JP2013068702A - レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末 - Google Patents

レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末 Download PDF

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Manabu Shiraki
白木  学
Fumio Sakamoto
文夫 坂本
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Abstract

【課題】電磁力を発生させる領域の長さをマグネットの内周より長くすることで、装置の駆動効率を向上できるレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末を提供する。
【解決手段】内周にレンズを支持するレンズ支持体5と、レンズ支持体5の外周に設けてレンズ支持体5を前後に移動自在に支持する筺体と、筺体に固定しレンズ支持体5の外周面の周方向に配置してあり且つレンズ支持体5の外周面との間に間隔を空けて配置したマグネット17と、マグネット17に対向して配置したコイル体20とを備え、レンズ支持体5は、マグネット17の外周面より径方向外側に突出するフランジ5aを有し、コイル体20は、レンズ支持体5のフランジ5aに固定されてあり、マグネット17の外周面に対向して配置してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末に関する。
モバイル端末とは、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ノートパソコン等をいう。
特許文献1には、内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に沿って設けた環状の主ヨークと、主ヨークの内周側に固定してあり且つ主ヨークの周方向に沿って間隔をあけて配置した複数のマグネットと、複数のマグネットの内周側にそれぞれ固定された複数の環状コイルと、レンズ支持体の外周面に設けられ、環状コイルの内周側に対面する円筒状の補助ヨークと、環状コイルへの通電を制御する制御部とを備え、制御部はレンズの光軸の傾きを補正するときには対応する環状コイルに流す電流の電流値を異ならせるレンズ駆動装置が開示されている。この特許文献1の技術によれば、マグネットの内周側に固定した複数の環状コイルと、環状コイルの内周側に対面する補助ヨークとで磁界経路を形成し、制御部により各環状コイルに流す電流を個別に制御することで、レンズ支持体の光軸の傾き補正(光軸補正)を簡単に行うことができる。
特開2011−69934号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、複数のマグネットの内周側に固定した複数の環状コイルと対面するように、電磁力を発生させる領域を形成するための補助ヨークを設けていた。そのため、レンズ支持体を動かすためのこの領域の全周の長さは、マグネットの内周の全周で制限され、レンズ駆動装置の駆動効率が低かった。
そこで、本発明は、装置の駆動効率が高いレンズ駆動装置、オートフォーカスカメラ及びカメラ付きモバイル端末の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に設けてレンズ支持体を前後に移動自在に支持する筺体と、筺体に固定しレンズ支持体の外周面の周方向に配置してあり且つレンズ支持体の外周面との間に間隔を空けて配置したマグネットと、マグネットに対向して配置したコイル体とを備え、レンズ支持体は、マグネットの外周面より径方向外側に突出するフランジを有し、コイル体は、レンズ支持体のフランジに固定されてあり、マグネットの外周面に対向して配置してあることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、側面が光軸と平行な外周側壁を有する環状のヨークを有し、コイル体はヨークの外周側壁とマグネットとの間に設けられた隙間に配置したことを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の発明において、コイル体は、マグネットの外周面の周方向に巻回した第1コイルと、筐体の周方向外側から視たときに環状となりマグネットの外周面の周方向に90度の間隔を空けて配置した複数の第