JP2012234265A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機能を有する複合型の画像形成装置において、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】この画像形成装置のCPU111は、複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネル101が第1アプリケーションよりも起動処理の優先順位の低い未起動状態の第2アプリケーションに対応する第2機能の選択指示を受け付けたとき、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、コピー機能、スキャナ機能およびファックス機能などの複数の機能を持つ画像形成装置が知られている。なお、このような画像形成装置は、たとえば、MFP(Multi Function Peripheral)と称されている。
複数の機能を持つ画像形成装置では、装置起動時に、複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションの起動処理が順次行われる(たとえば、特許文献1参照)。なお、複数のアプリケーションの起動順序は予め設定されている。通常では、コピー機能の利用頻度が高くなる傾向があるため、最初にコピー機能に対応するアプリケーションの起動処理が行われることが多い。
そして、ユーザーは、たとえば、操作パネルに対して入力操作を行うことによって、ユーザーの所望する機能の選択指示を行う。これにより、ユーザーの所望する機能が利用可能な状態となる。
特開2007−199773号公報
ところで、近年では、画像形成装置の高性能化などに伴い、プログラムサイズが肥大化し、アプリケーションの起動処理時間が長くなる傾向にある。したがって、たとえば、コピー機能に対応するアプリケーション(コピーアプリ)がスキャナ機能に対応するアプリケーション(スキャナアプリ)よりも先に起動処理される場合、ユーザーとしては最初にスキャナ機能を利用したいと考えていたとしても、スキャナアプリの起動処理はコピーアプリの起動処理よりも後に行われるので、ユーザーがスキャナ機能を利用できるまでに長い時間がかかってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の機能を有する複合型の画像形成装置において、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、複数の機能を有する複合型の画像形成装置であって、複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、複数のアプリケーションを予め設定された優先順位で起動処理し、複数の機能を実行可能にする処理部と、複数の機能のうち、使用する機能を選択する選択指示をユーザーから受け付けるための操作パネルと、を備えている。そして、処理部は、複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネルが第1アプリケーションよりも起動処理の優先順位の低い未起動状態の第2アプリケーションに対応する第2機能の選択指示を受け付けたとき、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。なお、画像形成装置が持つ複数の機能としては、たとえば、コピー機能、スキャナ機能およびファックス機能などである。
この発明の構成によれば、処理部は、複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネルが第1アプリケーションよりも起動処理の優先順位の低い未起動状態の第2アプリケーションに対応する第2機能の選択指示を受け付けたとき、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。ここで、通常では、第2アプリケーションの起動処理は、第1アプリケーションの起動処理が完了してから開始される。このため、ユーザーが最初に利用したいと考えている機能が第2機能であるとすると、ユーザーが第2機能を利用できるまでには長い時間がかかってしまう。その一方、本発明の構成であれば、ユーザーが第2機能の選択指示を行うと、第2機能に対応する第2アプリケーションの起動処理が優先的に行われる。したがって、ユーザーが第2機能を利用できるまでにかかる時間が短縮される。すなわち、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる。
上記した構成において、処理部は、第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネルが第2機能の選択指示を受け付けた場合、第2アプリケーションの起動処理が完了していないことを示す情報を操作パネルに表示し、その情報を操作パネルに表示した後で操作パネルが第2機能を用いる旨の入力操作をさらに受け付けたときに、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行ってもよい。このように構成すれば、ユーザーが所望の機能(すなわち、第2機能)の選択指示をすることにより、速やかに、所望の機能に対応するアプリケーション(すなわち、第2アプリケーション)の起動処理が優先的に行われる。
上記した構成において、処理部は、第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネルが第2機能の選択指示を受け付けた場合、操作パネルが第2機能の選択指示を最初に受け付けたときに、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行ってもよい。このように構成すれば、ユーザーが所望の機能(すなわち、第2機能)の選択指示をすることにより、速やかに、所望の機能に対応するアプリケーション(すなわち、第2アプリケーション)の起動処理が優先的に行われる。
