JP2012507234A - データ入力方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、文字セットの個々の文字にキーが対応しているキーボードを通じてデータを入力するための方法であって、キーの数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの文字セットを含むように構成した方法に関する。操作性の改善は、キーに対応していない文字または文字列をコード化するために、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致したキー操作列が使用されることによって達成される。

Description

本発明は文字セットの個々の文字にキーが対応しているキーボードを通じてデータを入力するための方法であって、前記キーの数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成したデータ入力方法に関する。
機械を用いた記述は手書きに比較して労が少なくかつ書かれたテキストが容易に追記、修正、記憶可能であると共に、電子、視覚、音声および触覚式出力とそれによる認識が可能であるという利点を有している。この場合、入力は「ブラインドタッチ」つまりキーをいちいち目で確かめることなく行われるのが特に効率的である。機械を用いた記述は多くの人によってPCを使用して行われるが、PCを部分的にしか使えない、またはまったく使えない人々も非常に多い。これはPCが、そのための技術的前提条件は整っていても、未だ、誰でもモバイル使用できるような効率的な「ポケットサイズ」ツールにまで小型化される極限に達していないということを別にしてもそうである。
機械を用いた記述の実現が困難であるという不利益を抱えている人はあらゆる年齢層に認められる。とりわけ、健康障害を有し、普通の文字を手書きすることが困難な年配者がそうである。たとえば、運動機能に問題があり、身体にかかる負荷を最小限に抑止すべく、できるだけ少ないタッチで、できるだけ多くのテキストを生成し得るようにすることが肝心となるような人々もそうである。さらに、書かれた文字を人工音声出力によって他人に速やかに伝えるために敏速に書くことが肝心となる言語障害のある人々(聾唖者等)もそうである。また、片手しか使えない人々も、効率的に書けるようにしたいという欲求を持っている。同じく、片手で書いたテキストをもう一方の手で触覚式指示手段によってチェックしたいと望む目・耳不自由者もそうである。目・耳不自由者にはさらに、目・耳不自由者の92%〜93%がブライユ点字を読めないという付加的な問題がある。それはほとんどの失明者がある年齢になってから失明したために、点字自体の習得と読み取りに困難があるからであり、それゆえ、より簡単な点字を求める潜在的なニーズが存在している。
本発明によれば、キーに対応していない文字または文字列をコード化するため、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致したキー操作列が使用されるようにすることが意図されている。
したがって、たとえばドイツ語のテキスト中では、たとえば「,a」、「,b」等(ふつう、コンマの後には空白または数字が続く)や、「qa」、「qb」等の文字のコンビネーションはない。したがって、これらおよび類似のコンビネーションは、個々のキーまたは複数のキーの同時タッチでは直接に対応させることのできない文字または文字列をコード化するために利用される。
たとえば携帯電話において通信を送信するために使用される類のキーパッドを介した通例のテキスト入力との重要な相違は、個別文字のコード化なのかコンビネーションコードなのか装置が区別し得るようキーの組み合わせの後には必ずポーズを入れるという必要がない点にある。たとえば、文字「B」は、キー「A」と続いてのキー「A」のコンビネーションによってコード化される。その際、装置は所望の入力「B」と所望の入力「AA」との区別をキープッシュの時間間隔の長さによってのみ区別することができ、これは入力速度を大幅に制限することになる。
本発明は、上述した本発明思想を同様に適用し、指示、印刷出力または一過性刺激を通じて、または文字セットの個々の文字に対応した記号によってデータを出力するための方法であって、前記記号の数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成した方法にも関する。
ここで指示手段として考えられるのは、点を表すための繰出しピンが設けられた公知のブライユ点字譜線タイプの装置である。印刷出力とは支持材料、たとえば点状の***を備えた紙である。上記の趣旨の一過性刺激とは、文字を表すためにユーザの皮膚区域に時系列的に押圧または他の触覚感知可能な刺激が与えられる(したがって、ユーザが自ら読み取りゾーンに触れる必要のない)出力タイプのことである。
この場合、本発明によれば、記号に対応していない文字または文字列をコード化するために、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致した記号の順序が使用されるようになされている。
この点で考えられている出力記号とは、たとえばブライユ点字文字の類の文字である。限定された文字セットしか可能でない通例の6点式ブライユ点字は、すでに、多くの人々たとえば遅発目・耳不自由者にとっては習得が困難である。このことは拡張された8点式ブライユ点字についてさらに言える。本発明の基本思想は、使用記号の数が限定される出力に適用される。これは、6点式ブライユ点字のコンセプトは維持されるが、混同しやすい記号は除かれるということを意味し得る。ただしこれはまた、記号の数が相応して減少された4点式ブライユ点字法が使用されることも意味し得る。テキスト入力の場合に、相対的に大規模な文字セットが少数のキーに対応させられるのと同様にして、今や、この文字セットは、出力に際して、少数の記号に対応させられる。その際、覚え易さの趣旨からして、双方の対応関係が同一であれば絶対的に有利であることは言うまでもない。一定の文字たとえば「A(ウムラウト)」が入力の場合にキーの組み合わせ「,ae」によってコード化される場合、この文字を表すために、出力の場合にも同じく、記号の並び「,ae」が出力される。
さらに本発明は、ユーザの異なった皮膚区域の刺激によって文字が表されると共に、交互に使用される複数の刺激モードが各々の皮膚区域に対応している上述したタイプのデータ出力方法に関する。
あらゆるタイプのブライユ点字表現において、触覚刺激を感知するユーザ皮膚エリアの疲労が大きな問題であることが判明した。たとえば、個々の点がユーザの異なった指の指頭の刺激によって表現されることによってブライユ点字または類似のコードが伝達される場合には、これは、相応した公知のシステムにおいて、機械的圧力または電気的または機械的振動が指の当該皮膚区域に与えられたり与えられなかったりすることによって行われる。上述したように、こうした方法は疲労効果によって制限されている。本発明によれば、たとえば一定の点のための皮膚区域が空間的に下位区域ないし下位刺激点に細分されることによって、時間の経過と共に刺激モードが変化させられる。対応する刺激点を規則的制御またはランダム制御によって変化させることにより、疲労を予防することができる。その際、一般に、情報内容から見て、すべての刺激点と共に、すべての刺激モードは同等である。
実際に、この種の出力は、たとえば以下のように実行することができる。ユーザの片手の5本の指がそれぞれの指受け窪みに当てられて、指頭はそれぞれ10本の繰出し針からなる刺激装置に対向する。当該指頭によって感知される針の動きは、32個の文字を直接表すことのできる5点式コードの1つの点の出力に相当している。1つの文字を表すために第1指が刺激さるべき場合、ランダムに、当該指受け窪みの針1と8が作動させられる。さらに続いて次の文字の1つを表すためにこの指が再び刺激される場合、針2、3および10が作動させられるが、これは別の刺激モードに対応している。これにより、この刺激は強さと場所によって先の刺激から区別され、こうして疲労が防止される。振動数などの区別も同様にして行うことができる。
本発明の趣旨によれば、上述した異なる刺激モードが常に同等であることは必ずしも必要ではない。場合により、刺激モードによって、一定の文字のコンビネーションが個々の文字のコードであるのか、1つの単語全体またはテキスト区域を表すための速記文字コードであるのか、という示唆をユーザに与えることができる。
