JP2012235818A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変動表示手段が当否判定の結果及び複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブルの中から所定の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させ、継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させる構成とした。
【選択図】図1
Description
特定の大当りにより遊技状態を切り替えるタイプのパチンコ機としては、例えば変動表示された特別図柄や演出図柄がゾロ目(同一図柄)で停止表示されたことを条件として大当り遊技を開始し、大当り遊技終了後の遊技状態を低確率状態から高確率状態(確変状態)へと切り替える。そして、確変状態中における遊技状態の切り替え(確変状態から通常状態)を確変状態中において当選した大当りの種別によって実行する。
確変状態から通常状態へと切り替わる契機となる大当りの種別としては、例えば実質的な賞球を得ることが困難な2ラウンド大当りと呼ばれる大当りが知られ、遊技者は当該大当りが発生したことに基づいて、遊技状態が確変状態から通常状態へと切り替わったことを認識又は推測することが可能である。
一方、特定の条件を達成したことに基づいて遊技状態を切り替えるタイプのパチンコ機としては、確変状態中において、大当りの抽選とは別の転落抽選と呼ばれる抽選を毎回の遊技において実行し、当該抽選に当選したことに基づいて遊技状態を確変状態から通常状態へと切り替えるものが知られている。このタイプの遊技機にあっては、遊技状態の切り替えを大当りの抽選と無関係に実行するものであるため、次回の大当りまで確変遊技が持続する保証はないが、上記タイプのパチンコ機と比して、実質的な賞球を伴わない大当りを介することがないため、遊技者にとって損な大当り(2ラウンド大当り)を一定期間の間、強調して見せることを排除できる。また、このタイプのパチンコ機においては、遊技状態が通常状態へ切り替わったこと(転落したこと)を遊技者に対して報知するために、転落時における演出図柄の停止表示の態様を特定の態様(ゾロ目−1)とすることが提案されているが、転落が確定又は確変状態が継続するまでの演出が単調となり易く、さらに、遊技者が相当の注意を払わない限り転落したことを認識できず、遊技者がこの種の遊技機にとって最も関心を抱く転落に至るまでのハラハラ感や期待感等の遊技の趣向性を十分に享受させることができないという欠点があった。
本構成からなるパチンコ遊技機によれば、変動表示手段が継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照して、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させることから、継続判定手段による判定の結果が否決された後(転落後)の遊技状態に関わらず、常に一定の変動パターンテーブルに規定された変動パターンにより所定の図柄を変動表示させることができ、継続判定手段による判定の結果が否決された遊技の結果を遊技者に対して効果的、かつ、持続的に見せることが可能となり、遊技者が継続判定手段による判定の結果が否決されたこと(転落したこと)を認識し易くなる。
また、パチンコ遊技機の他の構成として、継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、否決となった当該遊技のみに動作する転落遊技報知手段を備え、変動表示手段が、転落遊技報知手段が動作したことに基づいて複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させる構成とした。
本構成によれば、前記構成から生じる効果に加えて、変動表示手段が、継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、否決となった当該遊技のみに動作(ON)する転落遊技報知手段に基づいて複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させることから、継続判定手段による判定の結果が否決となった当該遊技における所定の図柄の変動表示をより強調して行うことができる。
また、パチンコ遊技機の他の構成として、複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルが、複数の変動パターンテーブルのうち、遊技状態が高確率状態、かつ、非作動時と比較して所定の図柄の変動表示時間が短縮される時短機能が作動した状態である時に参照される変動パターンテーブルに含まれる変動パターンと同一の変動パターンを含む構成とした。
