JP2013053579A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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優 塩谷
Yuji Ogata
雄司 尾形
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直芳 庄山
Kentaro Shii
健太郎 椎
Masanobu Wada
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Abstract

【課題】圧縮比の小さな運転状態でベーン最大突出時にベーン両側に大きな圧力差が生じ摺動損失が大きくなることによる信頼性の低下を防止する。
【解決手段】ロータリ圧縮機100は、圧縮機構3、モータ2、吸入経路14、帰還経路16、シャフト4、ピストン8、ベーン9、インバータ42及び制御部44を備えている。帰還経路16は、作動室25から吸入経路14へと作動流体を戻す役割を担う。帰還経路16に設けられた可変容積機構30により、圧縮機構3の吸入容積が相対的に小さくされたり相対的に大きくされたりする。吸入容積の減少をモータ2の回転数の増加で補償するように可変容積機構30及びインバータ42が制御される。帰還経路16の作動室25への開口は、シャフト4の回転方向においてベーン9に対して90度〜360度の角度範囲内に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロータリ圧縮機に関する。
圧縮機のモータは、通常、インバータとマイクロコンピュータとで制御されている。モータの回転数を下げれば、圧縮機が用いられた冷凍サイクル装置を定格よりも十分に低い能力で運転できる。特許文献1は、さらに、インバータ制御で実現できないような低い能力で冷凍サイクル装置を運転するための一つの技術を提供する。
図10は、特許文献1に記載された空気調和装置の構成図である。圧縮機715、四方弁717、室内側熱交換器718、減圧装置719及び室外側熱交換器720によって冷凍サイクルが構成されている。圧縮機715のシリンダには、圧縮行程の開始から途中まで開口する中間吐出口が設けられている。中間吐出口は、バイパス路723によって、圧縮機715の吸入路に接続されている。バイパス路723には、流量制御装置721及び電磁開閉弁722が設けられている。低い設定周波数の運転時にのみ、電磁開閉弁722を開く。これにより、より低い能力での運転が可能となる。
特開昭61−184365号公報
ところで、冷凍サイクル装置の効率を上げるための近道は、圧縮機の効率を上げることである。圧縮機の効率は、使用されたモータの効率に大きく依存する。多くのモータは、定格回転数(例えば60Hz)の近傍の回転数で最も高い効率を発揮するように設計されている。そのため、極端に低い回転数でモータを駆動したのでは、圧縮機の効率の向上は期待できない。
こうした事情に鑑み、本発明は、低い能力が必要なとき(負荷が小さいとき)にも高い効率を発揮しうるロータリ圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本出願に先行する特願2010−222935(出願日平成22年9月30日)において、
シリンダと、自身の外周面と前記シリンダの内周面との間に作動室が形成されるように前記シリンダの内部に配置されたピストンと、前記作動室を吸入室と圧縮−吐出室とに仕切るベーンとを有する圧縮機構と、
前記ピストンに嵌合する偏心部を有するシャフトと、
前記シャフトを回転させるモータと、
圧縮するべき作動流体を前記吸入室に導く吸入経路と、
前記作動室から前記吸入経路へと作動流体を戻す帰還経路と、
前記帰還経路に設けられ、前記圧縮機構の吸入容積を相対的に小さくすべきときには前記帰還経路を通じて前記作動室から前記吸入経路へと作動流体が戻ることを許容し、前記吸入容積を相対的に大きくすべきときには前記帰還経路を通じて前記作動室から前記吸入経路へと作動流体が戻ることを禁止する可変容積機構と、
前記モータを駆動するインバータと、
