JP2012254246A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱水運転時における洗濯物のしわや機械的なダメージを充分に解消できて、乾燥をしたときの洗濯物の仕上がり具合を充分に好ましくできるようにする。
【解決手段】洗濯物を回転槽の内部で洗濯し、次いで回転槽を回転させて脱水し、その後に乾燥させる機能を有し、その脱水時に、洗濯物が回転槽の周壁に張り付く回転槽の高速回転動作と、洗濯物が回転槽の周壁に張り付かない回転槽のほぐし回転動作とを行う洗濯乾燥機において、回転槽を収容した水槽の内部に貯留した水による水分を(循環ポンプを作動させて)洗濯物に加える加水運転を実行するほぐし回転動作(ほぐし回転動作b)を有するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は洗濯乾燥機に関する。
従来より、洗濯乾燥機においては、洗濯物を回転槽の内部で洗濯し、次いで回転槽を回転させて脱水し、その後に乾燥させる機能を有している。しかして、その脱水時には、洗濯物が回転槽の回転による遠心力で脱水されるものの、絞られたまま回転槽の周壁に張り付けられることで、しわが生じやすく、且つ機械的なダメージを受けやすい。このため、脱水後、洗濯物を乾燥させても、脱水時に生じたしわや機械的なダメージが残り、仕上がり具合が充分に好ましくはないという問題点を有していた。
そこで、脱水時に、洗濯物を脱水する回転槽の高速回転と、その回転槽の高速回転で絞られた洗濯物をほぐすほぐし回転とを行うようにしたものが供されている。
特開2007−175370号公報
しかしながら、上述のようにほぐし回転を行っても、洗濯物のしわや機械的なダメージを充分に解消するには至っておらず、乾燥をしたときの洗濯物の仕上がり具合は充分に好ましくはないままである。
そこで、脱水運転時における洗濯物のしわや機械的なダメージを充分に解消できて、乾燥をしたときの洗濯物の仕上がり具合を充分に好ましくすることのできる洗濯乾燥機を提供する。
本実施形態の洗濯乾燥機においては、洗濯物を、水槽に収容した回転槽の内部で洗濯し、次いで回転槽を回転させて脱水し、その後に乾燥させる機能を有し、その脱水時に、前記洗濯物が回転槽の周壁に張り付く回転槽の高速回転動作と、前記洗濯物が回転槽の周壁に張り付かない回転槽のほぐし回転動作とを行う洗濯乾燥機において、前記水槽の内部に貯留した水による水分を前記洗濯物に加える加水運転を併せて実行するほぐし回転動作を有することを特徴とする。
第1の実施形態を示す作用説明図 洗濯機全体の縦断側面図 洗濯機内部構造体と外箱天板部の斜視図 ヒートポンプの構成を通風路の構成と併せて示す概略図 第2の実施形態を示す図2相当図 第3の実施形態を示す図2相当図 第4の実施形態を示す図1相当図 第5の実施形態を示す図1相当図
以下、第1の実施形態につき、図1ないし図4を参照して説明する。
まず、図2には、ドラム式の洗濯乾燥機の全体構造を示しており、外箱1を外殻としている。この外箱1は、詳細には、合成樹脂製の基台1aと、これに被着結合した箱本体1bとから成るもので、そのうちの箱本体1bの前面部(図2で左側)のほゞ中央部に、洗濯物出入口2を形成し、該出入口2を開閉する中空の扉3を設けている。又、箱本体1bの前面部の上部には、操作パネル4を設けており、その裏側(外箱1内)に制御装置5を設けている。
外箱1の内部には、水槽6を配設している。この水槽6は軸方向が前後(図2で左右)の横軸円筒状を成すものであり、それを左右一対(一方のみ図示)のサスペンション7により前上がりの傾斜状に弾性支持している。
水槽6の背部には、モータ8を取付けている。このモータ8は、この場合、例えば直流のブラシレスモータから成るもので、アウターロータ形であり、ステータ8aを水槽6の背部に取付け、ロータ8bの中心部に結合した回転軸8cを、軸受ブラケット9に内装した複数の軸受10を介して水槽6の内部に挿通している。
水槽6の内部には、ドラム11を収容している。このドラム11も軸方向が前後の横軸円筒状を成すもので、それを後部の中心部で上記モータ8の回転軸8cの先端部に取付けることにより、水槽6と同軸の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム11はモータ8により直に回転されるようになっており、従って、ドラム11は回転槽であり、モータ8はドラム11を回転させるドラム駆動装置として機能するようになっている。
