JP2013002314A - 排気浄化装置 - Google Patents

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祐一 岡田
Hisataka Michisaka
久貴 通阪
Jinichi Namikawa
仁一 南川
Toshikatsu Muramatsu
俊克 村松
Okitomo Matsunami
意知 松波
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Abstract

【課題】HCに被毒された選択還元型触媒を既存設備を利用して回復させ得るようにする。
【解決手段】排気管4の途中にアンモニアを還元剤としてNOxを還元浄化する選択還元型触媒5を設け、その前段にパティキュレートフィルタ13を設け、その前段にはバーナ14を、パティキュレートフィルタ13と選択還元型触媒5との間には排気ガス3中に尿素水11を添加する尿素水添加装置12を夫々設けた排気浄化装置において、バーナ14の燃焼を制御する制御装置18に、選択還元型触媒5へのHCの吸着量が規定値以上となったことを検出するHC吸着量判定部と、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことを検出する長時間アイドリング判定部と、該長時間アイドリング判定部及びHC吸着量判定部の何れかで規定値以上の検出が成された時にバーナ14を燃焼せしめるバーナ着火判定部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、排気浄化装置に関するものである。
従来より、ディーゼルエンジンにおいては、排気ガスが流通する排気管の途中にパティキュレートフィルタを装備し、該パティキュレートフィルタを通して排気ガス中に含まれるパティキュレート(Particulate Matter:粒子状物質)を捕集するようにしているが、通常のディーゼルエンジンの運転状態においては、パティキュレートが自己燃焼するほどの高い排気温度が得られる機会が少ないため、PtやPd等を活性種とする酸化触媒をパティキュレートフィルタに一体的に担持させるようにしている。
即ち、このような酸化触媒を担持させたパティキュレートフィルタを採用すれば、捕集されたパティキュレートの酸化反応が促進されて着火温度が低下し、従来より低い排気温度でもパティキュレートを燃焼除去することが可能となる。
ただし、斯かるパティキュレートフィルタを採用した場合であっても、排気温度の低い運転領域では、パティキュレートの処理量よりも捕集量が上まわってしまうので、このような低い排気温度での運転状態が続くと、パティキュレートフィルタの再生が良好に進まずに該パティキュレートフィルタが過捕集状態に陥る虞れがある。
そこで、パティキュレートフィルタの前段にフロースルー型の酸化触媒を付帯装備させ、パティキュレートの吸着量が増加してきた段階で前記酸化触媒より上流の排気ガス中に燃料を添加してパティキュレートフィルタを強制再生することが考えられている。
つまり、酸化触媒より上流の排気ガス中に燃料を添加すれば、その添加燃料(HC)が前段の酸化触媒を通過する間に酸化反応するので、その反応熱で昇温した排気ガスの流入により直後のパティキュレートフィルタの触媒床温度が上げられてパティキュレートが燃やし尽くされ、パティキュレートフィルタの再生化が図られることになる。
ただし、渋滞路ばかりを走行する都市部の路線バス等のように排気温度の低い運転状態が長く続く運行形態の車両にあっては、前段の酸化触媒が十分な触媒活性を発揮し得る触媒床温度まで昇温し難く、該酸化触媒における添加燃料の酸化反応が活発化してこないため、パティキュレートフィルタを短時間のうちに効率良く再生することができないという問題があった。
このため、近年においては、パティキュレートフィルタの入側にバーナを設け、車両の運転状態に拘わらず前記バーナの燃焼によりパティキュレートフィルタを短時間のうちに効率良く再生させる後処理バーナシステムが採用され始めている(例えば、下記の特許文献1を参照)。
特開2009−91909号公報