前記吸入容積の減少を前記モータの回転数の増加で補償するように前記可変容積機構及び前記インバータを制御する制御部と、
を備えた、ロータリ圧縮機が開示された。
上記構成によれば、帰還経路を使用して作動室から吸入経路へと作動流体を戻すことにより、相対的に小さい吸入容積でロータリ圧縮機を運転できる。ただし、作動室に対する帰還経路の開口位置によっては、次のような現象が生じる。
上記構成のロータリ圧縮機は、可変容積機構により作動流体が吸入経路へと戻される場合には、ピストンが帰還経路の開口を通過した時点から圧縮工程を開始する。そのため、帰還経路の開口位置が吸入経路の開口に近い場合、圧縮工程の開始が早期に始まり、ピストンが下死点(ベーンの最大突出位置)に到達する前に圧縮室内は吐出圧力に達することになる。その後、ピストンが下死点に到達したときには、ベーンはピストンの公転運動1周期のうち最も作動室側へ突き出た状態となり、シリンダに設けられたベーン溝に保持された長さも小さいため、ベーンがベーン溝との隙間の範囲で傾き、引っかかりやすい状態となる。また、ベーンが作動室に露出している面積も最も大きくなるため、ベーンの両側面に作用する圧力差によってベーンがシリンダに強く押し付けられる。さらにベーンの移動速度すなわちピストンの公転速度が小さい場合にはベーン側面の油膜が切れやすくなることも加わり、結果としてベーン側面が摺動する際の抵抗が強くなり、摩擦損失の増大やベーンの突出遅れによる異音が発生する。そこで、本発明者らは、ベーン最大突出時の圧力差によるベーン摺動抵抗を低減するための構成を提案する。
すなわち、本発明は、上記基本構成を備え、前記帰還経路の前記作動室への開口である帰還ポートは、前記シャフトの回転方向において前記ベーンに対して90度〜360度の角度範囲内に配置されていることを特徴とする、ロータリ圧縮機を提供する。
本発明のロータリ圧縮機によれば、通常の吸入容積でロータリ圧縮機を運転したりそれよりも小さな吸入容積でロータリ圧縮機を運転したりすることができる。また、小さな吸入容積で運転する場合、吸入容積の減少をモータの回転数の増加で補償するように可変容積機構及びインバータが制御される。このため、負荷が小さいときにも高い効率を発揮することができる。
さらに、作動流体が帰還経路を経由して吸入経路に戻される場合、圧縮工程の開始を公転運動するピストンが作動室内における吸入経路の開口を通過してから帰還経路の開口を通過するまで、つまり90度以上遅らせることができる。すなわち、ピストンの公転運動に対して作動室内の圧力上昇が始まるタイミングを遅らせることが可能となり、それに伴って作動流体の圧力が吐出圧力に達するタイミングも遅れることになる。これにより、ベーンが最大突出状態となるピストン下死点位置(180度)においても、作動室内は吐出圧力とはならない。よって、ベーン両側面に作用する作動流体の圧力差を緩和し、ベーンとシリンダの摺動抵抗を低減することができるので、ロータリ圧縮機の信頼性が向上する。
本発明の第1実施形態に係るロータリ圧縮機の縦断面図 図1に示すロータリ圧縮機のI−I線に沿った横断面図 図1に示すロータリ圧縮機の動作原理図 シャフトの回転角度に対する圧縮−吐出室の容積の関係を示すグラフ シャフトの回転角度に対する作動流体の圧縮比の関係を示すグラフ 可変容積機構(開閉弁)及びインバータの制御フローチャート 本発明の第2実施形態に係るロータリ圧縮機の縦断面図 図7に示すロータリ圧縮機のII−II線に沿った横断面図 本実施形態のロータリ圧縮機を用いた冷凍サイクル装置の構成図 従来の空気調和装置の構成図
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のロータリ圧縮機100は、圧縮機本体40、アキュームレータ12、吐出経路11、吸入経路14、帰還経路16、可変容積機構30、インバータ42及び制御部44を備えている。
