JP2013030620A - 光起電力モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光起電力モジュールの特性を向上させる。
【解決手段】光起電力モジュールは、配線部材5によって接続される複数の光起電力素子10と、各光起電力素子10の受光面上に設けられるバスバー部19と、バスバー部19と配線部材5とを接続するためにバスバー部19上に設けられ、第1接着部32と第2接着部34とを有する接着剤と、を備え、第1接着部32は、第2接着部34よりも導電性が高く、第2接着部34は、第1接着部32よりも透光性が高い。
【選択図】図4

Description

本発明は、光起電力モジュールに関する。
環境に優しいエネルギ源として、太陽電池システム等が大いに注目されている。その一例として、特許文献1には、光起電力素子と、光起電力素子の受光面に設けられた受光面電極と、光起電力部の裏面に設けられた裏面電極とを備える光起電力モジュールが開示されている。この光起電力モジュールでは、受光面電極及び裏面電極のそれぞれが、複数のフィンガー部と、複数のフィンガー部に電気的に接続されたバスバー部とを備えている。
特開2009−290234号公報
光起電力モジュールは、複数の光起電力素子を備えている。そして、各光起電力素子同士を電気的に接続するために、配線部材が用いられる。配線部材は、接着剤を用いて光起電力素子のバスバー部上に導電性を保ちつつ接着される。このとき、接着剤が配線部材の外周部からはみ出して露出してしまうことがある。ここで、接着剤が透光性の低い材料で構成されていると、露出した部分によって太陽光等が遮光され、光起電力効率に悪影響を与える。
本発明に係る光起電力モジュールは、受光面上に電極を有する光起電力素子と、配線部材と、配線材と電極部との間に設けられ、第1接着部と第2接着部とを有する接着層と、を備え、第1接着部は、第2接着部よりも導電性が高く、第2接着部は、第1接着部よりも透光性が高い。
本発明によれば、光起電力モジュールの特性を向上させることができる。
本発明に係る実施の形態において、光起電力モジュールの断面図である。 本発明に係る実施の形態において、光起電力素子の受光面側の平面図である。 本発明に係る実施の形態において、光起電力素子の裏面側の平面図である。 図2におけるA−A線断面図である。 本発明に係る実施の形態において、光起電力素子の製造方法の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る実施の形態において、光起電力モジュールの製造方法の手順を示すフローチャートである。 図2の2点鎖線Bの部分の拡大図に対応する図であり、配線部材をバスバー部に接続する前の様子を示す図である。 図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材をバスバー部に接続する前の様子を示す図である。 図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材をバスバー部に接続した後の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、接着剤を用いて配線部材とバスバー部とを接続する手順について示すフローチャートである。 図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材をバスバー部に接続する前の様子を示す図である。 図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材をバスバー部に接続した後の様子を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、第1接着部及び第2接着部の塗布についての変形例を示す図である。 本発明に係る実施の形態において、第1接着部及び第2接着部の塗布についての変形例を示す図である。
以下に図面を用いて、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。また、以下では、全ての図面において、同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、光起電力モジュール1の断面図である。光起電力モジュール1は、複数の光起電力素子10と、複数の配線部材5と、封止材3と、第1の保護部材2と、第2の保護部材4とを備える。ここでは、図1に示されるように、太陽光等の光が矢印L方向に沿って光起電力モジュール1に入射されるものとして説明する。
