JP2012234340A - 商品キーワード管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】商品を効果的に販売につなげることができるように商品キーワードを管理できるようにする。
【解決手段】商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、検索結果に含まれる商品名と、商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを取得し、検索結果に含まれている商品であって、選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い低選択商品を検出するゼロマッチワード処理部501aと、低選択商品名を用いた検索を実行させ、関連する商品関連ワードを検出する関連ワード処理部501bと、商品情報データベースの商品情報に基づいて、商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品処理部501cと、低選択商品の商品キーワードに、商品関連ワードに関連する商品キーワードを設定するキーワード処理部501dとを有するように構成する。
【選択図】図2
【解決手段】商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、検索結果に含まれる商品名と、商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを取得し、検索結果に含まれている商品であって、選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い低選択商品を検出するゼロマッチワード処理部501aと、低選択商品名を用いた検索を実行させ、関連する商品関連ワードを検出する関連ワード処理部501bと、商品情報データベースの商品情報に基づいて、商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品処理部501cと、低選択商品の商品キーワードに、商品関連ワードに関連する商品キーワードを設定するキーワード処理部501dとを有するように構成する。
【選択図】図2
Description
本発明は、商品情報データベースにおいて商品情報を検索するための商品キーワードを管理する商品キーワード管理システム等に関する。
従来、ユーザがPC等の端末を利用してアクセスすることにより、商品を購入することのできるEC(Electronic commerce)サイトが知られている。このようなECサイトにおいては、例えば、ユーザが商品を検索するための検索キーワードを入力して、所望する商品の商品情報を検索できるようになっている。
このようなECサイトでの商品情報の検索においては、商品に対してキーワード(商品キーワード)を対応付けておき、検索キーワードと、商品キーワードとを比較することにより、検索キーワードに一致する商品キーワードに対応付けられている商品の情報を検索結果とするようになっている。
商品の検索を適切に行えるか否かは、商品キーワードに係っており、商品キーワードの設定についての種々の技術が知られている。
例えば、商品を新規に登録する際に、商品キーワードを設定する技術として、登録対象商品に関するワードとその関連語と、それらの検索に使用される頻度との情報を店舗端末に送信し、その中から商品キーワードを決定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
予め商品キーワードを詳細に設定している場合であっても、ECサイトにおいて、ユーザにより入力された検索キーワードに対応する商品が検索されないということが発生する。このように、商品が検索されない場合には、ユーザに他の検索キーワードを入力させて再度の検索を強いることとなり、ユーザに手間をかけてしまうという問題がある。
また、ユーザが適切な他の検索キーワードが思いつかない場合には、そのECサイトでの商品購入を諦めてしまう場合もあり、そのECサイトにおける商品販売の機会を逸してしまう虞がある。
一方、検索キーワードにより検索されて検索結果に含まれている商品であっても、検索結果から当該商品の関連ページへの選択指示がされず、ユーザによる購入につながらないということがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は、商品を効果的に販売につなげることができるように商品キーワードを管理する技術を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の第1の観点に係る商品キーワード管理システムは、商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムであって、商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から検索ログを取得し、検索ログに基づいて、検索結果に含まれている商品であって、検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出手段と、情報を検索可能な検索装置に対して、低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、検索装置から得られた検索結果を用いて、低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出手段と、商品情報データベースの商品情報に基づいて、商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出手段と、商品情報データベースにおける低選択商品の商品キーワードとして、商品関連ワードに関連する商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定手段とを有する。
係るシステムによると、低選択商品に対してより適切な商品キーワードを設定することができる。これにより、以降において、適切な別の商品キーワードによって低選択商品が検索されることとなり、低選択商品の関連ページが選択指示される可能性を向上することができる。
上記商品キーワード管理システムにおいて、低選択商品の名称と、商品関連ワードに関連する前記商品関連ワードと表示させる表示制御手段と、商品情報データベースにおける低選択商品の商品キーワードとして、商品関連ワードを登録させるか否かの指示を担当者から受け付ける登録可否受付手段とを更に備え、低選択商品キーワード設定手段は、担当者から登録させるとの指示を受け付けた場合に、商品情報データベースの低選択商品のキーワードとして、商品関連ワードを登録するようにしてもよい。係るシステムによると、低選択商品の商品キーワードとして適切か否かを担当者が確認して、商品キーワードへの設定を選択することができる。したがって、不適切な商品キーワードが設定されることを適切に抑制することができる。
また、上記商品キーワード管理システムにおいて、関連ワード検出手段は、インターネット上のウェブページを検索可能な検索装置からの検索結果から商品関連ワードを検出するようにしてもよい。係るシステムによると、インターネットのウェブページを検索可能な検索装置からの検索結果から商品関連ワードを検出するので、低選択商品に関連する商品関連ワードを新しい情報に基づいて検出することができる。
また、上記商品キーワード管理システムにおいて、商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報が含まれる検索ログを記憶する検索ログ記憶手段に格納された検索ログに基づいて、同一の前記検索キーワードにより検索されているが、連続して所定回数以上選択指示されていない商品を検出する非選択商品検出手段と、検出された前記商品の商品キーワードから前記検索キーワードを削除するキーワード削除手段を更に有するようにしてもよい。係るシステムによると、商品を検索するための商品キーワードとして有効でないものを適切に削除することができる。
また、上記商品キーワード管理システムにおいて、検出された商品と検索キーワードとを表示装置に表示させる表示制御手段と、商品の商品キーワードから、検索キーワードを削除させるか否かの指示を担当者から受け付ける削除可否受付手段とを更に備え、キーワード削除手段は、担当者から削除させるとの指示を受け付けた場合に、商品の商品キーワードから、検索キーワードを削除するようにしてもよい。係るシステムによると、担当者が商品キーワードを削除するか否かを適切に判断することができる。
また、上記商品キーワード管理システムにおいて、商品情報データベースと、ユーザから検索キーワードを受け付けて、商品情報データベースを用いて商品検索を行い、ユーザに対して検索結果を送信する商品検索応答手段と、商品情報データベースを用いた商品検索に対する検索ログを出力する検索ログ出力手段と、を更に有するようにしてもよい。係るシステムによると、キーワード設定手段と、商品情報データベースと、商品検索応答手段と、検索ログ出力手段との連携を容易にすることができる。
