JP2013119151A - 指関節構造 - Google Patents

指関節構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013119151A
JP2013119151A JP2011269474A JP2011269474A JP2013119151A JP 2013119151 A JP2013119151 A JP 2013119151A JP 2011269474 A JP2011269474 A JP 2011269474A JP 2011269474 A JP2011269474 A JP 2011269474A JP 2013119151 A JP2013119151 A JP 2013119151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
shape
wire
joint structure
hollow body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011269474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013119151A5 (ja
Inventor
Yoshinobu Kageyama
喜信 陰山
Hiroyuki Yamashita
博之 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokusen Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokusen Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokusen Kogyo Co Ltd filed Critical Tokusen Kogyo Co Ltd
Priority to JP2011269474A priority Critical patent/JP2013119151A/ja
Publication of JP2013119151A publication Critical patent/JP2013119151A/ja
Publication of JP2013119151A5 publication Critical patent/JP2013119151A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】簡易かつ小型の指関節構造を提供すること。
【解決手段】本発明の指関節構造は、遠位端を有する指部、該指部に延設された掌部、および該掌部の近位端に設けられた基部を備え、該指部が、異形断面を有する複数の筒体が端面で連接してなる中空体と該中空体を貫通する少なくとも1本のワイヤとから構成され、該筒体の少なくとも1つが、軸方向に対して垂直でない端面を有し、該ワイヤが、該中空体の内径の短径の80%以上である長径の異形断面を有し、該中空体の遠位端と該ワイヤの遠位端とが接合されており、該中空体の近位端が該掌部の遠位端に固定され、該ワイヤの少なくとも1本がさらに該掌部を貫通して該基部に到達し、そして該基部において、該ワイヤの近位端を基部側に牽引することによって、該指部が屈曲形状を発現し得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、指関節構造に関する。
ロボットなどの指関節構造は、複数の指部材と各部材同士を回動可能に接続するヒンジ部(関節)とを備えている。
これら複数の関節を回動させる方法として、例えば、各関節にワイヤを巻きつけ、ワイヤを介して駆動手段の動力を各関節に伝達し、関節を回動させる方法(特許文献1)、各関節に直接駆動手段を設け、直接関節を回動させる方法(特許文献2)、1つの駆動手段により3つの関節を駆動させることが可能な指関節構造(特許文献3)が提案されている。
特開2001−277175号公報 特開2002−113681号公報 国際公開第2008/026574号
特許文献1の方法では、関節ごとに駆動手段とワイヤが必要になり、ワイヤは牽引することで関節を回動するため、関節の屈曲動作、伸長動作を行うワイヤがそれぞれ必要になるという問題がある。また、特許文献2の方法では、関節ごとに駆動手段を設ける必要があり、関節構造が大型化するという問題がある。さらに、特許文献3の方法では、1つの駆動手段により3つの関節を駆動させるために、複雑な構造が必要になるという問題がある。
このように、従来の指関節構造においては、複雑な構造、大型の構造が必要であり、構造の簡易化、小型化が困難であった。