以下、本発明の重要な実施態様を詳細に説明する。
(1) テキスト入力:従来の技術
(A) フルキーボード:タイプライターキーボード(PCキーボード、フルキーボード、QWERTZキーボード)は、それぞれの言語の常用の文字セットのすべての文字を表すタッチキーを備えている。入力は個別タッチまたはシフトタッチで行われる。文字はこのキーボードにより、両手を用い、キーをいちいち目で確かめることなく(ブラインドタッチで)書くことができる。ただし、この「ブラインドタッチ」は習得されていないことが多いため、平均的なライティング効率は低い。このキーボードは、計算機、モニタおよびプリンタと一体となって、インターネットアクセスを可能にすると共に他の装置とネット化されていてよい1つのユニットを作り出す。PCキーボードはラップトップタイプでも、極小バージョンでも使用されるが、後者にあってはキーが小さいためブラインドタッチは不可能である。言語障害者向けには、音声出力、LCD指示手段(本願での指示手段はディスプレイなどの表示手段だけでなく非視覚的表示手段を含む概念である)およびテーププリンタを備えるアルファベット式キー配列されたモバイルコミュニケーション装置が提供される。
(B) コードキーボード:このキーボードでは、複数のキーの同時タッチも可能である。目・耳不自由者の間では、8キー式ブライユ点字キーボード(図1A)ならびに6キー式ブライユ点字キーボード(図1B)も使用される。同時タッチによって少数のキーで済むため、このキーボードは小型タイプとすることができる。同時タッチにはブラインドタッチの習得が必要である。
(C) 片手用および親指用キーボード:これらのキーボードでは、数字の入力のためにテンキーボード(図2B)は重要な意義を有している一方、テキストを書くには、キーが多く、指の本数が制限されているために有用ではない。ハンディーはキーの多重タッチによってこの問題を解決する。ただし、このモードは効率的ではない。とはいえハンディーは、片手の親指で入力を実行することができるという利点を有している。また、置き場所を必要とせず、ほぼあらゆる生活場面で使用することができる。
(D) 機械速記キーボード:一部の国では、特別なコードキーボードを備える機械速記システムが使用されている。このキーボードでは、音節と短縮語が入力され、それらは第2のプロセスで目標単語に変換される。このキーボードによる入力は習得が困難であるが、その理由は広範な短縮系の習得が必要であると共に、キータッチにユーザの高度な指さばきが求められるためである。
(2) 新しい機械式テキスト入力方法
多くの晴眼者は頻繁に読むが、書くことは少ない。だが、ハンディーのショートメッセージサービスよりこのかた、再び書かれることが増しており、このことから、書かれたテキストに対する継続的なニーズがあることが知られると共に、機械を用いた記述の優位性も認められる。ただし、効率的な機械を用いた記述には多くの人々が有していない知識が前提とされる。本発明は一般の人々にとって利用しやすい、新規な機械式テキスト入力を提供する。
2.1 基本構想
(A) 文字セット:我々が提供する文字セットの規模を、操作される文字の数ではなく、人間の肉体的および知的能力に基づいて設計する。そうした設計基準とは第1に、片手でかつ少しの指の動きで人間工学的に好適なタッチが可能なキーの数であり、第2に、できるだけ僅かな労力でキーの効率的なブラインドタッチを習得・保持し得る人間の能力である。前者によれば親指と小指の使用が排除されるが、それはこれらの指をキータッチに十分効率的に使用することができないためであり、後者によれば使用頻度の稀な文字のタッチが排除されるが、それは使用頻度の少なさのために、こうしたタッチを習得するために払われる労力の甲斐がなく、そうしたタッチに関する知識はすぐに忘れられてしまうからである。
中央の指3本を優先させることにより、我々の供する片手用キーボードの理想をテンキーボードに見い出す。このキーボードの9個の中央文字キーにより31のタッチを人間工学的に好適に実行することができる(図2D)。これはドイツ語の98個の常用文字には十分でないため、数多くの置換または選択タッチが必要となる。これは不利であるように思われるが、ドイツ語の言語統計[Helmut Meier,1978]によれば、最も使用頻度の高い24個の文字ですべてのテキストの99.1%がすでにカバーされている、との点から見てそうではない。したがって、ブラインドタッチが容易であるという利点からして小規模な文字セットを優先させることが可能であり、他方、熟練した書き手にとっては(効率的な置換入力が等しく好適に利用できない限り)もっと大規模な文字セットを選択することができる。
(B) 置換入力:最も高い頻度で使用される一次文字のためにのみタッチが供されていることから、置換入力もそれらでのみ書くことができる。こうした置換入力は入力中に拡張、短縮、修正および他の変換が行われる。置換入力は、情報の呼び出し、テキスト処理機能の実行、キーボードおよびそれに接続された(マルチメディア)装置(インターネット、電話、GPS等)の操作にも使用される。
(C) 選択入力:この場合、架空の下位バーチャルキーボード面にある文字を、実在の表側キーボード面にある文字と同じ効率で「直接」入力することができる。本発明により、入力は(擬似的な)「実在」キーボード面で行われる。続いて、指定されたキーのポストタッチにより、入力は、実際のキーボード面で行われたかのように、「瞬時的(一過性で)」に変換される。
(D) 音声入力はテキスト入力を補完する。これはレコーダに記録され、言語認識を通じて、書かれたテキストに変換される。この音声入力により、キータッチおよび他の任意の情報に関する知識の更新を目的とした補助機能ならびにテキスト処理機能およびキー操作機能の実行が可能である。
(E) ブロック構造:我々の供する片手用キーボードは、キーの数を最小限に抑えることに寄与するバーチャル三次元ブロック構造(図2C)を有している。
E1:実在の表側キーボード面[RO]:ここ(図2A)には、一次文字ブロックと操作ブロックが配されている。一次文字ブロック[P](B0〜C3)では、一次小文字と一次句読点たとえばコンマ[,]が入力される。操作ブロック[B]のキー(F1およびF2)は必要に応じて一次文字の入力にも使用可能であり、一次句読点のキーは操作機能の入力にも使用可能である。
E2:バーチャルキーボード面(図2C):操作ブロック[B]の下には、仮想的に、バーチャルキーボード面の操作ブロック[Bv1][Bv2][Bv3][Bv4]が配されている。これらはそれぞれのバーチャル面を支援する。そのために必要とされない場合、それらは操作ブロック[B]にも供されている。
仮想的に一次文字ブロック[P]の下には、大文字ブロック[G]、テンキーブロック[R]、機能ブロック[F]、カーソルブロック[C]および場合により他のブロックが配されている。これらのブロックに配された文字はタッチのために(たとえば、大文字ブロック[G]が連続大文字書きのために呼び出され、あるいはテンキーブロック[R]が演算実行のために呼び出されるように)「瞬時的(一過性で)(選択タッチを参照)、一時的または継続的に表側キーボード面に呼び出すことができる。
2.2 一次文字セット
(A) 16個の一次文字による一次文字セット:特に小規模の文字セットは16個の一次文字で構成される。これは、書くために若干の指しか使用できない人々向けのものであり、ブライユ点字の習得が困難な目・耳不自由者(目又は耳あるいはその両方が不自由な人)も含まれる。これは16個の触覚文字(***点)が2列2行の(理想的な)マトリックスで表現可能な限りで使用される(図10D)。ただし、このような少数の文字への制限は、多様な便法が使用されざるを得ないため、入力を難しいものとする。
(B) 23〜26個の一次文字による一次文字セット:一次文字セットは23〜26個の文字で構成されるのが理想的といえ、その場合、23個の文字であらゆるテキストの98.6%をカバーすることができる。
2.3 直接入力モード
(A) 一次文字:最も重要な小文字のほか、コンマ[,]も一次文字として設けられている。
(B) 二次文字:ウムラウト[a、o、u]および[s]は[ae、oe、ue、sz]と書くことができ、この書き方は周知であるため、そのまま採用される。ただし、頻度の高い単語については共に自動修正が設けられていてよい。例:[aelter=alter][oefter=ofter][grosz=gros]。
