JP2013094094A - 動物の歩行訓練用ハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行運動を妨げずに病気やケガ等による患部を保護してリハビリを行える。
【解決手段】歩行訓練用のハーネス1は、本体生地面7で犬の腹部を包むと共に背中側に延びる両端縁に吊り金具9a,9b,9cを備えた本体3を有する。本体生地面7の前側に前足を挿入させる一対の前穴5を形成し、後側に前穴5よりも3〜4倍またはそれ以上長く延びていて腿を含む後足を挿入させる一対の後穴6を形成した。本体生地面7の両端縁に固定バンド10を設けて、犬の大きさに応じて包んで面ファスナー11で接着する。本体3には一対の前穴5と後穴6を分離する中央帯状体4aを設け、中央帯状体4aでも犬の腹を支える。本体3の両端縁近傍にはその長辺方向に沿って金属バー12をそれぞれ設けた。金属バー12が犬の背中部分で背骨の両側または背骨上に位置し、背骨を押さえて歩行時の動きを抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、病気やケガ等で歩行できない犬や猫等の各種の動物がリハビリ等のために起立訓練や歩行訓練を行う際に取り付ける動物の歩行訓練用ハーネスに関する。
近年、ペットの犬や猫等の動物は医療の高度化や食餌及び飼育環境の向上等によって長寿命化しており、これに伴ってヘルニア等、従来生じにくかった種々の病気にかかって起立や歩行ができなくなるものが増加している。また、交通事故等によって歩行できなくなる犬等も増えている。そのため、このような病気やケガの動物のリハビリのために歩行訓練を行う動物用歩行訓練器が開発されている。
例えば特許文献1に記載された動物用運動補助具は、犬等の四足動物の肥満防止対策や足の骨折後のリハビリ等で水中での歩行や遊泳を行うためのものである。この場合、例えば犬等の場合、前足挿入孔を有していて前足の前後の胴部を包み込むジャケットを犬に略U字形状に取り付け、ジャケットの両端部をベルトで接続して犬に固定している。また、このジャケットの上部両側に形成されたリングにフックを係止させたワイヤーの他端を吸盤によって浴槽の側壁に繋留し、この状態で犬は浴槽内で固定されて歩行運動や遊泳を行えるとしている。
また、特許文献2に記載されたペット用歩行補助具は、前後の脚部間に支持ロッドを懸架した四足の走行台車を有しており、ペットの犬は前足と後足を穴から露出させて胴部を背中まで包み込む吊り下げ支持体の前後脚側にU字状の帯状紐を取り付け、この帯状紐の上端に設けたフックが支持ロッドの係止レールに係止されている。そして犬の走行に応じて走行台車が走行することで歩行の補助を行える。
特開2004−81072号公報 特開2003−9704号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたジャケットは、前足だけを穴に挿入して保持するにすぎないから後足を補助できず、単なる肥満防止用の運動補助を行うのであれば問題ないが、ヘルニア等の病気やケガの犬では後足が支えられていないために犬の体重を軽減できず歩行訓練時の負荷が大きいという欠点があった。また、前足だけしか支えていないために歩行時等に後足と背骨が自由に動いてしまい、バランスが悪い上に病気やケガを悪化させるおそれがあり、リハビリ用には使用できなかった。
また、特許文献2に記載された歩行補助用の吊り下げ支持体は、前足の穴と後足の穴がほぼ同程度であり、いずれも足の付け根に密着しているために歩行等の際に特に後足に負荷がかかりすぎて歩行運動を妨げるという欠点がある。また、吊り下げ支持体は犬の胴体を包んで面ファスナーで止めただけであるので、ヘルニア等の病気を有する場合には、歩行時に背骨が動いてしまい病気を悪化させるおそれがあるため、リハビリ用には使用できなかった。しかも、前後の足が各穴に密着しているために、小型犬、中型犬、大型犬に応じた大きさ寸法の吊り下げ支持体をそれぞれ用意しておく必要があり、コスト高になっていた。
