JP2013168781A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】立体像(3次元画像)の状態を可変にして表示する。
【解決手段】表示装置は、第1画像を表示する第1表示部と、第1画像が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に、第1画像内のエッジ部分を示すエッジ画像を含む第2画像を表示する第2表示部と、第1表示部が表示する第1画像と第2表示部が表示する第2画像とによって表示される立体像の状態を示す立体像情報に基づいて、第2表示部が表示する第2画像に含まれるエッジ画像を生成する生成部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】表示装置は、第1画像を表示する第1表示部と、第1画像が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に、第1画像内のエッジ部分を示すエッジ画像を含む第2画像を表示する第2表示部と、第1表示部が表示する第1画像と第2表示部が表示する第2画像とによって表示される立体像の状態を示す立体像情報に基づいて、第2表示部が表示する第2画像に含まれるエッジ画像を生成する生成部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、表示装置に関する。
近年、例えば、立体像(3次元画像)の奥行き位置に応じた明るさの比を付けた複数の画像(2次元画像)を、奥行き位置の異なる複数の表示面に表示させることによって、これら複数の画像を重ねて観察した観察者が立体像を認識することができる表示方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
上記のような表示方法においては、立体像が表示される奥行き位置や立体像として認識することができる視点の位置などの立体像の状態を可変にして表示するために、複数の画像の表示位置や明るさの比の設定を変化させて画像を表示することがある。しかしながら、上記のような表示方法は、複数の画像の表示位置や明るさの比が精密に設定されていない場合には、観察者が立体像を認識することができないことがある。複数の画像の表示位置や明るさの比を精密に設定して画像を表示することは一般的に困難であるため、上記のような表示方法は、表示される立体像の奥行き位置や視点などの立体像の状態を可変にして表示することができないことがあるという問題があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、表示される立体像の奥行き位置や視点などの立体像の状態を可変にして表示することができる表示装置を提供することにある。
本発明の一実施形態は、第1画像を表示する第1表示部と、前記第1画像が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に、前記第1画像内のエッジ部分を示すエッジ画像を含む第2画像を表示する第2表示部と、前記第1表示部が表示する前記第1画像と前記第2表示部が表示する前記第2画像とによって表示される立体像の状態を示す立体像情報に基づいて、前記第2表示部が表示する前記第2画像に含まれる前記エッジ画像を生成する生成部と、を備えることを特徴とする表示装置である。
この発明によれば、表示される立体像の奥行き位置や視点などの立体像の状態を可変にして表示することができる。
[第1の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における表示装置10を含む表示システム100の構成の一例を示す構成図である。表示システム100は、画像情報供給装置2と、表示装置10とを備えている。以下、各図の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。表示装置10が画像を表示している方向をZ軸の正の方向とし、当該Z軸方向に垂直な平面上の直交方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向とする。ここでは、X軸方向は、表示装置10の水平方向とし、Y軸方向は表示装置10の鉛直方向とする。
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における表示装置10を含む表示システム100の構成の一例を示す構成図である。表示システム100は、画像情報供給装置2と、表示装置10とを備えている。以下、各図の説明においてはXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。表示装置10が画像を表示している方向をZ軸の正の方向とし、当該Z軸方向に垂直な平面上の直交方向をそれぞれX軸方向及びY軸方向とする。ここでは、X軸方向は、表示装置10の水平方向とし、Y軸方向は表示装置10の鉛直方向とする。
画像情報供給装置2は、表示装置10に第1画像情報を供給する。ここで、第1画像情報とは、表示装置10によって表示される第1の画像P11(第1画像)を表示するための情報である。また、第1画像情報には、表示装置10が表示する立体像の状態を示す立体像情報が含まれている。立体像および立体像情報については、後述する。
表示装置10は、第1表示部11と第2表示部12と生成部14とを備えており、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報に基づいて、第1の画像P11と第2の画像P12(第2画像)とを表示する。また、第1表示部11及び第2表示部12は、(+Z)方向に第2表示部12、第1表示部11の順に配置されている。つまり、第1表示部11と、第2表示部12とは、異なる奥行き位置に配置されている。ここで、奥行き位置とは、Z軸方向の位置である。
第1表示部11は、(+Z)方向に向けて画像を表示する第1表示面110を備えており、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報に基づいて、第1の画像P11を第1表示面110に表示する。第1表示面110は、第1の画像P11としての第1光束R11を発する。第1表示面110から発せられる第1光束R11は、光学像として観察者1に視認される。
この第1の画像P11の構成について図2を参照して説明する。図2は、本実施形態における第1の画像P11の一例を示す模式図である。ここで、以下の図面において画像を示す場合には、便宜上、画像の明るさ(例えば、輝度)が明るい(例えば、輝度が高い)部分を薄く示し、画像の明るさが暗い(例えば、輝度が低い)部分を濃く示している。
第1の画像P11は、例えば、図2に示す四角形のパターンを示す画像である。ここで、エッジ部分E(単にエッジ、又はエッジ領域と表現してもよい)とは、例えば、画像内において隣接する又は近傍の画素の明るさが急変する部分である。第1の画像P11において、エッジ部分Eは、図2に示す四角形の4辺の、幅が無い理論的な線分を示すとともに、例えば、第1表示部11の解像度に応じた有限の幅を有するエッジ周囲の領域をも示している。ここで、第1の画像P11が示す四角形のパターンにおいては、四角形を構成する4辺がそれぞれエッジ部分Eになりうるが、以下の説明においては、便宜上、四角形の左辺を示す左辺エッジ部分E1及び右辺を示す右辺エッジ部分E2をエッジ部分Eとして説明する。
