JP2013123158A - 無線端末装置および基地局装置 - Google Patents

無線端末装置および基地局装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線端末装置と基地局装置との多元接続を効率的に行う。
【解決手段】インタリーブ分割多元接続を行う無線端末装置1において、複数のインタリーブパタンと複数の個別オフセット電力との組み合わせから、一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を選択するインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101と、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101が選択したインタリーブパタンを適用してインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部105と、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101が選択した個別オフセット電力を適用して上りリンクの送信電力を設定する送信電力増幅部108とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末装置および基地局装置に関する。
移動無線通信技術において、低符号化率誤り訂正符号とユーザごとに異なるインタリーブとを適用したインタリーブ分割多元接続(Interleave Division Multiple Access;IDMA)方式が知られている(例えば、非特許文献1参照)。このインタリーブ分割多元接続方式(以下、IDMA方式と言う。)では、無線端末装置が、複数のインタリーブパタンから選択したインタリーブパタンを適用してデータのインタリーブ(並び替え)処理を実行する。複数の無線端末装置それぞれが送信した無線信号を基地局装置が受信した時点で、これら複数の信号間での直交関係は保たれていない。そのため、基地局装置は、受信した無線信号に対してデインタリーブ処理およびマルチユーザ干渉除去処理を実行することにより、複数の信号相互間の擬似直交性を引き出し、これら複数の信号を分離する。
松本知子、小西聡、「セルラシステム上りリンクにおけるインタリーブ分割多元接続方式の特性に関する一検討」、電子情報通信学会技術研究報告、電子情報通信学会、2010年11月、vol.110、No.268、p5−10
上述したとおり、IDMA方式では、基地局装置が受信した無線信号は相互に非直交な信号であるため、信号相互間の干渉が生じる。よって、基地局装置と通信する無線端末装置の台数が多くなると、基地局装置がマルチユーザ干渉除去処理を実行しても、複数の信号の分離性が悪化し、通信効率が下がる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、複数の無線端末装置と基地局装置との多元接続を効率的に行う、無線端末装置および基地局装置を提供することを目的とする。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である無線端末装置は、インタリーブ分割多元接続を行う無線端末装置において、複数のインタリーブパタンと複数の個別オフセット電力との組み合わせから、一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を選択する選択部と、前記選択部が選択した前記インタリーブパタンを適用してインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部と、前記選択部が選択した前記個別オフセット電力を適用して上りリンクの送信電力を設定する送信電力設定部と、を備えることを特徴とする。
[2]上記[1]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を乱数に基づいて選択することを特徴とする。
[3]上記[1]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を、当該無線端末装置を特定する識別情報に基づいて選択することを特徴とする。
[4]上記[1]から[3]いずれか一項記載の無線端末装置において、前記選択部は、下りリンク時のフェージング変動を測定してフェージング変動値を計算し、前記フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択することを特徴とする。
[5]上記[4]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を選択することを特徴とする。
[6]上記[4]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を選択することを特徴とする。
[7]上記[4]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を選択する第1の方式と、前記フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を選択する第2の方式とを切替えることを特徴とする。
[8]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である無線端末装置は、インタリーブ分割多元接続を行う無線端末装置において、複数のインタリーブパタンと複数種類のリピティション数との組み合わせから、一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を選択する選択部と、前記選択部が選択したリピティション数を適用してデータを符号化して変調する符号化変調部と、前記選択部が選択した前記インタリーブパタンを適用してインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部と、を備えることを特徴とする。
[9]上記[8]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を乱数に基づいて選択することを特徴とする。
[10]上記[8]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を、当該無線端末装置を特定する識別情報に基づいて選択することを特徴とする。
[11]上記[8]から[10]いずれか一項記載の無線端末装置において、前記選択部は、下りリンク時のフェージング変動を測定してフェージング変動値を計算し、前記フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択することを特徴とする。
[12]上記[11]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きなリピティション数を選択することを特徴とする。