圧縮機本体40は、密閉容器1、モータ2、圧縮機構3及びシャフト4を備えている。圧縮機構3は、密閉容器1内の下方に配置されている。モータ2は、密閉容器1内において、圧縮機構3の上方に配置されている。シャフト4によって、圧縮機構3とモータ2とが連結されている。密閉容器1の上部には、モータ2に電力を供給するための端子21が設けられている。密閉容器1の底部には、潤滑油を保持するためのオイル溜り22が形成されている。圧縮機本体40は、いわゆる密閉型圧縮機の構造を有する。
吐出経路11及び吸入経路14は、それぞれ、冷媒管で構成されている。吐出経路11は、密閉容器1の上部を貫通しているとともに、密閉容器1の内部で開口している。吐出経路11は、圧縮された作動流体(典型的には冷媒)を圧縮機本体40の外部に導く役割を担う。吸入経路14は、圧縮機構3に接続された一端と、アキュームレータ12に接続された他端とを有し、密閉容器1の胴部を貫通している。吸入経路14は、圧縮するべき冷媒をアキュームレータ12から圧縮機構3の作動室25に導く役割を担う。帰還経路16は、主として冷媒管で構成されている。帰還経路16を構成する冷媒管は、吸入経路14とは異なる位置で圧縮機構3に接続された一端と、アキュームレータ12に接続された他端とを有し、密閉容器1の胴部を貫通している。帰還経路16は、圧縮機構3の作動室25に一旦吸入された冷媒を圧縮前に吸入経路14へと戻す役割を担う。
圧縮機構3は、容積式の流体機構であり、冷媒を圧縮するようにモータ2によって動かされる。図1及び図2に示すように、圧縮機構3は、シリンダ5、ピストン8、ベーン9、バネ10、第1閉塞部材6及び第1閉塞部材7で構成されている。シリンダ5の内部には、自身の外周面とシリンダ5の内周面との間に作動室25が形成されるように、シャフト4の偏心部4aに嵌合されたピストン8が配置されている。シリンダ5には、ベーン溝24が形成されている。ベーン溝24には、ピストン8の外周面に接する先端を有するベーン9が収納されている。バネ10は、ベーン9をピストン8に向かって押すようにベーン溝24に配置されている。第1閉塞部材6及び第2閉塞部材7は、シリンダ5の両側から作動室25を閉塞するようにシリンダ5の上側及び下側にそれぞれ配置されている。また、第1閉塞部材6及び第2閉塞部材7は、シャフト4を回転可能に支持する軸受の役割を果たす。シリンダ5とピストン8との間の作動室25はベーン9によって仕切られ、これにより、吸入室25a及び圧縮−吐出室25bが形成されている。圧縮するべき冷媒は、吸入経路14及びシリンダ5に設けられた吸入ポート27を通じて作動室25(吸入室25a)に導かれる。圧縮された冷媒が作動室25(圧縮−吐出室25b)から密閉容器1の内部空間28に導かれるように、第1閉塞部材6に吐出ポート29が形成されている。吐出ポート29には、図示しない吐出弁が設けられている。なお、ベーン9は、ピストン8に一体化されていてもよい。すなわち、ピストン8及びベーン9がいわゆるスイングピストンで構成されていてもよい。
モータ2は、ステータ17及びロータ18で構成されている。ステータ17は、密閉容器1の内周面に固定されている。ロータ18は、シャフト4に固定されており、かつシャフト4とともに回転する。モータ2により、シャフト4が回転させられて、シリンダ5の内部でピストン8が動かされる。モータ2として、IPMSM(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)及びSPMSM(Surface Permanent Magnet Synchronous Motor)等の回転数を変更可能なモータを使用できる。
制御部44は、インバータ42を制御してモータ2の回転数、すなわち、ロータリ圧縮機100の回転数を調節する。制御部44として、A/D変換回路、入出力回路、演算回路、記憶装置等を含むDSP(Digital Signal Processor)を使用できる。
アキュームレータ12は、蓄積容器12a及び導入管12bで構成されている。蓄積容器12aは、液冷媒及びガス冷媒を保持できる内部空間を有する。導入管12bは、蓄積容器12aの上部を貫通しており、かつ蓄積容器12aの内部空間に向かって開口している。蓄積容器12aの底部を貫通する形で、吸入経路14及び帰還経路16がアキュームレータ12にそれぞれ接続されている。吸入経路14及び帰還経路16は、蓄積容器12aの底部から上方に延びており、一定の高さで蓄積容器12aの内部空間に向かって開口している。すなわち、アキュームレータ12の内部空間を介して、帰還経路16が吸入経路14に接続されている。なお、導入管12bから吸入経路14に液冷媒が直接進むことを確実に防ぐために、バッフル等の他の部材が蓄積容器12aの内部に設けられていてもよい。
