JP2013064205A - ループプレッサーを備えた横編機 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定シンカー付近のループの掻き下ろしを円滑に行うとともに、ループ押え部の下方への揺動量を小さくして揺動スペースのコンパクト化を図り、かつループプレッサー及び補助床を簡単にレイアウトすることができるループプレッサーを備えた横編機を提供する。
【解決手段】横編機のループプレッサー21を補助床20の収容溝22内に収容し、ループ押え部212をアーム215と進退動カム41とで下向きに付勢する。進退動カム41で、進出時にループ押え部212を下方に揺動させ、後退時に揺動復帰させる。ループ押え部212にヤーンガイドの機能を兼ね備えさせるとともに、ループプレッサー21及び各補助床20を歯口部gに向かってループ押え部212の進出方向で斜め上方から斜め下方向きにそれぞれ傾斜させている。
【選択図】図1

Description

本発明はループプレッサーを備えた横編機に関する。
この種の横編機としては、下記の特許文献1に示すように、針床の上方に、ループプレッサー及び補助床が、歯口部の垂直な仮想中心線(歯口中心線)に対して直交する水平線上に位置するように設けられたものがある。
このような横編機では、例えば平編みのように一方の針床の針のみを使って編地を編成する場合、平編みを行う側の針床に配設されたループプレッサーの制御バットを、キャリッジに設けた進退動カムに係合させて、ループ押え部を歯口間隙の中心に向けて進出させた際に下方へ揺動させることが行われる。これによって、隣接する針間の渡り糸部分が、このループ押え部で押えられる。
一方、リブ編みのように前後の針床の針を使って編地を編成する場合、前後両方の針床のループプレッサーを、側面から見て、それらの先端部同士が交差し合う位置まで進出させた際にループ押え部を下方へ揺動させて、前後の針の間をジグザグ状に渡る編糸部分を押えることが行われる。
特開平11−107144号公報
ところで、歯口部の垂直な仮想中心線(歯口中心線)に対して直交する水平線上にループプレッサー及び補助床が設けられていると、前後両方の針床のループプレッサーを進出させた際にループ押え部を下方へ揺動させて、編糸部分を押えている。このとき、固定シンカー付近のループが掻き下ろされて、編地を錘により引き下ろす場合に比して柔らかい風合いの編地が編成される。
しかし、固定シンカー付近のループの掻き下ろしがループ押え部の下方への揺動により行われていると、編成方法や編糸の種類によっては、ループの掻き下ろしに要する力が不十分となるおそれがある。特に、引き返し編成を行う場合には、固定シンカー付近のループが固定シンカーの周縁に沿って盛り上がってくるため、ループの掻き下ろしに十分な力が要求される。
一方、水平線上にループプレッサー及び補助床が設けられていると、各針床の上方を長手方向に走行するキャリッジとの干渉を回避する上で、ループプレッサー及び補助床を上方へ配置しなければならず、ループプレッサー及び補助床のレイアウトが非常に難しい。その上、ループ押え部の下方への揺動量が大きくなってしまい、大きな揺動スペースを要してコンパクト化が図れない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、固定シンカー付近のループの掻き下ろしを円滑に行え、かつループ押え部の下方への揺動量を小さくして揺動スペースのコンパクト化を図ることができるとともに、ループプレッサー及び補助床を簡単にレイアウトすることができるループプレッサーを備えた横編機を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、歯口部を挟んで前後に少なくとも一対の針床を備え、この針床上に、進退動自在に配列された多数の編針と、各編針間に配置された固定シンカーとを設けるとともに、前記各針床の上方に、多数のループプレッサーを前記歯口部に対し進退動自在に支持する補助床を設けて、前記各針床上を往復走行するキャリッジに設けた進退動カムにより、前記編針及びループプレッサーを前記歯口部に対して進退動させており、前記各ループプレッサーに、シャンクと、このシャンクの先端側に設けられ、前記歯口部の幅よりも長いループ押え部と、前記シャンクの上縁に設けた進退制御部と、前記シャンクから分岐して延びるアームとを設けるとともに、前記各補助床にループプレッサーの収容溝を設けて、前記アームを圧縮変形させて該収容溝に揺動可能に収容し、前記進退動カムにより前記ループ押え部を平面視で対向する各針床上まで進出させ、かつ前記ループプレッサーが進退動する際に前記ループ押え部を揺動させる横編機を前提とする。そして、前記ループ押え部が、ヤーンガイドの機能を兼ね備えているとともに、前記ループプレッサー及び前記各補助床が、前記歯口部に向かって前記ループ押え部の進出方向で斜め上方から斜め下方向きにそれぞれ傾斜して設けられることを特徴としている。