再び図1を参照して、表示装置10の構成について説明する。生成部14は、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報に基づいて、第2画像情報を生成する。ここで、第2画像情報とは、表示装置10によって表示される第2の画像P12を表示するための情報である。
第2表示部12は、(+Z)方向に向けて画像を表示する第2表示面120を備えており、生成部14が生成する第2画像情報に基づいて、第2の画像P12を第2表示面120に表示する。この第2の画像P12の構成を図3に示す。
図3は、本実施形態における第2の画像P12の一例を示す模式図である。第2の画像P12は、エッジ画像PEを含む画像である。このエッジ画像PEには、図2の第1の画像P11が示す四角形のパターンのうちの、左辺エッジ部分E1を示す左辺エッジ画像PE1と右辺エッジ部分E2を示す右辺エッジ画像PE2とが含まれている。
再び図1を参照して、表示装置10の構成について説明する。第2表示面120は、第2の画像P12としての第2光束R12を(−Z)方向、つまり第1表示部11の方向に発する。この第1表示部11は、第2表示部12によって表示されている第2の画像P12に応じた第2光束R12(光)を透過することが可能な透過型表示部である。このため、第1表示面110は、第1の画像P11を表示するとともに、第2表示部12によって表示される第2の画像P12の第2光束R12を透過させる。したがって、第2表示面120から発せられる第2光束R12は、第1表示面110から発せられる第1光束R11とともに、光学像として観察者1に観察される。このようにして、表示装置10は、観察者1から見て第2の画像P12と第1の画像P11とが重なるようにして、第1の画像P11が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に第2の画像P12を表示する。
次に、生成部14が第2の画像P12に含まれるエッジ画像PEを生成する具体的な構成について説明する。生成部14は、第1の画像P11を表示するための画像情報として画像情報供給装置2から供給されている第1画像情報を取得する。この第1画像情報には、立体像の奥行き位置を示す位置情報が、立体像の状態を示す立体像情報として含まれている。ここで、立体像の奥行き位置を示す位置情報とは、第1の画像P11と第2の画像P12とを観察する観察者1が、立体像を認識することができるように第1画像情報に付加される立体像情報であって、例えば、左眼Lと右眼Rとの両眼視差を設定するための情報である。また、立体像の奥行き位置とは、図1のZ軸方向の位置のうちの、第1の画像P11と第2の画像P12とを観察する観察者1に立体像として認識されている、第1の画像P11の各画素の仮想的な位置である。ここで、第1の画像P11が表示されているZ軸方向の位置をZ軸の原点Oの位置として説明する。立体像の奥行き位置がZ軸の原点Oから奥方向(−Z方向)に設定される場合には、Z軸の原点Oの位置の両眼視差に比べて、両眼視差が大きくなるような位置情報が立体像情報として第1画像情報に付加されている。
そして、生成部14は、取得した第1画像情報に対してラプラシアンフィルタなどの既知のエッジ抽出フィルタを適用して、第1画像情報に含まれる第1の画像P11内の各画素のうちの、エッジ部分Eを示す画素の位置を取得する。ここでは、生成部14は、第1の画像P11内の左辺エッジ部分E1を示す画素の位置を取得したとする。そして、生成部14は、取得した左辺エッジ部分E1を示す画素の位置に基づいて、左辺エッジ部分E1を示す左辺エッジ画像PE1を生成する。ここで、生成部14は、生成した左辺エッジ画像PE1と左辺エッジ部分E1とが対応する位置に表示されるように左辺エッジ画像PE1の表示位置を設定して、左辺エッジ画像PE1を含む第2の画像P12を示す第2画像情報を生成する。このとき、生成部14は、立体像情報としての立体像の奥行き位置を示す位置情報と、後述する距離Lp及び距離Lvとに基づいて、左辺エッジ部分E1と左辺エッジ画像PE1とが対応する左辺エッジ画像PE1の位置を算出する。また、生成部14は、立体像の奥行き位置を示す位置情報に応じて左辺エッジ画像PE1の各画素の輝度を設定する。そして、生成部14は、算出した画素の位置と画素の輝度とに基づいて、第2の画像P12内における左辺エッジ画像PE1の表示位置と輝度とを設定する。このようにして、生成部14は、第1の画像P11と立体像情報とに基づいて、第2の画像P12に含まれる左辺エッジ画像PE1を生成する。次に、図4を参照して、生成部14が、左辺エッジ画像PE1の表示位置を設定する構成について説明する。
図4は、本実施形態における表示装置10によって表示される画像の一例を示す模式図である。第1表示面110と第2表示面120とは、第1表示面110のZ軸方向の位置と第2表示面120のZ軸方向の位置とが、Z軸方向に距離Lpだけ離されて配置されている。ここで、距離Lpとは、第1の画像P11が表示されている位置と、第2の画像P12が表示されている位置の間の距離である。この距離Lpは、第1の画像P11が表示されている位置から観察者1の位置までの(+Z)方向の距離Lvに基づいて予め定められている。このようにして、表示装置10は、第1の画像P11を表示する位置(つまり、第1表示面110の位置)から(−Z)方向に距離Lpだけ離れている位置(つまり、第2表示面120の位置)に第2の画像P12を表示する。上述したように、第1表示部11は、光を透過させる透過型表示部であるため、第2表示部12が左辺エッジ画像PE1を表示することにより第2表示部12が発する光束は、第1表示部11を透過して観察者1の左眼L及び右眼Rに届く。ここで、生成部14は、観察者1の左眼Lに対して、第1の画像P11の左辺エッジ部分E1の外側(つまり、−X方向)に左辺エッジ画像PE1が表示されるように、第2の画像P12内の左辺エッジ画像PE1の表示位置を設定する。また、生成部14は、観察者1の右眼Rに対して、第1の画像P11の左辺エッジ部分E1の内側(つまり、+X方向)に左辺エッジ画像PE1が表示されるように、第2の画像P12内の左辺エッジ画像PE1の表示位置を設定する。
右辺エッジ画像PE2についても、左辺エッジ画像PE1と同様である。すなわち、生成部14は、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報を取得し、取得した第1画像情報に対してエッジ抽出フィルタを適用して、第1画像情報が示す第1の画像P11内の右辺エッジ部分E2を抽出する。そして、生成部14は、抽出した右辺エッジ部分E2に基づいて、右辺エッジ部分E2を示す右辺エッジ画像PE2を生成する。そして、生成部14は、観察者1の左眼Lに対して、第1の画像P11の右辺エッジ部分E2の外側(つまり、+X方向)に右辺エッジ画像PE2が表示されるように、第2の画像P12内の右辺エッジ画像PE2の表示位置を設定する。また、生成部14は、観察者1の右眼Rに対して、第1の画像P11の右辺エッジ部分E2の内側(つまり、−X方向)に右辺エッジ画像PE2が表示されるように、第2の画像P12内の右辺エッジ画像PE2の表示位置を設定する。このようにして、生成部14は、第2の画像P12内のエッジ画像PE(左辺エッジ画像PE1及び右辺エッジ画像PE2)の表示位置を設定して、第2の画像P12を生成する。