しかしながら、パティキュレートフィルタの下流側に、酸素共存下でも選択的にNOxをアンモニアと反応させる性質を備えた選択還元型触媒が装備されている場合、ディーゼルエンジンとバーナで発生したHCがパティキュレートフィルタを通過して選択還元型触媒まで到達し、該選択還元型触媒を被毒してNOx浄化性能の低下を招くという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、HCに被毒された選択還元型触媒を既存設備を利用して回復させ得るようにすることを目的としている。
本発明は、排気管の途中にアンモニアを還元剤としてNOxを還元浄化する選択還元型触媒を設けると共に、該選択還元型触媒の前段にパティキュレートフィルタを設け、該パティキュレートフィルタの前段にはバーナを、前記パティキュレートフィルタと前記選択還元型触媒との間には排気ガス中に尿素水を添加する尿素水添加装置を夫々設けた排気浄化装置において、前記バーナの燃焼を制御する制御装置が、前記選択還元型触媒へのHCの吸着量が規定値以上となったことを検出するHC吸着量判定部と、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことを検出する長時間アイドリング判定部と、該長時間アイドリング判定部及び前記HC吸着量判定部の何れかで規定値以上の検出が成された時に前記バーナを燃焼せしめるバーナ着火判定部とを備えていることを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、HC吸着量判定部により選択還元型触媒へのHCの吸着量が規定値以上となったことが検出された場合や、長時間アイドリング判定部により車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことが検出された場合に、バーナ着火判定部によりバーナが燃焼されて高温の排気ガスがパティキュレートフィルタを介し選択還元型触媒へと送られ、該選択還元型触媒の触媒床温度が高められてHCの脱離温度以上となり、選択還元型触媒に吸着していたHCが脱離してHC被毒が解消され、選択還元型触媒のNOx浄化性能が大幅に回復される。
尚、この際には、排気温度の低い運転状態でパティキュレートフィルタに吸着して溜め込まれていたHCもバーナの燃焼による加熱で脱離するので、パティキュレートフィルタに多量にHCが溜め込まれてしまう事態も同時に回避されることになり、排気温度の高い運転状態へ変化した時に多量のHCが一気に脱離して車両後方に白煙を生じるといった事態が防止される。
また、本発明においては、HC吸着量判定部が、エンジン及びバーナの運転状況に基づき選択還元型触媒へのHC吸着量を推定して積算し且つ選択還元型触媒の入側の排気温度を監視して所定温度以上の検出が所定時間以上経過した時に前記HC吸着量の積算をリセットするように構成されていることが好ましく、更には、長時間アイドリング判定部が、エンジン回転数の検出信号と、エンジン負荷の検出信号,ニュートラルスイッチの検出信号,サイドブレーキスイッチの検出信号,車速センサの検出信号のうちの何れか一つ以上との組み合わせに基づいてアイドリング状態にあるか否かを判定し且つアイドリング状態にある場合にその継続時間を計時するように構成されていることが好ましい。
上記した本発明の排気浄化装置によれば、選択還元型触媒へのHCの吸着量が規定値以上になったと看做されたり、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上続いた時に、既存のバーナを利用して選択還元型触媒の触媒床温度を高め、該選択還元型触媒に吸着していたHCを脱離させてHC被毒を解消することができるので、選択還元型触媒のNOx浄化性能を大幅に回復させることができ、しかも、排気温度の低い運転状態でパティキュレートフィルタに吸着して溜め込まれていたHCもバーナの燃焼による加熱で脱離させることができるので、パティキュレートフィルタに多量に溜め込まれたHCが一気に脱離して車両後方に白煙を生じるといった事態を防止することもできるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す概略図である。 本形態例のバーナの制御に関する制御系を模式的に示した図である。 図1の制御装置における具体的な制御手順を示すフローチャートである。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例を示すもので、本形態例の排気浄化装置においては、ディーゼルエンジン1から排気マニホールド2を介して排出される排気ガス3が流通する排気管4の途中に、酸素共存下でも選択的にNOxをアンモニアと反応させ得る性質を備えた選択還元型触媒5が装備されている。
