JP2013100940A - 冷蔵庫 - Google Patents

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朋秋 竹田
Yasutaka Yamazaki
康位 山崎
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Abstract

【課題】扉間の隙間により発生する露付き、冷気漏れ、外気の侵入等を防止した冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】隣り合う第一の扉と第二の扉と、前記第一の扉に回動自在に設けた回転仕切体と、該回転仕切体を回動させる冷蔵庫本体側に設けた受け座と、を備え、前記回転仕切体と前記受け座との間に隙間が形成された冷蔵庫において、前記受け座は前記回転仕切体の上部及び下部に接する位置にそれぞれ設けられて且つ前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設ける。
【選択図】 図13

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
特許文献1(特開平2−85680号公報)には、冷蔵庫本体の左右にそれぞれ設けられた両開き扉と、この扉の一方の側の扉に回転可能に枢軸された回転仕切体と、上記両扉に設けられて冷蔵庫本体前面周囲及び上記回転仕切体とにマグネットの着磁面が接着するガスケットとを備え、上記回転仕切体の端面と冷蔵庫本体前面側周囲との間に隙間が形成される冷蔵庫に於いて、上記ガスケットに部分的に設けられた鰭状部を重合するとともに上記隙間の周囲の回転仕切体の端部前面及び冷蔵庫本体前面側周囲に密着させて上記隙間を密封することが記載されている。
特許文献2(特開平8−136115号公報)には、第一の扉と第二の扉をもって庫内の開口部を閉塞するようにした観音開き式冷蔵庫の、一方の扉に他方扉のマグネットガスケット受面を形成する回転仕切体を備え、回転仕切体が設置されている温度帯室と他の温度帯室を仕切る中仕切体を備えた冷蔵庫に於いて、扉閉動作時に回転仕切体の上面または、下面と中仕切体の隙間をシールし、回転軸と一体に形成され回転自在な弾性体を中仕切体に設けた冷蔵庫の扉装置が記載されている。
特許文献3(特開平8−105685号公報)には、正面開口部を有する庫本体と、同庫本体の左右の各側縁部に基端側縁部を前後方向へ回動可能に支持されて同庫本体の正面開口部を開閉する左右の第1および第2の扉と、前記第1の扉の先端側縁部の内面側にて内外方向へ回動可能に支持されて同第1の扉の先端側縁部に沿って上下方向に延び外方向への回動時には同第1の扉の内面に沿って同扉の先端側縁部から先端側へ突出するとともに内方向への回動時には同扉の先端側縁部から後退する柱状の閉塞部材と、同閉塞部材を外方向へ回動させる上下一対のガイド機構を備え、前記両扉の閉鎖時、これら両扉の内面を前記庫本体の正面開口部の周縁部の前面にシール部材を介して当接させて同正面開口部の周囲を閉塞するとともに、前記閉塞部材の前面を前記両扉の先端側縁部の内面にシール部材を介して当接させて前記両扉の互いに対向する先端側縁部間の上下方向の隙間を閉塞するように構成した観音開き式冷蔵庫において、前記各ガイド機構を、前記庫本体の正面開口部の上下の各縁部の略中央部に設けられ同各縁部の前面から所定間隔後方に位置して同前面に沿って左右方向へ所定長さ延びるガイド面を有する上下各第1のガイド部と、前記閉塞部材の上下各端部に設けられ前記第1の扉の閉鎖時に前記各第1のガイド部のガイド面に摺接しつつ前記閉塞部材を外方向へ回動させて同ガイド面に沿って位置し同ガイド面に対向する内面、および上下各方向へそれぞれ所定長さ突出し前記閉塞部材の外方向への回動時に前記庫本体の正面開口部の上下各縁部の前面に当接する左右方向に所定の幅寸法を有する上下各シール部を備えた第2のガイド部により構成したことを特徴とする観音開き式冷蔵庫が記載されている。
特許文献4(特開平4−335982号公報)には、第1の扉と第2の扉とで庫内の開口部を閉塞するようにした観音開き式扉の上記第1の扉に、他方扉のマグネットガスケット受面を形成する回転仕切体を回転可能に備えた冷蔵庫に於いて、冷蔵庫の庫内側に設けたガイド部と回転仕切体側のピースとがラップさせて設けられると共に、上記ガイド部の入口近くの摺動部と、ガイド部との面接触範囲を小さくする凸部を有する冷蔵庫の扉装置が記載されている。
特開平2−85680号公報 特開平8−136115号公報 特開平8−105685号公報 特開平4−335982号公報
しかしながら、特許文献1に示すものにあっては、長年の使用で該鰭状部が損傷し、シール性が劣化してしまう恐れがあった。また、扉開閉の度に該鰭状部が他方(開閉してない方)の扉に当接して擦れ音を発し、使用者に不快感を与えるおそれがあった。
