JP2013085831A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドシール部が波状に変形することを防止でき、装着感及び外観に優れる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】肌対向面を形成する表面シート2、非肌対向面を形成する裏面シート3及びこれら両シート間に位置する吸収体4を具備する縦長の吸収性物品1であり、長手方向Xの両側に、表面シート2と吸収体4とが一体的に圧縮されて形成された縦長の二重の圧搾溝6,7を有しており、表面シート2及び裏面シート3が吸収体4の両側縁41から延出して熱融着されたサイドシール部51を有しており、サイドシール部51は、吸収性物品1の周縁部に形成されており、長手方向Xに沿うサイドシール部51には、弾性部材8が、長手方向Xに沿って伸長状態で固定され、該弾性部材8は、表面シート2と裏面シート3との間に105〜130%の伸長率で固定され、縦長の二重の圧搾溝6,7と並列に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、女性用失禁パッド、パンティライナ(おりものシート)等の吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキン等の吸収性物品として、肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に位置する吸収体を具備し、吸収体の周縁より外方に延出させた部分において、表面シートと裏面シートを熱融着して周縁シール部を形成したものが知られている。
特開平02−277453号公報
しかし、吸収体の長手方向の側縁から外方に延出した部分において、表面シートと裏面シートとを熱融着してサイドシール部を形成した場合、そのサイドシール部が、吸収性物品の側方から見て波状に変形しやすい。そのように、サイドシール部が波状に変形していると、吸収性物品に対して、その幅方向の外側から圧力が加わったときに、波状に変形したサイドシール部が圧縮抵抗となって着用者に違和感や不快感を与え易くなる。サイドシール部を熱融着により形成したときに、サイドシール部が波状に変形する理由は、表面シートとして用いる不織布等と、裏面シートとして用いる樹脂フィルムや又は樹脂フィルムそれを含む積層シート等のシートとの熱収縮率の差にあると考えられる。
特許文献1には、生理用パッドとして、吸収体の側縁から延出した部分に弾性部材を配して、該パッドが舟形に変形するようにしたものが記載されている。しかし、その生理用パッドにおいては、物品を舟形に変形させるために、弾性部材が高伸長率で配されており、また、弾性部材を固定した固定域が、長手方向に間欠的に多数形成されているため、吸収性物品に対して側方からの圧力が加わったときに、着用者に違和感を与えやすい。
従って、本発明の課題は、サイドシール部が波状に変形することを防止でき、装着感及び外観に優れた吸収性物品を提供することにある。
本発明は、肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に位置する吸収体を具備する縦長の吸収性物品であって、吸収性物品の長手方向の両側に、前記表面シートと前記吸収体とが一体的に圧縮されて形成された縦長の二重の圧搾溝を有しており、前記表面シート及び前記裏面シートが前記吸収体の両側縁から延出して熱融着されたサイドシール部を有しており、該サイドシール部は、吸収性物品の周縁部に形成されており、前記吸収性物品の長手方向に沿う前記サイドシール部には、弾性部材が、吸収性物品の長手方向に沿って伸長状態で固定されており、該弾性部材は、前記表面シートと前記裏面シートとの間に105〜130%の伸長率で固定されており、前記縦長の二重の圧搾溝と並列に配置されている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、サイドシール部が波状に変形することを防止でき、装着感及び外観に優れる。
図1は、本発明の第1実施形態である生理用ナプキンの肌対向面側(表面シート側)を示す平面図である。 図2は、図1のI−I線断面を模式的に示す断面図である。 図3(a)は、図1の生理用ナプキンの使用時における側面図であり、図3(b)は、従来の生理用ナプキンの対応する側面図である。 図4は、図1に示す生理用ナプキンの自然状態における幅方向模式断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態である生理用ナプキンの肌対向面側を示す平面図(図1相当図)である。 図6は、本発明の吸収性物品に用いる表面シートの好ましい例を示す斜視図である。 図7は、図6に示す表面シートの肌対向面側の一部を拡大して示す模式平面図である。