他の簡易化:コンマのダブルタッチによって点を書くことができ[,,=.]、単語の最初の小文字のダブルタッチによって対応する大文字を書くことができる[aadler=Adler]。文字[qu、x、y]は[kwe]、[iks]および[ips]と書いて、自動修正によって変換することができる。
(C) テンキーブロックでの入力:テンキーブロック[R]には数字[0〜9]ならびに、句読点および特殊文字に一致する幾つかのオペランド[,][+][−][*][/][=][%]も配されている。これらの文字ならびに他の任意の句読点または特殊文字たとえば[:][.]も選択入力として入力可能である(2.1 Cを参照)。つまり、それらは擬似的に小文字ブロック[K]で入力され、続いてのテンキーブロックの呼び出し[tr]によって変換される。日付および時刻も同様にして書くことができる:[atr=1][dgaatr=4711];[,=,.][+=+][−=−][*=*];[d.g.bjjitr=4.7.2009][aj:detr=10:45(時間)]。
(D) 大文字は擬似的にmkit小文字でも書かれ、続いての大文字ブロックの呼び出し[tg]で変換可能である:[atgdler=Adler][adlertg=ADLER]。
2.4 間接入力モード
(A) 入力方式:置換入力はさまざまに書くことができ、その際、置換入力はテキスト入力をユーザにとってできるだけ容易にするために目標入力と関係している必要があろう。したがって、[?]の置換入力は、たとえば、単語[fragezeichen]または記憶術的短縮たとえば[frage、frz、またはfr]であってよい。置換入力のために二次文字(たとえば[funf]のために[u])が必要とされる場合、置換入力は不正確に、たとえば[fuenf]または[finf]として書かれてもよい。
置換入力がそれで書かれて「よい」事前に定められた異形は、それらの共通の目標入力と共に広範なファイルに記憶されている。書かれた異形が定められた異形と一致すれば、目標入力はそれぞれの入力ファイルに入れられる。定められた置換入力の異形は混同可能であってはならず、そのため相応した指示(例えば表示)が必要である。この表記では自然表記と人工表記が区別される。
(B) 入力の指示(例えば表示)
B1:自然表記は特別な文字である。それはオートライティング支援を可能にする。したがって、たとえば、一定の句読点[点、コンマ、感嘆符]はほとんどの場合その後に空白文字が続き、点の後にはほとんどの場合大文字が続くように、名詞はそれらの語尾によって識別可能である[haftung=Haftung、trennung=Trennung]。
B2:人工表記(以下、[eee]と称する)は、ライティングプロセス中にユーザによって設定される。これらの表記[]は置換入力に組み込まれた要素[eee、eee、eee]であってもまたは孤立していてもよい[_eee]。置換入力は同じまたは異なった種類の1個以上の表記を有していてよい[eee][k2k1eee]。指示は小文字[]、数字コード[nc]、文字数字コード[ac]ならびに句読点および特殊文字[]に由来していてよい。指示は非文字キー[tn]のタッチによっても行われる。
B3:頻度の高い文字は、通例決して見い出されることがないような、たとえば単語末尾の[c、j、w]または[sfs、czz]として表される場合にのみ、表記として考えられる。
B4:稀な文字たとえば[q,x,y]は、とりわけ指示が混同不可である場合、表記として非常に適している。
B5:句読点:コンマはそれが通例使用されない箇所での表記(たとえば[_,eee][e,ee][eee,z])として適している。他の句読点はそれらがめったに現われない場合に非常に適している。
(C) 変換例:
以下の指示は他の任意の指示によって代替可能な例である。
C1:二次文字:[a=a][,a=a][trage=trage]
自動変換:[ae=a]
C2:大文字:
例:[grossa=A][grossaalle=ADLER][t1adler=Adler][t1adt1ler=ADler]
選択:[aadler=Adler][atgdler=Adler][adlertg=ADLER]
大文字ブロックの呼び出し:連続大文字ライティング
C3:数字および数:
[eins=1][siebenundvierzigelf=4711]、
選択:[atr=1][dgaatr=4711][d.g.bjjitr=4.7.2009][aj:detr=10:45(時間)]
C4:句読点および特殊文字:[,=,][,,=.][fagezeichen=?]
[fage=?][frz=?][fr=?][paragraph=§]
[para=§][pa=§][omega=Ω][usdollar=$]
選択:[+=+][−=−][*=*][/=/][===]
(D) テキスト入力の完了:
D1:単語:ショートテキスト、頭字語、コード、SMS略語または記憶術的略語として入力される単語およびテキストは変換プログラムまたは単語修正によって変換可能であり、その際、変換の後には自動空白文字が続く。例:
[d_=die][r_=der][u_=und][t_=nicht]
[ndw=nichtdestoweniger][aspa=so bald wie moglich]
[at=Osterreich][oe=Osterreich][oei=osterreichisch]
[de=Deutschland][der=deutscher][it=Ialien]
[ddsg=Donaudampfschifffahrtsgesellschaft]
D2:前つづりおよび後つづり:
[fstehen=aufstehen][sgeben=ausgeben][tgleiten=entgleiten]
[ggwart=Gegenwart][gemeinht=Gemeinheit]
[tapferkt=Tapferkeit][rechng=Rechnung][gemeinft=Gemeinschaft]
(E) 単語修正:
ライティングの完了した単語はファイルのライティング修正を通過する。ここには多数の正確に書かれた、特に稀な単語および外来語が格納されている。これらには頻度の高いミスライティングが対応している。ミスライティングが確認されると、ミスライトはコレクトライトによって置換される:[Ritmus=Rhythmus]。
(F) 情報呼び出し:
標準テキスト、テキスト要素、アドレス、電話番号などはキーワード(表記)によって呼び出され、こうして、新たなテキストにはめ込まれる。例:[hohlegasse=Durch diese hohle Gasse muss er kommen,es fuhrt kein andrer Weg nach Kussnacht]。
(G) テキスト処理機能:編集機能はキータッチによって実行される。これらは効率的ではあるが、必ずしも使いやすくはない。これらはしばしばライティングの流れを中断させ、ライティング速度を低下させる。コンピュータマウス使用時には特にそうである。
テキストの編集を容易にすると共に、中断を最小限に抑えるため、音声式およびテキスト式編集機能が設けられており、これらは互いに補完し合うこともできる。現存のテキスト「Wir liefern Ihnen die Produkte am nachsten Montag」が変更さるべき場合のテキスト変更例:(a) 表記された命令および文の頭語と末語の音声式またはテキスト式入力[ersetze Wir Montag];(b) 文の呼出し後、文は音声式またはテキスト式に新たなテキストに置換される:[Wir danken fur Ihren Auftrag,den wir am nachsten Monatag ausliefern
werden]。
この方式に基づき、たとえば検索、コピー、切り取り、挿入(等)の他の編集機能、ファンクションバー(PC)の機能および画面(PC)のアイコンのパラメータ設定も、機能を表す単語または機能を表す単語の記憶術的短縮語の入力またはコード化により(音声式またはテキスト式)「直接」呼び出すことができる。
(H) 操作機能:キーボードおよびそれに接続された単一およびマルチメディア装置たとえばインターネット、電話、GPS等の操作はほとんどの場合キータッチで行われる。だが、機能の多様性が操作を難しくし、それぞれのテキスト認識装置の使いやすさを損なう。我々の供するキーボードには、キーボードの操作に際し、それぞれの機能を直接呼び出すことのできる音声式およびテキスト式操作命令が設けられている。
(3) 新しいテキスト入力装置
