JP2013117608A - 撮像装置及び撮像装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部材の追加または大型化を伴うことなくパララックスに対処可能で、装置の小型化、低コスト化を図り得る撮像装置を提供する。
【解決手段】主要被写体検出部32aにより、固体撮像素子21aによって得られる撮影画像信号から主要被写体を検出し、主要被写体距離算出部34bにより検出された主要被写体までの距離を算出し、判定部32aにより、主要被写体までの距離に基づきパララックス量を得て、該パララックス量に基づき、撮影光学系の画角内であってファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、外領域に主要被写体があると判定された場合には、制御部32bにより、外領域Aoutに主要被写体が撮影されることを報知する情報(警告メッセージ)を所定の画像として表示部61に表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影光学系と光学ファインダとの間のパララックスに対処可能な撮像装置及び撮像装置の制御方法に関する。
撮影光学系と、撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能な光学ファインダ(OVF)とを備える撮像装置では、撮影光学系と光学ファインダとの間にパララックス(視差)が生じる。
このようなパララックスによる問題を改善するために、特許文献1では、被写体距離と焦点距離に基づき撮影光学系と光学ファインダの各々の光学系の画角を求め、ファインダ光学像に対して撮影光学系による撮影範囲が、上限値よりも大きくなる場合には望遠ズーム操作を制限し、下限値よりも小さくなる場合には広角ズーム操作を制限する技術が提案されている。
また、特許文献2では、測距結果によってファインダ切換え動作を行った後、撮影直前に再度測距してパララックス自動補正を行う手法が提案されている。
また、特許文献3では、光学ファインダによる観察領域よりも撮影光学系による撮影領域を大きくし、パララックスに応じて、撮像素子の有効画素からの切り出し領域を変更したり、画像メモリの記録用切り出し部位を変更したりする技術が提案されている。
さらに、特許文献4では、撮像素子によって得られる最大画素数の画像データよりも少ない小画像データを部分的に取り出す際に、光学ファインダによる観察領域が撮像素子による最大撮影領域よりも狭い領域となるように光学式ファインダの観察領域を変更する手法が提案されている。
さらに、特許文献5では、撮影光学系と光学ファインダとの間のパララックスが大きくなる近接撮影時には、警告を行う手法が提案されている。
特開2008−96584号公報 特開2003−222937号公報 特開2004−354439号公報 特開2007−110389号公報 特開平11−15061号公報
撮影光学系と、撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能な光学ファインダとを備える撮像装置では、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐ場合がある。このような場合、光学ファインダで見えている被写体以外の被写体が撮影されることになり、撮影者の意図しない撮影が行われることになる。しかしながら、特許文献1〜4は、いずれも、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐ場合を想定しておらず、この場合の対処法については開示していない。特許文献5は、被写体距離が所定値以下になったときに警告を行っているだけであり、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐ場合に警告を行っているものではない。
なお、光学ファインダの画角を撮影光学系の画角よりも十分に広くしておけば、光学ファインダの画角内で撮影光学系の画角が動くことになるため、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐ事態は発生しない。しかし、光学ファインダの画角を大きくしすぎると、撮影光学系の画角内の被写体が小さくなり、この被写体を確認しづらくなる。そのため、光学ファインダの画角と撮影光学系との画角の大きさの差はあまり大きくしたくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐようなパララックスが生じる場合でも、このパララックスに対処して意図しない撮影が行われるのを防ぐことのできる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置であって、前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御部と、を備え、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行うものである。
本発明の撮像装置の制御方法は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを少なくとも判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御ステップと、を備え、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、前記制御ステップでは、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行うものである。