本発明は、このような実情に鑑みて、歩行運動を妨げることなく病気やケガ等による患部を保護してリハビリを行えるようにした動物の歩行訓練用ハーネスを提供することを目的とする。
本発明による動物の歩行訓練用ハーネスは、動物の腹部を包むと共に両端縁が背中側に延びていて吊り上げ用の吊り金具を備えた本体と、本体の前側に形成されていて前足を挿入させる一対の前穴と、本体の後ろ側に形成されていて前穴よりも動物の背骨方向に長く延びた後足を挿入させる一対の後穴と、本体の両端を着脱可能に接合する固定部材とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、歩行訓練器を用いてハーネスによって動物の身体を吊り下げて歩行訓練を行う場合、前足と後足を本体の前穴と後穴に挿入して胴体全体を保持して吊り金具で吊ることができ、しかも後穴は前穴よりの長く形成されているために、腿も含めて後足を挿入できて隙間が形成されていると後足での歩行の自由度が大きく、また大きさの異なる各種の動物にも適用できる。
また、本体には動物の背中部分で背骨の近傍または背骨上に位置する一対の金属バーが設けられていることが好ましい。
本発明による歩行訓練用ハーネスは、動物の背骨に沿って一対の金属バーが本体に設けられていて歩行時に背骨の動きを抑制するから、ヘルニア等の各種病気やケガ等のリハビリに有効である。
本発明による歩行訓練用ハーネスによれば、歩行訓練器を用いてハーネスを装着した動物の身体をハーネスの吊り金具で吊り下げて免荷する際、前足と後足を本体の前穴と後穴にそれぞれ挿入して胴体全体をバランス良く保持することができて、動物の負荷を低減させて歩行訓練や起立訓練を行うことができる。しかも、後穴は前穴より長く大きな隙間が形成されているために、腿も含めて後足を楽に挿入できて隙間もあるために後足での歩行の自由度が大きく、また大きさの異なる各種の動物に装着できて歩行訓練や起立訓練を行える。しかも、ハーネスで支持される動物の一部分に集中して負荷がかかることを防止できる。
本発明の実施形態によるハーネスを広げた内面を示す図である。 図1に示すハーネスを犬に装着した状態を示す図である。 実施形態によるハーネスを吊り下げた動物用免荷歩行訓練器を示す斜視図である。 門形フレームにおいて支持バーを吊り下げたワイヤーの昇降機構を備えた免荷量調整手段の要部構成を示す図である。 門形フレームの支柱における移動プーリーを備えた昇降機構を示す図である。 図5に直交する方向から見た支柱における移動プーリーを備えた昇降機構を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による動物用免荷歩行訓練器に用いるハーネスについて、添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態によるハーネス1を示すものである。このハーネス1は後述するように、ハーネス1を装着した犬の歩行訓練を行うために動物用歩行訓練器2に吊り下げるものである。
図1に示すハーネス1は、例えば網目状をなす合成樹脂製の生地で形成された略コルセット型の吊り下げ用補助具の本体3を有している。このハーネス1は例えば網目状生地が略長方形に形成され、長手方向の中央部に取り付けられた厚手の生地からなる中央帯部材4aと本体3の四辺の輪郭に沿って取り付けられた厚手の生地からなる端部帯部材4bが生地補強用として重ねて一体化されている。なお、本体3全体を厚手の生地で形成してもよく、この点は任意である。また、ハーネス1は犬Dに装着した状態で首の方を前方、前側とし、尻尾の方を後方、後側とする。