本発明は、簡易かつ小型の指関節構造を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、遠位端側から近位端側に、指部、掌部、および基部の順で構成される指関節構造において、指部を複数の筒体が端面で連接してなる中空体と、中空体を貫通する少なくとも1本のワイヤとから構成し、中空体の遠位端とワイヤの遠位端とが接合され、中空体の近位端が掌部の遠位端に固定され、ワイヤの少なくとも1本がさらに掌部を貫通して基部に到達することによって、基部において、ワイヤの近位端を基部側に牽引することによって、指部が剛性のある屈曲形状を発現し得ることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、遠位端を有する指部、該指部に延設された掌部、および該掌部の近位端に設けられた基部を備える指関節構造を提供し、該関節構造において、該指部は、異形断面を有する複数の筒体が端面で連接してなる中空体と該中空体を貫通する少なくとも1本のワイヤとから構成され、該筒体の少なくとも1つは、軸方向に対して垂直でない端面を有し、該ワイヤの少なくとも1本は、該中空体の内径の短径の80%以上である長径の異形断面を有し、該中空体の遠位端と該ワイヤの遠位端とが接合され、該中空体の近位端は該掌部の遠位端に固定され、該ワイヤの少なくとも1本はさらに該掌部を貫通して該基部に到達し、そして該基部において、該ワイヤの近位端を基部側に牽引することによって、該指部が屈曲形状を発現し得る。
1つの実施態様では、2本以上のワイヤが上記中空体を貫通する。
1つの実施態様では、上記筒体の異形断面の形状は、楕円状、レーストラック形状、長方形状、正方形状、三角形状または五角形状である。
1つの実施態様では、上記ワイヤの異形断面の形状は、楕円状、レーストラック形状、長方形状または台形状である。
1つの実施態様では、上記筒体の材質は、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金またはこれらの複合体から選択される。
1つの実施態様では、上記ワイヤの材質は、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金またはこれらの複合体から選択される。
1つの実施態様では、上記指部は、樹脂製カバーで被覆されている。
本発明によれば、簡易かつ小型の指関節構造を提供することができる。本発明の指関節構造は、基部の操作により屈曲形状を速やかに発現する。指部を構成する中空体の隣接する筒体の端面の角度を適宜設定することによって、任意の屈曲形状を発現できる。複数の指関節構造を組み合わせることによって、発現した屈曲形状により自在に物を把持することができる。駆動力の伝達にワイヤの弾性を積極的に介在させることによって、把持対象物に対する衝撃を緩和することができる。
本発明の指関節構造の側面形状の一実施態様を示す模式図である。 本発明の指関節構造の一実施態様を示す模式図である。 本発明の指関節構造の指部の断面形状の一実施態様を示す模式図である。 本発明の指関節構造の側面形状の一実施態様を示す模式図である。 本発明の指関節構造の側面形状(a)および平面形状(b)の一実施態様を示す模式図である。
本明細書において、用語「遠位端」とは、操作者から最も遠い部分をいい、そして用語「近位端」とは、操作者に最も近い部分をいう。
本明細書において、用語「屈曲形状」とは、曲線が形成する任意の形状をいい、3次元の形状を含む。
図1および2を参照すると、本発明の指関節構造1は、指部11、指部11に延設された掌部12、および掌部12の近位端に設けられた基部13を備える。各部の寸法は、特に限定されない。
指部11は、屈曲形状を発現しない際は、直線形状をとる(図1(a)ならびに図2(a−1)および(a−1’))。屈曲形状としては、特に限定されず、例えば、円弧状が挙げられる(図1(b)ならびに図2(a−2)および(a−2’))。
指部11は、複数の筒体21が端面で連接してなる中空体2と中空体2を貫通する少なくとも1本のワイヤ3とから構成される。本発明の指関節構造1は、ワイヤ3の断面の長径を小さくすることによって、小型化が可能である。例えば、指部11の最大外径を3mm以下にすることができる。
筒体21は異形断面を有する。ここで、異形とは、標準形とは異なる特殊な形状をいう。筒体21の断面形状の標準形は円であり、異形としては、例えば、楕円状、レーストラック形状、長方形状、正方形状、三角形状、五角形状が挙げられる。
筒体21の数としては、上記指部11を形成することができる限り、特に限定されない。好ましくは、3個以上である。筒体21の数が多いほど、発現する屈曲形状を滑らかにすることができる。
図2を参照すると、指部11は、多数の筒体21を有し、屈曲形状を発現することによって、対象物を把持することができ、または包み込むことができる。
筒体21の少なくとも1つは、軸方向に対して垂直でない端面を有する。例えば、図3(a)のように、筒体21の断面形状が扁平形状の場合、図1(a)に示すように、扁平面を上下にした筒体21の側面形状において、端面は軸方向に対して垂直な面から一定の角度θ〜θをつけて逆V字型またはV字型のノッチを形成する。θの場合は、側面形状の上辺Lは下辺Lより長いため、逆V字型のノッチである。θの場合も同様である。一方、θの場合は、側面形状の上辺は下辺より短いため、V字型のノッチである。角度θ〜θの大きさは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。角度θのノッチは、筒体21の2つの端面のいずれか一方に形成してもよいし、両方に形成してもよい。両方に形成する場合、両方の角度θは同じであってもよいし、異なっていてもよい。