上記した構成において、好ましくは、処理部は、第2アプリケーションの起動処理を完了した後、起動処理を停止した第1アプリケーションの起動処理を再開する。このように構成すれば、第2機能が実行可能になった後、速やかに、第1機能が実行可能になる。
上記した構成において、好ましくは、処理部は、複数のアプリケーションのうち、少なくとも1つのアプリケーションを起動完了状態にするとともに、残りのアプリケーションを未起動状態にしておく。そして、処理部は、操作パネルが未起動状態のアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けたとき、選択指示を受け付けた機能に対応する未起動状態のアプリケーションの起動処理を行う。このように構成すれば、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理中に、他のアプリケーションの起動処理が行われることはない。したがって、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理に時間がかかってしまう、という不都合の発生が抑制される。
上記した構成において、好ましくは、処理部は、複数のアプリケーションのうちのいずれかの起動処理を行っている最中に、操作パネルが既に起動完了状態となったアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けた場合、起動処理中のアプリケーションの起動処理を停止する。このように構成すれば、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理中に、他のアプリケーションの起動処理が行われることはない。したがって、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理に時間がかかってしまう、という不都合の発生が抑制される。
この場合、好ましくは、処理部は、操作パネルに対するユーザーの入力操作がなくなって所定時間が経過してから、起動処理を停止したアプリケーションの起動処理を再開する。このように構成すれば、速やかに、起動処理を停止したアプリケーションに対応する機能が実行可能になる。
また、本発明の画像形成装置は、複数の機能を有する複合型の画像形成装置であって、複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、複数の機能を実行可能にする処理部と、複数の機能のうち、使用する機能を選択する選択指示をユーザーから受け付けるための操作パネルと、を備えている。そして、処理部は、複数のアプリケーションの全てを未起動状態にしておくとともに、複数の機能のそれぞれの選択指示をユーザーから受け付けるための機能実行キーを操作パネルに表示する。さらに、処理部は、操作パネルが複数の機能のうちのいずれかの選択指示をユーザーから受け付けたときに、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理を行う。
この発明の構成によれば、処理部は、複数のアプリケーションの全てを未起動状態にしておくとともに、複数の機能のそれぞれの選択指示をユーザーから受け付けるための機能実行キーを操作パネルに表示する。さらに、処理部は、操作パネルが複数の機能のうちのいずれかの選択指示をユーザーから受け付けたときに、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理を行う。このため、ユーザーが所望する機能の選択指示を行うと、その機能に対応するアプリケーションが優先的に起動処理されることになる。これに加えて、ユーザーの所望する機能に対応するアプリケーションの起動処理は処理部が行うが、その際、処理部は他のアプリケーションの起動や起動停止などの処理を行わない。このため、ユーザーの所望する機能に対応するアプリケーションの起動処理が他のアプリケーションの処理によって阻害される、という不都合は生じない。これにより、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる。
以上のように、本発明によれば、複数の機能を有する複合型の画像形成装置において、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる。
本発明の画像形成装置(複合機)の概略図 本発明の画像形成装置(複合機)の操作パネルの一例を示した平面図 本発明の画像形成装置(複合機)の画像形成部の一例を示した概略図 本発明の画像形成装置(複合機)のハードウェア構成の一例を示したブロック図 本発明の画像形成装置(複合機)のソフトウェア構成の一例を説明するための図 第1実施形態の動作を説明するためのフローチャート 図2に示した操作パネルに表示される画面の一例を示した図 第2実施形態の動作を説明するためのフローチャート 第3実施形態の動作を説明するためのフローチャート 第4実施形態の動作を説明するためのフローチャート 図2に示した操作パネルに表示される画面の一例を示した図
(第1実施形態)
まず、図1を参照して、本発明の画像形成装置100の全体構成について説明する。
本発明の画像形成装置100は、たとえば、タンデム方式のカラー複合機であって、コピー機能、スキャナ機能およびファックス機能などを有する。
また、この画像形成装置100は、操作パネル101、画像読取部102およびエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108)などを備えている。
