JP2013062689A5 - 画像処理装置、その制御方法、及びプログラム - Google Patents

Description

本発明は、画像処理装置、その制御方法、及びプログラムに関し、特に連続的に撮像された画像に対する輝度補正技術に関する。

本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、周波数成分を考慮せずに目標輝度補正量を決定する場合であっても、良好な輝度補正結果の画像を出力する画像処理装置、その制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。

前述の目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、以下の構成を備える。
被写体を撮像して得られた画像を順次取得する取得手段と、取得手段により取得された画像の輝度分布から輝度補正の目標量を決定する決定手段と、取得手段により取得された対象画像の低周波数領域を特定する特定手段と、対象画像に含まれる画素のうち、特定手段により特定された低周波数領域に含まれ、かつ輝度値が所定値以下の領域に対して、予め決定手段により決定された目標量で輝度補正を行う補正手段と、補正手段により目標量で補正された補正後の対象画像の輝度分布と、補正前の対象画像の輝度分布とに基づいて実効補正量を設定する設定手段と、を有し、決定手段は、輝度補正の新たな目標量を、対象画像の輝度分布と実効補正量とに基づいて決定することを特徴とする。

Claims (11)

1. 被写体を撮像して得られた画像を順次取得する取得手段と、
   前記取得手段により取得された画像の輝度分布から輝度補正の目標量を決定する決定手段と、
   前記取得手段により取得された対象画像の低周波数領域を特定する特定手段と、
   前記対象画像に含まれる画素のうち、前記特定手段により特定された前記低周波数領域に含まれ、かつ輝度値が所定値以下の領域に対して、予め前記決定手段により決定された目標量で輝度補正を行う補正手段と、
   前記補正手段により前記目標量で補正された補正後の前記対象画像の輝度分布と、補正前の前記対象画像の輝度分布とに基づいて実効補正量を設定する設定手段と、を有し、
   前記決定手段は、輝度補正の新たな目標量を、前記対象画像の輝度分布と前記実効補正量とに基づいて決定する
   ことを特徴とする画像処理装置。
2. 前記決定手段は、前記新たな目標量を、前記対象画像の輝度分布と前記目標量に対する前記実効補正量の比率とに基づいて決定することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記決定手段は、前記目標量に対する前記実効補正量の比率の逆数を、前記対象画像の輝度分布から決定された輝度補正の目標量に乗じて得られた値を、前記新たな目標量とすることを特徴とする請求項２に記載の画像処理装置。
4. 前記決定手段は、前記目標量に対する前記実効補正量の比率が閾値以下である場合は、前記目標量以下の値に前記新たな目標量を決定することを特徴とする請求項２または３に記載の画像処理装置。
5. 前記決定手段は、前記新たな目標量と前記目標量の差分が所定値以下になる値に前記新たな目標量を決定することを特徴とする請求項２乃至４のいずれか１項に記載の画像処理装置。
6. 前記決定手段は、前記目標量に対する前記実効補正量の比率が１を超える場合に、前記新たな目標量を前記補正手段による輝度補正が行われない値に決定することを特徴とする請求項２乃至５のいずれか１項に記載の画像処理装置。
7. 前記決定手段は、前記目標量に対する前記実効補正量の比率が１を超える場合に、前記新たな目標量を前記目標量よりも小さい値に決定することを特徴とする請求項２乃至５のいずれか１項に記載の画像処理装置。
8. 前記決定手段は、前記目標量での補正後の対象画像における主被写体の露出量と、予め定められた適正露出との差の絶対値が閾値以上である場合に、前記新たな目標量を前記補正手段による輝度補正が行われない値に決定することを特徴とする請求項２乃至７のいずれか１項に記載の画像処理装置。
9. 前記取得手段により取得された画像について、顔領域を検出する顔検出手段をさらに有し、
   前記決定手段は、前記顔検出手段により顔領域が検出された画像より後に前記取得手段により取得された画像について前記顔検出手段により顔領域が検出されない場合に、輝度補正の目標量を、前記顔領域が検出された画像について決定した目標量と同じ値にする
   ことを特徴とする請求項１乃至８のいずれか１項に記載の画像処理装置。
10. 画像処理装置の取得手段が、被写体を撮像して得られた画像を順次取得する取得工程と、
    前記画像処理装置の決定手段が、前記取得工程において取得された画像の輝度分布から輝度補正の目標量を決定する決定工程と、
    前記画像処理装置の特定手段が、前記取得工程において取得された対象画像の低周波数領域を特定する特定工程と、
    前記画像処理装置の補正手段が、前記対象画像に含まれる画素のうち、前記特定工程において特定された前記低周波数領域に含まれ、かつ輝度値が所定値以下の領域に対して、予め前記決定工程において決定された目標量で輝度補正を行う補正工程と、
    前記画像処理装置の設定手段が、前記補正工程において前記目標量で補正された補正後の前記対象画像の輝度分布と、補正前の前記対象画像の輝度分布とに基づいて実効補正量を設定する設定工程と、を有し、
    前記決定手段は前記決定工程において、輝度補正の新たな目標量を、前記対象画像の輝度分布と前記実効補正量とに基づいて決定する
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
11. コンピュータを、請求項１乃至９のいずれか１項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。