JP2012504074A - 駐車ブレーキ用のロック装置 - Google Patents

駐車ブレーキ用のロック装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012504074A
JP2012504074A JP2011528257A JP2011528257A JP2012504074A JP 2012504074 A JP2012504074 A JP 2012504074A JP 2011528257 A JP2011528257 A JP 2011528257A JP 2011528257 A JP2011528257 A JP 2011528257A JP 2012504074 A JP2012504074 A JP 2012504074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ratchet
tip
meshing
brake
locking device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011528257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012504074A5 (ja
Inventor
フェルナンデス,ホセ,マヌエル グティエレス
Original Assignee
エドゥシャ エンジニアリング ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エドゥシャ エンジニアリング ゲーエムベーハー filed Critical エドゥシャ エンジニアリング ゲーエムベーハー
Publication of JP2012504074A publication Critical patent/JP2012504074A/ja
Publication of JP2012504074A5 publication Critical patent/JP2012504074A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/04Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated
    • B60T7/045Brake-action initiating means for personal initiation foot actuated with locking and release means, e.g. providing parking brake application
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/04Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting mechanically
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/02Brake-action initiating means for personal initiation
    • B60T7/08Brake-action initiating means for personal initiation hand actuated
    • B60T7/10Disposition of hand control
    • B60T7/102Disposition of hand control by means of a tilting lever
    • B60T7/104Disposition of hand control by means of a tilting lever with a locking mechanism
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20582Levers
    • Y10T74/20612Hand
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/20Control lever and linkage systems
    • Y10T74/20576Elements
    • Y10T74/20636Detents
    • Y10T74/20672Lever engaging rack
    • Y10T74/20684Lever carried pawl

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

本発明は、張力下で保持されるブレーキ部品をロックするためのロック装置であって、複数の隣接する歯(6)を有するラチェット歯列(5)、およびラチェット爪連結部(8)の回りに回動可能であって、噛合端上に前記ラチェット歯列(5)に向かう方向に付勢されている少なくとも1つの噛合先端部(9)を有する、ラチェット爪(7)を含み、前記ラチェット爪連結部(8)または前記ラチェット歯列(5)の片方が、相互に主軸(4)のまわりに回動可能である、前記ロック装置、および前記ロック装置を搭載した駐車ブレーキに関する。補助先端部(10)が噛合先端部(9)から距離をおいてラチェット爪(7)と連動していること、補助ノーズ(10)が、噛合先端部(9)の前方でラチェット歯列(5)と接触させられるように配置されていることにおいて、改良されたロックを可能にするロック装置または駐車ブレーキが作成される。