本構成によれば、前記構成から生じる効果に加えて、複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルが、遊技状態が高確率状態、かつ、非作動時と比較して所定の図柄の変動表示時間が短縮される時短状態である時に参照される変動パターンテーブルに含まれる変動パターンと同一の変動パターンを含むことから、継続判定手段による判定の結果が否決となった当該遊技における所定の図柄の変動パターンを遊技状態が高確率状態、かつ、時短機能が作動した状態である時に参照される変動パターンテーブルに含まれる変動パターンと同一とすることができ、所定の図柄の変動表示を違和感なく行うことが可能となる。
また、パチンコ遊技機の他の構成として、時短状態が、当否判定の結果が当りであることに基づいて実行される大当り遊技後から図柄が所定の変動表示回数に達するまで継続するとともに、所定の変動表示回数に達する前に継続判定手段による判定の結果が否決となったときであっても、所定の変動表示回数から継続判定手段による判定の結果が否決となった時点の変動表示回数を減じた残りの変動表示回数に達するまで継続する構成とした。
本構成によれば、高確率状態が、継続判定手段による判定により大当り遊技終了後から少ない変動表示回数で低確率状態に切り替わったとしても、時短機能が残り変動表示回数に達するまで継続することから、大当り遊技終了後から少ない変動表示回数で低確率状態に切り替わったことに対する遊技者の不信感を緩和することが可能となる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
また、演出図柄表示装置30における液晶画面の下方には、複数の保留球表示ランプ群21Aが配設される。保留球表示ランプ群21Aは、主制御装置100の制御により、後述の第一始動入賞部品22又は第二始動入賞部品23に球が入賞するごとに点灯し、最大4つまで保留球数(抽選残数)を遊技者に対して報知する。
主制御装置100は、普通図柄始動スイッチ25Aからの検出信号に基づき、普図乱数取得処理、普図当否判定処理及び普図変動表示処理を実行する。
ここで、例えば特図当否判定処理の結果が当りである場合には、並列に配置された7セグメントランプに同一の数字(7・7,8・8等)を停止させ、外れである場合は、(−・−)等の記号や、互いに異なる数字を停止させる。なお、詳細については後述する。
また、上記特別図柄の変動表示の開始時期及び停止時期は、前述した演出用図柄の変動表示の開始時期及び停止時期と同期している。なお、特別図柄及び演出用図柄の変動表示時間は、後述の特図変動表示処理により規定される。
ここで、例えば、普図当否判定処理の結果が当りである場合には、丸の記号を表示するランプのみが点灯し、外れである場合には、バツの記号を表示するランプのみが点灯する。
普図保留表示器34は、前述の特図保留表示器33と同様に4つの円形状ランプが最大保留数に対応するように並列に配置された形態であって、普通図柄始動スイッチ25Aからの検出信号に基づいて主制御装置100がランプを順次点灯させ、普図当否判定処理及び普図変動表示処理を実行する度に、消灯するように制御する。
同図において、主制御装置100は、入力中継基板100Aを介して入力される各検出スイッチからの信号に基づいて遊技全般を司る装置であって、演算手段としてのCPU,遊技に必要なプログラムが格納されたROM,遊技に必要な情報を一時的に格納するRAM及び入出力ポートを備えるいわゆるコンピュータである。
また、主制御装置100にはサブ制御装置101、盤面装置中継基板102及び払出制御基板103が接続される。サブ制御装置101、盤面装置中継基板102及び払出制御基板103は、主制御装置100から送信される制御コマンド、或いは、制御信号に基づいて動作する。
演出制御基板101Aは、CPU,ROM,RAM,入出力ポートの他、VDP等の演算手段及び記憶手段を有する基板であって、サブ制御装置101から送信された演出用変動コマンドに基づいて、ROMに格納された複数の演出動画データの中から、演出コマンドに含まれる特別図柄変動表示時間情報や演出図柄変動パターン情報に対応する長さの演出動画データを抽出し、当該演出動画データを演出図柄表示装置30上で表示させることにより遊技を盛り上げる。