2コイルと、から構成することを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、マグネットの外周面が形成する輪郭が全体として平面視四角形状であり、コイル体の内周面が形成する輪郭が全体として平面視四角形状であることを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、マグネットは複数あり、これらのマグネットは、レンズ支持体の周方向に互いに間隔を空けて配置し、第2コイルは、マグネットの外周面より周方向に突出する端部を有したことを特徴とするレンズ駆動装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5の何れ一項に記載のレンズ駆動装置と、コイル体への通電を制御する制御部とを備えたことを特徴とするオートフォーカスカメラである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付きモバイル端末である。
請求項1に記載の発明によれば、当該マグネットの外周面側にコイル体を配置することで、当該マグネットの内周の周長より長い外周に沿ってレンズ支持体を動かすための電磁力を発生させる領域を形成できる。これにより、マグネットの内周面側にコイル体を配置した場合に比べ、マグネットの磁束をより広い範囲で利用できるので、装置の駆動効率を高くできる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の作用効果を奏すると共に、環状のヨークを設けて、ヨークの外周側壁とマグネットとの間に隙間を設けたことにより、マグネットをヨークの外周側壁に接して配置した場合に比べて、ヨークの外周側壁内の磁束が減る。ここで、ヨークの外周側壁が磁気飽和するとヨークの外周側壁の外部に漏れ磁界が発生する。請求項2に記載の発明によれば、ヨークの外周側壁内の磁束を減らすことができるので、装置の小型化が要求され、ヨークの外周側壁の厚さが薄くなっても、ヨークの外部への漏れ磁界を低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2の何れか一項に記載の作用効果を奏すると共に、コイル体を、マグネットの外周面の周方向に巻回した第1コイルと、筐体の周方向外側から視たときに環状となりマグネットの外周面の周方向に90度の間隔を空けて配置した複数の第2コイルと、から構成したので、例えば、第1コイルに電流を流すことでレンズ支持体を光軸方向に移動でき、互いに対向する一対の第2コイルに電流を流すことで光軸に直交する方向にレンズ支持体を移動できる。これにより、レンズ支持体はフォーカス移動及び手振れ補正のための移動ができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1から3の何れか一項に記載の作用効果を奏すると共に、マグネットの外周面が形成する輪郭を全体として平面視四角形状とし、コイル体の内周面が形成する輪郭を全体として平面視四角形状としたので、同じ体積のマグネットの外周面及びコイル体の内周面が形成する輪郭を全体として平面視円形状とした場合に比べ、マグネットの外周面及びコイル体の内周面の長さを長くできるため、マグネットの磁束をより広い範囲で利用できるので、装置の駆動効率を高くできる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項3に記載の作用効果を奏すると共に、複数のマグネットは、互いに間隔を空けて配置し、第2コイルは、マグネットの外周面より周方向に突出する端部を有する。各マグネットの端面から生ずる磁束の一部は、カーブして斜めに第2コイルの端部を横断する。このうちの周方向成分の磁束により、第2コイルに電流を流したときに光軸と直交方向の電磁力が発生し、光軸に直交する方向にレンズ支持体を移動できる。これにより、レンズ支持体は手振れ補正のための移動ができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の作用効果を奏するオートフォーカスカメラを提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の作用効果を奏するカメラ付きモバイル端末を提供できる。