次に、観察者1によって、第1の画像P11と第2の画像P12とから立体像(3次元画像)が認識される仕組みについて説明する。まず、第1表示面110を見ている観察者1は、第1の画像P11のエッジ部分Eとエッジ画像PEとが重なることによって、第1の画像P11とエッジ画像PEとの輝度比に応じた表示面間内の奥行き位置(例えば、Z軸方向の位置)に像を知覚する。例えば、観察者1が、図2に示す四角形のエッジ部分Eと図3に示すエッジ画像PEとを重ねて見たとき、四角形のエッジ部分Eにおいて、観察者1の網膜像上では認識できないくらいの微小な輝度の段差ができる。このような場合においては、明るさ(例えば、輝度)の段差間に仮想的なエッジを知覚して1つの物体として認識する。このとき、左眼Lと右眼Rとで少しだけ仮想的なエッジに、ずれが生じて両眼視差として知覚して奥行き位置が変化する。この仕組みについて、図5から図7を参照して、詳細に説明する。
図5は、本実施形態における光学像IMの一例を示す模式図である。ここで、光学像IMとは、第1の画像P11及び第2の画像P12が観察者1によって視認される画像である。まず、観察者の左眼Lに視認される光学像IMLについて説明する。図5に示すように、観察者の左眼Lにおいては、左眼Lに視認される第1の画像P11Lと、左眼Lに視認される第2の画像としての左眼第2画像P12Lとが合成された光学像IMLが結像する。例えば、図4を参照して説明したように、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の左辺エッジ部分E1の(−X)側(つまり、四角形の外側)に、左辺エッジ部分E1を示す画像と左辺エッジ画像PE1とが合成された光学像IMLが結像する。また、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の右辺エッジ部分E2の(−X)側(つまり、四角形の内側)に、右辺エッジ部分E2を示す画像と右辺エッジ画像PE2とが合成された光学像IMLが結像する。
図5の場合において、左眼Lに視認されている光学像IMLの明るさの分布を図6に示す。図6は、本実施形態における光学像IMの明るさの分布の一例を示すグラフである。この図6において、X座標X1〜X6は、光学像IMの明るさの変化点に対応するX座標である。なお、ここでは、画像の明るさの一例として、輝度値BRの場合について説明する。図6に示すように、左眼Lに視認される第1の画像P11Lの明るさは、X座標X1〜X2において、ここではゼロとして説明する。また、第1の画像P11Lの明るさは、X座標X2〜X6において輝度値BR2である。左眼第2画像P12Lの明るさは、X座標X1〜X2及びX座標X4〜X5において輝度値BR1であり、X座標X2〜X4においてゼロである。したがって、左眼Lに視認される光学像IMLの明るさ(例えば、輝度)は、X座標X1〜X2において輝度値BR1になる。また、光学像IMLの明るさは、X座標X2〜X4及びX座標X5〜X6において、輝度値BR2になり、X座標X4〜X5において輝度値BR1と輝度値BR2とが合成された明るさである輝度値BR3になる。
次に、観察者1の左眼Lにエッジ部分Eが視認される仕組みについて説明する。図7は、本実施形態における左眼Lと右眼Rとに生じる両眼視差の一例を示すグラフである。左眼Lの網膜上に結像された光学像IMLによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図7の波形WLのようになる。ここで、観察者1は、例えば、視認される画像の明るさの変化が最大になる(つまり、波形WL及び波形WRの傾きが最大になる)X軸上の位置を、視認している物体のエッジ部分であると認識する。本実施形態の場合、観察者1は、例えば、左眼L側の波形WLについて、図7に示すXELの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LELの位置)を視認している四角形の左辺側のエッジ部分Eであると認識する。
ここまで、観察者の左眼Lに視認される光学像IMLについて説明した。次に、観察者の右眼Rに視認される光学像IMRについての、光学像IMLとの相違点を説明し、その相違点によって立体像(3次元画像)を認識する仕組みについて説明する。
図5に示すように、観察者の右眼Rにおいては、右眼Rに視認される第1の画像P11Rと、右眼Rに視認される第2の画像としての右眼第2画像P12Rとが合成された光学像IMRが結像する。また、図6に示すように、右眼Rに視認される光学像IMRの明るさ(例えば、輝度)は、X座標X1〜X3及びX座標X4〜X6において、左眼Lに視認される光学像IMLの明るさと相違している。右眼Rの網膜上に合成された光学像IMRによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図7の波形WRのようになる。ここで、観察者1は、例えば、右眼R側の波形WRについて、図7に示すXERの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LERの位置)を視認している四角形のエッジ部分Eであると認識する。これにより、観察者1は、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XELと、右眼Rが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XERとを両眼視差として認識する。そして、観察者1は、エッジ部分Eの両眼視差に基づいて四角形の画像を立体像として認識する。
図5に示すように、観察者の右眼Rにおいては、右眼Rに視認される第1の画像P11Rと、右眼Rに視認される第2の画像としての右眼第2画像P12Rとが合成された光学像IMRが結像する。また、図6に示すように、右眼Rに視認される光学像IMRの明るさ(例えば、輝度)は、X座標X1〜X3及びX座標X4〜X6において、左眼Lに視認される光学像IMLの明るさと相違している。右眼Rの網膜上に合成された光学像IMRによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図7の波形WRのようになる。ここで、観察者1は、例えば、右眼R側の波形WRについて、図7に示すXERの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LERの位置)を視認している四角形のエッジ部分Eであると認識する。これにより、観察者1は、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XELと、右眼Rが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XERとを両眼視差として認識する。そして、観察者1は、エッジ部分Eの両眼視差に基づいて四角形の画像を立体像として認識する。
ここまで、エッジ画像PEが、図3に示すような均一な鮮鋭度を有する線分であるとして、観察者1が立体像を認識する仕組みについて説明した。次に、生成部14が、エッジ画像PEの鮮鋭度(ぼけ)を変化させたエッジ画像PEaを生成する構成について説明する。ここで、鮮鋭度とは、画像の明瞭さを表す指標である。エッジ画像PEの鮮鋭度が高い場合には、エッジを示す線分が明瞭に表示され、エッジ画像PEが鮮鋭度が低い場合には、エッジを示す線分が不明瞭に表示される。
生成部14は、図8に示すようなエッジ画像PEaを生成(設定)する。図8は、本実施形態の生成部14が生成するエッジ画像PEaの一例を示す模式図である。生成部14は、左辺エッジ部分E1及び右辺エッジ部分E2を示す線分がX軸方向及びY軸方向に拡散して不明瞭になるように設定された(つまり、鮮鋭度がエッジ画像PEに比べて低く設定された)エッジ画像PEa(左辺エッジ画像PE1a、右辺エッジ画像PE2a)を生成する。