払出制御基板103は、主制御装置100と同様の構成を有するコンピュータであって、主制御装置100から送信される払出コマンドに基づいて、賞球払出装置103Aを駆動制御する。また、払出制御基板103は、主制御装置100から送信される発射許可コマンド,発射禁止コマンド或いは、発射ハンドル103Dに設けられたタッチセンサーからの出力に基づいて打ち出し機構103Bを駆動制御する。また、払出制御基板103は、CRユニット103Cとも接続され、CRユニット103Cに配設された球貸しスイッチや、返却スイッチからの出力に基づいて遊技者への球の貸し出し動作、プリペイドカードの返却動作を実行する。以下、上記構成からなるパチンコ機1の主要な動作について説明する。
図8は、本実施形態において取得される主要な乱数の種類を示す図である。
同図に示すように、本実施形態において主制御装置100は、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号の入力を契機として異なる乱数カウンター(例えば、カウンター1〜カウンター3)から、確変継続乱数、特図当否乱数及び変動パターン乱数を取得する処理を実行する。なお、本実施形態において、RAM内の乱数記憶領域内に格納される各乱数値は4個までとされており、乱数値が4個に達するまでは、取得した乱数値の順序に従って順次記憶される。一方、既にRAM内に4個の乱数値が格納されている場合には、第一始動検出スイッチ22A又は第二始動検出スイッチ23Aからの検出信号の入力があっても各乱数取得処理は実行されない。
図3は、確変継続判定処理のフローを示す図である。
主制御装置100は、確変継続乱数がRAM内に格納されたことに基づいて確変継続判定処理を実行する。確変継続判定処理は、高確率状態(確変状態)を継続、又は、終了させるかの判定を行う抽選処理(転落抽選)である。ここで、高確率状態とは、高確率状態でない低確率状態の場合と比べて、特図当否判定の結果が「当り」となる確率が高く設定された状態である。低確率状態及び高確率状態の切り替えは、確変フラグのON,OFFにより実行され、当該確変フラグのON,OFFは、後述する大当り遊技処理により切り替えられる(図3,7参照)。
なお、詳細は後述するが当該転落フラグは、確変継続判定処理により、判定の結果が「終了」となった当該遊技(転落遊技)のみにONとなるフラグであり、後述の特図変動表示処理において参照されるフラグである。
図4は、特図当否判定処理のフローを示す図である。
主制御装置100は、前述の確変継続判定処理に引き続き、特図当否判定処理を実行する。同図に示すように、主制御装置100は、S200においてRAM内に格納された特図当否乱数があるかを判定し、YESの場合S201に移行し、NOの場合1回の処理を終了する。S201において主制御装置100は、確変フラグがON(高確率状態)であるかを判定し、YESの場合S202に移行し、NOの場合S203に移行する。S202において主制御装置100は、前述の特図当否乱数取得処理によりRAM内に格納された特図当否乱数のうち、最も早く格納された乱数値を読み出すとともに、高確率用当否判定テーブルをROMから読み出し、S204において高確率用当否判定テーブルを参照して、読み出した乱数値の当否を判定し、当否の判定結果(当り,外れ)をRAM内に記憶した後に特図変動表示処理に移行する。
一方、S203において主制御装置100は、前記同様にRAM内に格納された特図当否乱数のうち、最も早く格納された乱数値を読み出すとともに、低確率用当否判定テーブルをROMから読み出し、S204において低確率用当否判定テーブルを参照して読み出した乱数値の当否を判定し、当否の判定結果(当り,外れ)をRAM内に記憶した後に特図変動表示処理に移行する。以上、S200からS204までの処理が特図当否判定処理であり、この場合の主制御装置100は特図当否判定手段として機能する。
なお、本実施形態に係るパチンコ機1においては、時短状態が継続する期間を所定の変動表示回数である100回に設定したが、これに限られるものではなく、回数を増減することや、特図当否判定の結果である「当り」の種類に応じて回数を異なるものとしてもよい。また、本実施形態に係るパチンコ機1では、変動表示回数が100回に到達する前に遊技状態が確変継続判定処理により高確率状態から低確率状態に切り替わった場合(転落した場合)であっても、時短機能はその後の遊技状態(低確率状態)において維持される。
つまり、時短機能は、遊技状態の切り替え(転落)による影響を受けることはなく、遊技状態が低確率状態に切り替わった後に、残りの変動回数(残り変動表示回数)を消化するまで継続する。例えば、遊技状態が大当り遊技終了後から50回目の変動表示開始時点で高確率状態から低確率状態に切り替わった場合であっても、時短機能は切り替わり後50回の変動表示がなされるまで継続する。
