JP2013055406A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】覗き見防止機能動作時においても表示パネル正面方向から観察する画像の視認性は維持する。
【解決手段】複数の表示パネルを含み、且つ複数の表示パネルを視差に基づいた間隔をあけて平行に重ね合わせることにより、表示パネルを正面から観る方向において画像を結像させるためのディスプレイパネル160に画像を表示するための画像表示装置であって、表示用画像データに適用する所定パターンを取得するための手段と、表示用画像データを、所定パターンに従って分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示するための手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、画像を立体視するための画像表示装置に関し、特に、画像の覗き見防止機能を有する画像表示装置に関する。
液晶表示デバイスを有するテレビ、携帯電話機などの携帯型端末は、立体画像いわゆる3D(three-dimensionalの略)画像を含むコンテンツを表示する機能を有する。たとえば、特許文献1では、3D画像の表示機能を有するマルチビュー指向性表示装置が開示され、特許文献2では、視差(パララックス)バリヤを用いた3D画像の表示方法が開示される。
3D画像を含むコンテンツには製作コストがかかることから、コンテンツによっては、他人に見せたくないコンテンツも増えてくると思われる。そこで、表示中の3D画像の他人による覗き見の防止機能の提供が望まれていた。
3D画像の覗き見防止機能に関して、従来の平面画像いわゆる2D(two-dimensionalの略)画像のための覗き見防止機能が適用されている。具体的には、液晶画面の上に覗き見防止の為の樹脂材料からなるフィルム状のシートを貼り付けていた。または、画像を表示中に、画像の上に当該画像とは別の図柄やアニメーションを重畳して表示させることで、周囲から表示中の画像を見えにくくする機能(以下、ベールビューという)が提供されていた。
特表2009−500672号公報 特開2002−202477号公報
2D画像のためのベールビューを利用する場合には、ベールビューをONにすると画像全体に別の図柄やアニメーションが重畳して表示されるので、他人による覗き見防止が可能になるが、使用している本人も画像が見えにくくなる。
それゆえに本発明の目的は、覗き見防止機能が動作時においても表示パネル正面方向から観察する画像の視認性は維持する画像表示装置を提供することである。
この発明のある局面に従う画像表示装置は、複数の表示パネルを含み、且つ複数の表示パネルを視差に基づいた間隔をあけて平行に重ね合わせることにより、表示パネルを正面から観る方向において画像を結像させるためのディスプレイパネルに画像を表示するための画像表示装置であって、表示用画像データに適用する所定パターンを取得するための手段と、表示用画像データを、所定パターンに従って分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示するための手段と、を備える。
好ましくは、取得するための手段は、所定パターンを、外部から受付けた操作に基づき作成する手段を含む。
好ましくは、所定パターンは、表示用画像データの所定部分の画像データに対応する部分のパターンの密度が他の部分の密度よりも高いパターンである。
好ましくは、所定部分は、画像表示中にディスプレイパネルがタッチされた場合において、所定パターンの中のタッチ部分に対応した部分である。
好ましくは、表示用画像データは所定データを表示するための画像データを含み、表示するための手段は、表示用画像データのうち所定データの画像データを所定パターンに従って分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示する。
好ましくは、表示するための手段は、複数の表示パネルそれぞれに表示される画像のサイズを、複数の表示パネル間の間隔に基づき変更する。
本発明によれば、複数の表示パネルを視差に基づいた間隔をあけて平行に重ね合わせたディスプレイパネルの各表示パネルに分割した各画像を表示することで、表示パネル正面方向から観察する方向において画像を結像させるが、他の方向から見る場合には、表示パネル間の間隔で画像はずれたように結像する。これにより、覗き見防止機能が動作時においても表示パネル正面方向から観察する画像の視認性は維持することができる。