また、本発明の第2の観点に係る商品キーワード管理方法は、商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける前記商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムによる商品キーワード管理方法であって、商品キーワード管理システムの低選択商品検出手段が、商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から検索ログを取得し、検索ログに基づいて、検索結果に含まれている商品であって、検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出ステップと、商品キーワード管理システムの商品関連ワード検出手段が、情報を検索可能な検索装置に対して、低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、検索装置から得られた検索結果を用いて、低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出ステップと、商品キーワード管理システムの商品キーワード検出手段が、商品情報データベースの商品情報に基づいて、商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出ステップと、商品キーワード管理システムの低選択商品キーワード設定手段が、商品情報データベースにおける低選択商品の商品キーワードとして、商品関連ワードに関連する商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定ステップとを有する。
係る方法によると、低選択商品に対してより適切な商品キーワードを設定することができる。これにより、以降において、適切な別の商品キーワードによって低選択商品が検索されることとなり、低選択商品の関連ページが選択指示される可能性を向上することができる。
また、本発明の第3の観点に係る商品キーワード管理プログラムは、商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける前記商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムを構成するコンピュータに実行させるための商品キーワード管理プログラムであって、コンピュータを、商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から検索ログを取得し、検索ログに基づいて、検索結果に含まれている商品であって、検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出手段と、情報を検索可能な検索装置に対して、低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、検索装置から得られた検索結果を用いて、低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出手段と、商品情報データベースの商品情報に基づいて、商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出手段と、商品情報データベースにおける低選択商品の商品キーワードとして、商品関連ワードに関連する前記商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定手段として機能させる。
係るプログラムを実行するコンピュータによると、低選択商品に対してより適切な商品キーワードを設定することができる。これにより、以降において、適切な別の商品キーワードによって低選択商品の関連ページが検索されることとなり、低選択商品が選択指示される可能性を向上することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
まず、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成図である。
情報処理システム1は、商品検索サーバ2と、商品情報データベース(DB)サーバ3と、検索ログデータベース(DB)サーバ4と、商品キーワード管理システムの一例としての商品キーワード管理装置5と、商品検索サーバ2を管理する担当者用のPC(Personal computer)6と、ファイアウォール7と、商品検索サーバ2を利用する検索利用者(ユーザ)用のPC11と、検索装置の一例としてのWeb検索システム12とを有する。PC11と、Web検索システム12とは、それぞれ複数備えるようにしてもよい。
商品検索サーバ2と、商品情報DBサーバ3と、検索ログDBサーバ4と、商品キーワード管理装置5と、PC6と、ファイアウォール7とは、例えば、LAN10を介して接続されている。ファイアウォール7と、PC11と、Web検索システム12とは、インターネット20を介して接続されている。ここで、インターネット20には、図示しないWebページを閲覧可能に提供する複数のWebサーバが接続されている。また、Webサーバの中には、例えば、Wikipedia(登録商標)のような用語や語句の意味を解説する語句解説サイトが複数存在する。
ファイアウォール7は、LAN10と、インターネット20との間の通信を制御して、LAN10側のセキュリティを害する通信を制限する。
商品検索サーバ2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等を有するコンピュータで構成され、CPUがプログラムを実行することにより各種処理を実行する。商品検索サーバ2は、LAN10を介して商品を検索するための商品検索ページを送信する。また、商品検索サーバ2は、商品検索するための検索キーワードを受信し、当該検索キーワードを用いて、商品情報DBサーバ3により商品情報を検索させ、検索結果を受けて、当該検索結果を含むページ(検索結果ページ)を作成し、当該ページを検索要求元に送信する。また、商品検索サーバ2は、検索結果ページに含まれる商品のページへのリンクに対する選択指示を受け付けて、該当する商品の紹介ページを送信する。また、商品検索サーバ2は、商品検索に関わるログ(検索ログ)を検索ログDBサーバ4に送信し、検索ログDB41に格納させる。ここで、特許請求の範囲にいう商品検索応答手段、及び検索ログ出力手段は、商品検索サーバ2に対応する。
商品情報DBサーバ3は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD等を有するコンピュータで構成され、商品情報データベース(商品情報DB)31を管理する。例えば、商品情報DBサーバ3は、LAN10を介して商品情報DB31に対する検索、更新、削除等の指示を受け付けて、商品情報DB31に対する処理を実行する。商品情報DB31は、商品情報として、商品名、商品詳細情報、商品キーワード、商品紹介ページへのリンク情報等を対応付けて記憶する。
検索ログDBサーバ4は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD等を有するコンピュータで構成され、検索ログ記憶手段の一例としての検索ログデータベース(検索ログDB)41を管理する。例えば、検索ログDBサーバ4は、LAN10を介して検索ログDB41に対する登録、抽出等の指示を受け付けて、検索ログDB41に対する処理を実行する。検索ログDB41は、検索ログを記憶する。検索ログは、検索実行日時、検索キーワード、検索結果に含まれている商品数(ヒット件数)、選択結果に含まれている商品の表示順序、検索結果に含まれた各商品ページへのリンクが選択指示(クリック)されたか否かを表す情報等が含まれている。なお、検索ログは、商品検索サーバ2の指示に従って登録される。
商品キーワード管理装置5は、商品情報DB31に格納される商品キーワードを設定、削除等の管理を行う処理を実行する。商品キーワード管理装置5の詳細は、後述する。
PC6は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD、ディスプレイ等の表示装置、マウス、キーボード等の入力装置を有するコンピュータであり、CPUがプログラムを実行することにより各種処理を実行する。本実施形態では、PC6は、商品キーワード管理装置5から送信される各種情報を表示し、担当者からの指示を受け付けて、商品キーワード管理装置5に指示内容を送信することができる。
PC11は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD、ディスプレイ等の表示装置、マウス、キーボード等の入力装置等を有するコンピュータであり、CPUがプログラムを実行することにより各種処理を実行する。本実施形態では、PC11は、商品検索サーバ2から、商品検索ページを受信して表示させ、ユーザからの検索キーワードの入力を受け付けると、検索キーワードを商品検索サーバ2に送信する。また、PC11は、商品検索サーバ2からの商品検索結果のページを受信して表示させ、商品検索結果中の商品ページへのリンクに対する選択指示等をユーザから受け付け、選択指示を商品検索サーバ2に送信する。