このように、本実施形態に係るパチンコ機1にあっては、前述の継続判定手段による判定の結果により高確率状態が終了となった場合であっても時短遊技が所定の変動回数に達するまで継続するため、例えば遊技状態の切り替えが大当り遊技終了後から早期になされるという、遊技者にとって不利な結果となった場合であっても、その後の一定期間は時短機能が動作するため遊技者が抱く不信感を最小限に抑えることができる。
即ち、本実施形態に係るパチンコ機1は、上述の特図当否判定の結果が大当りとなる確率の高低によって大別される「低確率(低確)状態」及び「高確率(高確)状態」に加えて、当該2つの遊技状態を時短機能の有無によってさらに区分することが可能である。
詳細には、低確時短なし(以下、遊技状態Aという。)、高確時短あり(以下、遊技状態Bという。)、低確時短あり(以下、遊技状態Cという。)、高確時短なし(以下、遊技状態Dという。)の4つの状態に区分可能である。また、これらの基本的な遊技状態は、確変フラグ及び時短フラグのON,OFFにより管理されており、さらに転落フラグがOFFからONにセットされることにより、高確率状態から低確率状態への切り替え時期が管理される。これら各フラグのON,OFFは、以下に説明する特図変動表示処理中に特に参照される。
図5は、特図当否判定処理に続いて実行される特図変動表示処理のフローを示す図である。以下、図5に基づいて、特図変動表示処理について説明する。
特図当否判定処理後に実行される特図変動表示処理は、主として特別図柄及び演出用図柄を一定の期間変動表示させた後に、その停止態様により前述の特図当否判定の結果を遊技者に対して報知,認識させる処理である。さらに、本実施形態に係るパチンコ機1においては、前述の転落抽選を実行していることから、当該転落抽選の結果を報知,認識させる機能をも有する。
図5に示すように特別図柄の変動パターンは、複数の変動パターンテーブル(a,a´乃至e,e´)が参照されることにより決定される。複数の変動パターンテーブルのうち、いずれの変動パターンテーブルが参照されるかは、前述した4つの遊技状態(時短フラグ及び確変フラグのON,OFF)と、転落遊技であるか否か(転落フラグのON,OFF)及び特図当否判定の結果(当り,外れ)によって決定される。以下、変動パターンテーブル決定までの流れを説明する。
S301において主制御装置100は、RAM内に記憶された特図当否判定の結果を読み出し、判定の結果が当りであるかを判定し、YESの場合S302に移行し、NOの場合S303に移行する。なお、S301において読み出される特図当否判定の結果は、既に遊技状態が高確率状態から低確率状態に移行していることから、S204において低確率用当否判定テーブルに基づいて抽出された結果となる(図4参照)。
S302において主制御装置100は、当り用の変動パターンテーブルe´をセットし、S319に移行する。一方、S303において主制御装置100は、外れ用の変動パターンテーブルeをセットし、S319に移行する。つまり、変動パターンテーブルe,e´は、転落フラグがONである場合のみに参照される変動パターンテーブルであり、より詳細には遊技状態が高確率状態から低確率状態へ切り替わった当該遊技(転落遊技)のみに参照される変動パターンテーブルである。
なお、変動パターンテーブルe又は変動パターンテーブルe´が参照される場合の実際の遊技状態は、高確率状態から低確率状態へと移行した直後の遊技状態であるから、遊技状態A(低確時短なし)又はC(低確時短あり)となるが、転落フラグが転落抽選に当選した当該遊技のみにONとなることにより、当該遊技において参照される変動パターンテーブルは、実際の遊技状態に関わらず優先的に変動パターンテーブルe又は変動パターンテーブルe´となる。
このように、転落フラグは、転落抽選の結果として遊技状態が高確率状態から低確率状態へと移行したことに基づいて動作する転落遊技報知手段として機能し、主制御装置100は当該転落フラグのON,OFFに基づいて遊技状態が高確率状態から低確率状態へ切り替わった当該遊技のみに参照される変動パターンテーブルe又は変動パターンテーブルe´参照の有無を選択して変動パターンを決定する。
S313において主制御装置100は、RAM内に記憶された特図当否判定の結果を読み出し、判定の結果が当りであるかを判定し、YESの場合S314に移行し、NOの場合S315に移行する。S314において主制御装置100は、当り用の変動パターンテーブルc´をセットし、S319に移行する。一方、S315において主制御装置100は、外れ用の変動パターンテーブルcをセットし、S319に移行する。つまり、変動パターンテーブルc,c´は、確変フラグOFFかつ時短フラグONである遊技状態Cにおいて参照される変動パターンテーブルである。