あるいは、図4(a)に示すように、垂直な面から一定の角度θおよびθをつけて逆V字型ノッチおよびV字型ノッチを側面形状のそれぞれ上辺側および下辺側の両方に形成してもよい。角度θおよびθの大きさは、それぞれ同じであってもよいし、異なっていてもよい。上辺側の逆V字型ノッチの高さHと下辺側のV字型ノッチの高さHとは、同じであってもよいし、異なっていてもよいが、筒体21の高さHとHおよびHとは、H=H+Hの関係を満たす。連接する筒体21の上辺側と下辺側との両方にノッチを設けることにより、指部11が屈曲する方向を、図4(b)のように下辺側にすることもできるし、図4(c)のように上辺側にすることもできる。
さらに、屈曲形状は、同一平面上の形状に限定されない。例えば、図3(b)のように、筒体21の断面形状が長方形状の場合、図5に示すように、長辺面を上下にした筒体21の側面形状(a)において、端面は軸方向に対して垂直な面から一定の角度θおよびθをつけて逆V字型のノッチを形成し、平面形状(b)において、端面は軸方向に対して垂直な面から一定の角度θをつけて逆V字型のノッチを形成する。このように、筒体21によりθを形成する面を変えることによって、3次元の屈曲形状が可能となる。このことは、筒体21の断面形状が長方形状でない場合も同様である。
複数の筒体21が端面で連接してなる中空体2は、中空体2を貫通するワイヤ3の形状に従って直線形状をとり得、隣接する筒体21同士の端面間は角度θを有する逆V字型のノッチが形成されている。中空体2は、ワイヤ3の基部側への牽引により両端から押圧されると、隣接する筒体21同士の端面間の角度が0°となるまで、すなわち端面間が密着して接するまで、中空体2を貫通するワイヤ3とともに図1(b)、図2(a−2)および(a−2’)、ならびに図4(b)および(c)のような屈曲した形状を発現する。
角度θは、発現する屈曲形状に応じて適宜設定される。また、角度θの端面を有する筒体21をどのように配置するかも、発現する屈曲形状に応じて適宜設定される。
筒体21の寸法は、特に限定されない。筒体21の外径における長径に対する短径の比(%)(例えば、扁平率)は、特に限定されない。この比が大きいほど、中空体2の屈曲指向性を大きくすることができるが、大きすぎると中空体2の剛性が低くなる。筒体21の筒厚は、指部11の剛性を確保できる限り、特に限定されない。
筒体21の材質は、特に限定されないが、好ましくは金属である。金属としては、例えば、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金、これらの複合体が挙げられる。ステンレスとしては、例えば、SUS304、SUS316、SUS316Lが挙げられる。チタン、チタン合金としては、例えば、純チタン、βチタンが挙げられる。形状記憶合金、超弾性合金としては、例えば、ニチノール(ニッケル−チタン合金)が挙げられる。筒体21の材質としては、剛性である限り、樹脂であってもよい。樹脂としては、例えば、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が挙げられる。
ワイヤ3の数は、中空体2およびワイヤ3の剛性に応じて適宜設定される。通常1〜6本であり、好ましくは2〜4本である。
ワイヤ3の少なくとも1本は、中空体2の内径の長径より小さく、かつ短径の80%以上であり、好ましくは短径より大きい長径の異形断面を有する。ワイヤの断面の標準形は円であり、異形としては、例えば、楕円状、レーストラック形状、長方形状、台形状が挙げられる。図3(a)はレーストラック形状の一例を示す。図3(b)は長方形状の一例を示す。図3(c)は台形状の一例を示す。
ワイヤ3の長径を筒体21の内径の短径の80%以上、好ましくは短径より大きくすることによって、中空体2の扁平面または長辺面とワイヤ3の異形断面の長径面とを一致させることができ、ワイヤ3が中空体2の中で、軸回りに自由回転することを防止することができる。筒体21の内径の短径に対する、筒体21を貫通するすべてのワイヤ3の異形断面の短径の和の比(%)は、特に限定されないが、中空体2の形状維持(ずれ防止)と剛性を確保するため、好ましくは60%以上、より好ましくは80%以上である。筒体21の内径の長径に対する、筒体21を貫通するワイヤ3のうち最も大きい長径の異形断面を有するワイヤの長径の比(%)も、特に限定されないが、同様に好ましくは60%以上、より好ましくは80%以上である。
ワイヤ3の材質は、特に限定されないが、好ましくは金属である。金属としては、例えば、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金、これらの複合体が挙げられる。ステンレスとしては、例えば、SUS304、SUS316、SUS316Lが挙げられる。チタン、チタン合金としては、例えば、純チタン、βチタンが挙げられる。形状記憶合金、超弾性合金としては、例えば、ニチノール(ニッケル−チタン合金)が挙げられる。ワイヤの形状は、例えば、ばね状やメッシュ状であってもよい。
