JP2013123086A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作キーのグランドパターンをアンテナパターンとしても利用可能とする電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、操作キー11a,11b,11cと、操作キーに接続された信号線12a,12b,12cと、信号線に接続され操作キーが押下されたことを検出するための検出回路13と、操作キーが押下されたときに操作キーに接続される回路パターン14と、回路パターンとグランドとを接続するためのグランド線15と、無線通信用の高周波を回路パターンに給電するための電源16とを備える。電子機器は、信号線上に設けられた高周波を遮断するための電子部品18a,18b,18cと、電源と回路パターンとを接続する配線上に設けられた直流を遮断するための電子部品19と、グランド線上に設けられた上記高周波を遮断するための電子部品20とをさらに備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信する電子機器に関する。特に、本発明は、モノポール型のアンテナまたはグランド接地型のアンテナを用いて無線通信する電子機器に関する。
従来、ストレート形状の携帯型電話機等では、通話時においてユーザへの電磁波の影響を低減するために、一般的にはセルラー通信用のアンテナを筐体の下部に内蔵している。しかしながら、このような構成では、携帯型電話機の操作キー(ハードウェアキー)の動作がアンテナ特性に影響を及ぼす。
そこで、従来では、操作キーのグランドパターンにインダクタ(詳しくは、チョークコイル)を挿入することによって、高周波側では当該グランドパターンを高いインピーダンスに見せている。つまり、高周波的にはグランドパターンが細切れになって見える。これにより、高周波にとってはグランドパターンの抵抗が大きくなる。それゆえ、高周波は、グランドパターンを通ることができない。したがって、操作キーの動作によるアンテナ特性への影響をある程度は低減できる。しかしながら、グランドパターンへのインダクタの挿入だけでは、操作キーの動作によるアンテナ特性への影響を十分に回避できない。
そこで、上述した操作キーのグランドパターンへのインダクタの挿入に加えて、携帯型電話機の筐体の厚み方向にアンテナを操作キーから逃がすように配置することが行なわれている。図11は、筐体の厚み方向にアンテナを操作キーから逃がすように配置した構成を表した図である。図11を参照して、操作キー911a,911b,911c用の各種配線が設けられた回路基板910と、アンテナ924が設けられたアンテナ基板920とが、筐体の厚み方向に重ねる位置に配されている。なお、操作キー911a,911b,911cのグランドパターン914は、いずれかの操作キーが押下されたとき、当該押下された操作キーに接続される。
このような構成によって、操作キーの動作によるアンテナ特性への影響を実用レベルにまで低減することができる。特に、アンテナ924と操作キー911a,911b,911cとの厚み方向の距離を大きくするほど、操作キーの動作によるアンテナ特性への影響を小さくすることができる。
しかしながら、筐体の厚み方向にアンテナを操作キーから逃がすように配置する場合、携帯型電話機の大型化、携帯型電話機のデザイン性の欠如を招く。また、グランドパターンにインダクタを挿入する構成の場合、グランドパターン上においてインダクタの数が大幅に増加してしまう。
このように筐体内の金属部品からアンテナ特性への影響を回避する方法として、筐体内の金属部品をアンテナとして利用する技術が開発されている。たとえば、特許文献1には、携帯無線端末に内蔵されたスピーカをアンテナとして利用する構成が開示されている。当該携帯無線端末は、具体的には、高周波数帯で動作するアンテナを構成する第1および第2のアンテナエレメントの一端をそれぞれ第1および第2の低域遮断手段を介して高周波信号源の両端に接続している。また、第1および第2のアンテナエレメントの一端を第1および第2の高域遮断手段を介してそれぞれ低周波信号源の両端に接続している。第1および第2のアンテナエレメントの両他端の間に低周波数帯で動作する他の電気部品(スピーカ)に接続している。
また、特許文献2には、折畳型の無線端末装置のヒンジをマルチバンド用のアンテナとして利用する構成が開示されている。当該無線端末装置は、具体的には、金属回転ヒンジと、給電部と、フィルタ回路と、放射素子と、金属バネとを備える。フィルタ回路は、周波数f1の電流を遮断させ、周波数f2の電流を通過させる構成とする。周波数f1においては、金属回転ヒンジと金属バネをアンテナ素子として用い、周波数f2においては、金属回転ヒンジと金属バネとフィルタ回路と放射素子をアンテナ素子として用いる。
特開2006−245866号公報 特開2011−142484号公報
特許文献1,2は、それぞれ、スピーカとヒンジとをアンテナとして利用する構成を開示しているが、スピーカおよびヒンジ以外の金属部品をアンテナとして利用する構成については開示していない。具体的には、特許文献1,2には、携帯型電話機等の無線通信する電子機器の操作キー(ハードウェアキー)のグランドパターンをアンテナとして利用する構成について開示されていない。
操作キーは、操作キーのオン・オフによって、低周波側の回路構成が切換る。具体的には、操作キーと、操作キーの押下を検知するための検知装置に接続される信号線とが、操作キーのオンにより非接続状態から接続状態に切換る。このため、操作キーのオンのときのアンテナ特性と、オフのときのアンテナ特性とが大きく異なってしまう。
それゆえ、特許文献1,2に開示された技術を単に操作キーに転用するだけでは、操作キーのグランドパターンをアンテナとして利用できない。
本願発明は上記の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、操作キーのグランドパターンをアンテナパターンとしても利用可能とする電子機器を提供することにある。
本発明のある局面に従うと、電子機器は、モノポール型のアンテナを用いて無線通信する電子機器は、操作キーと、操作キーに接続された信号線と、信号線に接続され、操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、操作キーが押下されたときに当該操作キーに接続される回路パターンと、回路パターンとグランドとを接続するためのグランド線と、無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、回路パターンに給電するための給電回路とを備える。電子機器は、信号線上に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、給電回路と回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品と、グランド線上に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品とをさらに備える。