本実施の形態に係る画像表示装置が搭載される携帯型電話機のブロック図である。 本実施の形態に係る表示部の構成図である。 本実施の形態に係る合成画像データに従うベールビュー実現の方法を説明するための表示画像を例示する図である。 本実施の形態に係る視点について説明する図である。 本実施の形態に係るベールビュー実施時の表示画像の或る部分を拡大した状態を示すイメージ図である。 本実施の形態に係る深度差に従って表示画像のサイズを変更する手順を模式的に示す図である。 本実施の形態に係る深度差による画像サイズ変更を含むベールビュー実施のための処理フローチャートである。 本実施の形態に係るベールビュー強調の指定方法を取得する処理フローチャートである。 本実施の形態に係るベールビュー強調処理のフローチャートである。 本実施の形態に係る電話帳データの表示画像のうち電話番号の画像のみにベールビューを実施した状態を示す図である。 本実施の形態に係るアプリケーション毎にベールビューを設定するためのフローチャートである。 本実施の形態に係るベールビュー情報の取得処理のフローチャートである。 本実施の形態に係るベールビュー情報の他の例を示す図である。 本実施の形態に係るベールビュー情報の他の例を示す図である。 本実施の形態に係るベールビュー情報の他の例を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施の形態では、画像表示装置は携帯情報処理端末の1種である携帯型電話機に搭載される場合を例示するが、搭載される装置は携帯情報処理端末に限定されず、コンピュータなど据え置き型の装置に搭載されるとしてもよい。
(構成)
図1は、本実施の形態に係る画像表示装置が搭載される携帯型電話機のブロック図である。図1を参照して携帯型電話機100は、通信のためのアンテナ151および無線装置15、プログラムおよびデータを記憶するためのROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などからなる記憶部110、ユーザからの指示を受付けるために操作される操作部140、CPU(Central Processing Unit)120、ディスプレイパネル160および画像を表示するようにディスプレイパネル160を制御するための表示ドライバ130を備える。
記憶部110は、静止画および動画の各種の画像データを記憶するための画像記憶部1、ならびにベールビュー情報を記憶するためのベールビューテンプレート記憶部2、自作ベールビュー記憶部3、ベールビューパターン記憶部4およびダウンロードベールビュー記憶部5を含む。
ベールビューテンプレート記憶部2にはベールビュー情報のテンプレートが予め格納される。自作ベールビュー記憶部3には、ユーザが自ら、またはベールビューテンプレート記憶部2のテンプレートを利用して操作部140の操作により作成したベールビュー情報が格納される。ダウンロードベールビュー記憶部5には、外部装置からインターネットなどの通信回線(図示せず)および無線装置15を介してダウンロードしたベールビュー情報が格納される。
操作部140は、ディスプレイパネル160と一体的に構成されるタッチパネル部6Aおよび複数のキーからなるキー部6Bを含む。
図2には、本実施の形態に係る表示部の構成が示される。表示部は、図1の表示ドライバ130よびディスプレイパネル160を含む。図2を参照して、ディスプレイパネル160は、表示用光源としてのバックライト400、バックライト400から出射される白色光を均一に拡散する拡散板(図示せず)、液晶層を2枚の基板で挟んだ構成の複数枚の液晶パネル330,331,332,333を含む。なお、立体視可能とするために複数枚の液晶パネルは、視差に基づいた間隔(距離)をあけて表示面を平行にして層状に重ね合わせられる。
表示ドライバ130は、バックライトの400の制御部(図示せず)、液晶パネル330,331,332,333のそれぞれに対応して設けられて、且つ対応する液晶パネルの動作を制御するための液晶ドライバ140,141,142,143を含む。ここでは、液晶パネル330,331,332,333のそれぞれは同様な構成および機能を有するので、液晶パネルと総称する場合がある。また、液晶ドライバ140,141,142,143のそれぞれも同様な構成および機能を有するので、液晶ドライバと総称する場合がある。
本実施の形態では、層状に重ねられた液晶パネル330,331,332,333のそれぞれを、層として区分する場合にはディスプレイパネル160の表面側に位置する液晶パネルから順番に深度0レイヤ、深度1レイヤ、深度2レイヤ、深度3レイヤと称する。ここで“深度”は、矢印R方向に、すなわちディスプレイパネル160を正面方向から観察するユーザの眼から液晶パネルで表示される画像までの距離を指す。したがって、遠方に表示するべき画像をたとえば深度3レイヤに表示し、近くに表示するべき画像をたとえば深度1レイヤに表示することで、矢印R方向に観察するユーザに対して表示画像に遠近感をもたらし、立体視させることができる。
液晶パネルは、2枚のガラス材料からなる基板を有し、両基板は間に液晶層を挟持(封止)する。両基板の液晶層側には、液晶パネルの表示素子の構成要素として、スイチッング素子である薄膜トランジスタ(TFT)、画素電極、バス配線、配向膜、ブラックマトリクス(BM)などが設けられている。すなわち、一方の基板は、いわゆるTFTアレイ基板であり、他方の基板は、いわゆるカラーフィルタ基板(CF基板)である。このように液晶パネルは、画素がマトリクス状に配列されたアクティブマトリクス型の液晶パネルである。
