JP2013011501A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】軸方向の小型化が容易なガスセンサを提供すること。
【解決手段】有底筒状に形成されたイオン伝導性の固体電解質体からなるセンサ素子2と、センサ素子2の内側に挿入配置された棒状のヒータ3と、ヒータ3の基端部における互いに反対側の面に設けられた一対のヒータ電極31に接触する一対のヒータバネ端子4と、ヒータバネ端子4を保持する端子保持部51を備えた絶縁保持部材5とを有するガスセンサ1。一対のヒータバネ端子4は、ガスセンサ1の軸方向Zに直交する断面の形状において互いの対向面420のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するガスセンサに関する。
例えば、車両用エンジン等の内燃機関における排気系に、排ガス等の被測定ガス中における酸素等の特定ガスの濃度を検出するガスセンサが配設されている。かかるガスセンサとして、有底筒状に形成されたイオン伝導性の固体電解質体からなるセンサ素子と、該センサ素子の内側に挿入配置された棒状のヒータとを備えたものがある(特許文献1等)。
このようなヒータ付きのガスセンサにおいては、ヒータへの通電を行うために、ヒータの基端部に設けられた一対のヒータ電極と外部リードとの電気的接点を確保する必要がある。そのために、特許文献1に記載のガスセンサは、ヒータ電極に対して接触する一対のヒータバネ端子を備えている。
特開2008−134219号公報
しかしながら、近年、特にガスセンサの小型化が要求され、軸方向長さをできるだけ小さくすることが求められることがある。かかる状況において、ガスセンサの軸方向におけるヒータバネ端子の長さが長くなると、ガスセンサの小型化に不利となる。
上記特許文献1に記載のガスセンサにおいては、一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に平行な断面の形状において互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。つまり、ヒータバネ端子の屈曲部がガスセンサの軸方向を向いている(特許文献1の図1(b)、図7(d)、(e)、(f)参照)。
このようなヒータバネ端子の配置の場合、ガスセンサの軸方向におけるヒータバネ端子の長さをある程度確保しないと、充分な弾性変形量を得ることが困難である。その結果、ガスセンサの軸方向におけるヒータバネ端子の寸法が大きくなりやすく、ガスセンサの軸方向の小型化が困難となりやすい。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、軸方向の小型化が容易なガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、有底筒状に形成されたイオン伝導性の固体電解質体からなるセンサ素子と、
該センサ素子の内側に挿入配置された棒状のヒータと、
該ヒータの基端部における互いに反対側の面に設けられた一対のヒータ電極に接触する一対のヒータバネ端子と、
該ヒータバネ端子を保持する端子保持部を備えた絶縁保持部材とを有するガスセンサであって、
上記一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に直交する断面の形状において互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されていることを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
上記ガスセンサにおいて、上記一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に直交する断面の形状において互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。このような上記ヒータバネ端子の配置を採用すれば、上記ガスセンサの軸方向における上記ヒータバネ端子の寸法を小さくしても、ヒータバネ端子の弾性変形量を充分に確保することができる。つまり、ヒータバネ端子の機能を確保しつつ、ガスセンサの軸方向におけるヒータバネ端子の寸法を小さくすることができる。
その結果、ガスセンサの軸方向の小型化を容易にすることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、軸方向の小型化が容易なガスセンサを提供することができる。
実施例1における、ガスセンサの縦断面図。 実施例1における、ガスセンサの他の縦断面図。 図1のA−A線矢視断面図。 実施例1における、一対のヒータバネ端子の平面図。 実施例1における、図1のB−B線矢視断面相当の絶縁保持部材およびヒータの断面図。 実施例1における、図1のC−C線矢視断面相当のヒータ保持部材およびヒータの断面図。 実施例1における、図1のD−D線矢視断面相当の絶縁保持部材および一対のヒータバネ端子の断面図。 実施例1における、グランド電極部材の平面図。 実施例1における、ガスセンサの組立説明図。 実施例2における、一対のヒータバネ端子の平面図。 実施例3における、ガスセンサの断面図。