また、前記ループ押え部は、下方に略V字状に突出する突出部を有し、当該ループ押え部の下方への揺動時に前記突出部の先端を天歯同士の間に挿入させることが好ましい。
更に、前記固定シンカーに、前記補助床側に向かって延びる延設部を設けるとともに、前記各ループプレッサーを、その進退動時に前記延設部に対して隣接させ、前記補助床側への退入完了時に前記延設部に対して前記各ループプレッサーの配列方向で先端部をオーバーラップさせることが好ましい。
本発明に係るループプレッサーを備えた横編機によれば、ループプレッサー及び各補助床を歯口部に向かってループ押え部の進出方向で斜め上方から斜め下方向きにそれぞれ傾斜させることで、キャリッジとの干渉を容易に回避して各補助床及びループプレッサーを簡単にレイアウトすることができる。また、ループプレッサーを歯口部に向かって進出させることで、進出させた際のループ押え部の下方への揺動量を小さくして、揺動スペースのコンパクトを図ることができる。しかも、歯口部に向かって進出するループ押え部の進出ストロークを利用してループの掻き下ろしに必要な力が十分に確保され、引き返し編成を行う場合のように固定シンカー付近のループが固定シンカーの周縁に沿って盛り上がってきても、ループ押え部による固定シンカー付近のループの掻き下ろしを円滑に行うことができる。更に、給糸口から編針に掛け渡される編糸をループ押え部の進出動によって編針のフックで捕捉可能な位置へと案内することができ、ループプレッサーがヤーンガイドとして機能することにより、ヤーンガイドを別途設ける必要がない。
また、ループ押え部の下方への揺動時に突出部の先端を各針床の天歯同士の間に挿入することで、ループ押え部によって天歯の下方でループを確実に拘束し、編針の進出によるループのつき上がりを確実に防止することができる。
更に、各ループプレッサーの退入完了時に当該各ループプレッサーの配列方向でループ押え部を固定シンカーの延設部に対してオーバーラップさせることで、延設部に対するループ押え部の隣接状態が確保され、進出時に各ループプレッサーをスムーズに進出させることができる。
本発明の実施の形態に係るループプレッサーを備えた横編機の要部断面図である。 図1の後針床付近の拡大図である。 図1のループプレッサー、編針及び固定シンカーのレイアウトを示す部分平面図である。 図1のループプレッサーであり、(a)は平面図、(b)は側面図をそれぞれ示している。 キャリッジの左方向への走行時における編針及びループプレッサーの各バットの通過軌跡を示す図である。 図5の位置A〜Cにおける横編機の歯口付近の状態を示す断面図であり、(a)は図5の位置Aにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(b)は図5の位置Bにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(c)は図5の位置Cにおける横編機の歯口付近の状態を示している。 図5の位置D〜Fにおける横編機の歯口付近の状態を示す断面図であり、(a)は図5の位置Dにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(b)は図5の位置Eにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(c)は図5の位置Fにおける横編機の歯口付近の状態を示している。 図5の位置G〜Iにおける横編機の歯口付近の状態を示す断面図であり、(a)は図5の位置Gにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(b)は図5の位置Hにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(c)は図5の位置Iにおける横編機の歯口付近の状態を示している。 図5の位置J及びKにおける横編機の歯口付近の状態を示す断面図であり、(a)は図5の位置Jにおける横編機の歯口付近の状態を示し、(b)は図5の位置Kにおける横編機の歯口付近の状態を示している。
次に、本発明のループプレッサーを備えた横編機の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は横編機の要部断面図、図2は後針床付近の拡大断面図をそれぞれ示している。この図1及び図2に示すように、本実施の形態の横編機1は、前針床2Fおよび後針床2Bを備えている。前針床2Fおよび後針床2Bは、その先端同士の間に歯口部gを有し、仮想中心線Vを中心にして互いに先端同士を山形に対向させて配置している。前針床2Fは、後針床2Bと同じ構成となるので、以下、後針床2Bについてのみ説明し、後針床2Bと同一部分については前針床2Fにも同じ符号を付してその説明は省略する。