可変容積機構30は帰還経路16に設けられている。本実施形態では、可変容積機構30が開閉弁32及び逆止弁35で構成されている。すなわち、本実施形態では、可変容積機構30が冷媒を減圧する能力を有していない。また、吸入室25aに吸入された冷媒が圧縮−吐出室25bで実質的に圧縮されることなく、帰還経路16を通じて吸入経路14へと戻される。従って、圧力損失による効率の低下が極めて小さい。ただし、ロータリ圧縮機100の効率に大きな影響を及ぼさない範囲であれば、可変容積機構30が冷媒を減圧する能力を有していてもよい。
開閉弁32は、圧縮機本体40の外部において、帰還経路16に設けられている。他方、逆止弁35は、圧縮機本体40の内部に設けられている。図1及び図2に示すように、帰還経路16は、作動室25への開口である帰還ポート16pと、帰還ポート16pを通じて作動室25と連通する中継室16hとを含む。中継室16hは、シリンダ5の内部に形成されており、逆止弁35は、中継室16hに配置されている。逆止弁35は、中継室16hから作動室25への冷媒の逆流が阻止されるように帰還ポート16pを開閉する。逆止弁35によれば、電気的な制御に頼ることなく、比較的簡素な構造で帰還経路16から作動室25への冷媒の流れを阻止できる。
図2に示すように、逆止弁35は、弁体36、ガイド37及びバネ38で構成されている。弁体36は、2つの面を有する薄い金属板でできており、帰還ポート16pに接する第1位置と、帰還ポート16pから離間する第2位置との間を往復できるように、ガイド37の内側に配置されている。弁体36の一方の面は帰還ポート16pに向かい合っており、他方の面はバネ38に向かい合っている。バネ38は、弁体36を第1位置に維持するように帰還ポート16pに向けて付勢している。弁体36とガイド37との間には適切な広さの隙間が形成されている。ガイド37は、第2位置に移動した弁体36を支える。弁体36が帰還ポート16pを開いたとき、言い換えれば、弁体36が第2位置を占有したとき、作動室25が帰還経路16の中継室16hに連通する。弁体36が帰還ポート16pを閉じたとき、言い換えれば、弁体36が第1位置を占有したとき、作動室25は帰還経路16の中継室16hから隔離される。
逆止弁35をこのような簡素な構成とすることで、コストを低減することが可能になる。また、帰還経路16へ流出する作動流体への圧力損失を抑えることができるため、膨張・再圧縮によるエネルギーロスを抑えることができる。
可変容積機構30は、ロータリ圧縮機100の吸入容積(閉じ込め容積)を変更する役割を担う。ロータリ圧縮機100の吸入容積を相対的に小さくすべきときには帰還経路16を通じて作動室25(詳細には圧縮−吐出室25b)から吸入経路14へと圧縮前の冷媒が戻ることを許容する。具体的には、開閉弁32を開く。他方、吸入容積を相対的に大きくすべきときには帰還経路16を通じて作動室25から吸入経路14へと圧縮前の冷媒が戻ることを禁止する。具体的には、開閉弁32を閉じる。開閉弁32が開いているとき、ロータリ圧縮機100は低容積モードで運転される。開閉弁32が閉じているとき、ロータリ圧縮機100は高容積モードで運転される。
可変容積機構30を制御してロータリ圧縮機100の運転モードが高容積モードから低容積モードへと切り替わったとき、吸入容積の減少をモータ2の回転数の増加で補償するようにインバータ42が制御される。これにより、低い能力が必要なとき(負荷が小さいとき)にもモータ2の回転数を極端に下げずに済む。すなわち、低い能力が必要なときにも高い効率を発揮しうる回転数でモータ2を駆動できる。従って、ロータリ圧縮機100の効率も向上する。