上記ガスセンサとしては、例えば自動車や二輪車等の各種車両用内燃機関の排気系に設置して、排ガスフィードバックシステムに使用する空燃比センサ、排ガス中の酸素濃度を測定する酸素センサなどがある。
また、上記の「互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成」とは、例えば、上記一対のヒータバネ端子の間に上記ヒータを配設する前と配設した後とにおいて、上記一対のヒータバネ端子における対向面のなす角度が変化することにより、上記ヒータへの押圧力が付与されるよう構成されていることを意味する。
本明細書においては、上記ガスセンサについて、被測定ガスに晒される軸方向端部側を先端側、その反対側を基端側として説明する。
また、上記ヒータバネ端子は、屈曲した板バネ部材からなり、上記ヒータ電極と反対側から上記絶縁保持部材に支承される基板部と、上記対向面を構成する対向部と、上記基板部と上記対向部とを連結する屈曲部とを有し、上記一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に直交する方向であって互いに同一の方向に上記屈曲部を向けて配置してあることが好ましい(請求項2)。この場合には、充分な弾性変形量を確保しつつガスセンサの軸方向における寸法を小さくした上記ヒータバネ端子を、容易に形成することができる。
また、上記ヒータバネ端子は、上記基板部における上記屈曲部と反対側の後端部を、上記絶縁保持部材における上記端子保持部の内壁に当接させていることが好ましい(請求項3)。この場合には、上記端子保持部において上記ヒータバネ端子を安定して保持することができる。その結果、ヒータバネ端子とヒータ電極との間の相対的な振動によってヒータ電極が摩耗することを抑制することができる。また、特にヒータバネ端子の弾性変形量を充分に確保するために接点部を後端部に近い側に配置することとなる場合、接点部に近い後端部において端子保持部にヒータバネ端子が固定されることとなるため、接点部の振動を効果的に抑制することができる。
また、上記絶縁保持部材は、上記端子保持部の先端側に、上記ヒータを挿通するヒータ挿通溝を備え、上記端子保持部及び上記ヒータ挿通溝は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開口していることが好ましい(請求項4)。この場合には、上記ヒータの傾きを抑制することができると共に、上記絶縁保持部材に対する上記ヒータの組み付けを容易に行うことができる。つまり、上記ヒータ挿通溝を設けることにより、そこに挿通配置した上記ヒータがガスセンサの軸方向に対して傾くことを抑制することができる。また、上記端子保持部及び上記ヒータ挿通溝が、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開口していることにより、上記屈曲部側から上記ヒータを絶縁保持部材に挿入することができる。その結果、絶縁保持部材へのヒータの組み付けが容易となる。
また、上記センサ素子と上記ヒータとの間には、上記ヒータを保持すると共に上記センサ素子の内側面に接触するヒータ保持部材が配設されており、該ヒータ保持部材は、上記絶縁保持部材の先端面に当接しており、上記ヒータ挿通溝の幅方向における上記ヒータ保持部材の幅は、上記絶縁保持部材との当接端において、上記ヒータ挿通溝の幅よりも大きいことが好ましい(請求項5)。この場合には、上記ガスセンサの組み立てを容易にすると共に、ヒータ保持部材とヒータバネ端子との間の絶縁を確保することができる。つまり、絶縁保持部材に保持させたヒータを、センサ素子の内側に挿入して組み付けを行う場合、ヒータに装着したヒータ保持部材を上記絶縁保持部材によってセンサ素子へ向かって押し込むことができる。これにより、容易にガスセンサの組み付けを行うことができる。また、上記ヒータ挿通溝の幅方向における上記ヒータ保持部材の幅は、上記絶縁保持部材との当接端において、上記ヒータ挿通溝の幅よりも大きいため、ヒータ保持部材が絶縁保持部材の先端面よりも基端側へずれることを防ぎ、ヒータ保持部材とヒータバネ端子との絶縁を確保することができる。
また、上記ヒータ保持部材は、上記一対のヒータバネ端子の並び方向と同じ方向から上記ヒータを挟持しており、該ヒータ保持部材は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開放端を備えていることが好ましい(請求項6)。この場合には、上記ヒータを上記端子保持部及び上記ヒータ保持部材に装着する際に、同じ方向からヒータを挿入することができるため、組み付けが容易となる。
また、上記ヒータバネ端子は、上記基板部から上記ガスセンサの軸方向の基端側へ向かって延びる端子リード部を備え、上記絶縁保持部材は、上記端子リード部を挿通するリード挿通溝を備え、該リード挿通溝は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開口しており、上記リード挿通溝の幅方向における上記ヒータバネ端子の幅は上記リード挿通溝の幅よりも大きいことが好ましい(請求項7)。この場合には、上記端子リード部が基端側へ引っ張られるような外力が作用したときにも、上記ヒータバネ端子が上記リード挿通溝を通過することを防ぎ、絶縁保持部材からのヒータバネ端子の抜けを確実に防ぐことができる。
