JP2012227520A - 電界効果トランジスタ、製造用基板、およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流量の減少や断線などの問題を抑制した状態で、電界効果トランジスタをより微細化できるようにする。
【解決手段】基板101の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域102と、ゲート電極104およびゲート電極104を挟んでチャンネル領域102に接続されたソース電極105およびドレイン電極106とを備える。例えば、チャンネル領域102は、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。図1に示す例では、ゲート電極104は、チャンネル領域102にゲート絶縁層103を介して形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グラフェンにより構成された電界効果トランジスタ、製造用基板およびその製造方法に関するものである。
リソグラフィ技術の進展に伴ってシリコンをベースとした半導体素子の製造技術において素子の微細化が進んでおり、このままの製造技術の改良で、最小配線ピッチの1/2が11nmとなる11nm世代を2022年に実現する国際半導体技術ロードマップ(非特許文献1参照)が作られている。この微細化技術を進める上では、主にシリコン基板中の不純物濃度の空間揺らぎによって生じる物理的な統計揺らぎによる特性ばらつきが問題となる。このばらつき問題の解決方法として、フィン型の電界効果トランジスタの構造が提案されている(非特許文献2参照)。この構造が、20nm世代以降のSRAM構造を置き換えると予測されている。
"The International Technology Roadmap for Semiconductors", http://www.itrs.net/Links/2010ITRS/2010Update/ToPost/2010Tables_LITHO_FOCUS_D_ITRS.xls(検索日2011年3月9日) 川崎博久、「最先端FinFET SRAM集積化技術」、応用物理,第79巻、第12号、1103−1107頁、2010年。 M.Y. Han et al. , "Energy Band-Gap Engineering of Graphene Nanoribbons", Phys. Rev. Lett. , vol.98, 206805, 2007. F. Maeda and H. Hibino, "Thin Graphitic Structure Formation on Various Substrates by Gas-Source Molecular Beam Epitaxy Using Cracked Ethanol", Japanese Journal of Applied Physics, vol.49, 04DH13, 2010.
しかしながら、上述したフィン型の構造も、リソグラフィをベースとした微細加工技術で形成するもので、線幅を細くして集積度を上げるには前述の通り11nm世代以降の加工技術の見通しが立っていない。このため、11nm世代以降の半導体素子実現の可能性は不明であり、単純な現在の技術の改良では達成できないと考えられており、チャンネル部分に新たな材料を適用することも検討の対象となっている。
上述した課題に対し、トップダウン型の加工技術によって微細化するのではなく、カーボンナノチューブ,およびSi,GaAsなどの半導体ナノワイヤーなど、自己形成的にnmオーダーの太さとなる物質の適用が検討されている。しかしながら、これらの物質は基本的に断面が円形または円形に近い多角形であり、線幅を小さくすると断面積も減ることになる。この結果、流せる電流量も線幅の縮小に伴い減少するという欠点がある。また、ソース電極およびドレイン電極では、電極金属に被覆された部分での接触よりも被覆部分が終わる接点で電流が流れる場合があり、この場合、線の太さが小さくなれば接触面積も小さくなり、断線の原因になりやすいという欠点もある。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、電流量の減少や断線などの問題を抑制した状態で、電界効果トランジスタをより微細化できるようにすることを目的とする。
本発明に係る電界効果トランジスタは、基板の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域と、ゲート電極およびゲート電極を挟んでチャンネル領域に接続されたソース電極およびドレイン電極とを少なくとも備える。