[13]上記[11]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が大きいほど大きなリピティション数を選択することを特徴とする。
[14]上記[11]記載の無線端末装置において、前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きなリピティション数を選択する第1の方式と、前記フェージング変動値が大きいほど大きなリピティション数を選択する第2の方式とを切替えることを特徴とする。
[15]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である基地局装置は、複数の無線端末装置との間でインタリーブ分割多元接続を行う基地局装置において、マルチユーザ干渉除去処理を実行するマルチユーザ干渉除去部と、前記マルチユーザ干渉除去部から、前記マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込み、前記アルゴリズム性能を示す情報に応じて、前記複数の無線端末装置による上りリンクの送信電力を調整するための送信電力ステップ値を決定する送信電力ステップ値決定部と、前記送信電力ステップ値決定部が決定した前記送信電力ステップ値を前記複数の無線端末装置に対して送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
[16]上記の課題を解決するため、本発明の一態様である基地局装置は、複数の無線端末装置との間でインタリーブ分割多元接続を行う基地局装置において、マルチユーザ干渉除去処理を実行するマルチユーザ干渉除去部と、前記マルチユーザ干渉除去部から、前記マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込み、前記アルゴリズム性能を示す情報に応じて、前記複数の無線端末装置におけるリピティション数を決定するリピティション数決定部と、前記リピティション数決定部が決定した前記リピティション数を前記複数の無線端末装置に対して送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の無線端末装置と基地局装置との多元接続を効率的に行うことができる。
本発明の第1実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態における基地局装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態において、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部が管理する、インタリーブパタンの種類と個別オフセット電力の種類との関係を示す図である。 本発明の第2実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態において、インタリーブ処理前後での信号系列の違いを示した図である。 本発明の第4実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第7実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態において、インタリーブパタン・リピティション数管理部が管理する、インタリーブパタンの種類とリピティション数との関係を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1実施形態である無線端末装置および基地局装置は、インタリーブ分割多元接続を行う。また、本発明の第1実施形態である無線端末装置と従来の基地局装置とにおいても、インタリーブ分割多重接続を行う。基地局装置の通信領域内にある複数の無線端末装置相互間で、無線端末装置および基地局装置は、インタリーブパタンと上りリンクの送信電力値との組み合わせが極力重複しないように、この組み合わせを決定する。
図1は、本発明の第1実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、無線端末装置1は、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101と、インタリーブパタン設定部102と、送信信号生成部103と、符号化変調部104と、インタリーブ処理部105と、パスロス推定部106と、ターゲット受信電力検知部107と、送信電力増幅部(送信電力設定部)108と、アンテナ109とを備える。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、複数のインタリーブパタン識別情報と、送信電力ステップ値とを記憶する。インタリーブパタン識別情報は、インタリーブパタンを識別する情報(識別子)である。送信電力ステップ値は、無線端末装置1が基地局装置に対して信号を送信するときの送信電力の値を決定するために用いられる電力ステップ値である。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、乱数に基づいて、一対のインタリーブパタン識別情報および個別オフセット電力値を決定する。個別オフセット電力値は、上りリンクの送信電力値を決定する際に適用される電力のオフセット値である。個別オフセット電力値は、基地局装置の通信領域内にある複数の無線端末装置相互間において極力異なる電力オフセット値である。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、決定したインタリーブパタン識別情報をインタリーブパタン設定部102に供給する。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、決定した個別オフセット電力値を送信電力増腹部108に供給する。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101による、一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力値の決定方法の詳細については、後述する。
インタリーブパタン設定部102は、複数のインタリーブパタンとこれら複数のインタリーブパタンを識別する複数のインタリーブパタン識別情報とをそれぞれ対応付けたインタリーブパタン情報を記憶する。インタリーブパタンは、インタリーブ処理部105が実行するインタリーブ処理(並び替え処理)に適用される、データの並び替えのパタンを示す情報である。インタリーブパタン設定部102は、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101から供給されるインタリーブパタン識別情報を取り込む。そして、インタリーブパタン設定部102は、取り込んだインタリーブパタン識別情報に対応付けられたインタリーブパタンを読出し、このインタリーブパタンをインタリーブ処理部105に設定する。