そして、ハーネス1の前側には、中央帯部材4aの両側に前足を挿入するための前穴5がそれぞれ形成され、後側には中央帯部材4aの両側に後足を挿入するための後穴6がそれぞれ形成されている。一対の前穴5と後穴6の間は犬Dの前足と後足の間の腹部を包むように覆って吊り上げ支持するための本体支持面7とされている。
また、一対の後穴6はその間の中央帯部材4aの長手方向に沿って前穴5よりも長く、例えば3〜4倍またはそれ以上の長さの穴が形成されている。犬Dの後足は前足よりも太く腿が形成されているので後穴6を長く形成する必要があり、しかも歩行を楽に行えるように後穴6と後足との間に隙間が形成されているように余裕を持って長く形成する。更に、一対の前穴5と後穴6は中央帯部材4aで仕切られているにすぎないため、特に後穴6の空間が大きく股間のペニス等を押さえつけない。
また、ハーネス1に装着する犬Dは、リハビリセンター等では、治療やリハビリの都度、犬の種類が相違し、犬の大きさも相違するので、これらに対応できるように後穴6を長く形成した。前穴5についても容易に歩行可能なように前足を挿入した状態で隙間が形成される程度に空間が形成されている。
なお、前穴5及び後穴6の寸法に余裕を持たせたとしても、犬Dの大きさはその種類に応じて大きく異なるため、ハーネス1自体を小型、中型、大型用と異なる寸法で複数種類形成することが好ましい。
また、ハーネス1の長辺の両端縁には、本体支持面7を外れた位置に長手方向に沿って複数、図では3個の吊り金具9a、9b、9cがそれぞれ形成され、動物用免荷歩行訓練器2の連結バンドのフックと係合可能とされている。図に示す例では、前側の吊り金具9aは前穴5の側部に、後側の吊り金具9cは後穴6の長手方向中心付近に形成し、中間の吊り金具9bは本体支持面7の近傍に形成している。
そのため、2組の吊り金具9a、9cを吊り上げることで犬Dの前足と後足付近を持ち上げることができて犬Dの一部分に課題な負荷がかかることを防止できる。
本体支持面7の両側にはそれぞれ幅広の固定バンド10が固定部材として形成され、一方の固定バンド10の表面と他方の固定バンド10の裏面に例えば面ファスナー11が設けられており、面ファスナー11によって犬Dの大きさの相違に応じて接合位置を調整できる。
ハーネス1の本体3において、両側の長辺の端縁近傍には例えば板状の金属バー12が生地の内側に固定されており、金属バー12は本体3の後端から本体支持面7の前端付近まで延びている。犬Dにハーネス1を取り付けると、長手方向の両端縁が背中側の背骨近傍または背骨上に位置することができるので、金属バー12によって背骨を軽く押さえつけることができて、ヘルニア等の病気があっても背骨を保護できる。
図2はハーネス1を犬Dに取り付けた状態を示す図であり、ハーネス1の前穴5内に前足が挿入され、後穴6内に後足が挿入されている。この場合でも、後穴6と後足との間には間隙が残されている。そして、ハーネス1の本体支持面7で犬Dの腹部を覆うように包んで一対の固定バンド10を重ねることで面ファスナー11同士を接合した。更に接合バンド13によって本体3の長手方向中央部の両端に設けた吊り金具9b同士を接合できる。
この状態で、犬Dはハーネス1によって保持され、動物用免荷歩行訓練器2で免荷するために支持可能な状態となる。犬Dの大きさによって固定バンド10の接合位置と接合バンド13を変えることで調整可能とされている。
本実施形態によるハーネス1は上述の構成を備えており、次にこのハーネス1を取り付けた犬Dを吊り上げて一部の荷重を免荷し、歩行訓練を行うための動物用免荷歩行訓練器2について、図3乃至図6により説明する。
図3に示す動物用免荷歩行訓練器2は、門形フレーム20に例えば犬Dを吊り下げて歩行訓練を行うための動物保持具21を設けている。