操作パネル101は、たとえば、図1中の破線で示された箇所に配置される。また、操作パネル101は、図2に示すように、液晶表示部11を有する。この液晶表示部11には、各種設定や各種機能の選択指示などを行うためのメニューおよびキーが表示されるとともに、装置状態などを示すメッセージも表示される。そして、ユーザーは、液晶表示部11に表示されたキーを押下することで、各種設定や各種機能の選択指示などを行うことができる。なお、液晶表示部11には、液晶表示部11に表示されたキーがユーザーによって押下されたときに、その押下位置の座標を検出するためのタッチパネルが設けられている。
また、操作パネル101には、テンキー12やスタートキー13などのハードキーが設けられている。テンキー12は、ユーザーが数字入力を行うためのハードキーである。スタートキー15は、各種機能の処理開始の指示をユーザーから受け付けるためのハードキーである。
さらに、操作パネル101には、コピーキー14、スキャナキー15、ファックスキー16およびボックスキー17などのハードキーも設けられている。そして、コピーキー14がユーザーによって押下されると、コピー機能を利用する上で必要なキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。スキャナキー15がユーザーによって押下されると、スキャナ機能を利用する上で必要なキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。ファックスキー16がユーザーによって押下されると、ファックス機能を利用する上で必要なキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。ボックスキー17がユーザーによって押下されると、ボックス機能を利用する上で必要なキーやメッセージなどが液晶表示部11に表示される。なお、ボックス機能とは、ボックスと呼ばれる所定の保存領域(たとえば、後述する記憶部113に設けられたフォルダ)に画像読取部102で読み取った原稿の電子文書を保存しておく機能である。
図1に戻って、画像読取部102は、原稿を読み取り、原稿の画像データを形成する。画像読取部102には、図示しないが、露光ランプ、ミラー、レンズおよびイメージセンサーなどの光学系部材が設けられている。この画像読取部102は、載置読取用コンタクトガラス21に載置される原稿にビームを照射し、その原稿の反射ビームを受けたイメージセンサーの各画素の出力値をA/D変換することにより、画像データを生成する。なお、画像読取部102による原稿の読み取り時には、載置用コンタクトガラス21に載置された原稿を原稿カバー22で押えるようになっている。
給紙部103は、記録媒体としての用紙Pを収容するとともに、用紙Pを搬送路104に供給する。この給紙部103には、収容された用紙Pを引き出すピックアップローラー31や、用紙Pの重送を抑制するための分離ローラー32などが設けられている。
搬送路104は、複合機100の内部において用紙Pを搬送するものである。具体的に言うと、給紙部103から供給された用紙Pは、搬送路104によって、中間転写部106および定着部107をこの順番で通過して排出トレイ109に導かれる。この搬送路104には、用紙Pを中間転写部106の手前で待機させ、タイミングを合わせて中間転写部106に送り出すレジストローラー41などが設けられている。
画像形成部105は、画像データに基づいてトナー像を形成するものであって、4色分の画像形成部50(ブラックのトナー像を形成する画像形成部50Bk、イエローのトナー像を形成する画像形成部50Y、シアンのトナー像を形成する画像形成部50C、および、マゼンダのトナー像を形成する画像形成部50M)と、露光装置5とを備えている。なお、画像形成部50Bk、50Y、50Cおよび50Mは、互いに異なる色のトナー像を形成するが、いずれも基本的に同様の構成である。したがって、以下の説明では、各色を表す符号(Bk、Y、CおよびM)を省略する。
各画像形成部50のそれぞれは、図3に示すように、感光体ドラム1、帯電装置2、現像装置3および清掃装置4を含んでいる。そして、各画像形成部50は、露光装置5を共通で使用する。
各感光体ドラム1は、外周面にトナー像を担持するものであって、外周面に感光層を有する。各帯電装置2は、対応する感光体ドラム1を一定の電位で帯電させる。各現像装置3は、対応する色の現像剤を収容し、対応する感光体ドラム1にトナーを供給する。各清掃装置4は、対応する感光体ドラム1の清掃を行う。露光装置5は、各感光体1に対して走査露光を行って静電潜像を形成する。
図1に戻って、中間転写部106は、画像形成部105からトナー像の1次転写を受けた後、用紙Pに2次転写を行う。中間転写部106は、中間転写ベルト61と、各画像形成部50にそれぞれ割り当てられた1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mとを少なくとも含んでいる。1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mは、対応する画像形成部50(具体的には、感光体ドラム1)との間で中間転写ベルト61を挟み込んでいるとともに、転写用電圧(転写バイアス)が印加されるようになっている。
また、中間転写部106は、駆動ローラー63および従動ローラー64も含んでいる。そして、駆動ローラー63および従動ローラー64は、1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mと共に、中間転写ベルト61を張架している。
さらに、中間転写部106は、2次転写ローラー65も含んでいる。この2次転写ローラー65は、駆動ローラー63との間で中間転写ベルト61を挟み込んでいるとともに、転写用電圧(転写バイアス)が印加されるようになっている。