TFTアレイ基板は、ガラス材料の基板と、この基板上に形成された複数のTFT素子と、TFT素子のドレイン電極に接続された画素電極と、この基板の背面上に配置された偏光板とを含む。CF基板は、ガラス材料の基板と、この基板の主表面のうち、TFTアレイ基板と対向する主表面に形成されたカラーフィルタと、カラーフィルタ上に形成された共有電極と、この基板上に配置された偏光板とを含む。動作において、液晶パネルは、対応の液晶ドライバから、画素電極と共有電極とにそれぞれ画像データに従って所定の電圧が印加されることで、液晶層内の液晶分子の配列が制御され、画素ごとにバックライト400からの光の透過が制御される。この場合に、ディスプレイパネル160の、たとえばレイヤ0の画像が表示されない部分画素には、その下の例えばレイヤ1の液晶パネルからの光を透過するように電圧が印加される。これにより、当該部分画素に対応したレイヤ1の画素を透過する光はレイヤ0を透過して観察者の眼に入射する。これにより、異なるレイヤに画像を表示しても、異なるレイヤの表示画像を同時に確認することができる。
本実施の形態では、ディスプレイパネル160に2D画像を表示することもできる。ディスプレイパネル160に2D画像を表示するときのメカニズムを説明する。この場合には、複数層のうちの同一レイヤの液晶パネル、より好ましくは深度0レイヤの液晶パネル333に液晶ドライバ143により記憶部110の画像記憶部1から読出された2D画像が表示される。これにより、観察者は2D画像を、すなわち平面画像を観察することができる。
本実施の形態では、ユーザは操作部140を操作することにより、ディスプレイパネル160に表示する画像を3D画像および2D画像のいずれかに切替えるための切替指示を入力することができる。切替指示により3D画像表示が指示されたときは、3D画像が表示され、2D画像表示が指示されたときは2D画像が表示される。
図1に戻り、CPU120の構成について説明する。なお、CPU120は、画像記憶部1の2D画像と3D画像を表示部に表示するための機能を有するが、ここでは、説明を簡単にするための3D画像を表示する場合について説明する。なお、本実施の形態では、3D画像データは異なる深度の液晶パネルに画像を表示させることで立体視させるための画像データを指す。1枚の液晶パネルで表示する場合には、2D画像として認識されるような画像データである。
CPU120は、ベールビュー設定部7、3D画像の分解制御部8、3D画像認識部9、3Dアプリ制御部16および3D画像の合成制御部13を備える。
ベールビュー設定部7は、ベールビューテンプレート記憶部2、自作ベールビュー記憶部3、ベールビューパターン記憶部4およびダウンロードベールビュー記憶部5のいずれかからベールビュー情報を読出し、分解制御部8に出力する。
分解制御部8は、画像記憶部1から読出された3D画像データと、ベールビュー設定部7から入力したベールビュー情報とに基づき、3D画像データをベールビュー情報が指示するパターンに従って、異なる深度に表示するべき複数の画像データに分割する。説明を簡単にするために、ベールビュー情報が指示するパターンは市松格子状のパターンであると想定する。
分解制御部8は、3D画像データを市松格子状に分解することにより、3D画像データから深度1レイヤの液晶パネルに表示されるべき画像データ10と深度2レイヤの液晶パネルに表示されるべき画像データ11とに分割する。たとえば、市松格子が白黒の2色で区分される場合に、白の領域の画像データ10と黒の領域の画像データ11とに分割することになる。
なお、ベールビュー情報が指示するパターンによっては、分割により、さらに別の深度たとえば深度3レイヤの液晶パネルに表示されるべき画像データ12が出力される場合もある。ここでは、説明を簡単にするために、3D画像データは、画像データ10と11に分割されると想定する。
画像データ10と11は、合成制御部13に与えられる。合成制御部13は、画像データ10と11を合成し、合成により取得した画像データ(以下、合成画像データという)を、表示部に出力する。具体的には、合成制御部13は、画像データ10と11のそれぞれに対して深度0レイヤ〜深度3レイヤのうちいずれのレイヤに表示させるかを指示する“レイヤデータ”を付加し、操作部140から入力した“3D切替指示”を含ませることにより合成画像データを取得する。
表示ドライバ130は、画像データ10と11のそれぞれに対応した“レイヤデータ”に基づき、当該画像データを与えるべき液晶ドライバを決定し、決定した液晶ドライバに対応の画像データを出力する。ここでは、深度0レイヤ〜深度3レイヤの各深度と、当該レイヤの液晶パネルを駆動する液晶ドライバを指す情報とを対応付けたテーブルが記憶部110に予め格納されている。したがって、表示ドライバ130は、合成画像データの“レイヤデータ”に基づき当該テーブルを検索することにより、画像データ10と11を与えるべき液晶ドライバを決定することができる。
この場合、テーブルを検索することにより、表示ドライバ130は、画像データ10を液晶ドライバ142に与え、画像データ11を液晶ドライバ141に与える。液晶ドライバ142は画像データ10に従って、液晶パネル332の画素電極と共有電極とにそれぞれ電圧を印加することにより、画像データ10に従う画像を表示させる。また、液晶ドライバ141は画像データ11に従って、液晶パネル331の画素電極と共有電極とにそれぞれ電圧を印加することにより、画像データ11に従う画像を表示させる。
(パターン分割による画像表示)
図3は、合成画像データに従うベールビュー実現の方法を説明するための表示画像を例示する図である。図3の(A)には、元の3D画像データによる表示画像101が示される。本実施の形態では、この3D画像データを、図2で説明した表示の飛び出しや奥行きを表現するための“深度”の異なるレイヤを利用することにより、ベールビューを実現する。図4で、異なる視点でディスプレイパネル160の表示画像を確認する状態を模式的に説明する図である。
