JP2012508364A - バイアス手段を備えた膨張弁 - Google Patents
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Abstract
液状の流体媒体を受ける流入開口と、少なくとも部分的に気体状の流体媒体を配分する少なくとも2つの流出開口(8)とを備えた膨張弁が開示される。この膨張弁は、少なくとも二つの弁座(3)が内部に形成された第1の弁部(2)を備え、各弁座(3)が前記流出開口(8)の一方に流体接続されており、そして、第2の弁部(4)を備え、第1の弁部(2)と第2の弁部(4)は互いに対して移動可能に配置されており、さらに、少なくとも二つの弁体(5)を備え、各弁体の配置は、弁体(5)と弁座(3)の間に対が構成されて少なくとも二つの弁を形成するようになされている。例えばばね(6)の形態のバイアス手段が、弁体(5)と弁座(3)に対し、弁の開度が最小となる位置に向け、または、弁の開度が最大となる位置に向け、バイアスをかけるように配置されている。
Description
本発明は、特に、例えば、エアコン装置などのような冷却装置に使用するための膨張弁に関する。本発明の膨張弁は、例えば、少なくとも2つの並列蒸発器または蒸発器管の形態の、少なくとも2つの並列流路に流体媒体を分配するように構成されている。
冷却装置の冷却回路のような流体回路では、流体回路の一部に沿って、流路を2つもしくはそれ以上の並列流路に分割するほうが望ましい場合がある。これは、例えば、並列に配列した2つまたはそれ以上の蒸発器を備えた冷却装置の場合に当てはまる。さらに、例えば、流体の分配がほぼ等しくなるように、または、システムが、例えば、エネルギー消費または効率に関して最適な状態で操作できるように、それぞれの並列流路への流体の流れを制御できるのが望ましい。
冷却装置における2つまたはそれ以上の流路の間での冷媒分配を制御する以前の試みにおいては、分配器を冷媒流路内の膨張弁の下流に配置し得る。よって、冷媒は、膨張した後、すなわち、冷媒が主に気体になってから分配される。これは、並列な流路の間に略同等に分配するように冷媒の流れを制御するのが非常に難しいという欠点を有する。
本発明の実施形態の目的は、2つまたはそれ以上の並列流路への流体の分配を制御することができる膨張弁を提供することにある。
本発明の実施形態のもう一つの目的は、2つまたはそれ以上の並列流路への流体の分配を容易に管理できるように構成された膨張弁を提供することにある。
第1の態様によると、本発明は、
液状の流体媒体を受けるように構成された流入開口を備え、
少なくとも部分的に気体状の流体媒体を配分するようにそれぞれ構成された少なくとも2つの流出開口を備え、
少なくとも二つの弁座が内部に形成された第1の弁部を備え、各弁座が、流出開口の一つに流体接続されており、
第2の弁部を備え、第1の弁部と第2の弁部は互いに対して移動可能に配置され、
少なくとも二つの弁体を備え、各弁体の配置は、弁体と弁座の間で対が構成されて少なくとも二つの弁を形成するようになされており、
弁体と弁座に対し、弁の開度が最小となる位置、または、弁の開度が最大となる位置に向け、バイアスをかけるように配置されたバイアス手段とを含み、
第2の弁部および弁体が、第1の弁部と第2の弁部が各弁の開度を決定する相対位置をとるように接続されている、
膨張弁を提供する。
液状の流体媒体を受けるように構成された流入開口を備え、
少なくとも部分的に気体状の流体媒体を配分するようにそれぞれ構成された少なくとも2つの流出開口を備え、
少なくとも二つの弁座が内部に形成された第1の弁部を備え、各弁座が、流出開口の一つに流体接続されており、
第2の弁部を備え、第1の弁部と第2の弁部は互いに対して移動可能に配置され、