送信信号生成部103は、送信すべきデータ(符号化および変調前の元データ)を生成し、このデータを符号化変調部104に供給する。
符号化変調部104は、送信信号生成部103から供給されるデータを取り込み、このデータを符号化および変調し、この符号化および変調されたデータ(変調後データ)をインタリーブ処理部105に供給する。
インタリーブ処理部105は、符号化変調部104から供給される変調後データを取り込む。そして、インタリーブ処理部105は、インタリーブパタン設定部102によって設定されたインタリーブパタンを適用し、取り込んだ変調後データのインタリーブ処理を実行してインタリーブ信号を生成する。そして、インタリーブ処理部105は、生成したインタリーブ信号を送信電力増幅部108に供給する。
パスロス推定部106は、パスロス値を推定しこのパスロス値を送信電力増幅部108に供給する。例えば、パスロス推定部106は、基地局装置から通知される基地局送信電力値と、無線端末装置1の下りリンク受信電力値とに基づいて、パスロス値を推定する。
ターゲット受信電力検知部107は、基地局装置が通信領域内にある複数の無線端末装置に対して送信するターゲット受信電力値を検知し、このターゲット受信電力値を送信電力増幅部108に供給する。ターゲット受信電力値は、基地局装置において期待され期待受信電力値である。
送信電力増幅部108は、インタリーブ処理部105から供給されるインタリーブ信号を取り込む。また、送信電力増腹部108は、無線端末装置1の最大送信電力値を記憶する。また、送信電力増幅部108は、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101から供給される個別オフセット電力値を取り込む。また、送信電力増幅部108は、パスロス推定部106から供給されるパスロス値を取り込む。また、送信電力増幅部108は、ターゲット受信電力検知部107から供給されるターゲット受信電力値を取り込む。
送信電力増幅部108は、最大送信電力値と、個別オフセット電力値と、パスロス値と、ターゲット受信電力値とに基づいて送信電力値を計算し、この送信電力値にしたがって上りリンクの送信電力を設定する。そして、送信電力増幅部108は、その設定した送信電力でインタリーブ信号をアンテナ109に供給する。送信電力増幅部108による送信電力値の計算方法については後述する。
アンテナ109は、送信電力増幅部108から供給されるインタリーブ信号を無線送信する。
図2は、本実施形態における基地局装置の要部の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、基地局装置2は、インタリーブパタン管理部201と、受信アンテナ202と、受信電力増幅部203と、マルチユーザ干渉除去部204と、デインタリーブ処理部205と、復調復号部206と、送信電力ステップ値決定部207と、信号処理部208と、送信電力増幅部(送信部)209と、送信アンテナ210とを備える。
インタリーブパタン管理部201は、複数のインタリーブパタンとこれら複数のインタリーブパタンを識別する複数のインタリーブパタン識別情報とをそれぞれ対応付けたインタリーブパタン情報を記憶する。インタリーブパタン管理部201は、デインタリーブ処理部205によってインタリーブパタン識別情報をキーとして参照されるインタリーブパタンをデインタリーブ処理部205に供給する。
受信アンテナ202は無線端末装置1が無線送信したインタリーブ信号を受信し、このインタリーブ信号を受信電力増幅部203に供給する。
受信電力増幅部203は、受信アンテナ202から供給されるインタリーブ信号を取り込み、このインタリーブ信号を増幅してマルチユーザ干渉除去部204に供給する。
マルチユーザ干渉除去部204は、受信電力増幅部203から供給されるインタリーブ信号を取り込んでマルチユーザ干渉除去処理を実行することによりインタリーブ信号の干渉をキャンセルし、擬似直交性が引き出されたインタリーブ信号をデインタリーブ処理部205に供給する。マルチユーザ干渉除去部204は、復調復号部206から出力信号を取り込んでマルチユーザ干渉除去の精度を向上させる。
また、マルチユーザ干渉除去部204は、マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報(アルゴリズム特性値)を送信電力ステップ値決定部207に供給する。
デインタリーブ処理部205は、マルチユーザ干渉除去部204から供給されるインタリーブ信号を取り込む。そして、デインタリーブ処理部205は、取り込んだインタリーブ信号に含まれるインタリーブパタン識別情報をキーとしてインタリーブパタン管理部201を参照し、そのインタリーブパタン識別情報に対応付けられたインタリーブパタンを読み込む。そして、デインタリーブ処理部205は、インタリーブパタンを適用してインタリーブ信号のデインタリーブ処理を実行し、インタリーブ信号を変調後データに戻す。そして、デインタリーブ処理部205は、変調後データを復調復号部206に供給する。
復調復号部206は、デインタリーブ処理部205から供給される変調後データを取り込んで、この変調後データの復調処理と誤り訂正符号の復号処理とを実行し受信データとして出力する。
送信電力ステップ値決定部207は、マルチユーザ干渉除去部204から供給されるマルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込んで、この情報に応じて、無線端末装置1による上りリンクの送信電力を調整するための送信電力ステップ値を決定し、この送信電力ステップ値を信号処理部208に供給する。
信号処理部208は、送信電力ステップ値決定部207から供給される送信電力ステップ値を取り込んで、この送信電力ステップ値を示す送信電力ステップ通知データを生成し、この送信電力ステップ通知データを送信電力増幅部209に供給する。
また、信号処理部208は、外部から供給される送信データを取り込み、この送信データを送信電力増幅部209に供給する。
送信電力増幅部209は、信号処理部208から供給されるデータ(例えば、送信電力ステップ通知データ、送信データ等)を取り込む。そして、送信電力増幅209は、下りリンクの送信電力を調整してこの調整した送信電力により、取り込んだデータを送信アンテナ210に供給する。
送信アンテナ210は、送信電力増幅部209から供給されるデータを無線送信する。
次に、無線端末装置1の送信電力増幅部108による送信電力値の計算方法について説明する。
送信電力増幅部108は、最大送信電力値と、個別オフセット電力値と、パスロス値と、ターゲット受信電力値とに基づき、下記の式(1)によって上りリンクにおける送信電力値Pを計算する。ただし、PMAXは最大送信電力値、Ptargetはターゲット受信電力値、PLはパスロス値、sは送信電力ステップ値、fは個別オフセット電力の種類を示す係数である。送信電力ステップ値sと個別オフセット電力の種類を示す係数fとを乗じた値(s・f)は個別オフセット電力値である。αは、パスロス値の補正係数である。例えば、無線端末装置1の初期アクセスにおいて、パスロス値の補正係数αは“1.0”である。