Web検索システム12は、例えば、CPU、RAM、ROM、HDD等を有するコンピュータで構成されている。Web検索システム12は、インターネット20に接続されているWebサーバが提供するウェブページに関するURLや、ウェブページのサマリ(要約)等の情報を検索可能に記憶する。また、Web検索システム12は、CPUがプログラムを実行することにより、各種処理を実行する。例えば、Web検索システム12は、インターネット20を介して、検索要求元の装置から検索キーワードを受信し、当該検索キーワードと関連の高いウェブページを検索し、関連の高いウェブページへのリンク、記述されている文章のサマリを含めた検索結果のページを検索要求元の装置へ返信する。本実施形態では、Web検索システム12は、送信した検索キーワードが間違っている可能性がある場合には、正しいものと予想される他の検索キーワード(本明細書においては、もしかしてワードという)を検出し、このもしかしてワードを検索結果のページに含ませて返信する。なお、検索キーワードからもしかしてワードを検出する方法としては、例えば、検索キーワードと、もしかしてワードとを予め対応付けて記憶しておき、受信した検索キーワードに基づいて、もしかしてワードを検出する方法がある。ここで、Web検索システム12が返信する検索結果のページは、予め決まっている所定の規則に従って作成されるので、所定のタグ構造となっている。このため、ページにおけるタグ構造(タグの順番や、タグの位置関係等)を解析することによって、ページ内におけるもしかしてワードを容易に特定することができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る商品キーワード管理装置のハードウェア構成図である。
商品キーワード管理装置5は、コンピュータ本体50と、表示装置51と、入力装置52とを有する。表示装置51は、例えば、液晶ディスプレイや、CRTディスプレイ等の画像を表示する装置である。入力装置52は、例えば、マウス、キーボード等の商品キーワード管理装置5を操作する担当者からの入力を受け付けるための装置である。
コンピュータ本体50において、CPU501と、ROM502と、RAM503と、ハードディスクドライブ(HDD)504と、表示処理部505と、入力インターフェース506と、コンボドライブ507と、通信インターフェース508とがバス509を介して接続されている。
ROM502は、ブートプログラム等の基本プログラムを記憶する。RAM503は、プログラムやデータを記憶する領域として、或いは、CPU501による処理に使用されるデータを格納する作業領域として利用される。HDD504は、OS(Operating System)プログラム、キーワード管理処理を行うプログラム等を読み出し可能に記憶する。
表示処理部505は、CPU501の制御により、表示装置51に画像を表示させるための表示用のデータ又は信号を生成し、表示装置51に出力する。入力インターフェース506は、入力装置52と接続されており、入力装置52からの信号をデータとして、CPU501に渡す。コンボドライブ507は、複数種類の記録媒体53からのデータやプログラムの読み込み、記録媒体53へのデータの書き込みを行う。記録媒体53としては、例えば、CD−ROM、DVD−ROM、DVD−RAM等がある。通信インターフェース508は、LAN10を介して、他の装置(例えば、商品検索サーバ2等)とのデータのやりとりの仲介を行う。CPU501は、各部502〜508の動作を制御する。また、CPU501は、ROM502の基本プログラムやHDD504に格納されているOSプログラム、キーワード管理プログラム等をRAM503に読み出して実行することにより各種処理を実行する。
CPU501がキーワード管理プログラムを実行することにより、ゼロマッチワード処理部501aと、関連ワード処理部501bと、商品処理部501cと、キーワード処理部501dとが構築される。ここで、特許請求の範囲にいう非選択商品検出手段は、商品処理部501cに対応し、キーワード設定手段、表示制御手段、登録可否受付手段、キーワード削除手段、及び削除可否受付手段は、キーワード処理部501dに対応する。
ゼロマッチワード処理部501aは、検索ログDB41の検索ログを用いて、商品検索サーバ2による検索処理によって商品キーワードにマッチしなかった検索キーワードであるゼロマッチワードを検出する。
関連ワード処理部501bは、Web検索システム12の検索結果を利用して、ゼロマッチワードに関連する関連ワード(拡張ゼロマッチワードという)を抽出し、拡張ゼロマッチワードのリストを作成する。
商品処理部501cは、拡張ゼロマッチワードと関連する商品を検出し、商品と、拡張ゼロマッチワードに関連するゼロマッチワードとの組(商品ゼロマッチワード対応情報)を、商品キーワード候補としてHDD504に記憶する。また、商品処理部501cは、検索ログに基づいて、ゼロマッチワードであった検索キーワードにより検索されているが、商品ページへのリンクが所定回数以上選択指示されていない商品を検出し、ゼロマッチワードであった検索キーワードを、検出した商品の商品キーワードから削除するとの調整案をHDD504に記憶する。
キーワード処理部501dは、商品情報DB31に登録させる商品キーワード候補をPC6に表示させる指示を行い、PC6から商品キーワード候補の登録可否を受け取る。キーワード処理部501dは、登録可である商品キーワード候補を、商品情報DB31に登録させるように、商品情報DBサーバ3に指示を出す。また、キーワード処理部501dは、商品キーワードについての調整案をPC6に表示させる指示を行い、PC6から調整案の可否を受け取る。キーワード処理部501dは、調整可である調整案に従って商品情報DB31を更新させるように、商品情報DBサーバ3に指示を出す。
図3は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるキーワード付与処理の概要を説明する図である。
検索利用者(ユーザ)がPC11を用いて、商品検索サーバ2が提供するECサイトにおいて、所望する商品を検索するために検索キーワードを入力する(図3の(1))と、商品検索サーバ2は、ユーザにより入力された検索キーワードを用いて、商品情報DBサーバ3により商品情報DB31の検索を実行させ(図3の(2))、検索結果として、検索キーワードに合致する商品キーワードに対応付けられている商品情報を取得する(図3の(3))。
商品検索サーバ2は、取得した検索結果をPC11に返信する。これによって、ユーザは検索キーワードに対応する商品情報を閲覧し、商品を購入等することができる(図3の(4))。また、商品検索サーバ2は、上記処理と並行して、ユーザによる検索についての検索ログを検索ログDBサーバ4により検索ログDB41に格納させる(図3の(5))。
一方、商品キーワード管理装置5は、例えば、定期的に、または、担当者による指示に従って、以下に示す処理を実行する。
まず、商品キーワード管理装置5は、商品情報DB31から登録されている商品情報を取得する(図3の(6))。また、商品キーワード管理装置5は、検索ログDB41を参照して、ゼロマッチワードを取得する(図3の(7))。ここで、ゼロマッチワードとは、商品検索サーバ2における検索により、対応する商品が1件も検索されなかった検索キーワードである。
次いで、商品キーワード管理装置5は、取得したゼロマッチワードを用いて、Web検索システム12により検索を実行させて(図3の(8))、その検索結果を取得する(図3の(9))。
次いで、商品キーワード管理装置5は、取得した検索結果を用いて、ゼロマッチワードに関連する関連ワード(拡張ゼロマッチワードという)を検出し、商品情報と拡張ゼロマッチワードとのマッチングを行うことにより、拡張ゼロマッチワードにマッチする商品を検出し、検出した商品と拡張ゼロマッチワードに関連するゼロマッチワードとを対応付ける(図3の(10))。
次いで、商品キーワード管理装置5は、対応付けた商品とゼロマッチワードとの組を登録候補として、PC6により表示させることにより、登録候補を担当者に提示し(図3の(11))、PC6から担当者による登録の可否を受け付ける(図3の(12))。
商品キーワード管理装置5は、担当者により登録可であるとされたゼロマッチワードを対応する商品の商品キーワードとして、商品情報DBサーバ3により商品情報DB31に登録する(図3の(13))。
以上の処理により、以降において、ユーザが商品検索をする際に、以前はゼロマッチワードであったワードを検索キーワードとして用いた場合においても、商品検索サーバ2が商品情報DB31から対応する商品情報を適切に検索して、検索結果としてユーザに提供することができる。
以上の処理により、以降において、ユーザが商品検索をする際に、以前はゼロマッチワードであったワードを検索キーワードとして用いた場合においても、商品検索サーバ2が商品情報DB31から対応する商品情報を適切に検索して、検索結果としてユーザに提供することができる。