少なくとも二つの弁体を備え、各弁体の配置は、弁体と弁座の間で対が構成されて少なくとも二つの弁を形成するようになされており、
弁体と弁座に対し、弁の開度が最小となる位置、または、弁の開度が最大となる位置に向け、バイアスをかけるように配置されたバイアス手段とを含み、
第2の弁部および弁体が、第1の弁部と第2の弁部が各弁の開度を決定する相対位置をとるように接続されている、
膨張弁を提供する。
本発明の膨張弁は、流入開口と少なくとも二つの流出開口の間の流路を決定する。液状の流体媒体は、流入開口で受けられ、少なくとも部分的に気体状の流体媒体が流出開口に分配される。本書の内容における「液状」という語は、流入開口を介して膨張弁に入る流体媒体が、略液相であることを意味すると理解するものとする。同様に、本書の内容における「少なくとも部分的に気体状」という語は、流出開口を介して膨張弁を出る流体媒体が完全に気相であるか、あるいは、膨張弁を出る流体媒体の体積の少なくとも一部、例えば、実質的な部分が気相であることを意味すると理解するものとする。よって、膨張弁に入る流体媒体の少なくとも一部は、膨張弁を通り抜けるときに液相から気相へ相転移する。
好ましくは、流入開口と流出開口は、冷却システムの他の構成要素のような、一つもしくはそれ以上の他の構成要素と流体接続することができる。膨張弁は、流動回路のような流動装置の一部を形成するようにしてもよい。
膨張弁は、互いに相対的に移動可能に配置された第1の弁部と第2の弁部を備える。これは、第1および/または第2の弁部を、それらが膨張弁の残りの部分に対して相対的に移動できるように取り付けることによって達成可能である。よって、第2の弁部を固定して取り付け、第1の弁部を移動可能としてもよい。あるいは、第1の弁部を固定して取り付け第2の弁部を移動可能としてもよい。最終的には、両弁部が移動可能に取り付けられていればよい。上記すべての状態においては、第1の弁部と第2の弁部の間の相対移動が可能であり、よって、第1の弁部と第2の弁部の相対位置が決定する。
第1の弁部の内部には、少なくとも二つの弁座が形成されており、弁座のそれぞれは、流出開口のうちの一方に流体接続されている。少なくとも二つの弁体は、弁座と弁体が対をなして少なくとも二つの弁を形成するように配置されている。さらに、弁体は、第1の弁部と第2の弁部の相対位置が弁の開度を決定するように第2の弁部に接続されている。よって、弁体は、第1の弁部と第2の弁部が相対的移動を行う際に、弁座に対して移動するのが好ましい。よって、弁の開度、ひいては、それぞれの流出開口に供給される流体媒体の量が、第1の弁部と第2の弁部の相対位置を調整することによって調整できるようになる。弁の開度が第1の弁部と第2の弁部の相対位置によって決定されるので、開度も同時に調節され、よって、流出開口間の分配基調が少なくとも実質的に維持される。
膨張弁は、さらに、弁の開度が最小となる位置、はたは、弁の開度が最大となる位置に向かって、弁体と弁座にバイアスをかけるように配置されたバイアス手段を備える。バイアス手段が弁体と弁座に対し、弁の開度が最小となる位置に向かってバイアスをかけるように配置されている場合、バイアス手段は弁を閉じようとし、膨張弁を、弁を開放するように操作する際は、そのバイアス手段によってかけられたバイアス力に抗して動作しなければならない。一方、バイアス手段が弁体と弁座に対し、弁の開度が最大となる位置に向けてバイアスをかけるように配置されている場合、バイアス手段は弁を開いたままとし、膨張弁を、弁を閉めるように操作する際は、そのバイアス手段によってかけられたバイアス力に抗して操作しなければならない。