Figure 2013123158
つまり、送信電力増幅部108は、PMAXと(Ptarget+α・PL+s・f)とのうち小さな値を、送信電力値Pとして決定する。
なお、Long Term Evolution(LTE)規格およびLTE−Advanced規格における上りリンク送信電力は、下記の式(2)によって決定される。
Figure 2013123158
すなわち、本実施形態において、送信電力増幅部108は、個別オフセット電力値(s・f)によって送信電力値Pを無線端末装置1ごとに変更することができる。
したがって、基地局装置2は、受信電力が無線端末装置1ごとに異なることとなるため、マルチユーザ干渉除去の効果を高めることができる。
次に、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101が、一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力値を決定する方法について説明する。
図3は、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101が管理する、インタリーブパタンの種類と個別オフセット電力の種類との関係を示す図である。同図において、横軸は個別オフセット電力の種類を示し、縦軸はインタリーブパタンの種類(識別子)を示す。同図に示すように、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、X個(同図の例では、Xは“5”である。)の個別オフセット電力と、Y個(同図の例では、Yは“6”である。)のインタリーブパタンとの全ての組み合わせ、つまり、X×Y個の二次元の組み合わせを、0から(Y・X−1)までの整数に対応付けて管理する。これら0から(Y・X−1)までの整数は、組み合わせ値である。
そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、例えば、下記の式(3)を計算することにより、一対のインタリーブパタン識別情報および個別オフセット電力値を決定する。ただし、C(x,y)は、インタリーブパタン識別情報と個別オフセット電力値との対を特定する組み合わせ値である。ここで、(x,y)は、X×Y個の組み合わせ値を、図3に示すように二次元(X×Y)配列したときの、組み合わせ値を特定する座標値である。floor(k)(ここで、kは実数)は、k以下で最大となる整数値を返す床関数である。rand( )は、0から1までの間の乱数値を返す乱数値発生関数である。βはXに対する重み係数、γはYに対する重み係数である。
Figure 2013123158
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、式(3)を計算して得た組み合わせ値C(x,y)から、座標値(x,y)を取得する。座標値xは、式(1)におけるオフセット電力の種類を示す係数fである。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、送信電力ステップ値(式(1)における送信電力ステップ値s)とオフセット電力の種類を示す係数fとを乗じて、個別オフセット電力値を取得する。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、yに応じてインタリーブパタン識別情報を取得する。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、送信電力ステップ値sを固定値として記憶してもよい。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、パスロス値PLが最大となる無線端末装置1における、最大送信電力値PMAXと、ターゲット受信電力値Ptargetおよびパスロス値PLの加算値(Ptarget+PL)との差分値{PMAX−(Ptarget+PL)}を個別オフセット電力の種類数Xで除算した値を、送信電力ステップ値sとして記憶してもよい。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、使用可能なインタリーブパタンに対応させて、信号分離可能な最小電力幅またはマージンを見込んだ値を送信電力ステップ値sとして記憶してもよい。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101は、基地局装置2におけるマルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能に基づき決定された値を送信電力ステップ値sとして記憶してもよい。
各例による送信電力ステップ値sは、あらかじめ無線端末装置1に設定されてもよいし、基地局装置2から供給されてもよい。
本発明の第1実施形態である無線端末装置1は、上りリンクにおけるインタリーブパタンと送信電力値との組み合わせを、乱数に基づいて決定する。これにより、無線端末装置相互間での、上りリンクにおけるインタリーブパタンと送信電力値との組み合わせが極力重複せず、基地局装置におけるマルチユーザ干渉を低減することができる。
[第2の実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1aは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101aに変更した構成を有する。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101aは、無線端末装置1aを特定する識別情報(端末識別情報、端末特定情報)に基づいて、一対のインタリーブパタン識別情報および個別オフセット電力値を決定する。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101aは、例えば、下記の式(4)を計算することにより、一対のインタリーブパタン識別情報および個別オフセット電力値を決定する。ただし、C(x,y)は、インタリーブパタン識別情報と個別オフセット電力値との対を特定する組み合わせ値である。ここで、(x,y)は、X×Y個の組み合わせ値を、図3に示すように二次元(X×Y)配列したときの、組み合わせ値を特定する座標値である。UEIDは、端末識別情報であり、例えば無線端末装置1のMAC Address(Media Access Control Address)、シリアル番号等、無線端末装置1を識別可能な情報を数値化した数値データである。modは、a mod bとした場合に、aをbで除算したときの剰余を求める関数である。βはXに対する重み係数、γはYに対する重み係数である。