具体的には、生成部14は、次のようにエッジ画像PEaを生成する。上述したように、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報には、表示装置10が表示する立体像の状態を示す立体像情報が含まれている。この立体像情報には、ここまで説明した、立体像の奥行き位置を示す奥行き情報に加えて、第1表示部11と第2表示部12とによって立体像が表示可能な視点の位置を示す情報が含まれている。ここで、視点とは、観察者1が立体像を認識できる場所である。また、第1表示部11と第2表示部12とによって立体像が表示可能な視点の位置とは、第1の画像P11と第2の画像P12とを観察している観察者1が場所を移動した場合において、第1の画像P11と第2の画像P12とが立体像として認識できる場所の範囲である。生成部14は、第1画像情報に含まれる立体像が表示可能な視点の位置を示す情報に基づいて、エッジ画像PEaの鮮鋭度を設定して、設定した鮮鋭度のエッジ画像PEaを生成する。ここで、表示装置10が表示する第1の画像P11と第2の画像P12とが、観察者1に立体像として認識できる場所の範囲は、エッジ画像PEaの鮮鋭度に依存している。そこで、生成部14は、狭い範囲を視点とするように、視点の位置を示す情報が示す場合には、エッジ画像PEaの鮮鋭度を高く設定して、エッジ画像PEaを生成する。一方、生成部14は、広く範囲を視点とするように、視点の位置を示す情報が示す場合には、エッジ画像PEaの鮮鋭度を低く設定して、エッジ画像PEaを生成する。
次に、図9を参照して、本実施形態における表示装置10の動作について説明する。図9は、本実施形態における表示装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、表示装置10の第1表示部11は、画像情報供給装置2から第1画像情報を取得する(ステップS110)。一方、表示装置10の第2表示部12は、画像情報供給装置2から第1画像情報を取得する(ステップS120)。
次に、第2表示部12は、ステップS120において取得した画像情報に基づいて、第1の画像P11内のエッジ部分Eを示すエッジ画像PEaを含む第2の画像P12を生成する(ステップS122)。
次に、第1表示部11は、ステップS110において取得した第1画像情報に基づいて、第1の画像P11を生成し、生成した第1の画像P11を表示して、処理を終了する(ステップS113)。
また、第2表示部12は、ステップS122において生成した第2の画像P12を表示して、処理を終了する(ステップS123)。
また、第2表示部12は、ステップS122において生成した第2の画像P12を表示して、処理を終了する(ステップS123)。
以上説明したように、表示装置10は、第1表示部11と、第2表示部12と、生成部14とを備えている。この第1表示部11は、第1の画像P11を表示する。また、第2表示部12は、第1の画像P11が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に、第1の画像P11内のエッジ部分Eを示すエッジ画像PEaを含む第2の画像P12を表示する。また、生成部14は、第1表示部11が表示する第1の画像P11と第2表示部12が表示する第2の画像P12とによって表示される立体像の状態を示す立体像情報に基づいて、第2表示部12が表示する第2の画像P12に含まれるエッジ画像PEaを生成する。これにより、表示装置10は、観察者1に観察される第1の画像P11に応じた立体像について、奥行き位置や解像感などの立体像の状態を可変にして表示することができる。
また、表示装置10において、立体像情報には、第1表示部11と第2表示部12とによって立体像が表示可能な視点の位置を示す情報が含まれ、生成部14は、視点の位置を示す情報に基づいたエッジ画像PEaの鮮鋭度によって、エッジ画像PEaを生成する。これにより、表示装置10は、エッジ画像PEaをぼかして表示することによって、観察者1の位置が変化しても、第1の画像P11のエッジ部分Eとエッジ画像PEaとが分離しないようにして、これらの画像を表示することができる。つまり、表示装置10は、観察者1が立体像を観察することができる視点の範囲を、鮮鋭度を変化させない場合に比して拡張することができる。
また、表示装置10において、立体像情報には、立体像の奥行き位置を示す奥行き情報が含まれ、生成部14は、奥行き情報に基づいて、エッジ画像PEaを生成する。これにより、表示装置10は、第1表示部11や第2表示部12の位置を変えることなく、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を可変にして表示することができる。
なお、表示装置10において、生成部14は、奥行き情報に基づいたエッジ画像PEaの鮮鋭度によって、エッジ画像PEaを生成してもよい。ここで、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置は、エッジ画像PEaを構成する各画素の輝度と、エッジ画像PEaの位置とによって変化する。つまり、エッジ画像PEaを構成する各画素の輝度を設定することによって、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を設定することができる。しかしながら、エッジ画像PEaを構成する各画素の輝度を高く設定すると、エッジ画像PEaが目立ってしまうことがあるため、この場合には、設定できる立体像の奥行き位置が限定されてしまうことがある。また、エッジ部分Eからずれた位置にエッジ画像PEaの位置を設定すると、エッジ画像PEaとエッジ部分Eとが分離して観察されることがあるため、この場合には、設定できる立体像の奥行き位置が限定されてしまうことがある。一方、第1の画像P11に含まれるエッジ部分Eの外縁部分の鮮鋭度を変えることによって、第1の画像P11を観察する観察者1が感じるエッジ画像PEaの位置を変化させることができる。したがって、表示装置10は、エッジ画像PEaの鮮鋭度を変化させることによって、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を変化させることができる。これにより、表示装置10は、エッジ画像PEaの輝度や位置を変えることなく、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を変化させることができる。つまり、表示装置10は、エッジ画像PEaを目立たせないようにして、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を可変にして表示することができる。
なお、表示装置10において、立体像情報には、表示される立体像のエッジ部分Eの鮮鋭度を示す情報が含まれることとし、生成部14は、立体像のエッジ部分Eの鮮鋭度を示す情報に基づいたエッジ画像PEaの鮮鋭度によって、エッジ画像PEaを生成してもよい。これにより、表示装置10は、生成部14が第1画像情報に含まれる立体像情報からエッジ画像PEaの鮮鋭度を算出することなく、エッジ画像PEaの鮮鋭度を設定することができる。つまり、表示装置10は、生成部14を簡易に構成することができる。