この選択還元型触媒5の入側には噴射ノズル6が設置されており、該噴射ノズル6と所要場所に設けた尿素水タンク8との間が、尿素水噴射弁7を備えた尿素水供給ライン9により接続され、該尿素水供給ライン9の途中に装備した供給ポンプ10の駆動により尿素水タンク8内の尿素水11(還元剤)を尿素水噴射弁7を介し選択還元型触媒5の上流側に添加し得るようになっていて、これら尿素水噴射弁7、尿素水タンク8、尿素水供給ライン9、供給ポンプ10により尿素水添加装置12が構成されている。
そして、この尿素水添加装置12による尿素水11の添加位置(噴射ノズル6の開口位置)より上流の排気管4に、排気ガス3中からパティキュレートを捕集して除去するパティキュレートフィルタ13が装備されていると共に、該パティキュレートフィルタ13の前段には、適量の燃料を噴射して着火燃焼せしめるバーナ14が装備されており、該バーナ14は、図示しない適量の燃料を噴射する燃料噴射ノズルと、その噴射口から噴射された燃料に点火するための点火プラグとを備えて構成されるようになっている。
また、前記パティキュレートフィルタ13と前記選択還元型触媒5との間における尿素水11の添加位置(噴射ノズル6の開口位置)より上流には、排気ガス3中の未燃HCを酸化処理し且つ排気ガス3中のNOのNO2への酸化反応を促す酸化触媒15が介装されている。
尚、ここに図示している例では、前記選択還元型触媒5の直後に、リークアンモニア対策として余剰のアンモニアを酸化処理するNH3スリップ触媒16が装備されている。
そして、本形態例においては、選択還元型触媒5の入側に、排気ガス3の温度を計測するための温度センサ17が装備されており、この温度センサ17の検出信号17aがエンジン制御コンピュータ(ECU:Electronic Control Unit)を成す制御装置18に対し入力されるようになっている。
この制御装置18は、ディーゼルエンジン1における燃料噴射に関する制御も担うようになっており、より具体的には、アクセル開度をディーゼルエンジン1の負荷として検出するアクセルセンサ20からの検出信号20aと、ディーゼルエンジン1の回転数を検出する回転センサ21からの検出信号21aとに基づき、ディーゼルエンジン1の各気筒に燃料を噴射する燃料噴射装置19に向け燃料噴射信号19aが出力されるようになっている。
ここで、前記燃料噴射装置19は、各気筒毎に装備される図示しない複数のインジェクタにより構成されており、これら各インジェクタの電磁弁が前記燃料噴射信号19aにより開弁制御されて燃料の噴射タイミング及び噴射量が適切に制御されるようになっている。
また、前記制御装置18は、バーナ14の燃焼に関する制御も担うようになっており、パティキュレートフィルタ13におけるパティキュレートの堆積量が許容量を超えたものと推定されて強制再生を行う必要があると判定された時に、前記バーナ14を燃焼指令信号14aにより着火燃焼させるようにしてある。
尚、パティキュレートの堆積量を推定する手段には各種の方式があり、例えば、ディーゼルエンジン1の現在の運転状態に基づくパティキュレートの基本的な発生量を推定し、この基本的な発生量に対しパティキュレートの発生にかかわる各種の条件を考慮した補正係数を掛け且つ現在の運転状態におけるパティキュレートの処理量を減算して最終的な発生量を求め、この最終的な発生量を時々刻々積算してパティキュレートの堆積量を推定することが可能である。
また、図2に模式的に示す通り、前記制御装置18には、選択還元型触媒5へのHCの吸着量が規定値以上となったことを検出するHC吸着量判定部25と、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことを検出する長時間アイドリング判定部26と、該長時間アイドリング判定部26及び前記HC吸着量判定部25の何れかで規定値以上の検出が成された時に制御装置18から燃焼指令信号14aを出力させて前記バーナ14を燃焼せしめるバーナ着火判定部27とが備えられており、パティキュレートフィルタ13の強制再生を行う場合だけでなく長時間のアイドリングや通常運転により選択還元型触媒5がHCで被毒されている看做される場合にも前記バーナ14を燃焼させるようにしてある。