そして、各画像形成部50で形成されたトナー像は、転写用電圧が印加された1次転写ローラー62Bk、62Y、62Cおよび62Mにより、順次、ずれなく重畳して中間転写ベルト61に1次転写される。その後、中間転写ベルト61に1次転写されたトナー像は、転写用電圧が印加された2次転写ローラー65により、用紙Pに2次転写される。
また、中間転写部106は、ベルト清掃装置66も含んでいる。そして、このベルト清掃装置66によって、中間転写ベルト61から用紙Pへのトナー像の2次転写の後、中間転写ベルト61の清掃が行われる。
定着部107は、用紙Pに2次転写されたトナー像を加熱・加圧して定着させるものである。この定着部107は、発熱源を内蔵する定着ローラー71と、定着ローラー71に圧接される加圧ローラー72とを含んでいる。そして、トナー像が2次転写された用紙Pは、定着ローラー71と加圧ローラー72との間を通過することで、加熱・加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着される。
そして、用紙Pは、定着部107を通過した後、排出トレイ109に排出される。これによって、画像形成処理が完了する。
また、両面搬送路108は、両面印刷を可能とするものである。この両面搬送路108は、定着部107の下流側おいて搬送路104と分岐し、レジストローラー41の上流側において搬送路104と合流している。そして、両面搬送路108には、搬送路104との分岐点に配置された切替弁81、排出トレイ109に繋がる排出口109aに配置されているとともに正逆回転の切り換えが可能な排出ローラー82、および、用紙Pを搬送する搬送ローラー83などが設けられている。
両面印刷を行う場合、切替弁81は、両面搬送路108を閉じるポジションとなり、定着部107から送られた用紙Pを排出トレイ109に導く。また、排出ローラー82は、ひとまず、正回転して用紙Pを排出トレイ109に排出する。この後、排出ローラー82は、用紙Pが排出ローラー82を通過しきる前に逆回転する。このとき、切替弁81は、両面搬送路108を開く方向に回動する。これにより、片面印刷された用紙Pは、両面搬送路108に導かれる。
両面搬送路108に導かれた用紙Pは、搬送ローラー83により搬送され、レジストローラー41の上流側に至る。そして、再び、中間転写部106から定着部107へと送られる。このときには、用紙Pの表裏が逆転しているので、用紙Pの裏面(未印刷面)に対して、2次転写処理および定着処理がなされる。そして、両面印刷が終わった用紙Pは、排出トレイ109に排出される。
次に、図4を参照して、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
画像形成装置100は、主制御部110を有する。この主制御部110は、中央演算処理装置であるCPU111や画像処理部112などを含む。また、主制御部110は、操作パネル101、画像読取部102、給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108などと接続されており、後述する記憶部113に記憶されたプログラムやデータに基づいて各部の制御や演算を行う。なお、主制御部110は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部と、画像形成や各種回転体を回転させるモーターのオン/オフを制御するエンジン制御部とに分割されていてもよい。
主制御部110に接続される操作パネル101は、表示制御部18を有する。この表示制御部18は、CPUやICなどからなり、液晶表示部11の表示を制御する。また、表示制御部18は、液晶表示部11(タッチパネル)に表示されたキーがユーザーによって押下されると、タッチパネルの出力を受けて押下位置の座標を特定する。これにより、液晶表示部11に対してユーザーが押下した位置(選択したキー)が特定される。なお、タッチパネルの出力と押下位置の座標との対応を示すテーブルなどのデータは、たとえば、メモリ19に記憶される。
また、主制御部110は、記憶部113と接続される。記憶部113は、ROM113a、RAM113bおよびHDD113cなどの揮発性の記憶装置と不揮発性の記憶装置とを含む。そして、記憶部113には各種のプログラムやデータなどが記憶される。たとえば、コピー機能、スキャナ機能およびファックス機能などの各種機能の制御に必要なプログラムやデータは、ROM113aに記憶され、RAM113bに展開される。
また、主制御部110は、通信部114と接続される。この通信部114は、ネットワーク接続を行うためのチップやドライバなどを有している。そして、通信部114は、外部のコンピューター200(たとえば、パーソナルコンピューター)やファックス装置210などと接続される。
次に、図5を参照して、画像形成装置100のソフトウェア構成について説明する。
画像形成装置100は、たとえば、記憶部113(たとえば、ROM113a)にOS(オペレーティングシステム)300を記憶する。さらに、複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションも記憶部113(たとえば、ROM113a)に記憶される。各アプリケーションは、対応する機能を実行する上で必要なプログラムおよびデータを含む。以下、コピー機能に対応するアプリケーションをコピーアプリ301、スキャナ機能に対応するアプリケーションをスキャナアプリ302、ファックス機能に対応するアプリケーションをファックスアプリ303、ボックス機能に対応するアプリケーションをボックスアプリ304、と言う。