また、特許文献2の隙間閉塞構造であると、回転仕切体を取り付けている扉本体が収納物、例えばビール瓶、2Lのペットボトル等の重みで傾いて下がってしまうと、回転仕切体も一緒に下がる。そのため、回転仕切体側に設けていた傾斜面部では弾性体の後部を押し上げられず、弾性体は隙間を閉塞することができなくなる可能性があった。
また、隙間を通して露付き現象、或いは結露水の凍結、更には室内冷気漏れ等が発生する可能性があった。
また、特許文献3に示されたものは、閉塞部材を略90度まで折りたたまず、略50〜70度位に傾けておき、第1のガイド部材(扉側)を本体側の第2のガイド部材に当接し、傾いている閉塞部材を開く(扉と平行の位置にする)ものである。よって、第1のガイド部材の幅は閉塞部材の幅と同じ寸法分必要となり、第1のガイド部材、第2のガイド部材の合わせ部の両端には、隙間寸法に変わる隙間ができてしまい、これを軟質シール材で覆っている。換言すると、第1のガイド部材、第2のガイド部材では、隙間をなくした構造といえない。
さらに、扉ポケット等を有し且つ内容積の拡大が重視される冷蔵庫には適さない構造である。すなわち、本構造では、閉塞部材の幅が狭く、且つ扉間寸法が狭く、更には閉塞部材を90度たたむことが要求される冷蔵庫への適用は困難である。
また、特許文献4に示されたものは、冷蔵室に収納食品を出し入れする時に上面、下面ガイドが邪魔になる。また、回転仕切体の上部、下部外周が上面、下面のガイド面に接することとなるので、回転仕切体の回転がスムーズでなくなる。さらに、凸部を設けると隙間寸法の形成に繋がる。
そこで本発明は、扉間の隙間により発生する露付き、冷気漏れ、外気の侵入等を防止した冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、隣り合う第一の扉と第二の扉と、前記第一の扉に回動自在に設けた回転仕切体と、該回転仕切体を回動させる冷蔵庫本体側に設けた受け座と、を備え、前記回転仕切体と前記受け座との間に隙間が形成された冷蔵庫において、前記受け座は前記回転仕切体の上部及び下部に接する位置にそれぞれ設けられて且つ前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設ける。
本発明によれば、扉間の隙間により発生する露付き、冷気漏れ、外気の侵入等を防止した冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。 図1の冷蔵庫のA−A断面図である。 図1の冷蔵庫の要部透視図である。 図1の冷蔵庫の要部縦断面図である。 図4の回転仕切体と受け座を説明する斜視図である。 回転仕切体の上下の隙間を遮蔽する説明図である。 回転仕切体の回動時の動きを説明する上断面図である。 図7に示す受け部と遮蔽板との寸法関係を説明する図である。 図7における受け部にシール材を設けた図であって、図9(a)は図3の要部正面図、図9(b)は図9(a)のX−X断面図である。 図9(a)のY−Y断面相当図である。 図9(a)のY−Y断面相当図であって、図10とは異なる実施形態を示す図である。 図4と異なる形態を説明する図であって、冷蔵庫の要部縦断面である。 図4と異なる形態を説明する図であって、冷蔵庫の要部縦断面図である。 図13の矢印F方向より見た要部拡大図である。 図13と異なる形態を説明する図であって、冷蔵庫の要部縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫について、図面を参照しながら説明する。尚、図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。図2は、図1の冷蔵庫のA−A断面図である。図3は、図1の冷蔵庫の要部透視図である。図4は、図1の冷蔵庫の要部縦断面図である。図5は、図4の回転仕切体と受け座を説明する斜視図である。図6は、回転仕切体の上下の隙間を遮蔽する説明図である。
まず、図1において、1は冷蔵庫本体である。この冷蔵庫本体1は、上から観音開き式の第一の扉2a、第二の扉2bを有す冷蔵室3を有し、その下部に左右に隣り合う第一の冷凍室101、製氷室102、さらに下部に第二の冷凍室103、そして最下部に野菜室104を有する一般的な冷蔵庫である。なお、貯蔵室のレイアウトはこれに限るものではなく、上下左右の配置を適宜変更した冷蔵庫であってもよい。
次に、第一の扉2a、第二の扉2bについて説明する。第一の扉2a、第二の扉2bは、冷蔵庫本体1に対し、図1に示す扉ヒンジ4a、4bをもって回動式に取り付けられている。そして、第一の扉2aと第二の扉2bの間は、意匠上、図に示すように扉間寸法Lを10mm以下となるよう形成している。