本発明によれば、撮影光学系の画角が光学ファインダの画角の周縁を跨ぐようなパララックスが生じる場合でも、このパララックスに対処して意図しない撮影が行われるのを防ぐことのできる撮像装置及び撮像装置の制御方法を提供することができる。
本発明の第一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図 図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図 OVF光学像領域と実際に撮影される領域との関係を例示する説明図 被写体距離とパララックス量との関係を例示する説明図 表示部61に表示されるメッセージを例示する説明図 図1に示すデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート 表示部61に表示される識別情報を例示する説明図 表示部61に表示される移動方向を示す情報を例示する説明図 第二実施形態のデジタルカメラ11の内部ブロック構成図 パララックス量ΔX2,ΔY2に応じて設定される縮小倍率を例示する説明図 デジタルカメラ11の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート OVF光学像領域と実際に撮影される領域との関係を例示する説明図 表示部61に表示される実際の撮影領域Apの枠Fpを例示する説明図 第三実施形態のデジタルカメラの撮影モード時の動作を説明するためのフローチャート パララックス量が大きいときの最終的に記録される領域を例示する説明図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。以下では撮像装置としてのデジタルカメラについて説明する。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態を説明するためのデジタルカメラの外観斜視図である。
デジタルカメラ10は、矩形の筐体11を備える。筐体11の正面中央には、レンズ鏡筒12が設けられている。レンズ鏡筒12内に、撮影レンズ(焦点位置合わせ用のフォーカスレンズやズームレンズ等)13が収納されている。
筐体11の上端面の片側にはシャッターレリーズボタン14が設けられている。筐体11の上端面のシャッターレリーズボタン14とは反対側の角には、ファインダ装置15が設けられている。ファインダ装置15の被写体側ファインダ窓16は、筐体11正面の角部に設けられている。被写体側ファインダ窓16と対向する筐体11の背面側の部分に、ファインダ装置15の接眼窓17が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ10の内部ブロック構成図である。
同図において、デジタルカメラ10は、CCD型の固体撮像素子21aと、固体撮像素子21aの前段に置かれた撮影光学系と、固体撮像素子21aの出力信号(撮影画像信号)をアナログ信号処理するCDSAMP25aと、CDSAMP25aの出力信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル(A/D)変換器26aと、ファインダ装置15とを備える。ここで撮影光学系は、撮影レンズ13(ズームレンズを13a、フォーカスレンズを13bとしている)と、絞り(アイリス)24と、を含んで構成されている。
なお、固体撮像素子21aは、図2の例ではCCD型であるが、CMOS型等の他の形式の固体撮像素子でも良い。
ファインダ装置15は、被写体側ファインダ窓16と、接眼窓17と、OVFシャッタ62と、焦点距離固定の対物レンズ65と、ハーフミラー63を内部に持つプリズム66と、表示部61と、を備える。被写体側ファインダ窓16と接眼窓17との間には、OVFシャッタ62と、対物レンズ65と、プリズム66とが、ファインダ装置15の入射光軸Lに沿ってこの順に配置されている。
OVFシャッタ62は、光軸Lに沿う光路上に挿脱可能に設けられている。OVFシャッタ62は、ファインダ装置15の光路上に挿入された閉状態と、ファインダ装置15の光路上から退避させられた開状態と、をとることができる。
閉状態では、OVFシャッタ62は、被写体側ファインダ窓16を覆う位置に挿入される。このため、この閉状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断され、当該光の接眼窓17への入射が禁止される。
また開状態では、OVFシャッタ62は、被写体側ファインダ窓16を覆わない位置に退避させられる。このため、この開状態では、被写体側ファインダ窓16に入射した光はOVFシャッタ62によって遮断されずに通過し、当該光が接眼窓17に入射する。
なお、OVFシャッタ62は、光を吸収又は反射する板状の部材を機械的に出し入れするものであってもよいし、電気的に透過率を制御できる素子(例えば液晶シャッタ)であってもよい。
ハーフミラー63は、光軸Lに対して斜め45度に設置されている。
表示部61は、例えば液晶表示装置によって構成されており、ハーフミラー63に隣接しかつ光軸Lに対し平行に配置されている。表示部61は、表示画面上において情報を表示させたい部分だけバックライトの光を透過させ、それ以外の部分のバックライト光は透過させないようにする(黒表示にする)ことで、情報の表示を行う。