また、上記ヒータは、上記一対のヒータバネ端子の上記屈曲部側と反対側の後端面を、上記絶縁保持部材における上記端子保持部の内壁に当接させており、上記ヒータバネ端子は、上記基板部における上記屈曲部と反対側の後端部を上記端子保持部の内壁に当接させていることが好ましい(請求項8)。この場合には、上記ヒータバネ端子の屈曲部の突出方向におけるヒータバネ端子とヒータとの位置決めを容易に行うことができる。その結果、ヒータバネ端子とヒータ電極との間の接点ずれを確実に防ぐことができる。
また、上記絶縁保持部材は、上記ヒータの基端部を当接させる天井部を有することが好ましい(請求項9)。この場合には、上記ヒータの軸方向の位置決めを容易に行うことができる。その結果、センサ素子に対するヒータの軸方向の位置精度を高めることができ、センサ素子の加熱性能を安定させることができる。
また、上記天井部は、上記ヒータの基端部を配置する天井凹部を有することが好ましい(請求項10)。この場合には、上記ヒータの基端部が軸方向に直交する方向にずれることを防ぎ、ヒータの傾斜を防ぐことができる。これにより、センサ素子に対するヒータの傾きを防ぎ、センサ素子の加熱性能を安定させることができる。なお、上記天井凹部は、その輪郭部においてテーパ部を備えていてもよい。この場合には、ヒータの寸法バラツキや天井凹部の寸法バラツキの影響を抑制して、より安定した位置決めを行うことができる。
また、上記ガスセンサは、上記センサ素子を保持すると共に該センサ素子における測定電極に電気的に接続された金属製のハウジングと、該ハウジングの基端側に固定されると共に電気的に導通しかつ上記絶縁保持部材を内側に収容する金属製の基端側カバーと、該基端側カバーと上記絶縁保持部材との間に介在するグランド電極部材とを有し、該グランド電極部材は、上記絶縁保持部材の外周に配置されるリング部と、該リング部から外側に向かって形成された複数の外側バネ部と、上記リング部から基端側へ延びるグランドリード部とを有し、該グランドリード部は、上記ガスセンサの外において接地される接地外部リードに電気的に接続されていることが好ましい(請求項11)。この場合には、上記グランドリード部に、ガスセンサ内における上記絶縁保持部材の保持固定と、センサ素子の測定電極と接地外部リードとの間の電気的接続との双方の機能を課すことができる。これにより、ガスセンサの部品点数を低減することができる。
また、上記グランド電極部材における上記外側バネ部の付勢方向は、上記ヒータバネ端子の付勢方向とずれていることが好ましい(請求項12)。この場合には、グランド電極部材における外側バネ部の付勢力が、上記ヒータバネ端子によるヒータ電極への押圧荷重に影響を与えることを抑制することができる。その結果、ヒータバネ端子とヒータ電極との接点圧を安定して確保することができる。
(実施例1)
実施例にかかるガスセンサにつき、図1〜図9を用いて説明する。
本例のガスセンサ1は、図1、図2に示すごとく、有底筒状に形成されたイオン伝導性の固体電解質体からなるセンサ素子2を有する。そして、ガスセンサ1は、センサ素子2の内側に挿入配置された棒状のヒータ3と、ヒータ3の基端部における互いに反対側の面に設けられた一対のヒータ電極31に接触する一対のヒータバネ端子4と、ヒータバネ端子4を保持する端子保持部51を備えた絶縁保持部材5とを有する。
一対のヒータバネ端子4は、図3に示すごとく、ガスセンサ1の軸方向Z(以下において、適宜、単に「軸方向Z」という。)に直交する断面の形状において互いの対向面420のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。
ヒータバネ端子4は、図3、図4に示すごとく、屈曲した板バネ部材からなり、ヒータ電極31と反対側から絶縁保持部材5に支承される基板部41と、対向面420を構成する対向部42と、基板部41と対向部42とを連結する屈曲部43とを有する。一対のヒータバネ端子4は、ガスセンサ1の軸方向Zに直交する方向であって互いに同一の方向に屈曲部43を向けて配置してある。ここで、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向を、適宜「前方」といい、これと反対方向を適宜「後方」といい、これら前方及び後方に沿った方向を、適宜「前後方向X」という
ヒータバネ端子4は、ステンレス鋼、ニッケル合金等の金属板を屈曲した板バネ部材からなる。そして、ヒータバネ端子4は、基板部41の前端において、屈曲部43を介して略U字状に折り返されて対向部42を構成している。また、ヒータバネ端子4は、対向部42の後端においてさらに基板部41側に略U字状の折り返された折返し部44を有する。図3に示すごとく、ヒータバネ端子4がヒータ電極31に当接した状態においては、折返し部44の前端は、基板部41の表面に接触している。
ヒータバネ端子4は、基板部41における屈曲部43と反対側の後端部411を、絶縁保持部材5における端子保持部51の内壁に当接させている。絶縁保持部材5は、前方に開口した端子保持部51を有する。そして、端子保持部51は、前方の開口側と反対側に配された後方壁部521と、軸方向Z及び前後方向Xに直交する方向(これを適宜「横方向Y」という。)の両側に配された側方壁部522とによって囲まれている。