本発明の他の局面に従うと、電子機器は、グランド接地型のアンテナを用いて無線通信する。電子機器は、操作キーと、操作キーに接続された信号線と、信号線に接続され、操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、グランドに接続されるとともに、操作キーが押下されたときに当該操作キーに接続される回路パターンと、無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、回路パターンに給電するための給電回路とを備える。電子機器は、信号線に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、給電回路と回路パターンとを接続する配線上設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品とをさらに備える。
好ましくは、第2の電子部品は、直流および第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する。
好ましくは、給電回路は、マルチバンド方式で無線通信を行なうために、第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、回路パターンにさらに給電可能である。回路パターンは、第1の周波数帯の無線通信においてアンテナとして利用する第1の領域と、第2の周波数帯の無線通信においてアンテナとして利用する第2の領域とを含む。
好ましくは、第1の電子部品は、第1の周波数帯の交流を遮断する第1のフィルタと、第2の周波数帯の交流を遮断する第2のフィルタとを含む。
好ましくは、第1の電子部品および第2の電子部品の各々は、分布定数回路で構成される。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、モノポール型のアンテナを複数用いてマルチバンド方式で無線通信する。電子機器は、第1の操作キーと、第1の操作キーに接続された第1の信号線と、第2の操作キーと、第2の操作キーに接続された第2の信号線と、第1の信号線と第2の信号線とに接続され、第1の操作キーが押下されたことおよび第2の操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、第1の操作キーが押下されたときに当該第1の操作キーに接続される第1の回路パターンと、第1の回路パターンとグランドとを接続するための第1のグランド線と、無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、第1の回路パターンに給電するための第1の給電回路と、第2の操作キーが押下されたときに当該第2の操作キーに接続される第2の回路パターンと、第2の回路パターンとグランドとを接続するための第2のグランド線と、無線通信に用いる第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、第2の回路パターンに給電するための第2の給電回路とを備える。電子機器は、第1の信号線上に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、第1の給電回路と第1の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流および/または直流を遮断するための第2の電子部品と、第1のグランド線上に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品と、第2の信号線上に設けられた、第2の周波数帯の交流を遮断するための第4の電子部品と、第2の給電回路と第2の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流および/または直流を遮断するための第5の電子部品と、第2のグランド線上に設けられた、第2の周波数帯の交流を遮断するための第6の電子部品とをさらに備える。
好ましくは、第2の電子部品および第5の電子部品の各々は、直流および第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する。
本発明のさらに他の局面に従うと、電子機器は、グランド接地型のアンテナを複数用いてマルチバンド方式で無線通信する。電子機器は、第1の操作キーと、第1の操作キーに接続された第1の信号線と、第2の操作キーと、第2の操作キーに接続された第2の信号線と、第1の信号線と第2の信号線とに接続され、第1の操作キーが押下されたことおよび第2の操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、グランドに接続されるとともに、第1の操作キーが押下されたときに当該第1の操作キーに接続される第1の回路パターンと、無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、第1の回路パターンに給電するための第1の給電回路と、グランドに接続されるとともに、第2の操作キーが押下されたときに当該第2の操作キーに接続される第2の回路パターンと、無線通信に用いる第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、第2の回路パターンに給電するための第2の給電回路とを備える。電子機器は、第1の信号線に設けられた、第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、第1の給電回路と第1の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流および/または直流を遮断するための第2の電子部品と、第2の信号線に設けられた、第2の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品と、第2の給電回路と第2の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流および/または直流を遮断するための第4の電子部品とをさらに備える。
好ましくは、第2の電子部品および第4の電子部品の各々は、直流および第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する。
本発明によれば、操作キーのグランドパターンをアンテナパターンとしても利用可能となる。
携帯型電話機1の外観構成を表した図である。 携帯型電話機1に内蔵される回路基板10を説明するための図である。 高周波側の回路と低周波側の回路とを説明するための図である。 携帯型電話機1に内蔵される回路基板10Aを説明するための図である。 携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10B,10Cを説明するための図である。 回路基板10B,10Cにおける高周波カット用の電子部品18aの回路構成を表した図である。 携帯型電話機1がトリプルバンド(800MHz帯,1.5GHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10D,10Eを説明するための図である。 回路基板10D,10Eにおける高周波カット用の電子部品18aの回路構成を表した図である。 携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10Fを説明するための図である。 携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10Gを説明するための図である。 筐体の厚み方向にアンテナを操作キーから逃がすように配置した構成を表した図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る電子機器について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