図2に示すように、帰還経路16の中継室16h及び帰還ポート16pは、シャフト4の回転方向においてベーン9に対して90度の位置に形成されている。本実施形態では、帰還ポート16pがシリンダ5に設けられていて、作動室25に対し水平方向に開口している。なお、本明細書では、ベーン9及びベーン溝24の位置をシャフト4の回転方向に沿った「0度」の基準位置と定義する。言い換えれば、ベーン9がピストン8によってベーン溝24に最大限押し込まれた瞬間におけるシャフト4の回転角度を「0度」と定義する。
高容積モードでは、圧縮−吐出室25bに閉じ込められた冷媒を圧縮する行程(圧縮行程)が0度の回転角度から始まる。他方、低容積モードでは、圧縮−吐出室25bに閉じ込めた冷媒を帰還ポート16pから吐出する行程が0〜90度の期間において行われ、圧縮行程が90度の回転角度から始まる。高容積モードでの吸入容積をVとすると、本実施形態における低容積モードでの吸入容積は0.85Vとなる。なお、変化させるべき吸入容積の比率に応じて、帰還ポート16pの位置はベーン9に対して90度〜360度の角度範囲内で変更が可能である。
次に、図3を参照して圧縮機構3の動きについて説明する。
図3は、シャフト4及びピストン8が反時計回りに回転する様子を表している。シャフト4の回転に伴って吸入室25aの容積は増加し作動流体を吸入する。図3の左上図に示すように、シャフト4が一回転すると吸入室25aの容積は最大となり、吸入工程を終了する。その後、吸入室25aは圧縮−吐出室25bへと変化する。シャフト4の回転に伴って圧縮−吐出室25bの容積は減少する。このとき、開閉弁32が閉じていると、圧縮機構3は高容積モードでの運転となり、作動流体は圧縮−吐出室25bの容積減少に伴って圧縮され、昇圧されていく。これに対し開閉弁32が開いていると、圧縮機構3は低容積モードでの運転となり、ピストン8が帰還ポート16pを通過するまでの間、作動流体は圧縮されることなく帰還経路16を通って吸入経路14へと戻る。ピストン8が帰還ポート16pを通過すると圧縮−吐出室25bは帰還ポート16pと隔離されるので、圧縮−吐出室25b内の作動冷媒は容積減少とともに圧縮され、昇圧される。高容積モード、低容積モードどちらの場合であっても、冷媒はその運転状態における圧縮比に達するまで昇圧され、その後圧縮−吐出室25bの容積減少に伴って吐出ポート29から密閉容器1内へと吐出される。シャフト4の回転角度が360度(0度)に達するまで、吐出行程が行われる。図3の左下図及び左上図に示すように、シャフト4が1回転すると圧縮−吐出室25bの容積はゼロになる。
続いて、本実施形態における高容積モードと低容積モードが、実際の運転において作動室25及びベーン9の摺動状態に与える影響を説明する。図4は、シャフト4の回転角度に対する圧縮−吐出室25bの容積変化を示しており、図5は高容積モード及び低容積モードそれぞれについての、圧縮−吐出室25b内の冷媒の圧縮比変化を示している。
圧縮−吐出室25bの容積はシャフト4の回転角度が0度から大きくなるにつれて減少する。容積の変化速度はロータリ機構の設計パラメータにより若干異なるが、概ねサインカーブに似た曲線を描きながら減少していく。シャフト4の回転角度=0度のときが最大容積であり、その時点での容積をVとすると、回転角度が90度、180度、270度、360度と変化していくにつれて、容積は、0.85V、0.5V、0.15V、0と変化していく。
図5からわかるように、高容積モードでの運転時、圧縮−吐出室25b内の冷媒は、シャフト4の回転角度が0度の時点から圧縮され始め、180度になったときには圧縮比はV÷0.5V=2に達している。これに対し、低容積モードでの運転時は、圧縮−吐出室25b内の冷媒は、シャフト4の回転角度が90度に達するまでは圧縮されず吸入経路へと戻され、90度の時点から圧縮が始まる。90度のときの容積は0.85Vなので、180度になったときの圧縮比は0.85V÷0.5V=1.7となる。
