JP2013025264A - 立体視画像形成体および判別具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 立体視画像形成体1は、同一の光学特性を持つ(左回転偏光反射特性を持つとする)コレステリック液晶からなる第1および第2の光選択反射体を持ち、第1、第2の光選択反射体は視差のある立体視画像をなす。第2の光選択反射体32に達した光は左円偏光のみが反射され、また、第1の光選択反射体31に達した光は左円偏光のみが反射され、さらに1/2波長層13において右回転偏光に変換され、1/4波長層22と直線偏光層(23a、23b)で構成され一方向のみの回転偏光のみを透過させるフィルターA20aおよびフィルターB20bに達する。フィルターA20aでは第1の光選択反射体がなす像のみが観察され、フィルターB20bでは第1の光選択反射体がなす像のみが観察され立体視が実現できる。
【選択図】 図4
Description
また、特許文献2は、セキュリティ媒体に用いる識別構造に関する発明であり、コレステリック液晶の波長選択反射性を用い、判定具となるフィルターを介して観察した際の色の違いにより真偽を判定する技術について述べている。
両眼視差を生じしめる第1の画像と第2の画像とからなる立体視画像が基材に形成されてなる立体視画像形成体であって、
前記第1の画像は、左円偏光または右円偏光のいずれか一方の回転方向の円偏光のみ反射する第1の光選択反射体により形成され、前記第2の画像は、前記第1の光選択反射体が反射する円偏光と同じ回転方向の円偏光を反射する第2の光選択反射体により形成され、前記第1の光選択反射層と第2の光選択反射層は、透過する円偏光の回転方向を左から右、または、右から左に変換して射出する1/2波長層を介して積層されていることを特徴とする。
また、上記第1および第2の光選択反射体はコレステリック液晶により形成されることを特徴とする。
上記の立体視画像形成体から両眼立体視により立体視像を視認する判別具であって、
前記判別具は、観察者の一方の目に割当てる第1の判別部と、他方の目に割当てる第2の判別部からなり、
前記第1の判別部は、左円偏光または右円偏光のいずれか一方の回転方向の円偏光のみを透過する第1の選択透過層を有し、
前記第2の判別部は、前記第1の選択透過層が透過する円偏光と反対の回転方向の円偏光のみを透過する第2の選択透過層を有することを特徴とする。
なお、前記第1および第2の選択透過層は、円偏光を直線偏光に変換する1/4波長層と、特定の偏光方向の光のみを透過する直線偏光層とを積層して構成することが好ましい。
立体視画像形成体1は、基材10上に形成された第1の画像層11と第2の画像層12を有し、第1の画像層11および第2の画像層12の間には1/2波長層13が形成されている。
第1の画像層11には、立体視画像5を構成する一方の画像である第1の画像5aが記録されており、第1の画像5aは、左円偏光または右円偏光のいずれか一方の回転方向の円偏光のみ反射する第1の光選択反射体31で形成されている。また、第2の画像層12には、立体視画像を構成する第2の画像5bが記録されており、第2の画像5bは、光選択反射体31が反射する円偏光と同じ回転方向の円偏光を反射する第2の光選択反射体32により形成されている。
なお、図5はコレステリック液晶の螺旋構造の模式図である。
まず、立体3から元画像4のような3次元情報を生成する。図例では、元画像4は、立体3の稜線部で表わしたスケルトン像により形状を表現している。
次に、元画像4から右目および左目に割当てる2つの画像(第1の画像5aおよび第2の画像5b)を生成する。第1の画像5aと第2の画像5bは相互に視差を持った画像であり、視差に相当する分の形状が異なっている。
なお、2つの画像による立体視には平行法と交差法があるが、図2の例では、第1の画像5aと第2の画像5bは平行法で観察するのに適した配置で示してある。
判別具20は、両眼視のためのメガネ状の装具であり、それぞれ特定の透過特性を持つフィルターA20aおよびフィルターB20bが設けられている。なお、図3(B)は、図(A)のB−B断面の部分拡大図である。
1/4波長層は、光学的異方性を有する素材からなる層であり、右または左の回転方向の円偏光を、それぞれの回転方向に対応した所定の角度の直線偏光に変換する特性を持つ。したがって、1/4波長層と直線偏光層を組み合わせると、1/4波長層の側から入射した特定の回転方向の回転偏光のみを透過するフィルターが得られることになる。
立体視に当たっては、立体視画像形成体1および判別具20を組み合わせて用いるが、図例では、判別具20としては、その光学的機能にかかわるフィルターA20aおよびフィルターB20bのみを表わしている。