これにより、OVFシャッタ62が開状態でかつ表示部61に画像が表示されている状態では、ハーフミラー63を透過した被写体からの入射光(OVF光学像)と、表示部61から発せられハーフミラー63で反射した光(表示部61に表示されるEVF画像)とが重畳された像を、接眼窓17から確認することができる。
OVFシャッタ62を開状態としかつ表示部61を非表示状態(オフ)にすることで、ファインダ装置15は光学式ビューファインダ(OVF)として使用される。また、OVFシャッタ62を閉状態としかつ表示部61を表示状態(オン)にすることで、ファインダ装置15は電子ビューファインダ(EVF)として使用される。
なお、ファインダ装置15は、OVFシャッタ62が開状態のときに、表示部61に表示する画像と被写体側ファインダ窓16から見える被写体像(OVF光学像)とが重畳された像を、接眼窓17を通して観察可能なものであればよく、他の構造を採用することもできる。例えば、図2のファインダ装置15の構成からプリズム66と表示部61を削除し、プリズム66があった位置に、シースルー型の表示部をその表示面が光軸Lに対して垂直になるように配置したものであってもよい。
デジタルカメラ10は、更に、A/D変換器26aから出力されるデジタルの撮影画像信号を取り込む画像入力コントローラ31と、このデジタルカメラ10の全体を統括制御する演算処理装置(CPU)32と、画像入力コントローラ31によって取り込まれた撮影画像信号を画像処理して撮影画像データを生成する画像信号処理回路33と、ワークメモリとして使用するRAMや各種データを記憶するROM等を含むメモリ36と、画像処理後の撮影画像データをJPEG画像やMPEG画像に圧縮する圧縮処理回路39と、カメラ背面等に設けられた液晶表示装置40に撮影画像やライブビュー画像を表示させたり、各種画像をファインダ装置15内の表示部61に表示させたりする表示制御部41と、記録媒体42に撮影画像データを記録するメディアコントローラ43と、これらを相互接続するバス44と、を備える。
CPU32には、図1に示したシャッターレリーズボタン14と図示しないズームボタン等を含む操作部50が接続されている。この操作部50を介して入力されるユーザ指示に基づき、CPU32はデジタルカメラ10を制御する。
またCPU32は、該CPU32上で実行されるプログラムの機能的まとまりとして、判定部32aと、制御部32bと、AF(自動焦点調節)制御部32cと、被写体検出部32dと、を備える。
AF制御部32cは、コントラスト検出方式や位相差検出方式等の手法により、合焦位置を決定し、その合焦位置にフォーカスレンズ13bを移動させるAF制御を行う。
判定部32aは、AF制御部32cによって決定されたフォーカスレンズ13bの合焦位置から、焦点の合っている被写体までの距離を求め、この距離に基づいて、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐか否かを判定する。
制御部32bは、判定部32aの判定結果に応じてデジタルカメラ10の動作を制御する。本実施形態では、制御部32bは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐ場合に、表示部61に所定の画像を表示させる制御を行う。
被写体検出部32dは、固体撮像素子21aにより撮像して得られる撮影画像信号から主要被写体を検出する。ここで言う主要被写体とは、例えば人物の顔等の撮影の主対象として想定される被写体である。
CPU32の具体的機能について、図3〜図5を参照して説明する。図3はOVF光学像領域と実際に撮影される領域との関係を例示する説明図である。図4は被写体距離とパララックス量との関係を例示する説明図である。図5は表示部61に表示されるメッセージを例示する説明図である。
デジタルカメラ10では、上述したように、撮影光学系とファインダ装置15とのパララックス(視差)に起因して、撮影光学系の画角がファインダ装置15(光学ファインダ)の画角の周縁を跨ぐ場合がある。
例えば図3に示すように、光学ファインダ装置15の画角に相当するOVF光学像領域Aoと、撮影光学系によって実際に撮影される領域Ap(撮影光学系のが画角)との間にずれが生じると、(人物Z1及びZ2を撮影するという)撮影者の意図に反して、光学ファインダ装置15で見えている被写体以外の被写体(人物Z3)が撮影されてしまうことになる。
判定部32aは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐかどうかを判定する。判定部32aは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に、撮影光学系の画角内であってファインダ装置15の画角外となる外領域Aoutに主要被写体があるか否かを、被写体検出部32dの検出結果により判定する。
具体的には、先ず、判定部32aは、ファインダ装置15によるOVF光学像領域Aoと、撮影光学系によって実際に撮影される領域Apとの間のずれ量であるパララックス量を求める。
ここで、パララックス量は、図3に示すように、OVF光学像領域Aoの左上角点O1と実際に撮影される領域Apの左上角点P1との差分(ΔX1,ΔY1)、並びに、OVF光学像領域Aoの右下角点O4と実際に撮影される領域Apの右下角点P4との差分(ΔX2,ΔY2)で定義する。
また、パララックス量は、焦点の合っている被写体が遠方にあれば相対的に小さく、焦点の合っている被写体が近くにあれば相対的に大きくなり、撮影光学系及びファインダ装置15の特性、並びに焦点の合っている被写体までの距離によって求めることができる。
