JP2013085742A - ヘアスタイリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪を効率よく所定の形状に施術して固定することができつつ、毛髪の熱による損傷をより抑制することの可能なヘアスタイリング装置を得る。
【解決手段】毛髪を挟持して施術する一対の挟持部2、3を備え、前記一対の挟持部2、3のうちの少なくとも一方の挟持部2に、加熱部6と当該加熱部6よりも温度の低い固定部7とが設けられたヘアスタイリング装置1において、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とする前処理部5を設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘアスタイリング装置に関する。
従来より、毛髪を所定の形状に施術するにあたって、熱以外にレーザ光や赤外線、マイナスイオンなどを毛髪に添加するようにしたヘアスタイリング装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、一対の挟持部のうちの少なくとも一方に加熱部(第1のセラミックヒータ)と、加熱部よりも温度の低い固定部(第2のセラミックヒータ)とを設けることで、毛髪にパーマを容易に施術できるようにするとともに、赤外線やマイナスイオンを毛髪に添加することで、パーマによる毛髪の損傷を抑制できるようにしている。
特表2009−254796号公報
しかしながら、上記従来のヘアスタイリング装置にあっては、赤外線を照射する赤外線ダイオードが加熱部と固定部との間に配置されている。そのため、毛髪のスタイルを整えるのにあたって、加熱部で形成した毛髪形状を赤外線によって崩してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、毛髪を効率よく所定の形状に施術して固定することができつつ、毛髪の熱による損傷をより抑制することの可能なヘアスタイリング装置を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の特徴は、毛髪を挟持して施術する一対の挟持部を備え、前記一対の挟持部のうちの少なくとも一方の挟持部に、加熱部と当該加熱部よりも温度の低い固定部とが設けられたヘアスタイリング装置において、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とする前処理部を設けたことを要旨とする。
第2の特徴は、前記前処理部、加熱部および固定部を、少なくとも一方の前記挟持部の髪接触部に並列配置するとともに、前記加熱部よりも施術方向の前方側に前記前処理部を配置し、且つ後方側に前記固定部を配置したことを要旨とする。
第3の特徴は、前記前処理部は、少なくとも毛髪に赤外線を添加する赤外線照射部を備えていることを要旨とする。
第4の特徴は、前記前処理部は、少なくとも毛髪に超音波を添加する超音波発生部を備えていることを要旨とする。
第5の特徴は、前記前処理部は、毛髪に赤外線を添加する赤外線照射部と、毛髪に超音波を添加する超音波発生部とを備えており、前記赤外線照射部が、前記超音波発生部よりも前記施術方向の前方側に配置されていることを要旨とする。
第6の特徴は、前記赤外線照射部から照射される赤外線の波長が、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの間に設定されていることを要旨とする。
第7の特徴は、前記前処理部と加熱部との間および加熱部と固定部との間に断熱部材を設けるとともに、前記前処理部、加熱部、固定部および断熱部材の一方の前記挟持部からの突出量を等しくしたことを要旨とする。
第8の特徴は、前記固定部は、当該固定部の髪接触面の温度を下げる冷却手段を備えていることを要旨とする。
本発明のヘアスタイリング装置によれば、前処理部によって毛髪を所定の形状に成形し易い状態とすることができるので、加熱部の温度を従来よりも抑えつつ毛髪を所定の形状に形作ることができる。そして、この形作った毛髪を加熱部よりも温度の低い固定部で固定することにより、毛髪を効率よく所定の形状に施術して固定することができつつ、毛髪の熱による損傷をより抑制することができる。また、このとき、前処理部、加熱部、固定部という順番で毛髪の施術を行うので、従来のように加熱部で形成した毛髪形状を赤外線によって崩してしまうといったことも抑制できる。