複数の光起電力素子10は、整列して配置される。配線部材5は、隣接する光起電力素子10同士を電気的に接続する。配線部材5は、導電性を有する金属等の導電性材料で構成される。これにより、複数の光起電力素子10は、電気的に直列または並列に接続される。
第1の保護部材2は、光起電力素子10の受光面側に配置される。第1の保護部材2は、例えば、ガラス、透光性樹脂等の透光性を有する部材を用いて構成することができる。
第2の保護部材4は、光起電力素子10の裏面側に配置される。第2の保護部材4は、樹脂フィルムや、アルミニウム箔等の金属箔を介在させた樹脂フィルム等の耐候性部材を用いて構成することができる。
封止材3は、光起電力素子10と第1の保護部材2との間、光起電力素子10と第2の保護部材4との間、及び隣接する光起電力素子10間に充填される。複数の光起電力素子10は、この封止材3によって封止される。封止材3は、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)やポリビニルブチラール(PVB)等の樹脂を用いて構成することができる。
図2は、光起電力素子10の受光面側の平面図である。図3は、光起電力素子10の裏面側の平面図である。図4は、図2におけるA−A線断面図である。ここで、「受光面」とは、太陽光等の光が主に入射される面を意味する。また、「裏面」とは、受光面と反対側の面を意味する。
光起電力素子10は、光入射側から、透明導電層11と、n型非晶質シリコン層12と、i型非晶質シリコン層13と、n型単結晶シリコン基板14と、i型非晶質シリコン層15と、p型非晶質シリコン層16と、透明導電層17を有する。そして、光起電力素子10の受光面側には、複数のフィンガー部20と複数のバスバー部19とを含む集電極21が設けられる。また、光起電力素子10の裏面側には、複数のフィンガー部23と複数のバスバー部22とを含む集電極24が設けられる。受光面側の集電極21は、遮光ロスを減らすために、裏面側の集電極24よりも小面積にするのが好適である。
接着層30は、バスバー部19と配線部材5及びバスバー部22と配線部材5を接続するものである。接着層30は、第1接着部32と、第2接着部34とを含む。ここで、第1接着部32及び第2接着部34としては、例えば、エポキシ樹脂やアクリル樹脂、ウレタン樹脂等の接着性の樹脂材料を含む熱硬化型の接着剤を用いることができる。ここでは、第1接着部32と第2接着部34は、エポキシ樹脂等の透光性を有する樹脂を含む熱硬化型接着剤を用いるものとして説明する。第1接着部32と第2接着部34との相違は、第1接着部32には、導電材(Ni,Ag,Au,Cuなどの低抵抗の金属やSnBi,SnAgCuなどのハンダ材料)を含む導電性フィラーが含有されているが、第2接着部34には、上記のような導電材を含む導電性フィラーが含有されていないか、または第1接着部32よりも少ない点である。したがって、第1接着部32は、第2接着部34に比べて導電性が高い。また、第2接着部34は、第1接着部32に比べて透光性が高い。
n型単結晶シリコン基板14は、受光面から入射された光によってキャリアを生成する発電層である。なお、本実施の形態では、発電層をn型単結晶シリコン基板14とするが、これに限定されるものではなく、n型又はp型の導電型の結晶系半導体材料からなる基板とすることができる。単結晶シリコン基板の他にも、例えば、多結晶シリコン基板、砒化ガリウム基板(GaAs)、インジウム燐基板(InP)等を適用することができる。
i型非晶質シリコン層13は、n型単結晶シリコン基板14の受光面上に設けられ、p型不純物またはn型不純物を含まない条件で形成されたアモルファスシリコンからなる。n型非晶質シリコン層12は、i型非晶質シリコン層13上に設けられ、n型不純物がドープされたアモルファスシリコンからなる。
透明導電層11は、n型非晶質シリコン膜12上に設けられる。透明導電層11は、例えば、ドーパントを含む酸化インジウム(In23)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化錫(SnO2)、及び酸化チタン(TiO2)等の導電性金属酸化物のうちの少なくとも1つを含んで構成されるのが好適である。ここでは、透明導電層11はインジウム錫酸化物(ITO)を用いて形成されているものとして説明する。
なお、n型非晶質シリコン層12の代わりに、n型単結晶シリコン基板中に、n型の不純物を高濃度に熱拡散させることにより形成されるn型拡散層を用いても良い。この場合には、i型非晶質シリコン層13及び透明導電層11を不要とすることができる。