なお、表示装置10において、生成部14は、図10に示すようにエッジの内側のみ鮮鋭度を低下させたエッジ画像PEb(左辺エッジ画像PE1b、右辺エッジ画像PE2b)を生成してもよい。図10は、本実施形態の生成部が生成する鮮鋭度を低下させたエッジ画像の一例を示す模式図である。これにより、表示装置10は、第1の画像P11に含まれるエッジ部分Eの外縁部分の鮮鋭度を低下させずに、視点を広くした立体像を表示することができる。この第1の画像P11に含まれるエッジ部分Eの外縁部分の鮮鋭度は、第1の画像P11を観察する観察者1が感じる第1の画像P11の解像感に影響する。具体的には、エッジ部分Eの外縁部分の鮮鋭度が低い場合には、第1の画像P11を観察する観察者1が感じる第1の画像P11の解像感が低くなる。逆に、エッジ部分Eの外縁部分の鮮鋭度が高い場合には、第1の画像P11を観察する観察者1が感じる第1の画像P11の解像感が高くなる。したがって、表示装置10は、第1の画像P11を観察する観察者1が感じる解像感を低下させずに、視点を広くした立体像を表示することができる。
なお、表示装置10において、生成部14は、エッジの外側のみ鮮鋭度を低下させたエッジ画像PEを生成してもよい。これにより、表示装置10は、第1の画像P11を観察する観察者1が感じるエッジ部分を目立たないようにして、視点を広くした立体像を表示することができる。
また、これまで、四角形の左辺を示す左辺エッジ部分E1及び右辺を示す右辺エッジ部分E2をエッジ部分Eとして説明したが、これに限られない。表示装置10において、生成部14は、四角形の上下辺を示すエッジ部分Eに対応する位置に、鮮鋭度を低下させたエッジ画像PEを生成してもよい。これにより、表示装置10は、第1の画像P11の左右方向のみならず、上下方向についても、視点を広くした立体像を表示することができる。
[第2の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、生成部14cを備えている。生成部14cは、奥行き情報に基づいた第2表示部12に表示されるエッジ画像PEcの表示位置によって、エッジ画像PEcを含む第2の画像P12cを生成する。以下、図11及び図12を参照して、第2の画像P12cによって、両眼視差が知覚され、立体像の奥行き位置が変化する仕組みについて説明する。
以下、図面を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、生成部14cを備えている。生成部14cは、奥行き情報に基づいた第2表示部12に表示されるエッジ画像PEcの表示位置によって、エッジ画像PEcを含む第2の画像P12cを生成する。以下、図11及び図12を参照して、第2の画像P12cによって、両眼視差が知覚され、立体像の奥行き位置が変化する仕組みについて説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る表示装置10によるエッジ画像PEcをエッジ部分Eの外側に移動させた場合の光学像IMcの一例を示す模式図である。図11に示すように、観察者の左眼Lにおいては、左眼Lに視認される第1の画像P11Lと、左眼Lに視認される第2の画像P12cLとが合成された光学像IMcLが結像する。ここで、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の左辺エッジ部分E1の(−X)側(つまり、四角形の外側)に、かつ左辺エッジ部分E1と離れた位置に、左辺エッジ部分E1を示す画像と左辺エッジ画像PE1cとが合成された光学像IMcLが結像する。また、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の右辺エッジ部分E2の(−X)側(つまり、四角形の内側)に、右辺エッジ部分E2を示す画像と右辺エッジ画像PE2cとが合成された光学像IMcLが結像する。
図11の場合において、左眼Lに視認されている光学像IMcLの明るさの分布を図12に示す。図12は、本実施形態におけるエッジを外側に移動させた場合の、光学像IMcの明るさの分布と左眼L及び右眼Rに生じる両眼視差との関係の一例を示すグラフである。この図12において、X座標X0〜X7は、光学像IMcの明るさの変化点に対応するX座標である。なお、ここでは、画像の明るさの一例として、輝度値BRの場合について説明する。また、光学像IMの明るさは、X座標X1〜X2の輝度値を基準値(つまり、輝度値ゼロ)にして説明する。図12に示すように、左眼Lに視認される光学像IMcLの明るさは、X座標X0〜X1において、輝度値BR1である。また、光学像IMcLの明るさは、X座標X1〜X2において、輝度値ゼロである。また、光学像IMcLの明るさは、X座標X2〜X5において輝度値BR2である。ここで、輝度値BR1から輝度値BR2に変化するまでのX座標X1〜X2の距離は、人が見てもほとんど離れていると識別することができない距離となっており、輝度値BR1と輝度値BR2とは分離して識別することができない程度の距離としている。また、光学像IMcLの明るさは、X座標X5〜X6において輝度値BR3である。一方、右眼Rに視認される光学像IMcRの明るさは、X座標X1〜X2において輝度値BR3であり、X座標X2〜X5において輝度値BR2であり、X座標X5〜X6においてゼロであり、X座標X6〜X7において輝度値BR1である。
次に、観察者1の左眼L及び右眼Rによって、エッジ部分Eが視認される仕組みについて説明する。左眼Lの網膜上に結像された光学像IMcLによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図12の波形WLcのようになる。したがって、観察者1は、左眼L側の波形WLcについて、図12に示すXELCの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LELCの位置)を視認している四角形の左辺側のエッジ部分Eであると認識する。同様にして、右眼Rの網膜上に結像された光学像IMcRによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図12の波形WRcのようになる。したがって、観察者1は、右眼R側の波形WRcについて、図12に示すXERCの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LERCの位置)を視認している四角形の左辺側のエッジ部分Eであると認識する。これにより、観察者1は、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XELCと、右眼Rが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XERCとを両眼視差として認識する。そして、観察者1は、エッジ部分Eの両眼視差に基づいて四角形の画像を立体像として認識する。
ここで、第1の実施形態において説明した、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分の位置XELに比して、エッジ部分の位置XELCは(−X)方向にずれている。つまり、生成部14cが生成した左辺エッジ画像PE1c及び右辺エッジ画像PE2cによれば、第1の実施形態におけるエッジ部分Eの両眼視差に比して、大きな両眼視差が生じる。
以上説明したように、表示装置10の生成部14cは、奥行き情報に基づいた第2表示部12に表示されるエッジ画像PEc(左辺エッジ画像PE1c及び右辺エッジ画像PE2c)の表示位置によって、エッジ画像PEcを生成する。つまり、生成部14cは、生成部14が生成するエッジ画像PEよりも大きな両眼視差を生じるエッジ画像PEcを生成する。これにより、表示装置10は、エッジ画像PEを表示する場合に比して、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を拡大して表示することができる。