なお、各部を説明するに当たり、後針床2Bの編針6の進退方向の歯口部g側を前方、他方は後方とし、また後針床2Bの表面に直交する方向を上下方向又は高低を表すものとして以下説明を行う。
後針床2Bには、その長手方向に複数のニードルプレート溝3が並設され、当該各ニードルプレート溝3にニードルプレート4が挿入されて立設している。互いに隣接するニードルプレート4,4の間には針溝5が設けられ、この針溝5内に、編針6、ニードルジャック7、セレクタ8、及びセレクトジャック9が摺動自在に挿入されている。編針6としては、フック6aをべら6bで開閉するべら針が適用されている。なお、編針6として、フックが先端に形成される針本体に対し、フックを開閉するスライダーを独立に摺動変位可能とする複合針が適用されていてもよい。
後針床2Bの先端部の下面にはニードルプレート溝3と同じピッチで溝11(図2に表れる)が並設され、この溝11に本体部12aの先端側部分を後針床2Bに係止してなる薄板状の固定シンカー12が嵌合されている。この固定シンカー12は、本体部12aの上端より補助床20側へ向かって延びる延設部12bを一体的に有している。この延設部12bによれば、編成に伴い盛り上がってきたループが固定シンカー12を越えるのを抑制することも可能である。
また、前後の針床2F,2Bの先端よりも歯口部g側には、本体部12aの上端に嵌挿された天歯としての歯口ワイヤ13,13が各針床2F,2Bの長手方向に延びて設けられている。各歯口ワイヤ13は、歯口部gに垂下する編成された編地のループを係止するものであって、編目形成時のノックオーバーのタイミングに関連する。なお、歯口ワイヤ13が設けられていない歯口部にあっては、前後の針床2F,2Bの先端が天歯となる。
ニードルプレート4は、ニードルジャック7の第1及び第2バット7a,7bが突出できる高さの後方部4aと、前部側を上方に延出させた延出部4bとで形成され、延出部4bの上縁に補助床20が固定されている。なお、図1中の符号10は、編針6の進出時にべら6bを接触により揺動させてフック6aを開放させる刷毛である。
図3はループプレッサー、編針6及び固定シンカー12のレイアウトを示す部分平面図を示している。図3に示すように、各編針6,6間には、各固定シンカー12の一側面に対して隣接してループプレッサー21が設けられている。補助床20には、多数の収容溝22が針溝5と同じピッチで設けられ、この各収容溝22にループプレッサー21が進退動自在に収容されている。
図4はループプレッサー21の平面図及び側面図をそれぞれ示している。この図4に示すように、ループプレッサー21は、概略U字形のプレート部材で形成される。ループプレッサー21は長く延びる薄板状のシャンク211を有し、その先端側にループ押え部212を形成し、他方に基端部213を有する。この基端部213の下縁には、キャリッジWに設けられた選択アクチュエータ23の磁力により吸着される被吸着部材214が固設されている。また、シャンク211は、その先端側より分岐してシャンク211の下方を後方へ延びるアーム215を備えている。シャンク211上面の前後端両位置には、進退制御部としての第1及び第2バット211a,211bが突設されている。ループ押え部212は、下方に略V字状に突出する突出部212aを有する下縁部212bと、下縁部212bの先端から上縁先端に前向きに延びる傾斜面212cと、フラットな上縁部212dとからなる。ループ押え部212は、両側面をカットしてシャンク211よりも薄肉に形成されている。
アーム215は、その先端部が収容溝22の底面に圧接されてループプレッサー21を弾性支持する。ループプレッサー21は、収容溝22内の後退位置(初期位置、図1及び図2に示す位置)において被吸着部材214が選択アクチュエータ23に当接して吸着された際に、アーム215を圧縮変形させた状態で保持される。このアーム215の圧縮変形により引き起こされる弾発力により、ループプレッサー21が上方付勢される。ループプレッサー21は、キャリッジWに設けた進退動カム41によりその進退動と揺動が制御される。
そして、図1に示すように、各補助床20及びループプレッサー21は、歯口部gに向かってループ押え部212の進出方向で斜め上方から斜め下方向きにそれぞれ傾斜している。本実施の形態では、ループプレッサー21及び各補助床20の傾斜角度を、仮想中心線Vと直交する水平線に対してループ押え部212の進出方向で斜め上方から斜め下方向きの略15°としている。これにより、キャリッジWとの干渉が容易に回避され、ループプレッサー21及び各補助床20を簡単にレイアウトすることができる。