したがって、図4に示されるような被写体距離とパララックス量との対応表を、予めシミュレーション実験等で求めておき、これをメモリ36上に対応テーブルとして構成しておく。判定部32aは、この対応テーブルと、AF制御部32cによって決定された合焦位置に基づく被写体までの距離とに基づき、パララックス量(ΔX1,ΔY1,ΔX2,ΔY2)を求める。
こうして求められたパララックス量(ΔX1,ΔY1,ΔX2,ΔY2)により、判定部32aは、OVF光学像領域Aoと、実際に撮影される領域Apとの相対位置関係を判定する。
判定部32aは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐと判定した場合に、実際に撮影される領域Ap内であってOVF光学像領域Ao外となる外領域Aoutに主要被写体があるか否かを判定する。
例えば図3の例では、実際に撮影される領域Apの内、右端から左方向にパララックス量ΔX2分の範囲の領域と,下端から上方向にパララックス量ΔY2分の範囲の領域と、で構成される外領域Aoutに主要被写体があるか否かを判定することとなる。
制御部32bは、判定部32aにより、外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合には、外領域Aoutに主要被写体が撮影されることを報知する情報を所定の画像として表示部61に表示させる。具体的には、制御部32bは、図5に示すように、OVF光学像領域Ao上の任意の位置に「!OVF外に人物が撮影されています」という警告メッセージM1を表示する。
図2の説明に戻り、デジタルカメラ10は、ズームレンズ13aの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ46と、フォーカスレンズ13bの駆動モータに駆動パルスを供給するモータドライバ47と、絞り24の絞り制御を行う駆動モータに駆動信号を供給するモータドライバ48と、OVFシャッタ62の位置制御を行う駆動モータに駆動信号を供給するモータドライバ53と、固体撮像素子21aに駆動タイミングパルスを供給するタイミングジェネレータ(TG)49と、を備える。モータドライバ46,47,48,53及びTG49は、CPU32からの指令に基づいて動作する。また、CDSAMP25aもCPU32からの指令に基づいて動作する。
次に、以上のように構成されたデジタルカメラ10の撮影モード時の動作について説明する。以下では、OVFシャッタ62は、撮影モード設定時には開状態になっているものとする。
図6は、図1に示すデジタルカメラ10の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャートである。
撮影モードに設定されると、まず、制御部32bは、AFの指示があったか否かを判定する(ステップS21)。シャッターレリーズボタン14が半押しされ、AFの指示がなされると、AF制御部32cによりAF制御が行われ、判定部32aによりパララックス量の算出が行われる(ステップS22)。
次に、判定部32aは、求めたパララックス量により、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐか否かを判定する(ステップS23)。ステップS23の判定結果がNOのときはステップS27に処理を移行する。一方、ステップS23の判定結果がYESのとき、被写体検出部32dにより、撮像画像信号に対して主要被写体の検出処理がなされる(ステップS24)。図5の例では、人物の顔Z1,Z2及びZ3が主要被写体として検出されることになる。
判定部32aは、ステップS24の処理の結果から、実際に撮影される領域Ap内であってOVF光学像領域Ao外となる外領域Aoutに主要被写体があるか否かを判定する(ステップS25)。
外領域Aoutに主要被写体があれば、制御部32bは、外領域Aoutに主要被写体が撮影されることを報知する情報(警告メッセージ)を所定の画像として表示部61に表示させる(ステップS26)。
例えば図5の例では、外領域Aoutに主要被写体として人物の顔Z3が存在すると判定され、「!OVF外に人物が撮影されています」という警告メッセージM1が表示されることとなる。ステップS25の判定結果がNOのときはステップS27に処理が移行される。
ステップS26の後、制御部32bは、ステップS27において撮影指示の有無を判定し、シャッターレリーズボタン14が全押しされて撮影指示がなされた場合は撮像素子21aにより撮像を実施し、その撮像により得られる撮像画像データを記録媒体42に記録して(ステップS28)処理を終了する。なお、ステップS26の処理の後、シャッターレリーズボタン14の半押しが解除された場合は、制御部32bにより表示部61に表示中のメッセージがクリアされて、ステップS21の処理が再び行われる。
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラ10では、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぎ、かつ、実際に撮影される領域Ap内であってOVF光学像領域Ao外となる外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合には、制御部32bにより、外領域Aoutに主要被写体が撮影されることを報知する情報(警告メッセージ)を所定の画像として表示部61に表示させる。
これにより、撮影者は、ファインダ装置15で見えている被写体以外の被写体が実際に撮影される領域Apに含まれているのを認識することができ、撮影の失敗を回避することができる。