まず、図3の(B)と(C)には、液晶パネル332による画像データ10に従う表示画像102と、液晶パネル331による画像データ11に従う表示画像103とが示される。ここでは、分解制御部8は、3D画像データをスリット状に分割するのではなく、ベールビュー情報に従って市松格子状に分割することにより、元の3D画像データから、異なる深度に表示されるべき2つの画像データを生成する。2つの画像データは、ともに元の3D画像データの縦情報および横情報が1/2となるように加工されている。つまり、2つの画像データに従う画像102と103を図3の(D)のように重畳して合成したときに元の画像全体を確認することができるような表示画像104が得られるように分割が行われる。これにより、画像102と103が表示されることで、ディスプレイパネル160の正面方向である図2の矢印R方向に表示画像を観察するユーザには、画像102と103が表示される異なるレイヤ間の深度に従う設定視差量に基づく奥行感があたえられる。
これに対し、正面方向以外から画像を観察する場合には、液晶パネル間の間隔により観察者の眼には画像がずれたように結像する。つまり、従来のパララックスバリヤを用いて立体視させる場合には、縦スリット分割のために2つの画像(左目用画像および右目用画像)それぞれは、横方向の情報が半減するだけであるが、本実施の形態では市松格子状に分割することで縦方向および横方向ともに情報は減少する。したがって、図3の(E)の画像102と画像103が同時に表示された場合には、ディスプレイパネル160を正面方向から観る図4のAさんの視点からは、図3の(D)のような画像を観察できる。これに対して、ディスプレイパネル160の右側方向から見る場合(図4のBさんの視点)では、左側となる画像103の一部が結合して画像が部分的に欠落した状態の画像105を観察することになる。図4のCさんの視点による左側方向から表示画像を観る場合にも右側方向から見るBさんと同様に見えことになる。なお、図3では、市松格子状の画面分割が分かりやすいように、色を濃くしているが、実際は同じ色相である。
図5は、パターン分割によるベールビュー実施時の図3の(D)の表示画像104の或る部分を拡大した状態を示すイメージ図である。図5の(A)は、当該部分における深度1レイヤの表示画像102と深度2レイヤの表示画像103が拡大して示される。図5の(A)は表示画像104の当該部分画像をディスプレイパネル160の正面方向から見た画像を示し、図5の(B)と(C)は当該部分画像をディスプレイパネル160の右側方向と左側方向から見た画像をそれぞれ示し、図5の(D)は当該部分を、ディスプレイパネル160を斜め左側方向から見た画像を示す。
図示されるように、市松格子状に従って分割した画像それぞれを異なるレイヤの液晶パネルに表示することによって、ディスプレイパネル160を観る方向(角度)によって、部分301のように異なるレイヤの表示画像どうしが重なるようにずれてしまうために画像が暗くなって見える部分と、部分401のように異なるレイヤの表示画像どうしがずれて重ならず、隙間ができ、隙間では何も画像が表示されないように見える部分が発生する。これにより、深度の違いを利用することで、ディスプレイパネル160を正面方向から観察した者の眼には、部分301および401を含まない正しい画像(表示画像104)を結像させることが可能となり、正面方向ではない他の方向から観察した者の眼には、図5の(B)〜(D)のように部分301と401を含む画像が結像することになって表示画像104を確認することができなくなる。これにより、ディスプレイパネル160を正面方向とは異なる方向から観る者には、表示画像104に対してベールビューを実施することができる結果、覗き見を防止することができる。
(深度差による画像サイズの変更)
図6は、深度の差に従って表示画像のサイズを変更する手順を模式的に示す図である。上述した市松格子状に画像を分割した場合には、分割により取得した画像102と画像103が表示されるレイヤ間の深度差が大きくなるほど、表示画像104においては、図6の(A)に示すように、隣接する画像102と画像103との間の隙間が大きくなる。深度差が大きくなると、この隙間は、ディスプレイパネル160の正面方向から観察する場合であっても顕著となる。
そこで、本実施の形態では、覗き見防止効果を維持しながら且つ正面方向からの表示画像104の視認性を改善するために、当該隙間を画像で補うように(図6の(B)参照)、合成制御部13のサイズ変更部131による表示画像のサイズ変更処理が行われる。図6の(B)では、より深度が大きい液晶パネルに表示される画像103を、そのサイズを大きくし画像103Aに変更する。これにより、深度差による隙間がサイズ拡大された画像103Aにより補われて、表示画像104の視認性が損なわれるのを防止することができる。
図7は、本実施の形態に係る深度差による画像サイズ変更を含むベールビュー実施のための処理フローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは予め記憶部110に格納されており、CPU120が記憶部110から当該プログラムを読出し、実行することによりベールビューが実現される。