第1の画像層11で反射された左円偏光は、1/2波長層13において右円偏光に変換され、第2の画像層12に達する。この光は第2の画像層12を透過するが、この時、第2の光選択反射体32に当たっても、左円偏光のみ反射する第2の光選択反射体32の作用を受けないのでそのまま透過する。
このようにして、右円偏光による第1の画像と左円偏光による第2の画像を形成する光がフィルターA20aおよびフィルターB20bに達する。
また、第1の光選択反射体31と第2の光選択反射体32は同一色を反射するので、判定具20を通さない観察状態では、第1の画像5aと第2の画像5bが別個の像であることが判然としない。
また、立体視画像形成体に記録された立体視画像は、コピー等では複製できない。
よって、本発明の立体視画像形成体は偽造防止分野での利用が特に好適である。
5 立体視画像
5a 第1の画像
5b 第2の画像
10 基材
11 第1の画像層
12 第2の画像層
13 1/2波長層
20 判別具
20a フィルターa
20b フィルターb
21 透明基材
22 1/4波長層
23a 直線偏光層A
23b 直線偏光層B
31 第1の光選択反射体
32 第2の光選択反射体
40a 観察者の一方の目
40b 観察者の他方の目
Claims (4)
- 両眼視差を生じしめる第1の画像と第2の画像とからなる立体視画像が基材に形成されてなる立体視画像形成体であって、
前記第1の画像は、左円偏光または右円偏光のいずれか一方の回転方向の円偏光のみ反射する第1の光選択反射層により形成され、
前記第2の画像は、前記第1の光選択反射層が反射する円偏光と同じ回転方向の円偏光を反射する第2の光選択反射層により形成され、
前記第1の光選択反射層と第2の光選択反射層は、透過する円偏光の回転方向を左から右、または、右から左に変換して射出する1/2波長層を介して積層されていることを特徴とする立体視画像形成体。 - 前記第1および第2の光選択反射層はコレステリック液晶により形成されることを特徴とする請求項1記載の立体視画像形成体。
- 請求項1または請求項2記載の立体視画像形成体から両眼立体視により立体視像を視認する判別具であって、
前記判別具は、観察者の一方の目に割当てる第1の判別部と、他方の目に割当てる第2の判別部からなり、
前記第1の判別部は、左円偏光または右円偏光のいずれか一方の回転方向の円偏光のみを透過する第1の選択透過層を有し、
前記第2の判別部は、前記第1の選択透過層が透過する円偏光と反対の回転方向の円偏光のみを透過する第2の選択透過層を有することを特徴とする判別具。 - 前記第1および第2の選択透過層は、円偏光を直線偏光に変換する1/4波長層と、特定の偏光方向の光のみを透過する直線偏光層とを積層してなることを特徴とする請求項3記載の判別具。
Priority Applications (1)
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JP2011162624A JP2013025264A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | 立体視画像形成体および判別具 |
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JP2011162624A Pending JP2013025264A (ja) | 2011-07-25 | 2011-07-25 | 立体視画像形成体および判別具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2018079130A1 (ja) * | 2016-10-25 | 2019-07-25 | 富士フイルム株式会社 | 透過加飾フィルム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000255200A (ja) * | 1999-03-05 | 2000-09-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 偽造防止体及び偽造判別方法 |
JP2011100098A (ja) * | 2009-10-07 | 2011-05-19 | Nhk Spring Co Ltd | 識別媒体およびその識別方法 |
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2011
- 2011-07-25 JP JP2011162624A patent/JP2013025264A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPWO2018079130A1 (ja) * | 2016-10-25 | 2019-07-25 | 富士フイルム株式会社 | 透過加飾フィルム |
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