Description

本発明は、特許請求項1のプリアンブルに記載された、張力下で保持されるブレーキ部品をロックするための駐車ブレーキ用のロック装置に関する。
張力下で保持されるブレーキ部品をロックするためのロック装置は、実際的に公知であり、そのようなロック装置においては、第1のブレーキ部品がラチェット歯列を有し、それに対して第2のブレーキ部品上に設けられたラチェット爪が、噛合先端部を介して噛合することによって、2つの部品が回転運動において相互に固定される。例示として、この種のロック装置は、レバーホルダ上のブレーキ作動レバーをロックするため、またはブレーキ作動レバーが引き上げられて、ブレーキケーブル調節装置の自由移動を阻止することが想定されているときに、その調節装置をロックするために設けられる。
既知のロック装置においては、ある下降角度において、歯の形態に成形された噛合先端部が、噛合先端部が設けられたラチェット爪を準安定的に保持するのに十分な静止摩擦があるが、これはまだラチェット歯列の2つの歯面の間の決定的なロック位置ではないという状態で、ラチェット歯列の歯と接触するという問題がある。この準安定位置は、「半ロック」とも呼ばれるものであり、ショック等が発生したときにこれを超えてしまい、その結果として、噛合先端部が2つの隣接する歯面の凹みに進入して安定なロック位置に到達する可能性があるが、そうではなく、噛合先端部がすべり出て、ブレーキケーブルの張力下で、ブレーキ作動レバーとともに下降ブレーキ位置にすべりこみ、駐車ブレーキが固定されなくなるおそれがある。準安定位置は、特に、接触する噛合先端部の領域に対する接線と、ラチェット歯列の歯の領域に対する接線とがほぼ平行である場合に発生する。
独国特許DE10212673A1は、スプリングの張力によって保持される、ケーブル引張ディスクとして設計された、主軸の回りに回動可能なブレーキ部品をロックするためのロック装置を示しており、この装置では、複数の隣接する歯を備えるラチェット歯列がケーブル引張ディスク上に設けられている。ケーブル引張ディスクのラチェット歯列と噛合させるために、ラチェット爪連結部のまわりに回動可能なラチェット爪が、ブレーキ作動レバー上に回動可能に配置されており、このラチェット爪は、噛合端において、ラチェット歯列に向かう方向に付勢されて、かつ3つの歯を備える噛合先端部を有して、この噛合先端部は、噛合先端部の3つの歯の全てが、互いに等間隔で、ラチェット歯列の歯ピッチと一致しており、ラチェット歯列と完全に噛合することができるように設計されている。
ラチェット爪がラチェット歯列に進入すると、最初にラチェット爪の第1の歯がラチェット歯列と噛合し、ラチェット歯列と接触して、ラチェット爪は回動して噛合位置に入り、その位置で噛合先端部の3つの歯の全てがラチェット歯列と噛合する。一方、公知のロック装置の欠点は、ラチェット爪の回動において必要となる遊びであり、これは、最初に、第1の歯1つだけを挿入するために必要である。さらに、等歯間隔であるために、噛合先端部の歯の全ての歯先が、ラチェット歯列の凹部の外側と接触することになり、それによってラチェット爪がすべり出てしまうおそれがある。噛合先端部から間隔を空けて配置された補助先端部は示されていない。
本発明の目的は、張力下で保持されるブレーキ部品をロックするためのロック装置を明記するとともに、改良されたロックを可能にする駐車ブレーキを明記することである。
本発明によれば、この目的は、特許請求項1の特徴を備えるロック装置、および特許請求項16の特徴を備える駐車ブレーキによって達成される。
張力下で保持されるブレーキ部品をロックするための、本発明によるロック装置は、一方のブレーキ部品上に、複数の隣接する歯を有するラチェット歯列と、他方のブレーキ部品上にラチェット爪とを有し、このラチェット爪は、ラチェット爪連結部のまわりに回動可能であって、ラチェット爪の噛合端において突出する少なくとも1つの噛合先端部を有し、ラチェット歯列に向かう方向に付勢されており、この結果として、回動されると、噛合先端部が、ラチェット歯列の2つの隣接する歯の間に噛合することによって、有効に逆回転を防止することができる。2つのブレーキ部品の一方が、主軸に対して回転不能に設計されていれば好都合ではあるが、前記の目的で、連結部およびラチェット歯列は、主軸のまわりに相互に回動可能にされている。
噛合先端部に加えて、ラチェット爪には、補助先端部が備えられており、この補助先端部は、噛合先端部から距離を空けて配置されており、ラチェット爪がラチェット歯列に向かう方向に回動されるときに、補助先端部が最初に接触することが確実にされている。すなわち、補助先端部は、一種の補助支持部位を形成し、この支持部位のまわりに、噛合先端部がある量だけ回動可能であり、それによって噛合先端部がラチェット歯列の2つの歯の間の空間に設定されたように導入されることが確実になる。ラチェット歯列は、歯付きセグメントとして設計することができる。
特に好ましい態様によれば、特に、噛合先端部と補助先端部の有効領域間の距離が、すなわち、歯群としての態様の場合にはその歯付き櫛部(toothed comb)が、ラチェット歯列の1つの歯の歯幅の整数倍と異なる値であるときに、噛合先端部が、ラチェット歯列の2つの歯の間の安定な位置に挿入されることが確実となる。このことは、以下の動作原理によっておこる。補助歯が安定な位置に配置される場合には、補助歯によってラチェット歯列内に形成される補助支持部位のまわりに回動することによって、噛合先端部が、ラチェット歯列の2つの隣接する歯の間に安定かつ確実に位置決めされ、したがって確実にロックされる。
補助歯が噛合の準安定な位置にある場合には、噛合先端部に対して非整数距離であることによって、噛合先端部が準安定位置をとることになる領域に、いかなるときにも噛合先端部が回動して入らないことが確実になる。その結果、噛合先端部は、常に、安定な位置に進入する。噛合歯と補助歯との間の距離を規定するために、整数歯間隔に、歯の4分の1の値を加えることが、特に好ましい。回避すべき準安定ゾーンは、一般に、1歯ピッチまたは1歯幅の最大15%以下を占め、したがって噛合歯および補助歯は、この種の準安定ゾーンと同時には接触しないことが確実となる。