門形フレーム20は二本の支柱22、22とその上端を連結する梁部23とを備え、各支柱22の下端には前後方向に延びる略棒状の基部22aが形成され、基部22aの下側には車輪24が取り付けられている。動物保持具21は、動物、例えば犬Dの胴体を包み込む上述した本実施形態によるハーネス1と複数の連結バンド25とを接続する支持バー26と、ワイヤー27とを備えている。なお、ハーネス1で保持する動物として、犬に限らず、猫やウサギ等、また大きさも大型、中型、小型等、任意のものを適用できる。
ハーネス1の吊り金具9a、9cには、支持バー26から垂下された連結バンド25のフックがそれぞれ係合されている。
支持バー26は、梁部23に略直交する方向に延びる主ガイド材29と、主ガイド材29に直交する二本の副ガイド材30とを交差して備えている。主ガイド材29の上面には3本のガイド溝29a、29b、29cが形成されており、中央のガイド溝29aにはワイヤー27に接続するための係合具31が摺動可能に取り付けられ、両側のガイド溝29b、29cには副ガイド材30がそれぞれ摺動可能に取り付けられている。
また、副ガイド材30には下面に図示しないガイド溝が形成されており、これらのガイド溝には主ガイド材29の両側に連結バンド25の上端のリングがそれぞれ摺動可能に連結されている。
そのため、主ガイド材29に対して2本の副ガイド材30はガイド溝29b、29cに沿って摺動可能であり、また、各2本の連結バンド25は各副ガイド材30のガイド溝に沿って主ガイド材29の両側でそれぞれ摺動可能とされている。ハーネス1の吊り金具9a、9cに連結される連結バンド25は各ガイド溝に沿って摺動可能であるため、ハーネス1で保持された犬Dは歩行時に自由度が高く、連結バンド25によってストレスを受けることなく歩行可能である。
ワイヤー27の下部には中間ワイヤー33が着脱可能に連結されており、中間ワイヤー33もワイヤー27に含まれるものとする。支持バー26の係合具31は、ワイヤー27の下端に設けた中間ワイヤー33に着脱可能に係合している。中間ワイヤー33を取り外してワイヤー27の先端フックを直接支持バー26の係合具31に連結することで、支持バー26及びハーネス1に取り付けられた犬Dは支柱22の上方に吊り上げられることができる。
また、図4において、中間ワイヤー33を接続したワイヤー27は上方に延びて、門形フレーム20の梁部23内でローラ34aに巻回され、更に一方の支柱4内のローラ34bを介してこの支柱22内を下方に延びている。そして、ワイヤー27は、支柱22内の高さ方向途中部分に形成された昇降溝22b内を昇降可能に支持された移動プーリー35で巻回されて支柱22の外側を上昇して支柱22の上端近傍に取り付けた免荷量調整秤37を通してショックアブソーバー38に接続されている。
また、図5及び図6はワイヤー27を設けた支柱22の内部構造を示すものである。図5及び図6において、支柱22における昇降溝22bの下側には犬Dの体重から一部の荷重を免荷するための操作ハンドル40が取り付けられている。操作ハンドル40の水平な軸部に連結された第一かさ歯車41の歯部に第二かさ歯車42の歯部が噛合して垂直方向に設けられ、第二かさ歯車42と一体に固定されたねじ軸43が支柱22内の上下方向に延びている。ねじ軸43にはその外周面に螺旋状の台形ネジが形成されている。
一方、移動プーリー35はブラケット44に回転可能に支持されており、このブラケット44の一端部にはねじ軸43の台形ネジに噛合する図示しない歯部を設けたラック部材45が固定されている。そのため、操作ハンドル40を正逆回転することにより第一及び第二かさ歯車41,42を介してねじ軸43が自転可能とされ、ねじ軸43の回転によって台形ネジに噛合するラック部材45を含むブラケット44が上下動し、ブラケット44と一体に移動プーリー35も支柱22の昇降溝22b内を上下動する。