上記電界効果トランジスタにおいて、基板の上に基板の平面に平行に形成されたグラフェン層を備え、チャンネル領域は、グラフェン層より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されていればよい。また、ソース電極およびドレイン電極は、グラフェン層と絶縁分離して形成されていればよい。また、グラフェン層よりゲート電極が構成されていてもよい。なお、チャンネル領域は、1〜4のいずれかの層数のグラフェンから構成されていればよい。また、チャンネル領域は、基板から離れる方向の幅が100nm以下であるグラフェンから構成されていればよい。
本発明に係る製造用基板は、基板の上に基板の平面に平行に形成されたグラフェン層と、一部のグラフェン層より突出してフィン状に形成されたグラフェンからなるフィン部とを備える。
本発明に係る製造用基板の製造方法は、基板の上に基板の平面に平行にグラフェン層を形成する第1工程と、炭化水素を熱分解して生成した分子線を加熱した基板の上に供給し、一部のグラフェン層より突出してフィン状に成長したグラフェンからなるフィン部を形成する第2工程とを少なくとも備える。
上記製造用基板の製造方法において、炭化水素は、エタノールまたはエチレンであればよい。また、エタノールを用いる場合、第2工程では、600〜950℃の範囲に加熱した基板の上に分子線を供給すればよい。また、エタノールを用いる場合、第2工程は、799.932×10-3Pa以下の減圧状態で行えばよい。なお、この場合、第2工程では、ガスの熱分解温度を1600℃以上とすればよい。また、エチレンを用いる場合、第2工程では、600〜950℃の範囲に加熱した基板の上に分子線を供給すればよい。また、エチレンを用いる場合、第2工程は、1.5Pa以下の減圧状態で行えばよい。なお、この場合、第2工程では、ガスの熱分解温度を1800℃以上とすればよい。
本発明に係る電界効果トランジスタの製造方法は、上述した製造用基板の製造方法により製造用基板を製造する工程と、製造用基板の上に形成されたフィン部からなるチャンネル領域にゲート絶縁層を介してゲート電極を形成する工程と、ゲート電極を挟んでチャンネル領域に接続されたソース電極およびドレイン電極を形成する工程とを少なくとも備える。
以上説明したように、本発明によれば、基板の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域を用いるようにしたので、電流量の減少や断線などの問題を抑制した状態で、電界効果トランジスタをより微細化できるようになるという優れた効果が得られる。
図1は、本発明の実施の形態1における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図2は、基板平面に対して平行な方向に形成したグラフェン層の上に、グラフェンを追加して成長させることで形成された基板平面より急峻に立ち上がった尾根状の構造体を、原子間力顕微鏡の観察により観察した結果を示す写真である。 図3は、基板平面に対して平行な方向に形成したグラフェン層の上に、グラフェンを追加して成長させることで形成された基板平面より急峻に立ち上がった尾根状の構造体を、断面透過電子線顕微鏡で観察した結果を示す写真(a)および説明図(b)である。 図4は、本発明の実施の形態1における他の電界効果トランジスタの一部構成を示す斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態2における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態3における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態4における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施の形態5における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図9は、本発明の実施の形態6における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。 図10は、本発明の実施の形態における製造用基板の構成を示す斜視図である。 図11は、本発明の実施の形態における製造用基板の製造方法を説明するための基板表面への炭素材料の堆積を確認するために行った実験における、真空槽の真空度に対する炭素1s内殻準位光電子強度の増加量を示す特性図である。 図12は、本発明の実施の形態における製造用基板の製造方法を説明するための基板表面への炭素材料の堆積を確認するために行った実験における、タングステンフィラメントの加熱温度に対する炭素1s内殻準位光電子強度の増加量を示す特性図である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、基板101の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域102と、ゲート電極104およびゲート電極104を挟んでチャンネル領域102に接続されたソース電極105およびドレイン電極106とを備える。例えば、チャンネル領域102は、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。実施の形態1において、ゲート電極104は、チャンネル領域102にゲート絶縁層103を介して形成されている。