補助先端部が、噛合先端部よりも、ラチェット爪連結部と主軸を結ぶ面により近く配置されると、好都合である。理想的には、これによって、ラチェット爪がさらに下げられるのに伴って補助支持部位を形成する補助歯が下降運動する間に、2つの軸、すなわちラチェット爪連結部および主軸を結ぶ面を越えることが確実となり、その結果として、力が本質的に噛合先端部に作用し、噛合先端部をラチェット歯列中に確実に移動させる。しかしながら、有効なレバー比によって、このことは、いかなる場合にも、噛合先端部に作用する力は、補助先端部に作用する力よりも大きくなるという効果がある。
補助先端部は、噛合先端部から複数の歯だけ間隔を空けられて、操作の方向においてラチェット歯列に対して噛合先端部より先行すれば好都合である。有効な補助支持部位を提供するために、噛合先端部と補助先端部との間の距離は、少なくとも複数の歯、すなわち、ラチェット歯列のピッチまたは歯幅の倍数であり、好ましくは、この数の2倍、場合によっては最大5倍でもよく、一般には約7〜10枚以下の歯であれば好都合である。また、一般に、距離は選択される歯ピッチにも依存し、整数ではない距離が好ましい。
その結果として、ラチェット歯列または歯付きセグメントは、実際のロックに必要となるよりは、この歯の数だけ、相応して長くされている。一般に、ラチェット歯列は、ブレーキケーブルが緩んだ場合に、より高い張力を加えられるようにするために、いずれの場合にも、追加の歯を備えている。しかしながら、ラチェット歯列の外部の、接続セグメントに追加の部分を設けることも可能であり、それはこのセグメントには、噛合先端部が噛合する歯付きセグメントのその部分ほど、大きな応力がかからないためである。実際には、1未満の量だけ増大または減少させた、2°の操作角度に対応する、ある数の歯、すなわち、例えば角度当たり1枚の歯で、2.25枚の歯の値、または角度当たり2枚の歯で4.25枚の歯を、適当な距離として選択することができる。
しかしながら、1未満の分数だけ増大または減少させた、操作角度3°、4°または5°に対応する値を選択することも可能である。ここでの驚くべき事実は、距離が非常に小さい場合でも適当なトルクが達成されることである。補助先端部が、噛合先端部から、2枚歯幅の距離だけ間隔を空けられている場合には、噛合先端部と補助先端部の間に、1枚歯幅に対応する間隙が設けられる。しかしながら、この間隙は、1枚の歯幅の非整数倍とするのが好ましい。
ラチェット爪に備えられる補助先端部は、好ましくは、ラチェット爪自体の上に配置され、接続ジョイントによる回動可能な配設か、またはラチェット爪との一体形成のいずれでも可能である。一体構成は、特に、噛合先端部に対する距離がわかっていることにより、確実な噛合運動学(kinematics)が得られ、特定の支持部位を必要とせず、またラチェット爪の製造が簡単であるという利点がある。
噛合先端部をラチェット歯列の2つの隣接する歯の間にぴったりと入るように噛合先端部を全体的に設計して、補助先端部を、噛合先端部よりも幅を狭くするのが好ましい。補助先端部に対する距離が、歯幅の非整数倍である場合には、このことは、噛合先端部がラチェット歯列にぴったりと進入することによって、補助先端部がラチェット歯列の2つの異なる歯の間の対応する凹部に完全に進入することができず、逆に、2つの隣接する歯の間の谷(trough)の底から出されるという効果がある。この工程中のジャミング(jamming)を防止するために、この補助先端部は、噛合先端部よりも幅を狭くされており、その差は、噛合先端部の寸法の約4分の1から2分の1になっている。代替案として、特に、噛合先端部を、ラチェット歯列にまったく進入することがないようにするために、非常に厚くすることも可能であり、特に、球などとして設計して、それをラチェット歯列の2つの歯先によって確実かつ再現可能に中心位置を決め、それによって補助支持部位を規定することができる。
ラチェット爪が、ラチェット歯列に向かう方向に付勢されていると好都合であり、第1の態様によれば、このことは、ロック用のラチェット爪に作用する、この目的のためにだけ設けられているスプリングによって達成される。別の態様によれば、ロック用のラチェット爪を、二重アームレバーとして設計することも可能であり、付勢は、2つのレバーアームの一方によって形成されたラチェット爪を他方のレバーアームに対して付勢する、スプリング部材によって与えるか、または2本のレバーアームの剛性態様または半剛性態様の場合には、2本のレバーアームの2番目を付勢する、特に牽引する、スプリングによって与えることができる。
ラチェット爪連結部は、好ましくは遊びを設け、それによって、ラチェット歯列上での補助先端部の転がりを促進して、特に、補助先端部とラチェット歯列の準安定接触の状況において、補助連結部のまわりの転がり運動を無作為に阻止することがないことを確実にする。特に好ましい1つの可能性は、ある方位の細長い穴または楕円形目穴の形態で遊びを具現化することであり、ノイズ発生はわずかに変形可能なブッシュによって抑えることができるが、軸受に固有の公差を遊びとして使用することができる。同様にして、目穴は、挿入されるピンに対して規定された間隙を有してもよく、これは補助先端部と反対側に設けるのが好ましい。
補助先端部は、好ましくは、歯形設計のものであり、それによってラチェット歯列への確実で再現可能な噛合を保証して、その発生確率が低い、ラチェット歯列の歯の歯面との準安定接触を例外として、瞬時に決定的なロックをするジョイントを形成する。しかしながら、補助先端部を、その他の幾何学形状、例えば、ボールとして、または球形キャップの形態として、あるいは小型ギアセグメントとして、具現化することが可能であり、これらは特に、転がり運動を促進する。