Figure 2013123158
その他の処理は、第1実施形態と同様であるので、ここでは、その他の処理についての説明を省略する。
本発明の第2実施形態である無線端末装置1aは、上りリンクにおけるインタリーブパタンと送信電力値との組み合わせを、無線端末装置1aを識別する端末識別情報に基づいて決定する。これにより、本実施形態によれば、無線端末装置相互間での、上りリンクにおけるインタリーブパタンと送信電力値との組み合わせが極力重複せず、基地局装置におけるマルチユーザ干渉を低減することができる。
[第3の実施形態]
図5は、本発明の第3実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1bは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101bに変更した構成を有する。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、下りリンク時に無線端末装置1bによって受信される参照信号のフェージング変動を測定し、このフェージング変動の測定結果に基づいてインタリーブパタン識別情報を決定する。また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、第1実施形態または第2実施形態による構成および方法によって、個別オフセット電力値を決定する。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、複数のインタリーブパタンを、データ配列の偏り(偏重度合)に応じて、あらかじめ分類しておく。この分類の具体例については後述する。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、無線端末装置1bによって受信された参照信号のフェージング変動を測定し、例えばフェージング変動の分散をフェージング変動値として取得する。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、取得したフェージング変動値に応じて、複数のインタリーブパタンの中からインタリーブパタンを選択する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、例えば、フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する。
ここで、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bによる、複数のインタリーブパタンをデータ配列の偏りに応じて分類する方法について説明する。
図6は、インタリーブ処理前後での信号系列の違いを示した図である。同図において、最上段の信号系列は、インタリーブ処理前の信号系列の例である。このインタリーブ処理前の信号系列は、符号化変調部104が同一の信号を複数回(同図においては8回)繰り返し符号化することによって得られる信号系列である。つまり、符号化変調部104は、リピティション数を“8”としてインタリーブ処理前の信号系列を生成する。中段の信号系列は、インタリーブ処理部105によるインタリーブ処理後の信号系列を示す第1の例である。最下段の信号系列は、インタリーブ処理部105によるインタリーブ処理後の信号系列を示す第2の例である。
なお、本実施形態では、基地局装置2の通信領域内にある複数の無線端末装置1bにおいて、リピティション数は共通である。このリピティション数は、あらかじめ決定されたものでもよいし、基地局装置2から無線端末装置1bに対して通知されたものでもよい。
インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、例えば、隣接データ間における相関に基づいて、データ配列の偏りを定量化する。図6の最上段のインタリーブ処理前の信号系列では、第1番目から第8番目までのデータに、“000”から“111”まで(いずれも2進数)のデータ識別子が付与されている。インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、インタリーブパタンによって得られる信号系列において、隣接するデータ識別子同士の排他的論理和(eXclusive OR;XOR)を計算し、これらの計算結果から、例えば、ビット“1”の数を集計する。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、集計したビット総数をデータ配列の偏重度合とする。つまり、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101bは、ビット“1”の総数が多いほどデータ配列の偏りが大きい(偏重度合が高い)と判定する。
例えば、図6の中段のインタリーブ処理後の信号系列の第1の例では、隣接するデータ識別子同士の排他的論理和の計算結果から得られるビット“1”の総数は“8個”であり、同図の最下段のインタリーブ処理後の信号系列の第2の例では、隣接するデータ識別子同士の排他的論理和の計算結果から得られるビット“1”の総数は“4個”である。第2の例は、第1の例に対してビット“1”の総数が少なく、データ配列の偏りが小さい(偏重度合が低い)。
[第4の実施形態]
図7は、本発明の第4実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1cは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101cに変更した構成を有する。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、第3実施形態と同様に、下りリンク時に無線端末装置1cによって受信される参照信号のフェージング変動を測定し、このフェージング変動の測定結果に基づいてインタリーブパタン識別情報を決定する。例えば、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、無線端末装置1cによって受信された参照信号のフェージング変動を測定し、例えばフェージング変動の分散をフェージング変動値として取得する。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、取得したフェージング変動値に応じて、複数のインタリーブパタンの中からインタリーブパタンを選択する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、例えば、フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する。