以下に、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態の生理用ナプキン(以下、単にナプキンともいう)1は、図1及び図2に示すように、ナプキンの肌対向面を形成する表面シート2、ナプキンの非肌対向面を形成する裏面シート3及びこれら両シート2,3間に位置する吸収体4を具備しており、縦長の形状(平面視において一方向に長い形状)を有している。
ナプキン1は、着用時に着用者の前後方向となる方向が長手方向Xとなっており、それに直交する方向が幅方向Yである。
吸収性物品の肌対向面Pは、吸収性物品における着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌対向面Qは、吸収性物品における着用時に着用時に肌側とは反対側、通常、ショーツ等の衣類側に向けられる面である。
図1に示すように、ナプキン1は、略矩形状に形成されており、長手方向の両側縁が平行直線状をなし、長手方向の両端縁が円弧状に形成されている。
吸収体4は、吸収性材料(パルプ繊維等の繊維材料、高吸水性ポリマー等)を含む吸収性コアを、ティッシュペーパーや透水性の不織布からなるコアラップシートで被覆して構成されている。吸収性コアは、パルプ繊維等の繊維材料のみから構成されていても良く、該繊維材料に高吸水性ポリマーが保持されていても良い。また、繊維材料からなる複数の繊維層を有し、それらの何れかのみに高吸水性ポリマーを含んでいてもよいし、隣接する繊維層間に高吸水性ポリマーが挟まれた状態で保持されていても良い。
吸収体4は、矩形の四隅又は長手方向両端を丸めた形状を有している。表面シート2及び裏面シート3は、ナプキン1と同一の平面視形状を有しており、表面シート2は、吸収体4の肌対向面側の面の全域を被覆し、裏面シート3は、吸収体の非肌対向面側の面の全域を被覆している。裏面シート3は、ナプキン1の非肌対向面を形成しているが、該非肌対向面には、ナプキン1を、ショーツのクロッチ部に固定するための粘着部(図示せず)が設けられている。
また、表面シート2及び裏面シート3における、吸収体4の長手方向の両側縁から外方に延出した部分によって、左右一対のサイドシール部51,51が形成されていると共に、吸収体4の長手方向の両端縁それぞれから外方に延出した部分によって、前方シール部52及び後方シール部53が形成されている。
ナプキン1は、図1に示すように、長手方向の両側それぞれに、表面シート2と吸収体4とが一体的に圧縮されて形成された二重の圧搾溝6,7を有している。
本実施形態のナプキン1は、図1に示すように、長手方向中央線CLに対して左右対称に形成されているため、以下の説明においては、主として、図1の左側の構造について説明するが、右側の構造も、左右対称である以外は同様の構造を有している。
二重の圧搾溝6,7は、図1に示すように、ナプキン1の長手方向の中央領域Cに形成されている。また、二重の圧搾溝6,7は、縦長に形成されている。また、二重の圧搾溝6,7を形成する2本の圧搾溝6,7は、何れもナプキン1の幅方向外方に向かって凸の形状に湾曲している。吸収性物品の長手方向の中央領域Cは、幅方向中央部に、着用時に着用者の液排出部(ナプキンの場合は膣口)に対向配置される***部対向部を有する部分であり、この部分に、二重の圧搾溝6,7及び後述する弾性部材8が配されていることが好ましい。本実施形態のナプキン1における中央領域Cは、概ね、ナプキン1を、その全長Lを3等分するように3領域に区分したときの中央の領域である。
二重の圧搾溝6,7が縦長であるとは、二重の圧搾溝6,7の長さL2(吸収性物品長手方向の長さ,図1参照)が、二重の圧搾溝6,7の幅W2(吸収性物品幅方向の長さ,図1参照)よりも長い形状を有することを言う。前記長さL2は、前記幅2の2倍以上であることが好ましく、4〜6倍であることがより好ましい。
2本の圧搾溝6,7のうちの内側の圧搾溝6は、図1に示すように、外側の圧搾溝7の前後端の位置を超えて、ナプキンの前後方向に延びており、圧搾溝7の前後端より延出する部分の端部において、ナプキンの両側の圧搾溝6,6どうしが繋がっている。これにより、左右の圧搾溝6が繋がった環状の溝が形成されている。圧搾溝6は、圧搾溝7と隣り合う部分の前後それぞれにも、ナプキン1の幅方向外方に向かって凸の形状に湾曲している部分6a,6bを有している。