図4は、本発明の一実施形態に係る拡張ゼロマッチワードリスト作成処理の概要を説明する図である。
拡張ゼロマッチワードリスト作成処理は、図3の(8)、(9)及び(10)の前半に対応する処理であり、関連ワード処理部501bが、ゼロマッチワードを検索キーワードとして、Web検索システム12に検索をさせ、Web検索システム12からの検索結果を受信する。そして、関連ワード処理部501bは、検索結果又は/及び検索結果のリンク先のウェブページからゼロマッチワードに関連する1以上の拡張ゼロマッチワードを抽出し、1以上の拡張ゼロマッチワードを含むリスト(拡張ゼロマッチワードリスト)と、ゼロマッチワードとを紐づけてHDD504に記憶させる。
図5は、本発明の一実施形態に係る商品キーワード候補判断処理の概要を説明する図である。
商品キーワード候補判断処理は、図3の(10)の後半に対応する処理であり、商品処理部501cが、拡張ゼロマッチワードリストの各拡張ゼロマッチワードと、商品情報DB31から取得した商品キーワードとをマッチングし、マッチした場合には、商品名と拡張ゼロマッチワードに紐づけられたゼロマッチワードとを紐づけ候補として判断する。なお、拡張ゼロマッチワードと、商品詳細情報とをマッチングするようにしてもよい。マッチングにおけるマッチするとの判断は、完全一致としてもよく、また、部分一致としてもよい。
商品キーワード候補判断処理は、図3の(10)の後半に対応する処理であり、商品処理部501cが、拡張ゼロマッチワードリストの各拡張ゼロマッチワードと、商品情報DB31から取得した商品キーワードとをマッチングし、マッチした場合には、商品名と拡張ゼロマッチワードに紐づけられたゼロマッチワードとを紐づけ候補として判断する。なお、拡張ゼロマッチワードと、商品詳細情報とをマッチングするようにしてもよい。マッチングにおけるマッチするとの判断は、完全一致としてもよく、また、部分一致としてもよい。
次に、キーワード付与処理を詳細に説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るゼロマッチワード検出処理のフローチャートである。ゼロマッチワード検出処理は、図3の(7)に対応する処理である。
ゼロマッチワード処理部501aは、検索ログDBサーバ4を介して検索ログDB41にアクセスして、検索ログ(本実施形態では、少なくとも検索キーワードと、それによりヒットした商品の件数(ヒット件数)とを含む)を取得し(ステップS1)、ヒット件数が0である検索キーワードをゼロマッチワードと特定し、RAM503又はHDD504に記憶する(ステップS2)。
図7は、本発明の一実施形態に係る拡張ゼロマッチワードリスト作成処理のフローチャートである。拡張ゼロマッチワードリスト作成処理は、図3の(8)、(9)及び(10)の前半に対応する処理である。
関連ワード処理部501bは、ゼロマッチワード検出処理により検出された各ゼロマッチワードに対して、ステップS11〜ステップS14の処理ループを実行する。
まず、関連ワード処理部501bは、Web検索サーバ12により、最初のゼロマッチワードを用いて検索を実行させ、検索結果のページを取得し(ステップS12)、拡張ゼロマッチワードリスト登録処理を実行する(ステップS13)。そして、同様に、次のゼロマッチワードに対して上記処理を実行し、すべてのゼロマッチワードに対して処理を実行した後に、拡張ゼロマッチワードリスト作成処理を終了する。
図8は、本発明の一実施形態に係る拡張ゼロマッチワードリスト登録処理のフローチャートである。
拡張ゼロマッチワードリスト登録処理においては、関連ワード処理部501bは、もしかしてワードの抽出処理(第1のワード抽出処理)を実行し(ステップS15)、語句解説サイトのタイトルからの抽出処理(第2のワード抽出処理)を実行し(ステップS16)、検索結果ページの検索結果のタイトルや文章中の語句からの抽出処理(第3のワード抽出処理)を実行する(ステップS17)。なお、本実施形態では、拡張ゼロマッチワードリスト登録処理においては、上記した第1〜第3のワード抽出処理のそれぞれにおいて、検索結果のページを解析し、情報を抽出する処理を行っているが、検索結果のページを解析し、情報を抽出する処理を前もって一括して実行するようにしてもよい。
図9は、本発明の一実施形態に係る第1のワード抽出処理のフローチャートである。
第1のワード抽出処理は、検索結果に含まれているもしかしてワードを関連ワードとして抽出する処理である。ここで、もしかしてワードは、例えば、ゼロマッチワードが入力ミス、変換ミス等である場合に、正しいと予測されるワードである可能性が高いので、ゼロマッチワードと関連性が高く、また、ユーザが所望する商品を検索する際のキーワードとして適切なものである可能性が高いと考えられる。
関連ワード処理部501bは、検索結果ページのタグ構成を把握して、所定のタグで囲まれているもしかしてワードを検出する(ステップS21)。次いで、関連ワード処理部501bは、抽出したもしかしてワードを拡張ゼロマッチワードリストに登録する(ステップS22)。拡張ゼロマッチワードリストは、RAM503又はHDD504に記憶されている。なお、拡張ゼロマッチワードリストにおいて、拡張ゼロマッチワードに対して、第1のワード抽出処理により抽出されたことを判別可能な情報を対応付けてもよい。
図10は、本発明の一実施形態に係る第2のワード抽出処理のフローチャートである。
第2のワード抽出処理は、検索結果に含まれている語句解説サイトに関する表記部分から関連ワードを検出する処理である。ここで、語句解説サイトは、商品についての説明を記述しているページも存在し、その説明の中では商品についての通称、俗称等も記述される場合があり、ゼロマッチワードにより検索された語句解説サイトのページであれば、ゼロマッチワードと対応する正式な商品名等を得られる可能性が高いと考えられる。
関連ワード処理部501bは、検索結果のタグ構成に基づいて、検索結果のウェブページのタイトルとURLとの組を、上位n(nは、所定の整数)件分抽出する(ステップS31)。
次いで、関連ワード処理部501bは、n件分のタイトルとURLとの組に対して、ステップS32〜ステップS35の処理ループを実行する。
まず、関連ワード処理部501bは、処理対象の組のURLが予めHDD305に記憶している語句解説ページのものであるか否かを判定する(ステップS33)。この結果、URLが語句解説ページのものである場合(ステップS33のYes)には、関連ワード処理部501bは、語句解説ページのページ構成に基づいて、ページが解説している語句を抽出し、拡張ゼロマッチワードリストに登録する(ステップS34)。ここで、拡張ゼロマッチワードリストにおいて、拡張ゼロマッチワードに対して、第2のワード抽出処理により抽出されたことを判別可能な情報を対応付けてもよい。なお、例えば、語句解説ページが、Wikipediaのページであれば、URL中に解説している語句が含まれているので、URLから解説している語句を抽出することができる。一方、URLが語句解説ページのものでない場合(ステップS33でNo)には、何もしない。そして、次の処理対象の組に対する処理を実行し、n件分の組のすべてに対して処理を実行した後に、第2のワード抽出処理を終了する。
図11は、本発明の一実施形態に係る第3のワード抽出処理のフローチャートである。
第3のワード抽出処理は、検索結果に含まれているウェブページのタイトルやサマリの文章から関連ワードを検出する処理である。ここで、ウェブページには、ゼロマッチワードを用いて商品を説明するページも存在する場合があるので、ゼロマッチワードにより検索されたページのタイトルやサマリには、ゼロマッチワードと関連性の高い商品名等が記載されている可能性が高いと考えられる。
関連ワード処理部501bは、検索結果のタグ構成に基づいて、検索結果に含まれているウェブページのタイトル・サマリの文章を、上位m(mは、所定の整数)件分抽出する(ステップS41)。次いで、関連ワード処理部501bは、抽出した文章から形態素解析により単語(又は語句)を抽出し、単語リストを作成する(ステップS42)。
次いで、関連ワード処理部501bは、抽出した各単語(又は語句)に対して、ステップS43〜ステップS47の処理ループを実行する。
まず、関連ワード処理部501bは、単語とゼロマッチワードの類似度を検出する(ステップS44)。本実施形態では、例えば、類似度として、レーベンシュタイン距離の逆数を用いている。ここで、レーベンシュタイン距離とは、編集距離とも呼ばれ、一文字を挿入、削除、または変換するごとに1加算し、一方の単語から比較対象の単語へいくつでたどり着くかを表している。例えば、kittenとsittingとのレーベンシュタイン距離は、kitten→sitten(kをsへ置換)→sittin(eをiに置換)→sitting(gを追加)のように3回の編集が必要であるので、3となる。