冷媒としてR410Aを用いたルームエアコンでは、暖房能力をほとんど必要としない中間期に、最小暖房能力条件と呼ばれる圧縮比が小さくかつ低速で圧縮機が運転する条件が出現する。この最小暖房能力条件の圧縮比は1.75であり、上記高容積モードで運転した場合のシャフト4の回転角度180度の時点での圧縮比2よりも小さい。言い換えると、圧縮比が小さいために、ベーン9の最大突出位置となる下死点で圧縮−吐出室25b内の圧力が吐出圧に到達している。このとき、圧縮−吐出室25b内の吐出圧(高圧)と吸入室25a内の吸入圧(低圧)がそれぞれベーン9の両側面に作用し、ベーン9はその圧力差によってベーン溝24の吸入室25a側の壁面に押し付けられ、摺動抵抗が強くなる。
しかし、上記低容積モードで運転を行った場合には、シャフト4の回転角度が180度のときの圧縮比は1.7となり、最小暖房能力条件の圧縮比1.75よりも小さくなる。つまり、ベーン9の最も突出する状態においても圧縮−吐出室25b内の冷媒圧力は吐出圧力には到達しない。よって、ベーン側面に作用する圧力の差が小さくなるので、ベーン9がベーン溝24に押し付けられる力が低減され、ベーン9の摺動損失及び摩耗を低減してロータリ圧縮機100の信頼性を向上させることができる。
なお、上記ではR410Aのルームエアコンを例に説明したが、本実施形態の構成は、他の冷媒及び冷凍サイクル装置においても幅広い運転範囲でロータリ圧縮機の信頼性を向上させる効果を発揮する。
次に、図6を参照して、制御部44による可変容積機構30(開閉弁32)及びインバータ42の制御手順を説明する。
ステップS1において、要求された能力に応じてモータ2の回転数を調節する。具体的には、必要な冷媒流量が得られるようにモータ2の回転数を調節する。次に、ステップS2及びステップS6において、モータ2の回転数を下げたのか又は上げたのかを判断する。ステップS1で回転数を下げた処理を行っている場合には、ステップS3に進み、現在の回転数が30Hz以下かどうかを判断する。現在の回転数が30Hz以下であれば、ステップS4において、開閉弁32が閉じているかどうかを判断する。開閉弁32が閉じている場合、ステップS5において、開閉弁32を開く処理と、モータ2の回転数を現在の回転数の2倍の回転数に上げる処理とを実行する。ステップS5における各処理の順序は特に限定されないが、開閉弁32を開くのと概ね同時にモータ2の回転数を上げることができる。
他方、ステップS1で回転数を上げる処理を行っている場合には、ステップS7に進み、現在の回転数が70Hz以上かどうかを判断する。現在の回転数が70Hz以上であれば、ステップS8において、開閉弁32が開いているかどうかを判断する。開閉弁32が開いている場合、ステップS9において、開閉弁32を閉じる処理と、モータ2の回転数を現在の回転数の1/2倍の回転数まで下げる処理とを実行する。ステップS9における各処理の順序は特に限定されないが、開閉弁32を閉じるのと概ね同時にモータ2の回転数を下げることができる。
本実施形態のベーン9には、ベーン溝24と摺動する面に、潤滑性を向上したり摩擦力を低減したりするコーティングや表面処理がなされているとなお良い。例えば、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)や窒化クロム(CrN)などのコーティングや、ディンプル加工、窒化などの処理が好適である。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態のロータリ圧縮機200の縦断面図、図8はその横断面図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の部品には同じ符号を付す。
本実施形態では、中継室16h及び帰還ポート16pがシリンダ5の下方に位置する第2閉塞部材7に設けられており、第2閉塞部材7とシリンダ5に跨って、中継室16hと帰還経路16を構成する冷媒管とを連通する連絡路16cが設けられている。また、第2閉塞部材7のピストン8と接する上端面には、帰還ポート16pを作動室25に沿って拡張するようにザグリ71が設けられている。ザグリ71は、帰還ポート16pからシャフト4の回転方向に延びている、また、ザグリ71の縁の一部71aは、ピストン8の外径と略等しい円弧に成形されていて、ピストン8がザグリ71を覆うときにピストン8の輪郭と合致する。