電子機器としては、たとえば、携帯型電話機、スマートフォン等の無線通信を行なう携帯型の無線通信装置が挙げられる。以下では、電子機器として携帯型電話機を例に挙げて説明する。また、無線通信として、セルラー通信を例に挙げて説明する。ただし、無線通信は、セルラー通信に限定されるものではなく、無線LAN(Local Area Network)等の他の通信規格を用いる無線通信であってもよい。
<A.ハードウェア構成>
図1は、本実施の形態に係る携帯型電話機1の外観構成を表した図である。図1を参照して、携帯型電話機1は、ストレート型の端末である。携帯型電話機1は、液晶ディスプレイ9と、複数の操作キー11a,11b,11cとを備えている。各操作キー11a,11b,11cは、ハードウェアキーである。なお、携帯型電話機1では、3つの操作キーを有する構成を例に挙げているが、操作キーの数は3つに限定されるものではない。また、以下では、操作キー11a、11b、11cを総称して、「操作キー11」とも称する。
図2は、携帯型電話機1に内蔵される回路基板10を説明するための図である。詳細については、後述するが、携帯型電話機1は、回路基板10の構成によって、モノポール型アンテナを用いたセルラー通信を行なう電話機として機能する。回路基板10は、液晶ディスプレイ9と平行な位置に配置される。
図2を参照して、回路基板10には、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14と、グランド線15と、給電回路16と、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19と、電子部品20とが配置されている。なお、以下では、信号線12a,12b,12cを総称して、「信号線12」とも称する。また、電子部品18a,18b,18cを総称して、「電子部品18」とも称する。
信号線12aは、操作キー11aに接続されている。信号線12bは、操作キー11bに接続されている。信号線12cは、操作キー11cに接続されている。
検出回路13は、信号線12a,12b,12cに接続され、操作キー11a,11b,11cが押下されたことを検出する。なお、検出回路13は、従来から用いられている、出力電圧を検出するスキャン回路である。それゆえ、検出回路13の具体的な回路構成については、ここでは説明を繰り返さない。
回路パターン14は、操作キー11aが押下されたときに、操作キー11aに接続される。また、回路パターン14は、操作キー11bが押下されたときに、操作キー11bに接続される。回路パターン14は、操作キー11cが押下されたときに、操作キー11cに接続される。
グランド線15は、回路パターン14とグランド(GND)とを接続するための配線である。
給電回路16は、セルラー通信に用いる周波数帯の交流電力を、回路パターン14に給電するための給電回路である。以下では、給電回路16が、第1の周波数帯として800MHz帯の交流電力を回路パターン14に給電する場合を例に挙げて説明する。また、給電回路16による回路パターン14への給電位置91は、回路パターン14を800MHz帯で共振させる位置である。
電子部品18aは、信号線12a上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための高周波カット用の電子部品である。電子部品18bは、信号線12b上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための高周波カット用の電子部品である。電子部品18cは、信号線12c上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための高周波カット用の電子部品である。電子部品18a,18b,18cは、インダクタ(たとえばチョークコイル)である。
電子部品19は、給電回路16と回路パターン14とを接続する配線17上に設けられた、800MHz帯よりも低い予め定められた周波数帯の交流およびは直流(以下、説明の便宜上、「低周波」とも称する)を遮断するための低周波カット用の電子部品である。電子部品19は、たとえばコンデンサである。ここで、「800MHz帯よりも低い予め定められた周波数帯」とは、携帯型電話機1に搭載される無線システムでは使われないような低い周波数帯(たとえば100MHz以下の周波数)を意味する。つまり、低周波とは、無線システムで使われる高周波信号とは違う、電子部品で本来使われる信号やバイアス電圧を意味する。具体例を挙げれば、スピーカなどは音声信号の周波数帯が該当する。また、直流の例としては、操作キー11に印加される直流電圧が挙げられる。携帯型電話機1が、低周波カット用の電子部品19を備える主たる目的は、操作キー11の押下の検出に使われる直流電圧により、高周波回路側が破壊されることを防ぐためである。
電子部品20は、グランド線15上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための高周波カット用の電子部品である。電子部品20は、電子部品18a,18b,18cと同様に、インダクタ(たとえばチョークコイル)である。
以上の構成によって、携帯型電話機1は、回路パターン14を操作キー11a,11b,11cのグランドパターンとして用いるとともに、回路パターン14をセルラー通信用のモノポール型アンテナとしても用いる。
以下、携帯型電話機1の状態を、操作キー11のオフ時とオン時とに分けて説明する。つまり、携帯型電話機1の状態を、ユーザが操作キー11を押下していない場合と、操作キー11を押下した場合とにわけて説明する。
<B.操作キーオフ時>
(b1.低周波側)
ユーザが操作キー11を押下していない場合、信号線12と回路パターン14とは接続されていない。このため、モノポール型アンテナとして機能する回路パターン14には、検出回路13および信号線12による影響はない。
(b2.高周波側)
ユーザが操作キー11を押下していない場合、浮遊容量によって、信号線12と回路パターン14とが結合するとも考えられる。つまり、高周波側では、信号線12と回路パターン14とが接続されたように見えるようにも思われる。しかしながら、携帯型電話機1は、3つの高周波カット用の電子部品18a,18b,18cを備えている。このため、携帯型電話機1では、アンテナ特性の損失を抑えることができる。
また、回路パターン14は、電子部品19を介して、給電回路16から給電を受ける。電子部品19は、上述したように低周波カット用の電子部品である。このため、回路パターン14には、高周波側(800MHz帯)の交流が供給できる。それゆえ、電子部品19による影響はない。
<C.操作キーオン時>
(c1.低周波側)
ユーザが操作キー11を押下した場合、操作キー11と回路パターン14とが接続される。また、回路パターン14は、高周波カット用の電子部品20を介してグランドに接続されている。それゆえ、携帯型電話機1では、回路パターン14を、操作キー11用のグランドパターンとして用いることができる。
また、操作キー11を押下した場合、上述したように、電子部品19によって、上述した低周波を遮断することができる。つまり、低周波側にとっては、高周波側の回路は見えない。それゆえ、低周波側の回路は、当該回路が給電回路16とつながっていないのと同じ動作を行なうことができる。したがって、上述したように、検出回路13における操作キー11a,11b,11cの押下の検出に影響を与えることを防止できる。