本発明の第1実施形態にかかるヘアスタイリング装置の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 本発明の第1実施形態にかかるヘアスタイリング装置の赤外線の波長と水素結合の結合エネルギーの関係を示す説明図である。 本発明にかかるヘアスタイリング装置の第2実施形態を示す図3に対応した断面図である。 本発明にかかるヘアスタイリング装置の第3実施形態を示す図3に対応した断面図である。 本発明にかかるヘアスタイリング装置の第4実施形態を示す図3に対応した断面図である。 本発明にかかるヘアスタイリング装置の第5実施形態を示す図3に対応した断面図である。 本発明にかかるヘアスタイリング装置の変形例を示す図3に対応した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1〜図4は、本発明にかかるヘアスタイリング装置の第1実施形態を示した図である。図1に示すように、本実施形態のヘアスタイリング装置1は、毛髪を挟持して施術する一対の挟持部2、3を備えている。そして、これらの挟持部2、3は、合成樹脂等の絶縁性を有する断熱材料で形成されており、先端部2a、3aが開閉自在となるようにそれぞれの基端部2b、3bが回動連結部8を介して回動自在に連結されている。
すなわち、一対の挟持部2、3は、一方の挟持部2と他方の挟持部3とが離反して略V字状となる拡開位置と、一方の挟持部2と他方の挟持部3とが接触して一直線状となる挟み込み位置との間で回動自在となっている。これにより、開いた状態にある先端部2a、3a間に髪を挟み込んで基端部2b、3bを握持することにより、先端部2a、3aが閉じて容易に髪を施術することができる。
ここで、本実施形態における髪の施術とは、髪を挟持部2、3で挟持しつつ髪の延びた方向に移動して髪を矯正する行為を意味し、この髪の矯正は加熱により行われる。すなわち、本実施形態では挟持部2、3の幅方向が、一対の挟持部2、3間に髪を挟み込んだ状態における髪の延在方向に相当しており、ヘアスタイリング装置1の施術方向α(図3参照)となる。また、挟持部2、3の長手方向が、髪の延在方向と交差する方向に相当する。
一対の挟持部2、3の各先端部2a、3aの対向面2c、3cには、髪が直接接触する髪接触部4がそれぞれ設けられている。上述した挟み込み位置では、この一対の髪接触部4の髪接触面4aどうしが互いに接触した状態となって、一対の挟持部2、3どうしをきっちりと閉じることができるようになっている。
そして、本実施形態では、このような一対の挟持部2、3のうち、少なくとも一方の挟持部2の髪接触部4に加熱部6を設けることで髪の施術を行えるようにしている。
さらに、本実施形態では、この加熱部6よりも施術方向αの前方側に毛髪を所定の形状に成形し易い状態とする前処理部5を設けるとともに、後方側に加熱部6よりも温度の低い固定部7を設けている。
前処理部5は、図2および図3に示すように、本実施形態では髪に赤外線を添加することのできる赤外線ランプ(赤外線照射部)51と、この赤外線ランプ51を収容して髪接触部4を構成するケース55とで構成されている。
赤外線ランプ51は、本実施形態では、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの間の波長の赤外線を照射できるように構成されている。このような構成としたのは、図4に示すように、毛髪の水素結合を切断するのに最も効果的な範囲の結合解離エネルギーkで切断することができるためである。
ケース55は、赤外線ランプ51の周囲を囲うとともに、赤外線を透過する材料、例えば透明なプラスチックやガラスなどを用いて形成されるのが好ましい。こうすることで、赤外線ランプ51から照射された赤外線は、髪接触面4aの一部となるケース55の上面55aを通過して、毛髪に赤外線を添加することができる。
また、本実施形態では、ケース55の下面55bと施術方向α後方側(加熱部6側)の側面55cとに亘って、赤外線ランプ51から照射された赤外線を反射する赤外線反射部材56を設けている。この赤外線反射部材56は、例えばアルミニウムなどの表面に光沢のある金属を用いるのが好ましい。