また、OS300と各アプリ(コピーアプリ301、スキャナアプリ302、ファックスアプリ303およびボックスアプリ304)とのやり取りは、コントローラー305が仲介する。各アプリおよびコントローラー305は、予めメーカーにより作成され、メーカーの独自開発のソフトウェアである。
なお、コピーアプリ301は、画像読取部102において原稿を読み取り、エンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108)において画像形成を行うためのアプリである。スキャナアプリ302は、画像読取部102において原稿を読み取り、指定された送信先(たとえば、外部のコンピューター200)に読み取った画像データを送信するためのアプリである。ファックスアプリ303は、受信時に、受信した画像データに基づいてエンジン部(給紙部103、搬送路104、画像形成部105、中間転写部106、定着部107および両面搬送路108)において画像を形成し、送信時に、画像読取部102において原稿を読み取り、指定された送信先(たとえば、外部のファックス装置210)に読み取った画像データを送信するためのアプリである。ボックスアプリ304は、画像読取部102において原稿を読み取り、指定された保存先に読み取った画像データを保存するためのアプリである。
これら各アプリ(コピーアプリ301、スキャナアプリ302、ファックスアプリ303およびボックスアプリ304)は、装置起動時に、各アプリの起動処理を行う処理部としてのCPU111によって、ROM113aから読み出され、RAM113aに展開される。これによって、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能の各機能は実行可能になる。
ところで、CPU111(処理部)は、各アプリを起動処理する際、予め設定された起動順序に従って各アプリを起動処理する。たとえば、通常ではコピー機能の利用頻度が高いので、コピーアプリ301を最初に起動処理するように設定されることが多い。
そのため、製品出荷時のデフォルトの設定では、コピーアプリ301の起動処理の優先順位が1位とされる。そして、たとえば、コピーアプリ301の後の優先順位は、スキャナアプリ302(2位)→ファックスアプリ303(3位)→ボックスアプリ304(4位)とされる。
なお、第1実施形態では、各アプリの起動処理の優先順位は、ユーザーが操作パネル101を用いて設定することができる。たとえば、操作パネル101は、コピーアプリ301、スキャナアプリ302、ファックスアプリ303およびボックスアプリ304の各優先順位を自由に決める設定入力を受け付けるようになっている。
あるいは、操作パネル101は、主電源投入時に最初に表示する機能(初期画面として表示される機能)の設定入力を受け付け、最初に表示する機能に対応するアプリケーションの起動処理の優先順位を最上位とし、残りの機能に対応するアプリケーションの起動処置の優先順位は、デフォルトの設定に沿ったものとしてもよい。たとえば、デフォルトの設定での起動処理の優先順位がコピーアプリ301(1位)→スキャナアプリ302(2位)→ファックスアプリ303(3位)→ボックスアプリ304(4位)であるとき、最初に表示する機能をボックス機能に設定するのであれば、ボックスアプリ304(1位)→コピーアプリ301(2位)→スキャナアプリ302(3位)→ファックスアプリ303(4位)という優先順位となっていてもよい。
そして、デフォルトやユーザーにより設定された各アプリの起動処理の優先順位は、記憶部113に記憶される。そして、CPU111は、主電源投入時、優先順位を参照して各アプリケーションの起動処理を行う。
ここで、最初に起動処理されるアプリに対応する機能と、ユーザーが最初に利用したいと考える機能とが異なる場合がある。具体的に言うと、コピー機能に対応するコピーアプリ301が最初に立ち上がるように設定されているが、ユーザーとしては最初にコピー機能以外の機能(たとえば、ファックス機能)を利用したいと考える場合がある。この場合、ユーザーがファックス機能を利用できるまでに長い時間がかかってしまう。このような不都合を解消するため、第1実施形態では、図6に示すフローに従って、ユーザーが最初に利用したいと考える機能を速やかに実行可能にさせる。以下、図6を参照して、第1実施形態の装置起動時の動作について説明する。
まず、図6に示すフローのスタートは、画像形成装置100に主電源が投入されることでCPU111が起動した後、予め設定された優先順位に従って複数のアプリが起動処理されている最中に、現時点で起動処理されているアプリよりも起動処理の優先順位の低いアプリに対応する機能の選択指示をユーザーが行ったときである。このときのユーザーによる選択指示は、ユーザーが操作パネル101を操作する(たとえば、各種機能に対応するハードキーを押下する)ことによって行われる。
なお、以下の説明では、複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリの起動処理中に、第1機能とは異なる第2機能の選択指示をユーザーが行ったとする。そして、その第2機能に対応する第2アプリの起動処理の優先順位が第1アプリの起動処理の優先順位よりも低く、第2アプリが未起動状態であるとする。たとえば、第1機能に対応する第1アプリは、コピー機能に対応するコピーアプリであり、第2機能に対応する第2アプリは、ファックス機能に対応するファックスアプリである。すなわち、ユーザーが第2機能の選択指示を行ったということは、操作パネル101においてファックスキー16が押下され、操作パネル101がファックス機能の選択指示を受け付けた、ということである。
ステップS1において、CPU111は、表示制御部18に対して、第2アプリ(ファックスアプリ)の起動処理が完了していないことを示す情報を液晶表示部11に表示するように指示する。ここで液晶表示部11に表示する情報としては、特に限定されるものではない。たとえば、第2アプリがファックスアプリである場合、図7に示すような送信設定画面が表示されるが、その一部に「起動中」といったようなメッセージを加える。