補助先端部が、噛合先端部よりも、ラチェット爪連結部に近く配置され、ラチェット爪がラチェット歯列の上を牽引されるときのラチェット爪の動きによって、噛合先端部が補助先端部よりもさらに離脱していると、好都合であり、その結果として、補助先端部がラチェット歯列の上でガタガタと動き、この過程でノイズを発生する。ここで、特徴的なガタガタノイズ(rattling noise)は、従来技術におけるように、分割ラチェット爪などを用いて低減することができるが、好ましくは、例えばラチェット爪連結部における遊びを利用する、減衰機構を含む補助先端部によって低減される。さらに、補助先端部は、特に頑強であるが、なお低ノイズであるプラスチックで構成することができる。減衰機構は、減衰部材、例えば、ラチェット爪内に配置されて間隙を裏打ちする、エラストマー材料によって形成することができ、その結果として、ノイズおよび振動がその減衰部材によって減衰される。特に、減衰部材は、例えば、間隙を裏打ちするテフロン(登録商標)製のブッシュの厚肉化した部分として設計することができる。
補助先端部の付勢および噛合先端部の付勢は、好ましくは、共通のスプリング部材によって行い、補助先端部が自動的に付勢される場合にはそうなるように、補助先端部が、噛合先端部との関係で、それ自体の付勢装置を必要としないようにする。このようなレバー比によって、噛合先端部に対する有効な力は、補助先端部に対するよりも大きくなり、その結果として、ロック装置の最終ロックが噛合先端部によって達成される。
第1の態様によれば、噛合先端部は、ラチェット歯列に向かう方向に突出する歯を有し、この歯がラチェット歯列に進入すると、隣接する2つの歯または互いに対向するその歯面の間に、実質的に決定的なロックの状態で挿入される。二重歯として設計された噛合先端部の隣接する歯の間に進入する、ラチェット歯列の歯は、決定的なロックの状態で確実に把持されるので、噛合先端部を小型の歯付きセグメント、特に、2つの歯を備えるセグメントとして設計して、それによってラチェット歯列上の保持の安定性をさらに向上させることも可能である。
ラチェット歯列が円の周囲に沿って延びており、それによって主軸のまわりに円形に延びる歯付き櫛部を形成していると好都合である。これによって、単一の軸のまわりに回動させることによって、ラチェット爪連結部を、ラチェット歯列の周囲と同心の一定半径のまわりに効果的に回動させることができる。しかしながら、例えば、ラチェット爪が、例えば四棒リンク機構(four-bar linkage arrangement)によって達成されるような曲線に沿って移動されるときに、ラチェット歯列を、それぞれに選択された回動曲線に適合させることができる。
ラチェット歯列が駐車ブレーキの固定部に配置されており、特に、ラチェット歯列が、固定部に固定された歯付きセグメントとして設計できると好都合である。これによって、固定部を経済的に製作することが可能になり、一方で、特に耐摩耗性のラチェット歯列を、歯付きセグメント、例えば、硬質金属構成部品として設計して、固定部上に保持することができる。しかし、移動部上にラチェット歯列を固定することも可能であり、この場合には、選択されるラチェット爪連結部は、移動ラチェット歯列に対して固定するのが好ましい。
第1の好ましい使用によれば、ロック装置は、駐車ブレーキのレバーホルダ上のブレーキ作動レバーを固定するように設計されており、この場合には、ラチェット歯列はレバーホルダ上に固定されており、ラチェット爪はブレーキ作動レバー上に固定されており、例えば、ブレーキ作動レバーは、主軸およびラチェット歯列のまわりに回動可能に設計されており、それによって、ブレーキ作動レバーを操作動作が完了すると、ラチェット爪の噛合先端部が、レバーホルダのラチェット歯列に抗してブレーキ作動レバーをロックする。
第2の好ましい使用は、ブレーキケーブルの外向き方向と反対に付勢されたブレーキ部品が、ブレーキケーブル調節装置を形成し、ラチェット歯列を備えており、このラチェット歯列は、ブレーキケーブル調節装置が降伏するのを防止するために、ブレーキ作動レバーによってブレーキが作動されたときに、ラチェット爪によって固定して構成される。ここで、ラチェット爪は、ブレーキケーブル調節装置をブレーキ作動レバーに接続し、それによって両者を共同で締付/操作することができる。ブレーキ作動レバーは、手動式駐車ブレーキのハンドグリップまたは足踏み式駐車ブレーキのペダルのいずれかとして設計することができる。
本発明による駐車ブレーキは、好ましくは本発明によるロック装置を特徴として、レバーホルダ上に回動可能に配置されたブレーキ作動レバーを有する。ラチェット歯列に、レバーホルダ上の複数の隣接する歯が配置されている場合には、ラチェット歯列に逆らって付勢された噛合先端部を備えるラチェット爪は、ブレーキ作動レバー上に回動可能に固定され、ブレーキ作動レバーを、ラチェット歯列と噛合する噛合先端部によってロックすることが可能である。ロックを解除するために、ラチェット爪または噛合先端部をそれによってラチェット歯列から持ち上げて外す、解除装置が必要となり、この装置は、一般に、手動式駐車ブレーキの場合にはハンドグリップ上の押しボタンとして設計され、足踏み式駐車ブレーキの場合には、一般に、手動作動可能なハンドルとして設計される。この場合に、ラチェット爪は、噛合先端部のラチェット歯列に対するブレーキ方向に、ラチェット歯列の歯幅の倍数だけ位置をずらせて配置されている、補助先端部を有し、それによって補助支持部位を可能にする。
ラチェット爪が、スプリングユニットによって噛合の方向に付勢されていると好都合であり、同時に、スプリングユニットは、解除装置をその作動方向と反対に付勢することができる。次いで、解除装置は、偶発的な作動を排除する、スプリングユニットの付勢に逆らってラチェット爪を噛合から外すことができる。
ラチェット爪連結部が、ブレーキ作動レバー上に設けられており、操作中に、できる限り均一な力と連続するロック位置とを確保するために、ラチェット歯列からの少なくともほぼ一定の距離で、ブレーキ作動レバーが、ラチェット爪連結部をラチェット歯列のまわりに回動させれば好都合である。
本発明のさらなる利点、開発および特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲から明らかになるであろう。添付の図面を参照して、好ましい例示的な態様によって、本発明を以下により詳細に説明する。