このように、本実施形態では、ケース55の下面55bと加熱部6側の側面55cとに亘って赤外線反射部材56を設けたので、ケース55の上面55aから離反する方向に照射された赤外線を上面55a側に反射して、効率的に毛髪に赤外線を添加することができる。
その一方で、本実施形態では、ケース55の施術方向α前方側の側面55d(詳細には、一方の挟持部2の対向面2cから突出して露出した側面55d)には赤外線反射部材56を設けていない。よって、赤外線ランプ51から照射された赤外線と赤外線反射部材56により反射された赤外線の一部は、この側面55dを透過することになる。これにより、この側面55dから漏れ出る赤外線を利用して使用者に前処理部5のある施術方向α前方側を認識させることができるようになり、ヘアスタイリング装置1の誤操作を抑制することができる。
加熱部6は、本実施形態では、ヒータ61とこのヒータ61が当接して設けられる薄板状のプレート62とにより構成されている。なお、この薄板状のプレート62は、例えば銅やアルミニウムなど導電性の高い材料で形成し、毛髪に熱を伝えやすくするのが好ましい。
そして、プレート62の表面62aが髪接触面4aの一部を構成するとともに、プレート62の背面側に当接するようにしてヒータ61が配置されている。本実施形態では、ヒータ61としてPCTヒータ(Positive Temperature Coefficient ヒータ)を用いており、これにより連続的な温度制御が可能となる。なお、本実施形態では、ヒータ61としてPCTヒータを用いたものを例示したが、これに限らず、ニクロム線ヒータやその他の加熱手段を用いるようにしてもよい。
このような加熱部6は、前処理部5よりも施術方向αの後方側に前処理部5と並設して配置されることにより、前処理部5によって所定の形状に成形し易い状態となった毛髪を加熱して、髪を形作ることができる。
固定部7は、本実施形態では、加熱部6のプレート62よりも厚みのあるプレート71のみで構成されており、このプレート71の表面71aが髪接触面4aの一部を構成している。なお、固定部7のプレート71も、例えば銅やアルミニウムなど導電性の高い材料で形成し、毛髪の熱を除去し易くするのが好ましい。
そして、固定部7は、加熱部6よりも施術方向αの後方側に加熱部6と並設して配置されることにより、加熱部6によって矯正された毛髪を直ちに冷却して固定することができる。勿論、この固定部7にあっては、髪接触面4aとしての表面71aの温度が、加熱部6の髪接触面4aとしての表面62aの温度よりも低い温度となっている。
このように、本実施形態では、一方の挟持部2の髪接触部4が前処理部5と加熱部6と固定部7とによって構成されている。このとき、前処理部5のケース55の上面55aと、加熱部6のプレート62の表面62aと、固定部7のプレート71の表面71aとが面一状態に形成されることで、一方の挟持部2の髪接触面4aを平坦面とすることができる。
その一方で、他方の挟持部3の髪接触部4は、本実施形態では、一つの矩形薄板状のプレート41により形成されており、こちらも髪接触面4aが平坦面となっている。このとき、他方の挟持部3の髪接触面4aは、一方の挟持部2の髪接触面4aよりも同一以上の面積を確保して構成されるのが好ましい。
なお、本実施形態では、髪をストレートに仕上げるために、一対の髪接触面4aを平坦面としたが、髪接触面4aの形状は平坦面に限ることなく、矯正しようとする髪型に沿った面形状に適宜に変更可能である。
図2に示すように、一方の挟持部2の内部には、ヒータ61の温度や赤外線ランプ51の照射量などを制御する制御回路10が収容されており、この制御回路10にヒータ61および赤外線ランプ51が電気的に接続されている。
また、一方の挟持部2の基端部2b側には操作スイッチ11が設けられており、この操作スイッチ11を操作することで、ヒータ61および赤外線ランプ51に対する通電のON・OFFを切り換えることができるようになっている。
また、挟持部2、3の基端部2b側からはコンセントに差し込む電源コード9が延びており、この電源コード9をコンセントに差し込み、かつ、操作スイッチ11をONすることによってヘアスタイリング装置1に電力を供給することができる。