なお、図11及び図12を参照して、エッジ画像PEをエッジ部分Eの外側に移動させた場合の両眼視差によって、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を拡大して表示する場合について説明したが、表示装置10は、エッジ画像PEをエッジ部分Eの内側に表示して両眼視差を生じさせてもよい。図13は、本実施形態におけるエッジ画像PEdをエッジ部分Eの内側に移動させた場合の光学像IMdの一例を示す模式図である。図13に示すように、観察者の左眼Lにおいては、左眼Lに視認される第1の画像P11Lと、左眼Lに視認される第2の画像P12dLとが合成された光学像IMdLが結像する。ここで、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の左辺エッジ部分E1の(+X)側(つまり、四角形の内側)に、左辺エッジ部分E1を示す画像と左辺エッジ画像PE1dとが合成された光学像IMdLが結像する。また、左眼Lにおいては、第1の画像P11によって示される四角形の右辺エッジ部分E2の(−X)側(つまり、四角形の内側)に、右辺エッジ部分E2を示す画像と右辺エッジ画像PE2dとが合成された光学像IMdLが結像する。同様に、観察者の右眼Rにおいても、左辺エッジ部分E1を示す画像と左辺エッジ画像PE1dとが合成された光学像IMdR、及び右辺エッジ部分E2を示す画像と右辺エッジ画像PE2dとが合成された光学像IMdLが結像する。
図13の場合において、左眼Lに視認されている光学像IMdLの明るさの分布を図14に示す。図14は、本実施形態におけるエッジを内側に移動させた場合の、光学像IMdの明るさの分布と左眼L及び右眼Rに生じる両眼視差との関係の一例を示すグラフである。この図14において、X座標X1〜X6は、光学像IMdの明るさの変化点に対応するX座標である。なお、ここでは、画像の明るさの一例として、輝度値BRの場合について説明する。また、光学像IMの明るさは、X座標X1〜X2の輝度値を基準値(つまり、輝度値ゼロ)にして説明する。図14に示すように、左眼Lに視認される光学像IMdLの明るさは、X座標X1〜X2において、輝度値ゼロである。また、光学像IMdLの明るさは、X座標X2〜X3、及びX座標X4〜X5において、輝度値BR3である。また、光学像IMdLの明るさは、X座標X3〜X4、及びX座標X5〜X6において輝度値BR2である。一方、右眼Rに視認される光学像IMdRの明るさは、X座標X1〜X2、及びX座標X3〜X4において輝度値BR2であり、X座標X2〜X3、及びX座標X4〜X5において輝度値BR3であり、X座標X5〜X6においてゼロである。
左眼Lの網膜上に結像された光学像IMdLによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図12に示す場合と同様にして、図14の波形WLdのようになる。したがって、観察者1は、左眼L側の波形WLdについて、図14に示すXELdの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LELdの位置)を視認している四角形の左辺側のエッジ部分Eであると認識する。同様にして、右眼Rの網膜上に結像された光学像IMdRによって、観察者1に認識される画像の明るさの分布は、図14の波形WRdのようになる。したがって、観察者1は、右眼R側の波形WRdについて、図14に示すXERdの位置(つまり、X軸の原点Oから距離LERdの位置)を視認している四角形の左辺側のエッジ部分Eであると認識する。これにより、観察者1は、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XELdと、右眼Rが視認する四角形のエッジ部分Eの位置XERdとを両眼視差として認識する。そして、観察者1は、エッジ部分Eの両眼視差に基づいて四角形の画像を立体像として認識する。
ここで、第1の実施形態において説明した、左眼Lが視認する四角形のエッジ部分の位置XELに比して、エッジ部分の位置XELdは(+X)方向にずれている。つまり、生成部14cが生成したエッジ画像PEdによれば、第1の実施形態におけるエッジ部分Eの両眼視差に比して、大きな両眼視差が生じる。これにより、表示装置10は、図11及び図12を参照して説明した場合と同様に、エッジ画像PEを表示する場合に比して、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を拡大して表示することができる。
なお、表示装置10は、左辺エッジ画像PE1をエッジ部分Eの外側に、右辺エッジ画像PE2をエッジ部分Eの内側に移動させて表示してもよい。また、表示装置10は、左辺エッジ画像PE1をエッジ部分Eの内側に、右辺エッジ画像PE2をエッジ部分Eの外側に移動させて表示してもよい。これにより表示装置10は、観察者1によって観察される立体像の奥行き位置を拡大して表示することができる。
[第3の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、生成部14dを備えている。生成部14dは、図15に示すような、第1の画像P11内のエッジ部分Eの形状が奥行き情報に基づいて変形されたエッジ部分Eの形状を示すエッジ画像PEdを生成する。図15は、本発明の第3の実施形態に係る表示装置10による第2の画像の一例を示す模式図である。
以下、図面を参照して、本発明の第3の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、生成部14dを備えている。生成部14dは、図15に示すような、第1の画像P11内のエッジ部分Eの形状が奥行き情報に基づいて変形されたエッジ部分Eの形状を示すエッジ画像PEdを生成する。図15は、本発明の第3の実施形態に係る表示装置10による第2の画像の一例を示す模式図である。
生成部14dは、奥行き情報に基づいて、第1の画像P11としての、図2に示す四角形の左辺エッジ部分E1に対して、図15に示す左辺エッジ部分E1を示す左辺エッジ画像PE1eを生成する。同様に、生成部14dは、奥行き情報に基づいて、第1の画像P11としての、図2に示す四角形の右辺エッジ部分E2に対して、図15に示す右辺エッジ部分E2を示す右辺エッジ画像PE2eを生成する。
以上説明したように、表示装置10の生成部14dは、第1の画像P11内のエッジ部分Eの形状が奥行き情報に基づいて変形されたエッジ部分Eの形状を示すエッジ画像PEを生成する。これにより、表示装置10は、第1の画像P11を傾斜させた形状の立体像を表示することができる。つまり、表示装置10は、表示することができる立体像の奥行き位置を可変にして表示することができる。
[第4の実施形態]
以下、図面を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、第2表示部12eと、生成部14eとを備えている。
以下、図面を参照して、本発明の第4の実施形態を説明する。なお、上述した各実施形態と同様である構成については、同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態の表示装置10は、第2表示部12eと、生成部14eとを備えている。
第2表示部12eは、方向設定部121を備えており、図16に示すように、観察者1の左眼Lと右眼Rとに、それぞれ互いに異なる画像を表示可能である。図16は、本発明の第4の実施形態に係る表示装置を含む表示システムの構成の一例を示す構成図である。