上述した実施の形態1における電界効果トランジスタは、いわゆるフィン型の電界効果トランジスタであり、フィン形状のチャンネル部をグラフェンから構成したところに特徴がある。実施の形態1によれば、この構造により、フィン形状としているチャンネル領域102の幅を2nm以下とすることが可能となり、劇的な微細化が実現できるようになる。
また、チャンネル領域102は、基板101から離れる方向の高さを大きくすることで、幅を変化させることなく体積を増やすことができる。これにより、ソース電極105およびドレイン電極106との接触面積を増やすことが容易であり、また、接触部における電流の集中を抑制して断線の可能性を低減することができる。
さらに、チャンネル領域102は、基板101から離れる方向(例えば鉛直方向)の幅が100nmでバンドギャップが開きはじめ、この鉛直方向の幅を小さくすることで、バンドギャップを大きくすることができることが知られている(非特許文献3参照)。すなわち、フィンを構成するグラフェンの鉛直方向の幅を調整することで、所望とするバンドギャップに調整することが可能となる。
ここで、基板平面上に凸状のフィン形状にグラフェンを形成することについて詳細に説明する。
よく知られているように、SiC基板を用い、1000℃以上の高温で加熱することにより、SiC基板の表面に、基板平面に対して平行な方向にグラフェンを形成することができる。このようにグラフェンを形成(成長)している中で、基板温度を下げて、アルコールをあらかじめ分解して真空中で供給するガスソース分子線エピタキシャル(MBE)成長法でグラフェンを追加して成長させると、基板平面より急峻に立ち上がった尾根状の構造体が形成されることを、発明者らが見いだした。
この急峻に立ち上がった構造体は、原子間力顕微鏡(AFM)の観察により確認された(図2参照)。図2の写真に示すように、急峻に立ち上がった尾根状の構造体が、網目状に連続して形成されていることがわかる。この急峻に立ち上がった構造体を断面透過電子線顕微鏡(TEM)で観察したところ、図3の(a)に示すように、基板平面に平行に形成されているグラフェン層より、立ち上がった形で成長したものであることが判明した。この状態をより明確にするために、図3の(b)に模式的な構成図を示す。このような構造体は他のTEM像でも観察され、観察される立ち上がった構造体の層数は、1層から4層程度であった。この、グラフェン層による立ち上がった構造体を、フィン部と称する。フィン部においては、グラフェン層が、例えば、基板平面に対して垂直に展開している。
このグラフェンが基板表面から立ち上がった部分(グラフェン)からなるフィン部を、フィン型電界効果トランジスタのチャンネルに用いることが、本発明の特徴である。ところで、上述したようにフィン部を構成するグラフェンが、下地の基板に平行なグラフェン層と接触している場合、常識的には、フィン部だけに電流を流すことはできないと考えられる。この観点からは、上述したフィン部をトランジスタのチャンネルとして利用することは、着想できない。
しかしながら、発明者らの鋭意検討の結果、フィン部のグラフェンと基板に平行なグラフェン層(平行層グラフェン)との接点は、大きな曲率をもっている、もしくは、フィン部が平行層グラフェンから分岐して新たな方向に成長を始めているかのいずれかの構造体をとっていると想定した。このような構造体をもつ場合には、フィン部と平行層グラフェンとの接点付近では、sp3結合が主となって絶縁体化すると考えられ、フィン部と平行層グラフェンは電気的に絶縁されていると考えられる。
また、フィン部の基板表面から鉛直方向の高さはnmのオーダーである。このようなサイズをもつ構造体は、バンドギャップが開いて半導体的に振る舞う(非特許文献3参照)。従って、上述したフィン部がチャンネルとして有効に働くと考えられる。
一方、電界効果トランジスタとするためには、チャンネルとするフィン部にソース電極およびドレイン電極を形成することになるが、これら電極をフィン部の上より形成すれば、電極が平行層グラフェンに接触する状態となる。このような状態では、ソース電極およびドレイン電極に流す電流が、平行層グラフェンの側に、流れてしまう問題がある。これに対しては、平行層グラフェンの上に、絶縁層を介してソース電極およびドレイン電極を形成すればよい。