ドラム11の周側部(胴部)には、小孔12を全域にわたって多数(一部のみ図示)形成すると共に、洗濯物掻き上げ用のバッフル13を複数(1つのみ図示)設けている。又、ドラム11及び水槽6は、ともに前面部に開口部14,15を有しており、そのうちのドラム11の開口部14の周囲部内側には、例えば液体封入形の回転バランサ16を設け、水槽6の開口部15に、環状のベローズ17を介して前記洗濯物出入口2を連ねている。この結果、洗濯物出入口2は、ベローズ17、水槽6の開口部15、及びドラム11の開口部14を介して、ドラム11の内部に連なっている。
水槽6の底部中の最低部、この場合、最後部には、排水口18を形成しており、この排水口18に機内排水ホース19の基端部を接続し、該機内排水ホース19の先端部を、前記外箱1の基台1aの前部に配設したフィルタケース20の機内排水ホース接続口21に接続している。
フィルタケース20は、上記機内排水ホース接続口21を上部に有しており、前端部にキャップ22を装着していて、このキャップ22と一体のフィルタ(図示せず)を内部に収納している。なお、キャップ22に対して、外箱1の前下部には小扉23を設けており、この小扉23を開けてキャップ22をフィルタケース20から取外し、フィルタを出し入れできるようにしている。
フィルタケース20の後側の下部側方には排水弁24を接続しており、この排水弁24の出口部に排水パイプ25を接続している。排水パイプ25の先端部は、外箱1の基台1aから機外に臨み、図示しない機外排水ホースを接続するようになっている。
一方、フィルタケース20の後端部には循環ポンプ26を設けている。この循環ポンプ26は、前記水槽6内の水を排水口18から機内排水ホース19及びフィルタケース20を通して吸引するもので、周側部(図で上部)に吐出口27を有しており、この吐出口27に送水ホース28の基端部を接続している。送水ホース28は、中間部を前記ベローズ17の周側方から上方へと配管しており、先端部を、ベローズ17の上部に設けた噴水ノズル29に接続して、前記ドラム11の内部に臨ませている。
この結果、循環ポンプ26は、図2に矢印で示すように、前記排水口18から機内排水ホース19−フィルタケース20(フィルタ)−循環ポンプ26の経路で吸入した水槽6内の水を、送水ホース28を通じて圧送し、噴水ノズル29からドラム11の内部にシャワー状に注入するもので、シャワー装置30を構成している。
フィルタケース20の前部の上部には、エアトラップ31を連設しており、このエアトラップ31と、外箱1内の最上部に配設した水位センサ32との間を、エアチューブ33により接続している。従って、水位センサ32は、水槽6内の水位を、機内排水ホース19、フィルタケース20、エアトラップ31、及びエアチューブ33を介して検知するようになっており、水位検知手段として機能するようになっている。
このほか、外箱1内の最上部には、給水弁34と、給水ケース35を配設している。このうち、給水弁34は、入口部に図示しない水道の蛇口に接続した機外給水ホース(これも図示せず)を接続するようになっており、出口部を接続パイプ36を介して給水ケース35に接続している。給水ケース35は、内部に洗剤貯留部(これも図示せず)を有しており、その内部を機内給水ホース37を介して水槽6内にその上部から連通させている。従って、給水弁34は、給水ケース35を介して水槽6内に通じるものであり、これらの給水弁34と給水ケース35とにより水槽6内に給水する給水装置38を構成している。
更に、外箱1内の後下部には、ヒートポンプユニット39を、図3に示すように循環ファン40と共に配置している。ヒートポンプユニット39は、ユニットケース41の内部に図4に示すアキュムレータ42を併設した圧縮機43と、凝縮器44、絞り器である絞り弁45、及び蒸発器46を配設して成るもので、それらの圧縮機43、凝縮器44、絞り弁45、及び蒸発器46を、図4に示すように接続することによって、ヒートポンプ(冷凍サイクル)47を構成している。なお、ヒートポンプ47には冷媒を封入しており、又、ユニットケース41内では、詳しくは図示しないが、凝縮器44及び蒸発器46を通る風路と、圧縮機43及び絞り弁45を配置したスペースとを仕切壁により隔てている。
ユニットケース41の図3で左側端部の上部には、上記凝縮器44及び蒸発器46を通る風路に連なる入気口48を形成しており、この入気口48には後部入気ダクトパイプ49の下端部を接続している。後部入気ダクトパイプ49の上端部は、外箱1の天板部1cの図3で左側部に形成した上部入気ダクト部50の後端部に接続している。上部入気ダクト部50は、中間部に上方へ開放するフィルタ収納部50aを有しており、このフィルタ収納部50aに図示しないフィルタを収納するようになっている。