したがって、本実施形態のヘアスタイリング装置1で髪をセットする際には、電源コード9をコンセントに差し込んで操作スイッチ11をONすることにより、制御回路10を介してヒータ61および前処理部5の赤外線ランプ51に電力が供給される。
すると、赤外線ランプ51は、図4で示したように、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの間の波長の赤外線を照射し、そのままの赤外線、あるいは赤外線反射部材56により反射された赤外線がケース55の上面55aを透過する。この状態で挟持部2、3の先端部2a、3a間に髪を挟持して、ヘアアスタイリング装置1を施術方向αにゆっくりと移動させる。このときの施術方向αは、頭部側から髪先方向とすることが好ましい。
すると、一対の挟持部2、3に挟持された髪は、ヘアスタイリング装置1の移動に伴って髪接触部4の前処理部5から加熱部6に相対的に移動する。これにより、髪には最初に前処理部5によって赤外線が添加されるとともに、その後、加熱部6の熱によってプレート62表面62aの平坦面でストレートに矯正することができる。
その後、ヘアスタイリング装置1の移動に伴って、加熱された髪は固定部7へと運ばれて直ちに冷却される。この冷却によりプレート71、41間で矯正された髪をその形状(本実施形態ではストレート)で固定することができる。この場合、加熱部6のプレート62の温度は80゜C〜250゜Cの範囲が好ましく、固定部7のプレート71の温度は−20゜C〜20゜Cの範囲が好ましい。これらの温度範囲は、以下に述べる各実施形態にあっても同様である。
以上、説明してきたように、本実施形態のヘアスタイリング装置1では、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とする前処理部5を設けたので、加熱部6の温度を従来よりも抑えつつ毛髪を所定の形状に形作ることができる。すなわち、本実施形態では、前処理部5の赤外線ランプ51で毛髪の結合をゆるめた後に加熱部6の熱で毛髪をさらに柔らかくして形作ることができるので、最初から加熱部の熱を毛髪に与える従来と比べて、加熱部6の温度を抑えても毛髪を形作り易くできる。そして、この形作った毛髪を加熱部6よりも温度の低い固定部7で固定することにより、毛髪を効率よく所定の形状に施術して固定することができつつ、毛髪の熱による損傷をより抑制することができる。
また、このように前処理部5、加熱部6、固定部7という順番で毛髪の施術を行う構成では、赤外線ダイオードが加熱部と固定部との間に配置される従来のように、加熱部6で形成した毛髪形状を前処理部5の赤外線によって崩してしまう恐れもない。よって、固定後の毛髪の形状変化を抑えて、矯正した髪型を長持ちさせることができる。
さらにまた、本実施形態では、前処理部5、加熱部6および固定部7が、少なくとも一方の挟持部2の髪接触部4に並列配置されており、加熱部6よりも施術方向αの前方側に前処理部5が配置されているとともに、後方側に固定部7が配置されている。そのため、髪を施術する一連の動作で、毛髪の熱による損傷を抑制することができつつ、毛髪を効率よく所定の形状に施術して固定することができるので、ヘアスタイリング装置1の使い勝手をよくして商品価値を高めることができる。
また、本実施形態では、前処理部5が少なくとも毛髪に赤外線を添加する赤外線ランプ(赤外線照射部)51を備えているので、赤外線によって毛髪の深部まで水素結合を切断することができる。よって、毛髪が加熱される前に赤外線を毛髪に作用させることにより、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とすることができる。
さらにまた、本実施形態では、赤外線ランプ(赤外線照射部)51から照射される赤外線の波長が、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの間に設定されている。ここで、図4に示すように、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの波長の赤外線は、それ以外の波長の赤外線と比べて、水に吸収され易く水素結合を切断するのに最も効果的な周波数である。よって、毛髪をより形作り易くすることができる。
[第2実施形態]