例えば、図4に示すように、平行層グラフェン411を形成し、フィン部402を形成した後、平行層グラフェン411の上にフィン部402の高さより薄い絶縁層412を形成すればよい。このように絶縁層412を形成すれば、絶縁層412の上のフィン部402に、各電極を接続して形成しても、平行層グラフェン411と絶縁分離することができる。
上述したように、本発明は、グラフェンによるフィン部の発見から単純に成し得たものではなく、平行層グラフェンとフィン部のグラフェンとの界面の状態に関する考察および知見をもとにして初めて成されたものである。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施の形態2における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、まず、基板501の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域502と、チャンネル領域502にゲート絶縁層503を介して形成されたゲート電極504と、ゲート電極504を挟んでチャンネル領域502に接続されたソース電極505およびドレイン電極506とを備える。
実施の形態2において、ゲート電極504は、チャンネル領域502を跨ぐように形成されている。従って、チャンネル領域502の上部方向および両側部方向に、ゲート絶縁層503を介してゲート電極504が存在している状態となる。また、ソース電極505は、チャンネル領域502の一方の端部を包み込んで形成され、ドレイン電極506は、チャンネル領域502の他方の端部を包み込んで形成されている。このように形成することで、ソース電極505およびドレイン電極506と、チャンネル領域502との接触面積を増大させることができる。
また、基板501の上に基板501平面に平行に形成されたグラフェン層511を備え、チャンネル領域502は、グラフェン層511より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されている。また、ソース電極505およびドレイン電極506は、グラフェン層511の上に絶縁層512を介して形成され、ソース電極505およびドレイン電極506は、絶縁層512によりグラフェン層511と絶縁分離されている。なお、チャンネル領域502は、例えば、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。
上述した実施の形態2における電界効果トランジスタによれば、前述した実施の形態1と同様に、劇的な微細化が実現できるようになる。また、実施の形態2においても、チャンネル領域502の基板から離れる方向(例えば鉛直方向)の幅を小さくするなど制御することが可能であり、所望とするバンドギャップに調整することが可能となる。また、チャンネル領域502は、例えば鉛直方向など、基板501から離れる方向の高さを大きくすれば、平面方向の幅を変化させることなく体積を増やすことができるので、ソース電極505およびドレイン電極506との接触面積を増やすことが容易であり、また、接触部における電流の集中を抑制して断線の可能性を低減することができる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3における電界効果トランジスタについて図6を用いて説明する。図6は、本発明の実施の形態3における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、まず、基板601の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域602を備える。また、基板601の上には、基板601平面に平行に形成されたグラフェン層611を備える。チャンネル領域602は、グラフェン層611より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されている。
また、チャンネル領域602は、基板601より離れる方向の上端部に凹凸が形成されている。この凹部を挟む2つの凸部が露出する状態に、チャンネル領域602は絶縁層612に埋め込まれて形成されている。
実施の形態3では、チャンネル領域602の絶縁層612の上に突出している2つの凸部の一方に、ソース電極605が形成され、他方にドレイン電極606が形成されている。また、ソース電極605およびドレイン電極606の間の、絶縁層612に埋め込まれているチャンネル領域602の凹部の上に、ゲート電極604が形成されている。この構成において、チャンネル領域602の凹部とゲート電極604との間の絶縁層612が、ゲート絶縁層となる。
また、ソース電極605,ドレイン電極606は、絶縁層612の上に形成されている。なお、チャンネル領域602は、例えば、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。