図1はラチェット歯列の歯と噛合して、準安定位置にある、噛合先端部の拡大表現を示す図である。 図2はハンドブレーキとして設計された駐車ブレーキの詳細を拡大して示す図である。 図3は固定位置における、図2の駐車ブレーキの別の詳細を示す図である。
図1は、「半ロック」が発生した場合を示しており、ロック用のラチェット爪の噛合先端部は、ラチェット歯列に対して準安定な位置を占めるだけであり、ショックを受けた結果としてすべり出るおそれがある。ラチェット歯列101は、複数の歯102を有し、ほぼ円形セグメント型の輪郭形状を有し、歯凹部103が隣接する歯102の間に設けられている。駐車ブレーキがかけられると、ブレーキ作動レバーが下降するまで、ラチェット爪201は矢印Aの方向に回動する。図示された例示的な態様において、ラチェット爪201は、上部歯202aおよび下部歯202bを備える、二重歯として設計された、噛合先端部202を有する。
確実なロックを達成するために、噛合先端部202の歯202a、202bは、ラチェット歯列101の隣接する歯102の間のそれぞれの凹部103に進入することが期待される。次いで、駐車ブレーキが確実にロックされる。図1に示された接触位置において、関係する歯102、202aの歯面に対する接線はほぼ平行であり、隣接する凹部103に向かう方向への有効な力成分が得られず、その結果として、歯202aは、接触点における準安定位置において、歯102の歯面上に静止する。
原理的に、歯102の半径のセグメントとして示されている、このゾーンZは、ラチェット爪201の回動径路の対応する部分における各歯上で起こり得るものであり、対応する駐車ブレーキを搭載する車両の乗員の安全を脅かすことになる。図1に示されている、ゾーンZの開始点および終了点は、約13.5°の角度範囲に対応し、この角度は、主軸まわりの回動角度として表わされている。このことは、噛合先端部が、この約13.5°範囲においていずれかの歯102と接触する状況を回避すべきであることを意味している。
図2および3は、本発明による駐車ブレーキ1の好ましい例示的態様を示しており、この駐車ブレーキ1は、手動式駐車ブレーキとして設計され、ブレーキ作動レバー2を有し、この作動レバー2は、その一部分だけが示されており、主軸4上で車体に接続されたレバーホルダ3の回りを回動することができるように連結されている。主軸4上の連結部は、ブレーキ作動レバー用の軸受部位として、従来の方法で設計されている。
レバーホルダ3の主軸4のまわりの、一定半径の円形セグメント上に、ラチェット歯列5が配置されており、歯ピッチは、例えば、各歯がブレーキ作動レバーの回動角度1°を占めるように選択され、その結果としてラチェット歯列のピッチは、歯1枚/角度1°を占めることになる。ラチェット歯列5の隣接する歯6の間に、それぞれの場合に凹部6bが形成され、この凹部は、歯6の櫛部6a間のほぼ中心に設けられている。図示された態様においては、ラチェット歯列5は、レバーホルダ3と一体的に形成されているが、この目的で、レバーホルダ3に固定、例えばかしめ付けされた歯付きセグメントを設けることができる。
ラチェット爪7は、ブレーキ作動レバー2上に、ラチェット爪軸8のまわりに回動できるように装着されて、軸受部位は、ラチェット爪内の対応する穴8aを貫通するリベットピンとして設計されており、回転する能力が、穴8aに配置されたテフロン(登録商標)ブッシュによって確保されている。
ラチェット爪7は、本質的に2つのレバーアーム7aおよび7bを有し、第1のレバーアーム7aは、噛合先端部9および補助先端部10を備え、第2のレバー7bは、ハンドグリップ内に誘導されるプッシュロッド用の当接部を有し、それによって、対応する解除装置が作動されるときに、プッシュロッドが第2のレバー7bを後方に押すことができるようして、噛合先端部9がラチェット歯列5から離脱することを確実にしている。この目的で、ブレーキ作動レバーは、まず最初に、短時間、持ち上げられていなくてはならない。ラチェット爪7は、ブレーキ作動レバー2に対して、ラチェット歯列5に向かう方向にスプリングによって付勢されており、その結果として、解除装置が作動されない場合には、スプリングの付勢のために、ラチェット爪7が、ラチェット歯列5への噛合の方向に圧力をかける。
図2は、ブレーキ作動レバー2がロックされている間の、駐車ブレーキの位置を示している。ブレーキ作動レバー2がロック方向Aに牽引されると、噛合先端部9よりもラチェット爪軸8に近く配置されている補助先端部10が、ラチェット歯列5の歯6の上に牽引されて、その過程において、それがスプリングの付勢に打ち勝つときに、特徴的なチャタリング運動を生じる。操作動作Aが終了すると、補助歯10が、ラチェット歯列5と最初に接触し、このことは、準安定の半ロックゾーン内、または2つの隣接する歯6の間の凹部6bにおける補助歯10の安定噛合に導く領域内のいずれかで起こる。
両方の場合において、すなわち安定接触位置において、および準安定接触位置において、ラチェット爪7をラチェット歯列5に向かう方向に押すスプリングの付勢は、噛合先端部9を、ラチェット歯列に向かう方向にさらに回動させる効果がある。ここで、補助先端部10とラチェット歯列5の間の接触点は、補助支持部位を規定し、単にラチェット爪軸8のまわりだけではなく、同時に、矢印Pで示されているように、噛合先端部9の回動を補助支持部位のまわりに発生させる効果がある。ここで、ラチェット爪連結部8aにおける遊びを利用して、ラチェット爪7が補助支持部位に対応する位置においてジャミングするのが防止される。この遊びによって、ラチェット爪連結部8aが降伏して、それによって、補助先端部10が接触しているときでも、いかなる場合にも噛合先端部9がラチェット歯列5中に挿入させることが可能になる。
噛合先端部9は、二重歯噛合先端部として設計され、実際の噛合先端部は、上部噛合歯9aによって形成され、これに対して第2の噛合歯9bは、本質的に、噛合歯9aを支持するラチェット歯列5の歯6の後方に噛合する役割を果たす。しかしながら、主として第2の噛合歯9bによってロックさせることも可能である。補助先端部10または噛合先端部9の噛合歯9a、9bの、歯付き櫛部が、ラチェット歯列5の輪郭形状に対して、ラチェット歯列5の歯幅の7+1/4倍だけ、かつ歯1枚/角度のピッチで間隔を空けられており、これは7.25°に対応する。