なお、画像サイズ変更のために、記憶部110には調整値テーブル132が予め格納される。調整値テーブル132には、層状に重ねられた複数の液晶パネル間の間隔である複数種類の深度差と、深度差のそれぞれに対応して調整値が格納される。調整値は、拡大されるべき画像のサイズを100%とした場合に、何割増しに画像を拡大するかを指示する値(たとえば、105%、110%など)を指し、予め実験により取得される。
動作において、ベールビュー設定部7は、記憶部110から操作部140を介してユーザが指定するベールビュー情報を読出し、分解制御部8の出力する(ステップS59)。
分解制御部8は、画像記憶部1から読出した3D画像と、ベールビュー設定部7から入力したベールビュー情報とに基づき、3D画像を画像データ10と画像データ11とに分割し、画像データ10と11は、合成制御部13に与えられ、合成制御部13により合成画像データが取得される(ステップS60)。
画像データ10と11が、合成制御部13に与えられると、サイズ変更部131は、合成制御部13が画像データ10と11に付加された“レイヤデータ”に基づき、画像データ10と11に従う画像を表示するべきレイヤが2個以離れている、すなわち両レイヤ間の深度差が2以上であるか否かを判定する(ステップS61)。
2以上離れていないと判定すると(ステップS61でNO)、処理はステップS65に移行し、合成制御部13による合成画像データをそのまま表示部に出力する(ステップS65)。
一方、2以上離れていると判定すると(ステップS61でYES)、両レイヤ間の深度差に基づき調整値テーブル132を検索する。検索により、当該深度差に対応した調整値を調整値テーブル132から読出す(ステップS62)。
サイズ変更部131は、合成画像データにおいて画像データ10と11に付加されている“レイヤデータ”に基づき、画像データ10と11のうちから、深度がより大きい方(すなわち、ディスプレイパネル160の表面からより遠い方)のレイヤに表示されるべき画像データを選択し、選択された画像データを、ステップS62で読出した調整値に基づく大きさに拡大処理する(ステップS63)。図6では、画像103の画像データが拡大処理される。その後、拡大された画像データを含む合成画像データが表示部に出力される。
なお、本実施の形態では、画像の拡大処理には、源画素と源画素との間に推定した画素を与える補間方法を適用するが、適用する方法は、この方法に限定されない。
(ベールビュー強調設定)
図8は、本実施の形態に係るベールビュー強調の指定方法を取得する処理フローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは予め記憶部110に格納されており、CPU120が記憶部110から当該プログラムを読出し、実行する。
ベールビュー強調の方法は、「タッチ検知強調」と「人検知強調」の2種類があり、操作部140からいずれかの方法を予め指定しておくことができる。「タッチ検知強調」は、ユーザがディスプレイパネル160でベールビューが実施されている画像中の部分画像をより効果的に隠したい時に、当該部分画像をタッチパネル部6Aで指定操作することで、当該部分画像に対するベールビュー効果を強調する機能である。「人検知強調」は、ベールビューが実施されるべき3D画像に人の画像である部分画像が含まれていると判定した場合には、当該部分画像に対するベールビュー効果を強調する機能である。
図8を参照して、ベールビュー設定部7は、操作部140の操作に基づき、ユーザが予め指定するベールビュー強調の方法を判定する(ステップS32)。判定の結果は、記憶部110に強調指定データ72として格納される。強調指定データ72は、初期値として“タッチ検知強調”が設定さていると想定する。
判定の結果、「タッチ検知強調」と判定すると、ベールビュー設定部7は、記憶部110の強調指定データ72に“タッチ検知強調”をセットする(ステップS33)、「人検知強調」と判定すると、ベールビュー設定部7は、強調指定データ72に“人検知強調”をセットする(ステップS34)。これにより、ユーザが所望するベールビュー強調の方法を取得することができる。
図9は、本実施の形態に係るタッチ検知強調が指定されている場合のベールビュー強調処理のフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは予め記憶部110に格納されており、CPU120が記憶部110から当該プログラムを読出し、実行する。ここでは、強調指定データ72には“タッチ検知強調”がセットされていると想定する。
まず、ディスプレイパネル160には、図3の(D)のようにベールビュー効果を奏する画像104が表示される(ステップS41)。ユーザがタッチパネル部6Aを操作してディスプレイパネル160の所望部分をタッチすると、表示ドライバ130によりタッチ位置がディスプレイパネル160の表面における座標値として検出されて、検出された座標情報は、CPU120に出力される(ステップS42)。