実施の形態3によれば、絶縁層612により、ソース電極605およびドレイン電極606をグラフェン層611から絶縁分離するとともに、ゲート絶縁層を構成している。従って、ゲート絶縁層を別途に形成する工程が省略でき、製造の時に、工程の大幅な省略可が可能となる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4における電界効果トランジスタについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施の形態4における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、まず、基板701の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域702を備える。基板701の上には、基板701平面に平行に形成されたグラフェン層711を備え、チャンネル領域702は、グラフェン層711より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されている。
また、チャンネル領域702は、基板701より離れる方向の上端部に凹凸が形成されている。この凹部を挟む2つの凸部が露出する状態に、チャンネル領域702は絶縁層712に埋め込まれて形成されている。なお、チャンネル領域702は、例えば、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。
実施の形態4では、チャンネル領域702の絶縁層712の上に突出している2つの凸部の一方に、ソース電極705が形成され、他方にドレイン電極706が形成されている。また、ソース電極705およびドレイン電極706の間の、絶縁層712に埋め込まれているチャンネル領域702の凹部の上に、ゲート電極704が形成されている。この構成において、チャンネル領域702の凹部とゲート電極704との間の絶縁層712が、ゲート絶縁層となる。
また、ソース電極705は、チャンネル領域702の一方の端部を包み込んで形成され、ドレイン電極706は、チャンネル領域702の他方の端部を包み込んで形成されている。このように形成することで、ソース電極705,ドレイン電極706と、チャンネル領域702との接触面積を増大させることができる。
実施の形態4によれば、絶縁層712により、ソース電極705およびドレイン電極706をグラフェン層711から絶縁分離するとともに、ゲート絶縁層を構成している。従って、ゲート絶縁層を別途に形成する工程が省略でき、製造の時に、工程の大幅な省略可が可能となる。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5における電界効果トランジスタについて図8を用いて説明する。図8は、本発明の実施の形態5における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、まず、基板801の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域802を備える。基板801の上には、基板801平面に平行に形成されたグラフェン層811を備え、チャンネル領域802は、グラフェン層811より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されている。
また、チャンネル領域802には、ソース電極805およびドレイン電極806が形成されている。ソース電極805およびドレイン電極806は、チャンネル領域802の一方の端部および他方の端部において、チャンネル領域802を跨いで形成されている。従って、ソース電極805およびドレイン電極806は、チャンネル領域802の上面に加え、両側面で接触している。このように形成することで、ソース電極805およびドレイン電極806と、チャンネル領域802との接触面積を増大させることができる。
また、実施の形態5では、チャンネル領域802を埋め込む絶縁層812が、グラフェン層811の上に形成されている。ただし、ソース電極805およびドレイン電極806の上部は、絶縁層812の上に突出して形成されている。また、これらソース電極805およびドレイン電極806の間の絶縁層812の上に、ゲート電極804が形成されている。この構成において、ソース電極805およびドレイン電極806の間のチャンネル領域802とゲート電極804との間の絶縁層812が、ゲート絶縁層となる。なお、チャンネル領域802は、例えば、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。
実施の形態5によれば、絶縁層812により、ソース電極805およびドレイン電極806をグラフェン層811から絶縁分離するとともに、ゲート絶縁層を構成している。従って、ゲート絶縁層を別途に形成する工程が省略でき、製造の時に、工程の大幅な省略可が可能となる。