ここで、噛合先端部10は、補助先端部9の歯9a、9bよりも狭く設計されており、その結果として、ラチェット歯列5のピッチに関して非整数距離であるにもかかわらず、噛合先端部9がぴったりと据えられるときに、補助先端部10はジャミングを起こさない。反対に、より幅の狭い設計の補助先端部10は、ラチェット歯列5においてロックされた噛合先端部9による駐車ブレーキ1の安定ロックを害することなしに、何らかの方法で凹部6bから押し出される。
噛合先端部10が、ラチェット歯列5の凹部6b内で安定している場合には、スプリングの付勢によって、ラチェット爪9が、噛合先端部10によって形成される補助支持部位のまわりにさらに回動し、これらの補助支持部位が、破線Eによって示されている、相互に平行な主軸4とラチェット爪軸8の間の接続面に近いことによって、補助支持部位が、この接続面Eを通って回動し、したがって実質的に力がかからなくなることを確実にする。これは、ジャミングまたは爪による固定(catching)を回避する、有効な方法である。このために、矢印Aの方向への駐車ブレーキの操作動作中に、補助先端部10が、接続面Eに近く、好ましくは、2枚の歯幅以下の間隔で配置され、特に、主軸4と補助支持部位の間の接続線の開口角度aが、可能であれば、歯幅の値の3倍、したがって本事例においては3°以下とする。いかなる場合にも、噛合先端部9は、半ロックゾーンの外側でラチェット歯列5に回動して入り、したがって、確実かつ再現可能に噛合の安定位置に到達する。
補助先端部10が、半ロックゾーンの領域内でラチェット歯列5上の準安定位置に静止している場合には、ラチェット爪7は、補助先端部10によって形成される、補助支持部位のまわりに回動する。補助先端部10が噛合先端部9から非整数距離に予備設定されていることによって、噛合先端部9が、ラチェット歯列5上の準安定の支持位置をとらないことが確実となり、その結果として、確実に凹部6bに進入する。
図1に示されている、ゾーンZの開始点および終了点は、約13.5°の角度範囲だけ間隔が空けられており、この角度は、主軸4のまわりの回動角度として表わされる。歯幅で測定された整数距離に、前記ゾーン角度よりも大きい分数を加え、その整数倍から対応する距離にある、噛合先端部9と補助先端部10の間の距離を選択することによって、補助先端部10と噛合先端部9とが、同時に準安定位置をとらないということが確実になる。
最大で15%のゾーン角度において、整数距離に加えるべき歯幅の分数は、歯幅の15%〜85%にすることが可能であり、安全の理由から、全歯幅の少なくとも20%の距離を維持すべきである。分数1/2は、問題ゾーンに対する最大距離を提示するが、そうすると、補助先端部10の櫛部が、ラチェット歯列5の歯6の櫛部6aと一致することになり、このことは、可能であるならば、避けるべきであり、その理由から、選択される分数は、+1/4または−1/4の限界値に近い。
本発明は以下のように機能する:ブレーキ作動レバー2の下降位置から開始して、前記レバーが、操作の方向Aに移動させられる。この過程において、補助歯10は、最初にラチェット歯列5と接触し、歯毎にラチェット爪7の付勢に打ち勝ちながら、歯群6上を牽引される。補助先端部10と比較して、噛合先端部9はラチェット爪軸8との間の距離が大きいために、噛合先端部9は、ラチェット歯列5から完全に離れる。操作動作Aが停止されると、補助先端部10が最初にラチェット歯列5と接触し、支持接触を介して、ラチェット歯列5との接触点において補助支持部位を形成し、ラチェット爪7に作用するスプリングの付勢によって、噛合先端部9が、補助支持部位のまわりをラチェット歯列5に向かう方向に回動する。次いで、噛合先端部9は、ラチェット歯列5とぴったりと噛合し、それによって、補助支持部位のまわりに回動することによって、準安定ゾーンとの接触が防止されることが確実になる。次いで、噛合先端部9は、駐車ブレーキ1をロックする。
駐車ブレーキ1が再び解放される場合には、解除装置が作動されて、プッシュロッドをレバーアーム7b上の解除装置に対向する表面に対して押しつけて、そのレバーアームを、ラチェット爪7に作用するスプリングの付勢に逆らって、ラチェット爪軸8のまわりに回動させる。このことは、プッシュロッドの移動が予備設定されていることによって、噛合先端部9および補助先端部10の両方が、2つの先端9、10のいずれもがブレーキ作動レバー2の下降を妨害することがない程度まで、ラチェット歯列5との噛合から外れることを意味する。次いで、ブレーキ作動レバー2は、その下降した位置へと再び回動して入ることができる。下降位置において、噛合先端部9は、ラチェット歯列5の直前の下降範囲に下降させられ、それに対して、補助先端部10は、それの噛合先端部からの距離の量だけ、ラチェット歯列5中にすでに突出している。この位置から開始して、駐車ブレーキ1を、操作の方向Aに引き戻すことができる。
補助先端部10とラチェット歯列5との接触点に形成される補助支持部位のまわりの回動運動は、ブレーキ作動レバー2を同様に下降させるときに、完全に下降した位置に到達する前に発生するものであり、その結果として、駐車ブレーキ1の確実なロックが得られる操作の方向だけでなく、ブレーキ作動レバー2をより緊密に操作した状態から開始して、該レバーをある量だけ移動させて、まだ下降位置ではないが緊密さが低い位置に入れることを理解すべきである。
補助先端部10が、噛合先端部9から歯幅で測定した整数距離から4分の1歯幅だけ間隔を空けて配置されている例示的な態様を用いて説明した。半ロックゾーンZの角度範囲を例外として、その他の非整数距離も考えられることを理解すべきである。
以上、噛合先端部9が2つの歯9a、9bを備える例示的な態様を参照して、本発明を説明した。噛合先端部は、1つの歯だけ、または3つ以上の歯を備えて設計することもできることを理解すべきである。