(c2.高周波側)
3つの高周波カット用の電子部品18a,18b,18cによって、操作キー11がオン状態からオフ状態になっても、アンテナの特性が変化しない。また、グランドに接続された高周波カット用の電子部品20によって、給電回路16から供給される高周波の電力がグランドに落ちることもない。逆に言えば、電子部品20を設けておかないと、給電回路16とグランドとが高周波的に接続された形となり、所望の特性が得られない場合がある。
このように、電子部品18および電子部品20によって、操作キー11がオフ状態からオン状態となっても、回路パターン14によって実現されるアンテナの特性は変化しない。それゆえ、携帯型電話機1では、低周波側ではグランドパターンとして用いられる回路パターン14を、高周波側ではセルラー通信用のアンテナとして用いることができる。
<D.まとめ>
図3は、高周波側の回路と低周波側の回路とを説明するための図である。具体的には、図3は、互いに並存する高周波側の回路と低周波側の回路とを、説明の便宜上分離して表した図である。
図3(a)は、高周波側の回路を表した図である。図3(b)は、低周波側の回路を表した図である。図3(a)を参照して、高周波側の回路は、給電回路16と回路パターン14とで構成される。図3(b)を参照して、低周波側の回路は、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14と、グランド線15とで構成される。
以上のように、携帯型電話機1は、モノポール型アンテナを用いて無線通信する電子機器である。携帯型電話機1は、(i)操作キー11と、(ii)操作キー11に接続された信号線12と、(iii)信号線12に接続され、操作キー11が押下されたことを検出するための検出回路13と、(iv)操作キー11が押下されたときに操作キー11に接続される回路パターン14と、(v)回路パターン14とグランドとを接続するためのグランド線15と、(vi)無線通信に用いる800MHz(第1の周波数帯)の交流電力を、回路パターン14に給電するための給電回路16とを備える。給電回路16による回路パターン14への給電位置91は、回路パターン14を800MHz帯で共振させる位置である。
また、携帯型電話機1は、(vii)信号線12上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための電子部品18と、(viii)給電回路16と回路パターン14とを接続する配線17上に設けられた、800MHz帯よりも低い周波数帯の交流および直流(低周波)を遮断するための電子部品19と、(ix)グランド線15上に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための電子部品20とをさらに備える。
このような構成によって、回路パターン14は、操作キーのグランドパターンとしても、アンテナパターンとしても機能することになる。言い換えれば、携帯型電話機1は、操作キーのグランドパターンをアンテナパターンとしても利用可能となる。
<E.変形例>
(e1.第1の変形例)
上記においては、携帯型電話機1が回路基板10の構成によって、モノポール型アンテナを用いたセルラー通信を行なう電話機として機能する場合を例に挙げて説明した。以下では、携帯型電話機1が回路基板の構成によって、グランド接地型のアンテナを用いたセルラー通信を行なう電話機として機能する場合を説明する。また、以下では、グランド接地型のアンテナの一例として、逆F型アンテナを説明する。なお、グランド接地型のアンテナとしては、逆F型アンテナ以外にも、たとえば先端接地型のモノポールループアンテナが挙げられる。
図4は、携帯型電話機1に内蔵される回路基板10Aを説明するための図である。なお、回路基板10Aは、回路基板10の代わりに用いられる。図4を参照して、回路基板10Aには、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14と、グランド線15と、給電回路16と、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19とが配置されている。つまり、回路基板10Aは、高周波カット用の電子部品20を備えていない点において、電子部品20を備える回路基板10(図2参照)と異なる。回路パターン14は、位置92においてグランド線15と接続されている。
回路基板10Aにおいては、回路基板10と同様に、回路パターン14が、操作キー11にとってのグランドパターンとして機能するとともに、セルラー通信用のアンテナとして機能する。また、回路基板10Aでは、配線17が逆F型アンテナの給電線として機能し、グランド線15が逆F型アンテナの短絡線として機能する。なお、逆F型アンテナの構成は従来から知られているため、ここでは説明を繰り返さない。
回路パターン14を逆F型アンテナとして利用する場合、高周波的に見ると、短絡線による短絡長がコイルとして見える。つまり、高周波的に見ると、グランドに接続されているが、0Ωのショートとして落ちているのではなく、コイルを介して落ちているように見える。このため、回路基板10Aでは、回路基板10で必要であった電子部品20が不要となる。
以上のように、回路基板10Aを備える携帯型電話機1は、グランド接地型のアンテナを用いて無線通信を行なう携帯型電話機である。携帯型電話機1は、(i)操作キー11と、(ii)操作キー11に接続された信号線12と、(iii)信号線12に接続され、操作キー11が押下されたことを検出するための検出回路13と、(iv)グランドに接続されるとともに、操作キー11が押下されたときに操作キー11に接続される回路パターン14と、(v)無線通信に用いる800MHz帯の交流電力を、回路パターン14に給電するための給電回路16とを備える。短絡線による回路パターン14への短絡位置92は、回路パターン14を800MHz帯で共振させる位置である。
また、携帯型電話機1は、(vi)信号線12に設けられた、800MHz帯の交流を遮断するための電子部品18と、(vii)給電回路16と回路パターン14とを接続する配線17上設けられた、800MHz帯よりも低い周波数帯の交流および直流を遮断するための電子部品19とをさらに備える。
このように回路基板10Aを内蔵した構成の場合であっても、回路基板10を内蔵した携帯型電話機1と同様の効果を奏する。
(e2.第2の変形例)
上記においては、携帯型電話機1がシングルバンド(800MHz帯)でセルラー通信を行なう構成を例に挙げて説明した。以下では、最初に、携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を行なう構成を説明する(図5)。次いで、携帯型電話機1がトリプルバンド(800MHz帯,1.5GHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を行なう構成を説明する(図7)。
図5は、携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10B,10Cを説明するための図である。
図5(a)は、図2と同様、携帯型電話機1がモノポール型アンテナを用いたセルラー通信を行なう場合に、回路基板10の代わりに利用される回路基板10Bを説明するための図である。
図5(b)は、図4と同様、携帯型電話機1がグランド接地型のアンテナを用いたセルラー通信を行なう場合に、回路基板10Aの代わりに利用される回路基板10Cを説明するための図である。