圧搾溝6,7は、熱エンボス、超音波エンボス等のエンボス加工により常法に従って形成することができる。即ち、ナプキン1の製造工程において、吸収体4の一面上に表面シート2を供給した後、エンボス加工により、表面シート2及び吸収体4を一体的に加圧(圧搾)し、表面シート2を吸収体4内に凹状に押し込むことによって、圧搾溝6,7を形成することができる。圧搾溝6,7においては、表面シート2及び吸収体4が熱融着等により一体化している。圧搾溝6,7の底部には、平面視において長方形、正方形、菱形、円形、十字等の多数の深窪み部(相対的に深く窪んでいる部分,高圧搾部)と浅窪み部(相対的に浅く窪んでいる部分,低圧搾部)とが形成されていても良い。
サイドシール部51,51は、ナプキン1の両側部それぞれに、ナプキンの長手方向Xに沿って延びるように形成されている。サイドシール部51,51は、表面シート2及び裏面シート3が、ナプキン1の吸収体の両側縁41から延出し、その延出部分が互いに熱融着されて形成されている。また、サイドシール部51,51は、ナプキン1の周縁部に形成されている。
サイドシール部51は、ナプキン1の前方領域Aから後方領域Bに亘って形成されている。
このサイドシール部51は、表面シート2と裏面シート3とを、熱エンボス、超音波エンボス等のエンボス加工により熱融着させることにより形成することができる。例えば、ナプキン1の製造工程において、表面に多数の突起を有する突起付押圧部を備えた第1ロールと、表面が平滑な平滑押圧部を備えた第2ロールとの間に、表面シートと裏面シート又は表面シートと吸収体と裏面シートとを重ねて導入し、表面シートと裏面シートとを、吸収体が介在しない部分で、突起付押圧部と平滑押圧部との間に挟んで加熱及び加圧することにより形成することができる。突起付押圧部の突起の平面視形状は、長方形、正方形、円形、楕円形、菱形等とすることができる。サイドシール部51には、個々の突起に対応する凹部等が、長手方向Xに多数形成されていると共に、幅方向Yにも複数並んで形成されていることが好ましい。
また、突起付押圧部の突起は、1cm2当たりの個数が、50〜150程度であることが好ましい。また、第2シールとして、表面が平滑な平滑押圧部を備えたものに代えて、第1ロールの突起付押圧部と同様の突起付押圧部を備えたものや、ロールの周方向に延びる複数の溝を有し、該溝と第1ロールの突起との間でシートを加熱するもの、第1ロールの突起付押圧部の個々の突起に対応する部位に凹部を有する押圧部を備えたもの等を用いることもできる。
ナプキン1のサイドシール部51には、糸状の弾性部材8が、ナプキン1の長手方向Xに沿って伸長状態で固定されている。弾性部材8は、サイドシール部51における表面シート2と裏面シート3との間に固定されている。また、弾性部材8は、図1に示すように、縦長の二重の圧搾溝6,7と並列に配置されている。弾性部材8は、その長手方向の中央位置が、二重の圧搾溝6,7の長手方向の中央位置(本実施形態では外側の圧搾溝7の中央位置に同じ)と一致していることが好ましい。
本実施形態のナプキン1によれば、二重の圧搾溝6,7とそれに並列する弾性部材8を設けることによって、サイドシール部51に、図3(b)に示すような、波状の変形が生じることを防止することができる。図3(a)は、本実施形態のナプキン1を、ショーツのクロッチ部に固定して着用している状態を示す側面図である。
このような効果を得る観点から、糸状の弾性部材8は、低伸長状態で、表面シート2と裏面シート3との間に固定する必要がある。過度に伸長させて固定した場合には、弾性部材8の収縮に伴いサイドシール部51に撓みが生じて、却って装着感が悪化し易いからである。
このような観点から、弾性部材8は、表面シート2と裏面シート3との間に105〜130%の伸長率で固定されている必要があり、より好ましくは110〜120%の伸長率で固定されている。
この伸長率が105%以下であると、弾性部材を用いることでの効果が薄く、波状の変形を起こし易い。他方、伸長率が130%超であると弾性効果が強く発現し、撓みが生じ装着感の悪化に繋がる。
生理用ナプキン等として完成した吸収性物品における弾性部材の伸長率は、例えば、以下のようにして測定することができる。
製品上の弾性部材長さをAとし、製品から取り出した弾性部材の長さをaとしたときに、次式(1)で求められる。
(A/a)×100=伸長率(%) ・・(1)
サイドシール部51に、波状の変形が生じることを防止する観点等から、ナプキンの長手方向における、二重の圧搾溝6,7の長さL2(図1参照)は、ナプキンの全長L(図1参照)の20〜40%であることが好ましく、より好ましくは25〜35%である。