この扉間寸法Lは、第一の扉2aと第二の扉2bを同時に開けた時でも、両扉の端面が当接しない寸法に設定されている。換言すると、両扉とも扉回動時、その扉の回動軌跡が中心線P(図2参照)を超えないよう設定されている。
5は回転仕切体である。この回転仕切体5は、第一の扉2aの扉内板6側壁部に、回転仕切体ヒンジ7をもって軸9を中心に回動自在に取り付けられている。そして、この回転仕切体5は第一の扉2a、第二の扉2bの貯蔵室側の面に取り付けられたガスケット8a、8bの受け面を構成する。
回転仕切体5は図2に示すように、第一の扉2a、第二の扉2bが冷蔵室3を閉塞している時は、実線の位置にあり、少なくとも第一の扉2aが開いている時には鎖線の位置(回転仕切体5′の位置)にあるように、弾性体であるバネ15及び後述するガイドピン11、案内溝13により回動するよう設けられている。
10はガイドピン11を備えた受け座である。受け座10は、冷蔵室2を構成する内箱12の天井面、前端に取り付けられている。また、ガイドピン11は、回転仕切体5の端部に設けられた案内溝13内を摺動し、回転仕切体5を実線の位置と鎖線の位置との間で回動させる。
14a、14bはガスケット8a、8bにそれぞれ設けられた鰭状部である。この鰭状部14a、14bは、ガスケット8a、8bの押し出し成形時に形成されるもので、鰭状部14a、14b以外の長手方向(図3参照)中央部は押し出し成形後、プレス機等を用いて切断除去している。この鰭状部14a、14bの重合部が、回転仕切体5の端部と受け座10との隙間G(図3の斜線部)を閉塞している。
16aは回転仕切体5の上端部に設けられた上端部材である。この上端部材16aは、回転仕切体5の上端に設けられ、図4に示すように回転仕切体5の外郭を構成する本体17と組み合わされて、容器状の仕切箱体を構成する。また、回転仕切体5の下端部にも同様に下端部材16bを設ける(図6参照)。回転仕切体5の表面には、ガスケット8a、8b側の磁石が着磁する金属板18(例えば、薄板鉄板)が設けられている。更に、容器状に構成された回転仕切体5内には断熱材19が充填されている。また、金属板18の背面側(断熱材19側)には結露防止ヒータ20(加熱手段)が設けられている。
以上のように回転仕切体5は、上下の上端部材16a、下端部材16b、外郭を構成する本体17、金属板18、更に結露防止ヒータ20、断熱材19等で構成されている。
21は遮蔽板である。この遮蔽板21は、回転仕切体5を構成する上端部材16a、下端部材16bから、受け座10側に突出するようにそれぞれ形成されている。遮蔽板21の表面は、第一の扉2a閉鎖時、回転仕切体5側の金属板18と同一平面状に位置する。
そして、遮蔽板21の幅寸法W1は、図3に示すように、ガスケット8a、8b間寸法W2よりもやや大きく形成しておくことが望ましい。また、高さ寸法H1は、後述する受け座10に形成された凹状の受け部22にラップする高さに形成されている。なお、この遮蔽板21は回転仕切体5の上方にのみ設けてもよく、図6のように下方にも設けてよい。
22は受け座10の前縁に設けられた凹状の受け部である。遮蔽板21は第一の扉2a回動時(回転仕切体5回動時)、受け部22内で変位して、第一の扉2a閉時には、図3に示すように、隙間G(回転仕切体5の上端と受け座10との隙間)を塞ぐよう構成されている。換言すると、受け部22の幅寸法、高さ寸法及び奥行き寸法は、遮蔽板21の幅寸法W1、高さ寸法H1、厚み寸法よりわずかに大きく形成されており、多少の変形があったとしても遮蔽板21が無理なく受け部22内で変位できる形状に構成している。
また、受け部22内に遮蔽板21が納まっている時には、受け部22の表面と遮蔽板21の外周面とが接触して、気体の移動を抑制するようにシールできる構成である。換言すると、遮蔽板21の外径と、受け部22の内径は、断面形状が略共通の形状に形成されている。
これにより、遮蔽板21と受け部22の重なり部からの冷気漏れは最小となる。更に、ガスケット8a、8b及び鰭状部14a、14bで、遮蔽板21と受け部22の重なり部を覆う構造を採用してもよい。これは、回転仕切体5の上端と受け座10との間の隙間Gについても同様である。更に、上下の受け座10自体小形で且つ簡単な形状で済むものである。
尚、遮蔽板21自体を、受け部22内で受け部22と反対側に変形させるべく、遮蔽板21を弾性変形可能なゴム製とすることも可能である。すなわち、遮蔽板21と受け部22の重なり部のシール性を高めるべく、受け部22側への窪み量を浅いものとするために、遮蔽板21を受け部22と反対側に少し変形させることが考えられる。この場合、遮蔽板21は樹脂製のエンドピースと一体でなく、別体に設ける。この場合、受け部22表面と遮蔽板21外周面とは、接触面を十分に確保でき、シールが確実になる。すなわち、遮蔽板21を弾性変形させて、案内溝13側でなく案内溝13と反対側へ反らせることにより、遮蔽板21が受け部22側に入る寸法を小さくしたものである。換言すると、回転仕切体5回動時、遮蔽板21が描く回動軌跡の寸法誤差を吸収すべく、遮蔽板21自体の形状を変形させ、一時的に遮蔽板21を受け部22より外側で変位させる。これにより、遮蔽板21の幅寸法を変形させないものに比較して、遮蔽板21を幅広にすることができるので、ガスケット側の鰭状部をなくすことも可能である。