3.1 片手用キーボード:この場合(図2A)、親指と小指はライティングプロセスに際してキーボードを保持するために使用される。中央の指3本は基本ポジションにおいてキー4−5−6上に置かれ、このポジションから、指を大きく広げる動きを回避して、僅かな指の動きでタッチを実行することができる。
この片手用キーボードの実在の表側キーボード面[RO]は、10個の文字キーからなる一次文字ブロック[P](B0〜C3)と、キーF1およびF2を備える操作ブロック[B]とからなっている。一次文字のライティングには(既述したように)操作キーも利用可能であり、また、操作機能の実行には一次文字も利用可能である。
実在の表側キーボード面[RO]では、仮想的にその下に位置するすべてのバーチャルキーボードブロックのタッチも実行され、これらのバーチャルキーボードはそのため、実在のキーボード面に継続的、一時的または一過的で呼び出される。継続的な呼び出しは、対応する小文字で書かれる大文字[G]の入力のために設けられている。テンキーブロック[R]が継続的に呼び出される場合、これは卓上計算機として使用される。個々の文字を入力するための一次的な呼び出しは指定された非文字キーのプレタッチで行われ、他方、表側キーボード面で実行された不正確入力は指定されたキーのポストタッチで「一過性で」修正される(2.1Cを参照)。
図2Bは、数字および数、キーF1に配されたコンマ(または点)およびキーF2に配された等号[=]が個別タッチで入力されるテンキーブロック[R]を示している。このテンキーブロックには、オペランド[,][+][−][*][/][=][%]および場合により他の句読点および特殊文字たとえば[:][.]のタッチポジションも配されている。これらは同時タッチで実行される。これらの文字のためのキー割り当てはポケット計算機の標準に準拠させることができる。図2Dの表b〜eから、オペランドのためにいずれのタッチが選択可能であるか理解できる。他のブロック:機能ブロック[F]、カーソルブロック[C]および場合により他のブロック。
3.2 新しい超小型キーボード
(A) 9個のキーを備える親指用キーボード:図3Aに示したキーボードには、3列3行に配置された9個のキーが設けられている。これらのキーは上方に向かって点状に***し(凸形)、互いに小間隔で配置されているため、小さな面内で親指によって同時にタッチされ得る。***と、互いに異なった表面性状により、触感によってキーを判別することが容易である。これらのキーにより、25の個別および同時タッチを実行することができ、これは速記文字セットの文字を入力し得るのに十分である。
(B) 7個のキーを備える親指用キーボード:図3Bに示したキーボードには円形配置された7個のキーが設けられており、これらのキーにより親指で(A1の場合と同様に)25の個別および同時タッチを実行することができる。
(C) 3本指用キーボード:図4Aに示したキーボードは、片手の中央の指3本でタッチされる水平に配置された3個のキーを有している。1つのタッチで7個の文字が入力可能であり(空タッチを除く)、2つのタッチで49個の異なった文字の入力が可能である。
(D) 3個のキーを備える親指用キーボード:図4Bに示したキーボードは、親指のダブルタッチで(B1の場合と同様に)49個の文字を入力することのできる、三角形状に配置された3個のキーを有している。
(4) 点字のライティングおよびリーディング
4.1 触覚文字:
(A) ブライユ点字:発明者Louis Braille(1809〜1852、フランス人、目・耳不自由者)にちなんで名づけられたこの文字は、国際的に使用されている唯一の点字である。この文字は紙または他のシート上に半球状に***した点を用いて6点式または8点式マトリックスで表され、その上をさすりながら読み取り指の指頭で感知可能なようにして表される(図5C)。6点式ブライユ点字マトリックスは2列3行からなり、64個の異なった文字(空文字を除いて63個)が個別点または点コンビネーションで表現可能である。8点式ブライユ点字マトリックス(図5A)は2列4行からなっている。これによれば、256個の異なった文字(空文字を除いて255個)を表現することができる。
6点式マトリックスはドイツ語の98個の常用文字を表すには不十分であるため、数字については文字[a〜j]の前に予告文字[#]が使用される[#a=1;#j=0]。大文字用には予告文字として点コンビネーション[p3+p6]が使用される。ブライユ点字はドイツ語において、全文字、速記文字、速記およびコンピュータ・ブライユ点字として使用される。ブライユ点字は永続的および一時的に表され、また一過性で出力される。永続的ブライユ点字はライターおよびプリンタで特別な160g紙に印刷される:父型は紙の裏側に***点を押付け、その際、***点は母型の表面に半球状の突起を作り出す。最新のプリンタは両面に***を打ち出すする。
一時的ブライユ点字は触覚式指示形態(ブライユ点字指示またはブライユ点字譜線と称される)で表される。この場合、1文字ごとに、マトリックスに適した、ブライユ点字モジュール(図5A)が設けられている。これらのモジュールを並列することにより、ブライユ点字譜線(図5B)が形成される。大型点字譜線は80個のモジュールからなり、中型は約40個、小型は20個またはそれ以下のモジュールからなっている。モジュールはマトリックスの接触面に丸い穴を備えており、その中で、半球状の先端を有した丸棒(ピン)が文字を表すために圧電素子によって持ち上げられ、読み取り後に降ろされる(図5C)。1行の読み取りが終了すると、次の行がキープッシュによって点字譜線に呼び出される。
一過性ブライユ点字は目・耳不自由者とのコミュニケーションに際して出力される。以下の(C)を参照されたい。目・耳不自由者の92%〜93%はブライユ点字を使用できない。その理由は、早発目・耳不自由者には早い時期から触覚文字とPCの知識が伝えられるが、大半の目・耳不自由者が該当する後天的目・耳不自由者はほとんどの場合、もはやそうした知識を教授することができないためである。こうした目・耳不自由者が機械ライティングの知識を十分に有していない場合、とりわけ教授困難である。
ただし、最も難しい問題は文字の読み取りである。文字は、読み取り者によって知覚された刺激が読み取り者の知っている点コンビネーションと一致する場合に初めて読み取り者によって認識される。読み取り指の指頭は小さいために、マトリックス上にコンパクトに表された点は多くの場合なかなか認識が困難である。したがって、ブライユ点字読み取りは晴眼者の読み取りよりも4倍から5倍も緩慢である。さらに、読み取り時に指を動かさなければならない長いストロークは大きな肉体的負担につながる。
(B) ムーン文字:Dr.William Moon(1818〜1894)によって考案されたこの文字は浮出し線を有している。文字は簡単なライターとブライユ点字プリンタによって刻印される。ムーン用の指示手段は存在していない。この文字は、英語を話す諸国において、限定された数の人々によって使用されている。
(C) 目・耳不自由者の一過性文字:目・耳不自由者もブライユ点字のユーザであり、これらの人々はこの文字によってもハンド・ツー・ハンドで他の人々とコミュニケートする。その際、送り手は同人の指で、あたかも同人の指が6点式ブライユ点字キーボードであるかのように、受け手の指にブライユ点字文字を押圧して伝達する。押圧は、文字が一義的に受け取られることができるように、複数回にわたって繰り返される(ドラミング)。若干の諸国では、目・耳不自由者とのコミュニケーションのために、Hieronymus Lorm(1821〜1902)によって考案されたロルメン[Lormen]が使用される。この場合、送り手は同人片手の1本の指で受け手の手の中に文字を書く。同様な一過性文字は他の諸国にも存在する。
4.2 目・耳不自由者のライティング装置
(A) 簡単なライター・プリンタ:ブライユ点字は前世紀のタイプライターに比較される簡単な機械式および電気機械式ライターで書かれる。こうしたライターはブライユ点字キーボード(図1Aおよび図1B)を備えている。
(B) 効率的なライティング装置:テキスト入力のために目・耳不自由者にも、電子装置(PCまたはラップトップ、音声出力、ブライユ点字指示出力、ブライユ点字プリンタおよび他のハード・ソフトウェアを備えた総合的な職場設備さえ)も供されている。これらの装置は、通常の文字で書かれたものをブライユ点字に変換することのできるフルキーボードを備えている。ブライユ点字オーガナイザおよび類似の装備(ただしブライユ点字キーボード(図1Aおよび図1B))を備えたブライユ点字ノートブックも効率的な入力を供するが、これらの装置は遅発目・耳不自由者によってはほとんどの場合、使用不可能である。
