JP2012255531A - 建築用構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】汎用のボルトを用いて締結した部材に対し、ボルトの滑りを防止できる建築用構造体を提供する。
【解決手段】本発明に係る建築用構造体1は、一方部材11と他方部材13とにボルト15の軸15bを挿通してナット17で締結してあり、一方部材11の開口部11aはボルト頭部15a側に配置してあり、他方部材13はナット17側に配置してあり、座金19は一方部材11の開口部11aとボルト頭部15aとの間に配置してあり、ボルト挿通孔27が形成された座部29と、ボルト頭部15aの側面15cに対向する複数の立上がり部31とを備え、各立上がり部31の一方部材側端部には一方部材11の開口部11aに食い込む爪35が設けてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、一方部材と他方部材とをボルト・ナットで連結する建築用構造体に関する。
この種の建築用構造体において、例えば、一方部材に設けてある溝内にボルトの頭を係合して溝の開口部側に他方部材を配置して、一方部材と他方部材とに挿通したボルトの軸をナットで固定することがある。
このような一方部材と他方部材との締結では、ボルト頭部が一方部材の溝を滑るおそれがあるため、特許文献1には、ボルト頭部の軸側面に爪を設け、一方部材と他方部材との締結時にボルト頭部の爪を一方部材の溝の開口部に食い込ませて、ボルトの滑りを防止することが開示されている。
2004−270446号公報
しかし、上述した特許文献1の技術では、爪をボルトに一体に形成した特種のボルトを使用する為、高価になるという問題があった。
そこで、本発明は、汎用のボルトを用いて締結した部材に対し、ボルトの滑りを防止できる建築用構造体の提供を目的とする。
請求項1に記載の発明は、一方部材と、他方部材と、ボルトと、座金と、ナットとを備え、一方部材と他方部材とにボルトの軸を挿通してナットで締結してあり、一方部材はボルト頭部側に配置してあり、他方部材はナット側に配置してあり、座金は一方部材とボルト頭部との間に配置してあり、ボルト挿通孔が形成された座部と、ボルト頭部の側面に対向する複数の立上がり部とを備え、各立上がり部の一方部材側端部には一方部材に食い込む爪が設けてあることを特徴とする建築用構造体である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、互いに対向する立上がり部の対向面間の寸法は、ボルト頭部外周縁の対角寸法よりも小さいことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、座金に爪を設けて座金を一方部材に食い込ませているから、汎用のボルトを用いても、一方部材に対するボルトの滑りを防止できる。
汎用のボルトを用いているので、従来の特殊なボルトを用いないで済むから安価である。
座金は、例えば板金を切り曲げて形成できるので、製造が容易で且つ安価に製造できる。
座金に設けた爪は、立上がり部の一方部材側端に設けているので、ボルトとナットを締め付けたときに、爪が一方部材から反力を受けても立上がり部が座部の変形を防止するので、爪が変形し難く且つ深く食い込ませることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果を奏すると共に、一方部材と他方部材の締結後におけるボルトの回りを防止できる。
本発明の第1実施の形態にかかる建築構造体の図であり、図5に示すA−A断面図である。 本発明の第1実施の形態にかかる建築構造体の図であり、図5に示すB−B断面図である。 第1実施の形態に用いられる座金の斜視図である。 座金にボルトを装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態にかかるが建築構造体の正面図である。 本発明の第2実施の形態であって、座金にボルトを装着した状態を示す斜視図である。
以下に、添付図面の図1〜図5を参照して本発明の第1実施の形態を詳細に説明する。第1実施の形態にかかる建築用構造体1は、図5に示すようにカーテンウォール3に用いられており、図1及び図2に示すように、サッシ5を方立9に固定するものである。建築構造体1は、一方部材11と、他方部材と13、ボルト15と、ナット17と、座金19とを備えて構成されている。
一方部材11はサッシ5の横枠であり、一方部材11には左右方向に長い溝12が設けてあり、溝12内には、ボルト15の頭部15aが溝12の長手方向に移動自在に係合してある。ボルト15の軸部15bは、溝12の開口部11a(一方部材)から突出してある。
他方部材13は、方立9に固定された金具であり、他方部材13の一端部13aは一方部材11の溝開口部11aに重ねてあり、他端部13bはボルト21とナット22により方立9に固定されている。
他方部材13の一端部13aにはボルト挿通孔23が形成してあり、ボルト挿通孔23にボルト15の軸15bが挿入されている。
ボルト15は汎用の六角ボルトであり、頭部15aが一方部材11の溝12内に係合し、軸部15bを溝12の開口部11aから突設して、溝開口部11aに重ねてある他方部材13のボルト挿通孔23に挿通して、軸部15bにナット17を螺合している。また、ボルト15の頭部15aは、6面のうちの対向する面を各々溝壁に対向して配置してあり、溝壁間の寸法がボルト頭部15aの対向する角部間の寸法よりも小さくしてあり、溝12内でボルトの頭部15aが回るのを防止してある。
座金19は、一方部材11の溝開口部11aとボルト頭部15aとの間に配置してあり、図3に示すように、ボルト挿通孔27が形成された座部29と、座部29の縁に設けた対向する一対の立上がり部31とを備えている。
図1及び図4に示すように、座部29にはその表面にボルト頭部15aが着座される。
立上がり部31は座部29の縁からボルト15の頭部15a側に立上がっており、ボルト頭部15aの側面15cに対向している。立上がり部31は、本実施の形態では2つ設けてあり、2つの立上がり部31は互いに対向している。また、立上がり部31は座部29に対して直角を成している。