なお、図6のフローチャートにおいて、ステップS23:YESのときにステップS24,S25を行わずに、ステップS26に直接移行してもよい。このようにした場合は、警告メッセージとして、“OVF外で撮影されている領域があります”といったものを表示させればよい。このようにしても、上述した効果を得ることができる。
〔変形例1−1〕
次に、第一実施形態の第一の変形例について、図7を参照して説明する。ここで、図7は表示部61に表示される移動方向を示す情報を例示する説明図である。本変形例は、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぎ、かつ、外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合に、警告メッセージの他に、該外領域Aoutにある主要被写体の識別情報も表示部61に表示するものである。なお、第一実施形態と同様に、主要被写体を人物の顔とした場合、主要被写体の識別情報は氏名または名前となるが、主要被写体を物体等とした場合には、主要被写体の識別情報はその物体の名称等となる。
本変形例の実現には、被写体検出部32dに顔認識機能が必要であり、予めメモリ36上に構築される顔認識テーブルに、所定の登録ツールによって、氏名または名前と共に、顔画像及び該顔画像から特徴抽出された情報等が登録されていることが必要となる。
このような前提の下で、判定部32aにより、実際に撮影される領域Ap内であってOVF光学像領域Ao外となる外領域Aoutに主要被写体があると判定されたとき、被写体検出部32dの顔認識機能により顔認識テーブルとのパターンマッチング等を行って、外領域Aoutにある主要被写体の氏名または名前を認識することができる。
図7の例では、外領域Aoutにある主要被写体は人物の顔Z3であり、該人物が「Fuji Tarou」であることが認識される。そして、制御部32bにより、表示部61のメッセージ表示領域M2に、「Fuji Tarou」に対応して登録されている顔画像と共に、「Fuji Tarouさんが撮影されています」というメッセージが表示されることとなる。
これにより、撮影者は、ファインダ装置15で見えている被写体以外の被写体が実際に撮影される領域Apに含まれていることを認識できると共に、その被写体が誰であるかをも認識できる。
〔変形例1−2〕
次に、第一実施形態の第二の変形例について、図8を参照して説明する。ここで、図8は表示部61に表示される情報を例示する説明図である。本変形例は、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぎ、かつ、外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合に、該外領域Aoutの主要被写体をファインダ装置15の画角内に入れるためのデジタルカメラ10の移動方向を示す情報を表示部61に表示するものである。
先ず、判定部32aは、パララックス量(ΔX1,ΔY1,ΔX2,ΔY2)に基づくOVF光学像領域Aoと実際に撮影される領域Apとの相対位置関係から、外領域AoutがOVF光学像領域Aoの何れの辺に隣接しているかを判断する。
隣接辺が1つの場合には、OVF光学像領域Aoの中心から該隣接辺に向かう方向が、デジタルカメラ10を移動させるべき方向となる。また、隣接辺が2つある場合には、それら2つの隣接辺が交差して決まるOVF光学像領域Aoの角点を求め、該角点に関わる2つのパララックス量を見いだす。そして、見いだされた2つのパララックス量の絶対値の大小関係から、デジタルカメラ10を移動させるべき方向を導く。
図3の例では、外領域AoutがOVF光学像領域Aoと隣接する辺は、右辺と下辺の2つであり、右辺と下辺が交差するのは右下角点であるから、判定部32aは、2つのパララックス量ΔX2及びΔY2の絶対値の大小比較を行う。その結果はΔX>ΔY2であるので、外領域Aoutの主要被写体をファインダ装置15の画角内に入れるためのデジタルカメラ10の移動方向は右方向となる。判定部32aによるこのような判定結果に基づき、制御部32bでは、表示部61のメッセージ表示領域M3に、方向を表す矢印と共に、「カメラを右にずらして下さい」というメッセージを表示することとなる。
これにより、撮影者は、ファインダ装置15で見えている被写体以外の被写体が実際に撮影される領域Apに含まれていることを認識できると共に、デジタルカメラ10を何れの方向に移動させれば当該被写体がファインダ装置15の画角内に入るかも認識することができる。また、このデジタルカメラ10の移動方向を示す情報によって、撮影者が意図する撮影に至るまでの試行錯誤の回数を減らすこともできる。
なお、第一実施形態では、AF指示があったときにのみ図6のステップS22〜S26の処理を行うものとしたが、これに限らない。例えば、マニュアルによってフォーカス位置が予め設定されている場合には、撮影指示がなされるまでの間、ステップS23〜S26の処理を定期的に行うようにすればよい。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態に係るデジタルカメラ11について説明する。デジタルカメラ11の外観は第一実施形態(図1参照)と同等である。また図9は、デジタルカメラ11の内部ブロック構成図である。同図において、本実施形態のデジタルカメラ11の内部構成は、第一実施形態に変倍レンズ64及びモータドライバ54を付加した構成であり、第一実施形態と同等の構成要素については同一参照符号を付して説明を省略する。