方向設定部121は、例えば、レンチキュラーレンズを有しており、第2表示面120に表示される第2の画像P12から発せられる第2光束R12の出射方向を設定する。なお、方向設定部121は、例えば、スリットアレイシートを用いるパララックス方式などの多視点が設定できる方式であってもよい。また、この出射方向は予め設定されていてもよく、観察者1の位置に応じて設定されてもよい。このようにして、方向設定部121は、第2光束R12のうちの左眼光束R12Lが視点にいる観察者1の左眼Lの方向に、右眼光束R12Rが右眼Rの方向にそれぞれ出射されるように出射方向を設定する。
生成部14eは、画像情報供給装置2から供給される第1画像情報に基づいて、第2画像情報を生成する。具体的には、生成部14eは、第1の画像P11を表示するための画像情報として画像情報供給装置2から供給されている第1画像情報を取得する。この第1画像情報には、第1の画像P11内の画像の動きを示す動き情報が、立体像の状態を示す立体像情報として含まれている。そして、生成部14eは、取得した第1画像情報に対してラプラシアンフィルタなどの既知のエッジ抽出フィルタを適用して、第1画像情報に含まれる第1の画像P11内の各画素のうちの、エッジ部分Eを示す画素の位置を取得する。そして、生成部14eは、取得したエッジ部分Eを示す画素の位置に基づいて、エッジ部分Eを示す左眼エッジ画像PEeL及び右眼エッジ画像PEeRを生成する。
ここで、生成部14eは、第1画像情報に含まれている第1の画像P11内の画像の動きを示す動き情報に基づいて、左眼エッジ画像PEeL及び右眼エッジ画像PEeRを生成する。この第1の画像P11内の画像の動きを示す動き情報は、図17に示すように第1の画像P11内の各画素における動きベクトルの方向及び大きさを示す情報である。図17は、動き情報を含む第1画像情報が示す第1の画像P11の一例を示す模式図である。ここでは、図17に示すように、第1の画像P11内の画素Pmにおける動きベクトルが動きベクトルMVであるとして説明する。
具体的には、生成部14eは、取得した第1画像情報に含まれている第1の画像P11内の画像の動きを示す動き情報から、エッジ部分Eを示す画素Pmにおける動きベクトルMVの方向及び大きさを取得する。そして、生成部14eは、第1の画像P11内のエッジ部分に対して、左眼エッジ画像PEeL及び右眼エッジ画像PEeRが、取得した画素Pmにおける動きベクトルMVの方向に、動きベクトルMVの大きさに比例する量だけずれるように、左眼エッジ画像PEeL及び右眼エッジ画像PEeRを生成する。
第2表示部12eは、このようにして生成された左眼エッジ画像PEeLを観察者1の左眼Lに表示するとともに、右眼エッジ画像PEeRを観察者1の右眼Rに表示する。すなわち、第2表示部12eは、観察者1の左眼Lには右眼エッジ画像PEeRが観察できないようにして、右眼Rには左眼エッジ画像PEeLが観察できないようにして、左眼エッジ画像PEeLと右眼エッジ画像PEeRとを表示する。
以上説明したように、表示装置10において、立体像情報には、第1の画像P11内の画像の動きを示す動き情報が含まれており、第2の画像P12には、互いに両眼視差を有する左眼第2画像P12L(左眼画像)と右眼第2画像P12R(右眼画像)とが含まれている。また、表示装置10の第2表示部12eは、第2表示部12eを観察する観察者の左眼Lに、左眼第2画像P12Lが視認されるように、かつ観察者の右眼Rに右眼第2画像P12Rが視認されるように第2の画像P12を表示する。また、表示装置10の生成部14eは、動き情報に基づいた左眼第2画像P12L内のエッジ画像PEの表示位置と動き情報に基づいた右眼第2画像P12R内のエッジ画像PEの表示位置とによって、エッジ画像PEを生成する。これにより、表示装置10は、観察者1の左眼Lには右眼エッジ画像PEeRが観察できないようにして、右眼Rには左眼エッジ画像PEeLが観察できないようにして、左眼エッジ画像PEeLと右眼エッジ画像PEeRとを表示することができる。したがって、表示装置10は、第1の画像P11内のエッジ部分Eに対してずらして表示するエッジ画像PEが、観察者1に両眼視差として認識されることを防止することができる。つまり、表示装置10は、第1の画像P11内のエッジ部分Eに対してエッジ画像PEをずらして表示することができる。また、表示装置10は、第1の画像P11内のエッジ部分Eに対してエッジ画像PEをずらす方向と大きさとを、第1の画像P11内の各画素における動きベクトルの方向及び大きさに応じて設定することができる。したがって、表示装置10は、第1の画像P11と第2の画像P12eとによって表示される立体像を、観察者1が感じる速度感を高めて表示することができる。つまり、表示装置10は、観察者1が表示される立体像から感じる速度感を可変にして立体像を表示することができる。
なお、表示装置10の生成部14eは、動き情報に基づいた左眼第2画像P12L内のエッジ画像PEの鮮鋭度と動き情報に基づいた右眼第2画像P12R内のエッジ画像PEの鮮鋭度とによって、エッジ画像PEを生成してもよい。この場合、表示装置10は、第1の画像P11内のエッジ部分Eに対してエッジ画像PEの鮮鋭度を変化させる方向と大きさとを、第1の画像P11内の各画素における動きベクトルの方向及び大きさに応じて設定してもよい。このようにすることで、表示装置10は、第1の画像P11と第2の画像P12eとによって表示される立体像を、観察者1が感じる速度感を高めて表示することができる。つまり、表示装置10は、観察者1が表示される立体像から感じる速度感を可変にして立体像を表示することができる。また、表示装置10は、左眼第2画像P12L内のエッジ画像PEの鮮鋭度と右眼第2画像P12R内のエッジ画像PEの鮮鋭度とを異なる鮮鋭度にしてエッジ画像PEを生成してもよい。この場合、表示装置10は、左眼第2画像P12L内のエッジ画像PEの鮮鋭度を高く設定(例えば、ぼけのないシャープな画像に設定)するとともに、右眼第2画像P12R内のエッジ画像PEの鮮鋭度を低く設定(例えば、最小限のぼけを含む画像に設定)して、エッジ画像PEを生成してもよい。これにより、表示装置10は、左眼第2画像P12L内のエッジ画像PE及び右眼第2画像P12R内のエッジ画像PEのいずれの鮮鋭度も低下させる場合に比して、観察者1が感じる解像感(つまり、観察者1が感じる画像のぼかし表現の精度)を低下させないようにしつつ、観察者1が表示される立体像から感じる速度感を可変にして立体像を表示することができる。
なお、生成部14(生成部14c、14d、14eを含む。以下の説明において同じ。)は、第2表示部12(第2表示部12eを含む。以下の説明において同じ。)又は画像情報供給装置2に備えられていてもよい。この場合、表示装置10は、生成部14を独立して備えなくてもよいため、表示装置10の構成を簡略化することができる。
なお、本実施形態の表示装置10の第1表示部11は、第2表示部12によって表示される第2の画像P12の明るさに基づいて、第1の画像P11の明るさを設定してもよい。ここで、表示装置10は、第1の画像P11と第2の画像P12とを重ねて表示するため、第1の画像P11と第2の画像P12とを重ねた画像(つまり、光学像IM)が明るくなりすぎることがある。この場合、光学像IMは、エッジ部分が目立って観察者1に視認されることになるため、立体像として認識されにくくなることがある。そこで、第1表示部11は、第2表示部12によって表示される第2の画像P12の明るさに基づいて、第1の画像P11の明るさを設定する。本実施形態の第1表示部11は、例えば、第2の画像P12の明るさを示す値と、第1の画像P11の明るさを示す値との和が、所定のしきい値を超える場合には、第1の画像P11の明るさを減じるように設定する。これにより、本実施形態の表示装置10は、エッジ部分のみが目立つことによる観察者1の違和感を低減することができ、立体像を高精度に表示することができる。