次いで、関連ワード処理部501bは、類似度が一定値以上あるか否かを判定する(ステップS45)。この結果、類似度が一定値以上ある場合(ステップS45でYes)には、処理対象の単語を拡張ゼロマッチワードリストに追加する(ステップS46)。ここで、拡張ゼロマッチワードリストにおいて、拡張ゼロマッチワードに対して、第3のワード抽出処理により抽出されたことを判別可能な情報を対応付けてもよい。一方、類似度が一定値未満の場合(ステップS45のNo)には、何もしない。そして、次の処理対象の単語に対する処理(ステップS43〜ステップS47)を実行し、抽出したすべての単語に対して処理を実行した後に、第3のワード抽出処理を終了する。なお、レーベンシュタイン距離としては、編集ごとに単純に1ずつ増加させるものに限らず、例えば、キーボード上における距離を考慮した重みづけを行ってもよい。また、類似度の指標としては、レーベンシュタイン距離に限らず、他の指標を用いるようにしてもよい。
図12は、本発明の一実施形態に係る商品キーワード候補判断処理のフローチャートである。商品キーワード候補判断処理は、図3の(10)の後半に対応する処理である。
商品キーワード候補判断処理において、商品処理部501cは、商品情報DB31から商品情報を取得した各商品に対して、ステップS51〜ステップS57の処理ループを実行する。
まず、商品処理部501cは、商品名(商品タイトル)、商品に紐づいている商品キーワードを取得する(ステップS52)。
次いで、商品処理部501cは、各ゼロマッチワードに対して、ステップS53〜ステップS56の処理ループを実行する。
商品処理部501cは、取得した商品キーワードが、ゼロマッチワードに対応する拡張ゼロマッチワードと完全一致するか否かを判定する(ステップS54)。この結果、完全一致する場合(ステップS54でYes)には、拡張ゼロマッチワードに対応するゼロマッチワードを、この商品の商品キーワードの候補としてRAM503又はHDD504に記憶する(ステップS55)一方、完全一致しない場合には、なにもしない。そして、次の処理対象のゼロマッチワードに対する処理(ステップS53〜ステップS56)を実行し、すべてのゼロマッチワードに対して処理を終了した後に、次の処理対象の商品に対する処理(ステップS51〜ステップS57)を実行し、すべての処理対象の商品に対する処理を終了した後に、商品キーワード候補判断処理を終了する。
なお、ステップS54においては、商品キーワードをマッチングに用いていたが、本発明はこれに限られず、商品詳細情報から比較用のワードを検出し、この比較用のワードを用いてマッチングするようにしてもよい。また、ステップS54においては、完全一致するか否かを判断することによりマッチングを判定していたが、本発明はこれに限られず、スコアリングをして所定の値以上か否かによりマッチングを判定するようにしてもよい。
図13は、本発明の一実施形態に係るキーワード付与処理後の商品情報DB31の状態及び検索の様子を説明する図である。図13Aは、キーワード付与処理前の商品情報DB31の状態及びその際の検索の様子を示し、図13Bは、キーワード付与処理後の商品情報DB31の状態及びその際の検索の様子を示している。
図13Aに示すように、商品情報DB31には、商品名が午前の紅茶の商品キーワードとしては、紅茶、午前紅茶が格納されているものとし、午前の紅茶は、一般の消費者(ユーザ)の間では、午前ティーとして、呼ばれるようになってきているものとする。
例えば、ユーザは、午前ティーとして呼ばれている商品を購入したいと考えた場合には午前ティーを検索キーワードとして商品検索サーバ2にPC11を介して入力することとなる。この場合には、図13Aに示すように、商品情報DB31には、午前ティーとの商品キーワードは設定されていないので、商品検索サーバ2は、午前ティーと呼ばれている午前の紅茶を検索結果の商品として提示することができない。
この後、本実施形態に係るキーワード付与処理が実行されると、午前ティーがゼロマッチワードとして検出される。ここで、消費者に午前ティーとして呼ばれるようになってきているので、インターネット20上には、午前ティーを記載しているウェブページが存在するようになっていると考えられる。また、語句解説サイトにおいては、午前の紅茶を説明するページが設けられ、午前の紅茶が消費者の間で午前ティーとして呼ばれていることが記載されるようになっていることも考えられる。また、インターネット20上には、午前ティーが午前の紅茶という語と一緒に記載されるウェブページも存在するようになっていると考えられる。したがって、午前ティーを用いてWeb検索システム12による検索を行うと、検索結果に、午前の紅茶が含まれるページの情報が含まれることとなる。これにより、キーワード付与処理においては、午前ティーの関連ワード(拡張ゼロマッチワード)として午前紅茶、午前の紅茶が検出される。
この午前の紅茶は、商品情報DB31の商品名と一致するので、ゼロマッチワードである午前ティーと、商品である午前の紅茶とが紐づけられることとなり、担当者の登録確認を経ることにより、図13Bに示すように、商品情報DB31の午前の紅茶の商品キーワードとして、午前ティーが新たに登録されることとなる。
これにより、商品検索サーバ2に対して、PC11を介してユーザにより午前ティーが検索キーワードとして入力されると、午前の紅茶の情報等が含まれた検索結果がユーザに提示されることとなり、ユーザが所望する商品の情報を適切に表示させることができ、ユーザが当該商品の購入を進めることができるようになる。
次に、商品情報DB31に設定した商品キーワードを削除等の調整を行うキーワード調整処理を説明する。
図14は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムにおけるキーワード調整処理の概要を説明する図である。なお、図中(1)〜(5)は、図3に示すキーワード付与処理と同様であるので重複する説明を省略する。
商品キーワード管理装置5は、例えば、定期的に、または、担当者による指示に従って、以下に示す処理を実行する。
まず、商品キーワード管理装置5のキーワード処理部501dは、商品情報DB31から登録されている商品情報を取得する(図14の(6))。また、商品キーワード管理装置5の商品処理部501cは、検索ログDB41を参照して、クリック状況を取得する(図14の(14))。ここで、クリック状況とは、検索キーワードと、その結果として検出された商品のページへのリンクの選択指示(クリック)の有無の情報とを含む情報である。
次いで、商品キーワード管理装置5は、取得したクリック状況に基づいて、商品キーワードの調整案を作成する(図14の(15))。本実施形態では、例えば、商品情報DB31の商品キーワードから削除するキーワードを決定する調整案を作成する。
次いで、商品キーワード管理装置5は、商品名と、当該商品の商品キーワードから削除するキーワードとの組を調整候補として、担当者に提示し(図14の(16))、担当者から調整の可否を受け付ける(図14の(17))。
商品キーワード管理装置5は、担当者により調整可であるとされた商品の商品キーワードを調整する(図14の(18))。例えば、調整可とされた商品の商品キーワードを商品情報DB31から削除する。
以上の処理により、商品を検索する商品キーワードとして適切でない商品キーワードを商品情報DB31から削除することができる。これにより、検索結果における無駄な情報の表示を防止でき、また、商品情報DB31に必要な記憶領域の増加を抑制することができる。
図15は、本発明の一実施形態に係るクリック状況取得処理のフローチャートである。クリック状況取得処理は、図14の(14)に対応する処理である。
商品処理部501cは、検索ログDB41からクリック状況のデータ(クリック状況データ)を取得し(ステップS61)、クリック状況データの中から、過去にゼロマッチワードであった商品キーワードを検索キーワードとするクリック状況データを抽出し(ステップS62)。処理を終了する。なお、過去にゼロマッチワードであった商品キーワードであるか否かは、例えば、商品キーワードとして設定したゼロマッチワードのリストをHDD504に記憶しておき、それを利用すればよい。
図16は、本発明の一実施形態に係る調整案作成処理のフローチャートである。調整案作成処理は、図14の(15)に対応する処理である。
調整案作成処理において、商品処理部501cは、過去に商品キーワードに設定された各ゼロマッチワードに対して、ステップS81〜ステップS87の処理ループを実行する。
そこで、商品処理部501cは、処理対象のゼロマッチワードを検索キーワードとした検出結果に表示された各商品に対して、ステップS82〜ステップS86の処理ループを実行する。
商品処理部501cは、抽出されたクリック状況に基づいて、ゼロマッチワードで検索した結果、連続して商品がクリックされなかった最大の回数(最大連続回数)を検出する(ステップS83)。次いで、商品処理部501cは、最大連続回数がZ(Zは、所定の整数)以上であるか否かを判定する(ステップS84)。