我々の供する新しい機械式テキスト入力方法(2)は、目・耳不自由者、重度視覚障害者および目・耳不自由者にも向けられている。このキーボードは小型コンピュータ(オーガナイザ)の容量を有しており、これによってマルチメディアベースの複合体も製造可能である。ノーマルテキストで書かれたテキストは、PCの場合と同様、触覚テキストに変換可能である。我々の供するキーボード用に、音声出力(テキスト・ツー・スピーチ)および触覚式指示手段(重度視覚障害者には、大文字表現式指示手段)の補充使用も可能である。
4.3 触覚式出力
(A) 触覚式印刷出力:簡単なブライユ点字ライターはまた同時にプリンタである。キーをタッチすると、ラックに支持された父型が、差し込まれた紙に刻印される。進歩したプリントにあっては、父型は母型に紙を押し込み、同所で半球状に***した点が形成される。本来のブライユ点字プリンタは独立した装置であり、さまざまなタイプのものが存在する。最新のプリンタはすべて両面にテキストプリントが可能であり、そのうちいくつかは触覚式グラフィックスもプリント可能である。そのうち最大のものは目・耳不自由者施設で運用されている。これらは主として書籍の印刷出力に使用される。ムーン用には専用のプリンタは存在しないが、点で表される線の形のムーン文字はブライユ点字プリンタでも印刷出力は可能である。
(B) 触覚式指示出力:
B1:従来のブライユ点字譜線(図5B):効率的なライティングは今日ではもはやブライユ点字譜線なしでは考えられない。というのも、音声出力は優れたライターにとっても、テキストを適切な品質で作成し得るには十分でないためである。ブライユ点字譜線は、PCでは、80個のモジュールのフル譜線として、または40個のモジュールのハーフ譜線として使用され、ラップトップでは、ほとんどの場合に40個のモジュール、ブライユ点字ノートブックおよびブライユ点字オーガナイザでは、20個およびそれ以下の個数のモジュールで使用される。ブライユ点字譜線は目・耳不自由者にとってインターネットへのアクセスと共に、それによる情報社会へのアクセスを開拓し、その際、ブライユ点字印刷出力のニーズを大幅に減少させた。したがって、その意義は高く評価されすぎることはないが、指示手段が大きく、重く、かつ高価であり、高いニーズにもかかわらず、ブライユ点字およびPCを使いこなすことのできない数多くの目・耳不自由者によって使用不能な点は短所である。また、フル譜線でさえも触覚式テキストを僅かしか表すことができない、つまり、おおよそこれらの譜線の1つで表すことのできる限りのテキストしか表せないという点も短所である。最後になるが決して看過できない短所は、譜線を読み取る際、読み取り指と共に手および下腕も1メートルの動程運動をこなさなければならないために、読み取りに高い肉体的負荷も要することである。
B2:新しいエンドレスブライユ点字指示手段(図6):新しいエンドレス指示手段では、隠蔽式回転ディスク上にブライユ点字モジュールが配置されている。ディスクが回転すると、指で読み取るための指示ゾーンに文字が運ばれる。ファンクションキーは回転速度の調節にも利用される。この指示手段は、無制限の数のテキストを表すことができると共に、読み取り指が長い読み取り動程をこなす必要がなく、定置しておくことができるという利点を有している。これは原理的に、テキストが一過性で出力される理想的なナレーション装置である。したがって、これはブライユ点字印刷出力と競合する。
(C) 目・耳不自由者とコミュニケートするための指示手段:4.1Cで述べたように、目・耳不自由者はハンド・ツー・ハンドでも他の人々とコミュニケートし、その際、同人は同人の指で、あたかも同人の指が6点式ブライユ点字キーボードであるかのように、受け手の指にブライユ点字文字を押圧して伝達する(ドラミング)。こうしたブライユ点字の「一過性」出力方式は目・耳不自由者コミュニケーション装置にも応用される。該装置は6点式ブライユ点字キーボードを有しており、同所に文字が書かれて、ユーザに電子的に伝達される。キーの下には振動キーが設けられた6個の窪みが配されている。書き手はこれらの窪みに同人の指を当て、同人メッセージに対する応答を(ブライユ点字で)感受する。
(5) 新しい点字
通常のフルテキストの形のテキストは、PCの場合と同様、ブライユ点字に変換され得る。テキストを遅発目・耳不自由者にもわかるように、我々の発明は僅かな触覚文字による新しい点字を採用しているため、この場合にも、一次文字のみが使用される。
例−1:記憶されたテキスト:[Wenn ich einen Computer hatte,konnte ich 1000 Gedichte schreiben!];再翻訳:[wwenn ich einen ccomputer haette,koennte ich ajjj ggedichte schreiben]。例−2:記憶されたテキスト:[ich glaube nichtsdestoweniger, dass der Zug heute kommen wird];再翻訳:[i glaube ndw, ss r zzug heute kommen wird]。
24個の触覚文字の一次文字セットは、6点式ブライユ点字のすべての文字の62%を削減することができる。これにより、24個の文字は6点式ブライユ点字の場合よりも少ない点および小さいマトリックスで表現することができるため、文字の習得および特に文字の認識が容易となる。
A1:ユニバーサル点字(図10A):ブライユ点字の原理的な弱点は、点コンビネーションがアルファベットの下位にあることである。これは、ユニバーサルなアルファベットが存在せず、まさに、ラテン文字の場合にも言語に関連した相違があることからして、短所である。我々が供するユニバーサル点字は、2元配置に従ってマトリックス全体が形成されている(16×16)。
A2:水平6点式マトリックスによる点字(図10B):このマトリックスは3列2行を有している。これにより、64の異なった点コンビネーションを表すことが可能であった(空指示を除いて63)。ただし、我々によれば、文字の読み取りを容易にするため、どの列にも少なくとも1点を有するようなコンビネーションのみが考慮される。これによって、文字間の境界がより認識できるようになる。ブライユ点字の場合これは必ずしも常にそうではないが、それは2つの列の一方に点がない文字が存在するためである。27個の文字は前記前提条件を満たしている。これらの文字はそれぞれ9個の文字ごとの3個のグループに分けることができる。これらのグループにおいて、2列目と3列目の点コンビネーションは同一であるため、これらの文字の習得は容易である。単に第1列の文字が異なっているだけである。ただし、第1列を読み取る際にすでに、3つのグループのいずれにそれぞれの文字があるかを認識することが可能である。非常に重要なさらなる利点は、2行の文字は3行の文字よりも容易に認識可能であるということである。
A3:垂直6点式マトリックスによる点字(図10C):このバージョンは(図10A)と広範に一致しているが、ただし、マトリックスは(6点式ブライユ点字のマトリックスと同様に)垂直に配置されている。この場合、ブライユ点字に比較した利点は、どの列にも少なくとも1個の点があり、構成がより単純化されていることである。
A4:4点式マトリックスによる点字(図10D):このバージョンは2列2行のマトリックスを有している。これにより、16の点コンビネーションを容易に読み取ることができるように表現可能である。これは、アルファベット、数字および文字数字コードの表現に適している。複数の予告文字(4.1を参照)が使用されれば、非常に僅かな文字の一次文字セットが原理的に可能である。
(6) 新しい触覚式出力
ブライユ点字の読み取りは、ユーザにとって知的、肉体的負荷を要する能動的プロセスである。ただし、エンドレス指示により読み取りは、読み取りに際して指を定置しておくことができるため、肉体的負荷を緩和する。目・耳不自由者コミュニケーション装置による一過性のブライユ点字出力(4.3Cを参照)は確かに点字を利用するが、原理的拡張の可能性を有していない。我々の発明はこの点に係わるものである。
(A) 点字対一過性出力:点字の点は画一的であり、そのため、その刺激も画一的に知覚される。目・耳不自由者コミュニケーション装置の一過性で出力された刺激も画一的であり、そのため、この装置による情報伝達もユーザの触覚的知覚能力によって規定される。ただし、こうした能力は個人差があると共に、加齢によって低下する。