図5(a)を参照して、回路基板10Bには、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14Aと、グランド線15と、給電回路16Aと、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19と、電子部品20とが配置されている。
回路パターン14Aは、さらにL字型の回路部141を備える点において、回路パターン14(図2参照)とは異なる。給電回路16Aは、セルラー通信に用いる800MHz帯の交流電力とセルラー通信に用いる2GHz帯の交流電力とを、選択的に回路パターン14Aに給電する。当該選択は、たとえばユーザの入力(手動)、あるいは自動で行なわれる。また、給電回路16による回路パターン14Aへの給電位置は、回路パターン14Aを800MHz帯で共振させるとともに、回路パターン14Aを2GHz帯で共振させる位置である。
回路パターン14Aは、2GHz帯でも共振するように、上述したL字型の回路部141を備えている。つまり、回路基板10Bを備えた携帯型電話機1では、回路パターン14Aのうち領域81が800MHz用のアンテナの機能を果たし、回路パターン14Aのうち領域82が2GHz用のアンテナの機能を果たす。L字型の回路部141の長さは、2GHzの交流で共振するように予め設計されている。
図5(b)を参照して、回路基板10Cには、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14Aと、グランド線15と、給電回路16Aと、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19とが配置されている。
回路基板10Cを備えた携帯型電話機1でも、回路基板10Bを備えた携帯型電話機1と同様、回路パターン14Aのうち領域81が800MHz用のアンテナの機能を果たし、回路パターン14Aのうち領域82が2GHz用のアンテナの機能を果たす。
以上のように、携帯型電話機1の給電回路16Aは、マルチバンド方式で無線通信を行なうために、800MHz帯よりも高い2GHz帯の交流電力を、回路パターン14Aに給電可能である。回路パターン14Aは、800MHz帯の無線通信においてアンテナとして利用する領域81と、2GHz帯の無線通信においてアンテナとして利用する領域82とを含む。これにより、デュアルバンドを利用する構成であっても、回路基板10,10Aを内蔵した携帯型電話機1と同様に、回路パターン14Aを操作キー11にとってのグランドパターンとして機能させるとともにセルラー通信用のアンテナとして機能させることができる。
なお、グランドと回路パターン14Aとを接続するためのグランド線15は、複数であってもよい。
ところで、シングルバンドの場合には、電子部品18a、18b、18c,20としてチョークコイルをインダクタとして用いた。一方、デュアルバンドの場合には、互いに異なる周波数帯を用いることから、チョークコイルのみでは十分でない場合もある。そこで、以下では、デュアルバンドの場合であっても、シングルバンドの場合と同様に高周波を減衰可能とするための電子部品18a、18b、18c,20の構成について説明する。
図6は、回路基板10B,10Cにおける高周波カット用の電子部品18aの回路構成を表した図である。図6を参照して、電子部品18aは、800MHz帯の交流を遮断するフィルタ181と、2GHz帯の交流を遮断するフィルタ182とを含む。フィルタ181とフィルタ182とは接続されている。フィルタ181およびフィルタ182として、たとえば、ノッチフィルタを用いることができる。
フィルタ181は、コイル1811とコンデンサ1812とを含む。コイル1811とコンデンサ1812とは、並列に接続されている。フィルタ182は、コイル1821とコンデンサ1822とを含む。コイル1821とコンデンサ1822とは、並列に接続されている。
コイル1811のインダクタンス(L)およびコンデンサ1812の容量(C)は、以下の数式(1)が成り立つ値であればよい。たとえば、中心周波数(f0)を約850MHzとして、L=10[nH],C=3.5[pF]にすればよい。
f0 = 1/(2π(LC)1/2) … (1)
また、コイル1821のインダクタンス(L)およびコンデンサ1822の容量(C)も、数式(1)が成り立つ値であればよい。たとえば、中心周波数(f0)を約2.05GHzとして、L=10[nH],C=0.6[pF]にすればよい。
このようなフィルタ181,182を含む電子部品18aを採用することにより、デュアルバンドの両周波数帯においても、高周波を遮断可能となる。なお、回路基板10B,10Cにおける電子部品18b,18c,20についても、電子部品18aと同様の構成を有するため、ここでは説明を繰り返さない。
(e3.第3の変形例)
図7は、携帯型電話機1がトリプルバンド(800MHz帯,1.5GHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10D,10Eを説明するための図である。
図7(a)は、図2と同様、携帯型電話機1がモノポール型アンテナを用いたセルラー通信を行なう場合に、回路基板10の代わりに利用される回路基板10Dを説明するための図である。
図7(b)は、図4と同様、携帯型電話機1がグランド接地型のアンテナを用いたセルラー通信を行なう場合に、回路基板10Aの代わりに利用される回路基板10Eを説明するための図である。
図7(a)を参照して、回路基板10Dは、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14Bと、グランド線15と、給電回路16Bと、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19と、電子部品20とが配置されている。
回路パターン14Bは、さらにL字型の回路部142を備える点において、回路パターン14A(図5参照)とは異なる。給電回路16Bは、800MHz帯の交流電力と1.5GHz帯の交流電力と2GHz帯の交流電力とを、選択的に回路パターン14Bに給電する。当該選択は、たとえばユーザの入力(手動)、あるいは自動で行なわれる。また、給電回路16Bによる回路パターン14Bへの給電位置91は、800MHz帯,1.5GHz帯、および2GHz帯で、回路パターン14Bを共振させる位置である。
回路パターン14Bは、1.5GHz帯でも共振するように、上述したL字型の回路部142を備えている。つまり、回路基板10Dを備えた携帯型電話機1では、回路パターン14Bのうち領域83が1.5GHz用のアンテナの機能を果たす。なお、L字型の回路部142の長さは、1.5GHzの交流で共振するように予め設計されている。また、図7(a)は、1.5GHzと800MHzとで回路パターン14Bの一部を共用する構成を例に挙げている。
図7(b)を参照して、回路基板10Eには、3つの信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14Bと、グランド線15と、給電回路16Bと、配線17と、3つの電子部品18a、18b、18cと、電子部品19とが配置されている。
回路基板10Eを備えた携帯型電話機1でも、回路基板10Bを備えた携帯型電話機1と同様、回路パターン14Bのうち領域83が1.5GHz用のアンテナの機能を果たす。