上部入気ダクト部50の前端部には、蛇腹状の前部入気ダクトパイプ51を介して、水槽6の前部の上部に形成した温風出口52を接続している。
循環ファン40は、ケーシング40aの内部に図4に示す送風羽根40bを配設し、この送風羽根40bを回転駆動するモータ40cをケーシング40a外に配設して成るもので、そのケーシング40aをユニットケース41の図3で右側部に配置して、該ケーシング40aの入口部(図示せず)をユニットケース41の前記凝縮器44及び蒸発器46を通る風路の出口部(図示せず)と連通させている。又、ケーシング40aは出口部40dを上部に有しており、その出口部40dを蛇腹状の下部出気ダクトパイプ53と上部出気ダクト54とを順に介して、前記水槽6の後部の上部に形成した温風戻り口55に接続している。
かくして、前記前部入気ダクトパイプ51、上部入気ダクト部50、後部入気ダクトパイプ49、ユニットケース41の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路、循環ファン40のケーシング40a、下部出気ダクトパイプ53、及び上部出気ダクト54により、水槽6の温風出口52と温風戻り口55とを接続する通風路56を構成している。なお、図4には、通風路56を前記ヒートポンプ47と併せて概略的に示している。
次に、上記構成のものの作用を述べる。
上記構成のものでは、標準的な運転コースが開始されると、最初に洗濯行程が実行される。この洗濯行程には、洗い運転とすすぎ運転とがあり、そのうちの洗い運転では、給水装置38により水槽6からドラム11内に給水する動作が行われ、続いて、モータ8が作動されることにより、ドラム11が低速で正逆両方向に交互に回転される。これにより、ドラム11に収容された洗濯物が上げ下げ(タンブリング)されて洗浄される。
この後、排水弁24が開放されて、ドラム11及び水槽6内の水が、機内排水ホース19、フィルタケース20(フィルタ)、排水パイプ25、及び機外排水ホースを順に通じて機外に排出される。
すすぎ運転では、上記洗い運転と同様の動作(溜めすすぎ動作)とシャワーすすぎ動作とが行われる。シャワーすすぎ動作は、図1に示すとおりであり、上記同様の給水(給水弁34の開放)を行った後に、ドラム11を低速で正逆両方向に交互に回転させつつ、循環ポンプ26を作動させてシャワー装置30によるドラム11内へのシャワー注水をする。このときのドラム11の回転は、正逆いずれの方向でも、洗濯物が遠心力でドラム11の周壁に張り付くことのない速度の回転である。
かかるシャワーすすぎ動作により、ドラム11内の洗濯物に水を振りかけると共に、洗濯物を上げ下げして撹拌し、かくして洗濯物をすすぐ。なお、このシャワーすすぎ動作におけるシャワー注水(循環ポンプ26の作動)は、シャワーすすぎ動作の終了直前に停止する。
又、ドラム11内へのシャワー注水は、循環ポンプ26の作動を断続させて、間欠的に行う場合があり、この場合には、水槽6内底部の水位は相応に変化するが、本実施形態では、循環ポンプ26の作動を連続として、ドラム11内へのシャワー注水を連続で行うことにより、水槽6内底部の水位の変化はないものとして記載している(後の場合も同じ)。
洗濯行程が終了すると、次に脱水行程が実行される。この脱水行程も、図1に示すとおりであり、ドラム11を、この場合、最初に700〔rpm〕以上に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし、同時に排水弁24を開放させて、脱水によりドラム11内から排出された水を前述の経路で機外に排出する。
次いで、ドラム11の回転速度を低速に落とし、このとき、排水弁24を閉塞させて給水弁34を開放させることにより水槽6内に低水位の給水をし、同時に循環ポンプ26を作動させてシャワー装置30によるドラム11の内部へのシャワー注水をする。
この後、ドラム11を、この場合も700〔rpm〕以上に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし、同時に排水弁24を開放させて、脱水によりドラム11内から排出された水を機外に排出する。
次いで、ドラム11を前記シャワーすすぎ動作と同程度の低速で正逆両方向に交互に回転させつつ、排水弁24を閉塞させて給水弁34を開放させることにより水槽6内に低水位の給水をし、同時に循環ポンプ26を作動させてシャワー装置30によるドラム11内へのシャワー注水をする。