フィンガー部20は、光起電力素子10で発生したキャリアを収集するために設けられる電極部材である。フィンガー部20は、光起電力素子10の面内からまんべんなくキャリアの収集が行われるように配置することが好適である。具体的に、ライン状に延びるフィンガー部20が、透明導電層11の表面の略全ての領域上に、所定の間隔を隔てて複数本並列配置される。フィンガー部20の幅は、流れる電流の大きさ、フィンガー部20の厚さ等に応じて適宜決定され、例えば、50μm〜100μmとされる。また、フィンガー部20のピッチは、例えば、1.5mm〜3mmであることが好適である。また、フィンガー部20の本数は、遮光ロスを減らすために、裏面側のフィンガー部23よりも少なくされる。
バスバー部19は、フィンガー部20で収集されたキャリアを集電するために設けられる電極部材である。バスバー部19は、フィンガー部20において収集されたキャリアをできるだけ均等に集電するように配置することが好適である。例えば、バスバー部19は、間隔を空けて複数設けてもよい。バスバー部19は、透明導電層11上に互いに平行に配置することが好適である。バスバー部19の幅は、流れる電流の大きさ、バスバー部19の厚さ等に応じて適宜決定され、例えば、0.5mm〜3mmとされる。なお、ここではバスバー部19の幅は、フィンガー部20の幅よりも広いものとして説明する。
バスバー部19及びフィンガー部20は、導電材料からなり、例えば、Ag(銀)、Cu(銅)、Al(アルミニウム)、Ti(チタン)、Ni(ニッケル)及びCr(クロム)等の金属や、これらの金属のうちの一種類以上を含む合金によって構成することができる。バスバー部19及びフィンガー部20は、例えば、Agペースト等の導電性ペーストを用いて形成することができる。或いは蒸着法、メッキ法等他の方法を用いて形成することもできる。ここでは、バスバー部19及びフィンガー部20はAgを用いて形成されるものとして説明する。
i型非晶質シリコン層15は、n型単結晶シリコン基板14の裏面上に設けられ、p型不純物またはn型不純物を含まない条件で形成されたアモルファスシリコンからなる。p型非晶質シリコン層16は、i型非晶質シリコン層15上に設けられ、p型不純物がドープされたアモルファスシリコンからなる。
透明導電層17は、p型非晶質シリコン層16上に形成される。透明導電層17は、透明導電層11と同様の材料を含んで構成される。ここでは、透明導電層17はインジウム錫酸化物(ITO)を用いて形成されているものとして説明する。
なお、p型非晶質シリコン層16の代わりに、n型単結晶シリコン基板中に、p型の不純物を熱拡散させることにより形成されるp型拡散層を用いても良い。この場合には、i型非晶質シリコン層15及び透明導電層17を不要とすることができる。
フィンガー部23は、光起電力素子10で発生したキャリアを収集するために設けられる電極部材である。フィンガー部20と同様に、ライン状に延びるフィンガー部23が、透明導電層17の表面の略全ての領域上に、所定の間隔を隔てて複数本並列配置される。フィンガー部23の幅は、流れる電流の大きさ、フィンガー部23の厚さ等に応じて適宜決定され、例えば、50μm〜100μmとされる。また、フィンガー部23のピッチは、例えば、0.5mm〜3mmであることが好適である。バスバー部22は、フィンガー部23で収集されたキャリアを集電するために設けられる電極部材である。バスバー部22も、バスバー部19と同様に配置される。バスバー部22の幅は、流れる電流の大きさ、バスバー部22の厚さ等に応じて適宜決定され、例えば、0.5mm〜3mmとされる。なお、ここではバスバー部22の幅は、フィンガー部23の幅よりも広いものとして説明する。
次に、光起電力素子10の製造方法について、図5を用いて説明する。図5は、光起電力素子10の製造方法の手順を示すフローチャートである。
まず、n型単結晶シリコンからなる基板14を洗浄し、次いで受光面及び裏面にエッチング法等の方法によってテクスチャ構造を形成する。次いで基板14を真空チャンバ内に搬入し、CVD法を用いて、基板14の受光面上にi型非晶質シリコン層13を形成し、さらに、i型非晶質シリコン層13上にn型非晶質シリコン層12を形成する(S2)。次いで、CVD法を用いて、基板14の裏面上にi型非晶質シリコン層15を形成し、さらに、i型非晶質シリコン層15上にp型非晶質シリコン層16を形成する(S4)。その後、蒸着法を用いて、n型非晶質シリコン層12およびp型非晶質シリコン層16上に、それぞれITOからなる透明導電層11及び透明導電層17を形成する(S6)。そして、スクリーン印刷法を用いて、透明導電層11及び透明導電層17上に、それぞれ集電極21及び集電極24を形成する(S8)。このように、S2〜S8の工程を得て、1つの光起電力素子10を製造することができる。