いずれにしろ、バイアス手段によって与えられたバイアス力は、弁座と弁体の相対動作の均衡点を決定する。よって、バイアス手段の設計と位置決めにより、弁部の間で相対動作を引き起こすためにかける移動力と設計される弁の開度との間を慎重に対応させることができるようになる。例えば、バイアス力は、弁を「柔らかく」閉じることができるように、そして/または、ある特有の動作力がかかることにより特有の開度となるように選択することができる。
弁体は、第2の弁部の一部を形成してもよい。この実施形態によると、第1の弁部と第2の弁部の間の相対動作は、直接、それに対応した弁座と弁体間での相対動作となる。例えば、第1の弁部と第2の弁部の間の相対動作は、同時にそれぞれの弁体を、対応する弁座に向かって、あるいはそこから離れるように動かすような、略直線状の動作でもよい。弁部は、それぞれ、例えば、弁座と弁体がそれぞれその表面部に形成された略円盤状の部品であってもまたはそれで構成されていても良い。この場合、弁座は、第1の弁部を形成するディスクの貫通孔の形態で形成されていてもよく、また、弁体は、第1の弁部と対向する第2の弁部を形成する円盤の表面上に形成された突起部の形態でもよい。
あるいは、弁体は、第2の弁部に操作可能に接続された別体の部品を形成していてもよい。この実施形態によると、弁体と第2の弁部は第1の弁部の対向する側に配置され、第1の弁部と第2の弁部を互いに向かって移動させることにより、同時に第2の弁部が弁体を弁座から離れる方向に押すようになり、よって、弁体と弁座によって決定される弁の開度が大きくなる。この場合、バイアス手段を、弁体を弁座に向かう方向に押すように有利に配置することができる。よって、第1の弁部と第2の弁部を互いから離れるように移動させると、バイアス手段により、弁体が弁座に向かって確実に移動し、よって弁の開度が小さくなる。
バイアス手段は、圧縮ばねのような少なくとも一つのばねでも、それを含む構造体であってもよい。ばねは圧縮された状態でよく、その場合、ばね力は、二つの部品、例えば、第1と第2の弁部、または第1の弁部と一つまたはそれ以上の弁体を互いから離れるように押すように作用する。あるいは、ばねは伸びた状態でも良く、その場合、ばね力は、二つの部品、例えば、第1と第2の弁部、または第1の弁部と一つまたはそれ以上の弁体を互いに向かって引っ張るように作用する。
弁体は、ニードルタイプでも、あるいはボールタイプでもよい。あるいは、弁体は、その他のいかなる適したタイプでもよい。
膨張弁はさらに温度調節要素を備え、第1の弁部および/または第2の弁部が、その温度調節要素に操作可能に接続されており、第1の弁部と第2の弁部の相対的な動きは、その温度調節要素によってなされるように構成しても良い。この実施形態では、温度調整要素は、弁座と弁体によって決定するそれぞれの弁の開度を決定する。すなわち、温度調整要素は、流出開口部のそれぞれへの流量も同時に決定する。
この場合、バイアス手段は、圧力が上昇すると、温度調節要素によってそれに対する抑制動作を行うように配置してもよい。本実施形態によると、バイアス手段が提供するバイアス力と、圧力の変更に応じて温度調節要素から発する移動力の組み合わせにより、弁の開度を確定する均衡が決定する。
あるいは、弁部間の相対動作と、それによる、弁座と弁体によって決定される弁の開度は、他の適したタイプのアクチュエータによって制御することができる。
第2の側面によると、本発明は、
少なくとも一つのコンプレッサと、
少なくとも一つのコンデンサと、
冷却システムの冷媒流路に沿って並列に配置された少なくとも二つの蒸発器と、
前記請求項のいずれかに記載の膨張弁を備え、前記膨張弁は、それぞれのバルブが冷媒を蒸発器の一方に配分するように配置されている冷却システムを提供する。
少なくとも一つのコンプレッサと、
少なくとも一つのコンデンサと、
冷却システムの冷媒流路に沿って並列に配置された少なくとも二つの蒸発器と、