つまり、変動パターンテーブルa,a´は、確変フラグOFFかつ時短フラグOFFである遊技状態Aにおいて参照される変動パターンテーブルであり、例えば電源投入時におけるパチンコ機1の初期状態においては、当該変動パターンテーブルが参照されることとなる。
図6(a)に示すように、現在の遊技状態が遊技状態Aであって、特図当否判定の結果が外れである時に参照される変動パターンテーブルaには、1つの変動パターン乱数に対して12秒,36秒のいずれかの特別図柄変動表示時間が割り当てられ、さらに外れ変動1又は外れ変動2いずれかの演出図柄変動パターンが割り当てられている。
これに対して、特図当否判定の結果が当りであるときに参照される変動パターンテーブルa´には、1つの変動パターン乱数に対して25秒,36秒のいずれかの特別図柄変動表示時間が割り当てられ、さらに当り変動1又は当り変動2のいずれかの演出図柄変動パターンが割り当てられている。
一方、例えば「外れ変動4」が選択された場合には、キャラクター同士が交戦状態となるとともに、演出用図柄がいわゆるリーチ状態を生成し、特別図柄変動表示時間(36秒)の間、多様な動作や展開の変化により勝敗の行方を演出し、最終的に遊技者側のキャラクターが敗北するとともにリーチ状態となった図柄以外の図柄が停止表示されることにより、特図当否判定の結果が外れであることを報知する。
以下、変動パターンテーブルb,b´と変動パターンテーブルe,e´との関係について説明する。
つまり、転落遊技においては、変動パターンテーブルbと同様の「外れ変動4」を含む変動パターンテーブルeが参照されることにより、変動パターンテーブルbが参照されることによって展開されるバトル演出と同様のバトル演出が展開されることとなり、当否判定の結果が外れである場合には、最終的にキャラクターが敗北するとともに、リーチ状態となった図柄以外の図柄が停止表示されることにより、特図当否判定(低確率用当否判定テーブルに基づく)の結果が外れであること、さらには転落抽選に当選してしまったことを遊技者に対して暗に報知する。
なお、転落遊技において変動パターンテーブルe´が参照されることは、転落抽選に当選し、確変フラグがOFFにセットされた後に実行される特図当否判定の結果が当り(399分の1)となることを条件とすることから極めて稀な事象であるが、「当り変動3」を規定しておくことにより変動パターンテーブルb´が参照された場合の演出と同様の演出を遊技者に見せることが可能となり、遊技者は違和感なく当否判定の結果が当りであることを認識することができる。以下、続いて他の変動パターンテーブルについて説明する。
これに対して、特図当否判定の結果が当りであるときに参照される変動パターンテーブルc´には、1つの変動パターン乱数に対して25秒,36秒のいずれかの特別図柄変動表示時間が割り当てられ、さらに当り変動4又は当り変動5のいずれかの演出図柄変動パターンが割り当てられている。
これに対して、特図当否判定の結果が当りであるときに参照される変動パターンテーブルd´には、1つの変動パターン乱数に対して25秒,36秒のいずれかの特別図柄変動表示時間が割り当てられ、さらに当り変動6又は当り変動7のいずれかの演出図柄変動パターンが割り当てられている。
なお、遊技状態Dは、内部的に高確率状態(確変フラグON)であることから、変動パターンテーブルaに規定された外れ変動1,2を規定することにより現在の遊技状態が高確率状態であるか低確率状態であるかを見分け難くすることも可能である。
また、上記各変動パターンテーブルに割り当てられた特別図柄変動表示時間の種類や秒数、或いは演出図柄変動パターンは、表に記載された数値に何ら限定されるものではなく、複数の変動パターン乱数に対してさらに細かい特別図柄変動表示時間や演出図柄変動パターンを規定してもよい。
また、上述のとおり外れ変動3,4及び当り変動3に対応する演出はバトル演出となり、遊技者はその演出態様により現在の遊技状態が遊技状態Bであること、及びその演出の結果により特図当否判定の結果、或いは転落抽選に当選したことを認識することが可能となる。
ここで例えば、特図当否判定の結果が大当りである場合には、演出図柄表示装置30に「7・7・7」,「3・3・3」等の同一数字や図柄を並列に停止表示させる。また、当否判定の結果が外れである場合には、例えば「1・5・1」,「1・7・9」等の異なる数字や図柄を停止表示させる。
つまり、転落フラグは、確変継続判定処理において遊技状態が高確率状態から低確率状態に切り替えられた場合にのみONにセットされ、その後の特図変動表示処理においてOFFにセットされる。S325において主制御装置100は、時短フラグがONであるかを判定し、YESの場合S326に移行し、NOの場合1回の処理を終了する。なお、転落フラグを遊技状態が高確率状態から低確率状態に切り替わった後、所定回数の遊技の間ONにし続けることにより遊技者に転落したこと察知させる構成としてもよいが、変動パターンテーブルeを参照した同一の演出が繰り返されることとなるため、遊技状態が高確率状態から低確率状態に切り替えられた場合にのみONにセットすることが望ましい。