続いて、光起電力モジュール1の製造方法について、図6を用いて説明する。図6は、光起電力モジュール1の製造方法の手順を示すフローチャートである。
まず、複数の光起電力素子10を準備する(S12)。続いて、熱圧着処理を行なった接着層30を介して各バスバー部19と各配線部材5とを接続する(S14)。次に、S14の工程と同様に熱圧着処理を行なった接着層30を介して各バスバー部22と各配線部材5とを接続する(S16)。S16の工程を終えると、複数の光起電力素子10が電気的に接続される。最後に、配線部材5によって電気的に接続された複数の光起電力素子10を第1の保護部材2及び第2の保護部材4の間に収納し、封止材3を充填することで複数の光起電力素子10を封止する(S18)。このように、S12〜S18の工程を得て、光起電力モジュール1を製造することができる。尚、各バスバー部19と各配線部材5とを接続する工程(S14)と、各バスバー部22と各配線部材5とを接続する工程(S16)と、を同時に行っても良い。
ここで、上記光起電力モジュール1の製造方法において、S14の工程が本発明の実施形態において特徴を有するので、以下において、さらに具体的に詳説する。
図7は、図2の2点鎖線Bの部分の拡大図に対応する図であり、配線部材5をバスバー部19に接続する前の様子を示す図である。図8は、図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材5をバスバー部19に接続する前の様子を示す図である。図9は、図7のC−C線断面図に対応する図であり、配線部材5をバスバー部19に接続した後の様子を示すである。ここで、図7〜図9は、第1接着部32、第2接着部34、バスバー部19及び配線部材5の配置関係を示している。図10は、接着層30を用いて配線部材5とバスバー部19とを接続する手順について示すフローチャートである。なお、図7の矢印D方向は、図2の矢印D方向と同じ方向を示している。また、図7の矢印W方向は、図2の矢印W方向と同じ方向を示している。
ここで、図7〜図10を用いて、S14の工程をさらに具体的に説明する。最初に、図7に示されるように、バスバー部19上のうち、バスバー部19の幅方向(矢印W方向)の中央部において、バスバー部19の長手方向(矢印D方向)に沿って第1接着部32用の接着剤を塗布し、第1接着剤層32aとする(S14a)。ここで、第1接着剤層32aの幅、厚み及び粘度は、配線部材5をバスバー部19に接続する際に、第1接着剤層32aが配線部材5に押し付けられた場合でも配線部材5の外周部からはみ出して受光面上に露出しないような分量や粘度となるように適宜決定される。配線部材5の幅W1、バスバー部19の幅W2に対して、第1接着剤層32aの幅W3は、0.4×W2以上、0.47×W1以下とすることが好適である。例えば、配線部材5の幅を1.5mmとし、バスバー部19の幅を1mmとした場合には、第1接着剤層32aの幅を0.4mm〜0.7mmとし、厚みを10μm〜100μmとすることが好適である。また、第1接着剤層32aの粘度は、20Pa・s〜200Pa・sとすることが好適である。また、塗布方法としてディスペンサーを使用する場合、吐出圧力は0.1MPa〜0.3MPaとすることが好適である。
その後、図7に示されるように、バスバー部19上のうち、第1接着剤層32aの両側において第1接着剤層32aを挟みこむように、第2接着部34用の接着剤をバスバー部19の長手方向に沿って塗布し、第2接着剤層34aとする(S14b)。ここで、第2接着剤層34aの幅、厚み及び粘度は、配線部材5をバスバー部19に接続する際に、第1接着剤層32aが配線部材5に押し付けられたときに第2接着剤層34aの存在が障害となって、第1接着剤層32aを配線部材5の外周部から露出させないために適した分量や粘度となるように適宜決定される。配線部材5の幅W1、バスバー部19の幅W2に対して、第2接着剤層34aの幅W4は、0.4×W2以上0.47×W1以下とすることが好適である。例えば、配線部材5の幅を1.5mmとし、バスバー部19の幅を1mmとした場合には、第2接着剤層34aの幅を0.4mm〜0.7mmとし、厚みを10μm〜100μmとすることが好適である。