本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置の一部を切断して示す水平断面図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置の図1におけるD−D断面図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 本発明の実施の形態におけるオートフォーカスカメラの作用を説明するブロック図である。
以下に、添付図面の図1〜図4を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態に係るレンズ駆動装置1は、モバイル端末に組み込まれるオートフォーカスカメラのレンズ駆動装置である。
このレンズ駆動装置1は、図3に示すように、環状のヨーク3と、レンズ支持体5と、ヨーク3の光軸方向の前側に配置されるフレーム(筺体)7及び前側スプリング9と、ヨーク3の光軸方向の後側に配置されるベース(筺体)8及び後側スプリング11とを備えており、後側スプリング11とヨーク3との間には後側スペーサ(絶縁体)15が配置されている。
ヨーク3は、外形が略四角筒形状を成した筐体であり、ヨーク3の4つの各角部にはその内周側にそれぞれマグネット17が固定されている。ヨーク3は側面が光軸と平行な外周側壁3aと、内周側壁3bと、外周側壁3a及び内周側壁3bを連結する中間部3cとからなり、内周側壁3bはヨークの角部分にのみ設けてある。そして、ヨーク3の各角部では外周側壁3a、内周側壁3b及び中間部3cとで断面略コ字形状を成している。外周側壁3aは、平面視略四角形状に形成されている。各内周側壁3bは、後述するレンズ支持体5の外周に沿った平面視略円弧形状に形成されている。尚、ヨーク3はベース8とフレーム7との間に固定されている。
マグネット17は、図1に示すように、前側から見た平面が略三角形状を成し、内周面がヨーク3の内周側壁3bの外周に沿った円弧状を成し、外周面がヨーク3の外周側壁3aの角部の内周に沿った形状を成している。即ち、マグネット17の外周面が形成する輪郭は、全体として平面視四角形状に形成されている。マグネット17は内周側がヨーク3の内周側壁3bの外周に固定され、外周側がヨーク3の外周側壁3aの内周から隙間を設けて配置されている。マグネット17は外周面と内周面とで異なる磁極となり、4つのマグネット17の各外周面は同じ磁極となるように着磁されている。本実施の形態における4つのマグネット17の各外周面は、N極である。
レンズ支持体5は、図3に示すように、略円筒形状であり、その内周側にレンズ(図示せず)が固定される。レンズ支持体5の後側には環形状に形成されたフランジ5aが形成されている。フランジ5aは、4つのマグネット17の外周面より径方向外側に突出し、外周がヨーク3の外周側壁3aの内周近傍まで達して形成された部分を有し、この部分にコイル体20の光軸方向後側の端部が固定されている。
コイル体20は、4つのマグネット17の外周側とヨーク3の外周側壁3aの内周との隙間において、4つのマグネット17の外周面に対向して配置されている。コイル体20の内周面が形成する輪郭は、全体として平面視四角形状に形成されている。コイル体20は、第1コイル16と第2コイル19とから構成される。第2コイル19は、4つの第2コイル19a、19b、19c及び19dから構成される。第2コイル19は、互いに対向する第2コイル19aと19c、第2コイル19bと19d、とが直列に接続されている。これにより、互いに対向する第2コイル19aと19cは、電流が通電されると、同方向に移動するように電磁力が発生する。また、互いに対向する第2コイル19bと19dは、電流が通電されると、同方向に移動するように電磁力が発生する。
以下の説明では、光軸方向をZ方向、Z方向と直交する一方向をX方向、Z方向及びX方向と直交する方向をY方向とも言う。図1及び図2に示すように、レンズ支持体5のフランジ5aには、ヨーク3の外周側壁3aの内周近傍において、4つのマグネット17から隙間を空けて、これらマグネット17の外周面に対向して配置し巻線を周方向に巻回した第1コイル16と、ヨーク3の外周側壁3aの周方向外側から視たときに環状となり第1コイル16の光軸の直交方向に隣接して、90度の間隔を空けて配置して固定した4つの第2コイル19a、19b、19c、19dとが設けてある。第1コイル16の内径は4つのマグネット17の外周面により規定される外径よりも大きく形成されている。4つの第2コイル19a、19b、19c、19dは、それぞれ4つのマグネット17に対向する位置に配置され、それぞれ4つのマグネット17の外周面の長さよりも長く形成されている。即ち、4つの第2コイル19a、19b、19c、19dは、それぞれ各マグネット17の外周面より周方向に突出する端部191を有する。第2コイル19a、19b、19c、19dは、それぞれマグネット17の外周面に対向する面において、巻線が両端部191で折り返すように巻回されている。すなわち、端部191における巻線の方向は前後方向となる。また、第1コイル16と各第2コイル19a、19b、19c、19dとは、互いに間隔を空けて配置したマグネット17に対向するように配置されている。これにより、マグネット17と第1コイル16及び第2コイル19a、19b、19c、19dとで、レンズ支持体5を動かすための電磁力を発生させる領域を形成する。