Claims (20)

  1. 張力下で保持されるブレーキ部品をロックするためのロック装置であって、
    複数の隣接する歯(6)を有するラチェット歯列(5)、および
    ラチェット爪連結部(8)の回りに回動可能であって、噛合端において前記ラチェット歯列(5)に向かう方向に付勢されている少なくとも1つの噛合先端部(9)を有する、ラチェット爪(7)を備え、
    前記ラチェット爪連結部(8)または前記ラチェット歯列(5)の片方が、他方に対して主軸(4)のまわりに回動可能である、ロック装置において、
    前記ラチェット爪(7)には、前記噛合先端部(9)からある距離に、補助先端部(10)が備えられているとともに、
    前記補助先端部(10)は、前記噛合先端部(9)より先に、前記ラチェット歯列(5)と接触させることができるように配置されていることを特徴とする、前記ロック装置。
  2. 補助先端部(10)が、噛合先端部(9)よりも、ラチェット爪連結部(8)と主軸(4)を結ぶ面(E)に接近して配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のロック装置。
  3. 補助先端部(10)が、ロック方向にラチェット歯列(5)の少なくとも2つの歯だけ、噛合先端部(9)の前方に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載のロック装置。
  4. 補助先端部(10)の頂点と噛合先端部(9)の頂点の間の距離が、ラチェット歯列(5)の1つの歯(6)の歯幅の非整数倍であること、および前記距離が、好ましくは、整数倍から4分の1歯幅だけ距離があけられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロック装置。
  5. 補助先端部(10)が、噛合先端部(9)よりも幅が狭く構成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載のロック装置。
  6. 補助先端部(10)がラチェット爪(7)上に配置されるとともに、前記ラチェット爪(7)が、ラチェット歯列(5)に向かう方向に付勢されていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のロック装置。
  7. ラチェット爪連結部(8)に遊びが設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のロック装置。
  8. 補助先端部(10)が噛合歯の形態であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のロック装置。
  9. 補助先端部(10)が、噛合先端部(9)よりも、ラチェット爪連結部(8)に接近して配置されていること、前記補助先端部(10)および前記噛合先端部(9)の付勢が、同一のスプリング部材によって行われること、および前記噛合先端部(9)にかかる有効な力が、前記補助先端部(10)にかかる力よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のロック装置。
  10. 噛合先端部(9)が二重歯として構成されていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載のロック装置。
  11. ラチェット歯列(5)が円の周囲に沿って延びていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載のロック装置。
  12. ラチェット歯列(5)が、駐車ブレーキ(1)の固定部(3)上に配置されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載のロック装置。
  13. 駐車ブレーキ(1)のレバーホルダ(3)上にブレーキ作動レバー(2)を固定するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載のロック装置の使用。
  14. 駐車ブレーキのブレーキ作動レバー上にブレーキケーブル調節装置を固定するための、請求項1〜12のいずれか一項に記載のロック装置の使用。
  15. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のロック装置を特徴とする、レバーホルダ(3)に回動可能に連結されたブレーキ作動レバー(2)を備える、車両用の駐車ブレーキ。
  16. レバーホルダ(3)に回動可能に連結されたブレーキ作動レバー(2)、
    複数の隣接する歯(6)を有するラチェット歯列(5)、
    前記ラチェット歯列(5)に対して付勢されることのできる噛合先端部(9)を有するラチェット爪(7)であって、前記噛合先端部(9)を前記ラチェット歯列(5)に噛合させることによって、前記ブレーキ作動レバー(2)を上昇させた位置にロックすることができる、前記ラチェット爪(7)、および
    前記噛合先端部(9)を、それによって前記ラチェット歯列(5)から持ち上げて外すことのできる解除装置を含む、車両用の駐車ブレーキであって、
    前記ラチェット爪(7)は、補助先端部(10)を有し、該補助先端部(10)は、前記噛合先端部(9)のラチェット歯列(5)に対して、ブレーキ作動レバー(2)の操作の方向(A)に、前記ラチェット歯列(5)の歯幅の非整数分数だけ、位置をずらせて配置されており、この分数が2よりも大きいことを特徴とする、前記駐車ブレーキ。
  17. ブレーキ作動レバー(2)がハンドブレーキレバーとして設計されていることを特徴とする、請求項15または16に記載の駐車ブレーキ。
  18. ラチェット爪(7)がスプリングユニットによって噛合の方向に付勢されていることを特徴とする、請求項15〜17のいずれか一項に記載の駐車ブレーキ。
  19. スプリングユニットの付勢に逆らってラチェット爪(7)を回動させて、ラチェット歯列(5)との噛合から外す、解除装置が設けられていることを特徴とする、請求項18に記載の駐車ブレーキ。
  20. ラチェット爪連結部(8)が、ブレーキ作動レバー(2)上に設けられて、ラチェット歯列(5)から少なくともほぼ一定の距離で、該ブレーキ作動レバー(2)の連結部(4)のまわりに回動することができることを特徴とする、請求項15〜19のいずれか一項に記載の駐車ブレーキ。
JP2011528257A 2008-09-29 2009-09-29 駐車ブレーキ用のロック装置 Pending JP2012504074A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102008049333 2008-09-29
DE102008049333.3 2008-09-29
DE102008056752A DE102008056752B4 (de) 2008-09-29 2008-11-11 Feststellanordnung für eine Feststellbremse
DE102008056752.3 2008-11-11
PCT/EP2009/007005 WO2010034521A2 (de) 2008-09-29 2009-09-29 Feststellanordnung für eine feststellbremse