ステップS2において、CPU111は、第2アプリ(ファックスアプリ)の起動処理が完了していないことを示す情報を液晶表示部11に表示した後、第2機能(ファックス機能)を用いる旨の入力操作をユーザーからさらに受け付けたか否かを判断する。たとえば、図7に示すような送信設定画面が表示されている場合、CPU111は、液晶表示部11に表示された各種設定キーに対してユーザーが入力操作を行ったか否かを判断する。そして、第2機能(ファックス機能)を用いるための入力操作をユーザーからさらに受け付けていない場合には、ステップS3に移行し、第2機能(ファックス機能)を用いるための入力操作をユーザーからさらに受け付けた場合には、ステップS4に移行する。
ステップS3に移行した場合、CPU111は、予め設定された優先順位に従って起動処理を行う。すなわち、第1アプリ(コピーアプリ)および第2アプリ(ファックスアプリ)の順で起動処理を行う。
その一方、ステップS4に移行した場合、CPU111は、第1アプリ(コピーアプリ)の起動処理を停止する。続いて、ステップS5において、CPU111は、未起動状態の第2アプリ(ファックスアプリ)の起動処理を開始する。そして、ステップS6において、CUP111は、第2アプリ(ファックスアプリ)の起動処理を完了させる。この後、ステップS7において、CPU111は、起動処理を停止した第1アプリ(コピーアプリ)の起動処理を再開する。
なお、図6に示したフローにおいて、ステップS2の動作(第2機能を用いるための入力操作をユーザーからさらに受け付けたか否かを判断する動作)を省略してもよい。すなわち、この変形例では、図6に示したフローにおいて、CPU111は、第2アプリの起動処理が完了していないことを示す情報を液晶表示部11に表示し(ステップS1)、その後、第2機能を用いるための入力操作をユーザーからさらに受け付けたか否かを判断する動作を行わず、第1アプリの起動処理を停止する(ステップS4)。なお、ステップS5〜S7までの動作は、上述した動作と同様である。
第1実施形態では、上記のように、CPU111(処理部)は、複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネル101が第1アプリケーションよりも起動処理の優先順位の低い未起動状態の第2アプリケーションに対応する第2機能の選択指示を受け付けたとき、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。ここで、通常では、第2アプリケーションの起動処理は、第1アプリケーションの起動処理が完了してから開始される。このため、ユーザーが最初に利用したいと考えている機能が第2機能であるとすると、ユーザーが第2機能を利用できるまでには長い時間がかかってしまう。その一方、本発明の構成であれば、ユーザーが第2機能の選択指示を行うと、第2機能に対応する第2アプリケーションの起動処理が優先的に行われる。したがって、ユーザーが第2機能を利用できるまでにかかる時間が短縮される。すなわち、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる。
また、第1実施形態では、CPU111は、第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネル101が第2機能の選択指示を受け付けた場合、第2アプリケーションの起動処理が完了していないことを示す情報を操作パネル101に表示し、その情報を操作パネル101に表示した後で操作パネル101が第2機能を用いる旨の入力操作をさらに受け付けたときに、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。このように構成すれば、ユーザーが所望の機能(すなわち、第2機能)の選択指示をすることにより、速やかに、所望の機能に対応するアプリケーション(すなわち、第2アプリケーション)の起動処理が優先的に行われる。
なお、第1実施形態の変形例では、CPU111は、第1アプリケーションの起動処理中に、操作パネル101が第2機能の選択指示を受け付けた場合、操作パネル101が第2機能の選択指示を最初に受け付けたときに、第1アプリケーションの起動処理を停止し、第2アプリケーションの起動処理を優先して行う。このように構成すれば、ユーザーが所望の機能(すなわち、第2機能)の選択指示をすることにより、速やかに、所望の機能に対応するアプリケーション(すなわち、第2アプリケーション)の起動処理が優先的に行われる。すなわち、この場合にも、上記した効果と同様の効果が得られる。
(第2実施形態)
次に、図8を参照して、第2実施形態の動作について説明する。
まず、図8のフローのスタートは、画像形成装置100に主電源が投入されることでCPU111が起動したときである。
ステップS11において、CPU111は、複数の機能(たとえば、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能とする)のうちの所定機能(たとえば、コピー機能とする)に対応する所定アプリ(コピーアプリ)を起動完了状態にするとともに、残りの機能(スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能)に対応する残りのアプリ(スキャナアプリ、ファックスアプリおよびボックスアプリ)を未起動状態にしておく。
また、ステップS12において、CPU111は、残りのアプリ(スキャナアプリ、ファックスアプリおよびボックスアプリ)の起動処理が完了していないことを示す情報を液晶表示部11に表示する(図7参照)。