[実施の形態6]
次に、本発明の実施の形態6における電界効果トランジスタについて図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態6における電界効果トランジスタの構成を示す斜視図である。この電界効果トランジスタは、まず、基板901の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域902を備える。基板901の上には、基板901平面に平行に形成されたグラフェン層911を備え、チャンネル領域902は、グラフェン層911より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されている。
また、チャンネル領域902には、ソース電極905およびドレイン電極906が形成されている。ソース電極905およびドレイン電極906は、チャンネル領域902の一方の端部および他方の端部の上に接触して形成されている。また、実施の形態6では、チャンネル領域902を埋め込む絶縁層912が、グラフェン層911の上に形成されている。ただし、ソース電極905およびドレイン電極906の上部は、絶縁層912の上に突出して形成されている。
また、これらソース電極905およびドレイン電極906の間の絶縁層912の上に、ゲート電極904が形成されている。この構成において、ソース電極905およびドレイン電極906の間のチャンネル領域902とゲート電極904との間の絶縁層912が、ゲート絶縁層となる。なお、チャンネル領域902は、例えば、グラフェンが1層から4層程度積層されたものである。
実施の形態6によれば、絶縁層912により、ソース電極905およびドレイン電極906をグラフェン層911から絶縁分離するとともに、ゲート絶縁層を構成している。従って、ゲート絶縁層を別途に形成する工程が省略でき、製造の時に、工程の大幅な省略可が可能となる。
[製造方法]
次に、本発明におけるフィン部を備える製造用基板の第1の製造方法例について説明する。上述した実施の形態における電界効果トランジスタは、図10に示すように、基板1001の上に、基板1001の平面に平行に形成されたグラフェン層1011と、一部のグラフェン層1011より突出してフィン状に形成されたグラフェンからなるフィン部1002とを備える製造用基板を用いればよい。
この製造用基板は、高温の熱分解により基板平面に平行なグラフェン層を形成したSiC(0001)基板を用い、次に示すように作製すればよい。まず、915℃に加熱した状態で上記基板の表面に、2000℃程度に加熱したタングステン製のコイルからなる材料分解装置を用いてエタノールを分解して生成した分子線を、供給量0.3sccmの条件で供給する。この条件で、4時間成長することで、図2を用いて説明したグラフェンからなるフィン部を備える製造用基板が作製できる。この作製の際の、原料供給中の成長用真空槽の真空度(減圧状態)は、約266.644×10-3Paであった。なお、sccmは流量の単位であり、0℃・1013hPaの流体が1分間に1cm3流れることを示す。
グラフェンと同様な物質であるグラファイト状物質を、上述同様にエタノールを分解した分子線を用いて堆積する場合、799.932×10-3Pa以上の真空度ではグラファイト状物質が成長できなかったことから、上述したグラファイトからなるフィン部の成長時の真空度は、799.932×10-3Pa以下である必要がある。なお、基板温度600℃,700℃,770℃においても、上述同様に,フィン状のグラフェン構造(フィン部)が形成されることが確認されている。前述した結果より総合的に考察すると、基板は、600〜950℃の範囲に加熱すればよいものと考えられる。
さらに、成長原料(分子線源)としてエタノールを用いた場合には、コイルの温度を1600℃程度以上にしないと、触媒能のない基板表面に炭素を堆積できない(非特許文献4参照)。コイルの温度は、エタノールを分解するために重要な温度であり、温度が高ければ高いほど分解効率が高くなる。ただし、輻射熱で成長基板温度が上昇して最適温度に設定できなくなり、また、成長用の真空槽が損傷する可能性もあり、加えて、コイルを構成するタングステンの融点は3422℃であるので、コイルの温度は1600℃以上3400℃以下の温度の中で許容できる温度に設定する必要がある。
次に、本発明におけるフィン部を備える製造用基板の第2の製造方法例について説明する。第2の製造方法では、まず、高温の熱分解により基板平面に平行なグラフェン層を形成したSiC(0001)基板を用いる。915℃に加熱した状態で上記基板の表面に、1900℃程度に加熱したタングステン製のコイルからなる材料分解装置を用いてエチレンを分解して生成した分子線を、供給量0.2sccmの条件で供給する。