ディスプレイパネル160には、ユーザはタッチした部分の画像のベールビュー効果が他の部分よりも強調された画像が表示される(ステップS43)。具体的には、分解制御部8は、座標情報に基づき、ベールビュー設定部7から入力するベールビュー情報が指示するパターンにおける当該座標に対応する部分パターンを特定し、特定した部分パターンの市松格子のパターン密度が他の部分よりも高くなる、すなわちパターンが細かくなるように変更(編集)し、変更後の市松格子状のパターンを用いて、元の3D画像を画像データ10と11に分割し、当該画像データ10と11を含む合成画像データを生成し、表示部に出力する。これにより、ディスプレイパネル160には、ユーザはタッチした部分の画像のベールビュー効果が他の部分よりも強調された画像が表示される。
その後、表示ドライバ130は、タッチパネル部6Aの操作による信号に基づき、ユーザがディスプレイパネル160からタッチしていた指を離したことを検出すると(ステップS44)、当該検出信号はCPU120に出力される。
ディスプレイパネル160には、ユーザがタッチする前のベールビュー効果を有する元の画像が復帰(表示)される(ステップS45)。具体的には、分解制御部8は、ベールビュー設定部7から入力するベールビュー情報が指示するパターンを用いて、元の3D画像を画像データ10と11に分割し、当該画像データ10と11を含む合成画像データを生成し、表示部に出力する。これにより、ディスプレイパネル160には、ユーザはタッチする前のベールビュー効果を奏する(ベールビュー効果が強調される前の)画像が表示される。
なお、ユーザがディスプレイパネル160からタッチしていた指を離すことを想定して、ユーザがタッチする前のベールビュー効果を有する画像データ10と11からなる合成画像データを記憶部110に退避させておくとしてもよい。そして、タッチしていた指を離したことが検出されたときは、退避しておいた合成画像データを記憶部110から読出し表示部に出力すれば、分解制御部8による画像分割と、合成制御部13による合成画像データの生成を省略することができる。
次に、強調指定データ72には“人検知強調”がセットされている場合には、ベールビュー効果は次のようにして強調される。
ベールビュー設定部7は、画像記憶部1から3D画像データを読出すと、強調指定データ72に基づき、画像認識部9を起動する。画像認識部9は、3D画像データにおける人間の顔画像を認識する。具体的には、顔の特徴を表すパターンデータを用いて3D画像データをパターンマッチング処理し、パターンデータと類似度が高い部分の画像を、顔画像と判定する。3D画像データにおける顔画像に対応する位置座標情報を取得し、分解制御部8に出力する。なお、顔画像の判定方法は、これに限定されない。
分解制御部8は、座標情報に基づき、ベールビュー設定部7から入力するベールビュー情報が指示するパターンにおける当該座標に対応する部分パターンを特定し、特定した部分パターンの市松格子が細かくなるように編集し、編集後の市松格子状のパターンを用いて、元の3D画像を画像データ10と11に分割し、当該画像データ10と11を含む合成画像データを生成し、表示部に出力する。これにより、ディスプレイパネル160には、人間の顔画像に対するベールビュー効果が他の部分よりも強調された画像を表示することができる。
以上のように、3D画像のタッチされた部分画像または人の画像については、他の部分画像よりもベールビュー効果を強調することで、所望する部分画像または人の画像が覗き見されるのを効果的に防止することができる。
(アプリケーション別のベールビューの設定)
本実施の形態では、電話帳アプリケーション(プログラム)が起動されると、当該プログラムにより表示される3D画像のうち電話番号など見せたくない部分画像にベールビューを実施する。図10には、本実施の形態に係る電話帳データの表示画像のうち電話番号の画像のみにベールビューを実施した状態が示される。
図11には、本実施の形態による選択されたアプリケーションの表示画像におけるベールビューを実施するべき部分画像を設定するための処理フローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは予め記憶部110に格納されており、CPU120が記憶部110から当該プログラムを読出し、実行する。
ユーザが操作部140を操作してアプリ別ベールビュー機能を選択すると、CPU120は当該操作に従う指示に基づき、3Dアプリ制御部16を起動する。
3Dアプリ制御部16は、操作部140のユーザ操作に基づき、アプリケーションを選択する(ステップS51)。ここでは、アドレス帳のアプリケーション、スケジュール帳のアプリケーション、およびギャラリのアプリケーションのプログラムとデータ(アドレス帳データ、スケジュール帳データ、ギャラリのデータ)が記憶部110に予め格納されており、これらのいずれかが選択される(ステップS52、S53、S54)。アドレス帳データは、名前、住所、電話番号、FAX(ファクシミリ)番号などが登録されていると想定する。
たとえば、アドレス帳のアプリケーションが選択されると、3Dアプリ制御部16は、ユーザの操作部140の操作に基づき、ベールビューを実施すると指定された情報(たとえば、名前、住所、電話番号、FAX番号のうちの1つ以上)を選択する(ステップS55)。たとえば、電話番号が選択されたとする。
3Dアプリ制御部16は、アドレス帳のアプリケーションによる表示画像における選択された情報(電話番号)の表示位置である座標情報を取得する(ステップS56)。これにより、アドレス帳のアプリケーションによる表示画像における選択された情報の部分画像にのみベールビューを実施するための情報が設定される。