次に、図5において、遮蔽板21と受け部22について説明する。遮蔽板21は、上端部材16aの上面で案内溝13よりも上方に突出して設けられている。更に、回転仕切体5を回動させた時、遮蔽板21は受け部22との間で遮蔽板21の外郭形状に沿う軌跡で回動する。
従って、受け部22は、遮蔽板21が描く軌跡に合った形状とする。これにより、隙間Gを塞ぐ遮蔽板21と受け部22との重なり部からの冷気漏れは最小となる。
また、遮蔽板21は上端部材16aの幅の約半分の幅であり、厚みは10mm以下である。また、受け部22は遮蔽板21を受け入れる大きさ、及び遮蔽板21と略同じ断面形状を有する。
また、回転仕切体5上端と受け座10間の隙間Gを遮蔽板21で塞ぐ。さらに、受け部22と遮蔽板21の側部21aとの間の隙間(図6中A、Bの隙間)は、ガスケット8a、8bで塞ぐ。これにより、ガスケット8a、8bは鰭状部14a、14bをなくすことができる。
また、鰭状部14a、14bを設けたとしても、その鰭状部14a、14bの長さは短くなり、第一の扉2a回動時、第二の扉2bに当接することはない。これにより、ガスケット8a、8bの変形等がなくなり、ガスケット8a、8bの劣化を抑制できる。
23はシール材である。遮蔽板21の形状は受け部22形状に略合わせておくものであるが、回転仕切体5が可動体であることから、両者間を完全に合致させてシールすることは難しい。そこで、多少の隙間であれば吸収することができるように、受け部22側に弾力性を備えたシール材23が設けられている。尚、このシール材23は遮蔽板21側に設けてもよい。
シール材23は、上端部材16aの上端に近い所に設ける。これにより、図6の隙間A、B、Cの冷気の流入を少なく抑える。また、単一のシール材23によらず、複数のシール材23で冷気遮断を行うのがよい。シール材23は、遮蔽板21が受け部22内を変位する時に大きな抵抗とならないような部材、例えばシリコンゴム等で形成されている。
次に図6において、経時変化等で3.0〜5.0mm程度の扉下がりが生じた場合について説明する。
回転仕切体5の遮蔽板21は、図6に示すように、上部の受け座10の受け部22に対し、高さ方向で隙間L2寸法の位置に組み込まれる。扉位置が下がると、回転仕切体5も下がり、一点鎖線の位置L3地点まで降下する。下端の遮蔽板21については、受け部22との隙間がL4あったものがL5まで縮まることとなる。
本実施例においては、経時変化で扉と共に降下する遮蔽板21の降下量L4−L5を想定して、下部の受け座10に受け部22を確保したものである。遮蔽板21の高さ寸法や回転仕切体5の高さ寸法H2等は、これに合わせて設定する。
尚、上部の受け座10に設けられる受け部22においても、この扉位置が下がった時でも、受け部22と遮蔽板21との隙間が大きくならないような寸法関係にしている。
また、図6においては、上端部材16a又は下端部材16bの端面と受け座10(下部は受け座10がなく直接内箱12であってもよい)との間の隙間G(図3に図示)を、ガスケット8a、8b及びこれに設けた鰭状部14a、14bで覆うと共に、遮蔽板21で覆うようにしたものである。これにより、隙間Gの冷気流通を遮断するが、鰭状部14a、14bがない場合であっても、十分閉塞できるものであれば差し支えない。
更に、遮蔽板21の側部21aと受け部22との間には隙間A、B、Cがある。そこで図6に示すように、ガスケット8a、8bで隙間A、Bを覆う構造とし、隙間Cについてはシール材23を設け、冷気漏れを抑制している。シール材23の位置は、下部の受け部22の場合受け部底部22b近くがよい。シール材23を遮蔽板21の背面外周に接触するように受け部22に設けた場合、回転仕切体5の動きが悪くならないようにする必要がある、そこで、例えばシール材23は円筒状で、しかもシリコンゴム等の滑り性の良い材質にするのがよい。尚、上部の受け座10についても同様である。