この結果、最大連続回数がZ以上である場合(ステップS84でYes)には、商品処理部501cは、ゼロマッチワードと商品との紐づけを外す調整案を作成し、RAM503に格納する(ステップS85)一方、最大連続回数がZ未満の場合(ステップS84でNo)には、何もしない。そして、次の商品に対して、ステップS82〜ステップS86の処理を実行し、すべての商品に対して処理を実行した場合には、当該処理ループを抜け、次のゼロマッチワードに対してステップS81〜ステップS87の処理を実行し、すべてのゼロマッチワードに対して処理を実行した場合には、調整案作成処理を終了する。
上記調整案作成処理により、対応する商品が選択される頻度が少ない商品キーワード(ゼロマッチワードであったもの)については、商品キーワードから削除する調整案を作成することができる。なお、上記調整案作成処理においては、商品キーワードの中のゼロマッチワードであったものを処理対象としていたが、すべての商品キーワードを処理対象としてもよい。また、Zの値は、固定値に限らず、例えば、検索結果の上位数件の商品に対するクリック率に応じて動的に変更してもよい。また、調整案としては、上記に限られず、例えば、商品キーワードに対応する商品の検索結果における表示順位を変更する(例えば、下げる)ようにしてもよく、この場合には、商品情報DB31においては、商品情報として、商品の表示順位を制御するための情報を管理しておく必要がある。
次に、本発明の変形例について説明する。
上記した実施形態のゼロマッチワード検出処理では、検索ログDB41の検索ログに、ヒット件数が含まれている場合における例を示していたが、検索ログDB41の検索ログにヒット件数が含まれていなくてもよく、この場合には、以下に示すゼロマッチワード検出処理によりゼロマッチワードを検出することができる。
図17は、本発明の変形例に係るゼロマッチワード検出処理のフローチャートである。
まず、ゼロマッチワード処理部501aは、検索ログDB41にアクセスして、検索ログの検索キーワードのリストを取得し(ステップS101)、取得した検索キーワードのうち、商品情報DB31の商品キーワードと完全一致するものを削除する(ステップS102)。
次いで、ゼロマッチワード処理部501aは、残った各検索キーワードに対して、ステップS103〜ステップS107の処理ループを実行する。
すなわち、ゼロマッチワード処理部501aは、処理対象の検索キーワードを用いて、商品検索サーバ2に検索させて検索結果を受け取り、検索結果から検索キーワードでヒットした商品の件数(ヒット件数)を把握する(ステップS104)。
次いで、ゼロマッチワード処理部501aは、ヒット件数が0であるか否かを判定し(ステップS105)、ヒット件数が0である場合(ステップS105でYes)には、検索キーワードをゼロマッチワードとしてRAM503に記録する(ステップS106)一方、ヒット件数が0でない場合(ステップS105でNo)には、何もしない。そして、次の検索キーワードに対して処理(ステップS103〜ステップS107)を実行する。そして、処理対象の検索キーワードのすべてについて処理を実行した後に、ゼロマッチワード検出処理を終了する。この処理により、検索ログにヒット件数が含まれていない場合であっても適切にゼロマッチワードを検出することができる。
また、ゼロマッチワード検出処理の他の変形例としては、検索ログ中の検索キーワードの中で、商品情報DB31の商品キーワードとして登録されていないものをゼロマッチワードとするようにしてもよい。
次に、クリック状況取得処理についての変形例を説明する。この変形例に係るクリック状況取得処理は、検索ログDB41の検索ログに、検索結果に含まれるすべての商品に対するクリックの有無に関する情報が格納されていない場合の処理である。
図18は、本発明の変形例に係るクリック状況取得処理のフローチャートである。
クリック状況取得処理において、商品処理部501cは、検索ログDB41から、検索実行日時、検索された検索キーワード(過去にゼロマッチワードであったもの)、その検索結果からクリックされた商品を含む検索ログを取得する(ステップS71)。
次いで、商品処理部501cは、取得した各検索ログに対して、ステップS72〜ステップS77の処理ループを実行する。
まず、商品処理部501cは、ログ中のゼロマッチワードであった検索キーワードを用いて商品検索サーバ2により検索を実行し、検索結果を取得し、検索結果の上位X(Xは、所定の整数)件に表示された商品と、その表示順位を得る(ステップS73)。
次いで、商品処理部501cは、検索結果に表示された各商品に対して、ステップS74〜ステップS76の処理ループを実行する。
商品処理部501cは、検索実行日時、検索キーワード(ゼロマッチワードであったもの)、商品、その商品表示順位、その商品がクリックされたか否かの情報の組をクリック状況としてRAM503又はHDD504に保存する(ステップS75)。そして、すべての商品に対して、上記処理(ステップS74〜ステップS76)を行った後に、処理ループを出て、次のログに対して、処理(S72〜ステップS77)を実行する。そして、すべてのログに対して処理を実行した後に、クリック状況取得処理を終了する。この処理により、検索結果に含まれたすべての商品についてクリックされたか否かの情報を含むクリック状況を取得することができる。
なお、上記変形例においては、各ログの検索キーワードを用いて、それぞれ商品検索サーバ2による検索を実行するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、同一の検索キーワードであれば、商品検索サーバ2による検索結果は同一であるので、既に検索を行っているキーワードと同じキーワードであれば、商品検索サーバ2への検索を行わずに、既に得られている表示商品、表示順位等の情報を用いるようにしてもよい。
また、上記変形例においては、クリック状況取得処理において商品検索サーバ2に対して検索を行うが、この処理による検索により生成される検索ログが、当該処理対象となるのは好ましくない。そこで、検索要求のユーザエージェント欄に商品キーワード管理装置5の識別情報を含め、商品検索サーバ2が検索ログに検索要求したユーザエージェントの識別情報を記憶させるようにし、上記処理においては、商品キーワード管理装置5による検索についての検索ログを処理対象から削除するようにしてもよく、また、商品検索サーバ2が商品キーワード管理装置5による検索の検索ログを出力しないようにしてもよい。
次に、上記したキーワード付与処理において、過去に紐づけした商品と、ゼロマッチワードとの対応関係を示す過去の紐づけデータを継続して記憶しておき、後に実行されるキーワード付与処理において、この過去の紐づけデータを利用するようにした変形例について説明する。なお、後に実行されるキーワード付与処理としては、同一の商品情報DB31を対象にするキーワード付与処理であってもよく、また、別の商品情報DBに対するキーワード付与処理であってもよい。
図19は、本発明の変形例に係るキーワード付与処理における商品キーワード候補判断処理のフローチャートである。なお、上記実施形態の図12に示す商品キーワード候補判断処理と同一ステップについては、同一の符号を付している。
ステップS53〜ステップS56の処理ループを抜けた後に、商品処理部501cは、HDD504に格納されている過去の紐づけデータから、処理対象の商品に対応付けられているキーワード候補があれば、このキーワード候補を今回のキーワード候補として記録する(ステップS91)。次いで、商品処理部501cは、ステップS55で記録した商品と、キーワード候補との組を過去の紐づけデータとしてHDD504に登録する(ステップS92)。これにより、過去に商品に紐づけしているキーワード候補を新たなキーワード候補として利用することができる。
次に、キーワード付与処理において紐づけした商品と、ゼロマッチワードとの対応関係を示す過去の紐づけデータを利用して、商品検索サーバ2における商品検索を支援するようにした変形例を説明する。
図20は、本発明の変形例に係る検索支援処理のフローチャートである。
キーワード処理部501dは、商品検索サーバ2から検索で使用されている検索キーワードを取得し(ステップS111)、商品とゼロマッチワードとの過去の紐づけデータの中で、不採択となっているもの(すなわち、商品情報DB31の商品キーワードとして設定されていないもの)について、ゼロマッチワードが、取得した検索キーワードに部分一致するものを取得する(ステップS112)。
次いで、キーワード処理部501dは、取得したゼロマッチワードに対応する商品についての商品情報を商品情報DBサーバ3により商品情報DB31から抽出し、商品情報に含まれる商品名や商品キーワードを、商品検索サーバ2の検索結果に含ませるもしかして機能用のデータとして使用するようにする(ステップS113)。具体的には、商品名や商品キーワードを、もしかして機能用のデータとして商品検索サーバ2に送信する。商品検索サーバ2は、商品キーワード管理装置5から送信された、もしかして機能用のデータを検索結果に含ませて、検索要求元の装置(例えば、PC11)へ返信する。これにより、検索要求元の装置においては、検索の候補として可能性が考えられる他の商品キーワードや、ユーザが検索している可能性が考えられる商品の情報が表示されることとなり、商品検索サーバ2を利用した商品検索における利便性が向上される。なお、もしかして機能用のデータに複数のワードが含まれている場合には、ランダムに数件選んで表示させるようにしてもよい。また、もしかして機能として表示されているワード(もしかしてワード)についてのクリック頻度を取得するようにしておき、クリック頻度が高いワードについては、表示順位を高くするようにしてもよい。