この条件で、5時間40分成長することで、図2を用いて説明したグラフェンからなるフィン部を備える第1の製造方法と同様の製造用基板が作製できる。この作製の際の、原料供給中の成長用真空槽の真空度(減圧状態)は、約266.644×10-3Paであった。また、真空槽の排気速度を増大させて、供給量0.6sccmの条件で供給した場合に真空度が約1×10-2Paで成長した場合は4時間20分で同様な形状のグラフェンからなるフィン部を備える製造用基板が作製できる。
グラフェンと同様な物質であるグラファイト状物質を、上述同様にエチレンを分解した分子線を用いて堆積する場合、排気速度が一定の条件でエチレンの供給量を増やすと真空度が悪化し、この真空度の悪化に伴って供給量を増やすとかえって堆積量が減少する現象が起こる。化学処理によって酸化膜を形成したSi基板上に基板温度650℃の条件でエチレン供給量を変えて表面に形成されるグラファイト状物質の量に対応するC1s光電子強度をプロットすると図11に示す結果が得られる。
図11に示す実験点を回帰分析によって直線で外挿すると、1.5Paでゼロになる。これは、1.5Pa以上の真空度では、グラファイト状物質が成長できないことを示しており、上述したグラファイトからなるフィン部の成長時の真空度は、1.5Pa以下である必要がある。なお、基板温度620℃,770℃においても、上述同様に、フィン状のグラフェン構造(フィン部)が形成されることが確認されている。前述した結果とともに総合的に考察すると、基板は、600〜950℃の範囲に加熱すればよいものと考えられる。
さらに、成長原料(分子線源)としてエチレンを用いた場合には、エタノールを用いた場合と同様にコイル(材料分解装置)の温度を一定温度以上にしないと、触媒能のない基板表面に炭素を堆積できない。この温度を調べるため、前述の実験と同様に酸化膜を形成したSi基板上に、基板温度650℃エチレン供給量0.2sccmの条件で、コイルの温度を変えて表面へのグラファイト状物質の堆積量を評価した。この評価により、図12に示す結果が得られた。
図12に示すように、エチレンを用いてフィン状のグラフェン構造を作製するためには、1800℃程度以上の温度が必要であることがわかる。コイルの温度は、エチレンを分解するために重要な温度であり、温度が高ければ高いほど分解効率が高くなる。ただし、輻射熱で成長基板温度が上昇して最適温度に設定できなくなり、また、成長用の真空槽が損傷する可能性もあり、加えて、コイルを構成するタングステンの融点は3422℃であるので、コイルの温度は1800℃以上3400℃以下の温度の中で許容できる温度に設定する必要がある。
以上に説明した製造方法によれば、グラフェンで構成するフィン構造を備えている製造用基板を作製することが可能になり、前述した実施の形態における電界効果トランジスタに必要なフィン状のグラフェンを提供することが可能になる。例えば、上述したように製造した製造用基板の上に形成されたフィン部からなるチャンネル領域に対するゲート電極を形成し、また、ゲート電極を挟んでチャンネル領域に接続されたソース電極およびドレイン電極を形成すればよい。
以上に説明したように、本発明によれば、フィン型の電界効果トランジスタのチャンネル部分について、シリコンプロセスの加工限界を超える細さを実現できる新規材料を提供することができる。さらに、この新規材料として従来提案されているナノチューブなどの物質のように、線幅が細くなると電極との接触面積が減少するなどの欠点が克服できる新規材料が提供できる。
ところで、非特許文献3には、グラフェンナノリボンを用い、この幅を小さくすることなどの調製により、チェンネル部分について所望のバンドギャップに調整することが示されている。しかしながら、グラフェンナノリボンは、基板平面上に形成したグラフェン層を微細加工などにより細い線幅の構造に形成することで得ているので、平面方向の素子のサイズは、ナノリボンの加工精度で決定される線幅の最小サイズよりも小さくすることができず、微細化するには物理的な限界があった。本発明によれば、上述したようなグラフェンナノリボンによる制限はなく、鉛直方向の幅の調整により所望のバンドギャップに調整でき、層数だけでフィン部の平面方向の線幅が決定できるので、微小なサイズのまま様々なバンドギャップのナノリボンを形成できる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、上述では、エタノールまたはエチレンを熱で分解して生成した分子線を用いてフィン部を作製するようにしたが、これに限るものではなく、エタノールやエチレン以外の炭化水素を熱で分解して生成した分子線を用いるようにしてもよい。
また、平行層グラフェンをゲート電極として用いることも可能である。このように構成することで、フィン部に基板側から空乏層を広げることができ、物質としてのフィン部の幅はそのままで、基板から離れる方向の電流が流れるチャンネル幅を狭くすることができる。チャンネル幅を調整できればフィン部のバンドギャップを可変できるようになる。この平行層グラフェンによるゲート電極と、ソース電極およびドレイン電極に挟まれたゲート電極とを、同時に制御することによって、所望のバンドギャップの電界効果トランジスタとして動作させることができるようになる。