また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、フェージング変動の測定結果に基づいて個別オフセット電力値を決定する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101cは、フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を決定する。これにより、本実施形態によれば、基地局装置2は、高い誤り訂正符号の訂正効果が得られる無線端末装置1cを優先して接続することができ、マルチユーザ干渉除去効果を向上させることができる。
[第5の実施形態]
図8は、本発明の第5実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1dは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101dに変更した構成を有する。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、第3実施形態と同様に、下りリンク時に無線端末装置1dによって受信される参照信号のフェージング変動を測定し、このフェージング変動の測定結果に基づいてインタリーブパタン識別情報を決定する。例えば、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、無線端末装置1dによって受信された参照信号のフェージング変動を測定し、例えばフェージング変動の分散をフェージング変動値として取得する。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、取得したフェージング変動値に応じて、複数のインタリーブパタンの中からインタリーブパタンを選択する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、例えば、フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する。
また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、フェージング変動の測定結果に基づいて個別オフセット電力値を決定する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101dは、フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を決定する。これにより、本実施形態によれば、基地局装置2は、誤り訂正符号の訂正効果が得られない無線端末装置1dを優先して接続することができ、特定の無線端末装置が優先的に接続されやすくなる状態を回避することができる。
[第6の実施形態]
図9は、本発明の第6実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1eは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、切替設定部110を追加し、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)101eに変更した構成を有する。
切替設定部110は、フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を決定する第1の方式と、フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を決定する第2の方式とを切替えるための切替設定信号を生成し、この切替設定信号をインタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eに供給する。
切替設定部110による切替設定信号の切替タイミングは、無線端末装置1eごとに個別に設定されてもよいし、基地局装置2から通知されて設定されてもよい。
本実施形態では、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、第3実施形態と同様に、下りリンク時に無線端末装置1eによって受信される参照信号のフェージング変動を測定し、このフェージング変動の測定結果に基づいてインタリーブパタン識別情報を決定する。例えば、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、無線端末装置1eによって受信された参照信号のフェージング変動を測定し、例えばフェージング変動の分散をフェージング変動値として取得する。そして、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、取得したフェージング変動値に応じて、複数のインタリーブパタンの中からインタリーブパタンを選択する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、例えば、フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する。
また、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、切替設定部110が供給する切替設定信号を取り込み、この切替設定信号と、フェージング変動の測定結果とに基づいて個別オフセット電力値を決定する。具体的には、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101eは、フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を決定する第1の方式と、フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を決定する第2の方式とを、切替設定信号にしたがって切替えて個別オフセット電力値を決定する。
これにより、本実施形態によれば、基地局装置2は、誤り訂正符号の訂正効果が得られない無線端末装置1eを優先して接続することができ、特定の無線端末装置が優先的に接続されやすくなる状態を回避することができる。
[第7の実施形態]
本発明の第7実施形態は、リピティション数をパラメータとして変更する。よって、第1実施形態とは異なり、インタリーブパタン識別情報が同一であっても、リピティション数が異なる場合、異なるインタリーブパタンとなる。インタリーブパタン識別情報は、各リピティション数における複数インタリーブパタンのうち、一つのインタリーブパタンと対応付けられる。
図10は、本発明の第7実施形態における無線端末装置の要部の機能構成を示すブロック図である。第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線端末装置1fは、第1実施形態における無線端末装置1に対して、インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部101をインタリーブパタン・リピティション数管理部(選択部)111に変更した構成を有する。また、無線端末装置1fは、無線端末装置1に対して、インタリーブパタン設定部102をインタリーブパタン設定部102fに変更し、符号化変調部104を符号化変調部104fに変更し、送信電力増幅部108を送信電力増幅部(送信電力設定部)108fに変更した構成を有する。
インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、使用するリピティション数の集合を固定値として記憶する。なお、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、基地局装置2が信号分離可能なリピティション数の差分、またはマージンを見込んだリピティション数の差分だけ変更したリピティション数を、使用するリピティション数の集合として記憶してもよい。また、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、基地局装置2におけるマルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能に基づき決定されたリピティション数の差分に基づき決定されるリピティション数を、使用するリピティション数の集合として記憶してもよい。
これら各例による、使用するリピティション数の集合は、無線端末装置1fにあらかじめ設定されてもよいし、基地局装置2から供給されてもよい。
インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、複数種類のリピティション数も記憶する。
本実施形態では、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、乱数に基づいて、一対のインタリーブパタン識別情報およびリピティション数を決定する。
インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、決定したインタリーブパタン識別情報をインタリーブパタン設定部102に供給する。また、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、決定したリピティション数を符号化変調部104fに供給する。
インタリーブパタン・リピティション数管理部111による、一対のインタリーブパタンおよびリピティション数の決定方法の詳細については、後述する。
符号化変調部104fは、インタリーブパタン・リピティション数管理部111から供給されるリピティション数を取り込み、送信信号生成部103から供給されるデータを取り込む。そして、符号化変調部104fは、取り込んだデータをリピティション数にしたがって符号化および変調し、この符号化および変調されたデータ(変調後データ)をインタリーブ処理部105に供給する。
送信電力増幅部108fは、インタリーブ処理部105から供給されるインタリーブ信号を取り込む。また、送信電力増腹部108fは、無線端末装置1fの最大送信電力値を記憶する。また、送信電力増幅部108fは、パスロス推定部106から供給されるパスロス値を取り込む。また、送信電力増幅部108fは、ターゲット受信電力検知部107から供給されるターゲット受信電力値を取り込む。
送信電力増幅部108fは、最大送信電力値と、パスロス値と、ターゲット受信電力値とに基づき、前記の式(2)によって上りリンクにおける送信電力値Pを計算し、この送信電力値Pにしたがって上りリンクの送信電力を設定する。そして、送信電力増幅部108fは、その設定した送信電力でインタリーブ信号をアンテナ109に供給する。
本実施形態に対応する基地局装置の構成は、以下のようになる。
すなわち、本実施形態に対応する基地局装置は、複数の無線端末装置1fとの間でインタリーブ分割多元接続を行う基地局装置である。
そして、本実施形態に対応する基地局装置は、マルチユーザ干渉除去処理を実行するマルチユーザ干渉除去部と、このマルチユーザ干渉除去部から、マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込み、このアルゴリズム性能を示す情報に応じて、複数の無線端末装置1fにおけるリピティション数を決定するリピティション数決定部と、このリピティション数決定部が決定した前記リピティション数を複数の無線端末装置1fに対して送信する送信部とを備える。
次に、インタリーブパタン・リピティション数管理部111が、一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を決定する方法について説明する。
図11は、インタリーブパタン・リピティション数管理部111が管理する、インタリーブパタンの種類と複数種類のリピティション数との関係を示す図である。同図において、横軸はリピティション数を示し、縦軸はインタリーブパタンの種類(識別子)を示す。同図に示すように、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、X種類(同図の例では、Xは“5”である。)のリピティション数と、Y個(同図の例では、Yは“6”である。)のインタリーブパタンとの全ての組み合わせ、つまり、X×Y個の二次元の組み合わせを、0から(Y・X−1)までの整数に対応付けて管理する。これら0から(Y・X−1)までの整数は、組み合わせ値である。
そして、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、例えば、前記の式(3)を計算することにより、一対のインタリーブパタン識別情報およびリピティション数を決定する。
インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、式(3)を計算して得た組み合わせ値C(x,y)から、座標値(x,y)を取得する。座標値xは、リピティション数である。また、インタリーブパタン・リピティション数管理部111は、yに応じてインタリーブパタン識別情報を取得する。
本発明の第7実施形態である無線端末装置1fは、上りリンクにおけるインタリーブパタンとリピティション数との組み合わせを、乱数に基づいて決定する。これにより、無線端末装置相互間での、上りリンクにおけるインタリーブパタンとリピティション数との組み合わせが極力重複せず、すなわち、基地局装置におけるデインタリーブ後の受信電力を無線端末装置1fごとに変更することができる。したがって、無線端末装置1fおよび基地局装置2によれば、マルチユーザ干渉を低減することができる。
なお、本実施形態におけるインタリーブパタン・リピティション数管理部111は、第2実施形態から第6実施形態までにおける無線端末装置1a,1b,1c,1d,1eに適用することができる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はその実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f 無線端末装置
2 基地局装置