なお、ループプレッサー21及び各補助床20の傾斜角度は、これに限定されるものではなく、水平線に対してループ押え部212の進出方向で斜め上方から斜め下方向きの5°〜30°程度の範囲内であればよい。
図5はキャリッジWの左方向への走行時におけるニードルジャック7及びループプレッサー21の各バット7a,7b,211a,211bの通過軌跡を示す図である。この図5において、キャリッジWに配設される編針6の進退動カム31及びループプレッサー21の進退動カム41は、中心線X(図5中の位置Eに相当)を中心に左右対称に設けられる。編針6の進退動カム31は、図示しないカムプレートの中央にニードルレイジングカム32を配置し、その前方に天山カム33を、その左右両側にニードルジャック7の第2バット7bの経路37を介して度山カム34a,34bをそれぞれ設けている。度山カム34a,34bはそれぞれ駆動機構(図示せず)によりニードルレイジングカム32の斜面とほぼ平行な向きに前後動可能に構成されている。符号36はニードレレイジングカム32の内側に設けた目移し受けカムである。天山カム33の前方には、目移しカム38が設けられている。目移しカム38は、目移し出没カム38aと、目移しガイドカム38bとを備えている。符号39は給糸口を示し、この給糸口39はキャリッジWの左方向への走行時の位置を示している。
ループプレッサー21の進退動カム41は、ループプレッサー21を進退動させるとともに、アーム215との協同動作で、ループ押え部212を揺動させる。進退動カム41のカムプレート(図示せず)には、歯口部g側より第1ガイドカム42及び第2ガイドカム43が設けられる。第1ガイドカム42と第2ガイドカム43との間には選択アクチュエータ23により選択されたループプレッサー21の第2バット211bの通過経路44が形成される。
次に、上記の装置の編地編成における実際の動作を説明する。
図6〜図9は、キャリッジWが左方向に走行しながら編目形成を行う際の図5の各位置A〜K毎の状態を横編機の側面から見た図である。
図6の(a)に示す位置Aでは、キャリッジWの進退動カム31が到達する前で、ニードルジャック7及びループプレッサー21の各バット7b,211bは歯口部gから後退した初期位置(休止位置)にある。この位置では、ループプレッサー21はアーム215の圧縮変形により下方に押圧された状態で保持され、その弾発力によりループプレッサー21の後端側が上方に突出付勢される。
図6の(b)に示す位置Bでは、ループプレッサー21の第2バット211bが、第2ガイドカム43に一体に形成した第2バット用プレッサー431で押圧される。このとき、ループプレッサー21が反時計方向に揺動し、被吸着部材214が選択アクチュエータ23に当接して吸着される。
図6の(c)に示す位置Cでは、選択アクチュエータ23の磁極部231まで到達して吸着を絶たれたループプレッサー21の基端部213がアーム215の弾発力により上方へ揺動する。このため、第2バット211bが突出し、第2ガイドカム43の上げカム面43aと係合して歯口部gに向かってループプレッサー21が斜め下方向きに進出する。これにより、歯口部gに向かって進出するループプレッサー21の進出ストロークを利用してループの掻き下ろしに必要な力が十分に確保され、引き返し編成を行う場合のようにループが固定シンカー12の周縁に沿って盛り上がってきても、ループ押え部212によるループの掻き下ろしを円滑に行うことができる。
この位置Cでは、ループプレッサー21の進出の際に、第2バット211bが第2ガイドカム43の上げカム面43a頂部まで案内される。また、第2バット211bは、ループプレッサー21のシャンク211がアーム215の弾発力により上方へ押し上げられることで、第1ガイドカム42のカム面に当接し、ループプレッサー21の姿勢を保持する。
図7の(a)に示す位置Dでは、第1バット211aが第1ガイドカム42に設けた第1バット用プレッサー421の位置にあるため、当該第1バット用プレッサー421による押圧作用を受けてループ押え部212が下方へ揺動する。この下方への揺動によって突出部212aが歯口ワイヤ13,13間に挿入される。これにより、ループ押え部212によって歯口ワイヤ13,13の下方でループを確実に拘束し、編針6の進出によるループのつき上がりを確実に防止することができる。しかも、ループプレッサー21が歯口部gに向けて斜め上方から斜め下方向きに進出することで、ループ押え部212の下方への揺動量が小さくなり、揺動スペースのコンパクト化を図ることができる。
図7の(b)に示す位置Eでは、第1バット固定用プレッサー421による押圧作用を絶たれたループプレッサー21の第1バット211aがアーム215の弾発力により上方へ突出し、ループ押え部212が上昇して、突出部212aを歯口ワイヤ13,13間から離脱させる。この位置Eでは、編針6の進出によるループのつき上がり防止を終えている。