ヒータバネ端子4における基板部41は、側方壁部522によって支承されており、基板部41の後端部411は、後方壁部521に当接している。つまり、後端部411は、後方壁部521と側方壁部522との間の角部に当接している。
図1、図5に示すごとく、絶縁保持部材5は、端子保持部51の先端側に、ヒータ3を挿通するヒータ挿通溝53を備えている。図3、図5に示すごとく、端子保持部51及びヒータ挿通溝53は、ヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向、すなわち前後方向Xの前方に開口している。
ヒータ3は、軸方向Zに直交する断面の形状が略長方形状の板棒形状を有する。また、ヒータ3は、主としてアルミナからなり、先端部付近に配された発熱部と、該発熱部とヒータ電極31とを電気的に接続するヒータリードとを内部に形成してなる(図示略)。
また、センサ素子2は、主としてジルコニアからなり、図1、図2に示すごとく、有底円筒状のいわゆるコップ型の形状を有する。そして、有底円筒形状における閉塞された端部側を先端側に向けて配置してある。
センサ素子2は、その先端部付近において、内側面に形成された基準電極と、外側面に形成された測定電極とからなるセンサセルを構成してなる(図示略)。基準電極には、基準ガスとしての大気が接触するよう構成されており、測定電極には被測定ガス(排ガス)が接触するよう構成されている。また、ヒータ3は、センサ素子2の内側に挿通配置され、その発熱部が上記センサセル付近に配置されている。これにより、ヒータ3がセンサセルを効率的に加熱することができるよう構成されている。
ガスセンサ1において、センサ素子2は、金属製のハウジング11の内側に保持されている。そして、測定電極はハウジング11と電気的に接続されている。また、ハウジング11の先端側には、センサ素子2の先端部を覆うように先端側カバー12が固定されている。先端側カバー12には、被測定ガスを内部に導入するためのガス導入孔121が複数形成されている。
一方、ハウジング11の基端側には、絶縁保持部材5を内側に収容する基端側カバー13が固定されている。
ハウジング11、先端側カバー12、基端側カバー13は、いずれも、ステンレス鋼等の金属からなる。
センサ素子2とヒータ3との間には、ヒータ3を保持すると共にセンサ素子2の内側面に接触するヒータ保持部材14が配設されている。ヒータ保持部材14は、絶縁保持部材5の先端面54に当接している。図1に示すごとく、ヒータ挿通溝53の幅方向(横方向Y)におけるヒータ保持部材14の幅は、絶縁保持部材5との間の当接端において、ヒータ挿通溝53の幅よりも大きい。
ヒータ保持部材14は、一対のヒータバネ端子4の並び方向と同じ方向、すなわち横方向Yからヒータ3を挟持している。また、ヒータ保持部材14は、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向、すなわち前方に開放端141を備えている。ヒータ保持部材14は、図6に示すごとく、軸方向Zに直交する断面の形状において略C字状を有し、その開放端141が前方を向く状態で組み付けられている。図1、図2に示すごとく、ヒータ保持部材14は、先端部において、ヒータ3を横方向Yから挟持する挟持部142を有する。また、挟持部142よりも基端側の部分において、ヒータ保持部材14は、センサ素子2の内側面に圧接される圧接部143を有する。これにより、ヒータ保持部材14は、センサ素子2の内側に形成され基準電極に電気的に接続された電極パッドに接触している。
また、ヒータ保持部材14は、図2に示すごとく、圧接部143から基端側に延びる内側リード部144を有する。内側リード部144は、絶縁保持部材5における後方壁部521の後方に形成された後方溝部523(図3参照)を通って、絶縁保持部材5よりも基端側へ延びている。
また、図1に示すごとく、ヒータバネ端子4は、基板部41からガスセンサ1の軸方向Zの基端側へ向かって延びる端子リード部45を備えている。図1、図7に示すごとく、絶縁保持部材5は、端子リード部45を挿通するリード挿通溝55を備えている。リード挿通溝55は、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向、すなわち前方に開口している。リード挿通溝55の幅方向(横方向Y)におけるヒータバネ端子4の幅はリード挿通溝55の幅よりも大きい。
なお、ヒータバネ端子4は、端子リード部45を除いた部分の寸法として、軸方向Zの寸法よりも、前後方向Xの寸法の方が大きい。
図3に示すごとく、ヒータ3は、後端面32を、絶縁保持部材5における端子保持部51の内壁に当接させ、ヒータバネ端子4は、基板部41の後端部411を端子保持部51の内壁に当接させている。具体的には、ヒータ3の後端面32及びヒータバネ端子4の後端部411は、後方壁部521に当接している。
また、図1、図2に示すごとく、絶縁保持部材5は、ヒータ3の基端部を当接させる天井部56を有する。すなわち、絶縁保持部材5は、端子保持部51の基端側を一部覆うように天井部56を設けてなる。絶縁保持部材5における一対のリード挿通溝55は、天井部56の横方向Yの両側に形成されている。