また、図6においては、ガスケット8a、8bに鰭状部14a、14bを設け、隙間Gを鰭状部14a、14bと遮蔽板21とで塞ぐようにしており、両者を採用すれば、隙間Gのシールは一段と向上するものである。また、図6に示す鰭状部14は、図2、図3で示した鰭状部14a、14bとは異なり、鰭状部14a、14bの長さ(寸法m)を短くしている。換言すると、図2、図3に示すものは、中心線を超える長さであるが、図6に示す鰭状部14a、14bは、中心線Pを越えない長さである。その理由は、遮蔽板21と受け部22との境界、すなわち、隙間A、Bがガスケット8a、8b側に寄るためで、隙間A、Bがガスケット8a、8bで十分覆われれば、この短い鰭状部14a、14bも省略することが可能となる。更に、この短い鰭状部14a、14bは、第一の扉2a又は第二の扉2b開閉時、開けずに閉じたままとした扉に擦ることがないので、従来の如く上下端を残して、中間部分を削除しなくとも、擦れ音が発生せず、変形することがない。
次に、図7〜図11を参照して、さらに説明する。図7は、回転仕切体の回動時の動きを説明する上断面図である。図8は、図7に示す受け部と遮蔽板との寸法関係を説明する図である。図9は、図7における受け部にシール材を設けた図であって、図9(a)は図3の要部正面図、図9(b)は図9(a)のX−X断面図である。図10は、図9(a)のY−Y断面相当図である。図11は、図9(a)のY−Y断面相当図であって、図10とは異なる実施形態を示す図である。
図7に示すように、冷蔵庫本体1の受け部22に設けたガイドピン11に沿って、回転仕切体5の上端部材16aに設けた案内溝13が案内されることで、回転仕切体5が回動する。第一の扉2a、第二の扉2bが閉じている時には、回転仕切体5は符号5の位置にあり、第二の扉2bのガスケット8bの受面となる。第一の扉2aが、閉じた状態から開いた状態になると、回転仕切体5はガイドピン11に沿って案内溝13が回動軌跡を描き、5′の位置を経て5″の位置に移動する。なお、第一の扉2aが開いている時には(符号2a′の位置)、第二の扉2bのガスケット8bから回転仕切体5は離れている。
また、回転仕切体5は、図2に示すバネ15によって位置規制される。バネ15は、回転仕切体5の開状態及び閉状態を維持する役目を果たしている。すなわち、開状態及び閉状態の中間位置でバネ15が最大圧縮状態となり、この最大圧縮状態を乗り越えることで、開方向又は閉方向に回転仕切体5を弾性的に付勢している。
図7、図8において、24はガスケット8bと一体に押し出し成形等により形成された凸状部であり、先に説明した鰭状部14に相当するものである。
ここで、図7における遮蔽板21と受け部22との関係について説明する。第一の扉2aと第二の扉2bとの隙間の中心線をPとして、仮に遮蔽板21を中心線Pから左右同等の幅で設けた場合、遮蔽板21の回動軌跡は図8の破線に示す如く複雑な軌跡K1となる。この軌跡K1であると、受け部22の凹形状が複雑となり、必然的に遮蔽板21の形状も複雑になってしまう。
従って、遮蔽板21の回動軌跡を単純化させ、且つ遮蔽板21、受け部22形状を単純なものとする必要がある。
図7、図8に示すものは、遮蔽板21を中心線Pから左右均等幅に振り分ける構成でなく、受け部22及び遮蔽板21の中間位置を、第一の扉2aと第二の扉2bの中間位置(中心線P)よりも第一の扉2a側に位置するようにしている。換言すると、受け部22及び遮蔽板21は、回転仕切体5の軸9と反対側を短く形成している。これによって、回動軌跡K2(受け部22形状)は、図8に示す単純なものとなる。
ここで、遮蔽板21について、図8を参照してさらに説明する。遮蔽板21は、第一の扉2aと第二の扉2bとの間の中心を示す中心線Pから左右等幅に位置するのではなく、軸9と反対側の寸法L7を軸9側の寸法L6より小さくする。また、受け部22は遮蔽板21の軌跡K2に合わせて、同様に寸法L8(軸9側)が寸法L9(軸9と反対側)より大きくした構成である。すなわち、遮蔽板21及び受け部22は、回転仕切体5を設けた第一の扉2a側が、第二の扉2b側よりも幅方向に長い構成とする。これにより、遮蔽板21の軌跡K2は、軌跡K1のように案内溝13側にかからなくなり、受け部22も案内溝13にかからない。
換言すると、遮蔽板21は回転仕切体5の上端部材16aと一体に形成し、その遮蔽板21が受け部22内で描く軌跡K2は、上端部材16aの案内溝13にかからない形状とすべく、中心線Pからの左右幅L6、L7を定めている。
このことにより、遮蔽板21は上端部材16aと一体成形が可能となり、別部材とする必要がないので、安価な構造とすることができる。
なお、この構成の場合、遮蔽板21と受け部22の隙間(図6の隙間B。第二の扉2b側の遮蔽板21と受け部22との隙間)をガスケット8bのみで覆うことは難しくなる。これは、L6>L7、L8>L9の関係にあることから、第二の扉2b側の隙間(L9−L7)をガスケット8bで覆いきれない場合があるためである。そこで、図8に示すように、第二の扉2b側に凸状部24を設ける。
一方、第一の扉2a側の隙間(L8−L6)(図6の隙間A。第一の扉2a側の遮蔽板21と受け部22との隙間)は、ガスケット8aのみで十分覆うことができるので、この部分には凸状部24を設けないでもよい。