なお、上述した実施形態において、第2の画像P12は、例えば、図3に示すような画像であるが、これに限られない。第2の画像P12は、第1の画像P11の左右のエッジ部分に加えて上下のエッジ部分を示すエッジ画像PEaを含む第2の画像P12aであってもよい。第2の画像P12aは、第1の画像P11が示す四角形の各辺をエッジ部分とする、エッジ部分を示す画像であってもよい。また、第2の画像P12は、エッジ部分を例えば、破線状に示すエッジ画像PEbを含む画像(第2の画像P12b)であってもよい。また、第2の画像P12は、エッジ部分を例えば、主観的輪郭状に示すエッジ画像PEcを含む画像(第2の画像P12c)であってもよい。ここで、主観的輪郭とは、例えば、輪郭線が存在しないにもかかわらず、輪郭線が存在するように観察者1に認識される輪郭である。これにより、表示装置10の第2表示部12は、エッジ部分を示す画像のすべてを表示する必要がなくなり、すべてのエッジ部分を示す画像を表示している場合に比べて消費電力を低減することができる。
また、第2の画像P12は、エッジ部分の内部を所定の明るさ(例えば、輝度)にして表示されるものであってもよい。これにより、表示装置10は、第1の画像P11を変化させることなく、第1の画像P11の明るさを明るくすることができる。
なお、上述した実施形態において、表示装置10において第1表示部11は、第2表示部12と平行に配置されているが、これに限られない。表示装置10は、第1表示部11が表示する第1の画像P11が観察者1に視認されるように、第1の画像P11を反射するハーフミラーHMを備えていてもよい。これにより、第1表示部11が光を透過させる透過度によらず、第2表示部12が表示する第2の画像P12と、第1の画像P11とを重ねた状態にして観察者1に表示することができる。
なお、表示装置10は、第1表示部11及び第2表示部12がいずれも透過型の表示部であって、バックライト15を備えている構成であってもよい。これにより、表示装置10は、第1表示部11と、第2表示部12との特性を揃えることができ、観察者1に視認される画像(第1の画像P11及び第2の画像P12)の明るさを揃えることが容易になる。つまり、観察者1に認識される立体像の奥行き位置をさらに高精度に設定することができる。
なお、例えば、表示装置10の第1表示部11は、第1半透過スクリーンと、第1プロジェクタとを備えており、第1半透過スクリーンに第1プロジェクタが第1の画像P11を投射する構成であってもよい。これにより、表示装置10は、第1の画像P11の表示領域(表示面)としての第1半透過スクリーンを、例えば、液晶表示装置などを用いる場合に比べて薄くすることができる。
なお、表示装置10の第1表示部11は、第1半透過スクリーンと、第1プロジェクタとを備えており、第2表示部12は、第2半透過スクリーンと、第2プロジェクタとを備えている構成であってもよい。この場合に、第1プロジェクタが第1半透過スクリーンに第1の画像P11を投射するとともに、第2プロジェクタが第2半透過スクリーンに第2の画像P12を投射する構成であってもよい。これにより、表示装置10は、例えば、表示領域を大型化することができる。また、表示装置10は、例えば、表面と裏面との2面に立体像を表示することができる。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
なお、上記の実施形態における第1表示部11、第2表示部12、及び生成部14(以下、これらを総称して制御部CONTと記載する)又はこの制御部CONTが備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、この制御部CONTが備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、制御部CONTが備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、制御部CONTが備える各部による処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
1…観察者、10…表示装置、11…第1表示部、12…第2表示部、14…生成部
Claims (8)
- 第1画像を表示する第1表示部と、
前記第1画像が表示される奥行き位置とは異なる奥行き位置に、前記第1画像内のエッジ部分を示すエッジ画像を含む第2画像を表示する第2表示部と、
前記第1表示部が表示する前記第1画像と前記第2表示部が表示する前記第2画像とによって表示する立体像の状態を示す立体像情報に基づいて、前記第2表示部が表示する前記第2画像に含まれる前記エッジ画像を生成する生成部と、
を備えることを特徴とする表示装置。 - 前記立体像情報には、前記第1表示部と前記第2表示部とによって前記立体像が表示可能な視点の位置を示す情報が含まれ、
前記生成部は、
前記視点の位置を示す情報に基づいた前記エッジ画像の鮮鋭度によって、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 前記立体像情報には、
表示される前記立体像のエッジ部分の鮮鋭度を示す情報が含まれ、
前記生成部は、
前記立体像のエッジ部分の鮮鋭度を示す情報に基づいた前記エッジ画像の鮮鋭度によって、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。 - 前記立体像情報には、
前記立体像の奥行き位置を示す奥行き情報が含まれ、
前記生成部は、
前記奥行き情報に基づいて、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の表示装置。 - 前記生成部は、
前記奥行き情報に基づいた前記エッジ画像の鮮鋭度によって、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。 - 前記生成部は、
前記奥行き情報に基づいた前記第2表示部に表示される前記エッジ画像の表示位置によって、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載の表示装置。 - 前記生成部は、
前記第1画像内のエッジ部分の形状が前記奥行き情報に基づいて変形されたエッジ部分の形状を示す前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか一項に記載の表示装置。 - 前記立体像情報には、
前記第1画像内の画像の動きを示す動き情報が含まれ、
前記第2画像には、
互いに両眼視差を有する左眼画像と右眼画像とが含まれ、
前記第2表示部は、
当該第2表示部を観察する観察者の左眼に前記左眼画像が視認されるように、かつ前記観察者の右眼に前記右眼画像が視認されるように前記第2画像を表示し、
前記生成部は、
前記動き情報に基づいた前記左眼画像内の前記エッジ画像の表示位置と前記動き情報に基づいた前記右眼画像内の前記エッジ画像の表示位置とによって、前記エッジ画像を生成する
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の表示装置。
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