さらに、ステップS13において、CPU111は、残りの機能(スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能)のうちのいずれかの選択指示をユーザーから受け付けたか否かを判断する。そして、残りの機能(スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能)の選択指示を受け付けていなければ、ステップS13の動作を繰り返す。一方で、残りの機能(スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能)のうちのいずれか(たとえば、ファックス機能とする)の選択指示を受け付けていれば、ステップS14に移行する。
ステップS14に移行すると、CPU111は、選択指示を受けた機能(ファックス機能)に対応する未起動状態のアプリ(ファックスアプリ)の起動処理を行う。このとき、CPU111は、残りの機能のうちの選択指示を受けていない機能(スキャナ機能およびボックス機能)に対応するアプリ(スキャナアプリおよびボックスアプリ)を未起動状態のまま保持する。
第2実施形態では、上記のように、CPU111は、複数のアプリケーションのうち、少なくとも1つのアプリケーションを起動完了状態にするとともに、残りのアプリケーションを未起動状態にしておく。そして、CPU111は、操作パネル101が未起動状態のアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けたとき、選択指示を受け付けた機能に対応する未起動状態のアプリケーションの起動処理を行う。このように構成すれば、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理中に、他のアプリケーションの起動処理が行われることはない。したがって、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理に時間がかかってしまう、という不都合の発生が抑制される。
(第3実施形態)
次に、図9を参照して、第3実施形態の動作について説明する。
まず、図9に示すフローのスタートは、画像形成装置100に主電源が投入されることでCPU111が起動した後、予め設定された優先順位に従って複数のアプリが起動処理されている最中に、既に起動完了状態となったアプリに対応する機能の選択指示をユーザーが行ったときである。たとえば、既に起動完了状態となっているのは、コピー機能に対応するコピーアプリであり、起動処理が行われているのは、ファックス機能に対応するファックスアプリである。
ステップS21において、CPU111は、起動処理中のアプリ(ファックスアプリ)の起動処理を停止する。
次に、ステップS22において、CPU111は、ユーザーの操作パネル101に対する入力操作がなくなってから所定時間が経過しているか否かを判断する。そして、所定時間が経過していなければ、ステップS22の動作を繰り返し行う。その一方、所定時間が経過していれば、ステップS23に移行する。
ステップS23に移行すると、CPU111は、起動処理を停止したアプリ(ファックスアプリ)の起動処理を再開する。
第3実施形態では、上記のように、CPU111は、複数のアプリケーションのうちのいずれかの起動処理を行っている最中に、操作パネル101が既に起動完了状態となったアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けた場合、起動処理中のアプリケーションの起動処理を停止する。このように構成すれば、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理中に、他のアプリケーションの起動処理が行われることはない。したがって、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理に時間がかかってしまう、という不都合の発生が抑制される。
また、第3実施形態では、CPU111は、操作パネル101に対するユーザーの入力操作がなくなって所定時間数が経過してから、起動処理を停止したアプリケーションの起動処理を再開する。このように構成すれば、速やかに、起動処理を停止したアプリケーションに対応する機能が実行可能になる。
(第4実施形態)
次に、図10を参照して、第4実施形態の動作について説明する。
まず、図10のスタートは、画像形成装置100に主電源が投入されることでCPU111が起動したときである。
ステップS31において、CPU111は、複数の機能(たとえば、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能およびボックス機能とする)にそれぞれ対応する複数のアプリ(コピーアプリ、スキャナアプリ、ファックスアプリおよびボックスアプリ)の全てを未起動状態にしておく。
また、ステップS32において、CPU111は、表示制御部18に対して、複数の機能のそれぞれの選択指示をユーザーから受け付けるための機能実行キーを液晶表示部11に表示するように指示する。たとえば、特に限定されないが、図11に示すように、各機能画面(図9では、ファックス機能画面)のそれぞれに、機能実行キーK1を表示する。
さらに、ステップS33において、CPU111は、複数の機能のうちのいずれか(たとえば、ファックス機能とする)の選択指示をユーザーから受け付けたか否かを判断する。そして、選択指示を受け付けていなければ、ステップS33の動作を繰り返す。その一方、選択指示を受け付けていれば、ステップS34に移行する。
ステップS34に移行すると、CPU111は、選択指示を受けた機能(ファックス機能)に対応するアプリ(ファックスアプリ)の起動処理を行う。このとき、CPU111は、残りの機能(コピー機能、スキャナ機能およびボックス機能)に対応するアプリ(コピーアプリ、スキャナアプリおよびボックスアプリ)を未起動状態のまま保持する。