また、第2接着剤層34aの粘度は、20Pa・s〜200Pa・sとすることが好適である。ここでは、第2接着剤層34aの粘度は、第1接着剤層32aの粘度よりも高い粘度であるものとして説明する。なお、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aの一部はオーバーラップさせることも可能であるが、ここでは、オーバーラップさせないものとして説明する。また、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aは、それぞれ別々のノズルを用いて塗布するものとしてもよく、1つのノズルを用い、内容物を適宜切り替えることで塗布するものとしてもよい。
次に、図8に示されるように、バスバー部19に対応する位置に配線部材5を配置する(S14c)。最後に、熱圧着工程を行い、配線部材5をバスバー部19に接続する(S14d)。ここで、上記熱圧着工程では、配線部材5がバスバー部19に対して位置ずれすることなく、しっかりと接続されるために必要な温度条件及び圧力条件等に適宜決定されることが好適である。例えば、200℃の温度条件下で、0.05MPa〜0.2MPaの圧力を5秒〜20秒与えることが好適である。この工程により、第1接着剤層32aが硬化されて第1接着部32となり、第2接着剤層34aが硬化されて第2接着部34となる。そして、これら第1接着部32及び第2接着部34によって、配線部材5がバスバー部19に接続される。
S14dの熱圧着工程では、配線部材5の押圧によって第1接着剤層32a及び第2接着剤層34aが押し付けられる。ここで、第1接着剤層32aは、配線部材5によって押し付けられた場合であっても配線部材5の外周部から露出しないために好適な分量及び粘度に調整されている。さらに、第1接着剤層32aは、両側に存在する第2接着剤層34aによって挟み込まれている。これにより、第1接着剤層32aよりも高い粘度を有する第2接着剤層34aが障害となって、第1接着剤層32aが配線部材5の外周部から露出してしまうことを好適に防止する。したがって、S14dの熱圧着工程後の光起電力モジュール1では、図9に示されるように、第2接着部34は配線部材5の外周部から露出している部分が存在するが、第1接着部32は配線部材5の外周部から露出していない状態となる。
尚、裏面側のバスバー部22と配線部材5との接続は、受光面側のバスバー部19と配線部材5との接続と同様であっても良いが、これに限るものではない。例えば裏面側のバスバー部22と配線部材5との接続は、第1接着剤層32aのみを用いて行っても良い。
続いて、上記構成の光起電力モジュール1の作用について説明する。本実施の形態の光起電力モジュール1では、図9に示されるように、配線部材5の外周部から露出している部分は第2接着部34となる。そして、第2接着部34は、第1接着部32より導電性フィラーが少なく、第1接着部32より高透光性の樹脂で構成されている。このため、太陽光等を効率よく光起電力素子10の内部に取り込むことができる。一方、第1接着部32は、既に太陽光等を遮光する存在となっている配線部材5に覆われるように配置されているため太陽光の遮光に悪影響を与えることはない。そして、第1接着部32は、第2接着部34よりも導電性フィラーを多く含む高導電性の樹脂で構成されており、第2接着部34に比べて低抵抗である。これにより、第2接着部34によって光起電力素子10の内部に太陽光等を効率よく取り込みつつ、第2接着部34の高抵抗を第1接着部32によって補うことで配線部材5における集電効率を向上させることができる。したがって、光起電力モジュール1の特性を向上させることができる。また、第2接着部34を配線部材5の外周部から露出するように設けることができるので、配線部材5の接着強度を向上させることができる。
なお、上記構成の光起電力モジュール1の製造にあたっては、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aとはオーバーラップさせないものとして説明したが、図11に示されるように、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aの一部をオーバーラップさせてもよい。すなわち、図11に示されるように、第1接着剤層32aを山型に形成し、第1接着剤層32aの両側に形成される第2接着剤層34aによって第1接着剤層32aの裾野部分が押さえられるように第2接着剤層34aを形成するものとしてもよい。このように形成することで、配線部材5をバスバー部19に接続する際に、第2接着剤層34aによって第1接着剤層32aの裾野部分が押えられるため、第1接着剤層32aが配線部材5からはみ出して露出することを抑制することができる。したがって、図12に示されるように、配線部材5の外周部からはみ出して露出する部分は第2接着部34とすることができ、上記光起電力モジュール1と同様の効果を奏することができる。