変倍レンズ64は、ファインダ装置15に含まれ、ファインダ装置15の光路上に挿入及び抜去可能に設けられている。変倍レンズ64は、ファインダ装置15の焦点距離(ファインダ倍率)を変更するためのものである。なお、変倍レンズ64は、図9の例では、被写体側ファインダ窓16よりも内側に設けられているが、被写体側ファインダ窓16の外側に設けられていてもよい。つまり、ファインダ装置15の光路とは、ファインダ装置15の入射光軸Lに沿って形成される光路のことを意味し、ファインダ装置15内部の光路に限らず、ファインダ装置15外部の光路も含まれる。
モータドライバ54は、CPU32からの指令に基づき動作し、変倍レンズ64の位置制御を行う駆動機構であるアクチュエータに含まれる駆動モータに駆動信号を供給する。
デジタルカメラ11は、第一実施形態と同様に、CPU32に判定部32a、制御部32b、AF制御部32c、及び被写体検出部32dを備えるが、制御部32bには第一実施形態とは異なる機能が付加されている。すなわち、制御部32bは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぎ、かつ、外領域に主要被写体があると判定された場合に、変倍レンズ64の位置を制御して、ファインダ装置15の画角を拡大させる制御を行う。
具体的には、制御部32bは、パララックス量ΔX2,ΔY2のそれぞれに応じて予め設定される縮小倍率を参照し、両者の比較により小さい方の縮小倍率をファインダ倍率として求める。そして、モータドライバ54を介した変倍レンズ64の位置制御を行うことによって、そのファインダ倍率に設定し、ファインダ装置15の画角を拡大させる。
図10は、パララックス量ΔX2,ΔY2に応じて設定される縮小倍率を例示する説明図である。ファインダ倍率を小さくすることによりファインダ装置15の画角を大きくすることができるので、パララックス量がゼロのときを1とした縮小倍率が設定されている。図10に示されるようなパララックス量とファインダ倍率(縮小倍率)との対応表を、予めシミュレーション実験等で求めておき、これをメモリ36上にファインダ倍率テーブルとして構成しておく。
次に、以上のように構成されたデジタルカメラ11の撮影モード時の動作について説明する。以下では、OVFシャッタ62は、撮影モード設定時には開状態になっているものとする。図11は、デジタルカメラ11の撮影モード時の動作を説明するためのフローチャートであり、図12はOVF光学像領域と実際に撮影される領域との関係を例示する説明図である。図11において、図6と同じ処理には同一符号を付して説明を省略する。
ステップS25の判定がYESのとき、制御部32bは、メモリ36内のファインダ倍率テーブルを参照し、パララックス量ΔX2,ΔY2のそれぞれに応じた縮小倍率を求める(ステップS31)。そして、制御部32bは、両者の比較により小さい方の縮小倍率をファインダ倍率として求め、モータドライバ54を介した変倍レンズ64の挿抜制御を行うことによって、そのファインダ倍率に設定し、ファインダ装置15の画角を拡大させる(ステップS32)。
ステップS25の判定がNOであれば、制御部32bは、AF指示の直前の時点でのファインダ倍率を維持したままステップS33に進む。
ステップS33では、制御部32bが撮影指示の有無を判定する。撮影指示がない場合、制御部32bは、AF指示の解除がなされたかどうかを判定し(ステップS36)、AF指示が解除された場合には、ステップS35に進み、AF指示が解除されない場合には、ステップS33に戻る。
撮影指示がなされた場合(ステップS33:YES)、制御部32bは、撮像素子21aにより撮像を実施し、その撮像により得られる撮像画像データを記録媒体42に記録する(ステップS34)。ステップS34の後、制御部32bは、現シーケンスにおけるAF指示の判定の直前のファインダ倍率に設定を戻し(ステップS35)、その後ステップS21に戻り、次回のシーケンスに移行する。
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラ11では、判定部32aによって外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合には、制御部32bにより、変倍レンズ64の位置を制御して、ファインダ装置15の画角を拡大させる制御を行う。
例えば、図12に示すように、外領域Aoutに主要被写体がある場合には、パララックス量に応じた縮小倍率に基づき変倍レンズ64の位置を制御して、ファインダ装置15の画角を拡大させるので、OVF光学像領域Aoは変倍後のOVF光学像領域Aovとなる。その結果、実際に撮影される領域Apのほぼ全域がファインダ装置15で視認できるようになり、撮影者の意図しない撮影を回避することができる。
なお、第二実施形態の説明では、デジタルカメラ11のファインダ装置15に含まれる変倍レンズ64を1つとしているが、ファインダ装置15は変倍レンズ64を複数個有し、これらを切替えて挿入できるものであってもよい。
また、第二実施形態の説明では、デジタルカメラ11のファインダ装置15に含まれる変倍レンズ64を挿抜制御することで、ファインダ倍率の変更を行っているが、変倍レンズ64を光軸方向に移動させることでファインダ倍率の変更を行ってもよい。
また、第二実施形態の説明では、デジタルカメラ11のファインダ装置15が表示部61を含むものとしているが、この表示部61は省略してもよい。
また、図11のフローチャートにおけるステップS22〜S32の処理は、AF指示の有無に関わらずに定期的に実行するものとしてもよい。