第4実施形態では、上記のように、CPU111は、複数のアプリケーションの全てを未起動状態にしておくとともに、複数の機能のそれぞれの選択指示をユーザーから受け付けるための機能実行キーを操作パネル101に表示する。さらに、CPU111は、操作パネル101が複数の機能のうちのいずれかの選択指示をユーザーから受け付けたときに、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理を行う。このため、ユーザーが所望する機能の選択指示を行うと、その機能に対応するアプリケーションが優先的に起動処理されることになる。これに加えて、ユーザーの所望する機能に対応するアプリケーションの起動処理は処理部が行うが、その際、CPU111は他のアプリケーションの起動や起動停止などの処理を行わない。このため、ユーザーの所望する機能に対応するアプリケーションの起動処理が他のアプリケーションの処理によって阻害される、という不都合は生じない。これにより、ユーザーの所望する機能を速やかに実行可能にすることができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
100 画像形成装置
101 操作パネル
111 CPU(処理部)
113 記憶部
K1 機能実行キー

Claims (8)

  1. 複数の機能を有する複合型の画像形成装置であって、
    前記複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、
    前記複数のアプリケーションを予め設定された優先順位で起動処理し、前記複数の機能を実行可能にする処理部と、
    前記複数の機能のうち、使用する機能を選択する選択指示をユーザーから受け付けるための操作パネルと、を備え、
    前記処理部は、前記複数の機能のうちの第1機能に対応する第1アプリケーションの起動処理中に、前記操作パネルが前記第1アプリケーションよりも起動処理の優先順位の低い未起動状態の第2アプリケーションに対応する第2機能の選択指示を受け付けたとき、前記第1アプリケーションの起動処理を停止し、前記第2アプリケーションの起動処理を優先して行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記処理部は、前記第1アプリケーションの起動処理中に、前記操作パネルが前記第2機能の選択指示を受け付けた場合、前記第2アプリケーションの起動処理が完了していないことを示す情報を前記操作パネルに表示し、前記情報を前記操作パネルに表示した後で前記操作パネルが前記第2機能を用いる旨の入力操作をさらに受け付けたときに、前記第1アプリケーションの起動処理を停止し、前記第2アプリケーションの起動処理を優先して行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記処理部は、前記第1アプリケーションの起動処理中に、前記操作パネルが前記第2機能の選択指示を受け付けた場合、前記操作パネルが前記第2機能の選択指示を最初に受け付けたときに、前記第1アプリケーションの起動処理を停止し、前記第2アプリケーションの起動処理を優先して行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記処理部は、前記第2アプリケーションの起動処理を完了した後、起動処理を停止した前記第1アプリケーションの起動処理を再開することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記処理部は、前記複数のアプリケーションのうち、少なくとも1つのアプリケーションを起動完了状態にするとともに、残りのアプリケーションを未起動状態にしておき、
    前記処理部は、前記操作パネルが未起動状態のアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けたとき、選択指示を受け付けた機能に対応する未起動状態のアプリケーションの起動処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記処理部は、前記複数のアプリケーションのうちのいずれかの起動処理を行っている最中に、前記操作パネルが既に起動完了状態となったアプリケーションに対応する機能の選択指示を受け付けた場合、起動処理中のアプリケーションの起動処理を停止することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記処理部は、前記操作パネルに対するユーザーの入力操作がなくなって所定時間が経過してから、起動処理を停止したアプリケーションの起動処理を再開することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 複数の機能を有する複合型の画像形成装置であって、
    前記複数の機能にそれぞれ対応する複数のアプリケーションを記憶する記憶部と、
    前記複数の機能を実行可能にする処理部と、
    前記複数の機能のうち、使用する機能を選択する選択指示をユーザーから受け付けるための操作パネルと、を備え、
    前記処理部は、前記複数のアプリケーションの全てを未起動状態にしておくとともに、前記複数の機能のそれぞれの選択指示をユーザーから受け付けるための機能実行キーを前記操作パネルに表示し、
    前記処理部は、前記操作パネルが前記複数の機能のうちのいずれかの選択指示をユーザーから受け付けたときに、選択指示を受けた機能に対応するアプリケーションの起動処理を行うことを特徴とする画像形成装置。
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