その理由は次の通りである。すなわち、遮蔽板21は中心線Pを基準にすると、第一の扉2a側の幅(L6)が第二の扉2b側の幅(L7)よりも広い。さらに、回転仕切体5を回動させるために回動する遮蔽板21の回動軌跡K2を、案内溝13にかからない形状とする。これにより、遮蔽板21の端部が、第二の扉2b側のガスケット8bとラップせず、隙間が十分に閉塞されない場合が想定されるためである。
なお、凸状部24の幅寸法m(図7、図8参照)は、中心線Pを越えない寸法であるため、押し出し成形等でガスケット8bと一体に形成することができる。
以上のように、図8に示すL8−L6の隙間(第一の扉2a側)は、ガスケット8bの着磁部により十分に覆われ、L9−L7の隙間(第二の扉2b側)は、凸状部24により覆われることにより、冷気漏れは大幅に抑制される。
次に、図9(a)(b)において、遮蔽板21先端と受け部22間に隙間L2が形成される可能性がある。この隙間L2から漏れ出る冷気は、図9に示すD1−D2の隙間(D1:受け部22の深さ寸法、D2:遮蔽板21の肉厚)を通して到達する冷気である。D1−D2は、最小限の寸法関係で形成される。しかし、完全に隙間をなくすことはできないので、D1−D2の隙間を通して隙間L2に至る冷気量を少なくするために、シール材23が設けられている。このシール材23は図8で説明した軌跡K2の誤差を吸収するためにも有効である。
シール材23は、受け座10の内周に円弧状に設けられている。また、シール部材23は、遮蔽板21の背面と受け座10の下端部とで形成される開口部Qから、D1−D2の隙間を通してL2の隙間に漏れる冷気量を抑制するものであるから、なるべく開口部Q付近に設けるのがよい。さらに、シール性を向上するために、複数設けてもよい。
次に、図10、図11において、シール材23の受け部22への取り付けについて説明する。
図10において、シール材23は遮蔽板21に当接するように受け部22内周に沿って配置している。このように構成することで、シール性の高い構造が得られる。
また、図11に示すシール材23は、受け部22内周に沿って配置させたものではなく、受け部22と遮蔽板21との間で一番隙間が形成されやすい箇所に設けるようにしたものである。このように構成することで、遮蔽板21に組み立て誤差等による応力が加わった場合であっても、遮蔽板21がスムーズに変位して、効率の良いシール構造が得られるものである。
これにより、遮蔽板21は扉位置下がり(特に遮蔽板21及び受け座10が回転仕切体5の上下にある場合)に関係なく隙間Gを塞ぐことができるので、隙間Gにより発生する露付き、結露水の凍結、貯蔵室内の冷気漏れ、外気の侵入等を抑制できるものである。更には、冷蔵庫本体1の断熱効果を向上させることができる。
次に、図12は、図4と異なる形態を説明する図であって、冷蔵庫の要部縦断面である。図12に示す遮蔽板21は、上端部材16aと一体に形成した遮蔽板21の固定端である基部を、他部(自由端を含む)よりも薄肉とし、回転仕切体5の回動時、遮蔽板21は冷蔵室3と反対側、すなわち第一の扉2a側に変位可能としている。
これにより、図8で示す軌跡K2をより手前側として、案内溝13から遠ざけることができ、受け座10の内箱12への取り付けを容易としている。すなわち、軌跡K2の奥行き方向の寸法は、受け座10を断熱材側に窪ませることにより設けられるが、この窪み量を低減することができるので、断熱性能の低下を抑制できる。
従って、軌跡K2の奥行き方向の寸法を小さくすることで、受け座10の取り付けが容易になり、内箱12の形状変更を最小にすることができる。
また、遮蔽板21の薄肉部である固定端21bは、受け部22から外れた下方位置に設けるようにする。これは、固定端21bが図6の隙間A、B、Cに冷気を案内することを抑制したものである。すなわち、隙間A、B、Cに寄与しない箇所に固定端21bに薄肉部を設けるようにしたものである。
次に、図13において、図4と異なる形態の冷蔵庫を説明する。図13は、図4と異なる形態を説明する図であって、冷蔵庫の要部縦断面図である。図14は、図13の矢印F方向より見た要部拡大図である。先ず、図13、図14において、25は冷蔵室3の底部に設けられた引出し容器(例えばチルドケ−ス)である。この引出し容器25は、冷蔵室3の底部に設けられたレ−ル等のガイド部26上を摺動するもので、引出し容器25の取手25aを手前側に引くことで、図13中、25′の破線位置に引き出される。
この時、引出し容器25が下部受け座10bに当接しないように、下部受け座10bは引出し容器25よりも低い位置で、ガイド部26より低い位置に配置している。