ワイヤ3が2本以上ある場合、各ワイヤの断面形状は同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、図3(a)に示すように、3本の長径が小さい同じ断面形状のワイヤ31と1本の長径が大きい異なる断面形状のワイヤ32とから構成されるワイヤ1組の場合には、ワイヤ31は剛性が高いため直線指向性が高く、ワイヤ32は剛性が低いため屈曲指向性が高いので、屈曲形状発現性および直線形状復元性を制御することができる。
ワイヤ3が2本以上ある場合、各ワイヤの材質は同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、図3(a)に示す4本のワイヤ3のうち2本が高強度のステンレスであり、他の2本が超弾性ニッケル−チタン合金であるワイヤ1組の場合には、ステンレスは剛性が高いため直線指向性が高い一方屈曲形状発現時の剛性が高く、ニッケル−チタン合金は剛性が低くかつ超弾性のため屈曲指向性が高い一方屈曲形状発現時の柔軟性(直線形状復元性)が高い。
このように、ワイヤ3の本数、各ワイヤの断面形状および材質を適宜選択し、複合することによって、屈曲形状発現性、屈曲形状発現時の剛性、直線形状復元性といった特性のバランスを最適に制御することができる。
指部11を上記の構成とすることによって、筒体21の屈曲方向を一定にすることができ、指部11は中空体2の扁平面側または長辺面側、すなわちワイヤ3の異形断面の短径方向に屈曲指向性が高まり、屈曲形状発現性および屈曲形状発現時の剛性が高くなる。
中空体2の遠位端とワイヤ3の遠位端とは接合部材4により接合され、中空体2の近位端は掌部12の遠位端に固定部材5により固定されている。接合部には、接合を補強する接合部材4があってもなくてもよいし、固定部には、固定を補強する固定部材5があってもなくてもよい。
ワイヤ3の少なくとも1本はさらに掌部12を貫通し、一端が基部13に到達する。掌部12を貫通するワイヤ3の断面形状は、掌部12における断面形状と指部11における断面形状とが同じであってもよいし、異なっていてもよい。例えば、掌部12における断面形状は円であってもよい。掌部12を貫通するワイヤ3の材質は、掌部12における材質と指部11における材質とが同じであってもよいし、異なっていてもよい。掌部12を貫通しない残りのワイヤ3の近位端は掌部12の遠位端に固定されていてもよいし、固定されていなくてもよいが、好ましくは固定されていない。
指部11は、通常、中空体2を貫通するワイヤ3の形状に従って直線形状であるが、基部13において、掌部12を貫通するワイヤ3の近位端を基部側に牽引することによって、中空体2が両端から押圧され、各筒体21の端面間が密着して屈曲形状を発現し得る。牽引力を緩めることによって、押圧力を弱め、屈曲形状の発現を解除する。
掌部12を貫通し、近位端を基部側に牽引して指部11の形状発現を制御するワイヤ3は2本以上であってもよい。2本以上の場合、例えば、図4のような連接する筒体21の上辺側と下辺側との両方にノッチが設けられている指部11であっても、制御に用いるワイヤ3を選択することによって、指部11の屈曲方向を決定することができる。例えば、屈曲方向側に最も近いワイヤ3を制御に用いる。
掌部12を貫通するワイヤ3の長さは、指関節構造1の長さに応じて適宜設定される。
掌部12は中空筒状で、筒内をワイヤ3の少なくとも1本が貫通する。掌部12の材質としては、剛性である限り、特に限定されず、例えば、SUS304などのステンレス、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの樹脂、樹脂をコーティングしたステンレスが挙げられる。
指部11および掌部12は、好ましくは平滑な表面を有する。特に、指部11は樹脂製カバー6で被覆されていてもよい(図2(a−2)および(a−2’))。好ましくは、指部11の遠位端から近位端までの領域、および指部11と掌部12との境界領域が樹脂製カバー6に密着して被覆されている。樹脂製カバー6は、指部11が物を把持する際に把持対象物に対する衝撃を緩和するだけでなく、指関節構造を保護することができる。樹脂としては、例えば、ポリアミド、ポリオレフィン、フッ素系樹脂(PTFE、テフロン(登録商標)FEP、フルオン(登録商標)PFAなど)、シリコーン、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート(ダクロン(登録商標))が挙げられる。樹脂製カバー6の厚みとしては、好ましくは10〜250μmである。
指部11および掌部12は、滑り止めのために、凹凸のある表面を有していてもよい。
基部13は、指部11の形状を変化させるように操作可能である。指部11の形状を変化させる方法は、上記のように、掌部12を貫通するワイヤ3の近位端を基部13側に牽引する方法である。
基部13の形状および構造は、上記のような機能を有する限り、特に限定されない。操作者が取り扱いやすく、当該技術分野で通常採用されるサイズおよび形状であり得る。
本発明の指関節構造1は、指部11が屈曲形状を発現する。この指部11は、基部13による操作により対象物を把持する。