図5は、本発明の第2実施形態を示した図であり、上記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のヘアスタイリング装置1Aが上記第1実施形態と主に異なる点は、前処理部5が、赤外線ランプ51に代えて超音波振動子(超音波発生部)52を備えていることにある。
すなわち、図5に示すように、本実施形態の前処理部5は、毛髪に超音波を添加する超音波振動子(超音波発生部)52と、この超音波振動子52を収容して髪接触部4を構成するケース57とで構成されている。
このような構成のヘアスタイリング装置1Aでは、電源コード9をコンセントに差し込んで操作スイッチ11をONすることにより、制御回路10を介してヒータ61および前処理部5の超音波振動子52に電力が供給される。
すると、超音波振動子52によってケース57の上面57aを振動させることができるようになり、このケース55の上面55aを介して毛髪を振動させることができる。これにより、毛髪の持つ微細なひずみを解消することができるようになる。よって、毛髪が加熱される前に超音波を毛髪に作用させることにより、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とすることができるのである。
以上により、本実施形態のヘアスタイリング装置1Aによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、前処理部5が毛髪に超音波を添加する超音波振動子(超音波発生部)52を備えているので、毛髪を振動させることによって毛髪の持つ微細なひずみを解消することができる。よって、毛髪が加熱される前に超音波を毛髪に作用させることにより、毛髪を所定の形状に成形し易い状態とすることができる。
[第3実施形態]
図6は、本発明の第3実施形態を示した図であり、上記第1および第2実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のヘアスタイリング装置1Bが上記第1および第2実施形態と主に異なる点は、前処理部5が、毛髪に赤外線を添加する赤外線ランプ(赤外線照射部)51と、毛髪に超音波を添加する超音波振動子(超音波発生部)52とを備えていることにある。
そして、赤外線ランプ51を、超音波振動子52よりも施術方向αの前方側に配置し、これら赤外線ランプ51、超音波振動子52と、加熱部6および固定部7を施術方向αに並列に配置するようにしている。すなわち、本実施形態では、髪接触部4の髪接触面4aが、赤外線ランプ51を収容するケース55の上面55aと、超音波振動子52を収容するケース57の上面57aと、加熱部6の表面62aと、固定部7の表面71aとで形成され、平坦面となっている。
以上により、本実施形態のヘアスタイリング装置1Bによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、前処理部5が、毛髪に赤外線を添加する赤外線ランプ(赤外線照射部)51と、毛髪に超音波を添加する超音波振動子(超音波発生部)52とを備えている。そして、赤外線ランプ51を、超音波振動子52よりも施術方向αの前方側に配置したので、毛髪に赤外線ランプ51によって水素結合を切断させた後に超音波を作用させることができるようになる。これにより、超音波による毛髪のひずみ除去効果を増大させることができるという利点がある。
[第4実施形態]
図7は、本発明の第4実施形態を示した図であり、上記第1〜第3実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のヘアスタイリング装置1Cが上記第1〜第3実施形態と主に異なる点は、前処理部5と加熱部6との間および加熱部6と固定部7との間に断熱部材13、14を設けたことにある。そして、これら前処理部5、加熱部6、固定部7および断熱部材13、14の一方の挟持部2の対向面2cからの突出量を等しくしている。
また、本実施形態では、上記第3実施形態と同様に、前処理部5が毛髪に赤外線を添加する赤外線ランプ(赤外線照射部)51と、毛髪に超音波を添加する超音波振動子(超音波発生部)52とを備えている。これに伴い、赤外線ランプ51を収容するケース55と、超音波振動子52を収容するケース57との間にも同様の断熱部材12を設けている。