その後、アドレス帳のアプリケーションが起動されて、図10の画像が表示される場合には、3Dアプリ制御部16は、記憶部110から読出したアドレス帳のデータに基づき所定手順で3D画像データを生成し、生成した3D画像データと、ステップS56で取得した座標情報(電話番号の画像の位置座標情報)とを分解制御部8に出力する。
分解制御部8は、3Dアプリ制御部16からの座標情報と3D画像データとベールビュー設定部7からのベールビュー情報に基づき市松格子のパターンを、座標情報が指示する部分画像にのみ適用して3D画像データを深度1画像データ10と深度2画像データ11に分割する。これにより、3D画像データの画像のうち座標情報が指示する部分画像のみ市松格子のパターンに従って異なる深度の2枚の画像に、そして3D画像データの画像の他の領域の画像は分割されずに、一方の深度(たとえば、深度1)にのみ表示されるように分割が行われる。
このようにして分割された画像データは合成制御部13を介して表示部に出力され、ディスプレイパネル160に表示される(図10を参照)。
(ベールビュー情報の取得)
図12は、本実施の形態に係るベールビュー情報の取得処理のフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは予め記憶部110に格納されており、CPU120が記憶部110から当該プログラムを読出し、実行することによりベールビュー設定部7による機能が実現される。図12のフローチャートに従って、ユーザ操作による使用するベールビュー情報の選択および取得するための処理を説明する。
ユーザが操作部140を操作してベールビュー設定機能を選択すると、ベールビュー設定部7は、使用するベールビュー情報の選択肢をディスプレイパネル160に表示する(ステップS11)。選択肢は、たとえば、「テンプレート」、「ネットワークからダウンロード」、および「ユーザ作成」を含む。ユーザは操作部140を操作して所望する選択肢を選択する。
「テンプレート」が選択されると(ステップS12)、ベールビュー設定部7は、使用するベールビュー情報を、ベールビューテンプレート記憶部2から読出す(ステップS21)。これにより、使用するベールビュー情報が決定する。
「ネットワークからダウンロード」が選択されると(ステップS13)、ベールビュー設定部7は無線装置15を介して所定サーバ装置のホームページをアクセスし(ステップS15)、当該ホームページから所望のベールビュー情報を選択し(ステップS16)、選択したベールビュー情報をダウンロードし、記憶部110のダウンロードベールビュー記憶部5に格納する(ステップS20)。ベールビュー設定部7は、使用するベールビュー情報を、ダウンロードベールビュー記憶部5から読出す(ステップS21)。これにより、使用するベールビュー情報が決定する。
また、ユーザは所望するベールビュー情報を作成することもできる。操作部140を介してユーザにより「ユーザ作成」が選択される(ステップS14)、ベールビュー設定部7はベールビューテンプレート記憶部2からテンプレートであるベールビューのパターンを読出し、ディスプレイパネル160に表示する。ユーザは、操作部140を操作して所望するテンプレートを選択する(ステップS17)。
ユーザは、選択したテンプレートを所望のベールビューのパターンに編集するために、操作部140を操作する。ベールビュー設定部7のパターン作成部71は、操作部140からのユーザ操作に基づき、たとえば、テンプレートのパターンの個数およびパターンの大きさを変更することによりユーザ所望のパターンを作成する(ステップS18、S19)。具体的には、テンプレートが市松模様の格子パターンである場合には、格子のマスの個数および大きさを変更する。これにより、1つのテンプレートから覗き見防止のためのユーザが所望するベールビューのためのパターンを作成する。
ベールビュー設定部7は、作成されたパターンのベールビュー情報を自作ベールビュー記憶部3に格納する(ステップS20)。ベールビュー設定部7は、使用するベールビュー情報を、自作ベールビュー記憶部3から読出す(ステップS21)。これにより、使用するベールビュー情報が決定する。
(ベールビュー情報の例示)
ベールビュー情報として利用できるパターンは、上述した市松模様の格子状に限定されるものではない。たとえば、図13の左側のパターンで画像データ10と11に分割する場合でも、ディスプレイパネル160を正面方向ではなく右側方向または左側方向から見る場合には、図13の右側のように画像データ10と11の画像間に隙間を生じさせることができ、ベールビューの効果を得ることができる。
また、図14および図15のように星型および丸型のパターンを用いることもできる。図15では見られたくない部分画像をタッチすることによって、上述の“タッチ検知強調”の機能によりパターンが集まって複雑にすることもできる。
(他の実施の形態)