本発明によれば、簡易かつ小型の指関節構造を提供することができる。本発明の指関節構造は、基部の操作により屈曲形状を速やかに発現する。指部を構成する中空体の隣接する筒体の端面の角度を適宜設定することによって、任意の屈曲形状を発現できる。複数の指関節構造を組み合わせることによって、発現した屈曲形状により自在に物を把持することができる。駆動力の伝達にワイヤの弾性を積極的に介在させることによって、把持対象物に対する衝撃を緩和することができる。
本発明の指関節構造は、線状体先端部を遠隔操作により変形するための構造であり、ロボットの指関節構造や医療器具として利用可能である。ロボットとしては、例えば、災害ロボットなどの人が作業することが困難な場所で活躍するロボットが挙げられる。医療器具としては、例えば、リトラクタが挙げられる。本発明の指関節構造はまた、電解加工の電極、工業用内視鏡としても利用可能である。
本発明の指関節構造は、構造が簡易であり、安価に供給することができる。
1 指関節構造
11 指部
12 掌部
13 基部
2 中空体
21 筒体
3 ワイヤ
31 長径が小さい断面形状のワイヤ
32 長径が大きい断面形状のワイヤ
4 接合部材
5 固定部材
6 樹脂製カバー
扁平面を上下にした筒体21の側面形状の長辺
扁平面を上下にした筒体21の側面形状の短辺
長辺面を上下にした筒体21の平面形状の長辺
長辺面を上下にした筒体21の平面形状の短辺
H 扁平面または長辺面を上下にした筒体21の形状の高さ(H≦W)
W 扁平面または長辺面を上下にした筒体21の形状の幅(H≦W)
扁平面または長辺面を上下にした筒体21の形状の上辺側の逆V字型ノッチの高さ
扁平面または長辺面を上下にした筒体21の形状の下辺側のV字型ノッチの高さ
θ、θ、θ 筒体21の端面と軸方向に対して垂直な面とが形成する角度

Claims (7)

  1. 遠位端を有する指部、該指部に延設された掌部、および該掌部の近位端に設けられた基部を備える指関節構造であって、
    該指部が、異形断面を有する複数の筒体が端面で連接してなる中空体と該中空体を貫通する少なくとも1本のワイヤとから構成され、
    該筒体の少なくとも1つが、軸方向に対して垂直でない端面を有し、
    該ワイヤが、該中空体の内径の短径の80%以上である長径の異形断面を有し、
    該中空体の遠位端と該ワイヤの遠位端とが接合されており、
    該中空体の近位端が該掌部の遠位端に固定され、
    該ワイヤの少なくとも1本がさらに該掌部を貫通して該基部に到達し、そして
    該基部において、該ワイヤの近位端を基部側に牽引することによって、該指部が屈曲形状を発現し得る、
    指関節構造。
  2. 2本以上のワイヤが前記中空体を貫通する、請求項1に記載の指関節構造。
  3. 前記筒体の異形断面の形状が、楕円状、レーストラック形状、長方形状、正方形状、三角形状または五角形状である、請求項1または2に記載の指関節構造。
  4. 前記ワイヤの異形断面の形状が、楕円状、レーストラック形状、長方形状または台形状である、請求項1から3のいずれかの項に記載の指関節構造。
  5. 前記筒体の材質が、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金またはこれらの複合体から選択される、請求項1から4のいずれかの項に記載の指関節構造。
  6. 前記ワイヤの材質が、ステンレス、チタン、チタン合金、形状記憶合金、超弾性合金またはこれらの複合体から選択される、請求項1から5のいずれかの項に記載の指関節構造。
  7. 前記指部が、樹脂製カバーで被覆されている、請求項1から6のいずれかの項に記載の指関節構造。
JP2011269474A 2011-12-08 2011-12-08 指関節構造 Pending JP2013119151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011269474A JP2013119151A (ja) 2011-12-08 2011-12-08 指関節構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011269474A JP2013119151A (ja) 2011-12-08 2011-12-08 指関節構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013119151A true JP2013119151A (ja) 2013-06-17
JP2013119151A5 JP2013119151A5 (ja) 2013-07-25

Family

ID=48772058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011269474A Pending JP2013119151A (ja) 2011-12-08 2011-12-08 指関節構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013119151A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196292A1 (ja) 2013-06-05 2014-12-11 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療支援装置及び医療機器のシーン別設定情報の処理方法