また、弾性部材8の長さL1(図1参照)は、ナプキンの全長L(図1参照)の20〜40%であることが好ましく、より好ましくは25〜35%である。
また、サイドシール部51の全幅W(図1参照)は、特に制限されないが、5〜15mmである場合に、サイドシール部の波形形状への変形がより顕著に生じやすくなるため、本発明の利点がより一層大きくなる。
サイドシール部51aの全幅Wは、物品の前後端部を除く部分におけるサイドシール部の幅である。
弾性部材8は、少なくともサイドシール部51の一部が、弾性部材8よりも幅方向の外側に存在するように配置することが好ましい。また、弾性部材8は、サイドシール部51の外側端部(本実施形態においてはナプキンの側縁端)から弾性部材8の中央位置までの距離L3(図2参照)が、サイドシール部51の全幅Wの10〜50%となる位置(より好ましくは20〜40%となる配置)に配することが好ましい。
本実施形態のナプキン1においては、弾性部材8の長さL1(図1参照)が、ナプキン1の長手方向Xにおける二重の圧搾溝6,7の長さL2(図1参照)と同じである。
弾性部材8の長さL1を、圧搾溝6,7を有する部分の長さL2と同じかそれより短くすることによって、弾性部材8が、二重の圧搾溝6,7の存在範囲を超えた部分で収縮力を発現しにくくなるため、サイドシール部51がいびつに収縮したり、物品(製品)長手方向で湾曲することを防止することができる。
なお、弾性部材8の長さL1が、二重の圧搾溝6,7を有する部分の長さL2と同じという表現には、前記長さL1が、前記長さL2の95〜105%である場合も含まれる。
また、弾性部材8の長さL1は、サイドシール部の波状変形を防止する観点から、二重の圧搾溝6,7を有する部分の長さL2の80%以上であることが好ましく、より好ましくは90%以上である。また、弾性部材8の長さL1は、少なくとも40mm以上であることが好ましく、より好ましくは50mm以上である。
なお、弾性部材8の長さL1は、収縮機能を維持している部分の長さを測定する。即ち、弾性部材8を、表面シート2と裏面シート3との間に固定する際に、弾性部材8が介在する部分にも強いエンボス加工を施すと、弾性部材8の収縮機能が損なわれて、弾性部材として機能しない場合がある。そのような部分は除外して弾性部材8の長さL1を計測する。
本実施形態のナプキン1は、図1に示すように、長手方向の中央領域Cに、サイドシール部51の幅が狭くなった部分を有しており、その部分に隣接して、長手方向Xの前方及び後方並びに幅方向Yの外方の3方をサイドシール部51に囲まれた弾性部材8の配置部54が形成されている。そして、弾性部材8は、長手方向の両端部においては、エンボス加工により表面シート2と裏面シート3との間に固定されて収縮機能を発現しなくなっている一方、その固定された両端部どうし間の、配置部54に配されている部分は、エンボス加工を施されることなく、表面シート2及び/又は裏面シート3に塗工された接着剤(図示せず)によって、両シート2,3間に固定されている。そのため、本実施形態のナプキン1における弾性部材の長さL1は、サイドシール部51に固定されている両端部を除く部分(配置部に配置されている部分)の長さである。
また、弾性部材8を、上記のように固定することで、弾性部材を伸長状態で確実に固定することと、弾性部材の収縮機能が損なわれないようにすることとの両立が可能である。
本発明において、弾性部材8が、サイドシール部51に固定されているという表現には、図5に示すように、物品の平面視において、弾性部材8がサイドシール部51と重なっている場合の他、本実施形態のように、サイドシール部51に3方を囲まれた配置部54内に弾性部材8が配されている場合や、サイドシール部に4方を囲まれた配置部内に弾性部材が配されている場合、サイドシール部に隣接して、該サイドシール部に沿って弾性部材が配されている場合(サイドシール部との離間距離が例えば3mm以内)も含まれる。
本実施形態のナプキン1は、その自然状態において、弾性部材8が配されたサイドシール部51が、裏面シート3からなる面Sに対して肌当接面側に傾いている。サイドシール部51が、側方から視て波状に変形することなく、斜めに起立することで、漏れ防止性と着用時の違和感の低減効果が一層向上する。サイドシール部51の傾斜角度θは、2°〜20°であることが好ましい。