(B) 基本構想:エンドレス指示と目・耳不自由者コミュニケーション装置から、読み取りの肉体的負荷を緩和するようにしてユーザに刺激をもたらすことが可能である旨知ることができる。また、目・耳不自由者コミュニケーション装置の原理から、刺激を他の身体部位に誘導し、同所でユーザに即して出力することが可能である旨導出することもできる。さらに、刺激体をインテリジェント化して、伝達される文字およびテキストの情報内容を富化することも可能であろう。
(C) 刺激コンセプト:我々の供する一過性触覚式情報の出力は、ブライユ点字指示のモジュールと同等な刺激モジュールを備えている。該モジュールには刺激体を可動させる1以上の刺激素子が配されている。刺激体はブライユ点字指示手段の場合のロッド(ピン)と同等である。我々の供する刺激体は、ピン、ボルト、ホイール、ニッパおよび他の任意のものであってよい。これらの刺激体は、押圧、振動、摩擦、衝突、引掻きまたは他の任意の運動を遂行する。電気(場合により皮下)、気圧または温度でも刺激を及ぼし得るかは不明である。ただし、その種の可能性が切り開かれれば、それらも我々の発明の要素であり、したがって、本発明の要求に適合される。刺激は、刺激効果を増すために、主として複数の部分刺激によって及ぼされる。刺激は身体の任意の刺激ポジションに向けることができる。また、刺激伝達はブライユ点字の場合よりも広い面で行われ、さらにまた、刺激を短い間隔でそれぞれの刺激ポジション内部の異なった箇所で行い、こうして、過負荷による局所神経または神経索の感度が損なわれることを防止することができるという点も重要である。
我々の発明は、刺激および部分刺激の速度および強度、1刺激を合成する部分刺激の数、部分刺激間の間隔、部分刺激の長さ、部分刺激の方向等々にかかわる刺激パラメータ調節も含んでいる。
(D) 容易な刺激差異化:この場合、たとえば短い刺激と長い刺激が区別されるため、[o]の長い刺激によって[o(ウムラウト)]を、[s]の長い刺激によって[β]を、[a]の長い刺激によって[a(ウムラウト)]を伝えることができよう。
(E) 多次元的な刺激差異化:この場合、インテリジェント刺激素子が使用されるため、いずれの個々の文字、単語またはテキストの情報内容も刺激差異化によって変更可能である。
例:従来のブライユ点字速記文字では、[a]は文脈中で複数の意味を有することがあるために、速記文字の知識を用いて正しい単語に結びつけることはユーザの責任である。こうした知識は、ユーザが刺激差異化の規則を知っていれば、不要である。したがって、たとえば「地理学」のテーマ分野は、[s]で都市が意味され、[l]で国が意味されるように、特別な刺激特性を有するようにすることができよう。したがって、[sy]で都市ニューヨークが、[la]でオーストリア国を伝達することができよう。
刺激差異化によって達成される情報の多次元性方式は、目・耳不自由者がすでに現在使用しているブライユ点字速記文字を遥かに凌いでいる。それは晴眼者の一次元表現されたテキストに比較しても引けを取るものではない。それゆえ、目・耳不自由者は単語またはテキスト部分の全体を(晴眼者のように)予見的に把握することができないために、目・耳不自由者の読み取りは速やかでは有り得ないという見解は維持されない。
(F) 置換素子:刺激に代えて、単語およびテキストを差異化するための置換素子を利用することもできる。これは他のハードウェア部分(たとえば、ラウドスピーカの「ブザー音またはピーピー音」)でも伝達可能である。
(G) 一過性触覚式テキストを感受するための指示手段:一過性触覚式テキストを感受するための指示手段は凹形または凸形に形成されている。刺激体を有したモジュールは、凹形の場合には窪み内に配置され、凸形の場合には高いポジションに配置されて、それぞれ読み取り者の指が容易に達することができるようになされている。刺激はブライユ点字の場合よりも広い面で出力される。
G1:スタンドアローン・指示手段(図7A):これは任意の測定、秤量および計算装置ならびにたとえば現金自動預払機にも接続可能なポータブル指示手段である。
G2:統合型指示手段(図7C):この指示手段はオーガナイザおよび任意の他の装置と固定結合されている。
G3:ユーザと継続的に結合された指示手段(図9):長いテキストの読み取り、書かれたテキストの連続的なチェックおよび他の人々との長いコミュニケーションを行うために、指サック、手袋、カフ、バンドまたは任意の他の装置による指示手段が設けられている。これらは読み取り者の感受箇所と継続的に結合されている。
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
8点式ブライユ点字キーボードを示す図である。 6点式ブライユ点字キーボードを示す図である。 目・耳不自由者がコミュニケーションに使用するための6点式ブライユ点字キーボードを示す図である。 本発明による片手用キーボードの実在の表側キーボード面を示す図である。 本発明による片手用キーボードのテンキーブロックを示す図である。 バーチャルキーボード面を備える片手用キーボードのブロック構造を示す図である。 表a−j 31による、テンキーボード上で容易に実行可能なタッチを示す図である。 9個のキーを備える親指用キーボードを示す図である。 7個のキーを備える親指用キーボードを示す図である。 水平に配置された3個のキーを備えるキーボードを示す図である。 三角形に配置されたキーを備える親指用キーボードを示す図である。 8点式ブライユ点字マトリックスを示す図である。 並列式のブライユ点字モジュールによる、従来のブライユ点字譜線を示す図である。 ブライユ点字モジュールの断面図である。 新しいエンドレス指示手段を示す図である。 一過性触覚文字を感受するための凹形指示手段を示す図である。 一過性触覚文字を感受するための凹形指示手段を指示手段の下側から見た図である。 片手用キーボードを備えるシステムに組み込まれた要素としての、一過性触覚文字を感受するための凹形指示手段を示す図である。 一過性触覚文字を感受するための凸形指示手段を示す図である。 指示手段(図8A)上の指のポジションを示す図である。 手と持続結合された3本の指サックからなる指示手段を示す図である。 新しいユニバーサル点字の構造とマトリックスを示す図である。 水平に配置された新しい6点式マトリックスの構造とマトリックスを示す図である。 垂直に配置された新しい6点式マトリックスの構造とマトリックスを示す図である。 正方形配置された4点式マトリックスの構造とマトリックスを示す図である。
図1Aは、8個の文字キー(2)と2個のファンクションキー(4)とを備える8点式ブライユ点字キーボードを示している。基本ポジションにおいて、両手の人差し指、中指、薬指および小指は「Z、M、RおよびK」で表示されたキー上に置かれ、親指はキー「D」上に置かれる。これらのキーを個別にまたは同時にタッチすると、ブライユ点字点として[P1−P8]が入力される。
図1Bは、6個の文字キーと2個のファンクションキー(4)とを備える6点式ブライユ点字キーボードを示している。その他の詳細は図1Aに準ずる。
図1Cは、図1Bと同様に6点式ブライユ点字キーボードを示している。ただし、このキーボードは6個の窪みを有する補足的な凹形指示手段(3)を備えている。それぞれの窪みの内部には1個の刺激素子を有するモジュール(e1−e6)が配されている。一過性触覚文字を感受するため、感受者は同人の指頭を窪みに当てる。この場合、たとえば、ブライユ点字点P1に対応する刺激(e1)のみが伝えられれば、文字[a]が受信される。
図2Aは、我々の発明による片手用キーボードの実在の表側キーボード面[RO]を示している。これはテンキーボードの形を有している。9個のキーA1〜C3は中央に配された文字キー(3)である。これらは個別にまたは同時にタッチされる。容易に実行可能なこれらのキーの31個のタッチは図2Dの表a−jから理解できる。キーB0も文字キーに数え入れられる。これら10個のキーで、最も頻繁に使用される小文字と若干の句読点からなる一次文字が入力される。これらのキーで他のすべての文字も入力される。したがってプレまたはポストタッチで呼び出されるバーチャルキーボード面のキーもそうである。キーF1およびF2は操作キーである。(1)はラウドスピーカを、(4)は視覚指示手段を、(M)は組み込み式マイクロホンをそれぞれ表している。その他の詳細については、本発明の本文中の当該部分を参照されたい。