CN105538337A (zh) * 2016-02-02 2016-05-04 哈尔滨工业大学 一种高精度钢丝绳垂直传动关节
WO2018049854A1 (zh) * 2016-09-19 2018-03-22 上海未来伙伴机器人有限公司 机械手
CN107972754A (zh) * 2017-11-20 2018-05-01 江苏大学 一种形状记忆合金驱动的软体爬行机器人
CN108015745A (zh) * 2017-11-27 2018-05-11 清华大学 一种基于形状记忆合金的柔性机械手
CN108045448A (zh) * 2017-12-05 2018-05-18 北京航空航天大学 一种记忆合金驱动的多模态机器人
JP2019501030A (ja) * 2015-12-03 2019-01-17 エスアールアイ インターナショナルSRI International ロボットグリッパ
WO2021044835A1 (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 康彦 可知 ワーク把持装置
WO2024117049A1 (ja) * 2022-11-28 2024-06-06 トクセン工業株式会社 操作用ワイヤ

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112282U (ja) * 1978-01-27 1979-08-07
JPS5997882A (ja) * 1982-11-29 1984-06-05 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 物品のグリツプ装置
JPH05253171A (ja) * 1992-03-12 1993-10-05 Olympus Optical Co Ltd 多自由度可撓管
JPH10249777A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus ロボットアーム駆動装置およびロボットハンド
JPH10329062A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Tokico Ltd 工業用ロボット
JP2002051974A (ja) * 2000-08-14 2002-02-19 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡処置具
JP2004042214A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Sony Corp 動作表出装置、手指機構及びロボットハンド
JP2004507370A (ja) * 2000-08-18 2004-03-11 オリヴァー クリスペン ロバティックス リミテッド 加工工具またはセンサーのロボット位置決めにおける及び関する改良
JP2011172766A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Fujifilm Corp トルク伝達デバイス

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54112282U (ja) * 1978-01-27 1979-08-07
JPS5997882A (ja) * 1982-11-29 1984-06-05 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社 物品のグリツプ装置
JPH05253171A (ja) * 1992-03-12 1993-10-05 Olympus Optical Co Ltd 多自由度可撓管
JPH10249777A (ja) * 1997-03-17 1998-09-22 Technol Res Assoc Of Medical & Welfare Apparatus ロボットアーム駆動装置およびロボットハンド
JPH10329062A (ja) * 1997-06-03 1998-12-15 Tokico Ltd 工業用ロボット
JP2002051974A (ja) * 2000-08-14 2002-02-19 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡処置具
JP2004507370A (ja) * 2000-08-18 2004-03-11 オリヴァー クリスペン ロバティックス リミテッド 加工工具またはセンサーのロボット位置決めにおける及び関する改良
JP2004042214A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Sony Corp 動作表出装置、手指機構及びロボットハンド