尚、下部受け座10bは冷蔵室3の底壁となる断熱仕切壁28の上面3aに設けている。なお、下部受け座10bは冷蔵室3と冷凍室27を区画する断熱仕切壁28を構成する箱体29と一体に形成してもよい。
図13に示すように、下部受け座10bを断熱仕切壁28の上面3aに設ける場合、上面3aに引出し容器25が載置されていれば、引出し容器25スライド時、下部受け座10bに接触しないようにする必要がある。また、貯蔵物の収納、取り出し時に邪魔にならないようにする必要がある。このため、下部受け座10bの高さ(図13では、板厚寸法D1)はなるべく薄くする。
一方、下部受け座10bの奥行き深さ寸法(図13では、寸法D2)は、なるべく浅い(薄い)方がよい。このため、図8で説明したように、回転仕切体5の中心線に対して、下部受け座10bを片側に寄せて設ける。
以上は下部受け座10bを中心に説明したが、本実施形態の場合、回転仕切体5の上部に接する位置にも上部受け座10aが設けられている。すなわち、回転仕切体5の下部に接する位置に下部受け座10bを設け、回転仕切体5の上部に接する位置に上部受け座10aが設けられている。
換言すると、回転仕切体5の回動時、遮蔽板21が上下の上部受け座10a、下部受け座10bが形成する受け部22内でそれぞれ変位し、隙間Gを閉塞するものである。この時、受け部22と遮蔽板21との間の隙間A、B、Cは、図6での説明と同様に閉塞される。
次に図14において、遮蔽板21が隙間Gを塞ぐ点について説明する。回転仕切体5の下端部材16と一体若しくは別体に設けられた遮蔽板21は、回転仕切体5が回動している間、受け部22が構成する凹状(図13のD2)内で変位し、回転仕切体5が第二の扉2bのガスケット8bの受面として作用する状態となる。
この時、下部受け座10bと回転仕切体5の間には、隙間Gが生じるが、隙間Gの前面は遮蔽板21で覆われている。さらに、隙間Gはガスケット8a、8b(凸状部24を含む)により覆われる。
そして、遮蔽板21の先端部は受け部22内に重なるように配設され、両者間の隙間を小さくして冷気遮断を行っている。これにより、隙間を通しての冷気の流失を抑制することができる。
図14において、30は断熱仕切壁28の前面の仕切り部材である。この仕切り部材30は鉄板等で形成されて、ガッスケット8a、8bの磁石8a1、8b1の着磁面となる。
また、この仕切り部材30の裏側には、露付き防止パイプ31が設けられており、仕切り部材30に熱を伝えることで、仕切壁面での結露を防止している。
次に図15と図13との構成上異なる点は、下部受け座10bを冷蔵室3と冷凍室27を区画する断熱仕切壁28を構成する箱体29と一体に設けた点である。図13の下部受け座10bは、箱体29組み立て後、別体の部品として取り付けたものである。
図15では、下部受け座10bを一体に設けることで、取り付け作業が容易であり、部品コストが低減できる。
本発明は以上説明した構成を有するものであるから、次の効果が得られるものである。
すなわち、隣り合う第一の扉と第二の扉と、前記第一の扉に回動自在に設けた回転仕切体と、該回転仕切体を回動させる冷蔵庫本体側に設けた受け座と、を備え、前記回転仕切体と前記受け座との間に隙間が形成された冷蔵庫において、前記受け座の前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設けた。これにより、隙間を塞ぐ遮蔽板は従来の扉位置下がりに関係なく隙間を塞ぐことができ、露付きや冷気の漏れ、外気の侵入等を防止できる。
また、前記受け部は前記第一の扉閉時、前記遮蔽板の外周に接する深さであって、該遮蔽板の上下動を吸収する寸法を有する。これにより、扉位置下がりがあっても遮蔽板が対応可能であり、この遮蔽機構を受け座と回転仕切体との間で行うようにしたので、特別な部品を追加することなく安価な構造で隙間を塞ぐことができる。
また、前記第一の扉と前記第二の扉の少なくともいずれかに、前記隙間に対向する位置にガスケットに設けた鰭状部を有し、前記第一の扉と前記第二の扉の閉鎖時、前記隙間を前記鰭状部及び前記遮蔽板にて塞ぐ。これにより、隙間は二重遮断されることとなるので隙間を通しての冷気漏れ等は一段と防止されるものである。
また、遮蔽板は弾性体であって、前記回転仕切体回動時、前記遮蔽板が前記受け部内で変位する。これにより、遮蔽板の幅寸法を広めにとることができるので、ガスケット側の鰭状部をなくすことができる。
また、前記第一の扉に前記ガスケットを設けた場合、前記第一の扉の回動軌跡で前記ガスケットが前記第二の扉に当接しない形状として、前記第二の扉に前記ガスケットを設けた場合、前記第二の扉の回動軌跡で前記ガスケットが前記第一の扉に当接しない形状とした。これにより、ガスケットの変形等がなくなり劣化を抑制できる。また、隙間を塞ぐのに従来に比較して短い鰭状部を片側に設けたりすることもできる。