図5は、本発明の第2実施形態の生理用ナプキンを示す平面図である。第2実施形態の生理用ナプキンは、第1実施形態と異なる点について説明し、同様の点については、同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、上述した生理用ナプキン1に関する説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1Aにおいては、弾性部材8が、その全長に亘ってサイドシール部51と重なるように配されている。その弾性部材8は、伸長率が105〜130%の低伸長状態で固定されている。
また、その弾性部材8は、エンボス加工により表面シート2と裏面シート3との間に固定されている。しかし、弾性部材8の収縮機能を損なわないように、表面シート2と裏面シート3との間に弾性部材8を挟んでエンボス加工を施す際の条件を、弱い条件としてある。例えば、熱エンボスの条件を低く抑える、ホットメルトによる固定等が挙げられる。
上述したナプキン1,1Aにおける各部の形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4等としては、ナプキン等の吸収性物品に従来用いられている各種のもの等を特に制限なく用いることができる。
例えば、表面シート2としては、各種の製法による単層又は多層の不織布を用いることができ、裏面シート3としては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムの非肌対向面側に不織布等の他のシートを接合してなる積層シート、撥水性の不織布(SMS)等の不織布を用いることができる。
本発明においては、表面シート2として、肌対向面を形成する面に線状の凹部を格子状に有するものを用いることも好ましい。
図6及び図7に、そのような表面シート2の一例を示す。
線状の凹部20を格子状に有する表面シート2によれば、凹部20間の柔らかな部分が肌に当たるので、装着感が良好であると共に、サイドシール部においても、凹部20により適度な剛性を有し、サイドシール部にシワ等ができにくくなるため、吸収性物品の外観等が向上する。
図6及び図7に示す表面シート2について更に説明すると、該表面シート2の肌対向面2a(吸収性物品に組み込まれたときに吸収性物品の肌対向面側に向けられる面)には、ナプキンの長手方向に向けられる縦方向X及びナプキンの横方向に向けられる横方向Yのそれぞれに交差する方向(即ち斜め方向)に延びる凹部20が格子状に形成されており、凹部20によって表面シート2が多数の領域に区画化されて、多数の区画領域22が形成されている。
図6及び図7に示す表面シート2は単層構造の不織布からなり、その肌対向面2aの全域は、図6に示すように、格子状に形成された凹部20及び該凹部20で囲まれた凸部21をそれぞれ多数有する凹凸形状を有している。一方、表面シート2の非肌対向面2bは、凹凸形状を実質的に有しておらず、略平坦となっている。表面シート2と吸収体4との間には他の部材が介在配置されておらず、両者は直接接しているところ、このように表面シート2の非肌対向面2bが略平坦であると、表面シート2が吸収体4の肌対向面側の面に密着しやすく、表面シート2から吸収体4への液の移行がスムーズに行われやすい。
凹部20は、表面シート2の構成繊維が圧着又は接着されて形成されている。繊維を圧着する手段としては、熱を伴うか又は伴わないエンボス加工、超音波エンボス加工等が挙げられる。好ましくは、表面シート2における凹部20は、カード法によって形成した繊維ウエブに熱エンボス加工を施して形成されている。凹部20においては、表面シート2又はそれを構成する不織布の構成繊維である熱融着性繊維が熱融着により一体化している。凹部20における熱融着性繊維は、熱融着成分が溶融して繊維の形態を維持していない。
凹部20は、表面シート2のみに形成され、該表面シート2の下方に該表面シート2に隣接して配置されている吸収体4には形成されていないことが好ましい。
凹部20は線状である。ここで、「線状」とは、凹部20の形状が平面視において図6に示す如き直線に限られず、曲線を含み、各線は、連続線でも良く、あるいは平面視において長方形、正方形、菱形、円形、十字等の多数の窪み部(エンボス部)が実質的に間隔を置かずに連なって全体として連続線を形成していても良い。「実質的に間隔を置かずに」とは、窪み部の隣り合う間隔が5mm以内であることをいう。
凹部20は、図6に示すように格子状に形成されている。より具体的には、表面シート2は、図7に示すように、凹部20として、互いに平行に且つ所定の間隔で形成された多数本の第1線状の凹部20aと、互いに平行に且つ所定の間隔で形成された多数本の第2線状の凹部20bとを有しており、第1線状の凹部20aと第2線状の凹部20bとが角度αをなして互いに交差している。第1線状の凹部20a及び第2線状の凹部20bは、何れも、縦方向X及び横方向Yそれぞれに交差する方向(即ち斜め方向)に直線状に延びている。第1線状の凹部20aの幅W1と第2線状の凹部20bの幅(図示せず)は同じであり、第1線状の凹部20aどうし間の間隔W2と第2線状の凹部20bどうし間の間隔(図示せず)も同じである。