以上のように、携帯型電話機1の給電回路16Bは、マルチバンド方式で無線通信を行なうために、800MHz帯よりも高い1.5GHz帯の交流電力と2GHz帯の交流電力とを回路パターン14Bに給電可能である。回路パターン14Bは、800MHz帯の無線通信においてアンテナとして利用する領域81と、1.5GHz帯の無線通信においてアンテナとして利用する領域83と、2GHz帯の無線通信においてアンテナとして利用する領域82とを含む。これにより、トリプルバンドを利用する構成であっても、回路基板10,10A,10B,10Cを内蔵した携帯型電話機1と同様に、回路パターン14Bを操作キー11にとってのグランドパターンとして機能させるとともにセルラー通信用のアンテナとして機能させることができる。
なお、グランドと回路パターン14Bとを接続するためのグランド線15は、複数であってもよい。
次に、トリプルバンドの場合であっても、シングルバンドの場合と同様に高周波を減衰可能とするための電子部品18a、18b、18c,20の構成について説明する。
図8は、回路基板10D,10Eにおける高周波カット用の電子部品18aの回路構成を表した図である。図8を参照して、電子部品18aは、800MHz帯の交流を遮断するフィルタ181と、2GHz帯の交流を遮断するフィルタ182と、1.5GHz帯の交流を遮断するフィルタ183とを含む。フィルタ181とフィルタ182とフィルタ183とは接続されている。フィルタ183として、フィルタ181,182と同様、たとえばノッチフィルタを用いることができる。
フィルタ183は、コイルと1831とコンデンサ1832とを含む。コイル1831とコンデンサ1832とは、並列に接続されている。コイル1831のインダクタンス(L)およびコンデンサ1832の容量(C)も、数式(1)が成り立つ値であればよい。たとえば、中心周波数を約1.45GHzとして、L=10[nH],C=1.2[pF]にすればよい。
このようなフィルタ181,182,183を含む電子部品18aを採用することにより、トリプルバンドの3つの周波数帯においても、高周波を遮断可能となる。なお、回路基板10D,10Eにおける電子部品18b,18c,20についても、電子部品18aと同様の構成を有するため、ここでは説明を繰り返さない。
(e4.第4の変形例)
上記第2の変形例で説明した回路基板10B(図5(a)参照)では、1つの回路パターン14Aを、800MHz用のモノポール型アンテナおよび2GHz用のモノポール型アンテナとして用いた。以下では、800MHz用のモノポール型アンテナと2GHz用のモノポール型アンテナとで異なる回路パターンを用いる構成を説明する。
図9は、携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10Fを説明するための図である。図9を参照して、回路基板10Fには、信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14C、14Dと、グランド線15,15Aと、給電回路16,16Cと、配線17,17Aと、電子部品18a、18b、18cと、電子部品19,19Aと、電子部品20,20Aとが配置されている。
つまり、回路基板10Fは、グランド線15Aと、給電回路16Cと、配線17Aと、電子部品19Aと、電子部品20Aとを備える点において、図5(a)の回路基板10Bと異なる。また、回路基板10Fは、2つの回路パターン14C,14Dを備える点において、1つの回路パターン14Aを備える回路基板10Bと異なる。
回路パターン14Cは、操作キー11aにとってのグランドパターンとして機能するとともに、800MHz用のアンテナとして機能する。
グランド線15Aは、回路パターン14Dとグランドとを接続するための配線である。
給電回路16Cは、セルラー通信に用いる2GHz帯の交流電力を、回路パターン14Fに給電するための給電回路である。給電回路16Cによる回路パターン14Dへの給電位置は、回路パターン14Dを2GHzで共振させる位置である。回路パターン14Dは、2GHzで共振するように経路長が設定されている。
電子部品19Aは、給電回路16Cと回路パターン14Dとを接続する配線17A上に設けられた、800MHz帯よりも低い予め定められた周波数帯の交流およびは直流(上述した低周波)を遮断するための低周波カット用の電子部品である。電子部品19Aは、電子部品19と同様、たとえばコンデンサである。携帯型電話機1が、低周波カット用の電子部品19Aを備える目的は、電子部品19と同様、操作キー11の押下の検出に使われる直流電圧により、高周波回路側が破壊されることを防ぐためである。
電子部品20Aは、グランド線15A上に設けられた、2GHz帯の交流を遮断するための高周波カット用の電子部品である。電子部品20Aは、電子部品20と同様に、インダクタ(たとえばチョークコイル)である。
このような構成により、回路パターン14Dは、操作キー11b、11cにとってのグランドパターンとして機能するとともに、2GHz用のアンテナとして機能することができる。
(e5.第5の変形例)
上記第2の変形例で説明した回路基板10C(図5(b)参照)では、1つの回路パターン14Aを、800MHz用のグランド接地型のアンテナおよび2GHz用のグランド接地型のアンテナとして用いた。以下では、800MHz用のグランド接地型のアンテナと2GHz用のグランド接地型のアンテナとで異なる回路パターンを用いる構成を説明する。
図10は、携帯型電話機1がデュアルバンド(800MHz帯,2GHz帯)でセルラー通信を実現するための回路基板10Gを説明するための図である。図10を参照して、回路基板10Gには、信号線12a,12b,12cと、検出回路13と、回路パターン14C、14Dと、グランド線15,15Aと、給電回路16,16Cと、配線17,17Aと、電子部品18a、18b、18cと、電子部品19,19Aとが配置されている。つまり、回路基板10Gは、電子部品20,20Aとを備えていない点において、図9の回路基板10Fと異なる。
回路基板10Gにおいては、回路基板10Fと同様に、回路パターン14Cが、操作キー11aにとってのグランドパターンとして機能するとともに、800MHz用のアンテナとして機能することができる。また、回路パターン14Dが、操作キー11b、cにとってのグランドパターンとして機能するとともに、2GHz用のアンテナとして機能することができる。さらに、回路基板10Gでは、配線17,17Aが逆F型アンテナの給電線として機能し、グランド線15,15Aが逆F型アンテナの短絡線として機能することになる。
(e6.第6の変形例)
上記においては、ストレート型の携帯型電話機を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、折畳型(クラムシェル型)の携帯型電話機等の無線通信端末にも適用可能である。
(e7.第7の変形例)
上記においては、電子部品19,19Aが、800MHz帯よりも低い予め定められた周波数帯の交流(たとえば100MHz以下の周波数)およびは直流を遮断する構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、直流のみを遮断するように、電子部品19,19Aを構成してもよい。この場合であっても、操作キー11の押下の検出に使われる直流電圧により、高周波回路側が破壊されることを防ぐことができる。
(e8.第8の変形例)