また、もしかしてワードを表示させる場合においては、例えば、図3の(11)において、商品とゼロマッチワードとの組を登録候補として、PC6により表示させることにより、担当者に登録候補を提示し、担当者からPC6を介して、「商品キーワードとして登録する」、「もしかしてワードの表示用に登録する」、「いずれにも登録しない」の3つの選択肢から選択を受け付けるようにし、担当者の選択に応じて、商品とゼロマッチワードとの組を管理するようにしてもよい。
また、キーワード調整処理と同様な処理を、もしかしてワードを対象に実行し、もしかしてワードに対するクリック頻度に応じて、もしかしてワードを表示させるために使用した商品とゼロマッチワードとの組を商品キーワード候補として登録する調整案を担当者に提示するようにしてもよい。
次に、さらに別の変形例について説明する。
上記した実施形態では、ゼロマッチワードを起点として商品キーワードを設定する処理(ゼロマッチワード起点処理)を実行するようにしていたが、本変形例においては、検索結果に含まれているが、検索結果ページで商品ページへのリンク(商品リンク)に対して選択指示(クリック)されることがない又は選択指示されることが少ない商品(低選択商品、本明細書では、はぐれ商品という。)を起点に商品キーワードを設定する処理(はぐれ商品起点処理)を行うものである。なお、商品キーワード管理装置5において、ゼロマッチワード起点処理と、はぐれ商品起点処理との両方の処理を行ってもよく、また、いずれか一方のみの処理を行うようにしてもよい。
ここで、はぐれ商品起点処理は、ゼロマッチワード起点処理と同様な処理部分が存在するので、ゼロマッチワード起点処理における図3を参照して、ゼロマッチワード起点処理と異なる部分について説明する。
はぐれ商品起点処理では、図3の(7)において、検索ログDB41の検索ログに基づいて、はぐれ商品を検出する。また、図3の(8)において、商品キーワード管理装置5の関連ワードは、はぐれ商品の商品名(はぐれ商品名)を検索キーワードとして、Web検索システム12により検索を実行させて、図3の(9)において、その検索結果を取得する。また、図3の(10)において、商品キーワード管理装置5の商品関連ワード検出手段の一例としての関連ワード処理部501bは、取得した検索結果を用いて、はぐれ商品名に関連する関連ワード(拡張はぐれ商品名という)を検出し、拡張はぐれ商品名リストを生成し、拡張はぐれ商品名と、はぐれ商品以外の商品についての商品詳細情報、商品キーワード等とのマッチングを行うことにより、拡張はぐれ商品名と関連するワードを検出し、検出したワードをはぐれ商品に対する商品キーワード候補として対応付ける。以降においては、商品と商品キーワード候補(ゼロマッチワード)との組に対する処理と同様な処理を、はぐれ商品と商品キーワード候補との組に対して実行する。例えば、図3の(13)においては、低選択商品キーワード設定手段の一例としてのキーワード処理部501dは、担当者により登録可であるとされた商品キーワード候補を、はぐれ商品の商品キーワードとして、商品情報DBサーバ3により商品情報DB31に登録する
図21は、本発明の変形例に係るはぐれ商品起点処理における商品キーワード候補判断処理の概要を説明する図である。
商品キーワード候補判断処理(図3の(10))においては、商品キーワード検出手段の一例としての商品処理部501cが、拡張はぐれ商品名リストの各拡張はぐれ商品名と、商品情報DB31のはぐれ商品以外の商品の商品キーワードとをマッチングし、マッチした場合には、この商品キーワードを、拡張はぐれ商品名に紐づけられたはぐれ商品の商品キーワード候補として判断する。なお、拡張はぐれ商品名と、商品詳細情報とをマッチングするようにしてもよく、また、はぐれ商品名と、ゼロマッチワードとをマッチングするようにしてもよい。また、マッチングの判断方法としては、完全一致としてもよく、また、部分一致としてもよい。ここで、特許請求の範囲にいう商品キーワード検出手段は、商品処理部501cに対応する。
図22は、本発明の変形例に係るはぐれ商品検出処理のフローチャートである。
まず、低選択商品検出手段の一例としての商品ゼロマッチワード処理部501aは、検索ログDB41にアクセスして、検索ログを取得し、取得した検索ログに基づいて、各商品の上位C(Cは所定の整数)件以内の表示回数と、上位C件以内表示時の商品リンクに対するクリック回数を算出する(ステップS121)。
次いで、ゼロマッチワード処理部501aは、各商品に対して、ステップS122〜ステップS126の処理ループを実行する。
すなわち、ゼロマッチワード処理部501aは、処理対象の商品の上位C件以内表示時の商品リンクに対するクリック率(商品リンククリック率)を算出する(ステップS123)。ここで、商品の上位C件以内表示時の商品リンククリック率は、上位C件以内表示時の商品リンククリック回数/上位C件以内の表示回数で算出される。なお、上位C件以内表示回数が0の場合には、上位C件以内表示時の商品リンククリック率は、0とする。この上位C件以内表示時の商品リンククリック率は、0から1の値をとることとなる。
次いで、ゼロマッチワード処理部501aは、算出した上位C件以内表示時の商品リンククリック率が所定値(例えば、0.05)以下であるか否かを判定し(ステップS124)、上位C件以内表示時の商品リンククリック率が所定値以下の場合には、この商品をはぐれ商品として、HDD504に登録する(ステップS125)一方、所定値以下でない場合には、何もしない。そして、次の商品に対して処理を実行する。その後、処理対象の商品のすべてについて処理を実行した後に、はぐれ商品検出処理を終了する。
図23は、本発明の変形例に係るはぐれ商品起点処理における商品キーワード候補判断処理のフローチャートである。商品キーワード候補判断処理は、図3の(10)に相当する処理である。
商品キーワード候補判断処理において、商品処理部501cは、商品情報DB31から各商品に紐づけられた商品キーワードを取得するとともに、過去に検出したゼロマッチワードを取得する(ステップS131)。次いで、各はぐれ商品に対して、ステップS132〜ステップS137の処理ループを実行する。
まず、商品処理部501cは、取得した各ワード(商品キーワード、ゼロマッチワード)に対して、ステップS133〜ステップS136の処理ループを実行する。
商品処理部501cは、取得したワードが拡張はぐれ商品名と完全一致するか否かを判定する(ステップS134)。この結果、完全一致する場合(ステップS134でYes)には、取得したワードを拡張はぐれ商品に対応するはぐれ商品の商品キーワードの候補としてHDD504に記憶する一方、完全一致しない場合(ステップS134でNo)には、なにもしない。そして、次の処理対象のワードに対する処理(ステップS133〜ステップS136)を実行し、すべてのワードに対して処理を終了した後に、次の処理対象のはぐれ商品に対して処理(ステップS132〜ステップS137)を実行し、すべてのはぐれ商品に対して処理を終了した後に、商品キーワード候補判断処理を終了する。
なお、ステップS134においては、完全一致するか否かを判断することによりマッチングの判定を行っていたが、本発明はこれに限られず、スコアリングをして所定の値以上か否かによりマッチングを判定するようにしてもよい。
上記したはぐれ商品起点処理により設定したキーワードに対しても、ゼロマッチワード起点処理により設定したキーワードと同様に、図14、図15、図16に示すキーワード調整処理を実行することができる。この場合には、ゼロマッチワードであったキーワードに対する処理を、はぐれ商品の商品キーワードに対して行うようにすればよい。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られず、さらに、他の様々な態様に適用可能である。
例えば、上記実施形態では、商品とゼロマッチワードとを候補として担当者に提示し、登録可の指示を受けて、ゼロマッチワードを商品キーワードとして商品情報DB31へ登録するようにしていたが、担当者による確認を経ずに、商品情報DB31に登録するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、商品キーワードを調整する案について担当者に提示し、調整可の指示を受けて、商品情報DB31から削除するようにしていたが、担当者による確認を経ずに、商品情報DB31から削除するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、Web検索システム12による検索結果のウェブページから拡張ゼロマッチワードを検出するようにしていたが、検索結果のウェブページのリンク先のウェブページから拡張ゼロマッチワードを検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、Web検索システム12による検索結果から拡張ゼロマッチワードを検出するようにしていたが、本発明はこれに限られず、例えば、他のECサイトの検索システムによる検索結果から検出するようにしてもよく、また、辞書システムによる検索結果から抽出するようにしてもよい。