前記請求項のいずれかに記載の膨張弁を備え、前記膨張弁は、それぞれのバルブが冷媒を蒸発器の一方に配分するように配置されている冷却システムを提供する。
よって、本発明の第1の側面による膨張弁は、例えば冷却装置やエアコン装置に使用する冷却システムなどのような冷却システムの冷却通路に有利に配置することができる。
本発明について、添付の図面を参照しながらさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による膨張弁1の断面図である。膨張弁1は、図では二つのみを示したが、内部に形成された多数の弁座3を有する第1の弁部2を備える。膨張弁1は、さらに、図では二つのみを示したが、多数のニードル型の弁体5をその一部を形成するように有する第2の弁部4を備える。弁座3と弁体5は、多数の弁が弁座3と弁体5の対によって形成されるように、互いに対して配置されている。
第1の弁部2と第2の弁部4は、図の略縦方向に沿って相対的に移動可能である。すなわち、弁体5が弁座3に向かって、および離れるように移動可能である。それにより、第1の弁部2と第2の弁部4の相対位置は、弁座3と弁体5の相対位置を決定する。弁体5の略円錐形状により、第1の弁部2と第2の弁部4の相対位置は、それぞれの弁座3を通る通路の寸法を決定し、よって、それぞれの弁の開度が、弁座3と弁体5との対によって決定する。
膨張弁1は、さらに、圧縮可能なばね6の形態のバイアス手段を備える。ばね6は、第1の弁部2と第2の弁部4の間に配置される。それは、圧縮された状態であってもよく、その場合には、第1の弁部2と第2の弁部4を互いから離れる方向に押す。弁座3は、第1の弁部2の一部を形成し、弁体5は、第2の弁部4を形成するので、ばね6はまた、弁座3と弁体5を、互いから離れる方向、すなわち、弁の最大の開度を形成する位置に向かって押す。
あるいは、ばね6は延びた状態でもよく、その場合、第1の弁部2と第2の弁部4を引っ張り、よって弁座3と弁体5は、互いに近づく方向、すなわち、弁の最小の開度を形成する位置に向かう。
第2の弁部4は、温度調整要素(図示せず)に操作可能に接続されており、よって、第1の弁部2と第2の弁部4の相対位置は、温度調整要素によって決定される。
図1の膨張弁1は、次のように操作可能である。略液状の流体媒体が、矢印7で示すように、流入開口を介して膨張弁1に進入する。流体媒体は、膨張弁1を通り弁座3に向かって誘導され、さらに、流出開口8に向かい、最終的には流出開口8を介して膨張弁1を離れる。この間、流体媒体が拡張されるので、流出開口8を介して膨張弁1を離れる流体媒体は、少なくとも部分的に気体状となる。
図2は、本発明の第2の実施形態による膨張弁1の断面図である。図1に示した実施形態と同様に、図2の膨張弁1は、多数の弁座3が内部に形成された第1の弁部2と、第2の弁部4を備える。第1の弁部2と第2の弁部4は、図の略垂直方向に沿って相対的に移動可能である。
膨張弁1は、さらに、図では二つのみを示したが、弁座3に対して移動可能に配置された別体の要素の形態の、また、弁座3と弁体5の対によって多数の弁が形成されるような多数の弁体5を備える。
弁体5は、弁座3によって決定された開口を通って延在するように、また、第2の弁部4に当接して配置される。圧縮可能なばね6の形態のバイアス手段が、弁体5と膨張弁1の基部9との間に配置される。ばね6は、圧縮した状態であり、よって、弁体5を弁座3に向かって、そして、第2の弁部4と当接するように押す。よって、ばね6は、弁体5を弁の開度が最小になる位置に向かって押す。