〔第三実施形態〕
次に、本発明の第三実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラの構成は、第一実施形態の構成を用いる。図13は、第三実施形態のデジタルカメラの表示部61に表示される実際の撮影領域Apの枠を例示する説明図である。本実施形態のデジタルカメラは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぎ、かつ、外領域Aoutに主要被写体があると判定された場合に、制御部32bが、撮影光学系の画角を示す枠、即ち実際に撮影される領域Apの枠を表示部61に表示するものである。
図13に示すように、制御部32bにより、実際に撮影される領域Apに枠Fpを付加して、表示部61に表示させることにより、パララックス(視差)の状況をより分かり易く撮影者に報せることができる。なお、制御部32bは、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角の周縁を跨ぐと判定された時点で、外領域における主要被写体の有無に関わらず、図13に示す枠Fpを表示させるようにしてもよい。
〔第四実施形態〕
次に、本発明の第四実施形態に係るデジタルカメラについて説明する。本実施形態のデジタルカメラの構成は、第一実施形態及び第二実施形態の何れの構成を用いても良い。
本実施形態のデジタルカメラの撮影モード時の動作について、図14及び図15を参照して説明する。図14は、第四実施形態のデジタルカメラの撮影モード時の動作を説明するためのフローチャートであり、図15は、パララックス量が大きいときの最終的に記録される領域を例示する説明図である。
撮影モードに設定され、AF指示が行われると、AF制御部32cはAF制御を行う。
次に、制御部32bが撮影指示の有無を判定し(ステップS42)、撮影指示があった場合は、撮像素子21aにより撮像を行う(ステップS43)。この撮像が終わると、撮像素子21aから出力される撮像画像信号から撮像画像データが生成され、この撮像画像データがメモリ36に一時記憶される。
次に、判定部32aが、AF制御によって決定された合焦位置に基づく被写体距離からパララックス量を算出し(ステップS44)、算出したパララックス量に基づいて、ステップS43の撮像時において、撮影光学系の画角Aoがファインダ装置15の画角Apの周縁を跨いでいたか否かを判定する(ステップS45)。
ステップS45の判定がNOの場合、制御部32bは、メモリ36に一時記憶した撮像画像データをそのまま記録媒体42に記録して(ステップS49)、処理を終了する。
ステップS45の判定がYESの場合、制御部32bは、撮影光学系の画角のうちファインダ装置15の画角と重なる部分を抽出する。具体的には、光学ファインダ装置15によるOVF光学像領域Aoと、撮影光学系によって実際に撮像される領域Apとが重なる領域を算出する(ステップS46)。
次に、制御部32bは、メモリ36に一時記憶した撮像画像データから、OVF光学像領域Aoと実際に撮像される領域Apとが重なる領域部分を切り出す(ステップS47)。そして、制御部32bは、切り出した画像データを加工(サイズ調整)し、加工後の画像データを記録媒体42に記録して(ステップS48)、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態のデジタルカメラでは、固体撮像素子21aにより撮像を行って撮像画像データを記録媒体42に記録する撮影指示がなされるとき、撮影光学系の画角Aoがファインダ装置15の画角Apの周縁を跨いでいる場合には、制御部32bにより、撮影光学系の画角のうちファインダ装置15の画角と重なる撮像画像データを記録媒体42に記録させる。
例えば、図15に示すように、撮影光学系の画角がファインダ装置15の画角からはみ出して、外領域Aoutに主要被写体があるような場合でも、実際に撮像される領域Apについての撮像画像データから、OVF光学像領域Aoと実際に撮像される領域Apとが重なる領域部分を切り出して記録するので、撮影者から見えていない領域が撮像画像に含まれることなく、撮影者は自分の意図した撮影結果を得ることができる。
なお、本実施形態は、第一実施形態〜第三実施形態の何れの構成を用いても良いとしたが、第一実施形態〜第三実施形態における表示部61,並びに、第二実施形態における変倍レンズ64が無い構成であっても、本実施形態を実現することが可能である。
以上説明したように、本明細書には以下の事項が開示されている。
開示された撮像装置は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置であって、前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを少なくとも判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御部と、を備えるものである。
開示された撮像装置は、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行うものである。
開示された撮像装置は、前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記外領域にある主要被写体が撮影されることを報知する情報を前記所定の画像として前記表示部に表示させるものである。
開示された撮像装置は、前記外領域にある主要被写体が撮影されることを報知する情報は、前記外領域にある主要被写体の識別情報を含むものである。