図1に示す点線の矢印は、マグネット17の磁束を示す。各マグネット17の外周側から生ずる磁束M1は、第1コイル16に対して略直角に交差してからヨーク3の外周側壁3aに向かう。これにより、第1コイル16には、電流が通電されると、光軸方向の推力が生じる。そして、磁束M1は、ヨーク3の外周側壁3a、中間部3c、内周側壁3bの順に通って、マグネット17の内周側に達することで、磁束のループが閉じる。また、各マグネット17の端面から生ずる磁束M2の一部は、カーブを描き、各第2コイル19a、19b、19c、19dの端部191に対して斜めに交差してからヨーク3の外周側壁3aに向かう。このうちの周方向成分の磁束により、第2コイル19には、電流が通電されると、光軸と直交方向の推力が生じる。そして、磁束M2は、ヨーク3の外周側壁3a、中間部3c、内周側壁3bの順に通って、マグネット17の内周側に達することで、磁束のループが閉じる。
図4に示すように、第1コイル16と、第2コイル19a及び19c、19b及び19dは各々、オートフォーカスカメラ(図示無し)の制御部25に接続されており、制御部25から各々所定値の電流が通電されるようになっている。制御部25は、Z駆動部32及びX−Y駆動部33を備える。第1コイル16は、Z駆動部32に接続されており、Z駆動部32から所定値の電流が通電される。各第2コイル19a及び19c、19b及び19dは、X―Y駆動部33に接続されており、X−Y駆動部33から所定値の電流が通電される。
Z駆動部32は、レンズ支持体5を合焦点位置へ移動(光軸方向へ移動)する場合には、第1コイル16に所定の電流を流す。同様に、手振れ補正をする場合には、X―Y駆動部33は、第2コイル19a及び19c、第2コイル19b及び19dに所定の電流を流して、レンズ支持体5をX―Y方向に移動する。
図3に示すように、前側スプリング9は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部9aと、外周側部9aの内周に配置され平面視円弧形状の内周側部9bと、外周側部9aと内周側部9bとを連結する各腕部9cとで構成されている。
同様に、後側スプリング11は、組み付け前の自然状態が平板状であり、平面視矩形の環状を成す外周側部11aと、外周側部11aの内周に配置され平面視円弧形状の内周側部11bと、外周側部11aと内周側部11bとを連結する各腕部11cとで構成されている。
前側スプリング9の外周側部9aはフレーム7とヨーク3との間に挟持されており、内周側部9bはレンズ支持体5の前端に固定されている。後側スプリング11の外周側部11aはベース8と後側スペーサ15との間に挟持されており、内周側部11bはレンズ支持体5の後端に固定されている。これにより、レンズ支持体5は前側スプリング9と後側スプリング11とにより、光軸方向及び光軸と直交方向に移動自在に支持されている。
そして、レンズ支持体5が光軸方向及び/又は光軸と直交方向に移動すると、レンズ支持体5は、前側スプリング9及び後側スプリング11の弾性力の合力と、第1コイル16及び/又は第2コイル19とマグネット17との間で生じる電磁力とが吊り合う位置で停止する。
次に、本発明の実施の形態に係るレンズ駆動装置1の組立て、作用及び効果について説明する。
レンズ駆動装置1の組立ては、図3に示すように、ベース8に、後側スプリング11、後側スペーサ15、第1コイル16と第2コイル19a、19b、19c、19dをフランジ5aに固定したレンズ支持体5、4つのマグネット17を内側角部に固定したヨーク3、前側スプリング9、フレーム7をこの順序で組み付け固定する。
第1コイル16並びに各第2コイル19a及び19c、19b及び19dは、各々端子をオートフォーカスカメラ(図示無し)の制御部25に接続し、制御部25は第1コイル16並びに各第2コイル19a及び19c、19b及び19dに流す直流電流を個別に制御する。