天井部56は、ヒータ3の基端部を配置する天井凹部561を有する。また、天井凹部561は、その輪郭部において、先端側へ向かって拡開するテーパ部を備えている。
ガスセンサ1は、基端側カバー13と絶縁保持部材5との間に介在するグランド電極部材15を有する。グランド電極部材15は、図3、図8に示すごとく、絶縁保持部材5の外周に配置されるリング部151と、リング部151から外側に向かって形成された複数の外側バネ部152と、リング部151から基端側へ延びるグランドリード部153とを有する。グランドリード部153は、図2に示すごとく、ガスセンサ1の外において接地される接地外部リード171に電気的に接続されている。
図8に示すごとく、リング部151は、後方に開放部を備えた略円環状の形状を有する。リング部151は、絶縁保持部材5をその外周から保持するよう構成されている。また、外側バネ部152は、リング部151の外周に、約90°の角度の配設ピッチにて、4個形成されている。外側バネ部152は、リング部151の基端部から外側へ折り返されて先端側へ延びるように形成されている。グランドリード部153は、リング部151における前方側の基端部から、ガスセンサ1の中心軸側へ段階的に屈曲しながら、絶縁保持部材5よりも基端側へ延びている。なお、グランド電極部材15は、ステンレス鋼、ニッケル合金等の金属からなる。
グランド電極部材15における外側バネ部152の付勢方向は、ヒータバネ端子4の付勢方向とずれている。つまり、図3に示すごとく、ヒータバネ端子4の付勢方向は、横方向Yであるが、グランド電極部材15における外側バネ部152の付勢方向は、これに対して斜めである。具体的には、外側バネ部152の付勢方向は、横方向Yに対して約45°の角度をなしている。
なお、図1、図2はそれぞれ、基本的にはガスセンサ1の中心軸を含む平面による断面であって、互いに直交する断面を表す図であるが、ヒータ3、ヒータバネ端子4、及びヒータ保持部材14については、断面ではなく正面図となっている。また、図1において、グランド電極部材15の外側バネ部152は、本来断面として見えない位置にあるが、便宜的にこれを表している。
グランドリード部153、内側リード部144、及び一対の端子リード部45は、いずれも絶縁保持部材5よりも基端側まで延びており、それぞれ外部リード17に接続されている。つまり、グランドリード部153は、ガスセンサ1の外部において接地される接地外部リード171に接続されている。また、内側リード部144は、ガスセンサ1のセンサ信号を処理するセンサ回路に電気的に接続される信号外部リード172に接続されている。また、一対の端子リード部45は、ヒータ3への通電を行うための一対の通電用外部リード173にそれぞれ接続されている。
ガスセンサ1は、基端側カバー13の基端部にゴムブッシュ16を配設してなる。そして、4本の外部リード17は、ゴムブッシュ16を軸方向Zに貫通して外部へ延びている。
ガスセンサ1を組み立てるにあたっては、まず、端子保持部51に予め一対のヒータバネ端子4を装着した状態の絶縁保持部材5に対して、その前方からヒータ3を挿入する。このとき、ヒータ3が、ヒータ挿通溝53に配置されるようにする。また、ヒータ保持部材14にも、その開放端141からヒータ3が挿入されるようにする。
次に、図9に示すごとく、ヒータ3が絶縁保持部材5に組み付けられたサブアッシーであって、基端側カバー13や外部リード17等も一体化された基端側サブアッシー101を、ハウジング11にセンサ素子2を装着すると共に先端側カバー12を組み付けてなる先端側サブアッシー102に組み付ける。
このとき、ヒータ3がセンサ素子2の内側に先端側から軸方向に挿入されるように、基端側サブアッシー101を基端側サブアッシー102に近付ける。そして、基端側カバー13の先端部が、ハウジング11の基端部に嵌合すると共に、ヒータ保持部材14がセンサ素子2の内側に嵌合される。
つまり、ヒータ保持部材14は、絶縁保持部材5の先端面54によって先端側へ押し込まれ、センサ素子2の内側に嵌入される。これにより、基端側サブアッシー101が先端側サブアッシー102に組み付けられた状態において、ヒータ保持部材14は、ヒータ3を挟持すると共にセンサ素子2の内側面に圧接する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
ガスセンサ1において、一対のヒータバネ端子4は、軸方向Zに直交する断面の形状において互いの対向面420のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。このようなヒータバネ端子4の配置を採用すれば、軸方向Zにおけるヒータバネ端子4の寸法を小さくしても、ヒータバネ端子4の弾性変形量を充分に確保することができる。つまり、ヒータバネ端子4の機能を確保しつつ、軸方向Zにおけるヒータバネ端子4の寸法を小さくすることができる。
その結果、ガスセンサ1の軸方向の小型化を容易にすることができる。