S328において主制御装置100は、時短変動フラグをOFFにセットし、1回の処理を終了する。以上、図5のフローに示したとおり、上記S300からS328までの処理が特図変動表示処理であり、この場合の主制御装置100は、特別図柄(特図)変動表示手段として機能する。
以下、図7のフローに基づいて大当り遊技処理及び遊技状態切替処理について説明する。
主制御装置100は、S400において、主制御装置100により出力される変動停止信号に基づいて停止表示された特別図柄の態様が大当りを示す態様であるかを判定し、YESの場合S401に移行し、NOの場合1回の処理を終了する。
S401において主制御装置100は、15ラウンド用の開放パターンをセットし、S402に移行する。開放パターンとは、大当り種別に基づいて大当り遊技中に開放される開閉板27の最大ラウンド数であり、本実施形態においては、大当りの全てを15ラウンド継続として設定している。なお、大当りの種別に基づいて種別ごとに異なるラウンドを設定することも可能である。S402において主制御装置100は、大当りフラグをONにセットし、大当り遊技を開始する。
26 大入賞部品,30 演出図柄表示装置,31 特別図柄変動表示器,
33 特別図柄保留表示器,100 主制御装置,101 サブ制御装置,
102 盤面装置中継基板,103 払出制御基板
Claims (4)
- 遊技領域内に設けられた始動入賞部品への入球に基づいて当否判定を実行する当否判定手段と、
所定の図柄を所定時間変動表示し、当該図柄を前記当否判定の結果を示す態様で停止表示する変動表示手段と、
前記当否判定の結果が当りであることに基づいて実行される大当り遊技後の遊技状態を低確率状態から、当該低確率状態よりも前記当否判定の結果が当りとなる確率の高い高確率状態に切り替える遊技状態切替手段と、
前記高確率状態であるときに前記始動入賞部品への入球に基づいて高確率状態継続の可否を判定する継続判定手段とを備えたパチンコ遊技機であって、
前記変動表示手段は、前記当否判定の結果及び複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブルの中から所定の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させ、
前記継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、前記複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させるパチンコ遊技機。 - 前記継続判定手段による判定の結果が否決であるときに、否決となった当該遊技のみに動作する転落遊技報知手段を備え、
前記変動表示手段は、前記転落遊技報知手段が動作したことに基づいて前記複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルを参照し、当該変動パターンテーブルに規定された変動パターンに基づいて所定の図柄を変動表示させる請求項1記載のパチンコ遊技機。 - 前記複数の遊技状態と対応して設けられた複数の変動パターンテーブル以外の変動パターンテーブルは、前記複数の変動パターンテーブルのうち、遊技状態が前記高確率状態、かつ、非作動時と比較して前記所定の図柄の変動表示時間が短縮される時短機能が作動した状態である時に参照される変動パターンテーブルに含まれる変動パターンと同一の変動パターンを含む請求項1または請求項2記載のパチンコ遊技機。
- 前記時短状態は、前記当否判定の結果が当りであることに基づいて実行される大当り遊技後から前記図柄が所定の変動表示回数に達するまで継続するとともに、所定の変動表示回数に達する前に前記継続判定手段による判定の結果が否決となったときであっても、所定の変動表示回数から前記継続判定手段による判定の結果が否決となった時点の変動表示回数を減じた残りの変動表示回数に達するまで継続する請求項3記載のパチンコ遊技機。
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- 2011-05-10 JP JP2011104940A patent/JP2012235818A/ja active Pending
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