そして、移動プーリー35が上昇するとワイヤー27及びこれに接続された支持バー26が降下し、移動プーリ35が降下するとワイヤー27及びこれに接続された支持バー26が上昇する。そのため、支持バー26の昇降によってハーネス1に保持された犬Dの体重の軽減量即ち免荷量を増減調整することができる。この免荷量は免荷量調整秤37によって測定でき、免荷量を調整する際、ワイヤー27に大きな荷重がかかってもショックアブソーバー38によって衝撃を緩和できる。
また、図3において、門形フレーム20の両支柱22には高さ方向途中部分に横移動矯正バー47がそれぞれネジ等で固定されている。この横移動矯正バー47には内側の面にガイド溝47aが形成されている。このガイド溝47aには別の連結バンド25A(図4参照)を取り付けるための取り付け金具48が摺動可能に設けられ、この取り付け金具48とハーネス1の吊り金具9a、9c(または別の吊り金具)とを別の連結バンド25Aによって取り外し可能に接続することができる。
そのため、支持バー26に取り付けた4本の連結バンド25によって上方からハーネス1の吊り金具9a,9cに連結すると共に、両側部の横移動矯正バー47に取り付けた別の連結バンド25Aによってハーネス1の吊り金具9a、9cに連結することで、犬Dが門形フレーム20に交差する方向に迷走したり身体をねじったりすることを防止して真っ直ぐ歩くように矯正できる。
なお、横移動矯正バー47は犬Dの位置に応じて支柱22の高さ方向の異なる位置に取り付け可能であり、支柱22の上方では、ワイヤー27と干渉することを防ぐために支柱22の内面側に固定することが好ましい
なお、横移動矯正バー47は歩行訓練の際に必ずしも使用しなくてもよい。
本実施形態によるハーネス1を備えた動物用免荷歩行訓練器2は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
先ず、図2に示すように、犬Dの大きさに応じて選択したハーネス1を腹部に巻き付けて前穴5と後穴6に前足と後足を挿入する。そして、固定バンド10同士を重ねて面ファスナー11で接着し、接合バンド13で本体3の両端縁に設けた吊り金具9b同士を接合してハーネス1を犬Dに取り付ける。
なお、犬Dが大型の場合には、図2に示すようにハーネス1の上部の端縁から犬Dの背中が露出して金属バー12は背骨の両側に設置されて背中を押さえることができる。また、犬Dが比較的小型の場合には、犬Dの背中はハーネス1の本体3で覆われ、背骨付近に一対の金属バー12が密着されて、背骨を押さえることになる。いずれの場合でも金属バー12で背骨または背中を押さえることで歩行時に背骨が大きく動くことを抑制して保護する。
次に、図3に示すように、ワイヤー27の下端の中間ワイヤー33を介してフックを支持バー26の係合具31に取り付け、更に支持バー26の2本の副ガイド材30から延びる例えば4本の連結バンド25を、犬Dを保持するハーネス1の吊り金具9a、9cに連結する。この状態で、操作ハンドル40を回転することで、第一及び第二かさ歯車41,42により一方の支柱4内のねじ軸43を自転させ、ねじ軸43の台形ネジに噛合するラック部材45を昇降させることでブラケット44及び移動プーリー35が一体に昇降する。
移動プーリー35の昇降によって、犬Dの重量を受けているワイヤー27が上下動するためワイヤー27にかかる荷重が増減調整され、ワイヤー27で支持する荷重に相当する免荷量が設定される。この免荷量は免荷量調整秤37によって測定されると共に、荷重が変動してもショックアブソーバー38によって衝撃を緩和できる。
従って、ワイヤー27によって犬Dの体重は免荷量だけ低減された状態で支持され、犬Dは歩行訓練を行える。犬Dの歩行に連動して門形フレーム20を同一方向に移動させることで、犬Dがヘルニア等の病気を有していても荷重を低減された状態で門形フレーム20の2本の支柱22をガイドにして歩行できる。