また、ヒータバネ端子4は基板部41と対向部42と屈曲部43とを有し、一対のヒータバネ端子4は、軸方向Zに直交する方向であって互いに同一の方向に屈曲部43を向けて配置してある。これにより、充分な弾性変形量を確保しつつ軸方向Zにおける寸法を小さくしたヒータバネ端子4を、容易に形成することができる。
また、ヒータバネ端子4は、基板部41の後端部411を、絶縁保持部材5における端子保持部51の内壁に当接させている。これにより、端子保持部51においてヒータバネ端子4を安定して保持することができる。その結果、ヒータバネ端子4とヒータ電極31との間の相対的な振動によってヒータ電極31が摩耗することを抑制することができる。また、特にヒータバネ端子4の弾性変形量を充分に確保するために接点部を後端部411に近い側に配置しているが、接点部に近い後端部411において端子保持部51にヒータバネ端子4が固定されることとなるため、接点部の振動を効果的に抑制することができる。
また、絶縁保持部材5は、端子保持部51の先端側にヒータ挿通溝53を備え、端子保持部51及びヒータ挿通溝53は、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向(前方)に開口している。これにより、ヒータ3の傾きを抑制することができると共に、絶縁保持部材5に対するヒータ3の組み付けを容易に行うことができる。つまり、ヒータ挿通溝53を設けることにより、そこに挿通配置したヒータ3がガスセンサ1の軸方向Zに対して傾くことを抑制することができる。また、端子保持部51及びヒータ挿通溝53が、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向に開口していることにより、屈曲部43側からヒータ3を絶縁保持部材5に挿入することができる。その結果、絶縁保持部材5へのヒータ3の組み付けが容易となる。
また、センサ素子2とヒータ3との間にはヒータ保持部材14が配設されており、ヒータ保持部材14は、絶縁保持部材5の先端面54に当接している。そして、ヒータ挿通溝53の幅方向におけるヒータ保持部材14の幅は、絶縁保持部材5との当接端において、ヒータ挿通溝53の幅よりも大きい。それゆえ、ガスセンサ1の組み立てを容易にすると共に、ヒータ保持部材14とヒータバネ端子4との間の絶縁を確保することができる。つまり、絶縁保持部材5に保持させたヒータ3を、センサ素子2の内側に挿入して組み付けを行う場合、ヒータ3に装着したヒータ保持部材14を絶縁保持部材5によってセンサ素子2へ向かって押し込むことができる。これにより、容易にガスセンサ1の組み付けを行うことができる。また、ヒータ挿通溝53の幅方向におけるヒータ保持部材14の幅は、絶縁保持部材5との当接端において、ヒータ挿通溝53の幅よりも大きいため、ヒータ保持部材14が絶縁保持部材5の先端面54よりも基端側へずれることを防ぎ、ヒータ保持部材14とヒータバネ端子4との絶縁を確保することができる。
また、ヒータ保持部材14は、一対のヒータバネ端子4の並び方向(横方向Y)と同じ方向からヒータ3を挟持しており、ヒータ保持部材14は、一対のヒータバネ端子4における屈曲部43が向く方向に開放端141を備えている。これにより、ヒータ3を端子保持部51及びヒータ保持部材14に装着する際に、同じ方向からヒータ3を挿入することができるため、組み付けが容易となる。
また、絶縁保持部材5は、ヒータバネ端子4の端子リード部45を挿通するリード挿通溝55を備え、リード挿通溝55の幅方向におけるヒータバネ端子4の幅はリード挿通溝55の幅よりも大きい。これにより、端子リード部45が基端側へ引っ張られるような外力が作用したときにも、ヒータバネ端子4がリード挿通溝55を通過することを防ぎ、絶縁保持部材5からのヒータバネ端子4の抜けを確実に防ぐことができる。
また、ヒータ3は後端面32を、絶縁保持部材5における端子保持部51の内壁(後方壁部521)に当接させており、ヒータバネ端子4は、基板部41の後端部411を端子保持部51の内壁(後方壁部521)に当接させている。これにより、ヒータバネ端子4の屈曲部43の突出方向におけるヒータバネ端子4とヒータ3との位置決めを容易に行うことができる。その結果、ヒータバネ端子4とヒータ電極31との間の接点ずれを確実に防ぐことができる。
また、絶縁保持部材5は、ヒータ3の基端部を当接させる天井部56を有する。これにより、ヒータ3の軸方向Zの位置決めを容易に行うことができる。その結果、センサ素子2に対するヒータ3の軸方向Zの位置精度を高めることができ、センサ素子2の加熱性能を安定させることができる。
また、天井部56は、ヒータ3の基端部を配置する天井凹部561を有する。これにより、ヒータ3の基端部が軸方向に直交する方向にずれることを防ぎ、ヒータ3の傾斜を防ぐことができる。そのため、センサ素子2に対するヒータ3の傾きを防ぎ、センサ素子2の加熱性能を安定させることができる。なお、天井凹部56は、その輪郭部においてテーパ部を備えていているため、ヒータ3の寸法バラツキや天井凹部56の寸法バラツキの影響を抑制して、より安定した位置決めを行うことができる。