即ち、ディーゼルエンジン1における燃料噴射やバーナ14の燃焼に関する制御を担っている制御装置18では、燃料の噴射量(指示値)やバーナ14の着火失敗等の運転状況に関する情報が全て把握されており、これらディーゼルエンジン1とバーナ14の運転に起因する未燃のHCの発生量を推定することが可能であるので、このHCのうちのパティキュレートフィルタ13及び酸化触媒15を通過して選択還元型触媒5に吸着される割合分を算出し、これを時々刻々積算していくことにより選択還元型触媒5におけるHCの吸着量を前記HC吸着量判定部25で監視するようにしている。
ただし、前記HC吸着量判定部25では、温度センサ17の検出信号17aに基づき選択還元型触媒5の入側の排気温度が監視されるようになっていて、所定温度以上の検出が所定時間以上経過した時には、前記選択還元型触媒5に吸着されていたHCが離脱してしまったものとして前記HC吸着量の積算がリセットされるようになっている。
尚、ディーゼルエンジン1とバーナ14の運転状況と未燃のHCの発生量との関係や、発生したHCのうちの何割が選択還元型触媒5に吸着されるかについては、予め同じ装置構造において実験により把握しておくことが可能であり、この実験結果に基づいて演算プログラムを組んでおけば良い。
更に、前記長時間アイドリング判定部26で車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことを検出するにあたり、前記制御装置18には、先に説明した温度センサ17、アクセルセンサ20、回転センサ21のほか、ギヤ位置がニュートラルポジションにあることを検出するニュートラルスイッチ22、サイドブレーキが引かれていることを検出するサイドブレーキスイッチ23、車速を検出する車速センサ24の夫々からの検出信号22a,23a,24aが入力されるようになっており、これらの信号に基づき車両がアイドリング状態にあるか否かが前記長時間アイドリング判定部26で判定されるようになっており、アイドリング状態にあると判定された場合にその継続時間が計時されるようになっている。
より具体的には、回転センサ21により比較的低い所定の回転数域であることが確認され、アクセルセンサ20によりアクセルオフ(負荷が零)が確認され、ニュートラルスイッチ22によりギヤ位置がニュートラルポジションにあることが確認され、サイドブレーキスイッチ23によりサイドブレーキが引かれていることが確認され、車速センサ24により車速が零であることが確認された時に現在の運転状態がアイドリング状態にあると長時間アイドリング判定部26で判定され、その時点からタイマ等による計時が開始されるようにしてある。
ここで、アイドリング状態の判定に関しては、これらのセンサ類やスイッチ類からの信号を必ずしも全て必要とするわけではなく、少なくとも回転センサ21と、アクセルセンサ20,ニュートラルスイッチ22,サイドブレーキスイッチ23,車速センサ24の何れか一つ以上との組み合わせにより検出される信号に基づいてアイドリング状態にあるか否かを判定することが可能である。
図3は前記制御装置18における具体的な制御手順を示すフローチャートであり、ステップS1で選択還元型触媒5におけるHCの吸着量が監視されて時々刻々積算され、次のステップS2で前記HCの吸着量が規定値以上となったか否かが判定され、規定値以上となるまで同判定が繰り返される。
一方、ステップS3で車両がアイドリング状態となった時の継続時間が計時され、次のステップS4でアイドリング状態となった時の継続時間が規定値以上となったか否かが判定され、規定値以上となるまで同判定が繰り返される。
前記ステップS2やステップS4の何れかで規定値以上の検出が成された場合、その検出がステップS5で確認され、次のステップS6へと進んで燃焼指令信号14aの出力が決定されてバーナ14が燃焼されることになる。
尚、このバーナ14の燃焼は、温度センサ17の検出信号17aに基づき所定温度以上の検出が所定時間以上経過した時に、選択還元型触媒5に吸着されていたHCが離脱してしまったものとしてステップS7で停止され、この際には、HC吸着量の積算とアイドリングの継続時間がリセットされるようになっている。