この後、ドラム11を、洗濯物がドラム11の周壁に張り付く例えば400〔rpm〕程度に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし(高速回転動作A)、同時に排水弁24を開放させて、脱水によりドラム11内から排出された水を機外に排出する。但し、このときの排水弁24の制御は、詳細には、脱水によりドラム11内から排出された水の程度を水位又は重量で検知して、それが所定値を超えたときに排水弁24を開放させ、所定値以下となったときに排水弁24を閉塞させるものであり、これによって水槽6内の底部に、図2に水位Wで示すようにドラム11の最下部にほゞ達する水量が残されて貯留されるようにする。この場合、水槽6内の底部に再度所定値を超える水量が貯留されるようであれば、排水弁24を開放させ、所定値以下となったときに排水弁24を閉塞させる動作を繰り返す。
次いで、ドラム11を前記シャワーすすぎ動作と同程度(洗濯物がドラム11の周壁に張り付かない速度)の低速で正方向に複数回回転させることで、洗濯物を撹拌(上げ下げ)してほぐす第1回目のほぐし回転を実行する(ほぐし回転動作a)。
更にその後、ドラム11を、洗濯物がドラム11の周壁に張り付く、この場合、700〔rpm〕以上に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし(高速回転動作B)、同時に排水弁24を開放させて、脱水によりドラム11内から排出された水を機外に排出する。このときの排水弁24の制御も、上記「高速回転動作A」時と同様に行う。
この後、ドラム11を再び前記シャワーすすぎ動作と同程度(洗濯物がドラム11の周壁に張り付かない速度)の低速で正方向に複数回回転させることで、洗濯物を撹拌してほぐす第2回目のほぐし回転を実行する(ほぐし回転動作b)。そして又、このときには、循環ポンプ26を作動させてシャワー装置30によるドラム11内へのシャワー注水をする。このシャワー注水により、撹拌中の洗濯物に水が振りかけられて、前記高速回転動作Bにより脱水されてもなお残る水分を含む洗濯物中に、更に水分が加えられる。従って、このときのシャワー注水は、洗濯物に水分を加える加水運転である。又、このときに洗濯物に加えられる水量は100〔g〕以下であり、よって、前記「高速回転動作A」及び「高速回転動作B」時に残される水量は例えば1リットル以下のレベルで良い。
次いで、ドラム11を、この場合も洗濯物がドラム11の周壁に張り付く700〔rpm〕以上に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし(高速回転動作C)、同時に排水弁24を開放させる。このときの排水弁24の開放は、脱水によりドラム11内から排出された水を全部機外に排出する制御で行う。
その後、ドラム11を更に前記シャワーすすぎ動作と同程度(洗濯物がドラム11の周壁に張り付かない速度)の低速で正方向に複数回回転させることで、洗濯物を撹拌してほぐす第3回目のほぐし回転を実行する(ほぐし回転動作c)。
そして、その後に、ドラム11を、この場合も洗濯物がドラム11の周壁に張り付く700〔rpm〕以上に高速回転させてドラム11内の洗濯物の遠心脱水をし(最終高速回転動作D)、同時に排水弁24を開放させて、脱水によりドラム11内から排出された水を全部機外に排出する。
更に、その後には、ドラム11を前記シャワーすすぎ動作と同程度(洗濯物がドラム11の周壁に張り付かない速度)の低速で正方向に複数回回転させることで、洗濯物を撹拌してほぐす最終のほぐし回転を実行する(最終ほぐし回転動作d)。又、このときには、排水弁24を脱水によりドラム11内から排出された水を全部機外に排出するまで開放し、循環ファン40を最初から作動させる。この循環ファン40の作動により、ドラム11内の空気が水槽6内から前記通風路56を通して水槽6外に出された後、水槽6内に、そしてドラム11内に戻される循環が行われるものであり、この循環で、ドラム11内には風が供給され、脱水が促進される。従って、循環ファン40と通風路56は、ドラム11内に給風する給風装置として機能するようになっている。
脱水行程が終了すると、次に、乾燥行程が実行される。この乾燥行程では、ドラム11をやはり前記シャワーすすぎ動作と同程度低速で正逆両方向に回転させつつ、循環ファン40を作動させる。この循環ファン40の作動により、ドラム11内の空気が水槽6内から前記通風路56を通して水槽6外に出された後、水槽6内に、そしてドラム11内に戻す循環が行われることは上述のとおりである。