また、ガスセンサ1は、基端側カバー13と絶縁保持部材5との間に介在するグランド電極部材15を有する。そして、グランド電極部材15は、リング部151と複数の外側バネ部152とグランドリード部153とを有し、グランドリード部153は、接地外部リード171に電気的に接続されている。これにより、グランドリード部153に、ガスセンサ1内における絶縁保持部材5の保持固定と、センサ素子2の測定電極と接地外部リード171との間の電気的接続との双方の機能を課すことができる。これにより、ガスセンサ1の部品点数を低減することができる。
また、グランド電極部材15における外側バネ部152の付勢方向は、ヒータバネ端子4の付勢方向とずれている。そのため、グランド電極部材15における外側バネ部152の付勢力が、ヒータバネ端子4によるヒータ電極31への押圧荷重に影響を与えることを抑制することができる。その結果、ヒータバネ端子4とヒータ電極31との接点圧を安定して確保することができる。
以上のごとく、本例によれば、軸方向の小型化が容易なガスセンサを提供することができる。
(実施例2)
本例は、図10に示すごとく、ヒータバネ端子4の形状を変更した例である。
本例においては、ヒータバネ端子4が、実施例1において示したヒータバネ端子4(図3)における折返し部44を有しない。つまり、本例においては、ヒータバネ端子4は、基板部41と、基板部41の前端において屈曲部43を介して略U字状に折り返されて対向部42とからなる。そして、対向部42における後端(屈曲部43と反対側の端部)は、基板部41側に屈曲している。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
本例は、図11に示すごとく、ヒータバネ端子4の形状を大幅に変更した例である。
ただし、軸方向Zに直交する断面の形状において互いの対向面420のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている点については、実施例1、2と同様である。
本例において、一対のヒータバネ端子4は、後端部411から前方へ向かって互いに近付く方向に傾斜した後方傾斜部413と、前端部421から後方へ向かって互いに近付くように傾斜した前方傾斜部423と、両者の間に形成された湾曲部433とを有する。この湾曲部433において、ヒータ3のヒータ電極31と接触する接点部が形成されている。また、ヒータバネ端子4の前端部421には、絶縁保持部材5の端子保持部51の壁面に向かって凸となる曲面が形成されている。
そして、ヒータバネ端子4は、後端部411を端子保持部51の内壁の角部(後方壁部521と側方壁部522との間の角部)に当接させ、前端部421を側方壁部522に当接させている。
絶縁保持部材5に装着された一対のヒータバネ端子4の間にヒータ3を嵌入させる際には、ヒータ3を前方から押し込む。すると、ヒータ3が一対のヒータバネ端子4の前方傾斜部423に当接した後、一対のヒータバネ端子4が、両者の湾曲部433の間の間隔が広がるようにそれぞれ弾性変形する。このとき、ヒータバネ端子4の前端部421は前方へ向かって側方壁部522の内表面を摺動する。そして、ヒータ3の後端面32が後方壁部521に当接するまでヒータ3を押し込むことにより、一対のヒータ電極31が一対のヒータバネ端子4の湾曲部433に接触した状態で、ヒータ3が絶縁保持部材5に装着される。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合にも、実施例1、2と同様に、一対のヒータバネ端子4は、軸方向Zに直交する断面の形状において互いの対向面420のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている。それゆえ、実施例1、2と同様に、ヒータバネ端子4の機能を確保しつつ、軸方向Zにおけるヒータバネ端子4の寸法を小さくすることができる。
その結果、ガスセンサ1の軸方向Zの小型化を容易にすることができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
一対のヒータバネ端子の形状は、上述した実施例に開示したものに限らず、「上記ガスセンサの軸方向に直交する断面の形状において互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されている」ものであれば、他の形状であってもよい。ただし、上記の「互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成」とは、例えば、上記一対のヒータバネ端子の間に上記ヒータを配設する前と配設した後とにおいて、上記一対のヒータバネ端子における対向面のなす角度が変化することにより、上記ヒータへの押圧力が付与されるよう構成されていることを意味する。
また、上記ヒータの形状として、上記実施例においては、軸方向Zに直交する断面が長方形となる角棒状のものを示したが、これに限らず、軸方向Zに直交する断面形状が、例えば円形や楕円形等、他の形状とすることもできる。
1 ガスセンサ
2 センサ素子
3 ヒータ
31 ヒータ電極
4 ヒータバネ端子
420 対向面
5 絶縁保持部材
51 端子保持部

Claims (12)

  1. 有底筒状に形成されたイオン伝導性の固体電解質体からなるセンサ素子と、
    該センサ素子の内側に挿入配置された棒状のヒータと、