断熱部材12、13、14は、断熱性が高く髪との摩擦係数が低い例えば硬質プラスチックなどを用いるのが好ましいが、その他の断熱材料の断熱部材12、13、14を用いてもよい。
以上により、本実施形態のヘアスタイリング装置1Cによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、前処理部5と加熱部6との間および加熱部6と固定部7との間に断熱部材13、14を設けている。そのため、断熱部材13、14によって加熱部6の熱が固定部7および前処理部5に伝わるのを抑制できる。よって、加熱部6のアイロン効果をより高めることができるとともに、固定部7の冷却効果をより高めることができるので、加熱部6で矯正した髪型の固定をより確実に行うことに繋がる。
さらにまた、本実施形態では、前処理部5、加熱部6、固定部7および断熱部材13、14の一方の挟持部2の対向面2cからの突出量を等しくしたので、髪接触部4の髪接触面4aを連続した平坦面とすることができる。これにより、髪接触面4aに隙間が形成されないので、施術時に髪が引っ掛かってしまうことを抑制できる。よって、毛髪の損傷を抑制できるとともに、滑らかな動作で毛髪を施術することができるようになる。
[第5実施形態]
図8は、本発明の第5実施形態を示した図であり、上記第1〜第4実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
本実施形態のヘアスタイリング装置1Dが上記第1〜第4実施形態と主に異なる点は、固定部7が、その固定部7の髪接触面となるプレート71の表面71aの温度を下げる冷却手段を備えていることにある。
具体的には、図8に示すように、本実施形態の固定部7は、プレート71と、このプレート71の背面側に配置される冷却手段としてのペルチェ素子75とを備えている。
ペルチェ素子75は、冷却側をプレート71の背面に密着して取り付けられる一方で、放熱側には放熱フィン72が設けられている。
また、本実施形態では、一方の挟持部2の内部空間に仕切り壁77が設けられており、これにより、固定部7と加熱部6および前処理部5とが仕切られている。
さらに、ペルチェ素子75の近傍の仕切り壁77に放熱ファン73が取り付けられているとともに、放熱フィン72の背面側の一方の挟持部2には、その内部空間と外部とを連通する複数の廃熱孔74が設けられている。
そして、ペルチェ素子75および放熱用ファン73等の電気部品は配線を介して制御回路10(図2参照)に接続されており、スイッチ11をONすることにより制御回路10を介して各電気部品に電力が供給されるようになっている。
したがって、本実施形態のヘアスタイリング装置1Dで髪をセットする際には、電源コード9をコンセントに差し込んでスイッチ11をONすることにより、ヒータ61、赤外線ランプ51、超音波振動子52、ペルチェ素子75、放熱用ファン73が通電される。これにより、赤外線ランプ51と超音波振動子52とによって赤外線と超音波を照射することができるとともに、ヒータ61でプレート62の表面62aを加熱し、かつ、ペルチェ素子75でプレート71の表面72aを冷却することができる。
また、放熱用ファン73は、ペルチェ素子75の放熱側で発生した熱気を積極的に排熱孔74方向に移動させることができる。よって、ペルチェ素子75の放熱側で放熱された熱は、放熱用ファン73によって排熱孔74から積極的に外側に排出させることができるので、ペルチェ素子75の放熱が固定部7に影響するのを抑制できる。
また、本実施形態では、一方の挟持部2の内部空間に仕切り壁77が設けられているので、加熱部6側の熱が固定部7側に伝わるのを抑制することができる。
以上により、本実施形態のヘアスタイリング装置1Dによっても、上記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
また、本実施形態では、固定部7が、その固定部7の髪接触面となるプレート71の表面71aの温度を下げる冷却手段としてのペルチェ素子75を備えている。そのため、加熱部6のプレート61表面61aの温度と、固定部7のプレート71表面71aの温度の温度勾配を大きくできるので、加熱部6によって形成された毛髪形状を効果的に固定することができる。