また、本実施形態では、中継室16hに、リード弁51及び弁ストップ52で構成された逆止弁50が配置されている。逆止弁50は、開閉弁32と共に可変容積機構30を構成しており、作動室25から帰還ポート16pを経由して帰還経路16へと流出する流れを許容し、帰還経路16から作動室25へと流入する流れを阻止する。リード弁51は、弾性変形可能であり、帰還ポート16pを開閉する。弁ストップ52は、リード弁51の変形を規制する。
帰還ポート16pを第2閉塞部材7の端面に設けることにより、軸方向への削り加工で帰還ポート16pを成形することができるため、加工精度の向上と低コスト化を図ることができる。
帰還ポート16pはピストン8によって開閉されるが、帰還ポート16pの形状とピストン8の形状が異なるため、帰還ポート16pが閉塞される直前には、帰還ポート16pが徐々に閉じられていくことになる。そのため、低容積モードでの運転の際には、帰還ポート16pが中途半端に閉じられた状態で作動流体が帰還経路16へと流出する状態が続くため、作動流体の流れが悪くなり、設計上期待されるタイミングよりも早く閉じこんだ状態となる。そのため、作動流体の圧縮行程が始まるタイミングも早まってしまうので、圧縮比の上昇も早まりかねない。これに対し、本実施形態では、ザグリ71の縁71aはピストン8の外径と略等しい円弧に形成されているため、閉じこむ直前までは作動流体の流路を大きくとり、閉じこむ瞬間には急激に流路を閉じることができる。よって圧縮比上昇のタイミングが早まることもなく本構成の目的を達成することができる。
また、帰還ポート16pは、中継室16hから作動室25に向かって鉛直方向上向きに開口するよう配置されている。こうすることによって、高容積モードでの運転中、帰還ポート16pとリード弁51とによって形成される空間に潤滑油が溜まり、死容積を減少させることができる。よって死容積による体積効率の低下や圧縮損失を低減することができるので、ロータリ圧縮機の高効率化が可能となる。なお、リード弁51は、高容積モード運転中、作動室25内が吐出圧に達する瞬間、圧力オーバーシュートによってわずかに開くことがあるが、本構成のロータリ圧縮機によれば、作動室内25が吐出圧に達する前に帰還ポート16pが圧縮−吐出室25bから隔離されるので、リード弁51が開くことなく潤滑油を保持することができる。
さらに、帰還ポート16pは、当該帰還ポート16pをシリンダ5の内周面が横切るように配置されている。このようにすることでシリンダ5と帰還ポート16pとリード弁51とで横向きの空間が形成され、この空間に潤滑油が保持されることによって死容積を減少させることができる。よってロータリ圧縮機の高容積モードでの性能が向上する。
また、帰還経路16に設けられる逆止弁50をリード弁51と弁ストップ52で構成することにより、比較的簡素な構成で可変容積機構30を実現することができる。さらに、リード弁と弁ストップによる逆止弁の構成は、一般的なロータリ圧縮機の吐出機構にも採用されているため、既存部品の流用が可能となり、コストの低減となる。信頼性の確立されている部品を用いることで、ロータリ圧縮機200の高信頼化にもつながる。
なお、中継室16h、帰還ポート16p及びザグリ71は、シリンダ5の上方に位置する第1閉塞部材6に設けられていてもよい。
(応用実施形態)
図9に示すように、ロータリ圧縮機100を使用して冷凍サイクル装置600を構築できる。冷凍サイクル装置600は、ロータリ圧縮機100、放熱器602、膨張機構604及び蒸発器606を備えている。これらの機器は、冷媒回路を形成するように冷媒管によって上記の順番で接続されている。放熱器602は、例えば空気−冷媒熱交換器で構成されており、ロータリ圧縮機100で圧縮された冷媒を冷却する。膨張機構604は、例えば膨張弁で構成されており、放熱器602で冷却された冷媒を膨張させる。蒸発器606は、例えば空気−冷媒熱交換器で構成されており、膨張機構604で膨張した冷媒を加熱する。第1実施形態のロータリ圧縮機100に代えて、第2実施形態のロータリ圧縮機200を使用してもよい。
なお、前記第1および第2実施形態では、シャフト4が鉛直方向に延びる縦型のロータリ圧縮機100,200を説明したが、本発明のロータリ圧縮機はシャフト4が水平方向に延びる横型のものであってもよい。