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012504074A true JP2012504074A (ja) 2012-02-16
JP2012504074A5 JP2012504074A5 (ja) 2012-11-15

Family

ID=41394926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011528257A Pending JP2012504074A (ja) 2008-09-29 2009-09-29 駐車ブレーキ用のロック装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US8783131B2 (ja)
EP (1) EP2342104B1 (ja)
JP (1) JP2012504074A (ja)
CN (1) CN102216132B (ja)
DE (1) DE102008056752B4 (ja)
ES (1) ES2445574T3 (ja)
WO (1) WO2010034521A2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9616863B2 (en) * 2011-01-07 2017-04-11 Dura Operating, Llc Park brake lock mechanism with enhanced locking

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0556710U (ja) * 1991-12-27 1993-07-27 豊田鉄工株式会社 パーキングブレーキ操作装置
JPH07190109A (ja) * 1991-04-15 1995-07-28 Rockwell Body & Chassis Syst Fr En Abrege Rockwell Bcs Fr 自動車のハンドブレーキ
JP2008044567A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Otsuka Koki Co Ltd マニュアルブレーキ装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4872368A (en) * 1988-07-28 1989-10-10 Orscheln Co. Push-to-release cable operating apparatus
JPH09267729A (ja) 1996-04-01 1997-10-14 Toyota Motor Corp 足踏式パーキングブレーキ装置
JP2001071875A (ja) * 1999-06-28 2001-03-21 Kuroishi Tekko Kk 車両用パーキングブレーキ装置
JP2001233188A (ja) * 2000-02-25 2001-08-28 Kuroishi Tekko Kk 車両用パーキングブレーキ装置
US6662676B2 (en) * 2001-07-24 2003-12-16 Dura Global Technologies Parking brake system having multi-tooth, self-engaging self-adjust pawl
DE10212673B4 (de) 2002-03-22 2006-04-20 Daimlerchrysler Ag Feststellbremse für ein Kraftfahrzeug
DE10217473C1 (de) * 2002-04-19 2003-10-30 Daimler Chrysler Ag Vorrichtung zur selbsttätigen Nachstellung der Seilzugspannung eines Seilzuges
CN201080181Y (zh) * 2007-07-05 2008-07-02 比亚迪股份有限公司 一种脚踏式驻车制动装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07190109A (ja) * 1991-04-15 1995-07-28 Rockwell Body & Chassis Syst Fr En Abrege Rockwell Bcs Fr 自動車のハンドブレーキ
JPH0556710U (ja) * 1991-12-27 1993-07-27 豊田鉄工株式会社 パーキングブレーキ操作装置
JP2008044567A (ja) * 2006-08-21 2008-02-28 Otsuka Koki Co Ltd マニュアルブレーキ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110239812A1 (en) 2011-10-06
ES2445574T3 (es) 2014-03-04
WO2010034521A2 (de) 2010-04-01
DE102008056752A1 (de) 2010-11-11
EP2342104B1 (de) 2013-11-06
WO2010034521A3 (de) 2010-06-10
CN102216132A (zh) 2011-10-12
DE102008056752B4 (de) 2012-11-15
CN102216132B (zh) 2015-04-22
US8783131B2 (en) 2014-07-22
EP2342104A2 (de) 2011-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3432197B2 (ja) バックラッシュを有するラチェット式テンショナ
JP4519740B2 (ja) パーキングブレーキ装置
EP1279563B1 (en) Motor vehicle brake or clutch pedal
JPH10505037A (ja) ケーブルの緩み調整装置
EP2810833A1 (en) Parking brake device
JP4070383B2 (ja) 安全ベルト装置
US6508341B1 (en) Parking brake device for vehicle
US4767158A (en) Reclining mechanism
EP1527969A1 (en) Parking brake comprising mechanism for adjusting brake cable tension
JP2012504074A (ja) 駐車ブレーキ用のロック装置
CN214118933U (zh) 驻车锁止器
US20050017492A1 (en) Steering column linkage tilt lever
US6662676B2 (en) Parking brake system having multi-tooth, self-engaging self-adjust pawl
JPS5948188B2 (ja) 偶発解除防止駐車ブレ−キ
FR2889230A1 (fr) Serrure a absorption de choc pour un capot de vehicule automobile
JP2009101767A (ja) パーキングブレーキ装置
US9616863B2 (en) Park brake lock mechanism with enhanced locking
JP3471398B2 (ja) マニュアルブレーキ装置
JP2008525247A (ja) 車両用パーキングブレーキ
JPH0556710U (ja) パーキングブレーキ操作装置
JPH07205777A (ja) パーキングブレーキ操作装置
JP4432484B2 (ja) チルト式ステアリング装置
CN116476785A (zh) 车辆的驻车制动装置
JP6009208B2 (ja) 車椅子用駐車ブレーキ機構及び車椅子
GB2090352A (en) Internal shoe drum brake

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140117

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140217

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140317

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140729