本実施の形態に係るレンズ駆動装置1の合焦点制御は、以下のように行う。図4に示すように、まず、制御部25が画像センサ(図示無し)から受ける高域成分(コントラスト)のピークを比較する。そして、Z駆動部32は、合焦点位置へ向けてレンズ支持体5がZ方向の直線移動をするように第1コイル16に電流を流す。レンズ支持体5は、第1コイル16に電流を流すことでマグネット17の磁力により生じる電磁力と、前側スプリング9及び後側スプリング11との弾性力の合力とが釣り合う位置まで移動して停止する。
また、レンズ駆動装置1の手振れ補正制御は、以下のように行う。制御部25は、ジャイロモジュール(図示無し)等によりXY方向の手振れ量の大きさを信号として受け、X方向及びY方向の手振れ補正量を演算してレンズ支持体5のXY方向の移動すべき位置を決定する。X―Y駆動部33は、この決定された位置に向けてレンズ支持体5がXY方向の移動をするように第2コイル19a及び19cと、第2コイル19b及び19dとに通電する。
レンズ支持体5のXY方向への移動の際には、レンズ支持体5は、第2コイル19a及び19cと、第2コイル19b及び19dとに所定の電流を流すことにより、前側スプリング9及び後側スプリング11のXY方向のスプリングの合力と、第2コイル19a及び19cと、第2コイル19b及び19dとに生じる電磁力とが釣り合う位置まで移動して停止する。
本実施の形態によれば、当該マグネット17の外周側にコイル体20を配置することで、マグネット17の内周の周長より長い外周に沿ってレンズ支持体5を動かすための電磁力を発生させる領域を形成できる。これにより、マグネット17の内周面側にコイル体20を配置した場合に比べ、マグネット17の磁束をより広い範囲で利用できるので、装置の駆動効率を高くできる。
環状のヨーク3を設けて、外周側壁3aとマグネット17との間に隙間を設けたことにより、マグネット17をヨーク3の外周側壁3aに接して配置した場合に比べて、ヨーク3の外周側壁3a内の磁束が減る。ここで、ヨーク3の外周側壁3aが磁気飽和するとヨーク3の外周側壁3aの外部に漏れ磁界が発生する。本実施の形態によれば、ヨーク3の外周側壁3a内の磁束を減らすことができるので、装置の小型化が要求され、外周側壁3aの厚さが薄くなっても、ヨーク3の外部への漏れ磁界を低減できる。
コイル体20を、4つのマグネット17の外周面の周方向に巻回した第1コイル16と、ヨーク3の外周側壁3aの周方向外側から視たときに環状となり4つのマグネット17の外周面の周方向に90度の間隔を空けて配置した4つの第2コイル19a、19b、19c、19dと、から構成したので、例えば、第1コイル16に電流を流すことでレンズ支持体5を光軸方向に移動でき、互いに対向する一対の第2コイル19に電流を流すことで光軸に直交する方向にレンズ支持体5を移動できる。これにより、レンズ支持体5は、フォーカス移動及び手振れ補正のための移動ができる。
マグネット17の外周面が形成する輪郭を全体として平面視四角形状とし、コイル体20の内周面が形成する輪郭を全体として平面視四角形状としたので、同じ体積のマグネット17の外周面及びコイル体20の内周面が形成する輪郭を全体として平面視円形状とした場合に比べ、マグネット17の外周面及びコイル体20の内周面の長さを長くできるため、マグネット17の磁束をより広い範囲で利用できるので、装置の駆動効率を高くできる。
ここで、レンズ駆動装置1は、小型化が要求されているが、その場合、円形状のレンズの大きさはそのまま、或いはあまり小さくせずに、その大きさを小さくすることが要求される。また、レンズ駆動装置1は、例えば、実際の形状が平面視円形状であったとしても、その直径の寸法を一辺の寸法とする四角形状の大きさが、レンズ駆動装置1の大きさとして評価される。そのため、例えば、マグネット17の外周面を全体として平面視円形状とした場合、レンズ駆動装置1の大きさの概算値は、レンズの直径の値と、マグネット17の半径方向の寸法を2倍した値と、コイル体20の半径方向の寸法を2倍した値と、を合算した値である。一方、同じ体積のマグネット17を使用した場合であっても、図1に示すように、マグネット17の外周面を全体として平面視四角形状とし、各辺の中央に向かってマグネット17の厚さを薄くなるように形成すると、これにより、レンズ駆動装置1の大きさの概算値は、レンズの直径の値と、コイル体20の半径方向の寸法を2倍した値と、を合算した値となる。すなわち、マグネット17の外周面が形成する輪郭を全体として平面視四角形状とした場合には、同じ体積のマグネット17の外周面が形成する輪郭を全体として平面視円形状とした場合に比べ、マグネット17の半径方向の寸法を2倍した値の分だけ、レンズ駆動装置1の大きさを小さくできる。