また、歩行に際し、犬Dが迷走したり直立に起立して歩行できない状態であれば、門形フレーム20の両支柱22に横移動矯正バー47を取り付け、横移動矯正バー47のガイド溝47aに取り付けた取り付け金具48に接続した別の連結バンド25Aをハーネス1の吊り金具9a、9cに連結するとよい。これによって、犬Dが迷走したり身体を傾けたりしようとした場合に別の連結バンド25Aで左右から引っ張ることで、真っ直ぐに起立させて歩行させることができる。
なお、犬Dを小型犬から中型犬や大型犬に代えて歩行訓練する場合には、犬Dの大きさに応じてハーネス1を交換して犬Dに取り付けるとよい。そして、例えばワイヤー27の中間ワイヤー33を取り除いてワイヤー27のフックを直接支持バー26の係合具31に連結すればよく、或いは/更にワイヤー27を操作ハンドル40で上下動するだけで、中型犬や大型犬を免荷した状態で保持して歩行訓練を行える。この場合、操作ハンドル40を操作するだけでワイヤー27の吊り下げ位置を大きく調整するより容易である。
このようにして、犬Dが小型犬、中型犬または大型犬の場合でも、容易にワイヤー27の吊り下げ高さを調整して歩行訓練できる。
上述のように本実施形態による歩行訓練用ハーネス1によれば、動物用歩行訓練器2を用いてハーネス1を装着した犬Dの身体をハーネス1の吊り金具9a,9cで吊り下げる際、前足と後足を本体3の前穴5と後穴6にそれぞれ挿入して胴体全体をバランス良く保持して起立させることができ、犬Dの荷重を低減させて歩行訓練や起立訓練を行うことができる。しかも、後穴6は前穴5より3〜4倍またはそれ以上長く形成されているために、腿も含めて後足を楽に挿入できて隙間もあるために後足での歩行の自由度が大きく、また大きさの異なる各種の動物に適用して歩行訓練や起立訓練を行える。しかも、ハーネス1の長手方向に吊り金具9a〜9cを設けたから、支持される犬Dの一部に集中して負荷がかかることを防止できる。
また、ハーネス1は、本体3に犬D等の動物の背中部分で背骨の両側または背骨上に一対の金属バー12を設けたから、歩行時に金属バー12によって背骨を軽く押さえつけて背骨の動きを抑制することができ、ヘルニア等の各種病気やケガ等があってもリハビリに有効である。また、本実施形態では、ハーネス1の両端縁の間に犬Dの背中が露出していて、これを固定バンド10と接合バンド13とで押さえた状態であるため、歩行時における背骨の動きを抑制しつつ許容して完全に妨げるものではないので、スムーズな歩行運動を行える。
なお、本発明によるハーネス1は上述した実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更を行える。
例えば、本実施形態では、ハーネス1の固定バンド10の接合に面ファスナー11を用いたが、他の固定手段を用いてもよい。また、ハーネス1を犬Dに取り付ける際、犬Dが小型の場合には本体3の両端部が一部重なる程度であってもよい。
1 ハーネス
2 動物用免荷歩行訓練器
3 本体
4a 中央帯部材
5 前穴
6 後穴
7 本体支持面
9a,9b,9c 吊り金具
10 固定バンド
11 面ファスナー
12 金属バー
13 接合バンド
D 犬

Claims (2)

  1. 動物の腹部を包むと共に両端縁が背中側に延びていて吊り上げ用の吊り金具を備えた本体と、
    該本体の前側に形成されていて前足を挿入させる一対の前穴と、
    前記本体の後ろ側に形成されていて前記前穴よりも動物の背骨方向に長く延びて後足を挿入させる一対の後穴と、
    前記本体の両端を着脱可能に接合する固定部材と、
    を備えたことを特徴とする動物の歩行訓練用ハーネス。
  2. 前記本体には動物の背中部分で背骨の近傍または背骨上に位置する一対の金属バーが設けられている請求項1に記載された動物の歩行訓練用ハーネス。
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