而して、このように排気浄化装置を構成すれば、HC吸着量判定部25により選択還元型触媒5へのHCの吸着量が規定値以上となったことが検出された場合や、長時間アイドリング判定部26により車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことが検出された場合に、バーナ着火判定部27によりバーナ14が燃焼されて高温の排気ガス3がパティキュレートフィルタ13を介し選択還元型触媒5へと送られ、該選択還元型触媒5の触媒床温度が高められてHCの脱離温度以上となり、選択還元型触媒5に吸着していたHCが脱離してHC被毒が解消され、選択還元型触媒5のNOx浄化性能が大幅に回復される。
尚、この際には、排気温度の低い運転状態でパティキュレートフィルタ13に吸着して溜め込まれていたHCもバーナ14の燃焼による加熱で脱離するので、パティキュレートフィルタ13に多量にHCが溜め込まれてしまう事態も同時に回避されることになり、排気温度の高い運転状態へ変化した時に多量のHCが一気に脱離して車両後方に白煙を生じるといった事態が防止される。
従って、上記形態例によれば、選択還元型触媒5へのHCの吸着量が規定値以上になったと看做されたり、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上続いた時に、既存のバーナ14を利用して選択還元型触媒5の触媒床温度を高め、該選択還元型触媒5に吸着していたHCを脱離させてHC被毒を解消することができるので、選択還元型触媒5のNOx浄化性能を大幅に回復させることができ、しかも、排気温度の低い運転状態でパティキュレートフィルタ13に吸着して溜め込まれていたHCもバーナ14の燃焼による加熱で脱離させることができるので、パティキュレートフィルタ13に多量に溜め込まれたHCが一気に脱離して車両後方に白煙を生じるといった事態を防止することもできる。
尚、本発明の排気浄化装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、バーナを冷間始動時等に選択還元型触媒を昇温して活性化させるために燃焼させる制御を併用しても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 ディーゼルエンジン(エンジン)
3 排気ガス
4 排気管
5 選択還元型触媒
11 尿素水
12 尿素水添加装置
13 パティキュレートフィルタ
14 バーナ
14a 燃焼指令信号
17 温度センサ
17a 検出信号
18 制御装置
20 アクセルセンサ
20a 検出信号
21 回転センサ
21a 検出信号
22 ニュートラルスイッチ
22a 検出信号
23 サイドブレーキスイッチ
23a 検出信号
24 車速センサ
24a 検出信号
25 HC吸着量判定部
26 長時間アイドリング判定部
27 バーナ着火判定部

Claims (3)

  1. 排気管の途中にアンモニアを還元剤としてNOxを還元浄化する選択還元型触媒を設けると共に、該選択還元型触媒の前段にパティキュレートフィルタを設け、該パティキュレートフィルタの前段にはバーナを、前記パティキュレートフィルタと前記選択還元型触媒との間には排気ガス中に尿素水を添加する尿素水添加装置を夫々設けた排気浄化装置において、前記バーナの燃焼を制御する制御装置が、前記選択還元型触媒へのHCの吸着量が規定値以上となったことを検出するHC吸着量判定部と、車両のアイドリング状態の継続時間が規定値以上となったことを検出する長時間アイドリング判定部と、該長時間アイドリング判定部及び前記HC吸着量判定部の何れかで規定値以上の検出が成された時に前記バーナを燃焼せしめるバーナ着火判定部とを備えていることを特徴とする排気浄化装置。
  2. HC吸着量判定部が、エンジン及びバーナの運転状況に基づき選択還元型触媒へのHC吸着量を推定して積算し且つ選択還元型触媒の入側の排気温度を監視して所定温度以上の検出が所定時間以上経過した時に前記HC吸着量の積算をリセットするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 長時間アイドリング判定部が、エンジン回転数の検出信号と、エンジン負荷の検出信号,ニュートラルスイッチの検出信号,サイドブレーキスイッチの検出信号,車速センサの検出信号のうちの何れか一つ以上との組み合わせに基づいてアイドリング状態にあるか否かを判定し且つアイドリング状態にある場合にその継続時間を計時するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
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