図2Bは、仮想的に、実在の表側キーボード面[RO]の下に位置するキーボードのテンキーブロック[R]を示している。ここで、10個の数字は個別タッチで、複数のオペランド[たとえば+、−、/.*]は同時タッチでそれぞれ入力可能である。オペランドを入力するために使用可能な同時タッチは図2Dの表b−eから理解できる。テンキーブロックはポケット計算機としてのその機能の遂行のために持続呼び出しが可能である。ただし、その文字は選択タッチによっても瞬時的に呼び出すことができる。その他の詳細については、本文中の当該部分を参照されたい。
図2Cは、バーチャルキーボード面を備えるキーボードのブロック構造を示している。その他の詳細については、本文中の当該部分を参照されたい。
図2Dは表a〜jによって、容易に実行可能な(図2Aに示したキーボードの)中央に配された文字キーA1〜C3の31個のタッチすべてを示している。
図3Aは、互いに小間隔で配置されて上方に(凸形)***した9個の点状文字キー(3)と、ファンクションキー(2)と、ラウドスピーカ(1)と、マイクロホン(M)と、視覚指示手段(4)とを備える親指用キーボードを示している。このキーボードで25個の文字が親指の個別タッチと同時タッチによって入力可能である。その他の詳細については、本文中の当該部分を参照されたい。
図3Bは、7個の文字キー(3)と、2個のファンクションキー(2)と、ラウドスピーカ(1)と、マイクロホン(M)と、視覚ディスプレス(4)とを備えるさらに別の親指用キーボードを示している。このキーボードで、25個の文字が親指の個別タッチと同時タッチによって実行可能である。その他の詳細については、本文中の当該部分を参照されたい。
図4Aは、水平に配置された3個のキー(3)と、2個のファンクションキー(2)と、ラウドスピーカ(1)と、マイクロホン(M)と、視覚ディスプレス(4)とを備える3本指キーボードを示している。このキーボードで、片手の中央の指3本のダブルタッチにより、49個の個別タッチと同時タッチが実行可能である。
図4Bは、三角形に配置されたキーを有する親指用キーボードを示している。このキーボードで、親指のダブルタッチにより、49個のタッチを実行することが可能である。その他の詳細は図4Aと同様である。
図5Aは、点名称P1〜P8を有する、8点式ブライユ点字マトリックスを示している。黒で表された点P1、P4、P5およびP7は、大文字「D」を作り出す***した点である。
図5Bは、並列式ブライユ点字モジュール(1)からなる従来のブライユ点字譜線を示している。黒で表された点は、名称CareTecを作り出す***点である。モジュールの上方には、カーソルキーを有するバーが配されている。キーを押すと、カーソルはそれぞれの文字のポジションにジャンプする。
図5cはブライユ点字モジュール(1)の第1列を示している。この図は図6の(3)に認められる。この場合、指は***して表された点P1、P2およびP7を認識するが、沈下した点P3は認識しない。
図6は、隠蔽式回転ディスク上にモジュール(1)が配置された触覚式エンドレス指示手段を示している。ディスクが回転するとモジュールは開放指示手段ゾーンに達し、同所において、定置された指によってモジュールの読み取りが行われる。この指示手段では、読み取り指を定置しておくことができる。点(4)は、ディスクの回転速度も制御可能なファンクションキーを示している。
図7Aは、右手で一過性触覚文字を感受するための「凹形」指示手段を示している。その際、人差し指、中指および薬指が窪み(3)に当てられる。窪み内ではモジュールに2個ずつの刺激素子[e1−e4][e2−e5][e3−e6]が配されているため、指1本ごとに2個の刺激が感受される。したがって、刺激感受面は点字の場合よりも広い。これは任意の装置と接続可能な「スタンドアローン・指示手段」である。これには2個のファンクションキー(4)が設けられている。
図7Bは、右手を使用して一過性触覚文字を感受するための「凹形」指示手段(1)を示している。この概略図は下側から見た指示手段(1)を示している。この指示手段は窪み(2a)内に配された3個のモジュール(3)を有している。触覚文字(刺激)を感受するためにZ、M、Rの指がこれらの窪みに当てられる。各々のモジュール3には2個の刺激素子[e1−e4][e2−e5][e3−e6]が配されているため、指1本ごとに2個の刺激を感受することができる。1個の刺激は複数の部分刺激から合成される。これらの部分刺激は個々の刺激体[rk]によって生成され、その際、どの刺激体がその都度活性化されるかはランダム発生器によって決定される。これにより、過大頻度の賦活要因とする個々の神経または神経索の感度損失が防止される。
図7Cは、片手用キーボードを備えるシステムに組み込まれた要素としての左手用「凹形」指示手段を示している。図7Aおよび図2Aを参照されたい。
図8Aは、たとえば、一過性触覚文字を感受するための「凸形」指示手段(1)を示している。この場合、それぞれの刺激素子[e1−e4][e2−e5][e3−e6]を有する3個のモジュール(3)は小さな台(2b)上に配置されているため、刺激を感受するために僅かな指ストロークが必要とされるにすぎない。このバージョンでは(これまで特に言及しなかった他のすべてのバージョンも同様であるが)、置換素子(ee)も使用可能である(当該本文部分を参照)。この指示手段はそれぞれのキーボードのキー(T1−T3)(6)とユニットを作り出すことができ、したがって、本発明の片手用キーボードともユニットを作り出すことができる。
図8Bは、「凸形」指示手段(1)上に置かれた右手の人差し指(Z)を示している。この人差し指の第3節(5)は台(2b)上に配置されたモジュール(3)上に置かれている。この指の左側には刺激素子(e1)が位置しており、他方、右側に位置している刺激素子(e4)は図からは読み取れない。キーボードのキー(6)は指のすぐ傍に配置されている。
図9は、左手の人差し指(Z)、中指(M)および薬指(R)と継続的に結合された3本の指サック(7)からなる指示手段を示している。これら3本の指サック各々には、指の任意の箇所(前方側、後方側、側方側)に位置していてよいそれぞれ1個の刺激素子を有した2個のモジュールが配されている。こうした指示手段は他の任意の身体部位に配置することもできる。
図10Aは、本文中に挙げられた新しい触覚ユニバーサル点字の構造とマトリックスを示している。
図10Bは、本文中に挙げられた新しい触覚6点式水平点字の構造とマトリックスを示している。
図10Cは、本文中に挙げられた新しい触覚6点式垂直点字の構造とマトリックスを示している。
図10Dは、本文中に挙げられた新しい正方形配置された触覚4点式点字の構造とマトリックスを示している。
本明細書に示したさまざまなアイデアは以下のようにまとめることができる:
一次および二次文字間の分離方式:
機械を用いた記述における両手の使用は、健康上の理由から、追求するに値しない。この点について数多くの論文が発表されている。さらに、それは両手を拘束し、また、両手用キーボードも多くの場所を取る。したがって、片手入力が重要であり、その場合には、必要とされる文字の数ではなく、人間の肉体的および知的負荷が顧慮されることになる。片手入力による解決は、両手用キーボードを不要とすることができ、それによって相応した利点がもたらされることも示している。
置換入力は、情報の呼び出し、テキスト処理機能の実行、画面のアイコンへのアクセス、キーボードとその(コンピュータマウスおよびカーソルキーの代用としての)端末装置の操作についても可能である。これによって、書くリズムの中断を減少させると共にキー操作の容易な習得を可能とすることができる。
これに関連したさらに他の可能性は以下の通りである:
入力の音声支援:特に、マルチメディア使用される装置におけるプログラムの呼び出し。
補助機能:文字またはテキストの入力方法の照会。
選択入力:表側キーボード面でのタッチと同様に効率的。
大型テキストファイル方式:記憶されているユニットと一致する場合には、それぞれのアクション:文字およびテキストの入力ならびに上記アクション(1)の実行、も行われる。
置換入力の指示手段:
(A) 自動的な空白文字も招来するポストタッチ:異なったタッチで異なった情報内容が入力される。
事例参照:触覚式テキストの一過性出力に際する都市「ニューヨーク」に代わる[sy]=多次元的入力、これは自動的な手話の方向に向かうことができると考えられよう???