本実施の形態の上述した各種機能は、CPU120のプロセッサを含むコンピュータを動作させるための表示処理プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、携帯電話機に付属するメモリ媒体(メモリ形状のカード、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、ROM、RAMなど)であって、CPU120が読取り可能な記録媒体に記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、ネットワークを介して無線装置15により受信した携帯電話機の所定記憶領域へのダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
提供されるプログラム製品は、記憶部110などのプログラム格納部にインストールされてCPU120により読出されて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
(実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、ベールビューに適用するパターンを、ユーザが所望するように作成することができ、また、外部装置から配信されるテンプレートなどから選択することもでき、ベールビューによる効果的な覗き見防止をすることができる。
“タッチ検知強調”の機能によりタッチするだけで、ベールビューを強調することができる。また、ユーザが記憶部110に格納しておいた3D画像のみならずアプリケーションプログラムによる表示画像の一部(電話番号など)にベールビューを実施することができて、利便性に優れる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像記憶部、2 ベールビューテンプレート記憶部、3 自作ベールビュー記憶部、4 ベールビューパターン記憶部、5 ダウンロードベールビュー記憶部、6A タッチパネル部、6B キー部、7 ベールビュー設定部、8 分解制御部、9 画像認識部、10,11,12 画像データ、13 合成制御部、15 無線装置、16 アプリ制御部、71 パターン作成部部、72 強調指定データ、100 携帯型電話機、101,102,103,104 表示画像、110 記憶部、130 表示ドライバ、131 サイズ変更部、132 調整値テーブル、140 操作部、140,141,142,143 液晶ドライバ、151 アンテナ、160 ディスプレイパネル、330,331,332,333 液晶パネル、400 バックライト。

Claims (8)

  1. 複数の表示パネルを含み、且つ複数の表示パネルを視差に基づいた間隔をあけて平行に重ね合わせることにより、表示パネルを正面から観る方向において画像を結像させるためのディスプレイパネルに画像を表示するための画像表示装置であって、
    表示用画像データに適用する所定パターンを取得するための手段と、
    表示用画像データを、所定パターンに従って分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示するための手段と、を備える画像表示装置。
  2. 前記取得するための手段は、
    前記所定パターンを、外部から受付けた操作に基づき作成する手段を含む、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記所定パターンは、前記表示用画像データの所定部分の画像データに対応する部分のパターンの密度が他の部分の密度よりも高いパターンである、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記所定部分は、画像表示中に前記ディスプレイパネルがタッチされた場合において、前記所定パターンの中のタッチ部分に対応した部分である、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 表示用画像データは所定データを表示するための画像データを含み、
    前記表示するための手段は、
    表示用画像データのうち前記所定データの画像データを所定パターンに従って分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示する、請求項1から4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記表示するための手段は、
    複数の表示パネルそれぞれに表示される画像のサイズを、複数の表示パネル間の間隔に基づき変更する、請求項1から5のいずれかに記載の画像表示装置。
  7. 複数の表示パネルを含み、且つ複数の表示パネルを視差に基づいた間隔をあけて平行に重ね合わせることにより、表示パネルを正面から観る方向において画像を結像させるためのディスプレイパネルが接続されるプロセッサに画像表示方法を実行させるためのプログラムであって、
    前記画像表示方法は、
    前記プロセッサに、表示用画像データに適用する所定パターンを取得させるステップと、
    前記プロセッサに、表示用画像データを、所定パターンに従って分割させ、分割された複数の画像データのそれぞれを、複数の表示パネルのそれぞれに表示させるステップと、を備えるプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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