101…基板、102…チャンネル領域、103…ゲート絶縁層、104…ゲート電極、105…ソース電極、106…ドレイン電極。

Claims (16)

  1. 基板の上に形成されたグラフェンからなるフィン状のチャンネル領域と、
    ゲート電極および前記ゲート電極を挟んで前記チャンネル領域に接続されたソース電極およびドレイン電極と
    を少なくとも備えることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  2. 請求項1記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記基板の上に前記基板の平面に平行に形成されたグラフェン層を備え、
    前記チャンネル領域は、前記グラフェン層より突出してフィン状に形成されたグラフェンから構成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  3. 請求項2記載の電界効果型トランジスタにおいて、
    前記ソース電極およびドレイン電極は、前記グラフェン層と絶縁分離して形成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  4. 請求項2または3記載の電界効果型トランジスタにおいて、
    前記グラフェン層より前記ゲート電極が構成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記チャンネル領域は、1〜4のいずれかの層数のグラフェンから構成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電界効果トランジスタにおいて、
    前記チャンネル領域は、基板から離れる方向の幅が100nm以下であるグラフェンから構成されていることを特徴とする電界効果トランジスタ。
  7. 基板の上に前記基板の平面に平行に形成されたグラフェン層と、
    一部の前記グラフェン層より突出してフィン状に形成されたグラフェンからなるフィン部と
    を備えることを特徴とする製造用基板。
  8. 基板の上に前記基板の平面に平行にグラフェン層を形成する第1工程と、
    炭化水素を熱分解して生成した分子線を加熱した前記基板の上に供給し、一部の前記グラフェン層より突出してフィン状に成長したグラフェンからなるフィン部を形成する第2工程と
    を少なくとも備えることを特徴とする製造用基板の製造方法。
  9. 請求項8記載の製造用基板の製造方法において、
    前記炭化水素は、エタノールまたはエチレンであることを特徴とする製造用基板の製造方法。
  10. 請求項9記載の製造用基板の製造方法において、
    前記炭化水素は、エタノールであり、
    前記第2工程では、600〜950℃の範囲に加熱した前記基板の上に前記分子線を供給することを特徴とする製造用基板の製造方法。
  11. 請求項10記載の製造用基板の製造方法において、
    前記第2工程は、799.932×10-3Pa以下の減圧状態で行うことを特徴とする製造用基板の製造方法。
  12. 請求項10または11記載の製造用基板の製造方法において、
    前記第2工程では、ガスの熱分解温度を1600℃以上とすることを特徴とする製造用基板の製造方法。
  13. 請求項8記載の製造用基板の製造方法において、
    前記炭化水素は、エチレンであり、
    前記第2工程では、600〜950℃の範囲に加熱した前記基板の上に前記分子線を供給することを特徴とする製造用基板の製造方法。
  14. 請求項13記載の製造用基板の製造方法において、
    前記第2工程は、1.5Pa以下の減圧状態で行うことを特徴とする製造用基板の製造方法。
  15. 請求項13または14記載の製造用基板の製造方法において、
    前記第2工程では、ガスの熱分解温度を1800℃以上とすることを特徴とする製造用基板の製造方法。
  16. 請求項8〜15のいずれか1項に記載の製造用基板の製造方法により前記製造用基板を製造する工程と、
    前記製造用基板の上に形成された前記フィン部からなるチャンネル領域に対するゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極を挟んで前記チャンネル領域に接続された前記ソース電極およびドレイン電極を形成する工程と
    を少なくとも備えることを特徴とする電界効果トランジスタの製造方法。
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