第1及び第2線状の凹部20a,20bの幅W1(一方のみ図示)は、該凹部において繊維を確実に固定するために0.1〜1.5mm、特に0.3〜0.9mmであることが好ましく、第1線状の凹部20aどうし間の間隔W2及び第2線状の凹部20bどうし間の間隔は、2〜14mm、特に2〜8mmであることが好ましい。幅W1及びW2は、凹部20の線に対して直交する方向に計測される。凹部20の線の幅は交点部分から変化があっても良いが、幅W1は交点と交点の中点で計測される。幅W2は区画領域22の対辺同士を結ぶ凹部20の線で計測される。また、凹部20の線が曲線のような非直線状の場合には、4つの凹部20で囲まれた格子形状における非直線状の凹部20の、当該格子形状の2頂点を結んだ仮想直線を描いて格子形状の1辺とし、当該格子形状の対向する仮想直線2辺の間の距離を間隔W2とする。
個々の区画領域22は、それぞれ周囲を線状の凹部20に囲まれた領域であり、平面視において菱形形状である。個々の区画領域22の面積は、0.25〜2cm2であることが好ましい。
菱形形状の区画領域22の対角線D1(縦方向Xに延びる対角線)とD2(横方向Yに延びる対角線)との比(D1/D2)は、0.4〜0.7、特に0.4〜0.6であることが好ましい。
各区画領域22には、該区画領域22を囲む凹部20に対して相対的に***する凸部21が形成されており、各区画領域22は肌対向面2a側に頂部21aを備えた凸形状をなしている。凸部21の頂部21aは、区画領域22の中央部に位置している。凸部21内は、表面シート2の構成繊維で満たされている。
弾性部材8の形成素材としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材は、糸状(糸ゴム等)又は紐状(平ゴム等)であることが好ましい。弾性部材としては、マルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。弾性部材8は、太さ(繊度)が260dtex〜360dtexであることが好ましく、300dtex〜320dtexであることが好ましい。
以上、本発明の吸収性物品について好ましい実施形態を説明したが、本発明は上述した各実施形態に何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。例えば、上記の実施形態においては、表面シートとして、一枚のシートからなるものを用いていたが、表面シートとして、液透過性の不織布からなる中央シートと、該中央シートの両側それぞれに、互いに一部を重ねて接合した一対のサイドシートからなる複合シートを用いることもできる。
また、圧搾溝7は、左右両側の圧搾溝7が繋がって環状溝を形成していないものであっても良い。また、圧搾溝7も、圧搾溝6と同様に、幅方向外方に向かって凸状に湾曲した部分をナプキンの全長に亘って一つのみ有するものであっても良い。また、圧搾溝6,7は、幅方向外方に向かって凸状に湾曲したものに代えて、長手方向Xに沿って直線状に延びているものであっても良い。
また、本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、尿取りパッド、パンティライナ(おりものシート)等であっても良い。
また、上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、斯かる実施例によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
第2実施形態の生理用ナプキン1Aと同様の構成を有する生理用ナプキンを作製した。表面シート、裏面シート、吸収体、弾性部材としては、以下のものを用いた。弾性部材8の長さL1(図1,図3参照)は60mm、二重の圧搾溝6,7を有する部分の長さL2(図1,図3参照)は60mm、弾性部材を、表面シート及び裏面シートとの間に固定する際の伸長率は120%とした。弾性部材は、表面シートと裏面シートとの間に熱エンボス加工により固定し、その際の条件は下記の通りとした。
表面シート:エアスルー不織布表面材(芯成分:ポリエステル、鞘成分:ポリエチレン、2.2dtex×51mm)25g/m2
裏面シート:ポリエチレンフィルム 25g/m2
パルプ吸収体:250g/m2(吸収紙:16g/m2、上下挟み込み後吸収体成形、ポ