また、上記実施形態において、商品検索サーバ2、商品情報DBサーバ3、検索ログDBサーバ4、商品キーワード管理装置5をそれぞれ別のコンピュータにより構成していたが、本発明はこれに限られず、これらのうちの少なくとも2つを一つコンピュータにより構成するようにしてもよく、例えば、商品検索サーバ2、商品情報DBサーバ3、検索ログDBサーバ4、商品キーワード管理装置5を一つのコンピュータにより構成してもよい。なお、商品キーワード管理装置5と、商品検索サーバ2と、商品情報DBサーバ3と、及び検索ログDBサーバ4との機能をまとめたものを、特許請求の範囲の商品キーワード管理システムとしてもよい。
また、上記変形例では、はぐれ商品とキーワードとの候補として担当者に提示し、登録可の指示を受けて、キーワードをはぐれ商品の商品キーワードとして商品情報DB31へ登録するようにしていたが、担当者による確認を経ずに、商品情報DB31に登録するようにしてもよい。
1 情報処理システム、2 商品検索サーバ、3 商品情報DBサーバ、4 検索ログDBサーバ、5 商品キーワード管理装置、6 担当者PC、7 ファイアウォール、10 LAN、11 検索利用者PC、12 Web検索システム、20 インターネット、31 商品情報DB、41 検索ログDB、50 コンピュータ本体、51 表示装置、52 入力装置、53 記録媒体、501 CPU、501a ゼロマッチワード処理部、501b 関連ワード処理部、501c 商品処理部、501d キーワード処理部、502 ROM、503 RAM、504 ハードディスクドライブ、505 表示処理部、506 入力インターフェース、507 コンボドライブ、508 通信インターフェース、509 バス。
Claims (8)
- 商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける前記商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムであって、
前記商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から前記検索ログを取得し、前記検索ログに基づいて、前記検索結果に含まれている商品であって、前記検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出手段と、
情報を検索可能な検索装置に対して、前記低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、前記検索装置から得られた検索結果を用いて、前記低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出手段と、
前記商品情報データベースの商品情報に基づいて、前記商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出手段と、
前記商品情報データベースにおける前記低選択商品の商品キーワードとして、前記商品関連ワードに関連する前記商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定手段と
を有する商品キーワード管理システム。 - 前記低選択商品の名称と、前記商品関連ワードに関連する前記商品関連ワードとを表示させる表示制御手段と、
前記商品情報データベースにおける前記低選択商品の商品キーワードとして、前記商品関連ワードを登録させるか否かの指示を担当者から受け付ける登録可否受付手段とを更に備え、
前記低選択商品キーワード設定手段は、前記担当者から登録させるとの指示を受け付けた場合に、前記商品情報データベースの前記低選択商品のキーワードとして、前記商品関連ワードを登録する
請求項1に記載の商品キーワード管理システム。 - 前記関連ワード検出手段は、インターネット上のウェブページを検索可能な検索装置からの検索結果から前記商品関連ワードを検出する
請求項1又は請求項2に記載の商品キーワード管理システム。 - 前記商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報が含まれる検索ログを記憶する検索ログ記憶手段に格納された前記検索ログに基づいて、同一の前記検索キーワードにより検索されているが、連続して所定回数以上選択指示されていない商品を検出する非選択商品検出手段と、
検出された前記商品の商品キーワードから前記検索キーワードを削除するキーワード削除手段を更に有する
請求項1乃至請求項3のずれか一項に記載の商品キーワード管理システム。 - 検出された前記商品と前記検索キーワードとを表示させる表示制御手段と、
前記商品の前記商品キーワードから、前記検索キーワードを削除させるか否かの指示を担当者から受け付ける削除可否受付手段とを更に備え、
前記キーワード削除手段は、前記担当者から削除させるとの指示を受け付けた場合に、前記商品の前記商品キーワードから、前記検索キーワードを削除する
請求項4に記載の商品キーワード管理システム。 - 前記商品情報データベースと、
ユーザから検索キーワードを受け付けて、前記商品情報データベースを用いて商品検索を行い、前記ユーザに対して検索結果を送信する商品検索応答手段と、
前記商品情報データベースを用いた商品検索に対する検索ログを出力する検索ログ出力手段と、
を更に有する
請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の商品キーワード管理システム。 - 商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける前記商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムによる商品キーワード管理方法であって、
前記商品キーワード管理システムの低選択商品検出手段が、前記商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から前記検索ログを取得し、前記検索ログに基づいて、前記検索結果に含まれている商品であって、前記検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出ステップと、
前記商品キーワード管理システムの商品関連ワード検出手段が、情報を検索可能な検索装置に対して、前記低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、前記検索装置から得られた検索結果を用いて、前記低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出ステップと、
前記商品キーワード管理システムの商品キーワード検出手段が、前記商品情報データベースの商品情報に基づいて、前記商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出ステップと、
前記商品キーワード管理システムの低選択商品キーワード設定手段が、前記商品情報データベースにおける前記低選択商品の商品キーワードとして、前記商品関連ワードに関連する前記商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定ステップと
を有する商品キーワード管理方法。 - 商品情報と、商品キーワードとを対応付けて管理する商品情報データベースにおける前記商品キーワードを管理する商品キーワード管理システムを構成するコンピュータに実行させるための商品キーワード管理プログラムであって、
前記コンピュータを、
前記商品情報データベースに対して検索された検索キーワードと、その検索による検索結果に含まれる商品の名称と、当該検索キーワードにより検索された検索結果に含まれる商品の中の選択指示された商品を特定する情報とが対応付けられた検索ログを記憶する検索ログ記憶手段から前記検索ログを取得し、前記検索ログに基づいて、前記検索結果に含まれている商品であって、前記検索結果における選択指示の頻度が所定の頻度よりも低い商品である低選択商品を検出する低選択商品検出手段と、
情報を検索可能な検索装置に対して、前記低選択商品の名称を用いた検索を実行させ、前記検索装置から得られた検索結果を用いて、前記低選択商品の名称に関連する商品関連ワードを検出する商品関連ワード検出手段と、
前記商品情報データベースの商品情報に基づいて、前記商品関連ワードと関連する商品キーワードを検出する商品キーワード検出手段と、
前記商品情報データベースにおける前記低選択商品の商品キーワードとして、前記商品関連ワードに関連する前記商品キーワードを設定する低選択商品キーワード設定手段と
して機能させる商品キーワード管理プログラム。
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