弁体5が第2の弁部4に当接するように配置されているので、そして、ばね6により、弁体5と第2の弁部4の間が確実にしっかりと当接するので、弁体5は、第2の弁部4の移動に対応した移動を行う。よって、第1の弁部2と第2の弁部4が互いから離れる方向に相対移動するとき、弁体5と弁座3は互いに近づく方向に移動し、よって、弁座3と弁体5とによって決定する弁の開度が小さくなる。同様に、第1の弁部2と第2の弁部4が互いに近づく方向に相対移動すると、弁座3と弁体5は、互いから離れる方向に押し合い、弁座3と弁体5によって形成される弁の開度が大きくなる。よって、弁体5の略円錐形状により、第1の弁部2と第2の弁部4の相対位置が、それぞれの弁座3を通る通路の寸法、ひいては、弁の開度を決定する。
第2の弁部4は、温度調節要素(図示せず)に操作可能に接続されているので、第1の弁部2と第2の弁部4の相対位置は、温度調節要素によって決定する。
図2の膨張弁1は、次のように操作可能である。略液状の流体媒体が、矢印7で示すように、流入開口を介して膨張弁1に進入する。流体媒体は、膨張弁1を通り弁座3に向かって、さらには、基部9に形成され弁座3に流体接続した流出開口8に向かって誘導される。流体媒体は、流出開口8を介して膨張弁1を離れる。この間、流体媒体は拡張されるので、流出開口8を介して膨張弁1を離れる流体媒体は、少なくとも部分的に気体状となる。
1…膨張弁、2…第1の弁部、3…弁座、4…第2の弁部、5…弁体、6…ばね、8…流出開口。
Claims (9)
- 液状の流体媒体を受けるように構成された流入開口を備え、
少なくとも部分的に気体状の流体媒体を配分するようにそれぞれ構成された少なくとも2つの流出開口(8)を備え、
少なくとも二つの弁座(3)が内部に形成された第1の弁部(2)を備え、各弁座(3)が、前記流出開口(8)の一方に流体接続されており、
第2の弁部(4)を備え、第1の弁部(2)と第2の弁部(4)は互いに対して移動可能に配置され、
少なくとも二つの弁体(5)を備え、各弁体の配置は、弁体(5)と弁座(3)の間に対が構成されて少なくとも二つの弁を形成するようになされており、
弁体(5)と弁座(3)に対し、弁の開度が最小となる位置、または、弁の開度が最大となる位置に向け、バイアスをかけるように配置されたバイアス手段とを含み、
第2の弁部(4)および弁体(5)が、第1の弁部(2)と第2の弁部(4)が各弁の開度を決定する相対位置をとるように接続されている、
ことを特徴とする膨張弁。 - 前記弁体(5)が前記第2の弁部(4)の一部を形成する請求項1に記載の膨張弁(1)。
- 前記弁体(5)は、前記第2の弁部(4)に操作可能に接続された別体の部品を形成する請求項1に記載の膨張弁(1)。
- 前記バイアス手段が、少なくとも一つのばね(6)であるか、または、ばねを含む構造体である請求項1〜3のいずれかに記載の膨張弁(1)。
- 前記弁体(5)は、ニードル型である請求項1〜4のいずれかに記載の膨張弁(1)。
- 前記弁体(5)は、ボール型である請求項1〜4のいずれかに記載の膨張弁(1)。
- さらに温度調節要素を備え、前記第1の弁部(2)および/または前記第2の弁部(4)が、前記温度調節要素に操作可能に接続されており、前記第1の弁部(2)と前記第2の弁部(4)の相対的な動きは、前記温度調節要素によってなされる請求項1〜6のいずれかに記載の膨張弁(1)。
- 前記バイアス手段は、圧力が上昇すると、温度調節要素によってそれに対する抑制動作を行うように構成される請求項7に記載の膨張弁(1)。
- 少なくとも一つのコンプレッサと、
少なくとも一つのコンデンサと、
冷却システムの冷媒流路に沿って並列に配置された少なくとも二つの蒸発器と、
請求項1〜8のいずれかに記載の膨張弁(1)と
を備え、前記膨張弁(1)は、各弁が冷媒を前記蒸発器の一方に配分するように配置されている冷却システム。
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