図7の(c)に示す位置Fでは、給糸口39が位置するため、ニードルジャック7の第2バット7bが天山カム33の下げカム面33aに沿ってレイジングカム32の肩位置手前まで後退し、編針6を後退させる。この位置Fでは、ループプレッサー21は第2バット211bを下げカム42aに係合してループ押え部212を歯口部gから一旦後退させ、給糸口39との干渉を避けると共に給糸口39から吐出される編糸がループ押え部212の上に乗り上げないようにしてかわす。
図8の(a)及び(b)に示す位置G,Hでは、第2バット211bが第2ガイドカム43の上げカム面43aと係合して歯口部gに向かってループプレッサー21を若干量ずつ進出させる。また、ニードルジャック7の第2バット7bが天山カム33の下げカム面33aから度山カム34aのカム面に沿って後退し、編針6をさらに後退させる。このとき、ループ押え部212の傾斜面212cは、給糸口39から編針6に掛け渡される編糸を編針6のフック6aで捕捉し易い位置まで案内し、ループプレッサー21はヤーンガイドとして機能することにより、ヤーンガイドを別途設ける必要がない。
図8の(c)及び図9の(a)に示す位置I,Jでは、ニードルジャック7の第2バット7aが度山カム34aのカム面に沿ってさらに後退し、編針6を度決め位置まで後退させる。
図9の(b)に示す位置Kでは、ループ押え部212が初期位置まで後退して退入完了し、編針6の状態は図6の(a)と同じである。このとき、ループ押え部212の先端部が各ループプレッサー21の配列方向で固定シンカー12の延設部12bに対してオーバーラップしている。これにより、固定シンカー12の延設部12bに対するループ押え部212の隣接状態が確保され、進出時に各ループプレッサー21をスムーズに進出させることができる。
本実施の形態では、後針床2B上方のループプレッサー21を進退動させて編成動作する場合についてのみ説明したが、前針床2F上方のループプレッサー21を進退動させて同様に前針床2Fで引き返し編成などの編成動作を行えるのはもちろんのこと、前後の編針を使用するリブ編成や渡り糸の押下げが必要となるインレイ編成などにも前後のループプレッサーを用いることができるのはいうまでもない。
なお、本発明の実施の形態を前記に示したが、本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において実施できる。
1 横編機
2F 前針床
2B 後針床
6 編針
12 固定シンカー
13 歯口ワイヤ
20 補助床
21 ループプレッサー
211 シャンク
212 ループ押え部
211a 第1バット
211b 第2バット
215 アーム
22 収容溝
31 編針の進退動カム
41 ループプレッサーの進退動カム
g 歯口部
W キャリッジ

Claims (3)

  1. 歯口部を挟んで前後に少なくとも一対の針床を備え、この針床上に、進退動自在に配列された多数の編針と、各編針間に配置された固定シンカーとを設けるとともに、前記各針床の上方に、多数のループプレッサーを前記歯口部に対し進退動自在に支持する補助床を設けて、前記各針床上を往復走行するキャリッジに設けた進退動カムにより、前記編針及びループプレッサーを前記歯口部に対して進退動させており、
    前記各ループプレッサーに、シャンクと、このシャンクの先端側に設けられ、前記歯口部の幅よりも長いループ押え部と、前記シャンクの上縁に設けた進退制御部と、前記シャンクから分岐して延びるアームとを設けるとともに、前記各補助床にループプレッサーの収容溝を設けて、前記アームを圧縮変形させて該収容溝に揺動可能に収容し、前記進退動カムにより前記ループ押え部を平面視で対向する各針床上まで進出させ、かつ前記ループプレッサーが進退動する際に前記ループ押え部を揺動させる横編機において、
    前記ループ押え部が、ヤーンガイドの機能を兼ね備えているとともに、
    前記ループプレッサー及び前記各補助床が、前記歯口部に向かって前記ループ押え部の進出方向で斜め上方から斜め下方向きにそれぞれ傾斜して設けられていることを特徴とするループプレッサーを備えた横編機。
  2. 前記ループ押え部は、下方に略V字状に突出する突出部を有し、当該ループ押え部の下方への揺動時に前記突出部の先端を天歯同士の間に挿入させている請求項1に記載のループプレッサーを備えた横編機。
  3. 前記固定シンカーは、前記補助床側に向かって延びる延設部を備えているとともに、
    前記各ループプレッサーは、その進退動時に前記延設部に対して隣接し、前記補助床側への退入完了時に前記延設部に対して前記各ループプレッサーの配列方向で先端部をオーバーラップさせている請求項1に記載のループプレッサーを備えた横編機。
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