    該ヒータの基端部における互いに反対側の面に設けられた一対のヒータ電極に接触する一対のヒータバネ端子と、
    該ヒータバネ端子を保持する端子保持部を備えた絶縁保持部材とを有するガスセンサであって、
    上記一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に直交する断面の形状において互いの対向面のなす角度が変化するように弾性変形できるよう構成されていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1に記載のガスセンサにおいて、上記ヒータバネ端子は、屈曲した板バネ部材からなり、上記ヒータ電極と反対側から上記絶縁保持部材に支承される基板部と、上記対向面を構成する対向部と、上記基板部と上記対向部とを連結する屈曲部とを有し、上記一対のヒータバネ端子は、上記ガスセンサの軸方向に直交する方向であって互いに同一の方向に上記屈曲部を向けて配置してあることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項2に記載のガスセンサにおいて、上記ヒータバネ端子は、上記基板部における上記屈曲部と反対側の後端部を、上記絶縁保持部材における上記端子保持部の内壁に当接させていることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項2又は3に記載のガスセンサにおいて、上記絶縁保持部材は、上記端子保持部の先端側に、上記ヒータを挿通するヒータ挿通溝を備え、上記端子保持部及び上記ヒータ挿通溝は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開口していることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項4に記載のガスセンサにおいて、上記センサ素子と上記ヒータとの間には、上記ヒータを保持すると共に上記センサ素子の内側面に接触するヒータ保持部材が配設されており、該ヒータ保持部材は、上記絶縁保持部材の先端面に当接しており、上記ヒータ挿通溝の幅方向における上記ヒータ保持部材の幅は、上記絶縁保持部材との当接端において、上記ヒータ挿通溝の幅よりも大きいことを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項5に記載のガスセンサにおいて、上記ヒータ保持部材は、上記一対のヒータバネ端子の並び方向と同じ方向から上記ヒータを挟持しており、該ヒータ保持部材は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開放端を備えていることを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載のガスセンサにおいて、上記ヒータバネ端子は、上記基板部から上記ガスセンサの軸方向の基端側へ向かって延びる端子リード部を備え、上記絶縁保持部材は、上記端子リード部を挿通するリード挿通溝を備え、該リード挿通溝は、上記一対のヒータバネ端子における上記屈曲部が向く方向に開口しており、上記リード挿通溝の幅方向における上記ヒータバネ端子の幅は上記リード挿通溝の幅よりも大きいことを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項に記載のガスセンサにおいて、上記ヒータは、上記一対のヒータバネ端子の上記屈曲部側と反対側の後端面を、上記絶縁保持部材における上記端子保持部の内壁に当接させており、上記ヒータバネ端子は、上記基板部における上記屈曲部と反対側の後端部を上記端子保持部の内壁に当接させていることを特徴とするガスセンサ。
  9. 請求項2〜8のいずれか一項に記載のガスセンサにおいて、上記絶縁保持部材は、上記ヒータの基端部を当接させる天井部を有することを特徴とするガスセンサ。
  10. 請求項9に記載のガスセンサにおいて、上記天井部は、上記ヒータの基端部を配置する天井凹部を有することを特徴とするガスセンサ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載のガスセンサにおいて、該ガスセンサは、上記センサ素子を保持すると共に該センサ素子における測定電極に電気的に接続された金属製のハウジングと、該ハウジングの基端側に固定されると共に電気的に導通しかつ上記絶縁保持部材を内側に収容する金属製の基端側カバーと、該基端側カバーと上記絶縁保持部材との間に介在するグランド電極部材とを有し、該グランド電極部材は、上記絶縁保持部材の外周に配置されるリング部と、該リング部から外側に向かって形成された複数の外側バネ部と、上記リング部から基端側へ延びるグランドリード部とを有し、該グランドリード部は、上記ガスセンサの外において接地される接地外部リードに電気的に接続されていることを特徴とするガスセンサ。
  12. 請求項11に記載のガスセンサにおいて、上記グランド電極部材における上記外側バネ部の付勢方向は、上記ヒータバネ端子の付勢方向とずれていることを特徴とするガスセンサ。
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