開示された撮像装置は、前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記外領域の主要被写体を前記ファインダ装置の画角内に入れるための前記撮像装置の移動方向を示す情報を前記所定の画像として前記表示部に表示させるものである。
開示された撮像装置は、前記ファインダ装置は、前記ファインダ装置の光学系の画角を変更する変倍レンズを含むものであり、前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記変倍レンズの位置を制御して、前記ファインダ装置の画角を拡大させる制御を行うものである。
開示された撮像装置は、前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記撮影光学系の画角を示す枠を前記所定の画像として前記表示部に表示させるものである。
開示された撮像装置は、前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合において、前記撮像素子により撮像を行って撮像画像データを記録媒体に記録する指示がなされたとき、前記撮影光学系の画角のうち前記ファインダ装置の画角と重なる部分を撮像して得られる撮像画像データを前記記録媒体に記録させるものである。
開示された撮像装置は、自動焦点調節の指示があったときにのみ、前記判定部を動作させるものである。
開示された撮像装置の制御方法は、撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを少なくとも判定する判定ステップと、前記判定ステップの判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御ステップと、を備え、前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、前記制御ステップでは、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行うものである。
10,11 デジタルカメラ
15 ファインダ装置
16 被写体側ファインダ窓
17 接眼窓
32 CPU
32a 判定部
32b 制御部
34c 被写体検出部
34d AF制御部
53,54 ドライバ
61 表示部
62 OVFシャッタ
64 変倍レンズ

Claims (7)

  1. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置であって、
    前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、
    前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行う撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記外領域にある主要被写体が撮影されることを報知する情報を前記所定の画像として前記表示部に表示させる撮像装置。
  3. 請求項2記載の撮像装置であって、
    前記外領域にある主要被写体が撮影されることを報知する情報は、前記外領域にある主要被写体の識別情報を含む撮像装置。
  4. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記外領域の主要被写体を前記ファインダ装置の画角内に入れるための前記撮像装置の移動方向を示す情報を前記所定の画像として前記表示部に表示させる撮像装置。
  5. 請求項1記載の撮像装置であって、
    前記判定部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、更に前記前記撮影光学系の画角内であって前記ファインダ装置の画角外となる外領域に主要被写体があるか否かを判定し、
    前記制御部は、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぎ、かつ、前記外領域に主要被写体があると判定された場合に、前記撮影光学系の画角を示す枠を前記所定の画像として前記表示部に表示させる撮像装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載の撮像装置であって、
    自動焦点調節の指示があったときにのみ、前記判定部を動作させる撮像装置。
  7. 撮影光学系と、前記撮影光学系を介して撮像を行う撮像素子と、前記撮影光学系とは異なる光学系を介して被写体を観察可能なファインダ装置と、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子により撮像される被写体までの距離に基づいて、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの判定結果に応じて前記撮像装置の動作を制御する制御ステップと、を備え、
    前記ファインダ装置は、画像を表示する表示部を含み、被写体側ファインダ窓から入射し前記異なる光学系を介して接眼窓に入射する光像と前記表示部に表示される画像とが重畳された像を前記接眼窓から観察可能に構成されたものであり、
    前記制御ステップでは、前記撮影光学系の画角が前記ファインダ装置の画角の周縁を跨ぐ場合に、前記表示部に所定の画像を表示させる制御を行う撮像装置の制御方法。
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