複数のマグネット17は、ヨーク3の角部に互いに間隔を空けて配置し、第2コイル19は、マグネット17の外周面より周方向に突出する端部191を有する。各マグネット17の端面から生ずる磁束の一部は、カーブして斜めに第2コイル19の端部191を横断しヨーク3の外周側壁3aに達する。このうちの周方向成分の磁束により、第2コイル19に電流を流したときにXY方向の電磁力が発生し、光軸に直交する方向にレンズ支持体5を移動できる。これにより、レンズ支持体5は手振れ補正のための移動ができる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態は、コイル体20を第1コイル16のみで構成し、レンズ支持体5を光軸方向に移動させるオートフォーカスカメラに適用できる。また、第2コイル19は、4つ設けることに限らず、90度の間隔を空けて配置した2つのコイルでも良い。また、マグネット17は、4つ設けることに限らず、1つでも、2つでも良い。また、ヨーク3の内周側壁3bを設けずマグネット17を中間部3cに固定しても良い。また、ヨーク3は、外周側壁3aのみで構成して、マグネット17は別部材に固定しても良い。また、マグネット17は、環状に形成したものを用いても良い。また、レンズ支持体5をXY方向に移動させるための電磁力は、マグネット17から前方向又は後方向にカーブして斜めに第2コイル19と交差する磁束のうちの、前方向成分又は/及び後方向成分を用いて生じさせてもよい。その場合、ヨーク3は、設けなかったり、外周側壁3aの面積を小さくしたり、外周側壁3aをマグネット17から離したりすることにより、前方向成分又は/及び後方向成分の割合を大きくすることができる。これにより、レンズ支持体5をXY方向に移動させるための電磁力をより大きくすることができる。
1 レンズ駆動装置
3 ヨーク(筺体)
5 レンズ支持体
7 フレーム(筺体)
8 ベース(筺体)
16 第1コイル
17 マグネット
19a、19b、19c、19d 第2コイル
20 コイル体

Claims (7)

  1. 内周にレンズを支持するレンズ支持体と、レンズ支持体の外周に設けてレンズ支持体を前後に移動自在に支持する筺体と、筺体に固定しレンズ支持体の外周面の周方向に配置してあり且つレンズ支持体の外周面との間に間隔を空けて配置したマグネットと、マグネットに対向して配置したコイル体とを備え、
    レンズ支持体は、マグネットの外周面より径方向外側に突出するフランジを有し、
    コイル体は、レンズ支持体のフランジに固定されてあり、マグネットの外周面に対向して配置してあることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 筐体は、側面が光軸と平行な外周側壁を有する環状のヨークを有し、
    コイル体はヨークの外周側壁とマグネットとの間に設けられた隙間に配置したことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. コイル体は、マグネットの外周面の周方向に巻回した第1コイルと、筐体の周方向外側から視たときに環状となりマグネットの外周面の周方向に90度の間隔を空けて配置した複数の第2コイルと、から構成することを特徴とする請求項1又は2のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  4. マグネットの外周面が形成する輪郭が全体として平面視四角形状であり、コイル体の内周面が形成する輪郭が全体として平面視四角形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  5. マグネットは複数あり、これらのマグネットは、レンズ支持体の周方向に互いに間隔を空けて配置し、
    第2コイルは、マグネットの外周面より周方向に突出する端部を有したことを特徴とする請求項3に記載のレンズ駆動装置。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のレンズ駆動装置と、コイル体への通電を制御する制御部とを備えたことを特徴とするオートフォーカスカメラ。
  7. 請求項6に記載のオートフォーカスカメラを搭載したことを特徴とするカメラ付きモバイル端末。
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