また、隣り合う第一の扉と第二の扉と、前記第一の扉に回動自在に設けた回転仕切体と、該回転仕切体を回動させる冷蔵庫本体側に設けた受け座と、を備え、前記回転仕切体と前記受け座との間に隙間が形成された冷蔵庫において、前記受け座の前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設けて、前記受け部及び前記遮蔽板の中間位置は、前記第一の扉と前記第二の扉の中間位置よりも前記第一の扉側に位置する。これにより、扉位置が組み立て当初より下がった場合であっても、受け部と遮蔽板の重合部間で隙間Gを適切に塞ぐことができる。また、露付き、結露水の凍結、冷気漏れ、外気の侵入等を抑制できる。さらに、回転仕切体の回動軌跡を小さくでき、単純形状とすることができるので、受け部形状を単純化できる。また、上端部材や内箱側の大幅な設計変更等を必要としないものである。
また、第二の扉の前記隙間側にガスケットを備え、前記ガスケットは前記受け部と前記遮蔽板との隙間に対向する凸状部を有する。これにより、受け部と遮蔽板との隙間B(図6参照)をガスケット8bで覆うことができない状態であっても、凸状部によって覆うことができ、気体の出入りを抑制できる。なお、この凸状部は扉開閉時、第二の扉には接触しない寸法としているので、擦れを防止して信頼性を考慮した構成となる。
また、前記受け座に設けたガイドピンと、該ガイドピンに案内されて前記回転仕切体を回動させる該回転仕切体に設けた案内溝と、を備え、前記回転仕切体回動時、前記案内溝と前記ガイドピンの回動軌跡を変えないように前記遮蔽板と前記受け部を構成したこれにより、遮蔽板の回動軌跡が案内溝にかかるようなことがないので、既存のガイドピンと案内溝との関係を変更することなく遮蔽板と受け部を設けることができる。
また、前記遮蔽板の固定端を自由端よりも薄肉とし、前記回転仕切体の回動時、前記第一の扉側に変位可能とした。これにより、遮蔽板が受け部の奥側に侵入する軌跡を手前側に留めて、受け座の内箱への取り付けを容易にして、断熱厚さの減少を抑制できる。
また、前記遮蔽板の前記固定端の薄肉部は前記受け部より下方位置に設けた。これにより、薄肉部が隙間A、B、C(図6参照)に冷気を案内しないようにしている。
また、前記受け座は前記回転仕切体の上部及び下部に接する位置にそれぞれ設けられて且つ前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設けた。これにより、回転仕切体の上下の隙間Gを塞ぐことができるので、この隙間からの冷気漏れを遮断して、露付き、結露を防止できる。
また、前記第一の扉及び前記第二の扉で開閉される貯蔵室下部の仕切壁と一体又は別体に、前記回転仕切体の下部に接する前記受け座を凹状に設けた。これにより、冷蔵室底面を利用して設置される引き出し容器等(例えばチルドケース)の出し入れを下受け座が邪魔せず、使い勝手が良好となる。また、仕切壁と一体に下受け座を設けた場合、意匠性が向上するとともに、コスト低減できる。
2a 第一の扉
2b 第二の扉
4a,4b 扉ヒンジ
5 回転仕切体
6 扉内板
7 回転仕切体ヒンジ
8a,8b ガスケット
9 軸
10 受け座
10a 上部受け座
10b 下部受け座
11 ガイドピン
12 内箱
13 案内溝
14a,14b 鰭状部
15 弾性体(バネ)
16a 上端部材
16b 下端部材
17 本体
18 金属板(薄板鉄板)
19 断熱材
20 加熱手段(結露防止ヒータ)
21 遮蔽板
21a 側部
22 受け部
22b 受け部底部
23 シール材
25 引出し容器
25a 取手
26 ガイド部
27 冷凍室
28 断熱仕切壁
29 箱体
30 仕切り部材
31 露付き防止パイプ

Claims (2)

  1. 隣り合う第一の扉と第二の扉と、前記第一の扉に回動自在に設けた回転仕切体と、該回転仕切体を回動させる冷蔵庫本体側に設けた受け座と、を備え、前記回転仕切体と前記受け座との間に隙間が形成された冷蔵庫において、
    前記受け座は前記回転仕切体の上部及び下部に接する位置にそれぞれ設けられて且つ前縁に設けた凹状の受け部と、前記回転仕切体より前記受け座側に突出して前記隙間を遮蔽して、前記第一の扉の回動時、前記受け部内で移動する遮蔽板と、を備え、該遮蔽板は、断面形状が前記受け部形状に沿った形状であり、前記回転仕切体前面と同一平面上になるように設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記第一の扉及び前記第二の扉で開閉される貯蔵室下部の仕切壁と一体又は別体に、前記回転仕切体の下部に接する前記受け座を凹状に設けたことを特徴とする、請求項1記載の冷蔵庫。
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