なお、ペルチェ素子75を備える本実施形態では、プレート71の表面71aの温度をマイナス域まで下げることができるようになり、本実施形態では−20゜C〜−10゜Cの範囲となるように設定しているが、これに限定されない。
さらにまた、本実施形態では、ペルチェ素子75の近傍に放熱用ファン73を設けたので、ペルチェ素子75の放熱効率を向上させて、ペルチェ素子75による冷却効果を高めることができる。
また、本実施形態では、ペルチェ素子75の背面側の一方の挟持部2に、その内部空間と外部とを連通する複数の廃熱孔74が設けたので、排熱孔74からペルチェ素子75の放熱を積極的に外側に排出できる。よって、このことによってもペルチェ素子75の冷却効率を高めることができる。
さらにまた、本実施形態では、一方の挟持部2の内部空間に仕切り壁77を設けて、固定部7と加熱部6および前処理部5とを分離している。そのため、加熱部6の加熱によるアイロン効果をより高めることができるとともに、固定部7の冷却効果をより高めることができるので、加熱部6で矯正した髪型の固定をより確実に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施形態では、前処理部5、加熱部6および固定部7を一方の挟持部2にのみ設けるようにしたが、図9に示すヘアスタイリング装置1Eのように、他方の挟持部3にも設けるようにしてもよい。なお、図9に示す例では、赤外線ランプ51、ヒータ61、冷却手段としてのペルチェ素子75などは上下で対称に設けられているが、超音波振動子52については、一方の挟持部2にのみ設けている。
また、上記各実施形態では、前処理部5を一方の挟持部2の髪接触部4に設けるようにしたが、その他の部位に設けるようにしてもよい。
1、1A、1B、1C、1D、1E ヘアスタイリング装置
2 一方の挟持部
3 他方の挟持部
4 髪接触部
5 前処理部
51 赤外線ランプ(赤外線照射部)
52 超音波振動子(超音波発生部)
6 加熱部
7 固定部
12、13、14 断熱部剤
75 ペルチェ素子(冷却手段)
α 施術方向

Claims (8)

  1. 毛髪を挟持して施術する一対の挟持部を備え、前記一対の挟持部のうちの少なくとも一方の挟持部に、加熱部と当該加熱部よりも温度の低い固定部とが設けられたヘアスタイリング装置において、
    毛髪を所定の形状に成形し易い状態とする前処理部を設けたことを特徴とするヘアスタイリング装置。
  2. 前記前処理部、加熱部および固定部を、少なくとも一方の前記挟持部の髪接触部に並列配置するとともに、
    前記加熱部よりも施術方向の前方側に前記前処理部を配置し、且つ後方側に前記固定部を配置したことを特徴とする請求項1に記載のヘアスタイリング装置。
  3. 前記前処理部は、少なくとも毛髪に赤外線を添加する赤外線照射部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアスタイリング装置。
  4. 前記前処理部は、少なくとも毛髪に超音波を添加する超音波発生部を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアスタイリング装置。
  5. 前記前処理部は、毛髪に赤外線を添加する赤外線照射部と、毛髪に超音波を添加する超音波発生部とを備えており、
    前記赤外線照射部が、前記超音波発生部よりも前記施術方向の前方側に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項に記載のヘアスタイリング装置。
  6. 前記赤外線照射部から照射される赤外線の波長が、2.5マイクロメートルから30マイクロメートルの間に設定されていることを特徴とする請求項3または5に記載のヘアスタイリング装置。
  7. 前記前処理部と加熱部との間および加熱部と固定部との間に断熱部材を設けるとともに、前記前処理部、加熱部、固定部および断熱部材の一方の前記挟持部からの突出量を等しくしたことを特徴とする請求項1〜6のうち何れか1項に記載のヘアスタイリング装置。
  8. 前記固定部は、当該固定部の髪接触面の温度を下げる冷却手段を備えていることを特徴とする請求項1〜7のうち何れか1項に記載のヘアスタイリング装置。
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