(1)回路基板10(図2)を備える携帯型電話機1において、給電回路16による回路パターン14への給電位置91は、回路パターン14を800MHz帯で共振させる位置であるとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14への給電位置91は、800MHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(2)また、回路基板10A(図4)を備える携帯型電話機1において、短絡線による回路パターン14への短絡位置92は、回路パターン14を800MHz帯で共振させる位置である。として説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14への短絡位置は、800MHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(3)さらに、回路基板10B(図5(a))を備える携帯型電話機1において、給電回路16Aによる回路パターン14Aへの給電位置91は、回路パターン14Aを800MHz帯で共振させるとともに、回路パターン14Aを2GHz帯で共振させる位置であるとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14Aへの給電位置は、800MHz帯のアンテナと、2GHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(4)また、回路基板10C(図5(b))を備える携帯型電話機1において、短絡線による回路パターン14Aへの短絡位置92は、回路パターン14Aを800MHz帯で共振させるとともに、回路パターン14Aを2GHz帯で共振させる位置であるとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14Aへの短絡位置は、800MHz帯のアンテナと、2GHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(5)また、回路基板10D(図7(a))を備える携帯型電話機1において、給電回路16Bによる回路パターン14Bへの給電位置91は、800MHz帯,1.5GHz帯、および2GHz帯で、回路パターン14Bを共振させる位置であるとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14Bへの給電位置91は、800MHz帯のアンテナと、1.5GHz帯のアンテナと、2GHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(6)さらに、回路基板10E(図7(b))を備える携帯型電話機1において、短絡線による回路パターン14Bへの短絡位置92は、800MHz帯,1.5GHz帯、および2GHz帯で、回路パターン14Bを共振させる位置であるとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、回路パターン14Bへの短絡位置は、800MHz帯のアンテナと、1.5GHz帯のアンテナと、2GHz帯のアンテナとして利用できる位置であればよい。
(e9.第9の変形例)
上記においては、複数の周波数帯として、3つの異なる周波数帯800MHz,1.5GHz,2GHzを例に挙げて説明した。しかしながら、このように数百MHz以上離れた複数の周波数帯に限定されるものではない。上述した内容は、以下に述べる構成にも適用できる。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、LTE−A(Long Term Evolution-Advanced)の仕様検討が行われている。LTE−Aでは、LTEよりも高速の通信を実現することが要求されている。このため、LTE−Aでは、LTEよりも広帯域(LTEの20MHzの帯域を越える100MHzまでの帯域)をサポートすることが求められている。しかしながら、世界的に連続した広帯域の周波数領域をLTE−A用として確保することは難しい。
それゆえ、LTE−Aでは、LTEとの互換性を可能な限り維持する目的から、キャリアアグリゲーション(CA:Career Aggregation)技術が検討されている。キャリアアグリゲーション技術は、コンポーネントキャリア(CC:Component Career)と呼ばれる帯域幅が20MHzまでの周波数帯域を複数まとめて通信を行うことにより最大100MHzの帯域幅を確保し、これにより高速かつ大容量の通信を実現させる技術である。
したがって、キャリアアグリゲーションを行う携帯型電話機においては、複数の周波数帯として、異なるコンポーネントキャリアの周波数を用いることができる。
(e10.第10の変形例)
1つのアンテナを複数の周波数帯の無線システムで共用してもよい。たとえば、2GHz帯のアンテナを1.7GHz帯のアンテナと共用する構成も考えられる。つまり、図5に基づけば、領域82の部分を2GHz帯と1.7GHz帯とのアンテナとして動作させることもできる。ただし、この場合、電子部品18を、800MHz帯および2GHz帯の高周波に加え、1.7GHz帯の高周もカットできるフィルタとして構成する必要がある。
また、このようなアンテナの共用は、2GHz帯と1.7GHz帯に限らず様々な周波数帯で考えられる。さらに、異なる無線システムのアンテナ、たとえばGPS(Global Positioning System)アンテナおよび無線LANアンテナなどの組合せにおいても、アンテナの共用は可能である。
(e11.第11の変形例)
上記においては、高周波カット用の電子部品(主としてインダクタ)および低周波カット用の電子部品(コンデンサ)を含む回路が、集中定数回路として構成されている場合を例に挙げて説明した。しかしながら、これに限定されるものではない。集中定数回路における電子部品の代わりに、マイクロストリップで構成されるような分布定数回路を用いてもよい。すなわち、高周波カット用の電子部品および低周波カット用の電子部品の各々を、分布定数回路で構成してもよい。
今回開示された実施の形態は例示であって、上記内容のみに制限されるものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯型電話機、9 液晶ディスプレイ、10,10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G 回路基板、11a,11b,11c 操作キー、12a,12b,12c 信号線、13 検出回路、14 回路パターン、15,15A グランド線、16,16A,16B,16C 給電回路、17,17A 配線、18a,18b,18c,19,19A,20,20A 電子部品、81,82,83,Q1,Q2 領域、91 給電位置、141,142 回路部、181,182,183 フィルタ、1811,1821,1831 コイル、1812,1822,1832 コンデンサ。

Claims (10)

  1. モノポール型のアンテナを用いて無線通信する電子機器であって、
    操作キーと、
    前記操作キーに接続された信号線と、
    前記信号線に接続され、前記操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、
    前記操作キーが押下されたときに当該操作キーに接続される回路パターンと、
    前記回路パターンとグランドとを接続するためのグランド線と、
    前記無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、前記回路パターンに給電するための給電回路とを備え、