各立上がり部31には、一方部材11の溝開口部11a側に、先端を溝開口部11a側に突出した爪35が形成されている。爪35は、立上がり部31の左右両端に各々立上がり部31と一体に設けてあり、図1に示すように、先端は一方部材11の溝開口部11aに食い込んでいる。
尚、図1において、一方部材11の他端側部(図1において右側部)37は、他方部材13をボルト15とナット17で締結しているが、この他方側部37では座金19を用いておらず、一方部材11に対してボルト頭部15aが滑るのを許容している。
次に、本実施の形態にかかる建築用構造体1の施工、作用及び効果について説明する。
図4に示すように、座金19のボルト挿通孔27にボルト15の軸15bを挿通し、ボルト頭部15aを座金19の立上がり部31、31間に配置した状態で、ボルト頭部15aと座金19を一方部材11の溝12内に配置して、位置決めする。
そして、一方部材11の溝開口部11aからボルト軸部15bを突出した状態で、ボルト軸部15bを他方部材13のボルト挿通孔23に挿通し、ボルト軸部15bにナットを螺合する。
次に、他方部材13の他端部13bを方立9にボルト21とナット22で固定した後、一方部材11の溝12において、ボルト軸部15bに係合しているナット17を締め付けて一方部材11と他方部材13を締結する。
図1に示すように、位置決めしたボルト15と座金19において、ナット17を締め付けると、ボルト頭部15aは座金19の座部29をボルト軸部15bの軸線方向に押圧する。これにより、図4に示すように、立上がり部31に設けてある爪35は一方部材11の溝開口部11aに向けて押圧し、溝開口部11aに食い込もうとするが、図3に示すように、爪35は、一方部材11の表面から反力Eを受けるので、この反力Eにより座部29が変形しようとする。しかし、立上がり部31はその形状を維持しようとする面内方向の力Fが作用して座部29の変形を防止する。
換言すれば、ボルト15をナット17で締結するときに、立ち上がり部31が座部29の変形を防止するので、爪35は溝開口部11aの表面に垂直に且つ深く食い込むことができる。仮に、爪35が反力Eを受けて座部29の端が上に向けて反りあがるように変形した場合には、爪35は溝開口部11aから受けた反力を斜めに受けることになり変形するおそれがあるが、本実施の形態では、座部29の変形を防止しているので、爪35の変形が生じ難い。
本実施の形態によれば、座金19に爪35を設けて爪35を一方部材11の溝開口部11aに食い込ませているから、汎用のボルト15を用いても、一方部材11に対するボルト15の滑りを防止できる。
汎用のボルト15を用いているので、従来技術のような特殊なボルトを用いないで済むから安価である。
座金19は板金を切り曲げて形成できるので、製造が容易で且つ安価に製造できる。
座金19に設けた爪35は、立上がり部31の溝開口部11a側端に設けているので、座部29が変形し難く、これにより爪35の変形を防止し且つ爪を溝開口部11aに深く食い込ませることができる。
以下に本発明の他の実施の形態を説明するが、以下に説明する実施の形態において、上述の第1実施の形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符合を付することにより、その部分の説明を省略し、以下の説明では第1実施の形態と主に異なる点を説明する。
図6に第2実施の形態を示す。この第2実施の形態では、座金19は互いに対向する立上がり部31の対向面31a、31a間の寸法Sが、ボルト頭部15aの外周縁の対角寸法Tよりも小さい寸法としてある。その他の構成は、第1実施の形態と同様である。
この第2実施の形態によれば、第1実施の形態と同様な効果を奏すると共に、溝12の対向する溝壁間の寸法に関係なく又は、ボルト15と座金19とを溝12に配置しないで一方部材11と他方部材13とを固定する場合でも、一方部材11と他方部材13との締結後におけるボルト15の回りを防止できる。
本発明は、上述した実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、建物の屋上に設けた受水槽、クーリングタワー、屋外階段等の目隠しとして用いるルーバ装置において、一方部材を横材として、他方部材を目隠し用の縦材として本発明にかかるボルト15とナット17と座金19とで、横材と縦材を固定しても良い。同様にフェンスの横材を一方部材とし、目隠し用の縦材を他方部材としても良い。
ボルト15は六角ボルトに限らず、四角ボルトであっても良い。
座金19に設ける立上がり部31は、互いに対向して2つ設けることに限らず、互いに対向する2組で合計4つ設けて座部29の四辺に配置しても良い。
爪35は各立上がり部31の左右端に1つずつ合計2つ設けることに限らず、3つずつ設けても良いし、1つずつ設けても良いし、爪35の数は制限されない。
一方部材11に溝12を設けて溝内にボルト頭部15aを配置することに限らず、一方部材11が長孔を有する板材として、ボルト軸部15bが一方部材11の長孔を挿通する構成としても良い。
1 建築用構造体
11 一方部材
11a 溝開口部(一方部材)
13 他方部材
15 ボルト
15a ボルト頭部
15b ボルト軸部
15c ボルト側面
35 爪
S 立上がり部間の対向面間の寸法
T ボルト頭部外周縁の対角寸法
19 座金
31 立上がり部

Claims (2)

  1. 一方部材と、他方部材と、ボルトと、座金と、ナットとを備え、一方部材と他方部材とにボルトの軸を挿通してナットで締結してあり、一方部材はボルト頭部側に配置してあり、他方部材はナット側に配置してあり、座金は一方部材とボルト頭部との間に配置してあり、ボルト挿通孔が形成された座部と、ボルト頭部の側面に対向する複数の立上がり部とを備え、各立上がり部の一方部材側端部には一方部材に食い込む爪が設けてあることを特徴とする建築用構造体。
  2. 互いに対向する立上がり部の対向面間の寸法は、ボルト頭部外周縁の対角寸法よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の建築用構造体。
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