又、このときには、ヒートポンプ47の圧縮機43の作動を開始させる。これにより、ヒートポンプ47に封入された冷媒が圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器44に流れて、ユニットケース41内の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路の空気と熱交換する。その結果、ユニットケース41内の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り弁45を通過して減圧された後、蒸発器46に流入し、気化する。それにより、蒸発器46はユニットケース41内の空気を冷却する。このユニットケース41内の空気を冷却することでその熱を奪った冷媒は、その後、圧縮機43に戻る。
これらにより、前記循環ファン40の作動によって水槽6内から前記通風路56中のユニットケース41内の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路に流入した空気は、蒸発器46で冷却されて除湿され、その後に凝縮器44で加熱されて温風化される。そして、その温風が通風路56の後段(下部出気ダクトパイプ53及び上部出気ダクト54)を通して水槽6内に戻し供給され、そしてドラム11内に送り入れられる。
ドラム11内に送り入れられた温風は、ドラム11内の洗濯物と接触してその水分を奪い、その後に水槽6の温風出口52から通風路56の前段(前部入気ダクトパイプ51、上部入気ダクト部50、及び後部入気ダクトパイプ49)を経てユニットケース41内の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路に流入する。
かくして、蒸発器46と凝縮器44を有するユニットケース41内の凝縮器44及び蒸発器46を通る風路とドラム11を有する水槽6内との間を空気が循環することにより、ドラム11内の洗濯物が乾燥される。
この後、乾燥行程が終了し、標準的な運転コースが終了される。
以上のように上記構成のものでは、洗濯物を水槽6に収容したドラム11の内部で洗濯し、次いでドラム11を回転させて脱水し、その後に乾燥させる機能を有し、その脱水時に、洗濯物がドラム11の周壁に張り付くドラム11の高速回転動作と、洗濯物がドラム11の周壁に張り付かないドラム11のほぐし回転動作とを行う洗濯乾燥機において、水槽6の内部に貯留した水による水分を洗濯物に加える加水運転を併せて実行するほぐし回転動作(ほぐし回転動作b)を有するようにした。
このほぐし回転動作により、直前のドラム11の高速回転動作でドラム11の周壁に張り付けられた洗濯物がその張り付きから解放されてドラム11内を上げ下げされ撹拌される。そして、それと同時に、このほぐし回転動作と併せて実行する加水運転で、洗濯物には水が加えられ、洗濯物の繊維がその加わる水分で膨らまされる。かくして、従来解消するのが困難であったしわが解消されると共に、機械的なダメージも解消することができるものであり、もって、その後に乾燥をしたときの洗濯物の仕上がり具合を充分に好ましく(しわ及び機械的なダメージがなく、もしくはそれらが少ない状態に)することができる。又、この場合、洗濯物に水分が加えられることで、洗濯物に残留する洗剤分が希釈され、そして、次のドラム11の高速回転動作で脱水されることにより、希釈洗剤分が排出されるので、洗濯物のすすぎ効果を上げることもできる。
加えて、上記構成のものでは、加水運転を水槽6の内部に貯留した水を循環させて洗濯物に振りかけるシャワー注水で実行するようにしており、それによって洗濯物に豊富に水分を加えることができるので、上述のしわの解消効果及び機械的なダメージの解消効果に優れ、すすぎの効果にも優れるようにできる。
以上に対して、図5ないし図8は第2ないし第5の実施形態を示すもので、それぞれ、第1の実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2の実施形態]
図5に示す第2の実施形態においては、加水運転を、第1実施例のシャワー注水で実行したのに代えて、水槽の内部に貯留した水から生成するミストを洗濯物に加えることで実行するようにしている。具体的には、この場合、水槽6の底部外下面にミスト生成装置たる霧化装置として超音波振動子と振動板の超音波振動ユニット61を取付け、それにより、前述の「ほぐし回転動作b」時に水槽6から該水槽6の底部に貯留した水に超音波振動を伝播して、その水を水面から霧化する。生成された霧(ミスト)は、ドラム11の小孔12や開口部14からドラム11内に供給されて洗濯物に含まれる。
かくして、この場合も、洗濯物に水分が加えられることで、洗濯物のしわの解消及び機械的なダメージの解消ができ、すすぎの効果も得ることができる。
[第3の実施形態]