(B) 稀な文字[q、x、y]またはこれら3文字全体による異なった目的の指示手段;(A)と同じく差異化、参照。
新しいハンディー・キーボード:
(A) 点状キーを備えるキーボード使用時の容易なタッチ。
(B) 3個のみのキー使用時のダブルタッチ。このキーボードはハンディーよりも小さい仕様とすることができるだけでなく、ハンディーよりも少ないタッチで済む。
(C) 上記(B)で6点式ブライユ点字も片手で入力可能である。図4Aおよび図4Bの場合これを補うことができよう。8点式ブライユ点字さえも僅かな補いで入力可能である。目・耳不自由者用の効率的な片手用キーボードは存在しない。
6点式ブライユ点字の読み取りは、3行よりも2行のほうが読み取りやすいため、水平6点式マトリックス(図10B)で著しい改善を達成することができる。3行の場合には、2行の場合には不要な指の垂直運動もしばしば必要である。
一過性出力にあたり、実際上任意の長さのテキストが出力可能であり、その際、テキストを認識するのに僅かな本数の指(3)が必要とされるにすぎない。したがって、必要とされるアクチュエータ(刺激素子)の数も、フル譜線の場合の640個に代えて、6個のみである。この指示手段は非常に小型のものとすることができる。それは入力装置(オーガナイザ)上に配置され、また、非常に安価に製造可能である。

Claims (34)

  1. 文字セットの個々の文字にキーが対応しているキーボードを通じてデータを入力するための方法であって、前記キーの数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成したデータ入力方法において、
    キーに対応していない文字または文字列をコード化するために、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致したキー操作列が使用されることを特徴とする方法。
  2. 少なくとも1個のキーが1個の句読点に対応していると同時に、他の個別キーに対応した文字と結び付けられて、キーに対応していない文字をコード化するために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 個々の文字が複数のキーの同時タッチによって入力されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 個々の文字が、それぞれの文字の名称にたとえば音声的に一致する文字列によって入力されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 個々の文字が、個々のキーまたはキーの組み合わせにそれぞれ異なった文字が対応している選択キーボード面への切替えによって入力されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 個々の文字が特殊タッチによって入力されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. キーには最も高い頻度で現れる文字が直接対応していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 個々の文字または文字のコンビネーションが頻度の高い単語または単語列を表すために入力されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 指示出力、印刷出力または一過性刺激を通じて、または文字セットの個々の文字に対応した記号によってデータを出力するための方法であって、前記記号の数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成した方法において、
    請求項1に記載の方法のように、記号に対応していない文字または文字列をコード化するために、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致した記号の順序が使用されることを特徴とする方法。
  10. 請求項2〜8のいずれか一項に記載の方法のような実施形態を有することを特徴とする請求項9に記載のデータの出力方法。
  11. 文字セットの個々の文字に対応した複数のキーを備えるキーボードによってデータを入力するための装置であって、前記キーの数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成した装置において、
    キーに対応していない他の文字または文字列には、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致したキー操作列が対応していることを特徴とする装置。
  12. 少なくとも1個のキーが1個の句読点に対応していると同時に、他のキーと結び付けられて、個々のキーに対応していない文字をコード化することを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 個々の文字が、同時にタッチされる複数のキーの組み合わせに対応していることを特徴とする請求項11または12に記載の装置。
  14. 方形状に配置されたキーが、ユーザが片手で操作するために形成された行と列に配置され、前記キーは人差し指、中指および薬指に対応する3個の列に配置され、さらに、入力されるべき文字は個々のキーまたは異なった列の複数のキーの組み合わせに対応していることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 入力されるべき文字が個々のキーまたは同一行の異なった列の複数のキーの組み合わせに対応していることを特徴とする請求項14に記載の装置。
  16. 個々の文字が、それぞれの文字の名称にたとえば音声的に一致する複数のキーの並びに対応していることを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載の装置。
  17. 個々のキーまたはキーの組み合わせにそれぞれ異なった文字が対応している複数のキーボード面が設けられていることを特徴とする請求項11〜16のいずれか一項に記載の装置。
  18. 個々の文字が特殊タッチによってタッチされるキーまたはキーの組み合わせに対応していることを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項に記載の装置。
  19. キーには最も高い頻度で現れる文字が直接対応していることを特徴とする請求項11〜18のいずれか一項に記載の装置。
  20. 複数の順次入力文字群に対応する複数の順次配置入力域を有するさらに別の入力装置が設けられていることを特徴とする請求項11〜19のいずれか一項に記載の装置。
  21. 前記文字群が単語または数を表すことを特徴とする請求項20に記載の装置。
  22. 前記文字群が段落を表すことを特徴とする請求項20または21に記載の装置。
  23. ブライユ点字文字を指示するために形成された指示手段が設けられていることを特徴とする請求項11〜22のいずれか一項に記載の装置。
  24. 速記点字を指示するために形成された指示手段が設けられていることを特徴とする請求項11〜23のいずれか一項に記載の装置。
  25. 速記点字が文字セットの文字の一部を直接に点配置によって表すと共に、句読点をコード化する点配置を含む点配置の組み合わせによって他の部分を表すことを特徴とする請求項24に記載の装置。
  26. 前記入力域がタッチスクリーン上のウィンドウとして形成されていることを特徴とする請求項11〜25のいずれか一項に記載の装置。
  27. 前記タッチスクリーンのウィンドウが触覚によって認知し得るようマーキングされていることを特徴とする請求項26に記載の装置。
  28. 入力域の操作によって要求された文字群を出力するために形成された音声出力装置が設けられていることを特徴とする請求項11〜27のいずれか一項に記載の装置。
  29. 指示出力、印刷出力または一過性刺激を生成するための装置によってデータを出力するための装置であって、データは文字セットの個々の文字に対応した記号によって表され、前記記号の数は前記文字セットの文字の数よりも少なく、句読点などの前記文字セットを含むように構成した装置において、
    請求項11に記載の方法のように、記号に対応していない文字または文字列をコード化するために、入力されるべきデータの文脈中で有り得ない、または有り得ないと考えられる文字列に一致した記号の順序が使用されることを特徴とする装置。
  30. 請求項12〜28のいずれか一項に記載の装置と同様な実施形態を有することを特徴とする請求項29に記載のデータを出力するための装置。
  31. データを出力するための方法であって、ユーザの異なった皮膚区域の刺激によって文字が表される方法において、
    各々の皮膚区域に、交互に使用される複数の刺激モードが対応していることを特徴とする方法。
  32. 1個の皮膚区域の刺激モードが同等であることを特徴とする請求項31に記載の方法。
  33. 前記刺激モードが空間的に並置された刺激点によって形成されていることを特徴とする請求項31または32に記載の方法。
  34. 前記刺激モードが異なった周波数の振動によって形成されていることを特徴とする請求項31または32に記載の方法。
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