リマーなし)
弾性部材:310dtex(ウレタン系糸ゴム)
エンボス処理状態:弾性材から2mm外方、幅5mm、ホットメルトを利用し、表面シート・裏面シートが噛み込み構成
固定ホットメルト:5g/m2(サミットガン使用)
〔実施例2〕
実施例1において、弾性部材を、表面シート及び裏面シートとの間に固定する際の伸長率を125%とした以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔実施例3〕
ナプキンの幅方向における、左右の圧搾溝7,7間の領域のパルプ吸収体坪量が250g/m2となる一方、圧搾溝6より外側の部分のパルプ吸収体坪量が150g/m2となるようにした以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔比較例1〕
実施例1において、弾性部材を、表面シート及び裏面シートとの間に固定する際の伸長率を100%とした以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔比較例2〕
実施例1において、弾性部材を、表面シート及び裏面シートとの間に固定する際の伸長率を140%とした以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔比較例3〕
実施例1において、圧搾溝7を形成しなかった以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔比較例4〕
実施例1において、サイドシール部に弾性部材を配さなかった以外は、実施例1と同様にして生理用ナプキンを得た。
〔評価〕
実施例及び比較例の各生理用ナプキンについて、下記の方法により評価を実施した。結果を表1に示した。
〔方法〕
各サンプルについて、動的モデルに装着し、1分間歩行後のサンプルの両側部を目視にて確認し、サンプル両側部におけるシワ(撓み)発生状況を3段階(○、△、×)にて評価した。
〔評価基準〕
両側部にシワが生じている場合は×、そうでない場合は○、少しシワが見られるものを△とした。
Figure 2013085831
表1に示すように、二重溝と一定の弾性率を持つ弾性部材を組み合わせた仕様では、吸収体に寄らずに、シワが生じにくく、装着感を損なわない。
1,1A 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
6,7 二重の圧搾溝
8 弾性部材
51 サイドシール部
52 前方フラップ部
53 後方フラップ部
54 弾性部材の配置部

Claims (6)

  1. 肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート及びこれら両シート間に位置する吸収体を具備する縦長の吸収性物品であって、
    吸収性物品の長手方向の両側に、前記表面シートと前記吸収体とが一体的に圧縮されて形成された縦長の二重の圧搾溝を有しており、
    前記表面シート及び前記裏面シートが前記吸収体の両側縁から延出して熱融着されたサイドシール部を有しており、該サイドシール部は、吸収性物品の周縁部に形成されており、
    吸収性物品の長手方向に沿う前記サイドシール部には、弾性部材が、吸収性物品の長手方向に沿って伸長状態で固定されており、該弾性部材は、前記表面シートと前記裏面シートとの間に105〜130%の伸長率で固定されており、前記縦長の二重の圧搾溝と並列に配置されている、吸収性物品。
  2. 前記表面シートは不織布であり、前記裏面シートはフィルムである請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記弾性部材の長さが、吸収性物品の長手方向における前記二重の圧搾溝を有する部分の長手方向の長さと同じであるか、それより短い、請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記表面シートが、肌対向面を形成する面に線状の凹部を格子状に有する、請求項1〜3の何れか1項記載の吸収性物品。
  5. 自然状態において、前記弾性部材が配された前記サイドシール部が、幅方向断面視において前記裏面シートからなる面に対して肌当接側に傾いている、請求項1〜4の何れか1項記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収性物品が生理用ナプキンである請求項1〜5の何れか1項記載の吸収性物品。
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