    前記電子機器は、
    前記信号線上に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、
    前記給電回路と前記回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品と、
    前記グランド線上に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品とをさらに備える、電子機器。
  2. グランド接地型のアンテナを用いて無線通信する電子機器であって、
    操作キーと、
    前記操作キーに接続された信号線と、
    前記信号線に接続され、前記操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、
    グランドに接続されるとともに、前記操作キーが押下されたときに当該操作キーに接続される回路パターンと、
    前記無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、前記回路パターンに給電するための給電回路とを備え、
    前記電子機器は、
    前記信号線に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、
    前記給電回路と前記回路パターンとを接続する配線上設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品とをさらに備える、電子機器。
  3. 前記第2の電子部品は、前記直流および前記第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する、請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記給電回路は、マルチバンド方式で前記無線通信を行なうために、前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、前記回路パターンにさらに給電可能であって、
    前記回路パターンは、前記第1の周波数帯の無線通信において前記アンテナとして利用する第1の領域と、前記第2の周波数帯の無線通信において前記アンテナとして利用する第2の領域とを含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 前記第1の電子部品は、前記第1の周波数帯の交流を遮断する第1のフィルタと、前記第2の周波数帯の交流を遮断する第2のフィルタとを含む、請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記第1の電子部品および前記第2の電子部品の各々は、分布定数回路で構成される、請求項3に記載の電子機器。
  7. モノポール型のアンテナを複数用いてマルチバンド方式で無線通信する電子機器であって、
    第1の操作キーと、
    前記第1の操作キーに接続された第1の信号線と、
    第2の操作キーと、
    前記第2の操作キーに接続された第2の信号線と、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線とに接続され、前記第1の操作キーが押下されたことおよび前記第2の操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、
    前記第1の操作キーが押下されたときに当該第1の操作キーに接続される第1の回路パターンと、
    前記第1の回路パターンとグランドとを接続するための第1のグランド線と、
    前記無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、前記第1の回路パターンに給電するための第1の給電回路と、
    前記第2の操作キーが押下されたときに当該第2の操作キーに接続される第2の回路パターンと、
    前記第2の回路パターンとグランドとを接続するための第2のグランド線と、
    前記無線通信に用いる前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、前記第2の回路パターンに給電するための第2の給電回路とを備え、
    前記電子機器は、
    前記第1の信号線上に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、
    前記第1の給電回路と前記第1の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品と、
    前記第1のグランド線上に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品と、
    前記第2の信号線上に設けられた、前記第2の周波数帯の交流を遮断するための第4の電子部品と、
    前記第2の給電回路と前記第2の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第5の電子部品と、
    前記第2のグランド線上に設けられた、前記第2の周波数帯の交流を遮断するための第6の電子部品とをさらに備える、電子機器。
  8. 前記第2の電子部品および前記第5の電子部品の各々は、前記直流および前記第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する、請求項7に記載の電子機器。
  9. グランド接地型のアンテナを複数用いてマルチバンド方式で無線通信する電子機器であって、
    第1の操作キーと、
    前記第1の操作キーに接続された第1の信号線と、
    第2の操作キーと、
    前記第2の操作キーに接続された第2の信号線と、
    前記第1の信号線と前記第2の信号線とに接続され、前記第1の操作キーが押下されたことおよび前記第2の操作キーが押下されたことを検出するための検出回路と、
    グランドに接続されるとともに、前記第1の操作キーが押下されたときに当該第1の操作キーに接続される第1の回路パターンと、
    前記無線通信に用いる第1の周波数帯の交流電力を、前記第1の回路パターンに給電するための第1の給電回路と、
    グランドに接続されるとともに、前記第2の操作キーが押下されたときに当該第2の操作キーに接続される第2の回路パターンと、
    前記無線通信に用いる前記第1の周波数帯よりも高い第2の周波数帯の交流電力を、前記第2の回路パターンに給電するための第2の給電回路とを備え、
    前記電子機器は、
    前記第1の信号線に設けられた、前記第1の周波数帯の交流を遮断するための第1の電子部品と、
    前記第1の給電回路と前記第1の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第2の電子部品と、
    前記第2の信号線に設けられた、前記第2の周波数帯の交流を遮断するための第3の電子部品と、
    前記第2の給電回路と前記第2の回路パターンとを接続する配線上に設けられた、直流を遮断するための第4の電子部品とをさらに備える、電子機器。
  10. 前記第2の電子部品および前記第4の電子部品の各々は、前記直流および前記第1の周波数帯よりも低い周波数帯の交流を遮断する、請求項9に記載の電子機器。
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