また、本発明のロータリ圧縮機は、帰還経路16の一端が接続された圧縮機構3に、吸入容積が一定の圧縮機構が組み合わされた2段型のものであってもよい。
さらに、可変容積機構30は、必ずしも逆止弁を含む必要はなく、開閉弁32のみで構成されていてもよい。
本発明は、給湯機、温水暖房装置及び空気調和装置等に利用できる冷凍サイクル装置の圧縮機に有用である。本発明は、特に、幅広い能力が要求される空気調和装置の圧縮機に有用である。
1 密閉容器
2 モータ
3 圧縮機構
4 シャフト
5 シリンダ
6 第1閉塞部材
7 第2閉塞部材
8 ピストン
9 ベーン
12 アキュームレータ
14 吸入経路
16 帰還経路
16p 帰還ポート
16h 中継室
25 作動室
25a 吸入室
25b 圧縮−吐出室
30 可変容積機構
32 開閉弁
35,50 逆止弁
40 圧縮機本体
42 インバータ
44 制御部
71 ザグリ
100,200 ロータリ圧縮機

Claims (8)

  1. シリンダと、自身の外周面と前記シリンダの内周面との間に作動室が形成されるように前記シリンダの内部に配置されたピストンと、前記作動室を吸入室と圧縮−吐出室とに仕切るベーンとを有する圧縮機構と、
    前記ピストンに嵌合する偏心部を有するシャフトと、
    前記シャフトを回転させるモータと、
    圧縮するべき作動流体を前記吸入室に導く吸入経路と、
    前記作動室から前記吸入経路へと作動流体を戻す帰還経路と、
    前記帰還経路に設けられ、前記圧縮機構の吸入容積を相対的に小さくすべきときには前記帰還経路を通じて前記作動室から前記吸入経路へと作動流体が戻ることを許容し、前記吸入容積を相対的に大きくすべきときには前記帰還経路を通じて前記作動室から前記吸入経路へと作動流体が戻ることを禁止する可変容積機構と、
    前記モータを駆動するインバータと、
    前記吸入容積の減少を前記モータの回転数の増加で補償するように前記可変容積機構及び前記インバータを制御する制御部と、を備え、
    前記帰還経路の前記作動室への開口である帰還ポートは、前記シャフトの回転方向において前記ベーンに対して90度〜360度の角度範囲内に配置されている、ロータリ圧縮機。
  2. 前記シリンダの両側から前記作動室を閉塞する第1閉塞部材及び第2閉塞部材をさらに備え、
    前記帰還ポートは、前記第1閉塞部材または前記第2閉塞部材に設けられている、請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記第1閉塞部材または前記第2閉塞部材には、前記帰還ポートを前記作動室に沿って拡張するようにザグリが設けられており、このザグリは、前記ピストンが当該ザグリを覆うときに前記ピストンの輪郭と合致する縁を有する、請求項2に記載のロータリ圧縮機。
  4. 前記帰還ポートは、当該帰還ポートを前記シリンダの内周面が横切るように配置されている、請求項2または3に記載のロータリ圧縮機。
  5. 前記帰還ポートは、前記作動室に対して鉛直方向上向きに開口している、請求項1〜4のいずれかに記載のロータリ圧縮機。
  6. 前記帰還経路は、前記帰還ポートを通じて前記作動室と連通する中継室を含み、
    前記可変容積機構は、前記中継室に配置された、前記帰還ポートを開閉する逆止弁を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロータリ圧縮機。
  7. 前記逆止弁は、前記帰還ポートに接する第1位置と前記帰還ポートから離間する第2位置との間で移動する弁体と、前記弁体を前記第1位置に維持するように付勢するバネと、前記第2位置に移動した前記弁体を支えるガイドと、で構成されている、請求項6に記載のロータリ圧縮機。
  8. 前記逆止弁は、弾性変形可能なリード弁と、前記リード弁の変形を規制する弁ストップと、で構成されている、請求項6に記載のロータリ圧縮機。
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