JP2011172766A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Fujifilm Corp トルク伝達デバイス

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196292A1 (ja) 2013-06-05 2014-12-11 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医療支援装置及び医療機器のシーン別設定情報の処理方法
JP7009365B2 (ja) 2015-12-03 2022-01-25 エスアールアイ インターナショナル ロボットグリッパ
JP2019501030A (ja) * 2015-12-03 2019-01-17 エスアールアイ インターナショナルSRI International ロボットグリッパ
CN105538337A (zh) * 2016-02-02 2016-05-04 哈尔滨工业大学 一种高精度钢丝绳垂直传动关节
CN105538337B (zh) * 2016-02-02 2017-06-06 哈尔滨工业大学 一种高精度钢丝绳垂直传动关节
WO2018049854A1 (zh) * 2016-09-19 2018-03-22 上海未来伙伴机器人有限公司 机械手
CN107972754A (zh) * 2017-11-20 2018-05-01 江苏大学 一种形状记忆合金驱动的软体爬行机器人
CN108015745A (zh) * 2017-11-27 2018-05-11 清华大学 一种基于形状记忆合金的柔性机械手
CN108015745B (zh) * 2017-11-27 2020-04-28 清华大学 一种基于形状记忆合金的柔性机械手
CN108045448A (zh) * 2017-12-05 2018-05-18 北京航空航天大学 一种记忆合金驱动的多模态机器人
JP2021037574A (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 康彦 可知 ワーク把持装置
WO2021044835A1 (ja) * 2019-09-03 2021-03-11 康彦 可知 ワーク把持装置
JP7107508B2 (ja) 2019-09-03 2022-07-27 康彦 可知 ワーク把持装置
WO2024117049A1 (ja) * 2022-11-28 2024-06-06 トクセン工業株式会社 操作用ワイヤ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013119151A (ja) 指関節構造
JP2013119151A5 (ja)
JP5067845B2 (ja) 医療用ガイドワイヤ
US20170215977A1 (en) Mechanical joints, and related systems and methods
WO2012077399A1 (ja) 内視鏡
JP2017537804A (ja) 操縦可能器具の操縦機構用の動作増幅器
JP2008048850A (ja) 医療用処置具
US20130060088A1 (en) Bending portion-equipped medical apparatus
US20210186637A1 (en) Bending structure and flexible tube for medical manipulator
JP6496842B2 (ja) 可撓管挿入装置
KR101369515B1 (ko) 가변 강성 구조체
US11576740B2 (en) Bending structure and flexible tube for medical manipulator
WO2011121931A2 (ja) カテーテル
JP5557393B2 (ja) 先端偏向操作可能カテーテル
US20150206622A1 (en) Stranded wire and guidewire employing the same
US9468451B2 (en) Medical guide wire
JP4644775B2 (ja) 医療用ブラシ
JP2013048711A (ja) 先端偏向操作可能カテーテル
JP2012147956A (ja) 医療機器
JP2020172002A (ja) 可撓部材
JP2018532486A (ja) ***谷底を有する椎弓根ねじ
JP2023041960A (ja) カテーテルおよび吸引システム
JP2014221199A (ja) 曲げることが可能な管状シャフト
JP2016013285A (ja) 医療用チューブ体
WO2012132490A1 (ja) 先端偏向操作可能カテーテル

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151006

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151118

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160510