また、上記構成の光起電力モジュール1では、第1接着剤層32aの両側に第2接着剤層34aを設けるものとして説明したが、このような第1接着剤層32aと第2接着剤層34aとの配置関係に限定されない。例えば、図13に示されるように、バスバー部19上においてバスバー部19の幅方向の一方の領域(図の例示では左側半分の領域)を長手方向に沿って第1接着剤層32aを塗布して、他方の領域(図の例示では右側半分の領域)を長手方向に沿って第2接着剤層34aを塗布するものとしてもよい。このような構成においても、少なくともバスバー部19の片側において第2接着部34による透光性を保つことができると共に、第1接着部32による集電効果も得ることができる。
さらに、上記構成の光起電力モジュール1において、第1接着剤層32a及び第2接着剤層34aは、図7に示されるようにライン状に塗布して形成するものとして説明したが、図14に示されるように接着剤をドット状に塗布して形成してもよい。このようなドット状の塗布は、第1接着剤層32a用の接着剤及び第2接着剤層34a用の接着剤を排出するノズルから所定の間隔で塗布することで実現できる。このように、ドット状に塗布することでも、第1接着部32がバスバー部19の幅方向の中央部に存在し、両側に第2接着部34が存在しているため、上記光起電力モジュール1と同様の効果を奏することができる。
なお、上記構成の光起電力モジュール1では、第1接着部32は、配線部材5から露出しないものとして説明したが、そのうちの一部が露出してもある程度の効果は得られる。すなわち、配線部材5から露出した部分の少なくとも一部は第2接着部34であるため、接着層30の全体が第1接着部32によって構成される場合に比べて太陽光等を効率よく光起電力素子10の内部に取り込むことができる。
また、上記構成の光起電力モジュール1では、第1接着剤層32aを塗布した後で第2接着剤層34aを塗布するものとして説明したが、この順番に限定されることはなく、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aとを同時に塗布してもよく、第2接着剤層34aを塗布した後で第1接着剤層32aを塗布してもよい。このように、第1接着剤層32aと第2接着剤層34aの塗布順に関わらず、配線部材5から露出した部分が第2接着部34である限り、上記光起電力モジュール1と同様の効果を奏することができる。
1 光起電力モジュール、2 第1の保護部材、4 第2の保護部材、5 配線部材、10 光起電力素子、11 透明導電層、12 n型非晶質シリコン層、13 i型非晶質シリコン層、14 n型単結晶シリコン基板、15 i型非晶質シリコン層、16 p型非晶質シリコン層、17 透明導電層、19 バスバー部、20 フィンガー部、21 集電極、22 バスバー部、23 フィンガー部、24 集電極、30 接着層、32 第1接着部、32a 第1接着剤層、34 第2接着部、34a 第2接着剤層。

Claims (4)

  1. 受光面上に電極を有する光起電力素子と、
    配線部材と、
    前記配線材と前記電極部との間に設けられ、第1接着部と第2接着部とを有する接着層と、
    を備え、
    前記第1接着部は、前記第2接着部よりも導電性が高く、
    前記第2接着部は、前記第1接着部よりも透光性が高い、光起電力モジュール。
  2. 請求項1に記載の光起電力モジュールにおいて、
    前記第1接着部は、前記電極部の長手方向に沿って設けられ、
    前記第2接着部は、前記第1接着部の少なくとも片側において、前記長手方向に沿って設けられる。
  3. 請求項1または請求項2に記載の光起電力モジュールにおいて、
    前記第1接着部は、前記配線部材から露出しないように設けられる。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の光起電力モジュールにおいて、
    前記第1接着部は、導電性フィラーを含む樹脂を有し、
    前記第2接着部は、前記第1接着部より導電性フィラーが少ない樹脂を有する。
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