図6に示す第3の実施形態においても、加水運転を、第1実施例のシャワー注水で実行したのに代えて、水槽の内部に貯留した水から生成するミストを洗濯物に加えることで実行するようにしている。具体的には、この場合、水槽6の底部外下面に上述の超音波振動ユニット61に代えて、ミスト生成装置たる水蒸気生成装置として電気ヒータ71を取付け、それにより、前述の「ほぐし回転動作b」時に、水槽6の底部に貯留した水を加熱して水蒸気を発生させる。発生した水蒸気(ミスト)は、ドラム11の小孔12や開口部14からドラム11内に供給されて洗濯物に含まれる。
かくして、この場合も、洗濯物に水分が加えられることで、洗濯物のしわの解消及び機械的なダメージの解消ができ、すすぎの効果も得ることができる。
[第4の実施形態]
図7に示す第4の実施形態においては、加水運転を実行するのと同時に、ドラム11の内部に給風するようにしている。これも、具体的には、前述の「ほぐし回転動作b」時に循環ファン40を作動させることにより、ドラム11の内部に風を供給するもので、その給風により、洗濯物の繊維が一層膨らまされる。また、この場合、風圧で、洗濯物の移動が促進されたり、しわ伸ばしが促進されたりする。かくして、洗濯物のしわの解消効果及び機械的なダメージの解消効果に一層優れるようにできる。
[第5の実施形態]
図8に示す第5の実施形態においては、加水運転を実行する前述の「ほぐし回転動作b」の後の「高速回転動作C」時に、循環ファン40を作動させることで、ドラム11の内部に給風するようにしている。これにより、洗濯物からの水分の除去が促進されるので、加水運転により水分を加えたことによる脱水性能の低下を補うことができる。
以上説明した洗濯乾燥機は、上記実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば加水運転は、少なくとも1回のほぐし回転動作時に実行すれば良いもので、「ほぐし回転動作b」時でなく、他のほぐし回転動作時に実行するようにしても良く、又、それらの複数又は全部のほぐし回転動作時に実行するようにしても良い。更に、ほぐし回転動作は、ドラム(回転槽)を正方向にのみ回転させることで洗濯物のほぐしができにくいところ、加水運転を実行することで洗濯物のほぐしができる効果を有するが、ドラムの回転は正逆両方向になされるものであっても良い。
そして、加水運転のための貯水は、上述の脱水回転動作時の排水残りで実現するものに限られず、給水装置38により新たに給水することで実現するものであっても良い。又、洗濯機の全体としても、上述のドラム式には限られず、水槽と回転槽を縦軸状に有する縦軸形洗濯機にも同様に適用して実施できるし、乾燥機能もヒートポンプ47以外の電気ヒータや除湿器を使用するものに変えて実施するようにしても良いなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
そのほか、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、11はドラム(回転槽)、30はシャワー装置、40は循環ファン(給風装置)、56は通風路(給風装置)、61は超音波振動ユニット(ミスト生成装置、霧化装置)、71は電気ヒータ(ミスト生成装置、水蒸気生成装置)を示す。

Claims (4)

  1. 洗濯物を、水槽に収容した回転槽の内部で洗濯し、次いで回転槽を回転させて脱水し、その後に乾燥させる機能を有し、その脱水時に、前記洗濯物が回転槽の周壁に張り付く回転槽の高速回転動作と、前記洗濯物が回転槽の周壁に張り付かない回転槽のほぐし回転動作とを行う洗濯乾燥機において、
    前記水槽の内部に貯留した水による水分を前記洗濯物に加える加水運転を併せて実行するほぐし回転動作を有することを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 加水運転が、水槽の内部に貯留した水を循環させて洗濯物に振りかけるシャワー注水で実行されることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 加水運転が、水槽の内部に貯留した水から生成するミストを洗濯物に加えることで実行されることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. 加水運転を実行するのと同時に、回転槽の内部に給風するようにしたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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