101、101a、101b,101c,101d,101e インタリーブパタン・個別オフセット電力管理部(選択部)
102,102f インタリーブパタン設定部
103 送信信号生成部
104,104f 符号化変調部
105 インタリーブ処理部
106 パスロス推定部
107 ターゲット受信電力検知部
108,108f 送信電力増幅部(送信電力設定部)
109 アンテナ
110 切替設定部
111 インタリーブパタン・リピティション数管理部(選択部)
201 インタリーブパタン管理部
202 受信アンテナ
203 受信電力増幅部
204 マルチユーザ干渉除去部
205 デインタリーブ処理部
206 復調復号部
207 送信電力ステップ値決定部
208 信号処理部
209 送信電力増幅部(送信部)
210 送信アンテナ

Claims (16)

  1. インタリーブ分割多元接続を行う無線端末装置において、
    複数のインタリーブパタンと複数の個別オフセット電力との組み合わせから、一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を選択する選択部と、
    前記選択部が選択した前記インタリーブパタンを適用してインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部と、
    前記選択部が選択した前記個別オフセット電力を適用して上りリンクの送信電力を設定する送信電力設定部と、
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を乱数に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  3. 前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよび個別オフセット電力を、当該無線端末装置を特定する識別情報に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の無線端末装置。
  4. 前記選択部は、下りリンク時のフェージング変動を測定してフェージング変動値を計算し、前記フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3いずれか一項記載の無線端末装置。
  5. 前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を選択する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線端末装置。
  6. 前記選択部は、前記フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を選択する
    ことを特徴とする請求項4記載の無線端末装置。
  7. 前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きな個別オフセット電力値を選択する第1の方式と、前記フェージング変動値が大きいほど大きな個別オフセット電力値を選択する第2の方式とを切替える
    ことを特徴とする請求項4記載の無線端末装置。
  8. インタリーブ分割多元接続を行う無線端末装置において、
    複数のインタリーブパタンと複数種類のリピティション数との組み合わせから、一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を選択する選択部と、
    前記選択部が選択したリピティション数を適用してデータを符号化して変調する符号化変調部と、
    前記選択部が選択した前記インタリーブパタンを適用してインタリーブ処理を実行するインタリーブ処理部と、
    を備えることを特徴とする無線端末装置。
  9. 前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を乱数に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項8記載の無線端末装置。
  10. 前記選択部は、前記一対のインタリーブパタンおよびリピティション数を、当該無線端末装置を特定する識別情報に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項8記載の無線端末装置。
  11. 前記選択部は、下りリンク時のフェージング変動を測定してフェージング変動値を計算し、前記フェージング変動値が小さいほどデータ配列の偏りが小さいインタリーブパタンを選択する
    ことを特徴とする請求項8から請求項10いずれか一項記載の無線端末装置。
  12. 前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きなリピティション数を選択する
    ことを特徴とする請求項11記載の無線端末装置。
  13. 前記選択部は、前記フェージング変動値が大きいほど大きなリピティション数を選択する
    ことを特徴とする請求項11記載の無線端末装置。
  14. 前記選択部は、前記フェージング変動値が小さいほど大きなリピティション数を選択する第1の方式と、前記フェージング変動値が大きいほど大きなリピティション数を選択する第2の方式とを切替える
    ことを特徴とする請求項11記載の無線端末装置。
  15. 複数の無線端末装置との間でインタリーブ分割多元接続を行う基地局装置において、
    マルチユーザ干渉除去処理を実行するマルチユーザ干渉除去部と、
    前記マルチユーザ干渉除去部から、前記マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込み、前記アルゴリズム性能を示す情報に応じて、前記複数の無線端末装置による上りリンクの送信電力を調整するための送信電力ステップ値を決定する送信電力ステップ値決定部と、
    前記送信電力ステップ値決定部が決定した前記送信電力ステップ値を前記複数の無線端末装置に対して送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  16. 複数の無線端末装置との間でインタリーブ分割多元接続を行う基地局装置において、
    マルチユーザ干渉除去処理を実行するマルチユーザ干渉除去部と、
    前記マルチユーザ干渉除去部から、前記マルチユーザ干渉除去処理のアルゴリズム性能を示す情報を取り込み、前記アルゴリズム性能を示す情報に応じて、前記複数の無線端末装置におけるリピティション数を決定するリピティション数決定部と、
    前記リピティション数決定部が決定した前記リピティション数を前記複数の無線端末装置に対して送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
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