寸法Laが、用紙の最大幅方向の長さ寸法Lbと同一乃至それよりも長くしており、撓み形成部材301の用紙搬送方向と直交する方向の両端部301a、301bが、用紙の搬送方向に沿った方向の両側辺180a、180bと一致又は外方に突出させている。これにより、撓み形成部材301は、用紙幅の全域に接触し、用紙幅に対して均等に用紙を撓ませて、用紙を幅方向について均一に搬送することができる。搬送方向と直交する方向における用紙の蛇行による用紙位置のズレを考慮すると、撓み形成部材301で確実に用紙幅全域を押すためには、La−Lb≧20程度とするのが望ましい。
図5(a)、図5(b)では排紙経路160を直線状に図示しているが、第2実施例として図7に示すように、排紙経路160が湾曲していてもよい。この場合、撓み形成部材301は図7の二点鎖線で示すように、排紙経路160の外側で待機している。そして、入口ローラ201による用紙搬送が停止されたタイミングに合わせて、撓み形成部材301は駆動モータ302によって、図7の矢印に示すように、排紙経路160の外側から内側に向かって進出する。このように、用紙の撓み部を、排紙経路160の湾曲部の内側に形成することで、装置内のスペースを有効に活用し、装置の大型化を防止することができる。
図8に示すように、撓み形成部材301の排紙経路中への進出量Stを可変なものとしてもよい。駆動モータ302はステッピングモータであり、入力信号として与えられるステップ数によってモータ軸の回転角度を任意に調節することができる。連結部材312を介して駆動モータ302より駆動を与えられる撓み形成部材301は、モータ軸の回転角度に応じて、その進出量Stを決定する。これにより、定着部150からの用紙搬送距離に応じた適切な撓み形成量を得ることができ、用紙ガイドとの接触抵抗を最小限に抑え、一層画像削れが生じない良好な画像品質を得ることができる。
図9は第3実施例を示し、この場合、排紙経路160に一対のローラからなるグリップローラ303を配置している。すなわち、グリップローラ303は、定着部150と撓み形成部材301との中間位置に配置されており、グリップローラ301と定着部150との用紙搬送スピードは同速としている。グリップローラ303を設けることによって、定着部150を通過する用紙を撓み形成部材301で押し出す際に、定着部150から用紙を引き抜く方向に力が作用しても、グリップローラ303が用紙を強く狭持することができる。これにより、引き抜き作用を無効にし、定着部150での用紙搬送スピードを一定に保つことができ、画像が削れたり、トナーの定着不良が生じたりするのを防ぐことができる。
図10は第4実施例を示し、この場合、撓み形成部材301の用紙当接部近傍に、用紙の搬送距離を検出する検出手段304を備えている。撓み形成部材301は、軸部材301aと、この軸部材301aの外周側に配設される外周部301bとから構成されており、外周部301bは軸部材301aに対して回転自在に支持されている。外周部301bの外周面が用紙当接面となり、用紙当接面は表面全域、もしくはその一部をEPDM等の高摩擦部材で覆われている。撓み形成部材301が用紙に当接した状態で用紙が搬送されると、外周部301bは、用紙当接面を覆う高摩擦部材と用紙表面に作用する摩擦力によって用紙に連れ周り回転する。この連れ周り回転量を検出部材304で検出することにより、用紙搬送距離Lを算出する。これにより、定着部150と用紙との間にスリップが生じたとしても、定着部150からの用紙搬送距離Lをリアルタイムに精度良く把握でき、撓み形成部材301の進出量を適切に調整することができる。
検出手段304は、図11に示すように、搬送方向に回転自在な円筒コロ304aと、この円筒コロ304aの回転量を検出するロータリーエンコーダ304bとから構成してもよい。すなわち、軸301aの一端には円筒コロ(回転スリット円板)304aと、透過型センサから成るロータリーエンコーダ304bが取り付けられており、撓み形成部材301の回転角度がロータリーエンコーダ304bからパルス信号として出力される。
回転スリット円板304aのスリット間隔をθ[deg]、出力されたパルス信号をn[パルス](図12)、撓み形成部材301の直径をφD[mm]とすると、用紙搬送距離L[mm]は、L[mm]=π×φD[mm]×n[パルス]×θ[deg]÷360[deg]で表される。この計算式で求まるLの値に、表1に示すような、用紙と撓み形成部材301のスリップ率を考慮したLとStの対比表を予め制御部(図示省略)に格納しておき、ロータリーエンコーダ340bの出力から求まるLに応じたStが得られるよう、駆動モータ302を駆動する。これにより、簡単で安価な構成で用紙の搬送距離を検出することができる。
Figure 2013124158
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。本発明に係る画像形成装置は、電子写真複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ装置等がある。
100 画像形成装置本体
150 定着部
160 排紙経路
180a、180b 側辺
200 後処理装置本体
250 後処理部
251 クロス搬送部
252 積載部
253 パンチユニット
255 綴じ手段
301 撓み形成部材
301a、301b 端部
303 グリップローラ
304 検出手段
304a 円筒コロ
304b ロータリーエンコーダ
特開昭58−140755号公報 特開平11-314806号公報

Claims (10)

  1. 画像形成装置本体の定着部から出力された記録媒体が搬送される後処理装置本体を備え、
    前記定着部と、前記後処理装置本体の記録媒体入口との間の排紙経路に、記録媒体の厚み方向に進退可能な撓み形成部材を設けたことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記後処理装置本体は、前記排紙経路に沿った方向に後処理を行う後処理部と、
    前記後処理部にて後処理された記録媒体を前記排紙経路に対して直交する方向に搬送するクロス搬送部と、
    前記クロス搬送部にて排紙された記録媒体を積載する積載部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記後処理部は、穿孔手段と綴じ手段とが上下方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記排紙経路が湾曲し、前記撓み形成部材が排紙経路の湾曲部の外側から内側に向かって進出するものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の後処理装置。
  5. 前記排紙経路に一対のローラからなるグリップローラを配置したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の後処理装置。
  6. 前記撓み形成部材は、記録媒体の搬送方向と直交する方向の両端部が、記録媒体の搬送方向に沿った両側辺と一致又は外方に突出することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の後処理装置。
  7. 前記撓み形成部材の排紙経路中への進出量が可変であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の後処理装置。
  8. 前記撓み形成部材の記録媒体当接部近傍に、記録媒体の搬送距離を検出する検出手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の後処理装置。
  9. 前記検出手段が搬送方向に回転自在な円筒コロと、この円筒コロの回転量を検出するロータリーエンコーダとを備えたことを特徴とする請求項8に記載の後処理装置。
  10. 前記請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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